脊椎矯正背もたれの製造方法
【課題】脊椎矯正背もたれの製造方法を提供する。
【解決手段】矯正背もたれの内面において、患者の脊椎側湾と椎体回転の部位に対応する位置に、複数の形状や大小が異なるエアバッグ3を設置し、矯正背もたれにおいて、エアバッグのニップル310に対応する位置に、貫通穴20が形成され、エアバッグに、軟質である防護パッド4が覆われ、エアバッグのニップルを、貫通穴に貫通することにより、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、専門者が、便利に加圧や減圧を行ってエアバッグ内的圧力を調整でき、また、各エアバッグの気圧を利用して、脊椎の裏側や外側或いは裏外側から、脊椎湾曲の変形部位に対して、三次元空間の立体圧力で脊椎に付勢することにより、脊椎側湾と脊椎椎体逆転を矯正できる効果が得られる。
【解決手段】矯正背もたれの内面において、患者の脊椎側湾と椎体回転の部位に対応する位置に、複数の形状や大小が異なるエアバッグ3を設置し、矯正背もたれにおいて、エアバッグのニップル310に対応する位置に、貫通穴20が形成され、エアバッグに、軟質である防護パッド4が覆われ、エアバッグのニップルを、貫通穴に貫通することにより、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、専門者が、便利に加圧や減圧を行ってエアバッグ内的圧力を調整でき、また、各エアバッグの気圧を利用して、脊椎の裏側や外側或いは裏外側から、脊椎湾曲の変形部位に対して、三次元空間の立体圧力で脊椎に付勢することにより、脊椎側湾と脊椎椎体逆転を矯正できる効果が得られる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脊椎矯正背もたれの製造方法に関し、特に、エアバッグを矯正背もたれの内面に設置し、医療にあわせて脊椎側湾や脊椎椎体回転の変形を矯正できるものに関する。
【背景技術】
【0002】
一般の脊椎側湾や湾曲変形の時、専門者により、診断して治療され、また、機能回復訓練を受けて、脊椎を、正常位置に戻るように回復させ、一般として、脊椎側湾が、20度以下であれば、機能回復訓練と観察だけでよく、側湾が、20度乃至40度であれば、機能回復訓練だけでは足りなくなり、脊椎背もたれを合わせて治療することが考慮され、また、側湾が、40度以上であれば、機能回復訓練と背もたれの治療効果が良くないため、手術で、矯正と固定を行い、しかしながら、手術の後遺症やリスクが大きいため、大部分は、非手術性である機能回復訓練や背もたれの治療を、優先に選択し、しかし、従来の背もたれ1は、図1のように、可塑性であるプラスチック板で、患者の身形に合わせて、背もたれ本体10を作成し、該背もたれ本体10に、背もたれ本体10を、外へ向かって開いてユーザーの身に着用するための開口11が形成され、開口11の二つの対向する両辺に、相対的に複数の締着バンド12が設置され、それにより、ユーザーが着用した後、身に締着することができ、また、背もたれ本体10の一側に、患者の側湾した身を固定するための支持フレーム13が設けられ、支持フレーム13と背もたれ本体10に、背もたれ本体10を患者の身に固定するための弾性バンド14があり、該背もたれ1を着用することにより、脊椎を支持固定でき、脊椎が更に変形することを防止できる。
【0003】
しかしながら、一般の背もたれ1は、次の欠点がある。
【0004】
1、一般の背もたれは、脊椎と固定と支持する機能だけを有し、その目的が、脊椎の湾曲が更に悪化することを防止し、背もたれを取り外すと、元の側湾角度に戻るか悪化するため、矯正の効果が得られない。
【0005】
2、着用する時、その標準着用時間が長いため(毎日23時間)、不快感が発生する。
【0006】
3、着用時間が長いため、背部の筋肉が硬くなるか萎縮する。
【0007】
4、脊椎側湾が40度以内の治療に適合するが、脊椎椎体回転を矯正する機能がなく、側湾40度以上は、手術で改善すべく。
【0008】
5、衣服の外に着用され、着用の美観性がなく、患者が、着用意欲を有しないため、一般の脊椎背もたれの治療効果が良くない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の主な目的は、着用美観を有し、着用時間が短く、背部の筋肉が萎縮する現象がなく、側湾が、40度以内の治療に制限されなく、手術無しで、脊椎の湾曲が悪化することを防止でき、積極に矯正効果が得られ、また、脊椎椎体回転を矯正する機能を有する脊椎矯正背もたれの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、主として、専門者により、X射線で、患者の脊椎を照射して、変形の状況を把握し、患者の身形に基づいて、石膏模型を作り、該石膏模型が、患者の身形に