説明

脚付きグラス用ホルダ

脚付きグラス用のホルダ(10)を提供する。本発明に係るグラスホルダ(10)は、チェーンなどのフレキシブルなコネクタによって連結された、上側支持部と下側支持部とを備える。前記上側および下側支持部は、通常は円形状であり、上側および下側キャビティを形成する周囲部内に開口を備え、標準的な脚付きグラスを収容することができる形状および大きさを備えている。グラスホルダは、枢動可能かつ着脱可能に、折り畳み椅子(C)に取り付けられ、使用しない場合には、椅子(C)と一緒に収納および運搬のために、コンパクトな形状に畳むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料ホルダ、とりわけ、折り畳み椅子に取り付け可能な脚付きグラス用ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
持ち運び可能な折り畳み椅子は、キャンプ、ピクニック、テールゲートパーティなどのアウトドアの活動において、さらには住宅や庭でも、一般に使用されている。典型的な折り畳み椅子としては、クワッドチェアがある。このクワッドチェアは、布製シートとアルミニウム製のフレームから構成され、シザーズ構造の折り畳み機構を採用し、このフレームからなる4本の脚すべてを椅子の中央部にコンパクトに折り畳むことで、その持ち運びが容易となる。その他、典型的なローンチェアに類似するもので、椅子のシート部と背もたれ部が平面状に構成され、シート部と背もたれ部を接続するヒンジに沿って折り畳む、より平面的な折り畳み機構を採用した折り畳み椅子も一般に使用されている。
【0003】
折り畳み椅子の使用者は、その椅子に座りながら、飲料を少しずつ飲む場合がある。飲料は、通常、コップ、グラス、ボトルなどに入れられている。このため、メッシュ状のホルダやプラスチック製のホルダを、折り畳み椅子のアーム部に設置したり、フレームに取り付けたりすることが知られている。これらのカップホルダは、通常、円筒形の容器に類似した構造を備え、コップ、ボトル、缶などを、この容器部の内側に載置するようになっている。これらのカップホルダは、コップ、タンブラ、缶、ボトルなどの底面が平面である容器に対しては十分に機能する。しかしながら、これらのカップホルダは、ワイングラスやシャンパングラスの脚部の形状に十分に適応しておらず、このような脚部を有するグラスに対しては十分に機能し得ないものとなっている。すなわち、グラスの足部と脚部は、カップホルダの容器部に収容されるが、より重量のあるグラスの胴部は、容器部に入りきらず、不安定になることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような理由から、折り畳み椅子に取り付けられるグラスホルダには、脚部と胴部を備えるグラスを適切に収容し、支持することが要求されている。また、グラスホルダには、フルート状のシャンパングラスから、より球形のポートワイングラスまで、あらゆる形状および大きさの脚付きグラスに対応できることも求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、本発明の基本的な理解を図るために、本発明のいくつかの実施形態の概要を提示する。この概要は、本発明の外延を示すものではない。また、この概要は、本発明の必須要素を特定したり、本発明の範囲を明確にしたりする意図を有するものではない。後述するより詳細な説明への導入として、簡潔な形で、本発明のいくつかの実施形態を示すことのみを目的とするものである。
【0006】
本発明によれば、折り畳み椅子に取り付け可能な脚付きグラス用ホルダが提供される。前記脚付きグラス用ホルダは、それぞれが、円形の胴部に対応した形状の内周面を有する、上側および下側支持部を備える。前記上側および下側支持部は独立した部品からなるが、フレキシブルに連結されているので、このグラスホルダをコンパクトに折り畳むことができる。このグラスホルダは、着脱可能に椅子のフレームに取り付け可能であり、また、このフレームに対してこのグラスホルダをコンパクトに畳む手段を備えているため、椅子の運搬および収納時に、その椅子全体をコンパクトに折り畳むことが可能となる。前記上側および下側支持部はそれぞれ、該上側および下側支持部の外周面から内周面を通り、該上側および下側支持部の内周面により形成される第1および第2のキャビティ内に伸長する開口を備える。
【発明の効果】
【0007】
