説明

自立構造体を支持するとともに搬送するためのベースアセンブリ

本発明の実施形態は、自立構造体、例えばテントを支持するためのベースアセンブリを提供する。ベースアセンブリは、静的構造体を支持して安定化させるようにベースが概ね水平方向に向いて配置されうるように構成可能である。ベースは、ベースアセンブリが支持面に沿って転がれるように概ね鉛直方向に向いて配置されうる場合もあり、それにより、ベースアセンブリおよびベースアセンブリに取付けられた任意の構造体のための即座かつ容易に構成可能な態様の搬送動作が提供される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
自立構造体、例えばテント、ディスプレイスタンドおよび看板などは、屋外イベント、例えば見本市、フェア、販売イベントその他様々な屋外での集まりによく利用される。このような自立構造体は、同様の目的で屋内においても使用される場合がある。これらのタイプの構造体は、支持面、例えばフロア、道路、地面などの上の枠組構造を支持するための、少なくとも1つの脚部または足部を備えるのが一般的である。
【0002】
限定されないものの、特に、屋外イベントにおいては、自立構造体を支持面に固定して、例えば風または不釣合いの荷重により倒されるのを防止するのが望ましい。例えば、構造体が倒されるのを防止するために、脚部に重量が付加されうる。重量は、典型的には大型のコンクリートブロック、コンクリートが充填された大型のPVCパイプ、砂袋その他大きな重量が付加された物体によって付与される。残念なことに、構造体を安定化するのに必要な重量そのものによって、多くの場合に手動でなされる必要があるこれら物体の取外しおよび搬送が困難になりうる。この性質を有する重量が付加された物体は、移送および取扱いが困難かつ厄介になる場合があり、それらの大型の寸法に起因して搬送または保管の際に相当なスペースが占められるとともに、それらの大型の寸法と、粗い縁部または鋭利な縁部とのうちの少なくとも一方に起因して、人が危険にさらされる場合もある。
【0003】
安定性のために、それら脚部が地面に杭で支持される場合がありうる。しかしながら、地面に打込まれる杭は、例えば水飽和した地面または強風に起因して、緩く抜ける場合がある。さらに、構造体を杭で下方に支持するために使用されるロープは、人をつまずかせる危険を呈しうる。時には、駐車場、道路または屋内で開かれるイベントなど、杭が全く使用できないこともある。
【0004】
さらに、自立構造体そのものを設置前に搬送するのが厄介であるとともに困難な場合がある。例えば、一時的な折畳式構造体(例えば一時的シェルター、例えばテント)は、容易かつ迅速に設置されるとともに分解されるように利用可能である。しかしながら、このような構造体は、多くの場合に、複数の人によって、またはカート若しくは台車を使用して、或いはこれらの両方によって、車両または保管施設から所望の設置場所に搬入されるとともにそこから搬出される必要がある。したがって、自立構造体を安定化させるとともに搬送するための改良された方法およびデバイスがなお望まれている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、自立構造体、例えばテントを支持するためのベースアセンブリを提供する。ベースアセンブリは、ベースの頂面から延在する第1のシャフトと、構造体の脚部に取外し可能に連結されるようになっている第2のシャフトとを備えている。ベースが、固定位置に在るベースアセンブリを支持するように概ね水平方向に向いた状態において、第1のシャフトを受容するようになっている第1の開口が、第2のシャフトに形成されている。さらに、ベースが、ベースアセンブリを搬送するように概ね鉛直方向に向いた状態において、第1のシャフトを受容するようになっている第2の開口が、第2のシャフトに形成されている。この概ね鉛直方向の向きにおいて、ベースは第2のシャフトに対して回転でき、ベースアセンブリおよびベースアセンブリに取付けられる任意の構造体のための容易に構成可能な搬送モードが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の実施形態に係る多数のベースアセンブリによって支持される自立構造体の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るベースアセンブリが水平方向に向いた状態の斜視図である。
