説明

繭の染色方法及び染色された生糸の製造法、染色された絹編織物

【課題】 繭を溶剤に溶かした油溶性染料によって糸の中心部分であるフィブロイン・タンパク質を染色することにより、精練加工前に染色を行うことによって色生糸を得、従来存在し得なかった色・風合いの生糸・絹糸を得る。
【解決手段】 繭を、高堅牢性油溶性染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬し、繭の中心部分のフィブロイン・タンパク質を染色することを特徴とする繭の染色方法であり、染色された繭を煮繭、繰糸して得た色生糸から、各種の絹製品を製造した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、繭を加熱することなく、フィブロイン・タンパク質を染色する方法及び該方法によって染色された色繭・色生糸の製造方法及び染色された絹編織物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
繭の染色・生糸の染色を行う染料は、インジゴ系・キノン系・トリフェニルメタン系・フタロシアニン系・アゾ系に大別され、いずれの色素も熱処理による繊維定着が主であった。これらの方法は、繭・生糸の場合、セリシンタンパク質が主に染色され、先染めを行うと精練加工でほとんどの色素染料は、セリシンタンパク質と一緒に剥落することとなる。
これらの現象を踏まえて、古来より撚糸・精練・染色・編織の順序による後染めの加工が行われてきた。また、ちりめん・生機の織物のように織り上げてから精練(後練り)し染色する方法は、複雑な色合いや、多色を用いた表現は不可能であった。また、精練・染色による熱処理は、布地に折れや皺が発生することがあり、生糸本来の光沢や風合いを大きく損ねている。
【0003】
そこで、熟蚕の背部に染色材料を塗布し、熟蚕が造った染色材料と同色に着色された繭を繰糸して生糸とする着色された生糸の生産方法が提案されている(特許文献1参照)。また、先染絹生糸を用いる織編物の製造方法として、絹生糸の周囲を覆っているセリシン及び内部のフィブロインを同一色に染色し、染色された生糸を製織又は製編した後、セリシンを酵素で分解する方法も知られている(特許文献2参照)。しかしながら、これらの文献に記載の染色については、どのような染料を使用したかの記載はなく、従来、行われてきた染料を用いて染色を行っているものと思われる。
【特許文献1】特開2000−333555号公報
【特許文献2】国際公開番号WO97/31147号公報
【0004】
異なる染色糸を撚糸して折衷色や色合の強調を行う色表現は、一部で行われているようであるが、生糸の場合、色糸を合わせて別色表現を行う作業はほとんど無い。ウール・コットンのような天然繊維やポリエステル・アクリルのような化学繊維では、杢糸・レインボー糸のように多色に染められたもの、ラメ糸金銀糸等のフィルム糸等を撚糸して色・質の変化を目標とするものが存在する。一部絹糸の中にも、ラメのカバーリング糸や杢糸等の変わり糸が使用されてきた。生糸を染色し撚糸加工で、上記のような色表現を試みた場合、生染では、染色工程で加熱する。このことから固着を回避するために撚糸加工が必要となる。これらの工程を鑑みても、従来は、最低繊度が21〜27dの単糸が必要であり、染色加工が出来ても各色糸の合糸工程で色が同化せず深みの有る色合や、玉虫効果は発生しなかった。また、合撚回数により色斑が発生し、安定した複雑な色合いを堅持することが不可能であった。そこで、生糸本来のシャリ感・艶を素材の特徴として有する新しい製品の開発が期待されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みて、繭を、溶剤に溶かした色素によって糸の中心部分であるフィブロイン・タンパク質を染色することにより、精練加工前に染色を行って色生糸を得るものであり、従来存在し得なかった色・風合いの生糸・絹糸、絹製品を得ることを目的とする。また、本発明は、染色加工時に重金属等の媒染剤を使用しない等、環境にも優しい染色方法である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、繭を、油溶性染料であるアゾ系・フタロシアニン系染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬し、繭の中心部分のフィブロイン・タンパク質を染色することを特徴とする繭の染色方法である。染色された繭は、次いで煮繭し、繰糸して生糸とすることができる。多種の染料を用いて染色した異なる色に染色された複数の繭は、同時に煮繭し、繰糸して多色の複雑な色調を有する生糸とし、複雑な色調を有する各種編織製品を得ることができる。更に、染色後の煮繭において、セリシンを残した色生糸も得ることが可能である。
