説明

脱穀装置の揺動選別装置

【課題】脱穀装置における揺動選別棚の選別精度の向上。
【解決手段】扱室2の下方に前後方向に沿わせて設けられている選別風路12には扱胴3からの脱穀物を選別する揺動選別棚8を設け、この揺動選別棚8を選別風路12の前側部の扱室2下方に配置されている前部揺動選別棚8aと、選別風路12の後側部の前部揺動選別棚8aの後方下部に配置されている後部揺動選別棚8bとに分割構成し、前部揺動選別棚8aには穀粒移送突起19を設けて前部揺動選別棚8aの前後部全体を後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動可能に構成し、後部揺動選別棚8bの上部前側にはチャフシーブ21を、上部後側にはストローラック22を、下部前側にはグレンシーブ23をそれぞれ設け、後部揺動選別棚8bの前側部を後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動可能に、後部揺動選別棚8bの後側部を後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動可能に構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインやハーベスタ等に搭載する脱穀装置の揺動選別装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
脱穀装置の揺動選別装置において、扱室の下方に前後方向に長い主揺動選別棚を設け、扱室の後方で且つ主揺動選別棚の後部上方部位に副揺動選別棚を設け、この主揺動選別棚と副揺動選別棚とを前後方向に互いに反対方向に揺動するように構成したものは公知である(特許文献1)。
【特許文献1】実開昭58−44033号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術にあっては、前後方向に長い主揺動選別棚の前側部では穀粒比率の高い被選別物を後上り傾斜状に大きく往復揺動しながら移送し、主揺動選別棚の後側部のチャフシーブ及びストローラック部分では穀粒と藁屑類の混じった被選別物を後上り傾斜状に小さく往復揺動しながら選別する。そして、主揺動選別棚の後側部分は比較的小さく揺動するため、藁屑類の跳ね上げ高さ及び選別風量が不足して藁屑類が一番穀粒に混じり選別精度が低下したり、また、被選別量が多くなると主揺動選別棚の前部と後部での選別バランスが崩れ円滑に選別できないという不具合が発生していた。そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記問題点を解決するために、この発明は次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、扱室2の下方に前後方向に沿わせて設けられている選別風路12には扱室2からの脱穀物を選別する揺動選別棚8を設け、該揺動選別棚8を選別風路12の前側部の扱室2下方に配置される前部揺動選別棚8aと、選別風路12の後側部の前記前部揺動選別棚8aの後方下部に配置される後部揺動選別棚8bとに分割構成し、前記前部揺動選別棚8aには穀粒移送突起19を設けて前部揺動選別棚8aの前部及び後部を共に後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動可能に構成し、前記後部揺動選別棚8bの上部前側にはチャフシーブ21を、上部後側にはストローラック22を、下部前側にはグレンシーブ23をそれぞれ設け、後部揺動選別棚8bの前側部を後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動可能に、後部揺動選別棚8bの後側部を後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動可能に構成したことを特徴とする脱穀装置の揺動選別装置とする。
【0005】
前記構成によると、扱室2から落下した穀粒と小さな藁屑類を主体とした脱穀物は前部揺動選別棚8aにより受けられ、前部及び後部が共に後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動する前部揺動選別棚8aの穀粒移送突起19により円滑に後方に移送されて後部揺動選別棚8bの前側端部に供給される。また、後部揺動選別棚8bには前部揺動選別棚8aからの脱穀物、及び、扱室2の後部から藁屑類の多い脱穀物が供給され、後部揺動選別棚8bの前側部のチャフシーブ21部分ではこれらの脱穀物は後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動されながら選別され、藁屑類はチャフシーブ21により後方に移送されて後部のストローラック22部分に送られ、後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動しているストローラック22により選別され、藁屑類はストローラック22の後側端部から機外に排出される。また、後部揺動選別棚8b前側部のチャフシーブ21部分で選別漏下した穀粒や枝梗付き穀粒は後上り傾斜状に大きく往復揺動している下方のグレンシーブ23により選別されながら移送され一番穀粒及び枝梗付きの二番穀粒に選別される。