基づいて作成されるため、湾曲形状になり、また、該石膏模型について、正常形状に修正し、即ち、石膏模型の凹む部位について、石膏で補填し、突出する部位について、削除して、修正された後の石膏模型が形成され、そして、上記の修正された後の石膏模型に、加熱された可塑性プラスチック板を覆い、該プラスチック板が、冷却がされると、患者の身形に合わせて矯正できる矯正背もたれが形成され、また、矯正背もたれに、開口が形成され、該開口により、矯正背もたれが外へ開かれて患者の身に着用でき、また、開口の二つの対向する両辺に、対応するように、複数の扣合部材が設けられ、該扣合部材により、開口の間隔や緊張度を調整でき、矯正背もたれの内面において、患者の脊椎側湾の突出部位や該突出部位に対応するもう一側の上端と下端及び椎体回転の部位に対応する位置に、複数の形状や大小が異なるエアバッグが設けられ、エアバッグに、ニップルが設けられ、矯正背もたれにおいて、エアバッグのニップルに対応する位置に、貫通穴が形成され、ニップルが、貫通穴に貫通し、エアバッグに、軟質の防護パッドが覆われ、エアバッグのニップルを貫通穴に貫設することにより、専門者が、便利に気体をエアバッグ内に注入でき、また、エアバッグ内の気体を釈放でき、そのため、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、加圧や減圧のように、エアバッグ内の圧力を調整でき、また、各エアバッグの気圧で、脊椎の裏側や外側或裏外側から、脊椎の湾曲変形に対応する部位に、三次元空間の立体圧力を利用して脊椎を付勢し、これにより、脊椎側湾や脊椎椎体回転を矯正できる効果が得られる、ことを特徴とする脊椎矯正背もたれの製造方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の予期目的や効果及び採用した技術手段について、より良い実施例を挙げて、詳しく説明する。
【0012】
本発明の実施例は、図2〜図6のように、主として、矯正背もたれ2と少なくとも一つのエアバッグ3及び少なくとも一つの防護パッド4からなり、専門者により、X射線で、患者の脊椎を照射して、変形の状況を把握し、また、患者の身形に基づいて、石膏模型aを作り(図2Aのように)、該石膏模型aが、患者の身形に基づいて作成されるため、湾曲形状になり、また、該石膏模型aについて、正常形状に修正し(図2Bのように)、凹む部位a1について、石膏で補填し、突出する部位a2について、削除し、修正された後の石膏模型Aが形成され、そして、上記の石膏模型Aに、加熱された後の可塑性プラスチック板bを覆い(図2CBのように)、該プラスチック板bが、冷却されると、矯正背もたれ2が形成され(図3のように)、該矯正背もたれ2の正面において、ユーザーの胸部に対応する位置に、貫通穴20が形成され、裏側に、開口21が形成され、該開口21により、矯正背もたれ2を外へ開かれて患者の身に着用でき、また、開口21の二つの対向する両辺に、対応するように、複数の扣合部材22が設けられ、該扣合部材22により、開口21の間隔や緊張度を調整でき、矯正背もたれ2に、複数の貫通穴23が設けられ、また、矯正背もたれ2に、複数の通気孔24が設けられ、矯正背もたれ2の内面に、複数の形状や大小が異なるエアバッグ3が設けられ、それらのエアバッグ3が、メインエアバッグ31とサブエアバッグ32であり、該メインエアバッグ31とサブエアバッグ32に、ニップル310、320が設けられ、該ニップル310、320が、矯正背もたれ2の貫通穴23に貫通し、ニップル310、320に、カバー311、321が設けられ、エアバッグ3に、軟質である防護パッド4が覆われ、上記の構造により、脊椎矯正背もたれが構成される。
【0013】
脊椎側湾の患者は、専門者により、X射線写真を撮影して診断した後、X射線写真に基づいて、患者脊椎cの湾曲の変形角度d1を測定でき(図7のように)、また、患者の身形に合わせて、修正された後の矯正背もたれ2を作り、また、該矯正背もたれ2の内面において、脊椎cの湾曲の突出部位c1に対応する位置に、メインエアバッグ31が設けられ、また、矯正背もたれ2の内面において、該突出部位c1に対応するもう一側の上端c2と下端c3に(即ち、湾曲角度d1の起点と終点)、サブエアバッグ32が設けられ、そして、該メインエアバッグ31とサブエアバッグ32に、軟質である防護パッド4が覆われ、これにより、皮膚が、直接にメインエアバッグ31やサブエアバッグ32に接触して不快感を発生することを防止でき、そして、該矯正背もたれ2を病患の身に着用させ、矯正背もたれ2の内面に設けられたメインエアバッグ31とサブエアバッグ32が、それぞれ、病患脊椎cの湾曲の突出部位c1と該突出部位c1に対応するもう一側の上端c2と下端c3に位置し、また、矯正背もたれ2上の扣合部材22を扣合して締着すると、矯正背もたれ2が、安定的に患