説明

自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置

【課題】自転車やオートバイの車輪が損傷を受けることがなく、しかも、車輪係止装置側における損傷も無くしつつ、駐輪時の自転車やオートバイの車輪を確実に係止することのできる自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置を提供する。
【解決手段】車輪2を進入可能とする車輪進入溝部16を形成したプラスチック製のベース体11と、このベース体11に装着し、ベース体11の車輪進入溝部16内に車輪2が進入したとき、これを検知する検知手段12と、前記ベース体11に回動自在に装着し、検知手段12において車輪進入溝部16内への車輪2の進入を検知したとき、ベース体11の車輪進入溝部16内に回動して突出し、車輪進入溝部16内に進入した車輪2を抜けないように係止するプラスチック製で内部に金属芯材31をインサートした車輪係止用ストッパ13と、この車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定したり解除したりする固定手段14と、を備えた自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車あるいはオートバイを駐輪するための自転車・オートバイ用駐輪機にあって、自転車あるいはオートバイの車輪を係止する車輪係止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自転車あるいはオートバイを駐輪するための自転車・オートバイ用駐輪機は、いろいろなものが知られており、一例としては、実開昭63−180484号公報に示されているように、自転車の車輪を載せて支持する樋状の車輪ガイドを複数備え、この各ガイドの前方に自転車の車輪を係止する車輪係止装置をそれぞれ備えると共に、この各車輪係止装置の作動をコントロールするコントロールボックスを備えた構成とし、人が自転車の車輪を車輪ガイドの所定位置に載せると、車輪係止装置が作動して自転車の車輪を係止するようにし、また、人がコントロールボックスを操作、例えば所定の料金を払うことによって、コントロールボックスを介して車輪係止装置による車輪の係止を解除するようにしている。そして、この車輪係止装置にあっては、細長平板状の車輪係止用ストッパを備え、自転車の車輪が車輪ガイドの所定位置に載せられると、一方側より車輪係止用ストッパが飛び出してきて、自転車の車輪を抜けないように係止し、所望時にはこの車輪係止用ストッパが引っ込んで車輪の係止を解除し、自転車の車輪が抜けるようにしている。
【0003】
また、別の例としては、特開平11−125020号公報に示されているように、自転車の車輪を載せて支持する樋状の車輪ガイドを複数備え、この各ガイドの前方に自転車の車輪を係止する車輪係止装置をそれぞれ備えると共に、この各車輪係止装置の作動をコントロールするコントロールボックスを備えた構成とし、人が自転車の車輪を車輪ガイドの所定位置に載せると、車輪係止装置が作動して自転車の車輪を係止するようにし、また、人がコントロールボックスを操作、例えば所定の料金を払うことによって、コントロールボックスを介して車輪係止装置による車輪の係止を解除するようにしている。そして、この車輪係止装置にあっては、一対の略L字形となる棒状の車輪係止用ストッパを備え、自転車の車輪が車輪ガイドの所定位置に載せられると、一対の車輪係止用ストッパが挟み込むように飛び出してきて、自転車の車輪を抜けないように係止し、所望時にはこの一対の車輪係止用ストッパが広がって車輪の係止を解除し、自転車の車輪が抜けるようにしている。
【0004】
【特許文献1】実開昭63−180484号公報
【特許文献2】特開平11−125020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の自転車・オートバイ用駐輪機において、その車輪係止装置に備えた車輪係止用ストッパ、具体的には細長平板状の車輪係止用ストッパあるいは一対の略L字形となる棒状の車輪係止用ストッパにあっては、鉄製であった。これは、ごく稀ではあるが、車輪係止用ストッパによって車輪が係止されているにもかかわらず、強引に車輪を引き出すことがあり、これにより車輪係止用ストッパが損傷を受けてしまったり、あるいは容易に自転車の車輪を引き出すことができたりといったことを無くすため、鉄製にしていた。なお、その他の車輪係止装置の部材も鉄製であった。
【0006】