【0006】
請求項2の発明は、選別風路12の前側端部に配設した唐箕11の上吹出し口11aを前部揺動選別棚8aの後側端部と後部揺動選別棚8bの前側端部との間に臨ませて選別風を後側に向けて送り、唐箕11の下吹出し口11bを後部揺動選別棚8bの下部に向けて臨ませて選別風を後側に向けて送ることを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置の揺動選別装置とする。
【0007】
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、比較的大きく後上り傾斜状に揺動している前部揺動選別棚8aの後側端部から脱穀物が比較的大きく後上り傾斜状に放り上げられながら後部揺動選別棚8bの前側部に供給され、次いで、後上り傾斜状に比較的大きく揺動している後部揺動選別棚8b前側部のチャフシーブ21により脱穀物中の藁屑類は大きく跳ね上げられながら唐箕11の上吹出し口11aからの選別風により風選され、穀粒と藁屑類との分離選別が促進される。
【0008】
請求項3の発明は、前部揺動選別棚8aをコンバインの走行速度に比例した回転数により駆動し、後部揺動選別棚8bを所定回転数により駆動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置の揺動選別装置とする。
【0009】
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、前部揺動選別棚8aはコンバインの走行速度に比例した回転数により駆動され、また、後部揺動選別棚8bは所定回転数により駆動されながら前部揺動選別棚8a及び後部揺動選別棚8bにより脱穀物は選別される。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明は、穀粒移送突起19の設けられている前部揺動選別棚8aの前部及び後部は後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動するので、脱穀物の移送能力が向上し、また、後部揺動選別棚8bの前側部のチャフシーブ21部分は後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動するので、藁屑類が大きく放り上げられながら良好に風選され、また、後部揺動選別棚8b後部のストローラック22部分では後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動するので、藁屑類の後方への移送速度が弱められて十分に藁屑類を選別し、藁屑類と穀粒との分離が促進され選別精度を高めることができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、後上り傾斜状に比較的大きく揺動している前部揺動選別棚8aの後側端部と後部揺動選別棚8bの前側端部の間に向けて唐箕11からの選別風を供給するので、前部揺動選別棚8aから後部揺動選別棚8bに供給される脱穀物の藁屑類と穀粒の分離が促進され選別精度を高めることができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、前部揺動選別棚8aをコンバインの走行速度に比例した回転数により揺動し、後部揺動選別棚8bを走行速度に関係なく一定回転数で揺動するように構成したので、刈取作業能率にかかわらず前部揺動選別棚8aでは常に一定の層厚で脱穀物を移送することができ、また、後部揺動選別棚8bでは常に一定回転数で揺動しながら選別漏下量を一定にしながら選別し選別精度を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1〜図2は本発明を具備するコンバインの脱穀部を示すもので、図1は切断側面図、図2は切断平面図である。
【0014】
脱穀部は、フィードチエン1により穀稈の株元を挟持しながら搬送し穂先部を扱室2内に挿入して、回転駆動される扱歯3a,…付きの扱胴3により脱穀するように構成し、脱穀処理されて受網4を漏下した脱穀処理物は下方の選別部6の揺動選別棚8で一番穀粒、枝梗付き穀粒等の二番物及び藁屑類の三番物に選別される。そして、選別された一番穀粒は一番揚穀機(図示省略)によりグレンタンク(図示省略)に揚穀貯溜され、また、選別された二番物は二番揚穀機(図示省略)により例えば扱室2に還元されて再度脱穀処理され、また、選別された三番物の藁屑類の一部は揺動選別棚8の後部から排塵ファン7により機外に排出され、残部の藁屑類は揺動選別棚8の後端部から機外に排出される構成である。