【図3】図2のベースアセンブリの分解斜視図である。
【図4】図2のベースアセンブリの断面図である。
【図5】図2のベースアセンブリの平面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るベースアセンブリが鉛直方向に向いた状態の斜視図である。
【図7】図6のベースアセンブリの分解斜視図である。
【図8】図6のベースアセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図面は、本発明の特定の実施形態を表しており、したがって、本発明の範囲を限定しない。図面は、(そのように言及されない場合は)縮尺通りではなく、以下の詳細な説明における記載とともに利用されることが意図されている。以下、本発明の実施形態が添付図面とともに説明され、それら図面において、同様の参照符号は同様の要素を示している。
【0008】
以下の詳細な説明はその性質上例示のためのものであり、本発明の範囲、適用または構成をいかなる態様にも限定することを意図していない。むしろ、以下の説明は、本発明の例示的な実施形態を実施するために実用的に表したものである。構造、材料、寸法および製造方法の例は、選択された要素のために挙げられており、他のすべての要素は、本発明の技術分野における当業者に公知であるものを利用する。当業者は、挙げられる多くの例には利用可能な適切な代替物があることを認識するであろう。
【0009】
図1を参照すると、複数のベースアセンブリ12によって支持された自立構造体10の斜視図が、本発明の一実施形態に従って示される。この特定の実施形態および本明細書全体を通して、自立構造体10は、参照し易さからテント10と称されるものの、構造体10はそのようなものに限定されず、様々な形態に具体化されうる。例えば、自立構造体は、ディスプレイラックまたはスタンド、看板、ブースその他の構造物を含みうる。本明細書において教示されるベースアセンブリ12は、それら構造体および様々な実施形態に係る他の構造体を支持するとともに搬送するために利用されうることが認識されるであろう。
【0010】
構造体またはテント10は枠組構造を一般的に備えており、その枠組構造は、少なくとも1つ、図示された実施形態では合計4つの脚部14を枠組構造の支持のために有している。ベースアセンブリ12は、これら脚部14に取外し可能に連結されるようになっており、以てテント10の安定的な足場を提供する。本明細書でさらに説明するように、或る実施形態において、ベースアセンブリ12に、テント10を安定化させる力を付与するように重量が付加されてもよい。他の実施形態において、ベースアセンブリは、ベースアセンブリおよびテント10のうちの少なくとも一方の搬送を容易にするために移動するように構成されてもよい。
【0011】
図2を参照すると、本発明の一実施形態に係るベースアセンブリ12の斜視図が示される。ベースアセンブリ12は、支持面に当接するようになっているベース16と、シャフト18(例えばチューブ)とを一般的に備えている。例えば、ベース16は概ね平坦でもよいし、安定性を高めるように地面に向かって低くなっていてもよい。図示された実施形態において、シャフト18はベース16に連結されるとともに、図1に示されるテントの脚部14のうちの1つに連結されるようになっている。例えば、テントその他の自立構造体は、取外し可能または調整可能な足部その他の支持基盤が付与された脚部(例えば図1のテントの脚部)を備えている場合がある。或る実施形態にしたがって、ベースアセンブリ12は、付与された標準的な足部を、改良された支持作用をもたらすテントの脚部と置換可能である。
【0012】
図3を参照すると、図2のベースアセンブリ12の分解斜視図が示される。この実施形態において、ベースアセンブリ12は、シャフト18をベース16と一緒に連結するスタブシャフト20を備えている。図4および図5は、図2のベースアセンブリ12の追加の図面を示している。図4は、ベースアセンブリ12を断面図で示しており、図5は、或る実施形態に係るベースアセンブリ12の平面図を示している。
【0013】
