説明

自動車の悪路脱出装置及び輪止め装置及びその方法。

【課題】
従来の技術は車輪接地面と地面との摩擦力向上のみに着眼しておりそれ以上の摩擦力を必要とする際効果を望めない。また、片輪駆動になる恐れがある。
本発明装置は、上記を解決することを目的とする。
【解決手段】
本発明装置は、走行装置としては使用不可とし、脱出性能のみの装置である。同軸上の左右駆動両輪を外部から棒状の物で連結一体化することにより、デファランシャル効果を制限し両輪駆動にする。さらに、両輪の連結している棒状上へ摩擦力を増大させる部品の装着により脱出性能が向上することで確実に脱出可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車が悪路に嵌った場合に自力で容易に脱出できる装置及び方法に関するものである。
【0002】
本発明は、自動車を定位置に固定する装置及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
従来の脱出装置は、タイヤ接地面の摩擦力のみ向上させる技術である。
【0004】
従来の脱出装置は、片輪単独装着の手段をとる。これにより片輪への駆動力の流出を制限できない。
【0005】
従来の輪止め装置は、車輪と一体出来ないことで離脱及び車輪と共に移動してしまう。
【0006】
従来の脱出装置は、車輪に装着するものに関して走行装置と兼用しようとしている。走行装置兼用技術では深穴に嵌った場合は効果が計れない。
【特許文献1】特開2000−16008号公報
【特許文献2】特開2001−206029号公報
【特許文献3】特開2002−347303号公報
【特許文献4】特開2005−888000号公報
【特許文献5】特開2007−106225号公報
【特許文献6】特開平7−117425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、0003であり0003 以上の摩擦力を望めない。
【0008】
解決しようとする問題点は、0004では、一般車(デファランシャルギヤーを固定できない車輌)に関しては、駆動力が駆動抵抗の少ない片輪に流出してしまうのでよりよ良い効果を計れない。
【0009】
解決しようとする問題点は、従来の車輪に装着する技術は穴に嵌った状態では装着が容易でないと共に他の装置は工具を必要とする。
【0010】
解決しようとする問題点は、0005では、確実な車輪の転動に対する抵抗を得られないと共に離脱する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
課題を解決するためには、背景技術 0003、0004、0005、0006から発生する0007、0008、0009、0010を請求項1、請求項2、請求項4、請求項6を実施することにより解決を計る。
【発明の効果】
【0012】
本発明の目的を脱出装置として使用した場合、駆動力を伝達する面積の増大と共に左右駆動両輪に駆動力を確実に伝達する事が出来るので大幅な脱出性能を得られる。よって、時間と労力の無駄を解消することを実現する。
【0013】
本発明の目的を輪止め装置として使用した場合、装置が車輪と一体化することにより、確実かつ安全に車輪単独で固定化することを実現する。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明装置の斜視図であり、前後左右の方向性は無く、一軸上駆動両輪進行方向への装着とする。
【0015】
図2は、本発明装置の部品構成の斜視図であり、2の長さ変更は鎖のコマ数、帯状の物はスポーク部への巻きつけ数で行う。6の長さの変更は6の車輪連結穴位置の変更により行う。
【0016】
図2の1は、トレッドに合わせてスライドして装着する。
【実施例2】
【0017】
図3は、本発明装置を車輪装置の斜視図であり、脱出原理を説明する。
【0018】
車輪が回転することにより2を回転方向へ引く
【0019】
2が引かれることにより装置全体を車輪接地面に引きつけ車輪と共に回転する。
【0020】
装置全体が接地したと同時に1と3が車輪接地面に圧着される。
【0021】
1と3の車輪接地面に対する圧着抵抗と1と4と5の地面に対する圧着抵抗が限界に達したと同時に、1を中心に車輪は円連動を始める。
【0022】