【0015】
次に、選別部6について更に具体的に説明する。
選別部6は、唐箕11から後側に向けて選別風の送られる選別風路12と、選別風路12に前後方向に往復揺動自在に支持されていて扱室2からの脱穀物を後側に揺動移送しながら比重選別する揺動選別棚8と、選別された一番穀粒を受ける一番ラセン13a付き一番受樋13と、選別された二番物を受ける二番ラセン14a付き二番受樋14と、揺動選別棚8で選別されて後側に吹き飛ばされた藁屑類の一部を機体の左右一側から吸引して機外に排出する排塵ファン7等により構成されている。
【0016】
また、揺動選別棚8を扱室2の下方に設ける前部揺動選別棚8aと、前部揺動選別棚8aの後側下方に設ける後部揺動選別棚8bとに分割構成している。前部揺動選別棚8aには扱室2から漏下した穀粒を前側から後側に移送する穀粒移送突起19を設け、前部揺動選別棚8aの前側端部を揺動アーム16により揺動自在に支持し、前部揺動選別棚8aの後側端部に設けた揺動ローラ17を後上り傾斜状のスライド溝18により支持し、前部揺動選別棚8aの前部及び後部を後上り傾斜状に往復揺動するように構成している。
【0017】
また、後部揺動選別棚8bの上部前側にはチャフシーブ21を、上部後側にはストローラック22をそれぞて設けて粗選別部を構成し、後部揺動選別棚8bの前側下部のストローラック22の下方部位には網体からなるグレンシーブ23を設けて精選別部を構成している。後部揺動選別棚8bの前側端部には揺動ローラ24を設け、フレームに設けた後上り傾斜状のスライド溝26により揺動ローラ24を支持している。また、フレームには後部揺動駆動輪27を軸架し、後部揺動選別棚8bの後側端部を後部揺動駆動輪27の偏心ピン27aにより支持している。しかして、後部揺動選別棚8bの前側部を後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動し、後部揺動選別棚8bの後側部を後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動するように構成している。
【0018】
次に、揺動選別棚8への動力伝動構成につて説明する。
前部揺動選別棚8aの揺動アーム16の近傍には前部揺動駆動輪28を軸架し、前部揺動駆動輪28の偏心ピン28aと揺動アーム16の間をクランクロッド29により連結し揺動可能に構成している。また、エンジン(図示省略)の動力が変速可能な走行伝動装置(図示省略)を経由してコンバインの走行クローラ装置(図示省略)に伝達される構成である。そして、走行伝動装置(図示省略)から変速後の動力が取り出されて前部揺動駆動輪28に伝達され、前部揺動選別棚8aは走行速度に比例して回転数により揺動される構成である。
【0019】
また、排藁移送チエン31はフィードチエン1からの排藁を受けて機体後部の排稾処理装置(図示省略)に搬送するもので、この排藁移送チエン31駆動用の排藁チエン駆動軸32には、エンジン(図示省略)の動力が定速伝動装置34を経て伝達され、排藁チエン駆動軸32は一定の回転数で駆動される。また、定速回転する排藁チエン駆動軸32から後部揺動伝動装置33を経て後部揺動駆動輪27に動力が伝達され、コンバインの走行速度の増減に関係なく所定の回転数で後部揺動駆動軸27が駆動され、後部揺動選別棚8bは所定回転数で揺動される構成である。
【0020】
また、唐箕11により生起された選別風は、上吹出し口11aを通って前部揺動選別棚8aの後側端部と後部揺動選別棚8bの前側端部との間から後方に流れて、前部揺動選別棚8aから後部揺動選別棚8bに供給される被選別物、及び、後部揺動選別棚8b上の被選別物を風選する。また、下吹出し口11bから吹き出された選別風は風割板36で上下に分割されながら選別風路12を後方に流れ、後部揺動選別棚8bの下方から上方に流れて被選別物を選別する。
【0021】
しかして、扱室2から落下した穀粒と小さな藁屑類を主体とした脱穀物は前部揺動選別棚8aにより受けられ、前後部全体が後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動する前部揺動選別棚8aの穀粒移送突起19により脱穀物は円滑に後方に移送され、後部揺動選別棚8bの前側端部のチャフシーブ21に供給される。
【0022】
また、後部揺動選別棚8bのチャフシーブ21には扱室2の後側端部の排塵口2aから藁屑類の多い脱穀物も供給され、後部揺動選別棚8b前側部のチャフシーブ21によりこれらの脱穀物は後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動されながら選別されて、藁屑類はチャフシーブ21上を後方に移送され、更に、後上り傾斜状に小さく往復揺動しているストローラック22により選別され、一部の軽い藁屑類は排塵ファン7により機外に吸引排出され、残りの藁屑類はストローラック22の後側端部から後機外に排出される。
