説明

給電装置

【課題】受電装置に非接触で給電を行う時に受電装置が動いた場合、所望の受電装置の充電状態を通知することのできる給電装置を提供する。
【解決手段】充電池に充電する受電装置に非接触で給電を行う給電装置において、受電装置が動いたことを判定した場合、あるいは受電装置から受電装置が動いたことを示す動き情報を受信した場合には、動いたと判定された受電装置から検出された充電状態を示す情報が通知されるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受電装置に給電を行う給電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、充電池を充電する受電装置と、受電装置に対してコネクタ等の接続手段を介さずに非接触で給電を行う給電装置とを有する給電システムに関する技術が知られている。非接触給電システムは、給電装置が一次コイルを有し、受電装置が二次コイルを有しており、一次コイルと二次コイルによる電磁誘導を用いて給電装置が受電装置に非接触で給電を行い、受電装置は給電装置から供給された電力によって充電池の充電を行う。
【0003】
このような非接触給電システムにおいて、給電装置の上に置かれた複数の受電装置に対して給電可能な給電装置が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−89341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、給電装置が複数の受電装置に対して給電を行っている場合に、複数の受電装置の各々がどのような状態で充電を行っているのかをユーザは判断することができなかった。そのため、ユーザは、所望の受電装置の充電が完了したのかどうかを知ることができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザに所望の受電装置の充電状態を知らせるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る給電装置は、充電池に対して充電を行う受電装置に非接触で給電を行う給電装置であって、前記受電装置が動いたか否かを判定する判定手段と、前記受電装置の充電状態を検出する検出手段と、前記判定手段によって動いたと判定された受電装置に対応する充電状態を通知するための情報を出力するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザに所望の受電装置の充電状態を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態1及び2に係る給電システムを示す図。
【図2】本発明の実施形態1及び2に係る給電装置101を示すブロック図。
【図3】本発明の実施形態1及び2に係る給電装置101の充電状態を示す図。
【図4】本発明の実施形態1及び2に係る受電装置102aを示すブロック図。
【図5】本発明の実施形態1における受電装置101と給電装置102aとで行われる処理を説明するフローチャート。
【図6】本発明の実施形態2における受電装置101と給電装置102aとで行われる処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態の一例を添付の図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1及び2に係る非接触給電システムを示す図である。非接触給電システムは、非接触で給電を行う給電装置101と、給電装置101から供給される電力によって充電池(二次電池)を充電する複数の受電装置102a〜cとを有する。図1に示される複数の受電装置102a〜cは、携帯電話102a、デジタルカメラ102b及びデジタルビデオカメラ102cである。携帯電話102a、デジタルカメラ102b及びデジタルビデオカメラ102cは、給電装置101から非接触で受信した電力によって充電される充電池をそれぞれ有する。給電装置101は、携帯電話102a、デジタルカメラ102b及びデジタルビデオカメラ102cに対して非接触で同時に電力を供給可能である。給電装置101は、上部の給電エリア103に受電装置102a〜cを置くことが可能であり、給電エリア103内に置かれた1つ又は複数の受電装置102a〜cを同時に充電することが可能である。
【0011】
給電装置101は、給電エリア103に置かれた携帯電話102a、デジタルカメラ102b及びデジタルビデオカメラ102cのいずれか一つの充電状態を表示する表示部204を有する。なお、給電エリア103は、給電装置101が複数の受電装置102a〜cに電力を供給できる所定の範囲である(複数の受電装置102a〜cが給電装置101からの電力を受信できる所定の範囲である)。給電装置101の給電エリア103内に存在する複数の受電装置102a〜cは、給電装置101から供給された電力によって充電池を充電することができる。給電装置101の給電エリア103内に存在しない複数の受電装置102a〜cは、給電装置101から供給される電力を受信することができないので、充電池を充電することができない。
なお、給電装置101の給電エリア103内に複数の受電装置102a〜cが置かれている場合、複数の受電装置102a〜cは、給電エリア103内に存在するものとする。また、給電装置101の給電エリア103内に複数の受電装置102a〜cが置かれていていない場合、複数の受電装置102a〜cは、給電エリア103内に存在しないものとする。
【0012】
図2は、給電装置101を示すブロック図である。給電装置101は、制御部201、通信部202、給電部203、表示部204、記憶部205、音声出力部206、充電状態検出部207及び充電時間算出部208を有する。