【発明の効果】
【0007】
繭を、油溶性染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬して染色すると、色素がセリシンタンパク質を通過して、フィブロイン・タンパク質のみを染色する。染色は堅牢であり、煮繭での色落ちがなく、染色した繭を繰糸することにより、セリシンを残した状態の生糸とすれば、シャリ感のある色生糸も繰り出すことが出来る。また、フィブロイン・タンパク質のみが染色されるため、染色繭の混合繰糸をすることにより染色では表現し得ない、複雑な色生糸を生産することが出来る。かつ、染色繭を繰糸して得られた生糸は、染色による熱処理工程が省略されるため、生糸本来の光沢と質感をもつ生糸となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明で使用する繭は、家蚕、野蚕のいずれであってもよく、染色は、繭の状態のみならず、繰糸して生糸としたものも染色することができるが、繭の状態で染色を行うことにより、従来得られなかった後述するような優れた品質の生糸が得られる。本発明では、油溶性染料を有機溶剤で希釈した液を用いて染色する。着色剤としては、酸性染料、塩基性染料、顔料が挙げられるが、染料としては油溶性染料が好ましい。油溶性染料としては、アゾ系・フタロシアニン系染料が適する。アゾ系・フタロシアニン系染料としては、例えば、オリエント化学工業株式会社製の登録商標「ヴァリファスト カラー」(VALIFAST COLORS)が挙げられるが、市販の油性マーカーインキも本発明の油溶性染料として使用することができる。
【0009】
本発明では、油溶性染料を有機溶媒で希釈するが、有機溶媒としては、トルエン・メタノール・酢酸エチルの混合液や、アセトン・酢酸エチル・酢酸ブチル・ヒマシ油・ブタノール等の混合液を使用することができる。トルエン・メタノール・酢酸エチルの混合液は、55:25:20の割合で混合された溶媒として用いることが好ましいが、混合比はこの範囲に限定されるものではない。市販の除光液も本発明の溶媒として使用できる。シンナーは、除光液と類似の成分を有するが、色素沈殿が見られて好ましくない。染色工程は、油溶性染料を溶剤中に溶解し、所定の色合いに溶剤で希釈、調製し、繭を溶液中に浸漬する。染色は、繭層への溶液の浸透が良いため、瞬時の浸漬で染料は繭層内部まで浸透し、染色される。染色された繭は、風乾後繰糸に用いる。
【0010】
煮繭方法は、色繭煮方法として鍋煮繭を行うが、煮繭前処理として繭を水に浸漬後、引き上げて温水に漬し、再度水に漬け戻すことが好ましい。この工程により繭内に吸水させることができる。吸水は、糸量を多く繰り出し、繭層の煮斑をなくすために有効な前処理である。繰糸する色を定め、生糸必要量を考慮して色繭を用意する。煮繭は、濃淡のある色繭や、それぞれが異なる色調に染色された複数の繭を同時に処理することが出来る。繭を90℃以上の湯に入れて、蓋をして煮、火を止め蒸らす。次に、全ての繭から糸口を出し、繭桶に移す。煮繭は、少量であればそれぞれが異なる色調に染色された複数の繭を同時に煮る。本発明においては、フィブロイン・タンパク質のみが染色されているので、異色繭を同時に煮ても色移りしない。繭量が多い場合は、色別での繭の煮繭が効率的である。
【0011】
繰糸は、糸口を出した繭を目的とする色・繊度に合わせて、繰り上げ粒数を決定し、繰解鍋に入れて糸口を合わせて、鼓車・ケンネル式等の抱合装置を通し、小枠に巻き取る。色繭繰糸に於ける抱合装置の役割は大きく、糸撚り回数の調節・色生糸の色合い安定に係る。特に異色繭混操の場合、安定した色合いや玉虫色の効果を繰りだすためにはケンネル式の抱合装置より、鼓車による撚り抱合が効果的である。繰糸中は、繊度・色を安定させるため、落緒繭・薄皮繭が出ればその色の繭を接緒する。色生糸は、異色繭を合わせて繰糸することにより、綛染めや後染めでは表現することの出来ない、深みのある色合いとなる。また、セリシンを通過しフィブロインに定着した色素は、セリシンにコーティングされた状態となり、潤いと光沢のある色生糸となる。
【0012】
上記のようにして得られた本発明による色生糸は、生糸本来のシャリ感と、通常の染色では表現できない色合いを有することに特徴がある。本発明の色生糸は、従来の織機、編み機を用いて編織製品とすることが可能である。本発明による色生糸と、従来の染色撚糸との相違について以下に述べる。
【0013】