車輪が回転をすることにより3から4、5へと駆動力が伝達される。
【0023】
地面上にある1、4、5は地面の抵抗により地面上に止まり車輪は1を乗り越えて脱出を完了する。
【実施例3】
【0024】
図4は本発明装置の車輪と2の連結部の明細図である。車輪側面部にある穴にかぎ状のもので引っ掛ける。又は、帯状の物で結束する。
【実施例4】
【0025】
図5は、本発明装置を車輪に装着した際の車輌上面からの図であり、各車輪と2の連結部の幅より各2と1の連結部との幅のほうが広いため、駆動力が駆けられることにより、1の先端に連結されている2は人の中心に引かれるため離脱しない。
【実施例5】
【0026】
図6は車輌片輪が嵌った状態に本発明装置を装着時の作用の説明図であり、嵌った車輪の空転は5の接地抵抗により静止するか、共に回転して脱出を計る。
【0027】
静止した場合は、駆動力は地表上の車輪に移動し回転する。
【0028】
地表上の車輪が空転しても4が接地した時点で空転は止まり、両輪に駆動力が伝達さ
れ、4、5の接地抵抗により本装置を乗り越えて脱出を計る。
【実施例6】
【0029】
図7は、本発明装置の運動を表した側面図であり、1は車輪接地面の定位置と地面の定位置を変化させない、よって定位置を中心に車輪は円連動する。
【実施例7】
【0030】
図8は、本発明装置を輪止め装置として使用した際の側面図であり、車輪が転動しようとする際に2により1、4、5が惹かれるが、4、5が受ける接地抵抗により転動を止める。また、1が2により車輪に連結されていることにより本装置は離脱しない。
【実施例8】
【0031】
図9は、本発明装置を片側複輪車輌への装着部品形状と方法を表した側面図であり、前記で示した2を6のように形状変更する。
【0032】
片側複輪車輌は、6を装着する車輪側面穴が外輪外側面端部から奥まっていることにより装着手段と形状が複雑化するため6を内輪と外輪の間に装着する。
【0033】
片側複輪車輌は、内輪と外輪の間が狭いことにより6が弛みやすい物では装着しにくいことにより金属製の棒状の物とする。
【実施例9】
【0034】
図10は、本発明装置を片側複輪車輌への装着の際6と車輪との連結部の明細図であり、6の先端部は環形状をとり、8、9と重ねて7で貫通して連結する手段をとる。
簡単
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明装置の斜視図。
【図2】本発明装置の部品構成の斜視図。
【図3】本発明装置の車輌装着時の斜視図。
【図4】本発明装置の2と車輪との連結部の明細図。
【図5】本発明装置の車輌装着時の上面からの説明図。
【図6】本発明装置の車輌装着時の前面からの説明図。
【図7】本発明装置の脱出原理の略側面図。
【図8】本発明装置の車止め原理の略側面図。
【図9】本発明装置の片側複輪車輌装着法の説明図。
【図10】本発明装置の片側複輪車輌装着法の明細図。
【符号の説明】
【0036】
1 左右駆動輪連結部品
2 車輪と1との連結部品(左右同一)
3 車輪接地面と装置との圧着部品(左右同一)
4 地面に駆動力を伝達する部品
5 地面に駆動力を伝達する部品
6 片側複輪と1との連結部品(左右同一)
7 片側複輪と6との連結部品(左右同一)
8 片側複外輪側面穴
9 片側複内輪側面穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動力を車輪設地部位外にも地面に伝達する装置及び方法。
【請求項2】
左右駆動両輪を車輌外部から高剛性の物で連結する事によりデファランシャル効果を制限する装置及び方法。
【請求項3】
駆動抵抗及び接地抵抗により装置が車輪接地面に圧着される、これにより車輪と装置が一体化する装置及び方法。
【請求項4】
装置の装着には車輪側面にある穴及びスポーク部に連結又は結束する手段をとることによりWタイヤへの装着も容易かつ簡便にする方法。
【請求項5】
左右駆動両輪を連結している棒状の物の寸法が伸縮することにより、該当車輌トレッドに合致できる方法。
【請求項6】
車輪と装置が一体化することにより確実かつ安全な輪止め効果を得られる装置及び方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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