図2〜図5を参照すると、シャフト18は、第1の端部22および第2の端部24を、これら2つの端部の間に延在する外面26とともに有している。シャフト18は、支持構造体の脚部(例えば図1に示されるテント10の脚部14)に取外し可能に連結されるようになっている。例えば、テントの脚部14は中空であってもよく、シャフト18は、シャフト18の第2の端部24がテントの脚部14内部に入れ子状に嵌合するように寸法決めされるとともに形成されうる。図示された実施形態において、シャフト18は正方形断面を有しており、それによりシャフト18が正方形の形状のテントの脚部14内部に嵌合できるようになっている。例えば、テントの脚部14が約3.8センチメートル(約1.5インチ)の幅を有しており、シャフト18が約3.5センチメートル(約1.375インチ)の幅を有していてもよい。当然ながら、シャフト断面は、所望の構造体の脚部に嵌合するように様々な形状(例えば円筒状)を有しうる。
【0014】
或る実施形態において、シャフト18には第2の端部24において開口25が形成されており、テントの脚部14がシャフト18内部に入れ子状に受容される。例えば、シャフト18は、テントの脚部よりもわずかに大きく寸法決めされた筒体でありうる。シャフト18およびテントの脚部14のうちの少なくとも一方には、1つまたは2つ以上の穴28が形成されおり、高さ調節作用をもたらすとともに、固定具、例えばピン、ボルト、ネジその他公知のデバイスを用いて、シャフト18を所定位置においてテントの脚部14にロックできるようにしてもよい。
【0015】
図4に示されるように、スタブシャフト20は、ベース16の頂面30から延出している。或る実施形態において、ベース16が概ね水平方向の向きに在る状態において、スタブシャフト20を受容するようになっている第1の開口32がシャフト18に形成されている。例えば、第1の開口32は、シャフト18の第1の端部22に位置決めされてもよく、それにより2つのシャフトが一緒に動かされるのに従って、シャフト18がスタブシャフト20にわたって褶動できるようになる。或る実施形態において、固定穴34がスタブシャフト20に形成されており、固定具38、例えばピンその他公知のデバイスを介して、スタブシャフト20をチューブシャフト18に固定してチューブシャフト18内部に保持できるようにする固定穴36がチューブシャフト18に形成される。したがって、チューブシャフト18(ひいてはテントの脚部14およびテント10)が静的位置においてテント10を支持して安定化させるためのベース16に固定されうる。
【0016】
ベース16は、所望の実施例に応じて定まる多数の構成に形成されうる。ベースには、内在的に、または取外し可能な重りを追加することにより重量が付加されるのが一般的であり、ベースアセンブリ12および連結されたテント10のための安定的な土台が付与される。ベース16は、特定の実施形態に必要な安定性と固定作用の程度に応じて、様々な重量を有しうる。単なる一実施例として、ベース16は、約4.5キログラム(10ポンド)以上の重量であってもよい。ベース16それ自体に安定化のため重量を付与することによって、追加の外的な重量付加物、例えばシンダブロックまたは砂袋などを必要とすることなく、ベースアセンブリ12が自立構造体(例えばテント10)を支持して安定化できるようになる。したがって、このベースアセンブリはより少数の構成要素を備え、以前のデザインよりもより容易に搬送されうる。
【0017】
或る実施形態において、スタブシャフト20はベース16に一体的に形成されうる。例えば、ベース16およびスタブシャフト20は一緒に鋳造されるか、或いはそうでなければ一緒に固着される(例えば溶接されるか、またはボルト留めされる)。スタブシャフト20はベース16の頂面30の上方に延在しており、チューブシャフト18がスタブシャフト20ひいてはベース16に連結可能である。
【0018】
図面に示された実施形態において、スタブシャフト20は、ベース16とは別個の構成要素であり、ベース16には、頂面30から底面42まで延在していてスタブシャフト20を受容する孔40が形成されている。或る実施形態において、スタブシャフト20は、(例えば一体的に形成された、或いはそうでなければ取付けられた)保持プレート44を備えており、この保持プレート44はベース16の底面42に係合し、スタブシャフト20がチューブシャフト18に連結されるときに、スタブシャフト20をベース16内部に保持する。図示しないものの、或る実施形態において、保持プレート44が底面42に係合するのにかかわらず、窪みがベース16に対してその底面42に形成されるか、ベース16がその底面42に取付けられる足部を備えており、ベース16のための安定的な足場を支持面に提供する。
