説明

自動容器リサイクル装置

本発明は、ガラス、プラスチック又は金属などからなる缶及びビン等の容器の自動リサイクル装置のためのユニットに関する。このユニットは、容器をその長手方向に運搬するコンベヤベルトを有する運搬デバイスと、表面域を有する回転ローラであって、中立位置から、当該回転ローラが当該容器を当該運搬デバイスから離して当該容器を回転させる識別位置に移動させることができる回転ローラとを具備する。本発明によれば、ローラは、中空素子として具体化され、長手方向の裂け目を設けられている。少なくとも1つの運搬デバイスが、各ローラ内に配置され、コンベヤベルトが当該裂け目の領域に配置される。回転ローラと運搬デバイスは分離して取り付けられ、ローラの表面域は、ローラが回転したときに、運搬デバイスのコンベヤベルトを被う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、缶、及び、ガラス、プラスチック又は金属製のビン等の容器をリサイクルする装置に関し、容器が運搬デバイスにより横置き位置の識別装置に送られ、識別装置が当該容器の特徴データを検出する、容器の自動リサイクリング装置のためのユニットに関する。特に、容器が一方向性の容器か多方向性の容器(リサイクル可能)かにより、更なる処理のために異なるデバイスに送られることから、容器がどのタイプかが決定されるべきである。
【背景技術】
【0002】
DE20112651U1からは、例えばビン又は缶をコンベヤベルトの長手方向に進めることができるように、V字型に配置した2つのエンドレスのコンベヤベルトからなる自動容器リサイクル装置のためのユニットが、知られている。ロータリアクチュエータにより駆動される2つのローラが、コンベヤベルトの下に配置されている。コンベヤベルトは横移動でき、これにより、容器は、ローラ上に落ち、ローラにより回転される。このプロセスで、運搬デバイスの上方にマウントされる検出器が、容器上のバーコードのような識別コードを検出する。バーコードの検出後、コンベヤベルトは再び横移動し、これにより、ローラにより支持される容器が、再び持ち上げられ、コンベヤベルトにより前に送られる。
【0003】
EP1167247B1からは、ローラの回転運動中にコンベヤベルトが移動するように、容器の回転運動用のローラに統合された並進運動用のコンベヤベルトを有するデバイスが、知られている。
【0004】
但し、ビン又は缶のような容器に対する公知の運搬・回転ユニットは、一般に、高価で複雑な方法で構成されている。特に、コンベヤの放下機構は、機械的に高価な設計を採用しており、連続動作の場合の摩耗による故障を受けやすい。別の解決手段もまた、これらのコンベヤベルトが、転回ローラの回転運動の間、回転する転回ローラと同時回転し、それゆえ複雑な方法で駆動されるので、高価である。
【0005】
ゆえに、本発明の目的は、より簡単で安定した機構により特定され、全般的により安価に製造できる、自動容器リサイクル装置のためのユニットを提示することである。
【0006】
本発明によれば、この目的は、ローラが中空素子として具体化されると共に、長手方向の少なくとも1つの裂け目を具備する、自動容器リサイクル装置のためのユニットにより実現される。少なくとも1つの運搬デバイスがローラに配置され、コンベヤベルトが裂け目の領域に配置される。回転ローラと運搬デバイスは分離して取り付けられ、ローラの表面域は、回転ローラが回転すると、運搬デバイスのコンベヤベルトを被う。
【0007】
本発明による解決手段は、ローラを中空素子として具体化したことと、回転ローラの空洞部分に運搬デバイスを統合することとにより、コンパクトで構造的に簡単なユニットを生み出した点で有益である。容器を回転するためのローラと、容器の横移動のための運搬デバイスとを、ローラが回転しているときには運搬デバイスが動かないというように、互いに独立に制御できる。回転ローラへのコンベヤベルトの完全な統合とは異なり、本発明の解決手段では、回転ローラの外側に駆動モータを容易に配置できる。その構成は、コンベヤベルトの位置が固定されており、ローラの回転運動中に変化しないという点で、有利である。ローラ用及びコンベヤベルト用のモータを除けば、チルト又はヨー運動のための追加的なモータは、必要とされない。コンベヤベルトを動かすために一つのモータのみが必要とされるので、両コンベヤベルトの同期運動を確保できる。容器はコンベヤベルトにより輸送位置に運ばれる。ローラが回転しているとき、ビンはローラの表面域により僅かに持ち上げられ、ローラの上方の検出器が容器上の識別要素を検出できるように、ローラにより回転させられる。しかし、単一の部品が容易にアクセス可能になっているので、このユニットは、修理と保守が容易である。