者の身に着用され、また、矯正背もたれ2の貫通穴23に貫通するニップル310、320から、気体をメインエアバッグ31とサブエアバッグ32内に注入し、各位置のメインエアバッグ31とサブエアバッグ32のエア圧力が、専門者によって決められ、突出部位c1の位置に対応する主施力端のメインエアバッグ31に空気が注入されると、脊椎cの突出部位c1に付勢する圧力が発生して、脊椎cの突出部位c1を元の位置にか元の位置の近くに付勢して、大幅に脊椎cの変形角度d2を縮小でき(図8のように)、対応するもう一側の上端c2と下端c3に位置するサブエアバッグ32に、比較的に小さい付勢圧力が発生し、該上端c2と下端c3に位置する輔助施力端のサブエアバッグ32により、脊椎cの突出部位c1が、主施力端のメインエアバッグ31によって付勢される時、もう一側へ変位して変形することを防止でき、また、突出部位c1の上端c2と下端c3の変形を矯正でき、患者の脊椎cの側湾部位が、胸椎部位c4にある場合(図9のように)、或いは患者の脊椎cの側湾部位が、腰椎部位c5にある場合(図10のように)、或いは患者の脊椎cの側湾が、S型である場合(二つの主要な突出部位c1を有する)(図11のように)、突出部位c1に対応する位置に、そして、その上端c2や下端c3の対応する位置に、エアバッグ3(メインエアバッグ31、サブエアバッグ32)を設置して、脊椎cの突出部位c1と上端c2及び下端c3の変形を矯正でき、これにより、積極に、脊椎cの側湾を矯正する効果が得られ、勿論、患者が、定期に回診して、脊椎cの変形角度d1の回復状況を検査してもらって、専門者により、患者の脊椎cの回復角度に基づいて、矯正背もたれ2内面のメインエアバッグ31とサブエアバッグ32内の圧力を調整し、調整する時、矯正背もたれ2に設けられた貫通穴23に貫通したニップル310、320を利用し、専門者が、便利に、直接に矯正背もたれ2の外部から各エアバッグ3に対してエアの注入や釈放を行ってエアバッグ3の内部圧力を調整でき、矯正背もたれ2を、患者の身から取り外すことが必要しなく、即ち、便利に、空気の注入や釈放を行え、使用上、非常に便利であり、また、脊椎cの異なる変形角度d1に対して、異なる圧力で矯正すべくため、各エアバッグ3のメインエアバッグ31とサブエアバッグ32に対して充填した圧力を制御して、変形した脊椎cに抵当に付勢でき、これにより、脊椎cの変形が更に悪化することを防止でき、また、脊椎側湾を矯正する効果が得られる。
【0014】
患者は、為脊椎cの側湾だけでなく、椎体c6回転を重ねる病症であれば、図12〜図14のように、矯正背もたれ2の内面において、脊椎cの側湾部位に、複数のエアバッグ3が設けられ(図12のように、その湾曲に合わせて、メインエアバッグ31とサブエアバッグ32を設置する)、また、矯正背もたれ2の内面において、その脊椎c椎体c6の回転角度c7に対応する位置にも、複数のエアバッグ3が設けられ(図13の胸椎部位c8の断面概念図と図14の腰椎部位c9の断面概念図を参照しながら)、各エアバッグ3内の圧力により、変形した脊椎cに対して、適当に付勢し、上記のような上記の脊椎c側湾と椎体c6の回転を矯正するように、矯正背もたれ2の内面において、脊椎cの裏側や外側或いは裏外側等から矯正する部位に、矯正するための複数のエアバッグ3(メインエアバッグ31、サブエアバッグ32)が設けられ、また、エアバッグ3内に、適当な圧力を充填して、エアバッグ3により、脊椎cに付勢する圧力が発生し、これにより、脊椎cの突出部位c1や椎体c6の回転角度c7を、元の位置や下の位置の近くに付勢でき、三次元空間の立体圧力により脊椎cに付勢して、また、矯正医療や他の機能回復訓練を行い、確実に脊椎椎体回転を矯正できる効果が得られる。
【0015】
患者が、本発明に係る矯正背もたれ2を使用して、脊椎を矯正する場合、脊椎cが、矯正されて、少しずつ正常位置に回復する時、脊椎が、回復することにより、上へ伸び、そのため、患者の身形は、矯正過程とともに、身長が少しずつ高くなり、それに伴って、矯正背もたれ2内のエアバッグ3の位置も、患者の身長の変化に合わせて調整しなければならなく、身形の変化が大きい場合、更に、患者の矯正された身形に合わせて新規の矯正背もたれ2を作って、より良い矯正効果が得られる。
【0016】
本発明によれば、次の利点が得られる。
【0017】
1、脊椎の矯正背もたれの中、手術が必要する患者にも使えるただ一つの背もたれであり、悪化性である脊椎側湾の患者に対して、積極的に、矯正治療を行い、手術しなくても、有効に、変形角度を制御でき、悪化しなく、確実に、積極的に脊椎側湾と脊椎椎体逆転を、有効に矯正する治療効果が得られる。
【0018】
2、脊椎側湾40が度以内の治療に限られない。
【0019】
3、手術や薬物あるいは注射などは、必要しなく、手で治療することに合わせて、本発明に係る矯正背もたれを利用すれば、患者を矯正でき、手術のリスクを回避できる。
