説明

美爪化粧料及び美爪化粧料セット

【課題】 美爪料において、多重塗工効果を使用者にわかりやすく教示し、その多重塗工効果を効果的に実現せしめる技術を提供する。
【解決手段】 その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた化粧料収納部に、異なった仕上がりの美爪料を収納してなる、美爪化粧料を提供する。前記透明容器としては、ガラス製であることが好ましく、透明容器に於ける長軸の長さが、短軸の長さに比して、少なくとも6倍存することが好ましく、透明容器に於ける長軸の長さが、60〜100mmであることが好ましく、収納部に充填される2種の美爪料としては、真珠様光沢剤を含有するものと、含有しないものの組合せであることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美爪化粧料、美爪化粧料セット及び美爪料の提示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年メークアップ化粧料の役割は、これまでになく化粧行為の中で重要なものになっていている。これは各種複合材料の開発によって促された、色材の著しい進歩と、白熱電球、蛍光灯のみであった光源が、ハロゲンランプ、クリプトンランプと多様化するとともに、白熱電灯に於けるフィラメント素材、蛍光灯に於ける蛍光剤の進歩で、多様化し、メークアップ化粧料の演色効果が著しく増したこと、又、メークアップ化粧料を記録する記録方法も例えば、ハイビジョンのように著しく進歩したことなどの複合効果によるものである。これらを反映して、多色混合型のメークアップ化粧料が多数開発されているが、これらの多くは、固形化粧料乃至は粉体化粧料である。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献2、特許文献4、特許文献5を参照)メークアップ化粧料の中でも、美爪化粧料は許容される色の多彩さと、指先という塗工部位の独立性によるコントラスト効果、多重塗工性により、より演色性を増した使用が為されており、近年に於いては数色を一人で使い分け、或いは多重塗工を楽しむ時代に変移している。この様な多重塗工においては、通常真珠様光沢剤含有タイプと、真珠様光沢剤を含有しないタイプを重ねて塗工する場合が多い。この様な状況を反映して、2色の美爪料を1つの容器に充填する技術も開発されている。(例えば、特許文献6を参照)しかしこの技術では、2種の美爪料を持ち運べる利便性は有するものの、2種の美爪料の多重塗工効果を推定することは困難であった。又、3種以上の組合せにおいて、自在に組合せを推し量ることも出来ない。
【0003】
一方、その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた化粧料収納部に、異なった仕上がりの美爪料を収納してなる、美爪化粧料は全く知られていないし、かかる美爪化粧料を少なくとも2種組み合わせてなる、美爪化粧料セットも知られていない。加えて、美爪料の提示方法であって、真珠様光沢剤を含有する美爪料と、含有しない美爪料とを、透明ガラスで仕切られて、2つの収納部を有する、ガラス容器の2つの収納部に収納し、1つの単位となし、かかる単位を複数個隣接させて提示することも全く知られていない。
【0004】
【特許文献1】特開2003−000338号公報
【特許文献2】特開2002−255740号公報
【特許文献3】特開2002−097112号公報
【特許文献4】特開2000−212039号公報
【特許文献5】特開平06−179607号公報
【特許文献6】特開2004−073777号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、美爪料において、多重塗工効果を使用者にわかりやすく教示し、その多重塗工効果を効果的に実現せしめる技術を提供すること課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、美爪料において、多重塗工効果を使用者にわかりやすく教示し、その多重塗工効果を効果的に実現せしめる技術を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた化粧料収納部に、異なった仕上がりの美爪料を収納してなる、美爪化粧料を利用することにより、この様な技術の実現が為しうることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた化粧料収納部に、異なった仕上がりの美爪料を収納してなる、美爪化粧料。
(2)前記透明容器がガラス製であることを特徴とする、(1)に記載の美爪化粧料。
(3)透明容器に於ける長軸の長さが、短軸の長さに比して、少なくとも6倍存することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の美爪化粧料。
(4)透明容器に於ける長軸の長さが、60〜100mmであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の美爪化粧料。
(5)収納部に充填される2種の美爪料が、真珠様光沢剤を含有するものと、含有しないものの組合せであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の美爪化粧料。
(6)(1)〜(5)何れか1項に記載の美爪化粧料を少なくとも2種組み合わせてなる、美爪化粧料セット。
(7)少なくとも2種の美爪化粧料が、互いに隣接して保持具に保持されてなる、(6)に記載の美爪化粧料セット。
(8)美爪料の提示方法であって、真珠様光沢剤を含有する美爪料と、含有しない美爪料とを、透明ガラスで仕切られて、2つの収納部を有する、ガラス容器の2つの収納部に収納し、1つの単位となし、かかる単位を複数個隣接させて提示することを特徴とする、美爪料の提示方法。
(9)前記真珠様光沢剤を含有する美爪料と、含有しない美爪料とを隣接するように、前記複数個の単位を隣接、配置することを特徴とする、請求項8に記載の美爪料の提示方法。
