脂質アシルトランスフェラーゼを用いる食用油精製のためのプロセス
a)約0.1〜5%w/wの水を食用油(好ましくは、粗製食用油)および脂質アシルトランスフェラーゼと混合する工程と、b)約45〜約90℃で約10分間〜180分間、前記混合物を撹拌する工程と、c)油相とガム相を分離する工程とを含む、食用油(好ましくは、粗製食用油)を水脱ガムするプロセス。一実施形態において、脂質アシルトランスフェラーゼは、好ましくは、ホスホリパーゼC酵素と組み合わせて用いられる。脂質アシルトランスフェラーゼを用いる脱ガム油のガム相を改変するためのプロセスもまた本明細書に教示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)約0.1〜5%w/wの水を食用油(好ましくは、粗製食用油)および脂質アシルトランスフェラーゼと混合する工程と、b)約45℃〜約90℃で約10分間と180分の間、前記混合物を撹拌する工程と、c)油相とガム相を分離する工程とを含む、食用油(好ましくは、粗製食用油)を水脱ガムする方法。
【請求項2】
d)最低約2時間と最高7日間の間、活性脂質アシルトランスフェラーゼ酵素を含む前記ガム相をインキュベートする工程と、e)前記ガム相から前記油を分離する工程とをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
(好ましくは、食用油の脱ガム、例えば、水脱ガムもしくは酵素的脱ガムまたはそれらの組合せから獲得可能である、または獲得された)ガム相を処理し(前記ガム相を、最低約2時間と最高7日間の間、単独の、または1つもしくは複数のホスホリパーゼC酵素と組み合わせた1つまたは複数の脂質アシルトランスフェラーゼ酵素とインキュベートする)、前記ガム相から前記油を分離する方法。
【請求項4】
プロセスのpHが約pH5.0〜約pH10.0の間である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記脂質アシルトランスフェラーゼがGDSxモチーフおよび/またはGANDYモチーフを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記脂質アシルトランスフェラーゼ酵素が、アシルトランスフェラーゼ活性を有し、かつアミノ酸配列モチーフGDSX(Xは、以下のアミノ酸残基、L、A、V、I、F、Y、H、Q、T、N、M、またはSの1つまたは複数である)を含む酵素として特徴付けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
本発明の方法および/または使用のいずれか一つに用いる前記脂質アシルトランスフェラーゼが、以下の属の1つまたは複数由来の生物から獲得可能であり得、好ましくは獲得され得る、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法:Aeromonas、Streptomyces、Saccharomyces、Lactococcus、Mycobacterium、Streptococcus、Lactobacillus、Desulfitobacterium、Bacillus、Campylobacter、Vibrionaceae、Xylella、Sulfolobus、Aspergillus、Schizosaccharomyces、Listeria、Neisseria、Mesorhizobium、Ralstonia、Xanthomonas、およびCandida。
【請求項8】
脂質アシルトランスフェラーゼが前記Aeromonas属由来の生物から獲得可能であり、好ましくは獲得される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号49、配列番号36、配列番号38、配列番号39、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、もしくは配列番号63として示されるヌクレオチド配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列のいずれか一つの発現によって獲得される、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
請求項1から39のいずれか一項に記載の方法であって、ここで前記脂質アシルトランスフェラーゼが、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドであって、以下:
a)配列番号49として示されたヌクレオチド配列、またはそれと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列;
b)前記ポリペプチドをコードする核酸であって、前記ポリペプチドが、配列番号16に示されたポリペプチド配列または配列番号68に示されたポリペプチド配列と少なくとも70%同一である、核酸;
c)または配列番号49として示された前記ヌクレオチド配列を含む核酸プローブと中程度のストリンジェンシー条件下でハイブリダイズする核酸
の発現によって獲得されるポリペプチドである、方法。
【請求項11】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、Bacillus licheniformisにおけるヌクレオチド配列の発現によって獲得されるポリペプチドである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68、配列番号16、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号17、配列番号17、配列番号18、配列番号34、配列番号35として示されるアミノ酸配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列のいずれか一つを含む、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドである、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68として示される前記アミノ酸配列、またはそれと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含む、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
追加として、ホスホリパーゼCが、油および/または水および/または脂質アシルトランスフェラーゼと混合される、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