しかしながら、車輪係止用ストッパを鉄製としたことで、自転車・オートバイ用駐輪機を使用する際、少し乱暴に自転車の車輪を引き出したり、あるいは車輪係止用ストッパによる車輪の係止が完全に解除される前に自転車の車輪を引き出そうとしたりすると、今度は自転車の車輪が鉄製の車輪係止用ストッパによって損傷を受けるおそれがあった。
【0007】
本発明は、このような問題を鑑み、自転車やオートバイの車輪が損傷を受けることがなく、しかも、車輪係止装置側における損傷も無くしつつ、駐輪時の自転車やオートバイの車輪を確実に係止することのできる自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置を提供することを、その課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一の発明は、自転車又はオートバイの車輪を進入可能とする車輪進入溝部を形成したプラスチック製のベース体と、このベース体に装着し、ベース体の車輪進入溝部内に自転車又はオートバイの車輪が進入したとき、これを検知する検知手段と、前記ベース体に回動自在に装着し、検知手段において車輪進入溝部内への自転車又はオートバイの車輪の進入を検知したとき、ベース体の車輪進入溝部内に回動して突出し、車輪進入溝部内に進入した自転車又はオートバイの車輪を抜けないように係止するプラスチック製で内部に金属をインサートした車輪係止用ストッパと、この車輪係止用ストッパにおける車輪の係止を固定したり解除したりする固定手段と、を備えた自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置である。
【0009】
第二の発明は、第一の発明において、前記ベース体を、プラスチック成型加工によって一体的に製作した自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、自転車又はオートバイの車輪を抜けないように係止する車輪係止用ストッパをプラスチック製にしたことで、少し乱暴に自転車やオートバイの車輪を引き出し、あるいは車輪係止用ストッパによる車輪の係止が完全に解除される前に自転車やオートバイの車輪を引き出そうとした際、車輪係止装置の車輪係止用ストッパに自転車やオートバイの車輪が強く衝突しても、この自転車やオートバイの車輪が損傷を受けるといったことを無くすことができる。しかも、車輪係止用ストッパを内部に金属をインサートしたことで、車輪係止用ストッパ自体の損傷も無くし、延いては車輪係止装置側の損傷を無くしつつ、駐輪時の自転車やオートバイの車輪を確実に係止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明による自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置の実施形態について説明する。
【0012】
まず、自転車・オートバイ用駐輪機は、従来の略同様、図1、図2に示すように、自転車1の車輪2を載せて支持する樋状の車輪ガイド3を一つあるいは複数備え、この車輪ガイド3の前方に自転車1の車輪2を係止する車輪係止装置4を備えると共に、この車輪係止装置4の作動をコントロールするコントロールボックス5を備えた構成であり、人が自転車1の車輪2を車輪ガイド3の所定位置に載せると、車輪係止装置4が作動して自転車1の車輪2を係止するようにし、また、人がコントロールボックス5を操作、例えば所定の料金を払うことによって、コントロールボックス5を介して車輪係止装置4による車輪2の係止を解除する。なお、この例については、自転車用としたものであり、オートバイ用の場合は車輪ガイド3の幅を広げると共に、この車輪ガイド3を地面と略同じ高さにするのが良い。
【0013】
そして、車輪係止装置4としては、図3、図4に示すように、プラスチック成型加工によって一体的に製作したプラスチック製のベース体11と、自転車又はオートバイの車輪2の進入を検知する検知手段12と、回動して突出することにより自転車又はオートバイの車輪2を抜けないように係止するプラスチック製で内部に金属芯材31をインサートした車輪係止用ストッパ13と、車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定したり解除したりする固定手段14とから構成する。
【0014】
