説明

耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ

【課題】 400〜570N/mm級の耐候性鋼の水平すみ肉溶接において、アーク状態が良好でスパッタ発生量が少なく良好なスラグ剥離性およびビード形状が得られるとともに溶接金属の機械的性能の優れた耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供する。
【解決手段】 ワイヤ全質量に対する質量%で、Ti酸化物のTiO換算:2.0〜4.0%、SiO:0.5〜1.5%、ZrO:0.1〜0.6%、弗化物のF換算値:0.02〜0.08%、C:0.02〜0.08%、Si:0.3〜0.7%、Mn:1.5〜2.5%、かつ、Mn/Si:2.5〜6.0、Al:0.15〜0.5%、Mg:0.15〜0.5%、かつ、Al/Mg:0.3〜3.0、Ni:0.3〜0.7%、Cr:0.45〜0.8%、Cu:0.3〜0.6%を含有し、残部はFe、アーク安定剤および不可避不純物であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、400〜570N/mm級の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関し、特に水平すみ肉溶接において、アーク状態が良好でスパッタ発生量が少なく良好なスラグ剥離性およびビード形状が得られるとともに溶接金属の機械的性能の優れた耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
耐候性鋼は、鋼材の表面が大気腐食により錆層を形成し、それよりも深層への腐食を抑制する鋼材であり、特に鉄骨・橋梁分野において多く適用されている。これらの溶接は水平すみ肉姿勢溶接が多く、溶接作業性に優れたガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤが求められている。
【0003】
耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、JIS Z 3320規定されており、一般に使用されている軟鋼および490N/mm級水平すみ肉溶接用フラックス入りワイヤに適量のNi、CrおよびCuを添加した各種溶接用フラックス入りワイヤが適用されている。
【0004】
例えば、フラックス入りワイヤ成分(例えば、特許文献1〜3参照)に上記Ni、CrおよびCuを適量添加して適用されている。
【0005】
しかし、Ni、CrおよびCuを添加した上記水平すみ肉溶接用フラックス入りワイヤを用いた場合、スラグの流動性が良くなってスラグの被包が悪くなってスラグ剥離性が不良となるとともにビード形状が不良となり満足できるものではなかった。
【0006】
一方、耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤは種々提案されているが(例えば、特許文献4〜6参照)、これらはいずれも下向または立向姿勢における多層盛溶接用のフラックス入りワイヤであり、水平すみ肉溶接に適用した場合、溶接金属が垂れやすく凸ビードとなるという問題があった。
【0007】
【特許文献1】特開平2−205299号公報
【特許文献2】特開平6−285672号公報
【特許文献3】特開平8−281477号公報
【特許文献4】特開2000−102893号公報
【特許文献5】特開2000−288781号公報
【特許文献6】特開2000−317680号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、400〜570N/mm級の耐候性鋼の水平すみ肉溶接において、アーク状態が良好でスパッタ発生量が少なく良好なスラグ剥離性およびビード形状が得られるとともに溶接金属の機械的性能の優れた耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、Ni、CrおよびCuを含む種々の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを耐候性鋼の水平すみ肉溶接に適用し、アーク状態、スパッタ発生量、スラグ剥離性、ビード形状および耐ピット性等におよぼす影響について鋭意研究した。その結果、ワイヤ中に含有されるTiO、SiOおよびZrO量を適量にし、また、Mn/SiおよびAl/Mgを適正にし、さらに、生成スラグ量を抑えることにより、アーク状態が良好でスパッタ発生量が少なく良好なスラグ剥離性およびビード形状が得られるとともに溶接金属の機械的性能の優れた耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤが得られることを見出して、本発明を完成した。