【0013】
制御部201は、例えばCPU、RAM、ROMなどを有し、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、給電装置101の各部を制御する。
【0014】
通信部202は、制御部201により制御され、複数の受電装置102a〜cと無線LANや近接無線通信等の無線通信方式によって無線通信を行う。通信部202は、受電装置102a〜cから、複数の受電装置102a〜cの動きに関する情報である動き情報及び複数の受電装置102a〜cの充電状態を示す充電状態情報を取得する。通信部202は、複数の受電装置102a〜cから取得した動き情報を記憶部205に供給し、充電状態情報を充電状態検出部207に供給する。また、通信部202は、充電開始するための充電開始通知を受電装置102a〜cに送信することもできる。実施形態1では通信部202は、IEEE802.11a,b,g等の無線LAN通信規格の通信方式を用いて受電装置102a〜cと個別に通信を行う。なお、通信部202は、IEEE802.11a,b,g等の無線LAN通信規格の通信方式以外の通信方式によって給電装置101と通信を行ってもよい。
【0015】
給電部203は給電エリア103に置かれた複数の受電装置102a〜cに対し、通信部202により充電開始通知を送信した後、非接触による給電を開始する。これにより、充電開始通知を受信した受電装置102a〜cは、各々の充電池の充電を開始する。実施形態1における「非接触給電」とは、給電装置101から複数の受電装置102a〜cへの電力の伝達が、コネクタや端子などの接点を介さずに非接触で行われる給電である。実施形態1における非接触給電の方法としては、電磁誘導方式を一例として説明を行うが、電磁誘導方式以外に電界共鳴方式、磁界共鳴方式及び電波式のいずれか一つの非接触給電の方法を用いてもよい。
【0016】
また、給電部203は、給電エリア103において複数の給電ゾーン103a〜cを有しており、給電ゾーン103a〜c毎に独立して給電を制御することができる。非接触給電の方法として電磁誘導方式を採用する場合には複数の1次コイルが給電ゾーン103a〜cに対応して配置され、給電部203は個々の給電ゾーン103a〜cにおいて受電装置102a〜cに供給する充電のための電力を個別に制御する。なお、制御部201は、受電装置102a〜cから取得した各々の受電装置102a〜cの識別情報(装置ID)と、給電ゾーン103a〜cとを対応づけることによって個々に受電装置102a〜cに供給する電力を個別に制御することが可能である。
なお、非接触給電の方法として共鳴方式を採用する場合には複数のアンテナが給電ゾーン103a〜cに対応して配置され、給電部203は個々の給電ゾーン103a〜cにおける電力を個別に制御するものとする。
【0017】
表示部204は液晶ディスプレイやLED等であり、受電装置102a〜cの充電状態を表示する。また、表示部204は、受電装置102a〜cの充電状態の他にも、給電エリア103に置かれている受電装置102a〜cの装置ID等を表示する。
【0018】
記憶部205は制御部201がプログラムを実行するのに必要なワーク領域や通信部202で無線通信した際に受信した情報などを格納する領域として使用される。
【0019】
音声出力部206はスピーカ等により構成されている。音声出力部206は、受電装置102a〜cの充電状態に対応した音声情報を出力する。
【0020】
充電状態検出部207は、受電装置102a〜cの中から給電対象として選択されている受電装置102a〜cに対して給電部203が電力を供給している場合に、受電装置102a〜cで消費される消費電力を検出する。なお、給電部203が給電を行っている場合に、受電装置102a〜cで消費される消費電力とは、受電装置102a〜cにおいて、充電のために用いられる電力である。また、充電状態検出部207は、検出した消費電力から給電対象の受電装置の充電状態を検出する。
【0021】
受電装置102の充電状態に検出について以下説明を行う。なお、給電部203が受電装置102aに電力を供給している場合を例として挙げて説明する。
図3は、給電部203が給電対象である受電装置102aに電力を供給している場合に、受電装置102aにおいて、充電池409aに供給される電流及び電圧の時間変化の一例を示す図である。なお、給電装置101から供給された電力によって、給電対象である受電装置102aが充電池409aの充電を行うための電圧を以下「充電電圧」と呼び、受電装置102aが充電を行うための電流を以下「充電電流」と呼ぶ。図3の横軸は、通信部202が充電開始通知を送信してから経過した経過時間を示す時間軸を表し、図3の縦軸は充電電流の値を示す電流軸及び充電電圧の値を示す電圧軸である。
【0022】
給電装置101は、充電開始通知を給電対象である受電装置102aに送信し、受電装置102aへの給電を開始した場合、受電装置102aは、充電部408aが充電池409aに供給する充電電流が所定の電流値になるように制御するための定電流制御を行う。受電装置102aが定電流制御を行っている場合、充電部408aから充電池409aに供給される充電電圧は経過時間の経過と共に上昇する。受電装置102aは、定電流制御を行った後に、充電池409aへの充電電圧が所定の電圧値に達した場合、充電池409aへの充電電圧が所定の電圧値になるように制御するための定電圧制御を行う。給電装置101が定電圧制御を行っている場合、充電池409aへ供給される充電電流は、時間の経過と共に減少する。給電対象である受電装置102aでの充電池409aへの充電が完了した場合、充電池409aへ供給される充電電流の値は、ほぼ0となる。このように、受電装置102aにおいて、充電池409aを充電するために、充電電流と充電電圧との積に応じた消費電力が消費される。充電状態検出部207は、受電装置102aで消費される消費電力を検出し、検出した消費電力に応じて給電対象の受電装置102aによる充電池409aへの充電を示す充電状態を検出することができる。