【0008】
本発明の別の観点によれば、請求項13に従う、横置き位置で容器を扱う方法が提示され、また、請求項15及び17に従う、横置き位置で容器を扱う装置が提示される。
【0009】
WO 98/02853からは、V字型のコンベヤが横置き位置で液体容器を搬送するデバイスが知られている。容器の特有な特徴、例えば、輪郭又は識別コードが、検出ユニットにより検出される。挿入された容器は、V字型のコンベヤにより前の位置、即ち供給位置に送られる。可動ベアリングを有する複数の回転ローラが、コンベヤの上方に設置され、互いに横方向に移動可能であり、スペースを変化させることにより互いから離れることができる。このスペースを変化させる運動の際に、容器は、識別コードを検出ユニットにより読み取れるように、コンベヤにより持ち上げられ回転させられる。回転ローラが互いから離れると、容器は、V字型のコンベヤ上に落下し、その長手軸の方向にその位置から搬送される。このデバイスは、回転ローラを横移動させる高価な移動機構を必要とし、デバイス全体のサイズとその安定性に関して逆効果となる、組立と移動のためのスペースを必要とする。
【0010】
WO 02/12095 A1は、方法の請求項13に対する一般条項を規定している。そのドキュメントによる方法では、対応するコンベヤベルトを有する2つのコンベヤが、2つの位置を取ることができる。コンベヤベルトがV字を形成する第1の位置では、容器は、コンベヤベルト上に横置きとなる。この位置からスタートして、コンベヤとその対応するコンベヤベルトは、コンベヤベルトの下に位置する静止ベアリングを有する回転ローラに対してスペースが空く第2の位置をとるために、互いに離れる。その重みのせいで、容器はこれら回転ローラ上に落下し、回転ローラにより回転させられ、これにより、コード読取り器が容器上の識別コードを読み取ることができる。それから、コンベヤベルトを含むコンベヤは第1の位置に横移動し、その際、容器は回転ローラにより持ち上げられる。容器は、その長手軸方向に送られる。コンベヤベルトの横移動は、高価な移動機構と、大きな対応する構造スペースを必要とする。
【0011】
WO 02/12095 A1及びDE−A−20112651は更に、請求項15及び17の一般条項に従う液体容器を扱う装置を開示している。この装置は、任意の横断面又は実質的に異なる横断面を有する缶又はビンの検出を可能にする機械的にシンプルな構成を意図している。そのような容器の形状は、容器を回転したときにのみ、検出ユニとの特定の検出角から検出できるような、特有な特徴又は外形を具備する。この理由で、検出ユニットは、容器の特有な特徴、例えば、外形、識別コード又はこれらの類似物を、容器の回転中に検出する。この装置はまた、2つのコンベヤベルトを、これらが容器を支持する第1の位置から、静止ベアリングを具備する1対の回転ローラがコンベヤベルト間にスペースを空けて出現する第2の位置に、互いに離れる方向に横方向に移動する手段を提供する。容器はこれらの回転ローラ上に落下し、その特有な特徴が、容器の回転中に検出ユニットにより検出される。この装置はまた、コンベヤベルトの横移動のための高価な移動機構と、対応する構造上のスペースを必要とする。
【0012】
本発明の目的は、動作時に高い信頼性を与え、コンパクトな構成上のデザインを可能にし、修理と保守を容易にする方法及び装置を提供することである。
【0013】
方法の請求項13及び装置の請求項15,17に従う解決手段として、従来技術とは対照的な新しいアプローチが採用された。回転ローラが、中空素子として具体化され、静止して配置されたベアリングを具備する。回転ローラは、例えば、自動リサイクル装置の筐体にしっかりと接続されるベアリングに装着されても良い。回転ローラの回転軸の互いの相対位置は、動作の間、変化しない。更に、コンベヤが、各回転ローラ内に静止して配置されている。コンベヤベルトを支持する対応のコンベヤ・フレームワークを、例えば、自動リサイクル装置の筐体にしっかりと接続すればよい。2つのコンベヤのコンベヤベルトは、一緒になって、V字型を形成する。動作中、コンベヤの互いの相対位置は、WO 02/12095 A1に従う内容とは異なり、変化せず、即ち、V字型が全動作の間、維持される。従って、(WO 02/12095 A1にあるようには)コンベヤベルトを横移動するための追加的な移動機構は必要とされないし、(WO 98/02853 A1にあるようには)回転ローラを横移動するための追加的な移動機構もまた、必要とされない。それゆえ、本発明の解決手段によれば、駆動モータを回転ローラの外側に容易に配置することができる。