【0019】
図2〜図5を参照すると、或る実施形態において、ベースアセンブリ12は、ベース16の孔40内部に挿入可能なブッシュ46を備えている。ブッシュ46は、シャフト18をベース16内部において安定化させるのを補助する場合がある。例えば、シャフト18は、ブッシュ46内部を褶動するように寸法決めされた円筒断面を有する。図5に示されるように、或る実施形態において、シャフト18は正方形断面を有するとともに、角の縁部においてブッシュ46内部に緊密に嵌合するように寸法決めされており、シャフト18の水平方向の移動を制限する。スタブシャフト20は、固定具38を介してシャフト18に固定されてもよく、シャフト18がベース16に対して鉛直方向に移動するのを制限する。
【0020】
図2〜図4を参照すると、或る実施形態において、ベース16が概ね鉛直方向に向いた状態において、スタブシャフト20を受容するようになっている第2の開口50がシャフト18(例えばチューブ)に形成される。ここで図6〜図8を参照すると、鉛直方向に向けるとともにベース16を回転するによって、ベースアセンブリ12と、ベースアセンブリ12に取付けられる任意の構造体と(例えばテント10)を搬送するための構成が即座かつ容易に設けられる。例えば、ベース16は、ベース16を支持面において転がしてホイールとして作用できるようにする概ね円形の周囲部52を備えて、容易な搬送モードを提供してもよい。
【0021】
或る実施形態において、第2の開口50がシャフト18の外面26まで延在する。第2の開口50はシャフト18を完全に貫通していて、第1の開口32を横断して延在してもよいものの、このことは要求されない。図6および図8に示されるように、或る実施形態において、スタブシャフト20は、第2の開口50内においてシャフト18の断面を通って他側の外まで延在する。スタブシャフト20は、スタブシャフト20の端部における固定穴34に挿入される固定具38によって、この向きに固定されうる。
【0022】
一般に、鉛直方向の向きにおいて、ベース16はその中心軸線51回りに回転して、ベースアセンブリ12およびテント10のうちの少なくとも一方を容易に搬送できる。この回転作用は多数の態様によりもたらされうる。例えば一実施形態において、スタブシャフト20はベース16内部に固着され(または一体化され、或いは固着されるとともに一体化され)、スタブシャフト20がシャフト18における第2の開口50内部で回転するのに従って、ベース16が回転する。別の実施形態において、スタブシャフト20がチューブシャフト18内部において回転不能かつ取外し可能に固着されうるとともに、ベース16がスタブシャフト20回りに回転しうる。図6〜図8に示されるように、別の実施形態において、ベース16およびスタブシャフト20がいずれも、チューブシャフト18に対して、かつ互いに対して回転自由であってもよい。
【0023】
ベース16に孔40が形成されるとともに、ベース16がスタブシャフト20回りに回転する場合、ベース16は、回転を容易にするためにブッシュ46を含みうる。ブッシュ46は任意の適切な材料を含みうる。或る実施形態において、例えばブッシュ46は青銅または鋼から形成されうる。当然ながら、ブッシュ46を使用しなくてもよく、スタブシャフト20がベース16の孔40内で単純に回転してもよい。別の実施形態において、ベースアセンブリ12は、スタブシャフト20周りのブッシュ46内部に挿入可能なスペーサ54を備えている。例えば、図4、図5および図8を参照すると、チューブシャフト18が水平方向に向いたブッシュ46(若しくは孔40またはこれら両方)まで下方に延在する場合、スペーサ54が、スタブシャフト20と、概ね鉛直方向に向いたブッシュ46との間の間隙を埋めることができ、ベース16が回転するときに、スタブシャフト20とブッシュ46との間に係合作用をもたらす。また、スペーサ54は、ベース16がシャフト18を擦らないよう保証するために、シャフト18とベース16との間に延在するカラー56を備えてもよい。このスペーサは、プラスチックその他適切な材料から形成されうる。
