説明

舗装機械のプッシュローラ装置

【課題】ダンプトラックの入替え時又は舗装施工中等において、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際の衝撃を緩和、吸収して舗装面にスクリードマークがつく等の施工不具合の発生を防止する。
【解決手段】プッシュローラ5,5と機械本体の間に、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラ5,5に当接する際の衝撃を緩和する緩衝装置11,11を介在させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、舗装機械のプッシュローラ装置に関するものであり、特に、ダンプトラックの後輪をプッシュローラに押付けた状態で、そのダンプトラックからアスファルト合材の供給を受けながら舗装施工する舗装機械のプッシュローラ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の舗装機械のプッシュローラ装置を、車輪走行型アスファルトフィニシャのプッシュローラ装置を例にとって図4及び図5を用いて説明する。アスファルトフィニシャ1は、機械本体2の前端部にダンプトラック3の左右後輪4,4が当接するプッシュローラ5,5が、機械本体2から固定して突設された側板部6,…に回転可能に取付けられ、前記機械本体2の前部にはダンプトラック3からアスファルト合材の投入を受入れるホッパ7が備えられている。該ホッパ7で受入れたアスファルト合材はコンベヤ8で機械本体2の後方に搬送され、この搬送されたアスファルト合材が、スクリューでほぼ施工幅に拡げられた後、スクリードで舗装面に敷き均すように構成されている。
【0003】
そして、アスファルトフィニシャ1は、プッシュローラ5,5をダンプトラック3の左右後輪4,4に押付けた状態で該ダンプトラック3を押しながら、ダンプトラック3からホッパ7にアスファルト合材の供給を連続的に受けて舗装施工する。
【0004】
また、舗装機械のプッシュローラ装置に関する従来技術として、例えば次のようなアスファルトフィニシャのバンパローラ装置が知られている。この従来技術は、ローラを先端部に取付けたアームがホッパフレームに回動可能に取付けられている。ローラがダンプトラックの後輪に接触しないとき、アーム及びローラは重力により下方に下がっている。
【0005】
アスファルトフィニシャのダンプトラックへの接近時に、ローラがダンプトラックの後輪に接触して押され始めると、ローラ及びアームは、上方位置に押上げられる。上方位置では、ローラがダンプトラックの後輪に当接するとともにアームがホッパフレームと当接して、ホッパにダンプトラックからアスファルト合材の供給を受けながらの舗装作業が行われる。
【0006】
このように、この従来技術では、アスファルトフィニシャのダンプトラックへの接近時に、バンパローラ装置がダンプトラックのバンパと干渉するのを防止するとともにアスファルトフィニシャの施工時には、ローラがダンプトラック後輪の最適な高さ位置に当接して、ダンプトラックを押しながらの一体移動が円滑にできるようにしている。(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
さらに、舗装機械のプッシュローラ装置に関する他の従来技術として、例えば次のような舗装機のプッシャローラ装置が知られている。この従来技術は、舗装機本体の前面における左右両側部に取付けられて舗装材料投入用ダンプトラックの後輪に押付ける左右一対のプッシャローラ装置であって、プッシャローラの左右両端部を回転自在に軸支しているブラケットを、舗装機本体の前面両側部に上下左右方向に変位自在に装着して、これらの左右プッシャローラの取付け高さと両プッシャローラ間の取付幅とを上記ダンプトラックの大小に応じて変更可能に構成している。
【0008】
そして、小型、中型等の小機種のダンプトラックを使用する舗装作業時には、左右プッシャローラを内側方に且つ下方に変位させることにより、上記小機種のダンプトラックの左右後輪に押接させる最適な位置に設定することができ、大型ダンプトラックを使用する舗装作業時には、左右プッシャローラを外側方に且つ上方に変位させることにより、上記大型ダンプトラックの左右後輪に押接させる最適な位置に設定することができるようにしている。したがって、いずれの場合もプッシャローラを介してのダンプトラックの押進めを円滑に行うことができて舗装作業を能率よく行えるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特許第2907631号公報(第4頁、図1)
【特許文献2】特許第3290149号公報(第4頁、図1〜7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図4及び図5に示した従来技術においては、プッシュローラを回転自在に支持している側板部が機械本体の前端部に固定して取付けられている。
【0010】
また、特許文献1に記載の従来技術においては、ダンプトラックの接近時に、プッシュローラがダンプトラックの後輪で押され始めると、アームが上方に回動してホッパフレームに当接するとともにプッシュローラがダンプトラックの後輪に当接するように構成されている。
【0011】