この構成は、コンベヤベルトの位置が固定され、且つ、ローラの回転運動の間、変化しないという点で有利である。ローラ用のモータ及びコンベヤベルト用のモータは別として、チルト又はヨー運動のための追加的なモータは必要とされない。2つのコンベヤベルトを動かすのにたった一つのモータしか必要とされないので、両コンベヤベルトの同期動作を確保できる。従って、本発明では、技術的な努力が軽減され、機械的な安定性と動作上の安定性が向上する。各回転ローラは、その表面域に長手方向の裂け目を具備する。容器がコンベヤベルト上で横置きになっている第1の位置では、容器の周面が回転ローラの内部空間に入りこむ。回転ローラが回転すると、その表面域が、コンベヤベルトを被い、保護のためにカバーする。コンベヤベルトを回転ローラ内に含めることにより、そして、回転ローラに対して静止したコンベヤ及び静止したベアリングを配置することにより、少数でコンパクトな構造上の設計が得られた。総合的には、単一部品に容易にアクセスできるので、このユニットは、修理及び保守が非常に容易である。
【0014】
請求項14に記載される方策は、加速された識別プロセスを可能にする。第1の位置で既に識別コードを検出可能な場合、容器を回転することは省略できる。
【0015】
請求項16による方策は、検出ユニットが容器の外形を正確に検出できるようにする。この実施例では、処理スピードに関して、検出ユニット、例えばカメラに関して、高い条件は必要とされない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明のより詳しい内容は、以下の説明及び図面から容易に明らかになるであろう。
【0017】
図1は、容器の輸送のための中立位置にある、容器自動リサイクル装置のための本発明によるユニットの第1実施例の正面図を示す。
【0018】
図2は、図1に示すユニットの斜視図を示す。
【0019】
図3は、図1に示すユニットの底面図を示す。
【0020】
図4は、液体容器を伴う、図1に示すユニットの端面図を示す。
【0021】
図5は、ユニットの第2実施例の右手側から見た斜視図を示す。
【0022】
図6は、図5に示すユニットの左手側から見た斜視図を示す。
【0023】
図1は、横置き位置でビン及び缶等の容器の輸送と回転のための本発明による自動容器リサイクル装置ユニットを示す。このユニットは、ガラスビン、PETボトル及び缶のような容器を元に戻す自動装置内に置かれる。容器は、自動装置の筐体のインレットポート(図示せず)を通して、輸送ユニット上に置かれる。ユニットは、軸3,4を中心に回転可能な2つのローラ1,2を有する。ローラ1,2は中空であり、各ローラ1,2は、その表面域5に裂け目(breakthrough)6を示す。運搬デバイス7,8が、各ローラ1,2内に置かれる。各運搬デバイス7,8は、転回ローラ10により案内されるコンベヤベルト9を具備する。運搬デバイス7,8は、コンベヤベルト9が裂け目6の領域でローラ1,2の表面域5の丁度下側に位置するように、ローラ1,2内に配置される。輸送位置では、図4に示すように、容器11は運搬デバイス7,8のコンベヤベルト9上に置かれ、運搬デバイス7,8は互いにおよそ120度の角度を形成し、それゆえ、V字型に配置されている。運搬デバイス7,8を、電気モータ12及び結合器13により連動して駆動するのが有益である。容器は、その長手方向に運搬デバイス7,8により輸送されうる。運搬デバイス7,8の転回ローラ10はサポート14に取り付けられ、サポート14は、運搬デバイス7,8が固定されるように、自動容器リサイクリング装置内の基礎フレームにしっかりと結合される。
【0024】
回転ローラ1,2は、表面域5上で動くベアリングフレーム15内で自由に回転できるように支持されている。回転ローラ1,2は、好ましくは、より安定した支持を得るために、2つのベアリングフレーム15間で支持されている。ローラ1,2には、その正面側にギアリム16を設けるのが有益である。ローラ1,2は、その駆動端で、ベアリングフレーム15により、又はギアリム軸17により支持されうる。ローラ1,2は、ローラ1,2の両ギアリム16と係合するギアホイール18により回転するようにされている。ギアホイール18は第2のモータ199により駆動される。特に、ローラ1,2を駆動する駆動モータ19は、ローラの外側に容易に配置できる。回転ローラ1,2が回転させられたとき、ローラ1,2の表面域5は、それぞれの運搬デバイス7,8のコンベヤベルト9を超えて移動する。運搬デバイス7,8のコンベヤベルト9上で進行する容器11は、ローラ1,2の表面域5により僅かに持ち上げられ、一時的にローラ1,2の表面域5によりサポートされる。