【0023】
充電状態には、4つの状態が含まれる。なお、この4つの状態について、下記に説明を行う。
実施形態1では、図3に示すように、受電装置102aが定電流制御を行っている場合において、充電電圧が所定の電圧値の半分の値未満である状態を「状態1」とする。受電装置102aが定電流制御を行っている場合において、充電電圧が所定の電圧値の半分の値以上であって、かつ、所定の電圧値未満である状態を「状態2」とする。受電装置102aが定電圧制御を行っている場合において、充電電圧が所定の電圧値以上である状態を「状態3」とする。受電装置102aが定電圧制御を行っている場合において、充電電流が充電の完了を示す電流値に達した状態を「状態4(充電完了)」とする。このように、充電状態検出部207は、受電装置102aで消費される消費電力に応じて、給電対象である受電装置102aの充電状態が4つのどの状態であるかを判定することができる。
【0024】
なお、所定の電流値及び所定の電圧値は、受電装置102aによって決定される値であり、受電装置102aは、所定の電流値及び所定の電圧値を変更することによって充電を制御する。充電の完了を示す電流値は、ほぼゼロに近い値であり、受電装置102aによって決定される。例えば、充電状態検出部207は、検出した消費電力がゼロに近い場合、給電対象の受電装置の充電状態が「状態4」であると判定する。なお、所定の電流値及び所定の電圧値は、予め決定されるものであっても、ユーザが受電装置102aを操作することによって変更されるものであっても良い。なお、受電装置102b及び102cにおいても、受電装置102aと同様に充電が行われ、充電状態検出部207は、受電装置102aと同様に受電装置102b及び102cの充電状態を検出することができる。
また、充電状態検出部207は、通信部202で受信された充電状態情報を供給された場合は、充電状態情報を解析し、解析した結果から、受電装置の充電状態を検出することができる。
【0025】
充電時間算出部208は、充電開始通知を送信してから経過した時間である経過時間を算出する。
【0026】
図4は、受電装置102aの構成の一例を示すブロック図である。受電装置102aは、制御部401a、通信部402a、受電部403a、給電可能範囲検出部404a、記憶部405a、動き検出部406a、充電状態検出部407a及び充電部408aを有する。なお、充電部408aには、受電装置102aに着脱可能な充電池409aが接続されているものとする。
【0027】
制御部401aは例えばCPU、RAM、ROMなどを有し、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、受電装置102aの各部を制御する。
【0028】
通信部402aは制御部401aにより制御され、給電装置101と無線LAN等で無線通信を行い、給電装置101に、受電装置102aの動き情報や、充電状態情報を送信する。また、通信部402aは、給電装置101から送信される充電開始通知や充電停止通知を受信することができる。
【0029】
受電部403aは、通信部402aが充電開始通知を受信した場合、給電装置101の給電部203から供給された電力を受信し、充電部408aに受信した電力を供給する。充電部408aは、受電部403aから供給された電力によって上述のように定電流制御と定電圧制御とを行うことで充電池409aの充電を行う。
【0030】
給電可能範囲検出部404aは、受電装置102aと給電装置101との距離が給電可能範囲に存在するか否かを検出する。給電可能範囲とは、給電装置101から非接触で受電装置102aが給電される所定の範囲である。給電可能範囲検出部404aは、給電装置101から送られてくる所定の電力を受電部403aを介して検出したか否かによって、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲内に存在することを検出する。なお、給電装置101の上に受電装置102aが置かれた場合、給電可能範囲検出部404aは、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲内に存在すると検出するものとする。また、給電装置101の上に受電装置102aが置かれていない場合、給電可能範囲検出部404aは、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲内に存在しないと検出するものとする。
【0031】
記憶部405aは、制御部401aがプログラムを実行するのに必要なワーク領域や通信部402aで無線通信した際に受信した情報などを格納する領域として使用される。また、記憶部405aには、受電装置102aを識別するための識別情報である装置IDが格納されている。
【0032】
動き検出部406aは、例えばジャイロセンサを用いて、受電装置102aが物理的に動かされたか否かを検出する。ここで、動き検出部406は、例えば受電装置102aが所定角度(例えば5°)以上回転されて動かされた場合や、一定時間(例えば0.5秒)以上連続して所定の加速度が検出された場合に受電装置102aが物理的に動かされたと検出する。受電装置102aが物理的に動かされたと検出される条件は、動き検出部406aが用いるセンサの種類や、誤検出の抑制と検出精度のバランスなどを考慮して適宜設定される。受電装置102aが物理的に動かされたことを動き検出部406aが検出すると、制御部401aは充電状態検出部407aを介して充電池409aの充電状態を検出する。受電装置102aが物理的に動かされたことを検出した場合、動き検出部406aは、動きを検出したことを示す動き情報を、通信部402aに供給する。