【0020】
4、矯正期間において、専門者が、矯正背もたれの貫通穴から、直接にエアバッグに対して、加圧や減圧を行って内部圧力を調整できるため、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、専門者が、便利に内部圧力を調整できる。
【0021】
5、病患が矯正背もたれを着用する時間は、毎日に、5〜8時間を低減でき(従来の矯正背もたれは、毎日に、23時間を着用するが必要であり、本発明に係る矯正背もたれは、毎日に、15〜18時間を着用すればよい)、治療プログラムを短縮できる。
【0022】
6、背部の筋肉が萎縮する現象が発生しない。
【0023】
7、該矯正背もたれは、上着の下に着用され、着用する時、より美観になり、患者の着用意欲が向上されて、顕著の矯正効果が得られる。
【0024】
そのため、本発明は、より進歩的かつより実用的で、法に従って特許請求を出願する。
【0025】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それによって制限されることが無く、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】従来の背もたれの概念図
【図2A】本発明の実施例において、病患の身形に合わせて作成した石膏模型の概念図
【図2B】本発明の実施例において、石膏模型を正常形状に修正した状態の石膏模型概念図
【図2C】本発明の実施例において、修正された石膏模型に、プラスチック板を覆って矯正背もたれを作成したときの概念図
【図3】本発明の実施例の立体分解図
【図4】本発明の実施例において、エアバッグを矯正背もたれの内面に実装した時の立体図
【図5】本発明の実施例の他の角度の立体図
【図6】本発明の実施例の立体組み立て図
【図7】本発明の実施例において、脊椎側湾を矯正する時、エアバッグに空気を注入していない状態の概念図
【図8】本発明の実施例において、脊椎側湾を矯正する時、エアバッグに空気を注入して脊椎を矯正する時の概念図
【図9】本発明の実施例において、胸椎部位の脊椎側湾を矯正する時の概念図
【図10】本発明の実施例において、腰椎部位の脊椎側湾を矯正する時の概念図
【図11】本発明の実施例において、S形脊椎側湾を矯正する時の概念図
【図12】本発明の実施例において、同時に脊椎側湾と椎体回転を矯正する時の概念図
【図13】本発明の実施例において、同時に脊椎側湾と椎体回転する胸椎部位を矯正する時の上面断面概念図
【図14】本発明の実施例において、同時に脊椎側湾と椎体回転する腰椎部位を矯正する時の上面断面概念図
【符号の説明】
【0027】
1
背もたれ
10 背もたれ本体
11 開口
12 締着バンド
13 支持フレーム
14 弾性バンド
2
矯正背もたれ
20 貫通穴
21 開口
22 扣合部材
23 貫通穴
24 通気孔
3 エアバッグ
31 メインエアバッグ
310 ニップル
311 カバー
32 サブエアバッグ
320 ニップル
321 カバー
4 防護パッド
a 石膏模型
a1 凹む部位
a2 突出部位
A 修正後の石膏模型
b プラスチック板
c 脊椎
c1 突出部位
c2 上端
c3 下端
c4 胸椎部位
c5 腰椎部位
c6 椎体
c7 回転角度
c8 胸椎部位
c9 腰椎部位
d1 変形角度
d2 変形角度
【技術分野】
【0001】
本発明は、脊椎矯正背もたれの製造方法に関し、特に、エアバッグを矯正背もたれの内面に設置し、医療にあわせて脊椎側湾や脊椎椎体回転の変形を矯正できるものに関する。
【背景技術】
【0002】
一般の脊椎側湾や湾曲変形の時、専門者により、診断して治療され、また、機能回復訓練を受けて、脊椎を、正常位置に戻るように回復させ、一般として、脊椎側湾が、20度以下であれば、機能回復訓練と観察だけでよく、側湾が、20度乃至40度であれば、機能回復訓練だけでは足りなくなり、脊椎背もたれを合わせて治療することが考慮され、また、側湾が、40度以上であれば、機能回復訓練と背もたれの治療効果が良くないため、手術で、矯正と固定を行い、しかしながら、手術の後遺症やリスクが大きいため、大部分は、非手術性である機能回復訓練や背もたれの治療を、優先に選択し、しかし、従来の背もたれ1は、図1のように、可塑性であるプラスチック板で、患者の身形に合わせて、背もたれ本体10を作成し、該背もたれ本体10に、背もたれ本体10を、外へ向かって開いてユーザーの身に着用するための開口11が形成され、開口11の二つの対向する両辺に、相対的に複数の締着バンド12が設置され、それにより、ユーザーが着用した後、身に締着することができ、また、背もたれ本体10の一側に、患者の側湾した身を固定するための支持フレーム13が設けられ、支持フレーム13と背もたれ本体10に、背もたれ本体10を患者の身に固定するための弾性バンド14があり、該背もたれ1を着用することにより、脊椎を支持固定でき、脊椎が更に変形することを防止できる。