水脱ガムプロセスの完了後の油相において油の収率を増加させるための食用油の水脱ガムにおける脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項16】
水脱ガムプロセスの完了後のガム相の粘性を減少させるための食用油の水脱ガムにおける脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項17】
水脱ガムプロセスの完了後の油相において油の収率を増加させるため、および/もしくはトリグリセリドレベルを増加させるため、ならびに/または水脱ガムプロセスの完了後の油相においてジグリセリドレベルを低下させるための食用油の水脱ガムにおけるホスホリパーゼCと組み合わせた脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項18】
未処理のガムと比較して、油の収率を増加させ、および/または向上したリンレベルを有する(酸性油の分離後の)固相を生じるための(食用油の脱ガム、例えば、水脱ガム、酵素的脱ガム、またはそれらの組合せから獲得可能であるか、または獲得された)ガム相のインキュベーションにおける(単独の、またはホスホリパーゼCと組み合わせた)脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項19】
0.1〜4%w/wの水が前記食用油と混合される、請求項15から18のいずれか一項に記載の使用。
【請求項20】
酵素が、約45℃〜約90℃の範囲の温度で食用油に加えられる、請求項15から19のいずれか一項に記載の使用。
【請求項21】
脱ガムプロセスのpHが約pH5.0〜約pH10.0の間である、請求項15から20のいずれか一項に記載の使用。
【請求項22】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、約10分間〜180分間、前記食用油と反応する、請求項15から21のいずれか一項に記載の使用。
【請求項23】
前記脂質アシルトランスフェラーゼがGDSxモチーフおよび/またはGANDYモチーフを含む、請求項15から22のいずれか一項に記載の使用。
【請求項24】
前記脂質アシルトランスフェラーゼ酵素が、アシルトランスフェラーゼ活性を有し、かつアミノ酸配列モチーフGDSX(Xは、以下のアミノ酸残基、L、A、V、I、F、Y、H、Q、T、N、M、またはSの1つまたは複数である)を含む酵素として特徴付けられる、請求項15から23のいずれか一項に記載の使用。
【請求項25】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、以下の属の1つまたは複数由来の生物から獲得可能であり、好ましくは獲得される、請求項15から24のいずれか一項に記載の使用:Aeromonas、Streptomyces、Saccharomyces、Lactococcus、Mycobacterium、Streptococcus、Lactobacillus、Desulfitobacterium、Bacillus、Campylobacter、Vibrionaceae、Xylella、Sulfolobus、Aspergillus、Schizosaccharomyces、Listeria、Neisseria、Mesorhizobium、Ralstonia、Xanthomonas、およびCandida。
【請求項26】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが前記Aeromonas属由来の生物から獲得可能であり、好ましくは獲得される、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号49、配列番号36、配列番号38、配列番号39、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、もしくは配列番号63として示されるヌクレオチド配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列のいずれか一つの発現によって獲得される、請求項15から26のいずれか一項に記載の使用。
【請求項28】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、
a.配列番号49として示されるヌクレオチド配列、もしくはそれと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列;
b.ポリペプチドをコードする核酸であって、前記ポリペプチドが、配列番号16に示されるポリペプチド配列もしくは配列番号68に示されるポリペプチド配列と少なくとも70%同一である、核酸;または
c.配列番号49として示されるヌクレオチド配列を含む核酸プローブと中程度のストリンジェンシー条件下でハイブリダイズする核酸
の発現によって獲得されるポリペプチドである、請求項15から27のいずれか一項に記載の使用。
【請求項29】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、Bacillus licheniformisにおけるヌクレオチド配列の発現によって獲得されるポリペプチドである、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68、配列番号16、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号17、配列番号18、配列番号34、配列番号35として示されるアミノ酸配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列のいずれか一つを含むポリペプチドである、請求項15から29のいずれか一項に記載の使用。
【請求項31】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68として示されるアミノ酸配列、またはそれと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項15から30のいずれか一項に記載の使用。
【請求項32】
前記脂質アシルトランスフェラーゼがホスホリパーゼCと組み合わせて用いられる、請求項15から31のいずれか一項に記載の使用。
【請求項33】
実施例および図を参照して本明細書で一般的に定義された方法。
【請求項34】
実施例および図を参照して本明細書で一般的に定義された使用。
【請求項1】
a)約0.1〜5%w/wの水を食用油(好ましくは、粗製食用油)および脂質アシルトランスフェラーゼと混合する工程と、b)約45℃〜約90℃で約10分間と180分の間、前記混合物を撹拌する工程と、c)油相とガム相を分離する工程とを含む、食用油(好ましくは、粗製食用油)を水脱ガムする方法。
【請求項2】