このような構成により、グラスの脚部を第1および第2のキャビティに入れて、グラスの胴部を下側支持部の上面であって、上側支持部の内周面の内側となる、安定位置に収容し、保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、展開した折り畳み椅子のフレームに取り付けられ、展開状態にある、本発明のグラスホルダを示す斜視図である。
【図2】図2は、折り畳み椅子を除いて示した、図1に示したグラスホルダの側面斜視図である。
【図3】図3は、フレキシブルなコネクタを除く、図2に示したグラスホルダの部品の斜視図であり、図3A〜Dは、それぞれの部品ごとの斜視図である。
【図4】図4は、展開した折り畳み椅子に取り付けられた、図1のグラスホルダの展開状態を示す正面斜視図である。
【図5】図5は、図4のグラスホルダの畳んだ状態を示す斜視図である。
【図6】図6は、図5のグラスホルダが、折り畳まれた椅子に取り付けられている状態を示す斜視図である。
【図7】図7は、椅子本体の一部に取り付けられた、本発明のグラスホルダの他の実施形態を示す斜視図である。
【図8】図8は、椅子本体の一部に取り付けられた、本発明のグラスホルダの他の実施形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明およびその特徴について、添付図面を参照しながら、詳細に説明する。以下、本発明のさまざまな実施形態について言及する。説明のために特定の構成および細部に言及し、実施形態についての十分な理解を図っている。しかしながら、本発明は、特定の細部を含むことなく実施できることは、当業者には明らかである。また、記述される実施形態が不明瞭とならないように、周知の構成については、説明を省略あるいは簡略化している。
【0010】
本発明に係るグラスホルダ10は、上側支持部12および下側支持部14を備える。上側支持部12および下側支持部14は、通常、それぞれ独立した平面部からなり、少なくとも1つのコネクタ24、好ましくは複数のコネクタ24によって、フレキシブルに連結されている。図1および図2に示すように、コネクタ24は、下側支持部14が上側支持部12の下方に概ね平行にぶら下がるように、下側支持部14を支持している。上側支持部12および下側支持部14は、使用時に、脚付きグラス(図示せず)の胴部の大部分が、2つの支持部の間の領域に存在するように、十分に離れて配置されていることが好ましい。
【0011】
図1〜図4に示すように、上側支持部12は、脚付きグラス(図示せず)の胴部の形状に合わせて、通常は円形状である。上側支持部12は、内周面12aと外周面12bを備える。内周面12aは、標準的な脚付きグラスの胴部の全体形状に対応できるように、通常は円形状となっている。外周面12bは、その形状が全体として円形状であることが好ましいが、内周面12aが、その内側に収容される脚付きグラスの一般的な全体形状に対応できる形状であれば、その他の形状を備えてもよい。図3および図4に示すように、上側支持部12は、外周面12bから内周面12aまで貫いて伸長する、上側開口18を備える。上側支持部12は、内周面12a内に第1のキャビティ16を形成している。
【0012】
下側支持部14は、内周面14aと外周面14bを備える。内周面14aは、通常は、図3に示すように、鍵穴状とする。外周面14bは、その形状が全体として円形状であることが好ましいが、内周面14aが、その内部に収容される脚付きグラスの一般的な全体全体に対応できる形状であれば、その他の形状を備えてもよい。図3に示すように、下側支持部14は、外周面14bから内周面14aを貫いて伸長する、チャンネル20を形成する、下側開口22を備える。さらに、下側支持部14は、内周面14a内に第2のキャビティ26を形成している。上側開口18と下側開口22は、グラスの脚部を収容するため直線上に配置されていることが好ましい。同様に、第1のキャビティ16と第2のキャビティ26の中央部は、概ね直線上に配置される。下側支持部14は、図3および図4に示すようなスポーク構造を備える材料により構成することができるが、チャンネル20および第2のキャビティ26がグラスの脚部を受け入れることができる限り、図示しないが、中実材料やその他の構造を備える材料により構成することもできる。第2のキャビティ26は、脚付きグラスの胴部が内周面12aの内側に嵌って、第2のキャビティ26を通り抜けないで下部支持部14に支持されるように、第1のキャビティ16よりも小さい直径を備えることが好ましい。また、第2のキャビティ26は、グラスの大きさにかかわらず、市販されているどんなグラスにも対応することができるように、入手可能な脚付きグラスのうち、胴部の直径が最も小さいものよりも寸法が小さくなっていることが好ましい。