【0010】
本発明の要旨は、鋼製外皮にフラックスを充填してなる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、Ti酸化物のTiO換算:2.0〜4.0%、SiO:0.5〜1.5%、ZrO:0.1〜0.6%、金属弗化物のF換算値:0.02〜0.08%、C:0.02〜0.08%、Si:0.3〜0.7%、Mn:1.5〜2.5%、かつ、Mn/Si:2.5〜6.0、Al:0.15〜0.5%、Mg:0.15〜0.5%、かつ、Al/Mg:0.3〜3.0、Ni:0.3〜0.7%、Cr:0.45〜0.8%、Cu:0.3〜0.6%を含有し、残部はFe、アーク安定剤および不可避不純物であることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにある。
【発明の効果】
【0011】
本発明の耐候性鋼用ガスシールド溶接用フラックス入りワイヤによれば、400〜570N/mm級の耐候性鋼の水平すみ肉溶接に適用してもアーク状態が良好で、スパッタの発生量が少なく、スラグがビード上に均一に被包するため優れたスラグ剥離性およびビード形状を得ることができる。また、軟鋼および490N/mm級水平すみ肉用フラックス入りワイヤと同等の耐ピット性が得られるとともに溶接金属の機械的性能が優れており、高品質の溶接部が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明者らは、Ni、CrおよびCuを含む種々の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを試作して、耐候性鋼の水平すみ肉溶接に適用し、アーク状態、スパッタ発生量、スラグ剥離性、ビード形状および耐ピット性等におよぼす影響を調べた。
【0013】
その結果、TiO、SiOおよびZrO量を適量にすることにより、アークが安定してスラグ被包が均一でスラグ剥離性が良好になることを見いだした。また、Mn/SiおよびAl/Mgを適正にすることによって、良好なビード形状が得られることを見いだした。さらに、生成スラグ量を抑えることにより優れた耐ピット性が得られることを見出した。
【0014】
以下、本発明の耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの成分組成およびその含有量の限定理由について説明する。なお、以下に述べる各成分組成の含有量は、ワイヤ全質量に対する質量%で示す。
【0015】
(Ti酸化物のTiO換算値:2.0〜4.0%)
TiOは、スラグ形成剤の主成分であり、Ti酸化物のルチール、酸化チタン、チタン酸ソーダ、チタンスラグ、イルミナイト等から添加される。これらはビード全体を均一に包被してビード形状を整える作用を有する。また、アークを持続して安定させスパッタ発生量を低減させる効果がある。Ti酸化物のTiO換算値が2.0%未満であると、スラグ生成量が不足してビードを均一に包被できないためスラグ剥離が悪くビード形状を整えることができなくなる。また、アークを安定させる効果がなくなりスパッタ発生量も増加する。一方、4.0%を超えると、アークは安定してスパッタ発生量は減少するが、ビード形状が垂れて凸ビードになりやすくなる。また、スラグが厚くなりガスの放出が阻害されるので、耐ピット性が悪くなる。
【0016】
(SiO:0.5〜1.5%)
SiOは、珪砂、ジルコンサンド等より添加されスラグ形成剤として作用し、少量でスラグ粘性を大きくする効果がある。SiOが0.5%未満であるとスラグ形成剤としての効果が無くスラグ被包性が悪くなりスラグ剥離およびビード形状が劣化する。一方、1.5%を超えるとスラグの粘性が増大しガスの放出が阻害されるので、耐ピット性が悪くなる。また、アークも荒くなりスパッタ発生量が多くなる。
【0017】
(ZrO:0.1〜0.6%)
ZrOは、ジルコンサンドおよび酸化ジルコニウム等より添加され、少量でスラグ被包性を改善してビード形状を改善するスラグ形成剤として作用する。ZrOを添加することによりスラグの凝固温度が高くなりスラグの凝固が早くなるが、他のスラグ形成剤と比較して、その添加量が同量であっても生成スラグの厚みが薄くなるので耐ピット性に有効である。ZrOが0.1%未満であるとスラグ厚みが増加するので耐ピット性が悪くなる。一方、0.6%を超えるとアークが荒くなりスパッタ発生量が多くなるとともに、スラグが硬くなりビードにスラグが均一に被包し難くなるのでスラグ剥離性が悪くなる。
【0018】
(金属弗化物のF換算値:0.02〜0.08%)
Fは、弗化ソーダ、珪弗化カリ、氷晶石、弗化アルミ、弗化リチウムおよびホタル石等より添加され、アークの安定性を向上させる。金属弗化物のF換算値が0.02%未満であるとアークの集中性が弱くなり安定したアーク状態を得ることができな。一方、0.08%を超えるとアークが荒くなりヒュームおよびスパッタ発生量が多くなる。