【0023】
また、チャフシーブ21で選別されて漏下した穀粒や枝梗付き穀粒は後上り傾斜状に大きく往復揺動している下方のグレンシーブ23により選別されて、穀粒はグレンシーブ23から漏下し一番受樋13に落下選別され、また、枝梗付き穀粒はグレンシーブ23上を後側に送られ下方の二番受樋14に落下選別される。
【0024】
前記のように選別するので、穀粒移送突起19の設けられている前部揺動選別棚8aは前後部全体が後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動するので、穀粒の後方への移送能力が向上し、また、後部揺動選別棚8bの前側部のチャフシーブ21部分は後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動するので、藁屑類が大きく放り上げられて選別風により良好に風選され、また、後部揺動選別棚8bの後側部のストローラック22部分は後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動するので、藁屑類の後方への移送速度を弱めて十分に選別し藁屑類から穀粒を分離することができ選別精度を高めることができる。
【0025】
また、唐箕11により生起された選別風を後上り傾斜状に比較的大きく揺動する前部揺動選別棚8aの後側端部と後部揺動選別棚8bの前側端部との間から後方に向けて送るように構成したので、前部揺動選別棚8aから後部揺動選別棚8bに供給される被選別物を良好に風選し選別精度を高めることができる。
【0026】
また、前記のように、前部揺動選別棚8aをコンバインの走行速度に比例して回転数により揺動し、後部揺動選別棚8bを走行速度に関係なく一定回転数で揺動するように構成したので、刈取作業能率にかかわらず前部揺動選別棚8aでは常に一定の層厚で被選別物を移送することができ、また、後部揺動選別棚8bでは常に一定回転数で揺動して選別漏下量を一定にし選別精度を向上させることができる。
【0027】
次に、図3〜図11に基づき脱穀装置の他の実施例について説明する。
図3はこの発明を具備する脱穀装置の切断平面図、図4は同切断正面図、図5は切り刃の斜視図、図6は切り刃の正面図、図7は切り刃の左側面図、図8は切り刃の右側面図、図9は切り刃の背面図、図10は切り刃の平面図、図11は切り刃の底面図である。
【0028】
この脱穀装置は、扱室41内に軸架されている扱歯42,…付きの扱胴43、扱胴43の下部外周を覆うように設けている受網44、フィードチエン46等により構成されている。
【0029】
扱室41の扱口41a側のフィードチエン46の上方部位、及び、扱室41の反扱口41a側の受網44の上方部位には、回転する扱歯42,…の左右両側に位置するようにコ字形状の切り刃47,…を配設している。この切り刃47,…は取付部49から後上り傾斜状に刃板部を立ち上げ、この刃板部における扱歯42の回転方向に対向する縁部には、基部から先端部にかけて先端ほど後傾斜状に一対の凹凸刃縁48,48を形成している。
【0030】
また、切り刃47の板体の側面に沿う正面視で、切り刃47の外側面に沿って一対の凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aの最も高い部分と凹部48bの最も低い部分を交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、また、切り刃47の板体に直交する側面視で、多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、コ字形状の切り刃47の内側面に凹凸刃縁48,48を構成している。切り刃47基部の取付部49には取付用のボルト51を設けている。
【0031】
また、扱胴43の軸心方向視において切り刃47の先端部を扱胴43の扱歯42の回転軌跡内に入り込ませるようにして設け、切り刃47の一対の凹凸刃縁48,48の間を扱歯42が通過するように構成し、回転軌跡を描く扱歯42と切り刃47の前記直線状の凹凸刃縁48,48とによって扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物を切断処理するように構成している。
【0032】
また、扱口41a側上部及び反扱口41a側上部の切り刃47,…を平面視で扱胴43の軸心方向に互いに千鳥足状に配置し、扱胴43の扱歯42,…は何れか一方の切り刃47の凹凸刃縁48,48間を通過するように構成して、藁屑類の切断性能の向上及び馬力ロスの減少を図っている。
【0033】
なお、扱口41a側上部及び反扱口41a側上部の切り刃47,…を平面視で扱胴43の軸心方向に同位相に配置し、同一の扱歯42が扱口41a側上部及び反扱口41a側上部の切り刃47,…の凹凸刃縁48,48間を通過するように構成してもよい。このように構成することにより、藁屑類の切断性能の向上及び馬力ロスの減少を図ることができる。