また、動き検出部406aは、受電装置102aが静止した状態であるか否かを判定することによって、受電装置102aが物理的に動かされたか否かを検出してもよいものとする。
【0033】
充電状態検出部407aは、充電部408aが充電池409aに供給する充電電流及び充電電圧を検出する。また、充電状態検出部407aは、充電池409aの充電容量を検出する。充電池409aの充電容量とは、満充電状態に対する現在の充電池409aの残りの容量を示す情報である。充電状態検出部407aが充電池409aの充電容量を検出する方法としては、充電状態検出部407aが検出した充電電流と充電電圧と充電池409aの充電容量とを対応させたテーブルによって充電池409aの充電容量を検出しても良い。また、充電状態検出部407aが充電池409aの充電容量を検出する方法としては、充電状態検出部407aが充電池409aの充電容量を算出することによって検出しても良い。また、充電状態検出部407aが充電池409aの充電容量を検出する方法としては、充電状態検出部407aが充電池409aによって検出された充電容量を取得するものであっても良い。また、充電状態検出部407aは、充電池409aの充電容量を示す充電状態情報を通信部402aに供給し、通信部402aはこれを給電装置101に送信する。
【0034】
充電部408aは、受電装置102aに装着されている充電池409aに受電部403aが受電した電力を供給し、充電池409aを充電する。
なお、受電装置102aの構成について説明したが、受電装置102b及び受電装置102cも受電装置102aと同様の構成を持つものとする。なお、受電装置102bは、制御部401b、通信部402b、受電部403b、給電可能範囲検出部404b、記憶部405b、動き検出部406b、充電状態検出部407b及び充電部408bを有する。なお、受電装置102bの構成は、受電装置102aの構成と同一のものである。なお、受電装置102cは、制御部401c、通信部402c、受電部403c、給電可能範囲検出部404c、記憶部405c、動き検出部406c、充電状態検出部407c及び充電部408cを有する。なお、受電装置102cの構成は、受電装置102aの構成と同一のものである。
【0035】
図5(a)は、実施形態1に係る受電装置102a〜cで行われる動き検出処理を説明するフローチャートである。
なお、受電装置102a〜cで動き検出処理が行われる場合、通信部402a〜cと通信部202とでは、通信接続が確立されているものとする。なお、以下、受電装置102aが動き検出処理を行う場合を一例として以下説明を行う。
【0036】
給電装置101は、受電装置102aに給電を行うモードである場合、受電装置102aに充電開始通知を送信するように通信部202を制御した後、受電装置102aに充電を行うために必要な所定の電力を送信するように給電部203を制御する。
【0037】
受電装置102aは、給電装置101から充電開始通知を受信した場合、自機が給電装置101の給電可能範囲に存在しているか否かを確認する。
そこで、S501において、制御部401aは、給電可能範囲検出部404aによって受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲に存在していることが検出されたか否かを判定する。給電可能範囲検出部404aは受電装置102が給電可能範囲に存在していることが検出されたか否かを、受電部403aが給電装置101から送られてくる所定の電力を受信したか否かによって判定することができる。受電部403aが給電装置101から送られてくる所定の電力を受信した場合、給電可能範囲検出部404aは、受電装置102aが給電可能範囲に存在すると検出する。この場合、制御部401aは、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲に存在していると判定する。受電部403aが給電装置101から送られてくる所定の電力を受信していない場合、給電可能範囲検出部404aは、受電装置102aが給電可能範囲に存在していないと検出する。この場合、制御部401aは、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲に存在していないと判定する。
【0038】
制御部401aによって、受電装置102が給電装置101の給電可能範囲に存在していると判定された場合に、制御部401aは、給電装置101の給電部203から受信した電力を充電池409aに供給するように受電部403aを制御する。この場合、制御部401aは、受電部403aを介して給電部203から供給された電力によって充電池409aへの充電を開始する。充電池409aへの充電を開始された場合、制御部401aは、充電池409aの充電電流及び充電電圧の検出を行うように充電状態検出部407aを制御し、受電装置102の動きを検出するように動き検出部406aを制御する。制御部401aによって、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲に存在していないと判定された場合、制御部401aは、給電装置101の給電部203から受信した電力を充電池409aに供給しないように受電部403aを制御する。
【0039】