【0003】
しかしながら、一般の背もたれ1は、次の欠点がある。
【0004】
1、一般の背もたれは、脊椎と固定と支持する機能だけを有し、その目的が、脊椎の湾曲が更に悪化することを防止し、背もたれを取り外すと、元の側湾角度に戻るか悪化するため、矯正の効果が得られない。
【0005】
2、着用する時、その標準着用時間が長いため(毎日23時間)、不快感が発生する。
【0006】
3、着用時間が長いため、背部の筋肉が硬くなるか萎縮する。
【0007】
4、脊椎側湾が40度以内の治療に適合するが、脊椎椎体回転を矯正する機能がなく、側湾40度以上は、手術で改善すべく。
【0008】
5、衣服の外に着用され、着用の美観性がなく、患者が、着用意欲を有しないため、一般の脊椎背もたれの治療効果が良くない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の主な目的は、着用美観を有し、着用時間が短く、背部の筋肉が萎縮する現象がなく、側湾が、40度以内の治療に制限されなく、手術無しで、脊椎の湾曲が悪化することを防止でき、積極に矯正効果が得られ、また、脊椎椎体回転を矯正する機能を有する脊椎矯正背もたれの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、主として、専門者により、X射線で、患者の脊椎を照射して、変形の状況を把握し、患者の身形に基づいて、石膏模型を作り、該石膏模型が、患者の身形に基づいて作成されるため、湾曲形状になり、また、該石膏模型について、正常形状に修正し、即ち、石膏模型の凹む部位について、石膏で補填し、突出する部位について、削除して、修正された後の石膏模型が形成され、そして、上記の修正された後の石膏模型に、加熱された可塑性プラスチック板を覆い、該プラスチック板が、冷却がされると、患者の身形に合わせて矯正できる矯正背もたれが形成され、また、矯正背もたれに、開口が形成され、該開口により、矯正背もたれが外へ開かれて患者の身に着用でき、また、開口の二つの対向する両辺に、対応するように、複数の扣合部材が設けられ、該扣合部材により、開口の間隔や緊張度を調整でき、矯正背もたれの内面において、患者の脊椎側湾の突出部位や該突出部位に対応するもう一側の上端と下端及び椎体回転の部位に対応する位置に、複数の形状や大小が異なるエアバッグが設けられ、エアバッグに、ニップルが設けられ、矯正背もたれにおいて、エアバッグのニップルに対応する位置に、貫通穴が形成され、ニップルが、貫通穴に貫通し、エアバッグに、軟質の防護パッドが覆われ、エアバッグのニップルを貫通穴に貫設することにより、専門者が、便利に気体をエアバッグ内に注入でき、また、エアバッグ内の気体を釈放でき、そのため、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、加圧や減圧のように、エアバッグ内の圧力を調整でき、また、各エアバッグの気圧で、脊椎の裏側や外側或裏外側から、脊椎の湾曲変形に対応する部位に、三次元空間の立体圧力を利用して脊椎を付勢し、これにより、脊椎側湾や脊椎椎体回転を矯正できる効果が得られる、ことを特徴とする脊椎矯正背もたれの製造方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の予期目的や効果及び採用した技術手段について、より良い実施例を挙げて、詳しく説明する。
【0012】
本発明の実施例は、図2〜図6のように、主として、矯正背もたれ2と少なくとも一つのエアバッグ3及び少なくとも一つの防護パッド4からなり、専門者により、X射線で、患者の脊椎を照射して、変形の状況を把握し、また、患者の身形に基づいて、石膏模型aを作り(図2Aのように)、該石膏模型aが、患者の身形に基づいて作成されるため、湾曲形状になり、また、該石膏模型aについて、正常形状に修正し(図2Bのように)、凹む部位a1について、石膏で補填し、突出する部位a2について、削除し、修正された後の石膏模型Aが形成され、そして、上記の石膏模型Aに、加熱された後の可塑性プラスチック板bを覆い(図2CBのように)、該プラスチック板bが、冷却されると、矯正背もたれ2が形成され(図3のように)、該矯正背もたれ2の正面において、ユーザーの胸部に対応する位置に、貫通穴20が形成され、裏側に、開口21が形成され、該開口21により、矯正背もたれ2を外へ開かれて患者の身に着用でき、また、開口21の二つの対向する両辺に、対応するように、複数の扣合部材22が設けられ、該扣合部材22により、開口21の間隔や緊張度を調整でき、矯正背もたれ2に、複数の貫通穴23が設けられ、また、矯正背もたれ2に、複数の通気孔24が設けられ、矯正背もたれ2の内面に、複数の形状や大小が異なるエアバッグ3が設けられ、それらのエアバッグ3が、メインエアバッグ31とサブエアバッグ32であり、該メインエアバッグ31とサブエアバッグ32に、ニップル310、320が設けられ、該ニップル310、320が、矯正背もたれ2の貫通穴23に貫通し、ニップル310、320に、カバー311、321が設けられ、エアバッグ3に、軟質である防護パッド4が覆われ、上記の構造により、脊椎矯正背もたれが構成される。