【0034】
しかして、回転する扱胴43の扱歯42が扱室41内における扱口41a側と反扱口41a側とに設置されているコ字形状の切り刃47における一対の凹凸刃縁48,48間を通過すると、切り刃47における多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら直線状に形成されている一対の凹凸刃縁48,48と扱歯42とによって、扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物が良好に切断処理される。また、凹凸刃縁48,48の切断作用部を直線状に短く構成したので、耐久性を向上させることができる。また、コ字形状の切り刃47,47の内側面に凹凸刃縁14を形成したので、扱歯42を左右の凹凸刃縁48,48で挟みながら藁屑類を切断するので、切断性能が向上する。
【0035】
次に、図12〜図20に基づき脱穀装置の他の実施例について説明する。
図12はこの発明を具備する脱穀装置の切断平面図、図13は同切断正面図、図14は切り刃の斜視図、図15は切り刃の正面図、図16は切り刃の左側面図、図17は切り刃の右側面図、図18は切り刃の背面図、図19は切り刃の平面図、図20は切り刃の底面図である。なお、切り刃47の構成が相違し、切り刃47と扱胴43の扱歯42との関連構成は前記実施例と同じであるので、切り刃47の相違点についてのみ説明する。
【0036】
この切り刃47,47における扱歯42の回転方向に対向する縁部には、基部から先端部にかけて先端ほど後傾斜状に一対の凹凸刃縁48,48を形成している。そして、切り刃47の板体の内側面に沿う正面視で、切り刃47の両内側面に沿って一対の凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aの最も高い部分と凹部48bの最も低い部分を交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、また、切り刃47の板体に直交する側面視で、一対の凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、コ字形状の切り刃47の外側面に凹凸刃縁48,48を構成している。
【0037】
そして、扱胴43の軸心方向視において切り刃47の先端部を扱胴43の扱歯42の回転軌跡内に入り込ませるようにして設け、切り刃47の一対の凹凸刃縁48,48の間を扱歯42が通過するように構成し、回転軌跡を描く扱歯42と切り刃47の前記直線状の凹凸刃縁48,48とによって扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物を切断処理するように構成している。
【0038】
しかして、回転する扱胴43の扱歯42が扱室41内における扱口41a側と反扱口41a側とに設置されているコ字形状の切り刃47における一対の凹凸刃縁48,48間を通過すると、切り刃47における多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら直線状に形成されている一対の凹凸刃縁48,48と扱歯42とによって、扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物が良好に切断処理される。また、凹凸刃縁48,48の切断作用部を直線状に短く構成したので、耐久性を向上させることができる。また、コ字形状の切り刃47,47の外側に凹凸刃縁14を形成したので、切り刃47,47のフラットな内側面が扱歯42に対向し藁屑類の抜けが良くなる。
【0039】
次に、図21〜図29に基づき脱穀装置の他の実施例について説明する。
図21はこの発明を具備する脱穀装置の切断平面図、図22は同切断正面図、図23は切り刃の斜視図、図24は切り刃の正面図、図25は切り刃の左側面図、図26は切り刃の右側面図、図27は切り刃の背面図、図28は切り刃の平面図、図29は切り刃の底面図である。なお、切り刃47の構成が相違し、切り刃47と扱胴43の扱歯42との関連構成は前記実施例と同じであるので、切り刃47の相違点についてのみ説明する。
【0040】
この切り刃47,47における扱歯42の回転方向に対向する縁部には、基部から先端部にかけて先端ほど後傾斜状に一対の凹凸刃縁48,48を形成している。そして、切り刃47の板体の外側面に沿う正面視で、切り刃47の両外側面に沿って凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aの最も高い部分と凹部48bの最も低い部分を交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、また、切り刃47の板体に直交する側面視で、一対の凹凸刃縁48,48を多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら内側にへこむ円弧状になるように形成し、コ字形状の切り刃47の両内側面に凹凸刃縁48,48を構成している。