制御部401aによって、受電装置102aが給電可能範囲に存在していると判定された場合、本フローチャートはS501からS502に進む。制御部401aによって、受電装置102aが給電可能範囲に存在していないと判定された場合、本フローチャートはS501からS501に戻る。
【0040】
S502において、制御部401aは、動き検出部406aによって受電装置102aの動きが検出されたか否かを判定する。
動き検出部406aによって検出された受電装置102aの動き情報は、制御部401aに供給される。制御部401aは、供給された受電装置102aの動き情報に応じて受電装置102aが動かされたか否かを判定する。
【0041】
動き検出部406aによって受電装置102aの動きが検出された場合、つまり、受電装置102aが動かされた場合、本フローチャートはS502からS503に進む。動き検出部406aによって受電装置102aの動きが検出されなかった場合、つまり、つまり、受電装置102aが動かされなかった場合、本フローチャートはS502からS502に戻る。
【0042】
S503において、制御部401aは、充電池409aの充電容量を検出するように充電状態検出部407aを制御する。
充電状態検出部407aは検出した充電池409aの充電容量を制御部401aに供給する。充電池409aの充電容量が制御部401aに供給された場合、本フローチャートはS503からS504に進む。
S504において、制御部401aは、記憶部405aに記録されている装置IDを読み出す。制御部401aは、動き検出部406aから供給された動き情報及び充電状態検出部407aから供給された充電池409aの充電容量を含む充電状態情報とともに装置IDを通信部402に供給する。制御部401aは、装置ID、動き情報及び充電状態情報を給電装置101に送信するように通信部402aを制御する。通信部402aによって装置ID、動き情報及び充電状態情報が給電装置101に送信された場合、本フローチャートはS504からS505に進む。
【0043】
S505において、制御部401aは、S501と同様に、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲に存在していることが検出されたか否かを判定する。受電部403aによって給電装置101から送られてくる所定の電力が受信されない場合、制御部401aは、受電装置102aが給電可能範囲に存在していないと判定する。受電部403aによって給電装置101から送られてくる所定の電力が受信される場合、制御部401aは、受電装置102aが給電可能範囲に存在していると判定する。
制御部401aによって、受電装置102aが給電可能範囲に存在していると判定された場合、本フローチャートは、S505からS502に戻る。制御部401aによって受電装置102aが給電可能範囲に存在していないと判定された場合、本フローチャートは終了する。なお、通信部402aと給電装置101との通信接続が切断された場合、制御部401aは、処理を終了させる。
なお、実施形態1において、受電装置102aがユーザによって空中で保持されている場合、動き検出部406aは受電装置102aの動きを検出しないものとする。なお、上記に説明した図5(a)の動き検出処理は、受電装置102b及び受電装置102cについても受電装置102aと同様に行われるものとする。
【0044】
図5(b)は実施形態1に係る給電装置101によって行われる表示処理を説明するフローチャートである。
なお、給電装置101で表示処理が行われる場合、通信部402a〜c及び給電装置101の通信部202とで通信接続が確立されているものとする。なお、
なお、ここでは、既に受電装置102a〜cにおいて充電が開始されており、受電装置102a〜cの各々について、経過時間が充電時間算出部208により算出されているものとする。また、充電が完了している受電装置に関しては、満充電までに要した時間が算出されているものとする。
【0045】
図5(a)の動き検出処理が受電装置102a〜cにより行われる場合、受電装置102a〜cの少なくとも一つが動かされたとき、受電装置102a〜cのいずれか一つは、装置ID、動き情報及び充電状態情報を給電装置101に送信する。なお、以下、受電装置102aが動かされた場合を例に挙げて以下、表示処理の説明を行う。
【0046】
そこで、S511において、制御部201は、通信部202が装置ID、動きを示す情報及び充電状態情報を受電装置102a〜cのいずれか一つから受信したか否かを判定する。制御部201によって、通信部202が装置ID、動き情報及び充電状態情報を受信したと判定された場合、本フローチャートは、S511からS512に進む。制御部201によって、通信部202が装置ID、動き情報及び充電状態情報を受信しなかったと判定された場合、本フローチャートは、S511からS511に戻る。
【0047】
S512において、制御部201は、通信部202が受信した装置IDと、動き情報と、充電状態情報とを関連付けて記憶部205に記録する。なお、既に装置IDと、動き情報と、充電状態情報とが記憶部205に記録されている場合、制御部201は、通信部202が受信した装置IDと、記憶部205に記録されている装置IDとが一致するか否かを判定する。通信部202が受信した装置IDと、記憶部205に記録されている装置IDとが一致する場合、制御部201は、記憶部205に記録されている動き情報が、通信部202が受信した動き情報になるように更新する。この場合、同様に制御部201は、記憶部205に記録されている充電状態情報が、通信部202が受信した充電状態情報になるように更新する。
【0048】