さらに、特許文献2に記載の従来技術においては、プッシュローラを回転自在に支持しているブラケット構成体が舗装機本体の前面に対接した状態で装着されている。
【0012】
ところで、舗装機械は、ダンプトラックを押しながら、該ダンプトラックからアスファルト合材の供給を連続的に受けて舗装施工する。この舗装施工時に、例えばダンプトラックにアスファルト合材切れが生じた場合、ダンプトラックの入替えが必要となる。この入替えの際、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する衝撃は、舗装機械を後退させるように作用する。このため、舗装機械の後退により、舗装面にスクリードマークができる等の施工不具合が発生してしまう。この施工不具合は、舗装施工中に、ダンプトラックの左右後輪とプッシュローラとの接離が生じた場合、その接離による衝撃によっても発生する。
【0013】
しかしながら、前記いずれの従来技術においても、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際の衝撃を緩和する機能はない。このため、舗装機械とダンプトラックとが上記のような状況で、舗装機械に衝撃による後退作用が生じると、舗装面にスクリードマークができる等の施工不具合を招くおそれがあった。
【0014】
そこで、ダンプトラックの入替え時又は舗装施工中等において、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際の衝撃を緩和、吸収して舗装面にスクリードマークがつく等の施工不具合の発生を防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、機械本体の前端部にダンプトラックの左右後輪が当接するプッシュローラが回転可能に取付けられ、前記機械本体の前部には前記ダンプトラックからアスファルト合材の投入を受入れるホッパが設けられた舗装機械のプッシュローラ装置において、前記プッシュローラと前記機械本体の間に、前記ダンプトラックの左右後輪が前記プッシュローラに当接する際の衝撃を緩和する緩衝装置を介在させてなる舗装機械のプッシュローラ装置を提供する。
【0016】
この構成によれば、舗装機械は、プッシュローラをダンプトラックの左右後輪に押付けた状態でダンプトラックを押しながら、該ダンプトラックからアスファルト合材の供給を連続的に受けて舗装施工する。この舗装施工時に、例えばダンプトラックにアスファルト合材切れが生じた場合、ダンプトラックの入替えが必要となる。この入替えの際、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する衝撃が緩衝装置で緩和、吸収される。したがって、この衝撃による舗装機械の後退が抑えられる。また、舗装施工中に、ダンプトラックの左右後輪とプッシュローラとの接離が生じても、その接離時の衝撃が緩衝装置で緩和、吸収されて、舗装機械の舗装施工動作への影響が抑えられる。
【0017】
請求項2記載の発明は、上記プッシュローラは、上記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付けられ、該取付部材は、前記機械本体から突設されたブラケットに該取付部材の中央部が長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支されるとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間には上記緩衝装置を構成する緩衝体をそれぞれ介在させてなる舗装機械のプッシュローラ装置を提供する。
【0018】
この構成によれば、プッシュローラを取付けている取付部材が揺動することで、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに均等に押付けられる。
【0019】
請求項3記載の発明は、上記プッシュローラは、上記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付けられ、該取付部材は、前記機械本体から突設された複数のブラケットに該取付部材の両側部近傍が、それぞれ長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支されるとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間には上記緩衝装置を構成する緩衝体をそれぞれ介在させてなる舗装機械のプッシュローラ装置を提供する。
【0020】
この構成によれば、プッシュローラを取付けている取付部材が揺動することで、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに均等に押付けられる。
【発明の効果】
【0021】
請求項1記載の発明は、プッシュローラと機械本体の間に、ダンプトラックの左右後輪が前記プッシュローラに当接する際の衝撃を緩和する緩衝装置を介在させたので、例えば、ダンプトラックの入替え時又は舗装施工中において、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際の衝撃が緩衝装置で緩和、吸収されて舗装機械の後退が抑えられることで、舗装面にスクリードマークができる等の施工不具合を生じさせることがないという利点がある。
【0022】