前記ベース体11は、前述したようにプラスチック成型加工によって一体的に製作したものであり、上底が短く下底が長い台形となる平板状の上板15を備え、この上板15の下底側に自転車又はオートバイの車輪2を進入可能とする凹状の車輪進入溝部16を上板15全体の略半分まで達するように形成し、また、この上板15の上底側の下方に上板15と略同形状となりかつ上板15全体の略半分まで達する下板17を備え、この下板17と上板15とは縦に向かう複数の上下連結板18によって一体的に連結している。なお、このベース体11にあっては、プラスチック成型加工によって一体的に製作したものに限定されるものではなく、プラスチック成型加工によって製作した複数の部材を組み付けて製作するようにしても良い。
【0015】
前記検知手段12は、ベース体11の上板15の車輪進入溝部16における奥側中央に装着し、前後に移動自在となる凹曲面部21を有するプラスチック製の作動板22を備え、この作動板22の凹曲面部21に自転車又はオートバイの車輪2が当たって作動板22が前方に押し出されて移動することで、ベース体11の車輪進入溝部16内に自転車又はオートバイの車輪2が進入したことを検知するようになっている。また、この検知手段12における作動板22には後述する固定手段14の金属片を嵌入可能となる固定用穴23を形成する。なお、検知手段12としては、前述のものに限定されるものではなく、センサー等を用いた他の検知方法によって自転車又はオートバイの車輪2が進入したことを検知するようにしても良い。
【0016】
前記車輪係止用ストッパ13は、前述したようにプラスチック製で内部に金属芯材31をインサートしたもので、この金属芯材31の材質としては具体的には鉄である。ただし、鉄以外でも良く、例えば、軟鉄、鋳鉄、鋼、ニッケル、クロム等でも良い。なお、この金属芯材31のインサートについては後述する通りである。そして、車輪係止用ストッパ13は左右一対であり、細長略コ字形となり、ベース体11の上板15の車輪進入溝部16における奥側の左右両側に枢軸部32を介して回動自在に左右にそれぞれ装着する。また、この車輪係止用ストッパ13には、図5、図6に示すように、先端側に自転車又はオートバイの車輪2を実際に係止する羽根部33を形成すると共に、基端側において左右一対の車輪係止用ストッパ13が相対する側にバネ取り付け部34を形成し、さらにその近傍に検知手段12の作動板22に当接する作動板受け部35を形成している。そして、ベース体11に装着された左右一対の車輪係止用ストッパ13において、左右のバネ取り付け部34にわたってストッパ開放用バネ36を取り付ける。
【0017】
このような車輪係止用ストッパ13にあっては、検知手段12において車輪進入溝部16内への自転車又はオートバイの車輪2の進入を検知する、要するに検知手段12の作動板22が自転車又はオートバイの車輪2によって前方に押し出されて移動すると、この作動板22により車輪係止用ストッパ13の作動板受け部35も押し出されて、これにより車輪係止用ストッパ13が回動し、左右の車輪係止用ストッパ13における羽根部33が自転車又はオートバイの車輪2を挟み込むように車輪進入溝部16内に突出して、車輪進入溝部16内に進入した自転車又はオートバイの車輪2を車輪係止用ストッパ13における羽根部33によって抜けないように係止するようになっている。このとき、左右の車輪係止用ストッパ13にわたって取り付けたストッパ開放用バネ36は縮まる。なお、後述する固定手段14による車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止の固定が行われない場合は、自転車又はオートバイの車輪2を引き出して、車輪係止用ストッパ13における羽根部33に少しの衝撃を与えると、ストッパ開放用バネ36によって左右一対の車輪係止用ストッパ13が一気に開放するようになっている。
【0018】
また、この車輪係止用ストッパ13とベース体11とにあっては、車輪係止用ストッパ13の中間部に下方に向かう垂下片37を形成すると共に、この垂下片37に対応して車輪係止用ストッパ13が正しく回動するように案内する案内溝19をベース体11の上板15の上面に形成する。また、ベース体11の上板15の車輪進入溝部16における手前内側上部に回動停止用壁体38を形成し、この回動停止用壁体38には車輪係止用ストッパ13の羽根部33が出入可能となる横細長状の出入り口39を形成する。そして、この回動停止用壁体38に車輪係止用ストッパ13の一部を当接させることで、車輪係止用ストッパ13の羽根部33が車輪進入溝部16内に所定以上突出しないように車輪係止用ストッパ13の回動を停止させるようにしている。
【0019】