【0041】
そして、扱胴43の軸心方向視において切り刃47の先端部を扱胴43の扱歯42の回転軌跡内に入り込ませるように配設して、切り刃47の一対の凹凸刃縁48,48間を扱歯42が通過するように構成し、回転軌跡を描く扱歯42と切り刃47の前記内側にへこむ円弧状の凹凸刃縁48,48とによって扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物を切断処理するように構成している。
【0042】
しかして、回転する扱胴43の扱歯42が扱室41内における扱口41a側と反扱口41a側とに設置されているコ字形状の切り刃47における一対の凹凸刃縁48,48間を通過すると、切り刃47における多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら内側にへこむ円弧状に形成されている一対の凹凸刃縁48,48と扱歯42とによって、扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物が良好に切断処理される。また、切断時に切り刃47と扱歯42とのオーバーラップが進んでも扱歯42と凹凸刃縁48,48との角度変化が少なく安定した切断作用を確保できる。また、コ字形状の切り刃47,47の内側面に凹凸刃縁14を形成したので、扱歯42を左右の凹凸刃縁48,48で挟みながら藁屑類を切断し切断性能が向上する。
【0043】
次に、図30〜図38に基づき脱穀装置の他の実施例について説明する。
図30はこの発明を具備する脱穀装置の切断平面図、図31は同切断正面図、図32は切り刃の斜視図、図33は切り刃の正面図、図34は切り刃の左側面図、図35は切り刃の右側面図、図36は切り刃の背面図、図37は切り刃の平面図、図38は切り刃の底面図である。なお、切り刃47の構成が相違し、切り刃47と扱胴43の扱歯42との関連構成は前記実施例と同じであるので、切り刃47の相違点についてのみ説明する。
【0044】
この切り刃47,47における扱歯42の回転方向に対向する縁部には、基部から先端部にかけて先端ほど後傾斜状に一対の凹凸刃縁48,48を形成している。そして、切り刃47の板体の内側面に沿う正面視で、切り刃47の両内側面に沿って凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aの最も高い部分と凹部48bの最も低い部分を交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、また、切り刃47の板体に直交する側面視で、一対の凹凸刃縁48,48を多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら内側にへこむ円弧状になるように形成し、コ字形状の切り刃47の両外側面に凹凸刃縁48,48を構成している。
【0045】
そして、扱胴43の軸心方向視において切り刃47の先端部を扱胴43の扱歯42の回転軌跡内に入り込ませるように配設し、切り刃47の一対の凹凸刃縁48,48間を扱歯42が通過するように構成し、回転軌跡を描く扱歯42と切り刃47の前記内側にへこむ円弧状の凹凸刃縁48,48とによって扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物を切断処理するように構成している。
【0046】
しかして、回転する扱胴43の扱歯42が扱室41内における扱口41a側と反扱口41a側とに設置されているコ字形状の切り刃47における一対の凹凸刃縁48,48間を通過すると、切り刃47における多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら内側にへこむ円弧状に形成されている一対の凹凸刃縁48,48と扱歯42とによって、扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物が良好に切断処理される。また、切断時に切り刃47と扱歯42とのオーバーラップが進んでも扱歯42と凹凸刃縁48,48との角度変化が少なく安定した切断作用を確保できる。また、コ字形状の切り刃47,47の外側に凹凸刃縁14を形成したので、切り刃47,47のフラットな内側面が扱歯42に対向し藁屑類の抜けが良くなる。
【0047】
次に、図39〜図47に基づき脱穀装置の他の実施例について説明する。
図39はこの発明を具備する脱穀装置の切断平面図、図40は同切断正面図、図41は切り刃の斜視図、図42は切り刃の正面図、図43は切り刃の左側面図、図44は切り刃の右側面図、図45は切り刃の背面図、図46は切り刃の平面図、図47は切り刃の底面図である。なお、切り刃47の構成が相違し、切り刃47と扱胴43の扱歯42との関連構成は前記実施例と同じであるので、切り刃47の相違点についてのみ説明する。