d)最低約2時間と最高7日間の間、活性脂質アシルトランスフェラーゼ酵素を含む前記ガム相をインキュベートする工程と、e)前記ガム相から前記油を分離する工程とをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
(好ましくは、食用油の脱ガム、例えば、水脱ガムもしくは酵素的脱ガムまたはそれらの組合せから獲得可能である、または獲得された)ガム相を処理し(前記ガム相を、最低約2時間と最高7日間の間、単独の、または1つもしくは複数のホスホリパーゼC酵素と組み合わせた1つまたは複数の脂質アシルトランスフェラーゼ酵素とインキュベートする)、前記ガム相から前記油を分離する方法。
【請求項4】
プロセスのpHが約pH5.0〜約pH10.0の間である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記脂質アシルトランスフェラーゼがGDSxモチーフおよび/またはGANDYモチーフを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記脂質アシルトランスフェラーゼ酵素が、アシルトランスフェラーゼ活性を有し、かつアミノ酸配列モチーフGDSX(Xは、以下のアミノ酸残基、L、A、V、I、F、Y、H、Q、T、N、M、またはSの1つまたは複数である)を含む酵素として特徴付けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
本発明の方法および/または使用のいずれか一つに用いる前記脂質アシルトランスフェラーゼが、以下の属の1つまたは複数由来の生物から獲得可能であり得、好ましくは獲得され得る、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法:Aeromonas、Streptomyces、Saccharomyces、Lactococcus、Mycobacterium、Streptococcus、Lactobacillus、Desulfitobacterium、Bacillus、Campylobacter、Vibrionaceae、Xylella、Sulfolobus、Aspergillus、Schizosaccharomyces、Listeria、Neisseria、Mesorhizobium、Ralstonia、Xanthomonas、およびCandida。
【請求項8】
脂質アシルトランスフェラーゼが前記Aeromonas属由来の生物から獲得可能であり、好ましくは獲得される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号49、配列番号36、配列番号38、配列番号39、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、もしくは配列番号63として示されるヌクレオチド配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列のいずれか一つの発現によって獲得される、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
請求項1から39のいずれか一項に記載の方法であって、ここで前記脂質アシルトランスフェラーゼが、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドであって、以下:
a)配列番号49として示されたヌクレオチド配列、またはそれと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列;
b)前記ポリペプチドをコードする核酸であって、前記ポリペプチドが、配列番号16に示されたポリペプチド配列または配列番号68に示されたポリペプチド配列と少なくとも70%同一である、核酸;
c)または配列番号49として示された前記ヌクレオチド配列を含む核酸プローブと中程度のストリンジェンシー条件下でハイブリダイズする核酸
の発現によって獲得されるポリペプチドである、方法。
【請求項11】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、Bacillus licheniformisにおけるヌクレオチド配列の発現によって獲得されるポリペプチドである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68、配列番号16、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号17、配列番号17、配列番号18、配列番号34、配列番号35として示されるアミノ酸配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列のいずれか一つを含む、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドである、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68として示される前記アミノ酸配列、またはそれと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含む、脂質アシルトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
追加として、ホスホリパーゼCが、油および/または水および/または脂質アシルトランスフェラーゼと混合される、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
水脱ガムプロセスの完了後の油相において油の収率を増加させるための食用油の水脱ガムにおける脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項16】
水脱ガムプロセスの完了後のガム相の粘性を減少させるための食用油の水脱ガムにおける脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項17】
水脱ガムプロセスの完了後の油相において油の収率を増加させるため、および/もしくはトリグリセリドレベルを増加させるため、ならびに/または水脱ガムプロセスの完了後の油相においてジグリセリドレベルを低下させるための食用油の水脱ガムにおけるホスホリパーゼCと組み合わせた脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項18】
未処理のガムと比較して、油の収率を増加させ、および/または向上したリンレベルを有する(酸性油の分離後の)固相を生じるための(食用油の脱ガム、例えば、水脱ガム、酵素的脱ガム、またはそれらの組合せから獲得可能であるか、または獲得された)ガム相のインキュベーションにおける(単独の、またはホスホリパーゼCと組み合わせた)脂質アシルトランスフェラーゼの使用。