通信部202が受信した装置IDと、記憶部205に記録されている装置IDとが一致しない場合、制御部201は、通信部202が受信した装置IDと、動き情報と、充電状態情報とを記憶部205に記録する。この場合、通信部202が受信した装置ID、動き情報及び充電状態情報は、記憶部205に記録されている装置ID、動き情報及び充電状態情報とは別に記憶部205に記録される。
装置ID、動き情報及び充電状態情報が記憶部205に記録された場合、本フローチャートはS512からS513に進む。
【0049】
S513において、制御部201は、記憶部205からS511で通信部202が受信した充電状態情報を充電状態検出部207に供給し、受電装置102a〜cの充電状態を検出するように充電状態検出部207を制御する。実施形態1における充電状態検出部207は、充電状態情報から受電装置102aの充電池409aの充電容量を検出し、これを制御部201に供給する。制御部201は、充電状態検出部207から供給された充電池409aの充電容量に応じて、充電池409aの充電容量を表示部204に表示するための情報を生成し、これを表示するように表示部204を制御する。なお、充電池409aの充電容量を表示部204に表示するための情報とは、充電池409aの充電容量を示す文字データやアイコン等の情報である。また、例えば、表示部204が3つのLEDである場合、充電池409aの充電容量が満充電であるときは、制御部201は、表示部204の3つのLEDを全て点灯させるように表示部204を制御する。また、この場合、充電池409aの充電容量が満充電でないとき、充電池409aの充電容量に応じて、制御部201は、表示部204の2つのLEDを点灯させるか、表示部204の1つのLEDを点灯させるか表示部204を制御してよい。充電池409aの充電容量が所定の充電容量よりも少ない場合、制御部201は、表示部204の1つのLEDを点灯させるように表示部204を制御してもよい。また、充電池409aの充電容量が所定の充電容量よりも以上である場合、表示部204の2つのLEDを点灯させるように表示部204を制御してもよい。
【0050】
例えば、表示部204が1つのLEDである場合、充電池409aの充電容量に応じて、制御部201は、表示部204のLEDに点灯させる色を変えるように表示部204を制御する。この場合、充電池409aの充電容量が満充電であるとき、制御部201は、表示部204のLEDが橙色に点灯させるように表示部204を制御するようにしても良い。また、この場合、充電池409の充電容量が満充電でないとき、制御部201は、表示部204のLEDが緑色に点灯させるように表示部204を制御するようにしても良い。
【0051】
また、例えば、表示部204が液晶ディスプレイ等の表示装置であって、文字データを表示できる場合は、充電池409の充電容量を表示するための文字データとともに、装置ID及び経過時間を表示してもよい。なお、経過時間は、充電時間算出部208が算出する通信部202が充電開始通知を送信してから経過した時間である。充電池409aの充電容量が受電装置102aの充電状態として表示部204に表示された場合、本フローチャートはS513からS514に進む。
【0052】
S514において、制御部201は、受電装置102aの充電容量を示す情報として、音声データを音声出力部206を介して出力する。この場合、制御部201は、記憶部205から読み出した充電池409aの充電容量に応じた音声データを出力する。この場合、例えば、制御部201は、受電装置102aの充電容量を「満充電です」、または「充電は50%です」等の音声メッセージで出力するようにて音声出力部206を制御してもよい。また、この場合、充電池409aの充電容量が満充電であるとき、制御部201は、「ピ、ピ」と出力するように音声出力部206を制御してもよい。また、この場合、充電池409の充電容量が50%以上であるとき、制御部201は、「ピピ、ピピ」と出力するように音声出力部206を制御してもよい。充電池409aの充電容量が50%未満であるとき制御部201は、「ピピピ、ピピピ」出力するように音声出力部206を制御してもよい。充電状態を表す情報が音声出力部206から出力された場合、本フローチャートは終了する。
なお、上記に説明した図5(b)の表示処理は、受電装置102bまたは受電装置102cが動かされた場合についても給電装置101は、受電装置102aが動かされた場合と同様に行うものとする。
【0053】
このように、実施形態1に係る給電装置によれば、受電装置が、受電装置の動きを検出し、受電装置が自機の充電状態を示す情報を給電装置に送信した場合、受電装置の充電状態を表示するようにした。そのため、例えば複数の受電装置が給電装置によって同時に給電されている場合であっても、所望の受電装置を動かすことによって、ユーザは所望の受電装置の充電状態を確認することができる。
なお、S513で表示部204に表示される充電池の充電容量は、S511で通信部202が受電装置から受信した動き情報に対応する充電容量である。また、S514で音声出力部206から出力される充電池の充電容量は、S511で通信部202が受電装置から受信した動き情報に対応する充電容量である。
【0054】
(実施形態2)
次に、図6(a)及び(b)を参照し、実施形態2に係る受電装置102a〜cで行われる動き検出処理を示すフローチャート及び実施形態2に係る給電装置101で行われる表示処理を示すフローチャートについて説明する。実施形態2では、実施形態1と共通する部分については、その説明を省略し、実施形態1と異なる部分について説明する。
【0055】