それから、ローラ1,2の上方に置かれるスキャナのような検出器(図示せず)が、容器11上に置かれる、例えばバーコード又は別の光コードのような識別要素を、それが検出エリア内に入るや否や検出できるように、容器11を、同一方向に回転するローラ1,2の回転運動により回転させる。ローラ1,2の回転運動の間、運搬デバイス7,8のコンベヤベルト9は、その動きを止めているのが有益である。但し、ローラ1,2の回転運動中、コンベヤベルト9が動き続けていてもよい。回転ローラ1,2と運搬デバイス7,8が互いに独立に支持されているので、ローラ1,2の回転運動と、運搬デバイス7,8のコンベヤベルト9の運動は、互いに独立に実行可能である。運搬デバイス7,8が唯一のモータにより駆動されるので、運搬デバイス7,8の同期した運搬動作を確保できる。
【0025】
ギアホイール18の両ギアリム16への連動接続により、ローラ1,2の相対的な位置を、裂け目6に関して平行に制御できる。ローラ1,2の完全な1回転の後、ローラ1,2の裂け目6は、回転運動の停止後に容器11が運搬デバイス7,8のコンベヤベルト9上に落ちるように、再び、コンベヤベルト9のすぐ上に位置する。容器の直径に依存するが、容器11上の識別要素を検出するには、ローラ1,2の2回以上の回転が必要とされるかもしれない。両コンベヤベルト9は、再び動かされ、容器11が更に進む。容器11がデポジット(保証金)を返還すべき容器であることを検出器が検出すると、容器11は、輸送装置の上流の場所に案内される。容器11がデポジットの返還を必要としない容器であると検出されると、容器11は、輸送装置により入り口に戻される。
【0026】
図5及び図6に示す別の実施例では、ローラ1,2はチューブではなく、ローラ1,2の長手方向に置かれ、且つローラ1,2の表面域5を形成する層状セグメント20からなる。セグメント20は実質的には、円柱状の表面域5のセクションを形成するように、円形に曲げられている。セグメント20はその両端で、それぞれリング状支持体21に差し込まれている。これは、製造上、ローラ1,2の生産を容易にする。更に、ローラ1,2と容器11との間の摩擦接触に作用し、且つ、回転の間のビンの走行ノイズを低減するコーティングを、ローラ1,2の表面域5に与えてもよい。
【0027】
追加的には、この実施例に関して、連結ベルト駆動装置22によりコンベヤベルト9の両転回ローラ10を駆動し、これにより両コンベヤベルトの同期運動を可能にするようにしてもよい。運搬デバイス7,8の転回ローラ10には、ベルト24のためのノッチ23が設けられている。ベルト24は、モータ12に配置される転回ディスク25を周回し、2つの転回ローラ26により案内される。シャフト27は、第2の運搬デバイス7を駆動する別の転回ディスク28に転回ディスク25を結合する。結合器13と比較した連結ベルト駆動装置22の利点は、故障しにくいことと、それゆえ連続動作に適していることである。ベルト駆動装置22のホイールとベルトは、ローラ1,2の間の中間領域よりも汚れの影響を受けにくい場所に配置される。なぜなら、この中間領域では、ビンに残る液体がこぼれることにより、汚損が起こり得るからである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】容器の輸送のための中立位置にある、容器自動リサイクル装置のための本発明によるユニットの第1実施例の正面図を示す。
【図2】図1に示すユニットの斜視図を示す。
【図3】図1に示すユニットの底面図を示す。
【図4】液体容器を伴う、図1に示すユニットの端面図を示す。
【図5】ユニットの第2実施例の右手側から見た斜視図を示す。
【図6】図5に示すユニットの左手側から見た斜視図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビン又は缶等の容器をその長手軸方向に進めるベルトコンベヤ(9)を有する運搬デバイス(7,8)により、横置き状態で当該容器を戻す自動容器リサイクル装置のためのユニットであって、表面域(5)を有する回転ローラ(1,2)であって、中立位置から当該回転ローラが当該容器を当該運搬デバイス(7,8)から離す識別位置に当該容器を移動させることができ、当該容器を回転させる回転ローラ(1,2)を有し、
a.各回転ローラが中空素子として具体化され、長手方向の少なくとも1つの裂け目(6)を具備することと、
b.少なくとも1つの当該運搬デバイス(7,8)が、それぞれ当該回転ローラ(1,2)内に置かれると共に、当該コンベヤベルト(9)が、当該裂け目(6)の領域に配置されることと、
c.当該回転ローラ(1,2)と当該運搬デバイス(7,8)が互いに独立に取り付けられ、当該回転ローラ(1,2)が回転すると、当該回転ローラの当該表面域(5)が当該運搬デバイス(7,8)の当該コンベヤベルト(9)を被うこと