【0013】
支持部12、14はプラスチック製であることが好ましいが、その全体形状や構造を保持でき、かつ、天候やアウトドアの環境に対する耐久性を備えた、その他の市販されている軽量な材料を用いることもできる。
【0014】
上側支持部12は、少なくとも1つのコネクタ24によって、下側支持部12とフレキシブルに連結されている。図1および図2に示すように、コネクタ24は、一定の長さの金属製のチェーンであることが好ましい。また、その他のフレキシブルな材料には、メッシュ、布、紐、ロープ、プラスチックなどがあるが、コレクタ24としてこれらの材料を用いたものも、本発明の範囲に含まれる。コネクタ24は、そのような材料からなるストリップにより構成することができるが、その他の形態でも、上側支持部12と下側支持部14とをフレキシブルに連結し、その間を伸長できる適切な長さの材料であれば、その他の形態であってもよい。図1および図2には、複数のコネクタ24が表されているが、コネクタ24の数は、図に示されている数には限定されない。また、布、メッシュ、その他のフレキシブルな材料のみから構成される単一の部材をコネクタ24として用いたものや、上側開口18や下側開口22を除いて、上側支持部12および下側支持部14の外周面全体にわたって伸長する単一の部材を用いたもの、本発明の範囲に含まれる。
【0015】
図1および図3〜図5に示すように、ホルダ10は、軸(ピボット)部材28、軸(ピボット)ピン30、支持部材32、取り付け部材34をさらに備え、これらは、着脱可能にグラスホルダ10を椅子Cに、好ましくは脚フレームFに取り付ける機能を備える。ホルダ10は、好ましくはフレームFの前脚部に容易に着脱されるが、ホルダ10が、フレームFの後脚部に取り付けられたり、フレームFのアーム部に取り付けられたりする場合も、本発明の範囲に含まれる。軸部材28は、軸ピン30によって枢動可能に上側支持部12を連結することで、上側支持部12と下側支持部14が、支持部材32、取り付け部材34および椅子Cに対して旋回することを可能としている。図4および図5に示すように、椅子Cが折り畳まれた構造となった際には、そのような旋回動作によって、上側支持部12と下側支持部14が、よりコンパクトな形状に畳まれることが可能となる。図3および図4に示すように、軸(ピボット)受部材27は、上側支持部12から外側に伸長している。軸部材28は、軸受部材27の内側に嵌って、軸ピン30により固定されている。軸部材28は、取り付け部材34と連結している支持部材32と連結している。取り付け部材34は、弾性的に変形可能なスリーブ状の中空円筒形クランプ部材からなり、長手方向に伸長する切り込みを備え、椅子フレームFを挟み込み、摩擦係合によってそこに固定されるようになっていることが好ましい。取り付け部材34が、脚フレームFの傾斜に対応して、わずかに傾斜していることで、ホルダおよびホルダ内に支持されたグラスが、椅子Cの下方にある地面/支持面に対して水平となることが好ましい。
【0016】
また、取り付け部材34は、ホルダが取り付けられる椅子の脚フレーム部材の形状に応じて円筒以外の形状であってもよく、すべり抵抗を付与する、ゴム、発泡体、その他の部材をさらに備えてもよい。標準的なクランプ、ネジ、その他の着脱可能な手段を用いて、取り付け部材34が、椅子フレーム34に取り付けられる場合も、本発明の範囲に含まれる。さらに、取り付け部材34が、射出成形やリベットによって、恒久的に椅子Cに取り付けられる場合も、本発明の範囲に含まれる。
【0017】
本発明の他の実施形態では、図8に示すように、ホルダ10は、椅子Cのアーム部に取り付けられる。図7に示すように、ホルダ10が、椅子Cの布製のアームレストの一部として構成される場合も、本発明の範囲に含まれる。そのような布製のアームレストは、アームレストの外縁または内縁のどちらか一方から伸長し、アームレスト内の円形状の開口に通じているチャンネルを備える。この場合、アームレストは、その下方に、布製またはメッシュ製の容器部を備えても備えなくてもよく、布製のアームレスト自体により、あるいは、布製のアームレストとその下方に取り付けられたメッシュ製の容器部の両方によって、グラスが支持される。
【0018】