実施形態2では、記憶部205には、受電装置102a〜cの充電状態を示す充電状態テーブルが記録されているものとする。充電状態テーブルとは、受電装置a〜cの各装置IDと、充電状態検出部207で検出された給電対象である給電装置の消費電力と、受電装置102a〜cの各充電状態とを対応させたデータテーブルである。充電状態テーブルにおける充電状態とは、図3に示すような状態1から状態4のいずれかの状態である。また、充電状態テーブルは、あらかじめ記憶部205に記録されているものであっても、制御部201が受電装置102a〜cから取得した装置IDや充電状態検出部207で検出した消費電力に応じて作成するものであってもよい。
【0056】
また、制御部201が充電状態テーブル作成する場合、制御部201は、充電状態テーブルから給電装置101が給電の開始を指示していない受電装置に関する装置ID、消費電力等の情報を消去するようにしてもよい。また、制御部201は、充電状態テーブルから給電装置101が給電の開始を指示していない受電装置に関する装置ID、消費電力等の情報を消去するようにする。
【0057】
図6(a)は、実施形態1に係る受電装置102で行われる動き検出処理を説明するフローチャートである。
図6(a)のS601及びS602は、図5(a)のS501及びS502と同様の処理であり、図6(a)のS604はS505と同様の処理であるため、説明を省略する。なお、以下、受電装置102aが動き検出処理を行う場合を一例として以下説明を行う。
【0058】
S602において、動き検出部406aによって受電装置102aの動きが検出されなかった場合、本フローチャートはS602からS602に戻る。S602において、動き検出部406aによって受電装置102aの動きが検出された場合、本フローチャートはS602からS603に進む。S603において、制御部401aは、記憶部405aに記録されている装置IDを読み出す。制御部401aは、制御部401aは、動き検出部406aから供給された動き情報とともに装置IDを通信部402aに供給する。制御部401aは、装置ID及び動き情報を給電装置101に送信するように通信部402aを制御する。S603において、通信部402aによって装置ID及び動き情報が給電装置101に送信された場合、本フローチャートはS603からS604に進む。S604において、制御部401aは、受電装置102aが給電装置101の給電可能範囲に存在していることが検出されたか否かを判定する。制御部401aによって、受電装置102aが給電可能範囲に存在していると判定された場合、制御部401aは、本フローチャートは、S604からS602に戻る。制御部401aによって受電装置102が給電可能範囲に存在していないと判定された場合、本フローチャートは終了する。なお、上記に説明した図6(a)の動き検出処理は、受電装置102b及び受電装置102cについても受電装置102aと同様に行われるものとする。
【0059】
図6(b)は実施形態2に係る給電装置101で行われる表示処理を説明するフローチャートである。
図6(a)の動き検出処理が受電装置102a〜cにおいて行われた場合、受電装置102a〜cの少なくとも一つの受電装置が動かされたとき、受電装置102a〜cのいずれか一つは、装置ID及び動き情報を給電装置101に送信する。なお、受電装置102aが動かされた場合を例に挙げて以下、表示処理の説明を行う。
【0060】
そこで、S611において、制御部201は、通信部202が装置ID及び動き情報を受電装置102a〜cのいずれか一つから受信したか否かを判定する。S611において、制御部201によって、通信部202が装置ID及び動き情報を受信したと判定された場合、本フローチャートは、S611からS612に進む。制御部201によって、通信部202が装置ID及び動き情報を受信しなかったと判定された場合、本フローチャートは、S611からS611に戻る。
【0061】
受電装置102aから動き情報を受信した場合、S612において、制御部201は、通信部202が受信した装置IDに対応した受電装置の充電状態を検出する。充電状態検出部207は、装置IDに対応した受電装置102aで消費される消費電力を検出する。このため、制御部201は、装置IDと、充電状態検出部207によって検出された消費電力とを記憶部205に記録されている充電状態テーブルに照合することで、通信部202が受信した装置IDに対応した受電装置102aの充電状態を検出する。制御部201によって、S611において通信部202が受信した装置IDに対応した受電装置102aの充電状態が検出された場合、本フローチャートはS612からS613に進む。
【0062】
S613において、制御部201は、通信部202が受信した装置IDと、動き情報と、S612で検出した充電状態を示す情報である充電状態情報とを関連付けて記憶部205に記録する。なお、既に装置ID、動き情報及び充電状態を示す情報が記憶部205に記録されている場合、制御部201は、通信部202が受信した装置IDと、記憶部205に記録されている装置IDとが一致するか否かを判定する。通信部202が受信した装置IDと、記憶部205に記録されている装置IDとが一致する場合、制御部201は、記憶部205に記録されている動き情報が、通信部202が受信した動き情報になるように更新する。この場合、同様に制御部201は、記憶部205に記録されている充電状態を示す情報が、S612において検出された充電状態を示す情報になるように更新する。
【0063】