請求項2記載の発明は、上記プッシュローラは、上記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付けられ、該取付部材は、前記機械本体から突設されたブラケットに該取付部材の中央部が長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支されるとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間には上記緩衝装置を構成する緩衝体をそれぞれ介在させたので、上記請求項1記載の発明の効果に加えてさらに、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際、取付部材が揺動してダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに均等に押付けられることで、当接時の衝撃を和らげることができるという利点がある。
【0023】
請求項3記載の発明は、上記プッシュローラは、上記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付けられ、該取付部材は、前記機械本体から突設された複数のブラケットに該取付部材の量側部近傍が、それぞれ長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支されるとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間には上記緩衝装置を構成する緩衝体をそれぞれ介在させたので、上記請求項2記載の発明の効果と同様に、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際、取付部材が揺動してダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに均等に押付けられることで、当接時の衝撃を和らげることができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
ダンプトラックの入替え時又は舗装施工中等において、ダンプトラックの左右後輪がプッシュローラに当接する際の衝撃を緩和、吸収して舗装面にスクリードマークがつく等の施工不具合の発生を防止するという目的を、機械本体の前端部にダンプトラックの左右後輪が当接するプッシュローラが回転可能に取付けられ、前記機械本体の前部には前記ダンプトラックからアスファルト合材の投入を受入れるホッパが設けられた舗装機械のプッシュローラ装置において、前記プッシュローラは、前記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付け、該取付部材は、前記機械本体から突設させたブラケットに該取付部材の中央部が長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支するとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間に、前記ダンプトラックの左右後輪が前記プッシュローラに当接する際の衝撃を緩和するための緩衝体をそれぞれ介在させることにより実現した。
【実施例】
【0025】
以下、本発明の実施例を図面に従って詳述する。図1は、舗装機械のプッシュローラ装置の要部平面図、図2は、動作を説明するための図である。本実施例は、舗装機械として、車輪走行型アスファルトフィニシャが適用されている。なお、図1及び図2において、前記図4及び図5における構成要素と同一乃至均等のものは、前記と同一符号を以って示し、重複した説明を省略する。
【0026】
まず、図1を用いて、本実施例に係る舗装機械のプッシュローラ装置の構成を説明する。本実施例では、機械本体2前部の本体フレーム2aに適宜間隔をおいて沿うように、横長の取付部材9が設けられている。該取付部材9の両側方には、それぞれ一対の側板部6,6,6,6が前方に向かって突設され、右側の一対の側板部6,6と左側の一対の側板部6,6に、それぞれプッシュローラ5,5が回転可能に取付けられている。
【0027】
本体フレーム2aからは、前記取付部材9の中央部に向かってブラケット10が突設され、該ブラケット10にアスファルトフィニシャの進行方向を長手方向とする所要長さの長孔10aが穿設されている。一方、取付部材9の中央部には軸ピン9aが固設され、該軸ピン9aが前記長孔10aに嵌入されて、該取付部材9は、アスファルトフィニシャの進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、前記軸ピン9aを中心として、ほぼ水平方向に揺動可能に構成されている。
【0028】
そして、前記取付部材9の両側部と前記本体フレーム2aとの間に、それぞれ緩衝体となるコイルばね11,11が介在されている。該両コイルばね11,11により、ダンプトラックの左右後輪が前記プッシュローラ5,5に当接する際の衝撃を緩和する緩衝装置が構成されている。
【0029】
次に、図2を用いて、上述のように構成された舗装機械のプッシュローラ装置の衝撃緩和作用を説明する。アスファルトフィニシャは、プッシュローラ5,5をダンプトラックの左右後輪4,4に押付けた状態でダンプトラックを押しながら、該ダンプトラックからホッパにアスファルト合材の供給を連続的に受けて舗装施工する。
【0030】