使用時に、椅子Cは、その取扱説明書に従って展開され、組み立てられる。ホルダ10は、椅子Cの脚フレームFにあらかじめ取り付けられていることが好ましい。そして、上側支持部12は、椅子Cが支持される地面に対して平行となるまで、軸ピン30を中心として軸受部材27において旋回し、収納形態から使用形態に展開される。使用者は、脚付きグラスの胴部を上側支持部12よりも少なくともわずかに高い位置に保持し、ほぼ同時に脚付きグラスの脚部を、上側開口18、下側開口22およびチャンネル20を通過させることで、グラスの脚部が、第1のキャビティ16と第2のキャビティ26内のほぼ中央に位置することになる。その後、使用者は、グラスの脚部が下側支持部14の下方に伸長した状態で、胴部の底が下側支持部12の上面に静止するまで、グラスを下げる。グラスとその内容物の重量は、下側支持部14によって支持され、胴部は内周面12a内で上側支持部12によって安定かつ直立状態に支持される。胴部の上部が上側支持部12の上方に伸長するように上側支持部12と下側支持部14を構成して、使用者が、グラスを容易に掴んで、ホルダ10から取り出すことができるようにすることが好ましい。より大きな胴部を備えるグラスの場合、グラスが内周面12aの内側に嵌るというよりも、この胴部が、上側支持部12の上面に安定して置かれる場合も、本発明の範囲に含まれる。内周面12a、14aに、グラスに対して保持力やクッション作用を付与する、ゴム、発泡体、その他の材料を備えるようにしてもよい。上側支持部12および/または下側支持部14の上面に、同様に、グラスに対して保持力やクッション作用を付与する、ゴム、発泡体、その他の材料を備えるようにしてもよい。
【0019】
ホルダ10が、椅子Cにあらかじめ取り付けられていなかった場合には、取り付け部材34がフレームFにクリップ止めされるか、あるいは、前述した手段により取り付けられ、さらに、上述のように使用されることとなる。
【0020】
使用者がホルダ10を使い終えた場合には、グラスを取り出し、上側支持部12を単に下方に押すことで、上側支持部12は軸ピン30を中心として下方に回転し、下側支持部14も、コネクタ24を介した上側支持部12とのフレキシブルな結合の作用により、同様に軸ピン30に対して回転することになり、ホルダ10は椅子のフレームFに対して畳まれる。図5および6に示すように、ホルダ10が椅子フレームFに対して畳まれた場合、フレキシブルなコネクタ24によって、下側支持部14は、上側支持部12にぶら下がった状態となる。使用者は、このようにしてホルダ10を畳んだ状態で、椅子Cを継続的に使用することができる。また、使用者は、収納または運搬のために、説明書にしたがって、椅子Cを折り畳むこともできる。
【0021】
本発明に係るホルダ10は、当業者に公知であり、すでに使用されている、いかなるタイプの折り畳み椅子に対しても適用することができる。取り付け部材34は、取り付け位置における椅子フレームの形状に対応するように適切に形成される。取り付け部材34の傾斜角度は同様に決定され、通常は、ホルダ10の上側支持部12が、地面や椅子が支持される面に対して平行となるように、椅子フレームに適切に取り付けられる。
【0022】
その他のバリエーションも本発明の範囲内に含められる。本発明は、さまざまな改良や代替構成を採用することもできるが、特定の形態についてのみ図示し、詳細な説明を行った。しかしながら、このことは、本発明を特定の形態や開示された形態に制限することを意図するものではなく、それとは反対に、添付の請求の範囲により定義される、本発明の思想および範囲に包含される、すべての改良、代替構成および均等物は、本発明に包含されるべきものと理解される。
【符号の説明】
【0023】
10 グラスホルダ
12 上側支持部
12a 内周面
12b 外周面
14 下側支持部
14a 内周面
14b 外周面
16 第1のキャビティ
18 上側開口
20 チャンネル
22 下側開口
24 コネクタ
26 第2のキャビティ
27 軸受部材
28 軸部材
30 軸ピン
32 支持部材
34 取り付け部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その内側に第1のキャビティを形成する第1の周囲部を有する第1の支持部と、
該第1の支持部の下方に離隔して設置され、その内側に、前記第1のキャビティよりも直径が小さい第2のキャビティを形成する、第2の周囲部を有する第2の支持部と、
前記第1の支持部と前記第2の支持部とを連結する、少なくとも1つのフレキシブルなコネクタと、
前記第1の支持部と椅子フレームとを接続する取り付け部材と、
を備え、
前記第1支持部は、前記第1の周囲部内に第1の開口をさらに備え、前記第2の支持部は、前記第2の周囲部内に第2の開口をさらに備え、該第1の開口と該第2の開口とが直線上に配置されている、
グラスホルダ。