【0013】
脊椎側湾の患者は、専門者により、X射線写真を撮影して診断した後、X射線写真に基づいて、患者脊椎cの湾曲の変形角度d1を測定でき(図7のように)、また、患者の身形に合わせて、修正された後の矯正背もたれ2を作り、また、該矯正背もたれ2の内面において、脊椎cの湾曲の突出部位c1に対応する位置に、メインエアバッグ31が設けられ、また、矯正背もたれ2の内面において、該突出部位c1に対応するもう一側の上端c2と下端c3に(即ち、湾曲角度d1の起点と終点)、サブエアバッグ32が設けられ、そして、該メインエアバッグ31とサブエアバッグ32に、軟質である防護パッド4が覆われ、これにより、皮膚が、直接にメインエアバッグ31やサブエアバッグ32に接触して不快感を発生することを防止でき、そして、該矯正背もたれ2を病患の身に着用させ、矯正背もたれ2の内面に設けられたメインエアバッグ31とサブエアバッグ32が、それぞれ、病患脊椎cの湾曲の突出部位c1と該突出部位c1に対応するもう一側の上端c2と下端c3に位置し、また、矯正背もたれ2上の扣合部材22を扣合して締着すると、矯正背もたれ2が、安定的に患者の身に着用され、また、矯正背もたれ2の貫通穴23に貫通するニップル310、320から、気体をメインエアバッグ31とサブエアバッグ32内に注入し、各位置のメインエアバッグ31とサブエアバッグ32のエア圧力が、専門者によって決められ、突出部位c1の位置に対応する主施力端のメインエアバッグ31に空気が注入されると、脊椎cの突出部位c1に付勢する圧力が発生して、脊椎cの突出部位c1を元の位置にか元の位置の近くに付勢して、大幅に脊椎cの変形角度d2を縮小でき(図8のように)、対応するもう一側の上端c2と下端c3に位置するサブエアバッグ32に、比較的に小さい付勢圧力が発生し、該上端c2と下端c3に位置する輔助施力端のサブエアバッグ32により、脊椎cの突出部位c1が、主施力端のメインエアバッグ31によって付勢される時、もう一側へ変位して変形することを防止でき、また、突出部位c1の上端c2と下端c3の変形を矯正でき、患者の脊椎cの側湾部位が、胸椎部位c4にある場合(図9のように)、或いは患者の脊椎cの側湾部位が、腰椎部位c5にある場合(図10のように)、或いは患者の脊椎cの側湾が、S型である場合(二つの主要な突出部位c1を有する)(図11のように)、突出部位c1に対応する位置に、そして、その上端c2や下端c3の対応する位置に、エアバッグ3(メインエアバッグ31、サブエアバッグ32)を設置して、脊椎cの突出部位c1と上端c2及び下端c3の変形を矯正でき、これにより、積極に、脊椎cの側湾を矯正する効果が得られ、勿論、患者が、定期に回診して、脊椎cの変形角度d1の回復状況を検査してもらって、専門者により、患者の脊椎cの回復角度に基づいて、矯正背もたれ2内面のメインエアバッグ31とサブエアバッグ32内の圧力を調整し、調整する時、矯正背もたれ2に設けられた貫通穴23に貫通したニップル310、320を利用し、専門者が、便利に、直接に矯正背もたれ2の外部から各エアバッグ3に対してエアの注入や釈放を行ってエアバッグ3の内部圧力を調整でき、矯正背もたれ2を、患者の身から取り外すことが必要しなく、即ち、便利に、空気の注入や釈放を行え、使用上、非常に便利であり、また、脊椎cの異なる変形角度d1に対して、異なる圧力で矯正すべくため、各エアバッグ3のメインエアバッグ31とサブエアバッグ32に対して充填した圧力を制御して、変形した脊椎cに抵当に付勢でき、これにより、脊椎cの変形が更に悪化することを防止でき、また、脊椎側湾を矯正する効果が得られる。
【0014】
患者は、為脊椎cの側湾だけでなく、椎体c6回転を重ねる病症であれば、図12〜図14のように、矯正背もたれ2の内面において、脊椎cの側湾部位に、複数のエアバッグ3が設けられ(図12のように、その湾曲に合わせて、メインエアバッグ31とサブエアバッグ32を設置する)、また、矯正背もたれ2の内面において、その脊椎c椎体c6の回転角度c7に対応する位置にも、複数のエアバッグ3が設けられ(図13の胸椎部位c8の断面概念図と図14の腰椎部位c9の断面概念図を参照しながら)、各エアバッグ3内の圧力により、変形した脊椎cに対して、適当に付勢し、上記のような上記の脊椎c側湾と椎体c6の回転を矯正するように、矯正背もたれ2の内面において、脊椎cの裏側や外側或いは裏外側等から矯正する部位に、矯正するための複数のエアバッグ3(メインエアバッグ31、サブエアバッグ32)が設けられ、また、エアバッグ3内に、適当な圧力を充填して、エアバッグ3により、脊椎cに付勢する圧力が発生し、これにより、脊椎cの突出部位c1や椎体c6の回転角度c7を、元の位置や下の位置の近くに付勢でき、三次元空間の立体圧力により脊椎cに付勢して、また、矯正医療や他の機能回復訓練を行い、確実に脊椎椎体回転を矯正できる効果が得られる。
