説明

脚形立体走行車道

【課題】 この発明は、永久磁石を有する原付玩具自動車を走行させる立体車道において、この立体車道の一部を利用し、3以上の複数箇所を平面的に床に接するようにし、倒れないようにする脚形立体走行車道に関するものである。
【解決手段】 立体車道9はプラスチック材でなる帯状の板状で、中央部一表面に磁性体でなる金属レール1を設け、全体を平面的に円形状に形成できるようにし、この円形状の周囲の3箇所または4以上の複数箇所に、U字状の脚形車道3を設け、この各脚形車道3は垂直車道7、捩れ車道4、螺旋車道5、下降車道6、平面車道2およびその他形状車道8のうち、一個または複数個を連結してループ状に形成して、構成するようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、永久磁石を有する原付玩具自動車(以下同じ)を走行させる立体車道において、この立体車道の一部を利用し複数箇所、平面的に床に接するようにして、倒れないようにする脚形立体走行車道に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、原付玩具自動車を走行させる立体車道は、構造複雑な形状のものを多く組み合わせて倒れないようにしたもの、床に接する部分の車道に台棒等を組み合わせて、安定台を形成して倒れないようにしたもの等の種々があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のように、構造複雑な形状のものを多く組み合わせる立体車道は、組み立てが複雑となり幼児の使用に不向きとなったり、製造時のコストが嵩み実用化が困難であったり、台棒等と組み合わせて安定台を形成するものは軽いので、原付玩具自動車の走行時に多少不安定な面もあった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上述の欠点を解決することを目的とするもので、立体車道はプラスチック材でなる帯状の板状で、中央部一表面に磁性体でなる金属レールを設け、全体を平面的に円形状に形成できるようにし、この円形状の周囲の3箇所または4以上の複数箇所に、U字状の脚形車道を設け、この各脚形車道は垂直車道、捩れ車道、螺旋車道、下降車道、平面車道およびその他形状車道のうち、一個または複数個を連結してループ状に構成するようにしたものである。
【発明の効果】
【0005】
この発明の脚形立体走行車道は、立体車道の全体を平面的に円形状となるように形成して、その周囲の3箇所以上の複数箇所に、床に接する脚形車道を設け、この各脚形車道は平面車道等で連結して倒れないようにしたので、原付玩具自動車の走行による震動でも安定しているし、前記立体車道の一部を利用して安定台を形成するようにしたので、構造は簡単で製造時のコストが嵩むことはなく、多くの支点方式としても複雑な構成とはならず、余分な資材も必要としない。
【0006】
また、前記立体車道の金属レールは車道の一表面に露出して、両面テープで貼り付ける程度として、製造時のコストを更に低減させることを計った。
【0007】
それに、前記脚形立体走行車道では原付玩具自動車は、金属レールに沿って自力で姿勢を修正しながら脱輪や脱落することなく、垂直走行、宙返り走行、急降下走行その他あらゆる姿勢での走行ができ、スリルまで味わうことができる。また、どの車道上でも畳の上を走行すると同じ速度で走行を続けることができる。
【0008】
さらに、前記立体車道の脚形車道の部分では脚を兼ねながら、急下降走行や急上昇走行を楽しむことができ、スリルまで味わうことができる。
【0009】
この実施形態について図面とともに説明する。
図1は、この発明の実施の形態を示す組立斜視図である。
【0010】
永久磁石を有する原付玩具自動車(図示せず)を走行させる脚形立体走行車道において、立体車道9は、プラスチック材でなる帯状の板状で、中央部一表面に磁性体でなる金属レール1を設け、全体を平面的に円形状に形成できるようにし、この円形状の周囲の三角形の頂点付近に3箇所、あるいは四角形の頂点付近に4箇所またはこれ以上の複数箇所に、U字状の脚形車道3を設け、この各脚形車道3は垂直車道7、捩れ車道4、螺旋車道5、下降車道6、平面車道2およびその他形状車道8のうち、一個または複数個を連結してループ状にすると共に、倒れないよう安定台を形成するよう構成する。
【0011】
ただし、脚形車道3は金属レール1の部分をバイパス形式とし、U字状部は脚だけとすることもできる。
【0012】
次に、この脚形立体走行車道の使用方法について説明する。
平面車道2の上に電源を投入した原付玩具自動車を乗せると、この原付玩具自動車は各車道の金属レール1と常に吸引しながら、金属レール1に沿って脱輪や脱落することもなく、脚形車道3では急降下、急上昇し、垂直車道7では再度急上昇し、螺旋車道5では宙返り走行等をし、あらゆる姿勢での走行を続けながら元の位置に帰ってくる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】は、この発明の実施の形態を示す、脚形立体走行車道の組立斜視図である。
【符号の説明】
【0014】
1 金属レール 2 平面車道 3 脚形車道
4 捩れ車道 5 螺旋車道 6 下降車道
7 垂直車道 8 その他形状車道 9 立体車道

【特許請求の範囲】
【請求項1】
永久磁石を有する原付玩具自動車を、走行させるための立体的な脚形立体走行車道において、立体車道は、プラスチック材でなる帯状の板状で、中央部一表面に磁性体でなる金属レールを設け、平面的に円形状に形成できるようにし、この円形状の周囲の3箇所または4以上の複数箇所にU字状の脚形車道を設け、この各脚形車道は垂直車道、捩れ車道、螺旋車道、下降車道、平面車道およびその他形状車道のうち、一個または複数個を連結してループ状に形成して構成することを特徴とする脚形立体走行車道。

【図1】
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