とを特徴とするユニット。
【請求項2】
当該運搬デバイス(7,8)のコンベヤベルト(9)が、V字型に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のユニット。
【請求項3】
当該コンベヤベルト(9)が、サポート(14)に取り付けられる転回ローラ(10)に沿って案内されることを特徴とする請求項1又は2に記載のユニット。
【請求項4】
当該回転ローラ(1,2)が、その正面側に、ギアホイール(18)により駆動されるギアリム(16)を具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のユニット。
【請求項5】
当該ギアホイール(18)がモータ(19)により駆動されることを特徴とする請求項4に記載のユニット。
【請求項6】
当該ローラ(1,2)は、当該裂け目(6)が当該コンベヤベルト(9)の直ぐ上に位置し、当該コンベヤベルト(9)が当該用域(11)を受け入れ搬送するV字型溝を形成する中立位置から、当該ローラの軸(3,4)を中心として同方向に回転する識別位置に移動可能であり、
当該識別位置では、当該容器(11)が、当該コンベヤベルト(9)から離され、当該ローラ(1,2)の回転する表面域(5)上に乗り、ここで回転する
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のユニット。
【請求項7】
当該ローラ(1,2)上の当該容器(11)の回転の間に、当該容器(11)の識別特徴を検出する検出ユニットを有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のユニット。
【請求項8】
当該回転ローラ(1,2)が、当該ローラ(1,2)の長手方向に配置される層状セグメント(20)からなることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のユニット。
【請求項9】
当該セグメントが、実質的に、円形に湾曲していることを特徴とする請求項8に記載のユニット。
【請求項10】
当該運搬デバイス(7,8)の当該コンベヤベルトを駆動する連結ベルト駆動装置(22)を有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のユニット。
【請求項11】
当該回転ローラ(1,2)の当該表面域(5)にコーティングを設けてあることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のユニット。
【請求項12】
請求項1乃至11の何れか1項に従い、ビン又は缶等の容器を横置き状態で戻す入口ユニットを有する容器リサイクル装置。
【請求項13】
ビン又は缶等の容器を横置き状態で扱う方法であって、
それぞれにコンベヤベルト(9)を具備する第1及び第2のコンベヤ(7,8)からなり、当該コンベヤベルト(9)が実質的にV字型を形成する運搬デバイス上に容器を置くことが可能であることと、
当該容器の外形が外形検出ユニットにより検出されることと、
当該容器が当該コンベヤベルト(9)上に乗る第1の位置から2つの回転ローラ(1,2)の表面域上に乗る第2の位置に移動し、当該回転ローラにより回転させられることと、
当該回転ローラ(1,2)のベアリング(15)が、互いの相対位置に関して静止して配置されることと、
コード読取り器が、当該容器上の識別コードを検出することと、
当該識別コードの検出に従い、第1の位置の容器が、当該コンベヤ(7,8)の上流に位置する場所に送られるか、
又は、当該容器が、当該コンベヤ(7,8)の下流の位置、即ちローディング位置に送り返されるかであり、
更には、
当該回転ローラ(1,2)がそれぞれ中空素子として具体化され、表面域(5)に長手方向の裂け目を具備し、
第1及び第2のコンベヤ(7,8)が、当該回転ローラ(1,2)の内側に配置され、互いの相対位置に関して静止していており、
そして、当該回転ローラ(1,2)が回転すると、当該回転ローラ(1,2)の当該表面域が、当該コンベヤベルト(9)を被い、当該コンベヤベルト(9)から当該容器を持ち上げ、回転させる
こと特徴とする方法。
【請求項14】
更に、
テスト装置が、当該第1の位置で当該容器上に識別コードを検出可能かどうかを調べること、
当該容器が、当該コンベヤ(7,8)の上流に位置する場所か、当該識別コードが検出できる場合には当該ローディング位置に運搬されること、
当該識別コードが検出不能の場合、当該容器が当該第2の位置に送られ、当該容器は、当該識別コードの検出のために回転させられ、当該第1の位置に戻されること