【0015】
患者が、本発明に係る矯正背もたれ2を使用して、脊椎を矯正する場合、脊椎cが、矯正されて、少しずつ正常位置に回復する時、脊椎が、回復することにより、上へ伸び、そのため、患者の身形は、矯正過程とともに、身長が少しずつ高くなり、それに伴って、矯正背もたれ2内のエアバッグ3の位置も、患者の身長の変化に合わせて調整しなければならなく、身形の変化が大きい場合、更に、患者の矯正された身形に合わせて新規の矯正背もたれ2を作って、より良い矯正効果が得られる。
【0016】
本発明によれば、次の利点が得られる。
【0017】
1、脊椎の矯正背もたれの中、手術が必要する患者にも使えるただ一つの背もたれであり、悪化性である脊椎側湾の患者に対して、積極的に、矯正治療を行い、手術しなくても、有効に、変形角度を制御でき、悪化しなく、確実に、積極的に脊椎側湾と脊椎椎体逆転を、有効に矯正する治療効果が得られる。
【0018】
2、脊椎側湾40が度以内の治療に限られない。
【0019】
3、手術や薬物あるいは注射などは、必要しなく、手で治療することに合わせて、本発明に係る矯正背もたれを利用すれば、患者を矯正でき、手術のリスクを回避できる。
【0020】
4、矯正期間において、専門者が、矯正背もたれの貫通穴から、直接にエアバッグに対して、加圧や減圧を行って内部圧力を調整できるため、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、専門者が、便利に内部圧力を調整できる。
【0021】
5、病患が矯正背もたれを着用する時間は、毎日に、5〜8時間を低減でき(従来の矯正背もたれは、毎日に、23時間を着用するが必要であり、本発明に係る矯正背もたれは、毎日に、15〜18時間を着用すればよい)、治療プログラムを短縮できる。
【0022】
6、背部の筋肉が萎縮する現象が発生しない。
【0023】
7、該矯正背もたれは、上着の下に着用され、着用する時、より美観になり、患者の着用意欲が向上されて、顕著の矯正効果が得られる。
【0024】
そのため、本発明は、より進歩的かつより実用的で、法に従って特許請求を出願する。
【0025】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それによって制限されることが無く、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】従来の背もたれの概念図
【図2A】本発明の実施例において、病患の身形に合わせて作成した石膏模型の概念図
【図2B】本発明の実施例において、石膏模型を正常形状に修正した状態の石膏模型概念図
【図2C】本発明の実施例において、修正された石膏模型に、プラスチック板を覆って矯正背もたれを作成したときの概念図
【図3】本発明の実施例の立体分解図
【図4】本発明の実施例において、エアバッグを矯正背もたれの内面に実装した時の立体図
【図5】本発明の実施例の他の角度の立体図
【図6】本発明の実施例の立体組み立て図
【図7】本発明の実施例において、脊椎側湾を矯正する時、エアバッグに空気を注入していない状態の概念図
【図8】本発明の実施例において、脊椎側湾を矯正する時、エアバッグに空気を注入して脊椎を矯正する時の概念図
【図9】本発明の実施例において、胸椎部位の脊椎側湾を矯正する時の概念図
【図10】本発明の実施例において、腰椎部位の脊椎側湾を矯正する時の概念図
【図11】本発明の実施例において、S形脊椎側湾を矯正する時の概念図
【図12】本発明の実施例において、同時に脊椎側湾と椎体回転を矯正する時の概念図
【図13】本発明の実施例において、同時に脊椎側湾と椎体回転する胸椎部位を矯正する時の上面断面概念図
【図14】本発明の実施例において、同時に脊椎側湾と椎体回転する腰椎部位を矯正する時の上面断面概念図
【符号の説明】
【0027】
1
背もたれ
10 背もたれ本体
11 開口
12 締着バンド
13 支持フレーム
14 弾性バンド
2
矯正背もたれ
20 貫通穴
21 開口
22 扣合部材
23 貫通穴
24 通気孔
3 エアバッグ
31 メインエアバッグ
310 ニップル
311 カバー
32 サブエアバッグ
320 ニップル
321 カバー
4 防護パッド
a 石膏模型
a1 凹む部位
