説明

航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置

【課題】可視光無線通信(VLC)方式を航空機客室娯楽用の各種コンテンツデータの無線通信に利用する航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置を提供する。
【解決手段】有機EL素子20の発光を航空機客室の照明に使用する照明装置と、有機EL素子20の発光の光量を電気信号で変調して通信を行う可視光無線通信装置19とを備え、ADB(領域分散ボックス)17からSEB(座席電子ボックス)18へ、有機EL素子20の発光を変調して光通信を行う航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置を用いて、乗客への前記航空機客室内でのサービスのための情報を提供する機内娯楽システム(IFC:インフライトエンターテイメントシステム)を構築する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機客室照明の新しい光源としてLED(Light Emitting Diode)や有機EL(以下OLED:Organic Light Emitting Diodeと称す。)等の素子が最近注目されている。特にOLEDは面発光素子で、発光体の厚みが薄くできるため、天井や壁に直接貼り付けて光らすことも可能であり、画期的な照明といわれている。
【0003】
このようなOLEDを採り込んだ航空機内の将来の照明を検討している際に、OLEDを照明以外に通信にも利用することができるのではないかと考えた。従来から照明光の強弱を利用した通信が可能なことが知られている。人の目の感知限以下に設定した周期で光源に強弱の変調を与え、この光源から離れた場所を照らす光を電気信号に変換しこれを復調することで信号受信することができる。このような可視光の変調を用いて行う通信方式を、可視光無線通信(VLC:Visible Light Communication)方式と称し知られている。
【0004】
また、今日の航空機客室には、乗客の娯楽や情報の提供用として、個々の客席にコンテンツデータを配信し乗客が利用できるように、インフライト・エンターテイメントシステム(IFE:In-flight entertainment)が組み込まれている。通常このIFEで使用するコンテンツデータは、航空機のヘッドエンドのキャビン・ファイル・サーバ(CFS:Cabin File Server)に格納され、定期的に更新されるが、航行中に衛星回線を介して取得する場合がある。
【0005】
また、このCFSからゾーンエンドのエリア・ディストリビューション・ボックス(ADB:Area Distribution Box)を経由し、乗客個々の座席のシート・エレクロニクス・ボックス(SEB:Seat Electronics Box)までのデータの配信には、銅線ベースの通信方式が使われている。
【0006】
娯楽用コンテンツとしては、映画、情報案内、ゲーム、音楽等の他に、昨今は、衛星回線を使って、地上局のブロードバンドサーバーからライブテレビチャンネルの他、インターネットやEメール接続も可能になっている。これらは乗客の各座席に備え付けられた、ディスプレイ画面を通して見ることができる。
【0007】
また、機内持ち込みした乗客個人の携帯情報機器や機内で乗客に貸し出しサービスする携帯情報機器がIFEと接続し利用することができる航空機もある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】熊 均著「有機EL照明の開発動向」、出光技報、第51巻第3号、第373−380頁、2008年10月15日発行
【非特許文献2】可視光通信コンソーシアム著「世界最先端 光無線通信技術の共同開発・連携」ニュースリリース、2008年10月24日発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、このようなIFEシステムを航空機に設置し、保守運用していくには、膨大な費用がかかることも、また大きな問題であった。また、現状のIFEシステムで提供する娯楽や情報の内容は、機内向けにアレンジされており、画質や音質の点での不満が多く、また、十分な情報量が高速に得られないのが実情である。
【0010】
このために、乗客がより高品位の情報を高速に得るためには、通信網の性能向上を図るか、新たな通信回線網を構築することが求められていた。また、航空機客室内では、無線通信としての使える周波数帯や電界強度に制限があり、また転送データの容量や速度を改善するには、かなりの費用がかかり、費用対効果の点で、なかなか現状の問題を解決する方法が見つからなかった。
【0011】
また、現状の航空機客室のように間接照明と直接照明とが混在しているような場合には、VLC方式が旨く機能しない領域が発生することが予想されたが、OLEDを使い機内を直接照明することが可能になれば、VLC方式が機能する上での障害がなくなる可能性がある。
【0012】