【0048】
この切り刃47,…は取付部49から上方に向けて刃板部を立ち上げ、この刃板部における扱歯42の回転方向に対向する縁部には、基部から先端部にかけて先端ほど後傾斜状に一対の凹凸刃縁48,48を形成している。そして、切り刃47の板体の外側面に沿う正面視で、切り刃47の両外側面に沿って凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aの最も高い部分と凹部48bの最も低い部分を交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、また、切り刃47の板体に直交する側面視で、一対の凹凸刃縁48,48を多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら外側にふくらむ円弧状になるように形成し、コ字形状の切り刃47の両内側面に凹凸刃縁48,48を構成している。
【0049】
そして、扱胴43の軸心方向視において切り刃47の先端部を扱胴43の扱歯42の回転軌跡内に入り込ませるように配設し、切り刃47の一対の凹凸刃縁48,48間を扱歯42が通過するように構成し、回転軌跡を描く扱歯42と切り刃47の前記外側にふくらむ円弧状の凹凸刃縁48,48とによって扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物を切断処理するように構成している。
【0050】
しかして、回転する扱胴43の扱歯42が扱室41内における扱口41a側と反扱口41a側とに設置されているコ字形状の切り刃47における一対の凹凸刃縁48,48間を通過すると、切り刃47における多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら外側にふくらむ円弧状に形成されている一対の凹凸刃縁48,48と扱歯42とによって、扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物が良好に切断処理される。また、扱歯42と共に回動する藁屑類が凹凸刃縁48,48により扱歯42の基部側に案内されながら切断され切断性能を向上させることができる。また、コ字形状の切り刃47,47の内側面に凹凸刃縁14を形成したので、扱歯42を左右の凹凸刃縁48,48で挟みながら藁屑類を切断し切断性能が向上する。
【0051】
次に、図48〜図56に基づき脱穀装置の他の実施例について説明する。
図48はこの発明を具備する脱穀装置の切断平面図、図49は同切断正面図、図50は切り刃の斜視図、図51は切り刃の正面図、図52は切り刃の左側面図、図53は切り刃の右側面図、図54は切り刃の背面図、図55は切り刃の平面図、図56は切り刃の底面図である。なお、切り刃47の構成が相違し、切り刃47と扱胴43の扱歯42との関連構成は前記実施例と同じであるので、切り刃47の相違点についてのみ説明する。
【0052】
この切り刃47,47における扱歯42の回転方向に対向する縁部には、基部から先端部にかけて先端ほど後傾斜状に一対の凹凸刃縁48,48を形成している。そして、切り刃47の板体の内側面に沿う正面視で、切り刃47の両内側面に沿って凹凸刃縁48,48の多数の凸部48aの最も高い部分と凹部48bの最も低い部分を交互に繰り返しながら直線状になるように形成し、また、切り刃47の板体に直交する側面視で、一対の凹凸刃縁48,48を多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら外側にふくらむ円弧状になるように形成し、コ字形状の切り刃47の両外側面に凹凸刃縁48,48を構成している。
【0053】
そして、扱胴43の軸心方向視において切り刃47の先端部を扱胴43の扱歯42の回転軌跡内に入り込ませるように配設し、切り刃47の一対の凹凸刃縁48,48の間を扱歯42が通過するように構成し、回転軌跡を描く扱歯42と切り刃47の前記外側にふくらむ円弧状の凹凸刃縁48,48とによって扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物を切断処理するように構成している。
【0054】
しかして、回転する扱胴43の扱歯42が扱室41内における扱口41a側と反扱口41a側とに設置されているコ字形状の切り刃47における一対の凹凸刃縁48,48間を通過すると、切り刃47における多数の凸部48aと凹部48bとを交互に繰り返しながら外側にふくらむ円弧状に形成されている一対の凹凸刃縁48,48と扱歯42とによって、扱室41内の扱口41a側と反扱口41a側とで脱穀物が良好に切断処理される。また、扱歯42と共に回動する藁屑類が凹凸刃縁48,48により扱歯42の基部側に案内されながら切断され切断性能を向上させることができる。また、コ字形状の切り刃47,47の外側に凹凸刃縁14を形成したので、切り刃47,47のフラットな内側面が扱歯42に対向し藁屑類の抜けが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】脱穀装置の切断側面図。