この舗装施工時に、例えばダンプトラックにアスファルト合材切れが生じた場合、ダンプトラックの入替えが必要となる。この入替えの際、ダンプトラックの左右後輪4,4がプッシュローラ5,5に当接する衝撃が、該プッシュローラ5,5が取付部材9とともに適宜量後退しつつ、緩衝装置であるコイルばね11,11により緩和、吸収される。したがって、この衝撃によるアスファルトフィニシャの後退が抑えられる。
【0031】
また、舗装施工中に、ダンプトラックの左右後輪4,4とプッシュローラ5,5との接離が生じた場合も、その接離時の衝撃が上記と同様に、緩衝装置であるコイルばね11,11により緩和、吸収される。
【0032】
そして、上記のように、ダンプトラックの左右後輪4,4がプッシュローラ5,5に当接する際、該左右後輪4,4が両プッシュローラ5,5に対して幾分傾いて接触を始めても、プッシュローラ5,5を取付けている取付部材9が適宜に揺動することで、ダンプトラックの左右後輪4,4は、両プッシュローラ5,5にに均等に押付けられる。
【0033】
上述したように、本実施例に係る舗装機械のプッシュローラ装置においては、例えば、ダンプトラックの入替え時又は舗装施工中において、該ダンプトラックの左右後輪4,4がプッシュローラ5,5に当接する際の衝撃が緩衝装置であるコイルばね11,11により緩和、吸収されてアスファルトフィニシャの後退が抑えられることで、舗装面にスクリードマークができる等の施工不具合を生じさせることがない。
【0034】
また、ダンプトラックの左右後輪4,4が両プッシュローラ5,5に当接する際、両プッシュローラ5,5が取付部材9と共に適宜に揺動してダンプトラックの左右後輪4,4が両プッシュローラ5,5に均等に押付けられることで、当接時の衝撃を和らげることができる。
【0035】
なお、緩衝体としては、前記コイルばねに代えて、空気圧又は油圧を利用した緩衝器を適用することもできる。
【0036】
図3は変形例を示し、本体フレーム2aから、前記取付部材9の両側部近傍に向かって複数のブラケット10,10を突設し、それぞれのブラケット10にアスファルトフィニシャの進行方向を長手方向とする所要長さの長孔10aを穿設する。一方、取付部材9の両側部近傍にはそれぞれ軸ピン9a,9aが固設され、左右それぞれの軸ピン9aが前記長孔10aに嵌入されて、該取付部材9は、アスファルトフィニシャの進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、前記軸ピン9aを中心として、ほぼ水平方向に揺動可能に構成されている。この構成のプッシュローラ装置においても、図1及び図2にて前述した構成と、同様の作用効果を得ることができる。
【0037】
また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本実施例に係る舗装機械のプッシュローラ装置の要部平面図。
【図2】図1の動作を説明するための平面図。
【図3】舗装機械のプッシュローラ装置の変形例を示す要部平面図。
【図4】従来の舗装機械のプッシュローラ装置を一部省略して示す平面図。
【図5】図4の側面図。
【符号の説明】
【0039】
1 車輪走行型アスファルトフィニシャ(舗装機械)
2 機械本体
3 ダンプトラック
4 後輪
5 プッシュローラ
6 側板部
7 ホッパ
9 取付部材
9a 軸ピン
10 ブラケット
10a 長孔
11 コイルばね(緩衝体)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
機械本体の前端部にダンプトラックの左右後輪が当接するプッシュローラが回転可能に取付けられ、前記機械本体の前部には前記ダンプトラックからアスファルト合材の投入を受入れるホッパが設けられた舗装機械のプッシュローラ装置において、
前記プッシュローラと前記機械本体の間に、前記ダンプトラックの左右後輪が前記プッシュローラに当接する際の衝撃を緩和する緩衝装置を介在させてなることを特徴とする舗装機械のプッシュローラ装置。
【請求項2】
上記プッシュローラは、上記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付けられ、該取付部材は、前記機械本体から突設されたブラケットに該取付部材の中央部が長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支されるとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間には上記緩衝装置を構成する緩衝体をそれぞれ介在させてなることを特徴とする請求項1記載の舗装機械のプッシュローラ装置。
【請求項3】
上記プッシュローラは、上記機械本体の幅方向を長手方向とする取付部材に回転可能に取付けられ、該取付部材は、前記機械本体から突設された複数のブラケットに該取付部材の両側部近傍が、それぞれ長孔と該長孔に嵌入された軸ピンとで前記機械本体の進退方向と同方向に所要量移動可能で且つ、ほぼ水平方向に揺動可能に軸支されるとともに、該取付部材の両側部と前記機械本体との間には上記緩衝装置を構成する緩衝体をそれぞれ介在させてなることを特徴とする請求項1記載の舗装機械のプッシュローラ装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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