a2 突出部位
A 修正後の石膏模型
b プラスチック板
c 脊椎
c1 突出部位
c2 上端
c3 下端
c4 胸椎部位
c5 腰椎部位
c6 椎体
c7 回転角度
c8 胸椎部位
c9 腰椎部位
d1 変形角度
d2 変形角度
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主として、専門者により、X射線で、患者の脊椎を照射して、変形の状況を把握し、患者の身形に基づいて、石膏模型を作り、該石膏模型が、患者の身形に基づいて作成されるため、湾曲形状になり、また、該石膏模型について、正常形状に修正し、即ち、石膏模型の凹む部位について、石膏で補填し、突出する部位について、削除して、修正された後の石膏模型が形成され、そして、上記の修正された後の石膏模型に、加熱された可塑性プラスチック板を覆い、該プラスチック板が、冷却されると、患者の身形に合わせて矯正できる矯正背もたれが形成され、また、矯正背もたれに、開口が形成され、該開口により、矯正背もたれが外へ開かれて患者の身に着用でき、また、開口の二つの対向する両辺に、対応するように、複数の扣合部材が設けられ、該扣合部材により、開口の間隔や緊張度を調整でき、矯正背もたれの内面において、患者の脊椎側湾の突出部位や該突出部位に対応するもう一側の上端と下端及び椎体回転の部位に対応する位置に、複数の形状や大小が異なるエアバッグが設けられ、エアバッグに、ニップルが設けられ、矯正背もたれにおいて、エアバッグのニップルに対応する位置に、貫通穴が形成され、ニップルが、貫通穴に貫通し、エアバッグに、軟質の防護パッドが覆われ、エアバッグのニップルを貫通穴に貫設することにより、専門者が、便利に気体をエアバッグ内に注入でき、また、エアバッグ内の気体を釈放でき、そのため、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、加圧や減圧のように、エアバッグ内の圧力を調整でき、また、各エアバッグの気圧で、脊椎の裏側や外側或裏外側から、脊椎の湾曲変形に対応する部位に、三次元空間の立体圧力を利用して脊椎を付勢し、これにより、脊椎側湾や脊椎椎体回転を矯正できる効果が得られる、
ことを特徴とする脊椎矯正背もたれの製造方法。
【請求項1】
主として、専門者により、X射線で、患者の脊椎を照射して、変形の状況を把握し、患者の身形に基づいて、石膏模型を作り、該石膏模型が、患者の身形に基づいて作成されるため、湾曲形状になり、また、該石膏模型について、正常形状に修正し、即ち、石膏模型の凹む部位について、石膏で補填し、突出する部位について、削除して、修正された後の石膏模型が形成され、そして、上記の修正された後の石膏模型に、加熱された可塑性プラスチック板を覆い、該プラスチック板が、冷却されると、患者の身形に合わせて矯正できる矯正背もたれが形成され、また、矯正背もたれに、開口が形成され、該開口により、矯正背もたれが外へ開かれて患者の身に着用でき、また、開口の二つの対向する両辺に、対応するように、複数の扣合部材が設けられ、該扣合部材により、開口の間隔や緊張度を調整でき、矯正背もたれの内面において、患者の脊椎側湾の突出部位や該突出部位に対応するもう一側の上端と下端及び椎体回転の部位に対応する位置に、複数の形状や大小が異なるエアバッグが設けられ、エアバッグに、ニップルが設けられ、矯正背もたれにおいて、エアバッグのニップルに対応する位置に、貫通穴が形成され、ニップルが、貫通穴に貫通し、エアバッグに、軟質の防護パッドが覆われ、エアバッグのニップルを貫通穴に貫設することにより、専門者が、便利に気体をエアバッグ内に注入でき、また、エアバッグ内の気体を釈放でき、そのため、矯正背もたれを、患者の身から取り外さなくても、加圧や減圧のように、エアバッグ内の圧力を調整でき、また、各エアバッグの気圧で、脊椎の裏側や外側或裏外側から、脊椎の湾曲変形に対応する部位に、三次元空間の立体圧力を利用して脊椎を付勢し、これにより、脊椎側湾や脊椎椎体回転を矯正できる効果が得られる、
ことを特徴とする脊椎矯正背もたれの製造方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2009−268633(P2009−268633A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−120424(P2008−120424)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(508135345)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(508135345)
【Fターム(参考)】
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