【請求項2】
前記第1の周囲部は、前記第2の周囲部と異なっている、請求項1に記載のグラスホルダ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのフレキシブルなコネクタは、前記第1および第2の周囲部の周囲に間隔をおいて配置された、複数のフレキシブルなコネクタからなる、請求項1に記載のグラスホルダ。
【請求項4】
前記少なくとも1つのフレキシブルなコネクタは、単一の連続体からなる、請求項3に記載のグラスホルダ。
【請求項5】
前記取り付け部材は軸機構を備える、請求項1に記載のグラスホルダ。
【請求項6】
前記第1のキャビティの内周面に取り付けられたクッション材料層をさらに備える、請求項1に記載のグラスホルダ。
【請求項7】
前記クッション材料は発泡体からなる、請求項6に記載のグラスホルダ。
【請求項8】
背もたれフレームとシートフレームとを備える支持フレームと、
枢動可能に該支持フレームに取り付けられた少なくとも1つのアーム部と、
枢動可能に該支持フレームに取り付けられた少なくとも1つの脚部と、
を備える折り畳み椅子であって、
該折り畳み椅子に取り付けられたグラスホルダをさらに備えることを特徴とする、
折り畳み椅子。
【請求項9】
前記グラスホルダは、前記折り畳み椅子に恒久的に取り付けられている、請求項8に記載の折り畳み椅子。
【請求項10】
前記グラスホルダが、前記少なくとも1つの脚部の1つに沿って取り付けられている、請求項8に記載の折り畳み椅子。
【請求項11】
前記グラスホルダが、前記少なくとも1つのアーム部の1つに沿って取り付けられている、請求項8に記載の折り畳み椅子。
【請求項12】
前記グラスホルダが、前記背もたれフレームに沿って取り付けられている、請求項8に記載の折り畳み椅子。
【請求項13】
前記グラスホルダが、前記シートフレームに沿って取り付けられている、請求項8に記載の折り畳み椅子。
【請求項14】
前記グラスホルダが、
その内側に第1のキャビティを形成する第1の周囲部を有する第1の支持部と、
該第1の支持部の下方に離隔して設置され、その内側に、前記第1のキャビティよりも直径が小さい第2のキャビティを形成する、第2の周囲部を有する第2の支持部と、
前記第1の支持部と前記第2の支持部とを連結する、少なくとも1つのフレキシブルなコネクタと、
前記第1の支持部と椅子フレームとを接続する取り付け部材と、
を備え、
前記第1支持部は、前記第1の周囲部内に第1の開口をさらに備え、前記第2の支持部は、前記第2の周囲部内に第2の開口をさらに備え、該第1の開口と該第2の開口とが直線上に配置されていることを特徴とする、
請求項8に記載の折り畳み椅子。
【請求項15】
背もたれフレームとシートフレームとを備える支持フレームと、
枢動可能に該支持フレームに取り付けられた少なくとも1つのアーム部と、
枢動可能に該支持フレームに取り付けられた少なくとも1つの脚部と、
を備える折り畳み椅子であって、
前記少なくとも1つのアーム部が柔らかい布からなり、該アーム部に恒久的に形成されたグラスホルダをさらに備え、
前記グラスホルダは、
その内側に第1のキャビティを形成する第1の周囲部を有する第1の支持部と、
該第1の支持部の下方に離隔して設置され、その内側に、前記第1のキャビティよりも直径が小さい第2のキャビティを形成する、第2の周囲部を有する第2の支持部と、
前記第1の支持部と第2の支持部とを連結する、少なくとも1つのフレキシブルなコネクタと、
を備え、
前記第1の支持部は、前記第1の周囲部内に第1の開口をさらに備え、前記第2の支持部は、前記第2の周囲部内に第2の開口をさらに備え、該第1の開口と該第2の開口とが直線上に配置されていることを特徴とする、
折り畳み椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−529380(P2011−529380A)
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−521232(P2011−521232)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/051912
【国際公開番号】WO2010/014575
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(593107454)ザ・コールマン・カンパニー・インコーポレイテッド (44)
【氏名又は名称原語表記】THE COLEMAN COMPANY, INC.
【Fターム(参考)】