説明

育苗培養土とその製造方法

【課題】育苗培養土とその製造を有機汚泥物醗酵促進方法に関するもので、珪藻土・籾殻破砕・木質破砕の多孔質体をもつ素材の状態を最大限に保持できる炭化物を焼成し、比表面積の大きい特性を活用し、保水性、吸着性、透水性、通気性等機能が十分発揮でき、さらには、塩素除去、除菌、消毒機能を特徴とした。しかも、2週間ほど袋体に混合物を詰め込み多量安価な素材を粒状の細分化、分別化の工程の向上を図る。
【解決手段】多孔質の珪藻土・籾殻破砕・木質破砕から有益機能を効率よく発揮できる炭化物を備えた。本発明は、ミネラル成分補給効果、肥料濃度の和らげ効果のあるバラツキの少ない均質良質な育苗培養土とその製造方法の提供ができる。通気性のある袋体に混合物を詰め込んで自然発酵を行なう有機汚泥物醗酵促進方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機汚泥物を醗酵し、珪藻土・籾殻破砕・木質破砕の天然素材を炭化物とする育苗培養土に関し、育苗培養土の有効使用を可能とした良質な育苗培養土とその製造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、有機廃棄物を活用とし、育苗培養土に用いてきたが、排出種類の多種類、不均質、異なる発生場所による混合質体は、組成、製造過程においてのバラツキの発生は免れない。さらに廃棄物のリサイクル化とした堆肥には、成分、効果に不確定要素がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
育苗培養土が、化学製品である場合は、使用前の在庫時や使用後の処理に経済上および環境上に難点がある。
【0004】
育苗培養土の炭化物を高温化に活用する場合に、より微細に、より多くの表面積をもって燃焼することが必要である。
【0005】
天然素材の珪藻土・籾殻破砕・木質破砕の素材を基材にした炭化物としての活用は、安定した均質の性能、成分の良質な育苗培養土が提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
焼成珪藻土・籾殻破砕・木質破砕の多孔質体、細孔構造部分に炭化物を付着させることにより多孔質体を基材とした炭化物を製造し通気性のよい袋体に詰め込んで2週間ほど複数段に積み重ね効果で自然醗酵促進を可能とした育苗培養土とその製造方法。
【0007】
本発明の用材機能は、表面積の大きさが、保水性、吸着性、透水性、通気性、さらには、塩素除去機能、除菌機能、消毒機能と醗酵効果の活用を特徴とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、珪藻土・籾殻破砕・木質破砕素材の多孔質と表面積の大きさの特徴を活用とし、炭素炭化物を付着させる技術は高性能が発揮され、安定供給を可能とし、経済負担も少なく、しかも製造工程は特別な技術を要しないのが特徴。
【0009】
本発明の炭化物多孔質体に、生菌、各種微生物、バイオ技術剤等用材を含浸させることによる育苗培養土とその製造方法。
【0010】
珪藻土・籾殻・木質破砕は、安定供給が可能であり、しかも安価を特徴とした。
【0011】
本発明の原料は天然素材成分であり有害物質は発生しない、特有の微細空隙が保持された状態で炭化されることから多孔質体を保持することができる。
【0012】
本発明の製造技術は、自然発酵の促進によるもので、高度技術を要しない混合成形であり、先進的な環境浄化と産業上の利用に貢献する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、自然発酵の促進により安定供給のできる天然素材の利活用で環境に優しいのが特徴である。
【0014】
炭化物の混合成形であり付着することでの形態である。
【0015】
多孔質体に生菌、各種微生物、バイオが自然含浸されることの単純さと合理的な成形製造による育苗培養土とその製造方法。
【0016】
この実施例については、多孔質体の細孔構造や表面化学特性の部分に炭素を付着とした特異性の吸着剤の発明に関する技術を特徴する。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明の実施に係わる炭化物の製造方法は、珪藻土・籾殻破砕・木質破砕を焼成して炭化した炭化物の自然発酵の育苗培養土とその製造方法である。
【0018】
珪藻土・籾殻破砕・木質破砕等を粉砕し、粒状物を細分化し集団粒にした育苗培養土とその製造方法。
【0019】
上記、炭化物は、育苗培養土とその製造の適汎用性は大幅な利活用ができ有能性が発揮される。
【0020】
本発明は、環境の負荷を考慮した育苗培養土に係わるものとし、堆肥に混合することに有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
珪藻土・籾殻破砕・木質破砕を焼成し、炭化物の粒状物を生成する工程を、用途に応じて均一粒状、もしくは異なる粒状、粉末を適用とする育苗培養土。
【請求項2】
上記工程は、珪藻土・籾殻破砕・木質破砕を1,000度以下の温度で焼成し、特に2mmアンダーに分別、炭化することを特徴とした育苗培養土。
【請求項3】
上記粒状物集団を炭化した炭化物は、焼成珪藻土90から40重量%で炭化籾殻破砕・木質破砕10から60重量%の培養土。
【請求項4】
請求項1、2、3の炭化物が用途適用に、一種類、又は一種類以上の混合、分別混合してなる育苗培養土とその製造方法が本発明の趣旨構造を逸脱しない範囲の変更は本発明に含まれる。

【公開番号】特開2011−212001(P2011−212001A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−96439(P2010−96439)
【出願日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(305058494)
【Fターム(参考)】