【0024】
或る実施形態において、第2の開口50が好ましくはシャフト18の外面26内であって、第1の端部22上方のベース16の直径の一部に配置されており、ベース16の周囲部52がシャフト18の第1の端部22を越えて下方に延在することが保証される。例えば、ベース16は直径約30センチメートル(約12インチ)でありうるとともに、第2の開口50が、シャフト18の第1の端部22から約15センチメートル(6インチ)をわずかに下回る箇所に配置されうる。こうして、ベース16が支持面に沿って移動するのを妨害するシャフト18の第1の端部22を伴わずに転がるので、ベース16の周囲部52が支持面に係合できる。
【0025】
前述したように、ベース16は概ね円形の周囲部52を備えていてもよく、この周囲部52によって、ベース16が、概ね鉛直方向の向きにおいて概ね回転できるか、または転がれる。ベース16が平坦縁部(図示せず)を含んでいてもよく、したがって、回転面がベース16の周囲部の周りに設けられる場合がある。他の実施形態において、頂面30および底面42が、ベース16の周囲部において、ともにテーパ状になっており、ベース16がこの幅狭の縁部において回転しうる。この実施形態によって、水平方向の向きにおいて円滑で低姿勢のベース16が設けられ、したがって、ベース16が外れるのを制限できる。当然ながら、多面的な多角形(例えば八角形)を含む、ベース16のための他の形状および構成も可能である。
【0026】
したがって、ベース16を水平方向に向けることによって、重量が付加された静的支持部が、チューブシャフト18および連結された任意のテント(すなわち構造体)のために付与されるとともに、ベースアセンブリ12を鉛直方向に向けることによって、ベースアセンブリ12および連結された任意の構造体を即時搬送モードが提供される。例えば、1つまたは2つ以上のベースアセンブリ12が折畳式テントを安定化させるのに使用される場合、テントを折り畳めるとともにベース16を概ね鉛直方向の向きに配置でき、そして、折畳式テント全体を車両または保管施設まで容易に転がせる。
【0027】
上記のとおり、自立構造体を支持するとともに搬送するベースアセンブリの実施形態が開示される。本発明は、特定の開示された実施形態を参照して、相当に詳細に説明されたものの、これら開示された実施形態は説明目的のために表されており、本発明を限定するものではなく、他の実施形態も可能である。当業者は、本発明の思想および添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な変更、適用および改変をなしうることを認識するであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの脚部を備えた自立構造体を支持するためのベースアセンブリであって、
頂面および底面を有するベースと、
前記ベースの前記頂面から延在する第1のシャフトと、
前記自立構造体の前記脚部に取外し可能に連結されるようになっている第2のシャフトとを備え、前記ベースが、静的位置における前記ベースアセンブリを支持するように概ね水平方向に向いた状態において、前記第1のシャフトを受容するようになっている第1の開口が前記第2のシャフトに形成されるとともに、前記ベースが、前記ベースアセンブリを搬送するように概ね鉛直方向に向いた状態において、前記第1のシャフトを受容するようになっている第2の開口が前記第2のシャフトに形成される、ベースアセンブリ。
【請求項2】
前記概ね鉛直方向に向いた前記ベースが、前記第2のシャフトに対して回転可能である、請求項1に記載のベースアセンブリ。
【請求項3】
前記概ね鉛直方向に向いた前記ベースが、前記第1のシャフトに対して回転可能である、請求項2に記載のベースアセンブリ。
【請求項4】
前記第2のシャフトが、第1の端部と、第2の端部と、前記第1の端部および前記第2の端部の間に延在する外面とを有しており、前記第1の端部が前記第1の開口を形成する、請求項1に記載のベースアセンブリ。
【請求項5】
前記第2のシャフトの外面が前記第2の開口を形成する、請求項4に記載のベースアセンブリ。
【請求項6】
前記第2の開口が、前記第1の開口を横断する前記第2のシャフトを通って延在する、請求項5に記載のベースアセンブリ。
【請求項7】