通信部202が受信した装置IDと、記憶部205に記録されている装置IDとが一致しない場合、制御部201は、通信部202が受信した装置ID、動き情報とS612において検出された充電状態を示す情報を記憶部205に記録する。この場合、通信部202が受信した装置ID、動きを示す情報及びS612において検出された充電状態を示す情報は、既に記憶部205に記録されている装置ID、動きを情報及び充電状態を示す情報とは別に記憶部205に記録される。制御部201によって、装置ID、動き情報及び充電状態を示す情報が記憶部205に記録された場合、本フローチャートはS613からS614に進む。なお、S614において、制御部201は、充電池409aの充電状態を表示部204に表示するための情報を生成し、これを表示するように表示部204を制御する。この場合、本フローチャートはS614からS615に進む。
【0064】
S615において、制御部201は、制御部201は、充電池409aの充電状態を示す音声データを音声出力部206を介して出力するように制御する。この場合、本フローチャートは終了する。
なお、上記に説明した図6(b)の表示処理は、受電装置102bまたは受電装置102cが動かされた場合についても給電装置101は、受電装置102aが動かされた場合と同様に行うものとする。
なお、S614で表示部204に表示される充電池の充電状態を示す情報は、S611で動き情報を通信部202に送信した受電装置に対応する。また、S615で音声出力部206から出力される充電池の充電状態を示す情報は、S611で動き情報を通信部202に送信した受電装置に対応する。
【0065】
このように、実施形態2に係る給電装置によれば、受電装置が、受電装置の動きを検出した場合、給電装置が受電装置の充電状態を検出して表示するようにした。そのため、実施形態1と同様に、例えば複数の受電装置が給電装置の給電エリアに置かれている場合であっても、所望の受電装置を給電エリア上で動かすことによって、ユーザは所望の受電装置の充電状態を確認することができる。
【0066】
なお、実施形態2では、受電装置102a〜cにおいて、充電池409a〜cの充電状態を検出する必要がないので、受電装置102a〜cが充電状態検出部407a〜cを有していなくてもよい。
【0067】
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
【0068】
なお、上述の実施形態においては、給電装置101の給電エリア103に接するように置かれた受電装置102に給電を行う構成を例として説明した。しかし、共鳴方式や電磁誘導方式など、給電装置101と受電装置102とが離間していても給電可能な方式を採用する場合には、給電エリア103と受電装置102とが接していなくてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電池に対して充電を行う受電装置に非接触で給電を行う給電装置であって、
前記受電装置が動いたか否かを判定する判定手段と、
前記受電装置の充電状態を検出する検出手段と、
前記判定手段によって動いたと判定された受電装置に対応する充電状態を示す情報が通知されるようにする制御手段とを有することを特徴とする給電装置。
【請求項2】
前記給電装置が複数の受電装置に給電を行っている場合、前記制御手段は、前記複数の受電装置の中から前記判定手段によって動いたと判定された受電装置に対応する充電状態を示す情報が通知されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記判定手段によって動いたと判定された受電装置に対応する充電状態を示す情報が表示手段に表示されるようにすることを特徴とする請求項1または2に記載の給電装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記判定手段によって動いたと判定された受電装置に対応する充電状態を示す音声情報が音声出力手段から出力されるようにすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の給電装置。
【請求項5】
前記受電装置と通信を行う通信手段をさらに有し、
前記通信手段が前記受電装置から前記受電装置が動いたことを示す動き情報を受信した場合に、前記判定手段は、前記受電装置が動いたと判定し、
前記通信手段が前記受電装置から前記動き情報を受信しなかった場合、前記判定手段は、前記受電装置が動いていないと判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の給電装置。
【請求項6】
前記受電装置は、前記受電装置の動きを検出する動き検出手段を有し、前記通信手段は、前記動き検出手段によって検出された前記動き情報を受信することを特徴とする請求項5に記載の給電装置。
【請求項7】
前記通信手段が前記受電装置から前記充電池の充電容量を示す所定の情報を受信した場合に、前記検出手段は、前記所定の情報に応じて、前記受電装置の充電状態を検出することを特徴とする請求項5または6に記載の給電装置。
【請求項8】
消費電力を示す情報と充電状態とを関連付けたデータテーブルを記憶する記憶手段を有し、
前記検出手段は、前記判定手段によって動いたと判定された受電装置で消費される消費電力を示す情報を検出することによって、検出された前記消費電力を示す情報と前記データテーブルに応じて、前記判定手段によって動いたと判定された受電装置に対応する充電状態を検出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の給電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−16169(P2012−16169A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−150260(P2010−150260)
【出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】