前記固定手段14は、検知手段12の作動板22が前方に移動してくることによりスイッチがオンする、すなわちベース体11の車輪進入溝部16内に自転車又はオートバイの車輪2が進入したことを検知したときオンするリミットスイッチ45を備え、このリミットスイッチ45からのオン信号により可動鉄心46が突き出すようになるソレノイド47を備えると共に、ソレノイド47の可動鉄心46の突き出しにより回動することで検知手段12の作動板22の移動及び左右の車輪係止用ストッパ13の回動を固定するようになるL字形の金属片48を備える。
【0020】
これにより、この固定手段14では、ベース体11の車輪進入溝部16内に自転車又はオートバイの車輪2が進入して、左右一対の車輪係止用ストッパ13が回動し車輪進入溝部16内に進入した自転車又はオートバイの車輪2を係止すると、これと同時に、リミットスイッチ45がオンとなり、このリミットスイッチ45によりソレノイド47が作動して可動鉄心46を突き出し、この可動鉄心46の突き出しにより金属片48の先端を上方に回動させて、この金属片48の先端を検知手段12における作動板22の固定用穴23に嵌入させる。この金属片48によって作動板22の移動を固定して、この作動板22を介して左右一対の車輪係止用ストッパ13を固定することで、車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定するようになっている。また、この固定手段14は、自転車・オートバイ用駐輪機のコントロールボックス5の操作、例えば利用者が料金を払ったり、あるいは駐輪場管理人が操作したりすること等によってコントロールボックス5より信号をソレノイド47が受けると、ソレノイド47の突き出た可動鉄心46が引っ込んで、金属片48が自重で下方に回動し、検知手段12における作動板22の固定用穴23より金属片48が外れる。これにより、作動板22の移動を自由にして、左右一対の車輪係止用ストッパ13の回動も自由にすることで、車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定していたのを解除するようになっている。なお、固定手段14としては、前述のものに限定されるものではなく、同様の機能を有するものであるなら、他の構造のものでも良い。
【0021】
また、前記車輪係止用ストッパ13における金属芯材31のインサートにあっては、図7、図8に示すように、金属芯材31を車輪係止用ストッパ13の略全体にわたってインサートしており、羽根部33は勿論、バネ取り付け部34の部分にも金属芯材31をインサートしている。これにより、車輪係止用ストッパ13としては非常に強固なものにすることができる。
【0022】
なお、当該車輪係止装置にあっては、図示していないが、上部を覆うようになるカバーを設けており、このカバーはベース体11にボルト等によって取り付けている。これにより、車輪係止装置の内部に雨水等が進入するのを防いで、車輪係止装置における故障等の発生を防止するようにしている。
【0023】
このように車輪係止装置において、車輪係止用ストッパ13をプラスチック製にしたことで、少し乱暴に自転車やオートバイの車輪2を引き出し、あるいは車輪係止用ストッパ13による車輪2の係止が完全に解除される前に自転車やオートバイの車輪2を引き出そうとした際、車輪係止用ストッパ13に自転車やオートバイの車輪2が強く衝突しても、この自転車やオートバイの車輪2が損傷を受けるといったことを無くすことができる。また、車輪係止用ストッパ13を内部に金属芯材31をインサートしたことで、車輪係止用ストッパ13自体の損傷も無くし、延いては車輪係止装置側の損傷を無くしつつ、駐輪時の自転車やオートバイの車輪2を確実に係止することができる。
【0024】
しかも、この車輪係止装置におけるベース体11をプラスチック成型加工によって一体的に製作したことで、従来の鉄製のものと異なり、ここでの大幅な軽量化を図ることができ、取扱いを容易なものにすることができると共に、各種の部材をボルトや溶接等にて組み付けてベース体11を組み立てるといったことを無くして、要するにベース体11自体の組み立て工程を一切無くすことができ、車輪係止装置の組み立て作業にあっては、ベース体11に検知手段12、左右一対の車輪係止用ストッパ13、固定手段14をそれぞれ組み付けて行くだけの極めて簡単な作業のみとし、車輪係止装置、延いては自転車・オートバイ用駐輪機を製造する際の作業性の大幅な向上を図ることができ、これらによって、車輪係止装置及び自転車・オートバイ用駐輪機を非常に安価に提供することができる。
【0025】
以上、本発明による自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置について説明したが、この車輪係止装置を用いた自転車・オートバイ用駐輪機の実際の使用例について説明する。なお、この場合は自転車である。