【図2】脱穀装置の切断平面図。
【図3】脱穀装置の切断平面図。
【図4】脱穀装置の切断正面図。
【図5】切り刃の斜視図。
【図6】切り刃の正面図。
【図7】切り刃の左側面図。
【図8】切り刃の右側面図。
【図9】切り刃の背面図。
【図10】切り刃の平面図。
【図11】切り刃の底面図。
【図12】脱穀装置の切断平面図。
【図13】脱穀装置の切断正面図。
【図14】切り刃の斜視図。
【図15】切り刃の正面図。
【図16】切り刃の左側面図。
【図17】切り刃の右側面図。
【図18】切り刃の背面図。
【図19】切り刃の平面図。
【図20】切り刃の底面図。
【図21】脱穀装置の切断平面図。
【図22】脱穀装置の切断正面図。
【図23】切り刃の斜視図。
【図24】切り刃の正面図。
【図25】切り刃の左側面図。
【図26】切り刃の右側面図。
【図27】切り刃の背面図。
【図28】切り刃の平面図。
【図29】切り刃の底面図。
【図30】脱穀装置の切断平面図。
【図31】脱穀装置の切断正面図。
【図32】切り刃の斜視図。
【図33】切り刃の正面図。
【図34】切り刃の左側面図。
【図35】切り刃の右側面図。
【図36】切り刃の背面図。
【図37】切り刃の平面図。
【図38】切り刃の底面図。
【図39】脱穀装置の切断平面図。
【図40】脱穀装置の切断正面図。
【図41】切り刃の斜視図。
【図42】切り刃の正面図。
【図43】切り刃の左側面図。
【図44】切り刃の右側面図。
【図45】切り刃の背面図。
【図46】切り刃の平面図。
【図47】切り刃の底面図。
【図48】脱穀装置の切断平面図。
【図49】脱穀装置の切断正面図。
【図50】切り刃の斜視図。
【図51】切り刃の正面図。
【図52】切り刃の左側面図。
【図53】切り刃の右側面図。
【図54】切り刃の背面図。
【図55】切り刃の平面図。
【図56】切り刃の底面図。
【符号の説明】
【0056】
1 フィードチエン
2 扱室
3 扱胴
8 揺動選別棚
8a 前部揺動選別棚
8b 後部揺動選別棚
11 唐箕
11a 上吹出し口11
11b 下吹出し口
12 選別風路
16 揺動アーム
19 穀粒移送突起
21 チャフシーブ
22 ストローラック
23 グレンシーブ
27 後部揺動駆動輪
28 前部揺動駆動輪
28a 偏心ピン
34 定速伝動装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
扱室(2)の下方に前後方向に沿わせて設けられている選別風路(12)には扱室(2)からの脱穀物を選別する揺動選別棚(8)を設け、該揺動選別棚(8)を選別風路(12)の前側部の扱室(2)下方に配置される前部揺動選別棚(8a)と、選別風路(12)の後側部の前記前部揺動選別棚(8a)の後方下部に配置される後部揺動選別棚(8b)とに分割構成し、前記前部揺動選別棚(8a)には穀粒移送突起(19)を設けて前部揺動選別棚(8a)の前部及び後部を共に後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動可能に構成し、前記後部揺動選別棚(8b)の上部前側にはチャフシーブ(21)を、上部後側にはストローラック(22)を、下部前側にはグレンシーブ(23)をそれぞれ設け、後部揺動選別棚(8b)の前側部を後上り傾斜状に比較的大きく往復揺動可能に、後部揺動選別棚(8b)の後側部を後上り傾斜状に比較的小さく往復揺動可能に構成したことを特徴とする脱穀装置の揺動選別装置。
【請求項2】
選別風路(12)の前側端部に配設した唐箕(11)の上吹出し口(11a)を前部揺動選別棚(8a)の後側端部と後部揺動選別棚(8b)の前側端部との間に臨ませて選別風を後側に向けて送り、唐箕(11)の下吹出し口(11b)を後部揺動選別棚(8b)の下部に向けて臨ませて選別風を後側に向けて送ることを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置の揺動選別装置。
【請求項3】
前部揺動選別棚(8a)をコンバインの走行速度に比例した回転数により駆動し、後部揺動選別棚(8b)を所定回転数により駆動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置の揺動選別装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【公開番号】特開2006−180729(P2006−180729A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−375351(P2004−375351)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】