(10)その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた2つの化粧料収納部を有する、美爪化粧料用の容器。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、美爪料において、多重塗工効果を使用者にわかりやすく教示し、その多重塗工効果を効果的に実現せしめる技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の美爪化粧料は、その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた化粧料収納部に、異なった仕上がりの美爪料を収納してなることを特徴とする。本発明の美爪化粧料を構成する透明容器部分の材料は、透明であり、収納すべき美爪料に対して耐性を有する材料であれば特段の限定はされず、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の樹脂材料、各種ガラス材料などが好ましく例示でき、ガラスであることが好ましい。かかる容器に於ける、壁材量の厚さは、耐応力性が維持できる程度が好ましく、0.5〜3mmであることが好ましい。又、容器の大きさは、長軸方向の長さが、60〜100mmであることが好ましく、65〜95mmであることがより好ましい。又、短軸方法の長さは7〜20mmであることが好ましく、8〜15mmであることがより好ましい。その両端には、二つの収納部の入り口たるところに螺着構造を有する。該螺着構造は2〜4巻き程度であることが好ましい。又、その色は、内容物たる美爪料の色が正確に外側より感知出来ることが好ましく、その意味で無色であることが好ましい。又、長軸方向に対して垂直な面で切った場合の断面の形状は、特段の限定はないが、美爪料の内容量の如何に関わらず、正確な色の比較出来るように円形乃至は楕円形であることが好ましい。前記容器は、容器の長軸方向の中点付近で、容器を形成している材料で作られた壁によって、二室に仕切られている。この仕切られた二室の間では、美爪料の混合はない。かかる壁の厚さは、二種の美爪料を完全に仕切、且つ、仕切られた二種の美爪料の色の比較に妨げにならない程度の厚さであることが好ましく、具体的には、0.5〜2mmが好ましく、0.7〜1.5mmがより好ましい。又、蓋部はメラミン樹脂などの樹脂材料とし、軽量化、耐応力化、耐溶剤化を有するものとすることが好ましく、その色は、美爪料の色を、コントラスト効果によって、正確に認識せしめるために、無彩色の色、例えば、白や黒とすることが好ましい。蓋部にはその内部に、美爪料と接触するように筆などの塗布具を配することが好ましく、前記容器部との接する位置にはシリコーンゴムなどの可塑材料で作られたパッキングを配することが好ましい。
【0009】
前記透明容器の2つの収納部に収納すべき美爪料は、同一容器の異なる収納部に収納するものは、仕上がりが異なるものが好ましく、該仕上がりとしては、色、真珠様光沢感、透明度(隠蔽性)等が例示できる。異なった仕上がりのものは、重ね塗りにより、元の2つの色とは異なる色のものが出せるような2種の色であることが好ましい。この様な組合せとしては、真珠様光沢剤を含む色と、真珠様光沢剤を含まない色の組合せが好ましく、中でも、隠蔽力、色味ののりがある、真珠様光沢剤を含有しないマットタイプのものと、透明感があり、無彩色に近い真珠様光沢剤を含有するグロスタイプのものを組み合わせることが特に好ましい。ここで、真珠様光沢剤とは、光沢を呈する粉体類の総称であり、チタンマイカ(虹彩箔を含む)などのパール剤や、薄層樹脂小片を積層させ、積層により作られる干渉光を利用した、グリッターと総称される薄層樹脂積層小片、金属光沢を呈する金属の微粉末等が例示できる。これは、マットタイプとグロスタイプの重ね塗りにおいては、色の組合せを誤り、最終的な仕上がりにおいて、色がくすんだり、ツヤが充分に現れなかったりする場合が存するためである。本発明の美爪化粧料ではこの様な色選択のミスを防ぐことが出来る。
【0010】
かかる美爪料は、通常知られているものであれば、前記の好ましい条件下、特段の限定無く本発明の美爪化粧料用に用いることが出来る。この様な美爪料は、例えば、次に示すような原料を用いて、常法に従って処理し、製造することが出来る。即ち、ニトロセルロース、フタル酸系アルキッド樹脂、トルエンスルホンアミド樹脂、アクリル酸・アルキル共重合体、安息香酸ショ糖エステル、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、シリコーン樹脂、トルエンスルホンアミドエポキシ樹脂などの被膜形成剤、トルエン、キシレン、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、n−ブタノール、イソプロピルアルコール、エチルアルコール等の有機溶剤、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステル系化合物、クエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリブチル等のクエン酸エステル系化合物、カンフル等の可塑剤、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレン・テレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等の粉体類、スクワラン、オリーブオイルなどの保護のための油脂類、紫外線吸収剤、抗酸化剤等が例示できる。
【0011】
本発明の美爪化粧料セットは、前記美爪化粧料を少なくとも2種組み合わせてなることを特徴とする。この様な組合せにより、単色使用、3色使用、4色使用も含めて1セットで25とおりの色の組合せが出来る。2色の組合せでも12とおりの色の組合せが出来、上下をあわせれば24とおりとなる。この中で適切な組合せの色を選択するには、組み合わせるべき色を並べて比色することに色組合せを選択することが出来る。この様な比色が、本発明の美爪化粧料乃至は美爪化粧料セットでは容易に為しうる。これは同じ容器内に収納されている2色の化粧料が、蓋部などによって、色イメージを断絶されることなく比色することが出来るためである。本発明の美爪化粧料セットにおいては、前記少なくとも2種の美爪化粧料は、収納部が同位相で接触して収納されるような保持具にセットされることも好ましい。セットされた状況で比色が行えるためである。
【0012】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ、限定されるものではないことは言うまでもない。
【実施例1】
【0013】
図1に示す本発明の美爪化粧料用容器を作成した。これに下記の美爪料1〜4を充填し、本発明の美爪化粧料とした。長軸方向の長さは7cmであり、口部は0.5cmの口部に2ヤマの螺着用の螺旋を有し、透明容器の素材はガラスであり、蓋部の材質はメラミン樹脂、ポリエチレンの支持柱に馬毛の毛束を固着した塗布具を有し、収納部1には、美爪料1を充填し、収納部2に、美爪料2を充填したものを美爪化粧料1、美爪料3を充填したものを美爪化粧料2、美爪料4を充填したものを美爪化粧料3とした。同様に、図2に示す比較例用の容器も作成し、同様の手技で美爪料1〜4を充填し、比較例1、比較例2及び比較例3とした。美爪料は、ダブルプラネタリーミキサーで混合した後、ロール掛けして均質化した。
【0014】
【表1】