【0026】
まず、自転車を駐輪する場合、自転車・オートバイ用駐輪機を利用する利用者が自転車1の車輪2を車輪ガイド3に載せて前方の所定位置まで移動させる。自転車1の車輪2が所定位置である車輪係止装置4のベース体11の車輪進入溝部16内に進入したら、これを車輪係止装置4の検知手段12で検知することにより、車輪係止装置4の左右一対の車輪係止用ストッパ13が回動して車輪進入溝部16内に突出し、自転車1の車輪2を係止して、これと同時に車輪係止装置4の固定手段14のソレノイド47が作動して、車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定手段14にて固定する。これによって、自転車1の車輪2を車輪係止装置4により保持して、自転車1を駐輪するようにしている。
【0027】
一方、自転車1を取り出す場合、利用者がコントロールボックス5に料金を振込んで、コントロールボックス5を操作すると、車輪係止装置4の車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定手段14にて固定していたのを解除する。そして、利用者が自転車1の車輪2を引き出そうとして手前に引くと、自転車1の車輪2が車輪係止用ストッパ13における羽根部33に当たり、車輪係止用ストッパ13に少しの衝撃が加わることで、ストッパ開放用バネ36によって左右一対の車輪係止用ストッパ13が一気に開放する。そして、利用者が自転車1を車輪ガイド3に沿って手前に引き出すことによって、自転車1を取り出すようにしている。
【0028】
このようにして、自転車・オートバイ用駐輪機において、利用者が自転車1の駐輪及び取り出しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】自転車・オートバイ用駐輪機の説明図である。
【図2】自転車・オートバイ用駐輪機の説明図である。
【図3】本発明による自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】車輪係止用ストッパの説明図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】車輪係止用ストッパの内部構造を示す説明図である。
【図8】車輪係止用ストッパの内部構造を示す説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1…自転車、2…車輪、3…車輪ガイド、4…車輪係止装置、5…コントロールボックス、11…ベース体、12…検知手段、13…車輪係止用ストッパ、14…固定手段、15…上板、16…車輪進入溝部、17…下板、18…上下連結板、19…案内溝、21…凹曲面部、22…作動板、23…固定用穴、31…金属芯材、32…枢軸部、33…羽根部、34…バネ取り付け部、35…作動板受け部、36…ストッパ開放用バネ、37…垂下片、38…回動停止用壁体、39…出入り口、45…リミットスイッチ、46…可動鉄心、47…ソレノイド、48…金属片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車又はオートバイの車輪2を進入可能とする車輪進入溝部16を形成したプラスチック製のベース体11と、
このベース体11に装着し、ベース体11の車輪進入溝部16内に自転車又はオートバイの車輪2が進入したとき、これを検知する検知手段12と、
前記ベース体11に回動自在に装着し、検知手段12において車輪進入溝部16内への自転車又はオートバイの車輪2の進入を検知したとき、ベース体11の車輪進入溝部16内に回動して突出し、車輪進入溝部16内に進入した自転車又はオートバイの車輪2を抜けないように係止するプラスチック製で内部に金属芯材31をインサートした車輪係止用ストッパ13と、
この車輪係止用ストッパ13における車輪2の係止を固定したり解除したりする固定手段14と、
を備えたことを特徴とする自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置。
【請求項2】
前記ベース体11を、プラスチック成型加工によって一体的に製作したことを特徴とする請求項1記載の自転車・オートバイ用駐輪機における車輪係止装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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