【0019】
(C:0.02〜0.08%)
Cは、鋼製外皮、Fe−Mnおよびグラファイト等より添加され、溶接金属の強度を調整する重要な元素の1つである。Cが0.02%未満であると溶接金属の強度および靭性が低下する。一方、0.08%を超えるとアークが強くなりすぎてスパッタ発生量が多くなる。また、溶接金属の強度が高くなり靭性が低下する。
【0020】
(Si:0.3〜0.7%)
Siは、金属Si、Fe-SiおよびFe-Si-Mn等より添加され、脱酸剤として作用して溶接金属の強度および靭性を確保するために添加する。Siが0.3%未満であると脱酸不足となり溶接部にピット等の溶接欠陥が発生する。また、強度および靭性が低下する。一方、0.7%を超えると溶接金属の強度が高くなり靭性が低下する。
【0021】
(Mn:1.5〜2.5%)
Mnは、金属Mn、Fe−Mnおよび鋼製外皮等より添加され、脱酸剤として作用するとともに溶接金属の強度および靭性を確保するために添加する。Mnが1.5%未満であると脱酸不足となり溶接部にピット等の溶接欠陥が発生する。また、溶接金属の強度および靭性が低下する。一方、2.5%を超えると溶接金属の強度が高くなり靭性が低下する。
【0022】
(Mn/Si:2.5〜6.0)
Mn/Siは、溶接金属の粘性に影響する。Mn/Siが大きくなれば溶接金属の粘性が低下し、逆にMn/Siが小さくなると溶接金属の粘性は高くなる。溶接金属の粘性を低くすると溶接金属中から発生するガスを早く抜けさせるので、耐ピット性を向上させることができる。Mn/Siが2.5未満であるとSiに対するMn量が少なくなるので靭性が劣化する。一方、6.0を超えると溶接金属の粘性が低くなりすぎてビード形状が凸になる。
【0023】
(Al:0.15〜0.5%)
Alは、金属Al、Fe−AlおよびAl-Mg等から添加され、脱酸剤として作用するとともにSi、Mnの溶接金属中への歩留まりを上げて強度および靭性を調整する効果を有する。また、溶接金属の粘性を上げる作用を有しビード形状を整える効果がある。Alが0.15%未満であると脱酸剤としての効果が少なく溶接部にピット等の溶接欠陥が発生する。また、溶接金属の粘性が低下するためにビード形状が劣化する。一方、0.5%を超えるとアークの集中性が高くなりすぎるためスパッタ発生量が多くなる。また、強度が高くなりすぎて靭性が低下する。
【0024】
(Mg:0.15〜0.5%)
Mgは、金属Mg、Al-Mg等から添加され、脱酸剤として作用するとともにSi、Mnの溶接金属への歩留まりを上げて強度および靭性を調整する効果を有する。Mgが0.15%未満であると脱酸剤としての効果がなく溶接部にピット等の溶接欠陥が発生する。一方、0.5%を超えるとアークが荒くなりスパッタ発生量が多くなる。
【0025】
(Al/Mg:0.3〜3.0)
Al/Mgは、溶接金属の粘性に影響する。Al/Mgが大きくなれば溶接金属の粘性が高くなり、逆にAl/Mgが小さくなると溶接金属の粘性は低下する。Al/Mgが0.3未満であると溶接金属の粘性が低くなるのでビード形状が垂れ気味になる。一方、3.0を超えると靭性が低下する。
【0026】
(Ni:0.3〜0.7%、Cr:0.45〜0.8%、Cu:0.3〜0.6%)
Ni、Cr、Cuは金属Ni、金属Cr、金属Cu等から添加され、溶接金属が耐候性の性能を有するために必須である。Niが0.3%未満、Crが0.45%未満およびCuが0.3%未満であると耐候性の性能を満足することができない。一方、Niが0.7%超、Crが0.8%超およびCuが0.6%を超えると強度が高くなりすぎる。また、コストが高くなりすぎ経済的ではない。
【実施例】
【0027】
以下、実施例により本発明の効果をさらに詳細に説明する。
【0028】
まず、鋼製外皮にJIS G3141 SPCC帯鋼を使用し、表1に示すワイヤ径1.2mmの各種成分のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを試作した。
【0029】
表1に示すガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを用いて、板厚12mmの耐候性鋼板(JIS G3114 SMA490BW)をT字すみ肉試験体(長さ1000mm)とし、表2に示す条件No.1の溶接条件で水平すみ肉溶接を行い、アーク状態、スパッタ発生量、スラグ剥離性およびビード形状を調査した。スパッタ発生量の測定は、発生したスパッタ全量を捕集し、1分間当たりの発生量に換算した。なお、耐候性鋼板でのスパッタ発生量は2g/min以下が良好である。
【0030】