従来、生糸を取り扱う工程として、精練は染色の前工程として必ず行われる作業であり、セリシンを落として糸を染めやすくし、絹糸独特の柔らかさを生み出してきた。現在、絹の用途は多様化され、洋装、特にニットの業界では素材にシャリ感を持たせるため、強撚糸・セリシン定着等の技術が開発されている。現在の染色工程は、熱処理による色素定着が行われている。この精錬・染色の熱処理により、生糸は持味を大きく変化していた。本発明においては、精練前に染色を行うものであるので、用途に合わせてセリシンを残して硬い風合いとしたり、それぞれ異なる色に染色された複数の繭を煮繭後同時に繰糸し、複雑な色彩を有する柔らかな薄手の絹地としたり、種々の方面に使用可能な製品を得ることができる。また、本発明により染色された生糸は、堅牢度に優れ温度による退色、変色の恐れが無いので、安定して色生糸を繰糸することが出来る。本発明の染色された生糸は、編成、編織は通常の生糸と同様に行うことが出来、シフォン、オーガンジー等の薄物から、硬い手触りを有する絹製品まで広く使用することができる。本発明にあっては、精練前に染色されているために、織上後に精練したり染めたりする羽二重、塩瀬、縮緬などに応用して有効である。
【実施例1】
【0014】
以下、実施例を示すが、本発明はこれらの範囲に限定されるものではない。
【0015】
染色工程
使用原料: 繭 (ぐんま200) 1Kg(乾燥繭1,000粒)
染料 赤色高堅牢性油溶性染料(商品名:VALIFAST RED
2303,オリエント化学工業株式会社製) 10g
溶剤 トルエン 550ml
メタノール 250ml 混合液 1000ml
酢酸エチル 200ml
広口ガラス瓶に、色素、溶剤の順にいれ、目標とする色合いに溶液を調整する。染色は、繭層への浸透が良いため瞬時の漬け込みで繭層内部まで浸透する。染色後、風乾し繰糸に用いる。得られた赤色にフィブロイン・タンパク質が染色されている精練前の繭を試料1とする。
染料として青色高堅牢性油溶性染料(商品名:VALIFAST BLUE 1603,オリエント化学工業株式会社製)を使用し、上記と同様の条件で染色処理を行い、青色に染色された色繭を得た。(試料2)
更に、染料として淡桃色高堅牢性油溶性染料(商品名:VALIFAST PINNK 2310,オリエント化学工業株式会社製)を使用し、上記と同様の処理を行い淡桃色に染色された色繭を得た。(試料3)
【0016】
煮繭方法:色繭煮方法(鍋煮繭)
繰糸する色を定め、色見本・配色図をもとに、生糸必要量を考慮して試料1、試料2、試料3よりなる色繭を用意する。この場合、濃淡のある色繭、それぞれが異なる色調に染色された複数の繭を同時に下記の方法で処理することが出来る。
(1) 煮繭前処理(吸水)
吸水処理籠(蓋付籠)に用意した繭を入れ、水に約20秒漬ける。引き上げ後70〜80℃の温水に15秒漬す。すぐに約20秒水に漬け戻す。この工程により繭内に吸水させることができる。吸水は、糸量を多く繰り出すために(繭層の煮斑をなくす)必要な前処理である。
【0017】
(2) 煮繭
上記の繭を90℃以上の湯に入れて、蓋をして1分間煮る。火を止め3分間蒸らす。次に、モロコシ箒で緒糸を取り全ての繭から糸口を出し、繭桶に移す。過煮繭を防ぐため煮繭・蒸らし時間は、正確に行う。
煮繭は、少量であればそれぞれが異なる色調に染色された複数の繭を同時に煮る。フィブロイン・タンパク質のみが染色されているので、異色繭を同時に煮ても色移りしない。繭量が多い場合は、色別での繭の煮繭が効率的である。本発明の煮繭方法は、煮る時間・蒸らす時間を調節することにより、極端に解舒の悪い繭も繰糸することができる。
【0018】
(3)繰糸方法
糸口を出した繭を目的とする色・繊度に合わせて、繰り上げ粒数を決定し、繰解鍋に入れて集緒し、鼓車・ケンネル式等の抱合装置を通し、小枠に巻き取る。
色繭繰糸に於ける抱合装置の役割は大きく、糸撚り回数の調節・色生糸の色合い安定に係る。特に異色繭混操の場合、安定した色合いや玉虫色の効果を繰りだすためにはケンネル式の抱合装置より、鼓車による撚り抱合が効果的である。よって、このことから繰糸機は、上州座繰機が色生糸の特徴をより良く引き出すことが出来る。繰糸中は、繊度・色を安定させるため、落緒繭・薄皮繭が出ればその色の繭を接緒する。上記のようにして得られた色繭を、赤色繭(試料1):青色繭(試料2):淡桃色繭(試料3)を15粒:15粒:4粒の割合で繰糸して得た生糸は、光沢を有する紫色であり、この生糸束の拡大写真を図1に示す。
【0019】
(4)絹編み地
更に、図1に示した生糸を用い、平編(天竺)で織成した絹編地の拡大写真を図2に示す。複雑な色合いで、光沢を有するシフォン地が得られた。
【実施例2】
【0020】
染色工程
下記の染料、溶剤を用い実施例1に記載と同様の方法により染色を行った。
使用原料: 繭 (ぐんま200) 1kg(乾燥繭1,000粒)
染料 青色高堅牢性油溶性染料(商品名:VALIFAST BULE
2606,オリエント化学工業株式会社製) 5g