本発明は、このようなVLC方式を航空機客室娯楽用の各種コンテンツデータの無線通信に利用する航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置は、OLED素子を航空機客室照明に使用し、OLEDの光量を電気信号で変調して行う可視光無線通信(VLC)方式を使い、乗客へのサービスのための情報を提供するIFEシステムを構築することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置は、機内に構築するIFEシステムの通信手段として、客室照明の光源にOLED素子を使用し、VLC方式の通信手段を用いて、IFE用の各種コンテンツデータをADBから各SEBまで配信する、下りデータ通信回線に利用することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置は、VLC方式において、照明素子に流す電流を電気的に変調し、光の強弱をデータ通信に利用するものであり、データの転送速度を決定する光の変調周波数を高く設定するために、OLED素子の減衰時間が長い三重項からの発光の燐光を照射せずに、減衰時間の短い一重項からの発光の蛍光のみを照射する光波長領域を使い、前記変調周波数を高く設定し、高速通信を行うようにすることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置は、受光センサーの検知する光波長を、前記、蛍光発光波長領域に合わせるか、受光センサーに燐光が混入しないように、光学的なフィルタを受光センサーと組み合わせて、照明光から変調データを検知するようことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置は、青色の蛍光とオレンジと緑の燐光を組み合わせた白色OLEDを用いて、燐光が存在しないため、発光の減衰特性が優れた青色の波長帯の領域の波長をデータ通信用に活用して転送速度を上げることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置は、照明光量を下げて使用するダウンライトの時間帯の航空機客室の照明の場合に、白色OLED素子の電流を通常時より減衰させて対応し、電流を定格値より減衰させるに従い、OLED自身の赤や緑系の燐光が青系の蛍光より、より減衰するような素子を採用することで、青色領域を受光センサーに活用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、VLC方式をIFEのADBとSEB間の下り回線に使用することで、従来に比べて大幅なコストダウンが期待できる。VLCのデータ転送速度は、100〜500Mbps程度の高速回線が望める。このため、従来、ADBからSEBまで配線していた高速ネットワーク回線(IEEE 1394、100bT Ethernet(登録商標))やそのためのI/Oや制御装置類が不要となる。
【0020】
また、決められたエリアごとにADBを設置し、これよりVLC方式でデータ発信を行うようにすると、従来、個々の座席ごとの通信速度が3Mbps程度であったものが、15Mbps程度まで高速化が可能になる。しかもワイヤーによる高速回線をなくす事により、ワイヤーの重量も大幅に軽減させることができる。
【0021】
また、座席に設けられた外部携帯情報機器接続端子を介して、乗客個人の携帯情報機器と接続するような場合、このような高速データ回線の効果は一段と発揮されることは明白である。
【0022】
このように、現状の機内通信装置のデータ転送性能には囚われない、新たな通信回線網を提供することによって、乗客が、より快適に、高品位のコンテンツ情報を高速で得ることができるようになり、しかも費用は、従来のIFEシステムに比べ大幅に低減させることができる。
【0023】
また、青色の光は人の目に夜のイメージを与えるために、ダウンライトの光量を比較的大きく設定することができる点も好都合である。またOLED照明の発光領域が広いため、受光センサーと集光レンズを組み合わせることで、ダウンライトの環境においても、データ通信に支障を来すことなくVLCを実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】図1は本発明の実施例1によるIFEシステムのブロック図である。
【図2】図2は本発明の実施例1によるIFEシステムのフローチャートである。
【図3】図3は本発明のIFEシステムに用いるOLEDの構成図である。
【図4】図4は本発明の実施例2のIFEシステムのイメージ図である。
【図5】図5は従来例のIFEシステムのブロック図である。
【図6】図6は従来例のIFEシステムのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
図5は従来例の代表的な現行のオーディオ・ビデオ・オンデマンド(AVOD)のIFEシステムのブロック図であり、図6は、従来例のIFEシステムのフローチャートである。
【0027】
図5及び図6では、CFS16からADB17へのデータ転送に100bT Ethernet、ATM回線を使用している。ADB17では、CFS16から送られた高速データをSEB18向けに3系統の出力に分配する分配器が含まれている。
【0028】
3系統に分配されたADB17から各SEB18への高速データは、例えば、IEEE 1394等が使われ、各SEB18へデータ配信される。また各SEB18間はDGチェーンにて最大30台まで接続することができる。シートエンドのSEB18には、各乗客が使用する、ディスプレイ、ヘッドフォーン、ゲームコントローラ、テレホンハンドセットの他に、携帯情報機器接続端子や携帯情報機器に電源を供給するための電源端子等が接続されるようになっている。