また、耐ピット性の評価は、板厚12mmの無機ジンクプライマ塗布鋼板(JIS G3114 SMA490BW、プライマ膜厚35〜40μm)をT字すみ肉試験体(長さ1000mm)とし、片側づつ両側に表2に示す条件No.1の溶接条件で水平すみ肉溶接を行い、発生したピット数を調査した。
【0031】
さらに、JIS Z 3320に準じて板厚20mmの耐候性鋼板(JIS G3114 SMA490BW)を用いて溶着金属試験を表2に示す条件No.2の溶接条件で行い、引張試験片と衝撃試験片を採取して試験した。なお、引張強さは490N/mm以上、吸収エネルギーは0℃で70J以上を良好とした。それらの調査結果を表3にまとめて示す。
【0032】
【表1】

【0033】
【表2】

【0034】
【表3】

【0035】
表3中ワイヤNo.1〜10は本発明例、ワイヤNo.11〜21は比較例である。本発明例であるワイヤNo.1〜10は、Ti酸化物のTiO換算値、SiO、ZrO、金属弗素化合物のF換算値、C、Si、Mn、Al、Mg、Mn/SiおよびAl/Mgも適正であるので、アーク状態が良好で、スパッタ発生量が少なく、スラグ剥離性およびビード形状が良好でピットの発生もなく、機械性能も良好であるなど極めて満足な結果であった。
【0036】
比較例中ワイヤNo.11は、Ti酸化物のTiO換算値が多いのでビード形状が不良でピットも発生した。また、Mn/Siが低いので吸収エネルギーが低かった。
ワイヤNo.12は、Ti酸化物のTiO換算値が少ないのでアークが不安定でスラグ剥離性およびビード形状が不良でスパッタ発生量も多かった。また、Siが少ないのでピットが生じ、溶着金属の引張強さおよび吸収エネルギーが低かった。
【0037】
ワイヤNo.13は、SiOが多いのでスパッタ発生量が多く、ピットも生じた。また、Al/Mgが高いので溶着金属の吸収エネルギーが低かった。
【0038】
ワイヤNo.14は、SiOが少ないのでスラグ剥離性およびビード形状が不良であった。また、Mnが少ないのでピットが生じ、溶着金属の引張強さおよび吸収エネルギーが低かった。
【0039】
ワイヤNo.15は、ZrOが多いのでスパッタ発生量が多くスラグ剥離性も不良であった。また、Cが少ないので溶着金属の引張強さおよび吸収エネルギーが低かった。
【0040】
ワイヤNo.16は、ZrOが少ないのでピットが生じた。また、Alが高いのでスパッタ発生量が多く、溶着金属の引張強さが高く吸収エネルギーが低かった。
【0041】
ワイヤNo.17は、金属弗素化合物のF換算値が多いのでスパッタ発生量が多かった。また、Mnが高いので溶着金属の引張強さが高く吸収エネルギーが低かった。
【0042】
ワイヤNo.18は、金属弗素化合物のF換算値が少ないのでアークが不安定であった。また、Alが少ないのでビード形状が不良でピットも生じた。
【0043】
ワイヤNo.19は、Cが高いのでスパッタ発生量が多く、溶着金属の引張強さが高く吸収エネルギーが低かった。また、Al/Mgが低いのでビード形状も不良であった。
【0044】
ワイヤNo.20は、Siが多いので溶着金属の引張強さが高く吸収エネルギーが低かった。また、Mgが少ないのでビード形状が不良でピットも生じた。
【0045】
ワイヤNo.21は、Mgが多いのでスパッタ発生量が多かった。また、Mn/Siが高いのでビード形状が不良であった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼製外皮にフラックスを充填してなる耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤ全質量に対する質量%で、
Ti酸化物のTiO換算:2.0〜4.0%、
SiO:0.5〜1.5%、
ZrO:0.1〜0.6%、
金属弗化物のF換算値:0.02〜0.08%、
C:0.02〜0.08%、
Si:0.3〜0.7%、
Mn:1.5〜2.5%、
かつ、Mn/Si:2.5〜6.0、
Al:0.15〜0.5%、
Mg:0.15〜0.5%、
かつ、Al/Mg:0.3〜3.0、
Ni:0.3〜0.7%、
Cr:0.45〜0.8%、
Cu:0.3〜0.6%を含有し、残部はFe、アーク安定剤および不可避不純物であることを特徴とする耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。

【公開番号】特開2008−114264(P2008−114264A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−300217(P2006−300217)
【出願日】平成18年11月6日(2006.11.6)
【出願人】(302040135)日鐵住金溶接工業株式会社 (172)
【Fターム(参考)】