【0015】
<試験例1>
美爪化粧料1〜4を、無作為に集めたパネラー20名に、重ね塗り条件で使用する化粧料である旨を説明しつつ、提示し、好ましいと思われる色の組合せの化粧料を1つだけ選択してもらった。選択してもらった化粧料を2週間使用してもらい、選択した化粧料が気に入るものであるか、否かを評価してもらった。評価は非常に気に入った(スコア5)、気に入った(スコア4)、可でも不可でもなく(スコア3)、何となく気に入らない(スコア2)、気に入らない(スコア1)の何れかのスコアを付してもらった。結果を表2に示す。これより、本発明の美爪化粧料では、パネラーは自分の気に入った色の組合せを選択していることが判る。
【0016】
【表2】

【0017】
<試験例2>
美爪化粧料1〜3を比較例1〜3に代えて、試験例1と同様の検討を行った。結果を表3に示す。これより、比較例では、好ましくない化粧料の組合せを選択し、使用テストの評価も悪いことが判る。
【0018】
【表3】

【実施例2】
【0019】
美爪化粧料1〜3を、3連の保持具に固定し、本発明の化粧料セットとした。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は、多色の美爪化粧料セットに応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】実施例1の本発明の化粧料用の容器を示す図である。
【図2】実施例1の比較例の化粧料の容器を示す図である。
【図3】実施例2の化粧料セットを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた化粧料収納部に、異なった仕上がりの美爪料を収納してなる、美爪化粧料。
【請求項2】
前記透明容器がガラス製であることを特徴とする、請求項1に記載の美爪化粧料。
【請求項3】
透明容器に於ける長軸の長さが、短軸の長さに比して、少なくとも6倍存することを特徴とする、請求項1又は2に記載の美爪化粧料。
【請求項4】
透明容器に於ける長軸の長さが、60〜100mmであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の美爪化粧料。
【請求項5】
収納部に充填される2種の美爪料が、真珠様光沢剤を含有するものと、含有しないものの組合せであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の美爪化粧料。
【請求項6】
請求項1〜5何れか1項に記載の美爪化粧料を少なくとも2種組み合わせてなる、美爪化粧料セット。
【請求項7】
少なくとも2種の美爪化粧料が、互いに隣接して保持具に保持されてなる、請求項6に記載の美爪化粧料セット。
【請求項8】
美爪料の提示方法であって、真珠様光沢剤を含有する美爪料と、含有しない美爪料とを、透明ガラスで仕切られて、2つの収納部を有する、ガラス容器の2つの収納部に収納し、1つの単位となし、かかる単位を複数個隣接させて提示することを特徴とする、美爪料の提示方法。
【請求項9】
前記真珠様光沢剤を含有する美爪料と、含有しない美爪料とを隣接するように、前記複数個の単位を隣接、配置することを特徴とする、請求項8に記載の美爪料の提示方法。
【請求項10】
その長軸方向の両端に開口部を有する、透明容器であって、該開口部には蓋部と螺着すべき構造を有し、該容器と螺着すべき蓋部には、容器部内に侵入する毛束構造を有し、透明容器中央部には仕切部を有し、該仕切部によって仕切られた2つの化粧料収納部を有する、美爪化粧料用の容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−136592(P2006−136592A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−330029(P2004−330029)
【出願日】平成16年11月15日(2004.11.15)
【出願人】(000113470)ポーラ化成工業株式会社 (717)
【Fターム(参考)】