【0029】
乗客がIFEを利用するためには、通常、乗客がディスプレイ画面上に表示されるプログラムのタッチボタンスイッチを操作して行う。操作信号は、SEB18からADB17までは、RS−485等の通信回線で、ADB17からCFS16間は100bT Ethernet等の通信回線を使用し、ヘッドエンドのCFS16へ送られ、CFS16より得たい情報を得ることができるようになっている。
【実施例1】
【0030】
これに対して、本発明の実施例1のIFEシステムは、図1に示すように、ADB17と各SEB18間の高速通信回線がない代わりに、VLC方式の無線通信回線を採り入れている。また、CFS16の出力データは、ADB17内に設けたVLC用の変調器19を介して、VLCとして最適な変調信号に変換されたのち、ゾーンエンドに装備したOLED20の電源ラインに重畳され、照明光と一緒に客室内に光信号として発信されるようになっている。
【0031】
次に、ゾーンエンドのSEB18では、まずOLED20の照明光を座席上部に取り付けられた受光センサーで受けるようにしている。このような場合、座席の背もたれの位置や角度で受光センサーが必ずしも上方を向くとは限らないが、受光センサーが照明の光源から外れることがない限り、受光に失敗することはない。
【0032】
受光センサーは、VLCの光源が共通なため、各SEB18で共通に使うことが可能である。受光センサーの出力信号は、SEB18に接続され、例えば、AGC増幅器にて所定のレベルまで変調信号を増幅した後、復調器にてADB18発信データに復元される。
【0033】
SEB18にはまた、各乗客が使用する、ディスプレイ、ヘッドフォーン、ゲームコントローラ、テレホンハンドセットの他に、携帯情報機器接続端子や携帯情報機器に電源を供給するための電源端子等が接続されている。
【0034】
乗客がIFEを利用するためには、乗客がディスプレイ画面上に表示されるプログラムのタッチボタンスイッチを操作して行う。操作信号は、SEB18からADB17までは、RS−485等の通信回線で、ADB17からCFS16間は100bT Ethernet等の通信回線を使用し、ヘッドエンドのCFS16へ送られ、CFS16より得たい情報を得ることができるようになっている。
【0035】
このようなVLCを実現させる上で、OLED素子20から電磁波が洩れることが予想される。このため、OLEDの取り付け面側には電磁波シールドを施し、発光面側の透明電極(プラス側)は、電気的に接地された形で使用する必要がある。
【0036】
図3は本発明のIFEシステムに用いるOLED素子20の構成図を示している。図3において、OLED素子20は、基板(ガラス)31上に、陽極(透明電極)32、正孔注入層33、正孔輸送層34、発光層35、電子輸送層36、陰極(金属電極)37、絶縁シート38、シールド材39を積層して構成され、陽極(透明電極)32と陰極(金属電極)37間に直流電圧21を印加して、有機ELの発光層35から発光を行う。
【0037】
また、直流電圧21と陰極(金属電極)37間に高周波トランス22を設け、VLC―M:可視光無線通信変調器19からのVLC変調信号により、発光層35から発光の変調を行う。
【0038】
OLED素子20の取り付け面側には電磁波シールドのシールド材39を施し、発光面側の陽極(透明電極)と共に、高周波EMI対策用に電気的に接地40を行っており、従って、OLED素子20がデータで変調する場合のOLEDの電極は、陽極(透明電極)32と、電磁波シールド39の間にある陰極(金属電極)37ということになる。このようにすることで、OLED素子の変調信号が外に洩れて、航空機のEMI規定からはみ出すことがないようにしている。
【実施例2】
【0039】
図4は、本発明による別のIFEシステムのイメージ図である。図4のように、従来の客室シートバックやアームレストには、IFE用のディスプレイがなく、シートエンドには、SEBもない。乗客は全て、様々な携帯情報機器を使って、IFEシステムとVLC回線を経由してコンタクトする。
【0040】
携帯情報機器によっては、VLC回線と接続する機能を持っていない場合が考えられる。そのような場合には、携帯情報機器の外部接続ポートを使い、データを別に用意するVLC変換アダプターに接続し、これよりVLC回線に接続するようにしている。
【0041】
このため、VLC変換アダプターは、乗客の持っている、様々な携帯情報機器の外部接続ポートの仕様に対応するようにし、乗客のために機内貸し出しサービスするようにすることも必要である。
【0042】
VLC回線の上流には、簡易的なADBに相当するOLEDネットワークハブ44があり、ここには、CFSに相当するビデオサーバ43とネットワークサーバ42が接続されている。ビデオサーバ43には、IFE用にアレンジされた、映画や音楽のコンテンツデータが格納されている。
【0043】
またネットワークサーバ42は、衛星通信回線を介して、CBB(Connexion by Boeing)広帯域アクセス41を行って地上局と交信と一時的なデータファイルの保存を行い、乗客にブロードバンド回線の情報を提供するものである。このように、従来のIFEシステムとは異なった、未来志向の新しい、簡便な、しかも安価なVLC方式を使ったIFEシステムを提供することができる。