前記ベースは、重量が付加されたベースである、請求項1に記載のベースアセンブリ。
【請求項8】
少なくとも1つの脚部を備えた自立構造体を支持するベースアセンブリであって、
頂面および底面を有していて、前記頂面と前記底面との間に延在する孔が形成された、重量が付加されたベースと、
前記ベースの前記孔を通って延在する第1のシャフトと、
前記自立構造体の前記脚部に取外し可能に連結されるようになっている第2のシャフトとを備え、前記ベースが、静的位置における前記ベースアセンブリを支持するように概ね水平方向に向いた状態において、前記第1のシャフトを受容するようになっている第1の開口が前記第2のシャフトに形成されるとともに、前記ベースが、前記ベースアセンブリを搬送するように概ね鉛直方向に向いた状態において、前記第1のシャフトを受容するようになっている第2の開口が前記第2のシャフトに形成される、ベースアセンブリ。
【請求項9】
前記第1のシャフトが、前記ベースの前記頂面から延出する第1の端部と、第2の端部と、前記第2の端部に連結されたプレートとを備え、前記プレートが前記ベースの前記底面に係合して、前記第1のシャフトを前記ベース内部に保持する、請求項8に記載のベースアセンブリ。
【請求項10】
前記ベースが前記概ね水平方向に向いた状態において、前記第2のシャフトが前記第1のシャフト周りの前記孔内まで延在する、請求項8に記載のベースアセンブリ。
【請求項11】
ブッシュを前記第1のシャフト周りの前記孔内部にさらに備える、請求項8に記載のベースアセンブリ。
【請求項12】
前記ベースが前記概ね水平方向に向いた状態において、前記第2のシャフトが前記第1のシャフト周りの前記ブッシュ内まで延在する、請求項11に記載のベースアセンブリ。
【請求項13】
前記ベースが前記概ね鉛直方向に向いた状態において、前記第1のシャフト周りの前記ブッシュに挿入可能なスペーサをさらに備える、請求項11に記載のベースアセンブリ。
【請求項14】
前記スペーサが、前記第2のシャフトと、前記概ね鉛直方向に向いた前記ベースとの間に延在するカラーを備える、請求項13に記載のベースアセンブリ。
【請求項15】
前記第1のシャフトが穴を形成するとともに、前記穴に挿入可能であって前記第1のシャフトを前記第2のシャフト内部に保持する固定具をさらに備える、請求項8に記載のベースアセンブリ。
【請求項16】
少なくとも1つの脚部を備えた自立構造体を支持するベースアセンブリであって、
概ね円形の周囲部、頂面および底面を有していて、前記頂面と前記底面との間に延在する孔が形成されたベースと、
前記ベースの頂面から前記孔を通って延出するスタブシャフトと、
前記シャフトおよび前記ベースを前記自立構造体の前記脚部に取外し可能に連結するようになっているチューブとを備え、該チューブは、第1の端部と第2の端部との間に孔を形成する壁部を有するとともに、前記壁部に開口が形成されており、前記孔は、前記ベースが概ね水平方向に向いた状態において、前記チューブの前記第1の端部において前記シャフトを受容するようになっており、前記開口は、前記ベースが前記ベースアセンブリを搬送するように概ね鉛直方向に向いた状態において、前記スタブシャフトを受容するようになっている、ベースアセンブリ。
【請求項17】
前記概ね鉛直方向に向いた前記ベースの周囲部が前記チューブの前記第1の端部の下方に延在する、請求項16に記載のベースアセンブリ。
【請求項18】
前記概ね鉛直方向に向いた前記ベースが前記チューブに対して回転可能である、請求項17に記載のベースアセンブリ。
【請求項19】
前記チューブが概ね正方形断面を有する、請求項16に記載のベースアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−513550(P2012−513550A)
【公表日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542441(P2011−542441)
【出願日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/068500
【国際公開番号】WO2010/075171
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(511151042)
【Fターム(参考)】