【請求項19】
0.1〜4%w/wの水が前記食用油と混合される、請求項15から18のいずれか一項に記載の使用。
【請求項20】
酵素が、約45℃〜約90℃の範囲の温度で食用油に加えられる、請求項15から19のいずれか一項に記載の使用。
【請求項21】
脱ガムプロセスのpHが約pH5.0〜約pH10.0の間である、請求項15から20のいずれか一項に記載の使用。
【請求項22】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、約10分間〜180分間、前記食用油と反応する、請求項15から21のいずれか一項に記載の使用。
【請求項23】
前記脂質アシルトランスフェラーゼがGDSxモチーフおよび/またはGANDYモチーフを含む、請求項15から22のいずれか一項に記載の使用。
【請求項24】
前記脂質アシルトランスフェラーゼ酵素が、アシルトランスフェラーゼ活性を有し、かつアミノ酸配列モチーフGDSX(Xは、以下のアミノ酸残基、L、A、V、I、F、Y、H、Q、T、N、M、またはSの1つまたは複数である)を含む酵素として特徴付けられる、請求項15から23のいずれか一項に記載の使用。
【請求項25】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、以下の属の1つまたは複数由来の生物から獲得可能であり、好ましくは獲得される、請求項15から24のいずれか一項に記載の使用:Aeromonas、Streptomyces、Saccharomyces、Lactococcus、Mycobacterium、Streptococcus、Lactobacillus、Desulfitobacterium、Bacillus、Campylobacter、Vibrionaceae、Xylella、Sulfolobus、Aspergillus、Schizosaccharomyces、Listeria、Neisseria、Mesorhizobium、Ralstonia、Xanthomonas、およびCandida。
【請求項26】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが前記Aeromonas属由来の生物から獲得可能であり、好ましくは獲得される、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号49、配列番号36、配列番号38、配列番号39、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、もしくは配列番号63として示されるヌクレオチド配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列のいずれか一つの発現によって獲得される、請求項15から26のいずれか一項に記載の使用。
【請求項28】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、
a.配列番号49として示されるヌクレオチド配列、もしくはそれと75%以上の同一性を有するヌクレオチド配列;
b.ポリペプチドをコードする核酸であって、前記ポリペプチドが、配列番号16に示されるポリペプチド配列もしくは配列番号68に示されるポリペプチド配列と少なくとも70%同一である、核酸;または
c.配列番号49として示されるヌクレオチド配列を含む核酸プローブと中程度のストリンジェンシー条件下でハイブリダイズする核酸
の発現によって獲得されるポリペプチドである、請求項15から27のいずれか一項に記載の使用。
【請求項29】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、Bacillus licheniformisにおけるヌクレオチド配列の発現によって獲得されるポリペプチドである、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68、配列番号16、配列番号1、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号17、配列番号18、配列番号34、配列番号35として示されるアミノ酸配列、またはそれらと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列のいずれか一つを含むポリペプチドである、請求項15から29のいずれか一項に記載の使用。
【請求項31】
前記脂質アシルトランスフェラーゼが、配列番号68として示されるアミノ酸配列、またはそれと75%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項15から30のいずれか一項に記載の使用。
【請求項32】
前記脂質アシルトランスフェラーゼがホスホリパーゼCと組み合わせて用いられる、請求項15から31のいずれか一項に記載の使用。
【請求項33】
実施例および図を参照して本明細書で一般的に定義された方法。
【請求項34】
実施例および図を参照して本明細書で一般的に定義された使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74a】
【図74b】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74a】
【図74b】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【公表番号】特表2011−505865(P2011−505865A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−538882(P2010−538882)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際出願番号】PCT/GB2008/004064
【国際公開番号】WO2009/081094
【国際公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(397060588)ダニスコ エイ/エス (67)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際出願番号】PCT/GB2008/004064
【国際公開番号】WO2009/081094
【国際公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(397060588)ダニスコ エイ/エス (67)
【Fターム(参考)】
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