溶剤 アセトン 550ml
メタノール 250ml 混合液 1000ml
酢酸エチル 200ml
実施例1に同じく、青色に染色された色繭(試料4)を得た。染料を赤色高堅牢性油溶性染料(商
品名:VALIFAST RED 2303,オリエント化学工業株式会社製)に変えて染色を行い、赤色に染色された色繭(試料5)を得た。実施例1と同様に煮繭を行った。
【0021】
繰糸方法
本実施例では、無撚のリボン状縦縞生糸の繰糸を目的とする。リボン状縦縞生糸は、糸口を出した繭を繰解鍋に色別に入れ、金属製の毛坊主を抱合装置とし、特許第2936472号に記載のように、ケンネル撚り通過後の抱合生糸を、ニップローラーのニップ点を通して糸に圧力を加えて繭糸を互いに密接させ、抱合生糸を扁平な横断面を有するリボン状として乾燥後小枠に巻き取る。
白繭180粒(無着色繭):赤色繭50粒〈試料5〉:青色繭50粒(試料4)の割合で繰糸して得られた抱合生糸は、白:赤:青の光沢を有するリボン状生糸である。
【0022】
繰糸中は、繊度・色縞を安定させるため、落緒繭・薄皮繭が出ればその色の繭を接緒する。この生糸はデニールが細ければ偏平生糸にすぎないが、700dを超えると縦縞の色が強調され、独特なウェーブを持ったリボン状生糸となる。また、実施例1の方法を用いて、それぞれ異なる色に染色された複数の繭をこの方法で繰糸した場合も、通常の染色方法では表現できない、光沢を有するリボン状生糸を得ることが出来る。
【0023】
絹編み地
更に、上記のようにして得られたリボン状生糸を用い、平編みで編成した絹編地の網目拡大図を図3に示す。シャリ感のある色合変化が美しいシフォン地が得られた。実施例1、2の方法で得られた生糸、絹織物の特徴は、生糸本来のシャリ感と通常染色では表現し得ない色合が特徴である。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明においては、精練前に染色を行うものであるので、用途に合わせて精練を行わずに硬い風合いとしたり、複雑な色彩を有する柔らかな薄手の絹地としたり、種々の方面に使用可能な製品を得ることができる。また、本発明では、堅牢度に優れ、安定して色生糸を繰糸することが出来る。本発明による色生糸を用いた製品としては、オーガンジーのストール、ショール・タンクトップ・プルオーバー等、ニット製品全般が挙げられる。また、和装として色生機・複雑な色縮緬・帯など、従来の常識を覆す製品が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】Aは、本発明実施例1による生糸束の拡大写真である。
【図2】図1に示した色生糸を編製したシフォン地の拡大写真である。
【図3】リボン状生糸を用い、平編みで編成した絹編地の網目拡大写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繭を、アゾ系・フタロシアニン系染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬し、繭の中心部分のフィブロイン・タンパク質を染色することを特徴とする繭の染色方法。
【請求項2】
繭を、アゾ系・フタロシアニン系染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬し、繭の中心部分のフィブロイン・タンパク質を染色し、次いで煮繭し、繰糸する染色された生糸の製造法。
【請求項3】
異なる色に複数の繭を染色し、異なる色に染色された複数の繭を同時に煮繭し、繰糸する請求項2に記載の染色された生糸の製造法。
【請求項4】
繭を、アゾ系・フタロシアニン系染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬して染色し、繭の中心部分のフィブロイン・タンパク質が異なる色に染色された複数の繭を同時に煮繭し、繰糸して得られる生糸よりなる染色された絹編織物。
【請求項5】
繭を、アゾ系・フタロシアニン系染料を有機溶剤で溶解した溶液に浸漬して染色し、繭の中心部分のフィブロイン・タンパク質が染色された繭を、セリシンを残した状態で煮繭し、繰糸して得られるセリシンを有する生糸よりなる染色された絹編織物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−77554(P2007−77554A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−270274(P2005−270274)
【出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【出願人】(503132958)有限会社ミラノリブ (1)
【Fターム(参考)】