【0044】
図4の実施例2では、赤外線による光無線データ通信であるIRDA(Infrared Data Association)46の利用が可能であり、WEB(World Wide Web:ワールドワイドウェブ、略名:WWW)の利用が可能であり、視聴者が観たい時に様々な映像コンテンツを好きなように視聴する事が出来るVODonPC48のサービスが可能である。
【0045】
また、ノートパソコンのPCカードスロットに挿入することでLANケーブルをつなぐための接続口(インターフェイス)ができるPCIカード51の機内貸し出し(レンタル)サービスにより、携帯電話49やPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)50の利用も可能です。
【符号の説明】
【0046】
11 広域サーバ
12 地上基地局
13 衛星トランスポンダ
14 航空機アンテナ
15 衛星モデム
16 CFS:キャビン・ファイル・サーバ
17 ADB:領域分散ボックス
18 SEB:座席電子ボックス
19 VLC―M:可視光無線通信変調器
20 OLED:有機EL
21 直流電圧
22 高周波トランス
31 基板(ガラス)
32 陽極(透明電極)
33 正孔注入層
34 正孔輸送層
35 発光層
36 電子輸送層
37 陰極(金属電極)
38 絶縁シート
39 シールド材
40 接地
41 CBB広帯域アクセス
42 ネットワークサーバ
43 ビデオサーバ
44 OLEDネットワークハブ
45 OLED照明
46 IRDA
47 WEB
48 VOD on PC
49 携帯電話
50 パソコン
51 レンタルPCIカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機EL素子の発光を航空機客室の照明に使用する照明装置と、前記有機EL素子の発光の光量を電気信号で変調して通信を行う可視光無線通信装置とを備え、乗客への前記航空機客室内でのサービスのための情報を提供する機内娯楽システムを構築することを特徴とする航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置において、
航空機内に構築する機内娯楽システムの通信手段として、前記航空機客室の照明の光源に前記有機EL素子を使用し、可視光無線通信方式の通信手段を用いて、機内娯楽システム用の各種コンテンツデータを領域分散ボックスから各座席電子ボックスまで配信する下りデータ通信回線に利用することを特徴とする航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置。
【請求項3】
請求項2に記載の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置において、
前記可視光無線通信方式において、前記有機EL素子の照明素子に流す電流を電気的に変調し、前記有機EL素子の発光の強弱をデータ通信に利用し、通信データの転送速度を決定する光の変調周波数を高く設定するために、前記有機EL素子の減衰時間が長い三重項からの発光の燐光を照射せずに、減衰時間の短い一重項からの発光の蛍光のみを照射する光波長領域を使い、前記変調周波数を高く設定し、高速通信を行うようにすることを特徴とする航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置。
【請求項4】
請求項3に記載の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置において、
受光センサーの検知する光波長を、前記蛍光発光波長領域に合わせるか、前記受光センサーに燐光が混入しないように光学的なフィルタを受光センサーと組み合わせて、照明光から変調データを検知するようことを特徴とする航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置。
【請求項5】
請求項4に記載の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置において、
青色の蛍光とオレンジと緑の燐光を組み合わせた白色有機EL素子を用いて、燐光が存在しないため、発光の減衰特性が優れた青色の波長帯の領域の波長をデータ通信用に活用して転送速度を上げることを特徴とする航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置。
【請求項6】
請求項5に記載の航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置において、
室内の照明光量を下げて使用するダウンライトの時間帯の前記航空機客室の照明の場合に、前記白色OLED素子の電流を通常時より減衰させて対応し、電流を定格値より減衰させるに従い、前記OLED素子自身の赤や緑系の燐光が青系の蛍光より、より減衰するような素子を採用することにより、青色領域を受光センサーに活用することを特徴とする航空機客室娯楽システム用可視光無線通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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