を特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
缶又はビン等の容器を横置き状態で扱う装置であって、
それぞれにコンベヤベルト(9)を具備し、当該コンベヤベルト(9)が平行方向に移動可能で実質的にV字型を形成する第1及び第2のコンベヤ(7,8)と、
回転軸が当該コンベヤベルト(9)の移動方向に向き、同じ回転方向を有する1対の回転ローラ(1,2)と、
当該コンベヤベルト(9)上に横たわる第1の位置から、当該回転ローラ(1,2)の表面域上に横たわり、当該回転ローラにより回転させられる第2の位置に移動する容器と、
当該容器の特有の特徴を検出するために設けられる検出ユニット
とを具備し、
当該装置が、当該第1の位置にある当該容器を当該コンベヤ(7,8)の上流に置かれる場所に案内するか、又は、当該コンベヤ(7,8)の下流の位置に戻し、
当該回転ローラ(1,2)のベアリング(15)が、互いの相対的な位置に関して静止して配置され、
更に、
各回転ローラ(1,2)が、中空素子として具体化され、その表面域に長手方向の裂け目を具備することと、
当該第1及び第2のコンベヤ(7,8)が、当該回転ローラ(1,2)の内側に配置され、互いの相対位置に関して静止していることと、
当該回転ローラ(1,2)が回転すると、当該回転ローラ(1,2)の各表面域が当該コンベヤベルト(9)を被い、当該コンベヤベルト(9)から当該容器を持ち上げ、当該容器を回転させる
ことを特徴とする装置。
【請求項16】
回転ローラ(1,2)が、当該容器の外形の特有の特徴を検出する間、回転しないことを特徴とする請求項5に記載の装置。
【請求項17】
缶又はビンのような容器を横置き状態で扱う装置であって、
それぞれにコンベヤベルト(9)を具備し、当該コンベヤベルト(9)が実質的にV字型を形成する第1及び第2のコンベヤ(7,8)からなる運搬デバイスに容器を付帯できることと、
当該容器の外形を容器検出ユニットにより検出できることと、
当該容器が、当該コンベヤベルト(9)上に横たわる第1の位置から、当該回転ローラ(1,2)の表面域上に横たわり、当該回転ローラにより回転させられる第2の位置に移動することと、
当該回転ローラ(1,2)のベアリング(15)が、互いの相対的な位置に関して静止して配置されることと、
コード読取り器が、当該容器上に置かれる識別コードを検出することと、
当該識別コードの検出に従い、第1の位置の容器が、当該コンベヤ(7,8)の上流に位置する場所に送られるか、
又は、当該容器が、当該コンベヤ(7,8)の下流の位置、即ちローディング位置に送り返されるかこと
とを有し、更に、
各回転ローラ(1,2)が、中空素子として具体化され、その表面域(5)に長手方向の裂け目(6)を具備することと、
当該第1及び第2のコンベヤ(7,8)が、当該回転ローラ(1,2)の内側に配置され、互いの相対位置に関して静止していることと、
当該回転ローラ(1,2)が回転すると、当該回転ローラ(1,2)の各表面域が当該コンベヤベルト(9)を被い、当該コンベヤベルト(9)から当該容器を持ち上げ、当該容器を回転させる
ことを特徴とする装置。
【請求項18】
さらに、
テスト装置が、当該第1の位置で当該容器上に識別コードを検出可能かどうかを調べることと、
当該容器が、当該コンベヤ(7,8)の上流に位置する場所か、当該識別コードが検出できる場合には当該ローディング位置に運搬されることと、
当該識別コードが検出不能の場合、当該容器が当該第2の位置に送られ、当該容器は、当該識別コードの検出のために回転させられ、当該第1の位置に戻されること
とを特徴とする請求項17に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−510607(P2007−510607A)
【公表日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538673(P2006−538673)
【出願日】平成16年9月20日(2004.9.20)
【国際出願番号】PCT/EP2004/010541
【国際公開番号】WO2005/052870
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(506135615)ウインコール ニックスドルフ インターナショナル ゲーエムベーハー (1)
【氏名又は名称原語表記】Wincor Nixdorf International GmbH
【住所又は居所原語表記】Heintz−Nixdorf−Ring 1, D−33106 Paderborn, DE
【Fターム(参考)】