説明

花器

【課題】従来の花器は自浄能力のない貯水中に生花卉を挿入するため腐敗が生じ、換水の不合理性と総花卉同時挿し換えの不経済性があった。貯水の腐敗を防止し、生花卉の同時挿し換えの不経済をなくす。
【解決手段】貯水腐敗を生じさせないために、花器形状をトックリ形の2重底構造とし、本体1の上部は細く筒状とし挿入花卉を束ねる用をなし、下部3は太く上底4とにより多量の貯水5を設ける。下底6には電気7による電動送風機8を設置する。電動送風機8よりの送気は上底4に設けた送気管10を経て貯水5に放気され貯水5を浄化し、腐敗を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は花器貯水に関する。
〔背景技術〕
【0002】
従来の花器形状は図2に示すように筒状で貯水は少量であり自浄作用がなかった。
〔発明の関示〕
〔発明が解決しようとする課題〕
【0003】
以上の技術によれば自浄作用のない貯水に生花卉を挿入すると必然的に腐敗が生じ換水の不合理性と総花卉の同時挿し換えの不経済性があった。
〔課題を解決するための手段〕
【0004】
貯水を常時浄化する必要性があった。第1発明は花器をトックリ形2重底講造にした事を特徴とし、第3発明は常時浄化のため換水を不要とした事を特徴とする。
〔発明の効果〕
【0005】
第3の発明により換水が不要となり総花卉の同時挿し換えの必要がなくなり、弊花卉と新花卉の挿し換えは個々ですむようになった。
〔発明を実施するための最良の形態〕
【0006】
トックリ形2重底講造をした花器である。本体1の上部は細く筒状をなし挿入花卉を束ねる用をなし、下部3は太く上底4とにより貯水5の多量の用をなす。下底6は電気7による電動送気機8を設置する。8よりの送気9は、4に設置された送気管10を経て5に放気され浄化する。水量計11は5の量目の観測に用いる。花器口12は花卉13の挿入と補水に用いる。この発明の実施形態を図1に示す。
トックリ形2重底講造で浄化装置を花器に内蔵している。
〔実施形態の効果〕
【0007】
この実施状態によれば、常時浄化するため貯水の腐敗がなくなり換水不要の合理性と挿入花卉の総挿し換えの不経済性がなくなった。また軟茎花卉の挿入が可となった。
〔産業上の利用可能性〕
【0008】
墓地、神前、仏前のみでなく各所に各種、各様にわたり利用可能である。従来は硬茎花卉だけの挿入であったが、本発明では軟茎花卉挿入が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0009】
〔図1〕 この発明の一実施状態を示す断面図である。
〔図2〕 従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 上部
3 下部 4 上底
5 貯水 6 下底
7 電線 8 送気機
9 送気 10 送気管
11 水量計 12 花器口
13 花卉
【図1】

【図2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
トックリ形で2重底講造を特徴とする花器
【請求項2】
浄化装置を内蔵した事を特徴とする花器
【請求項3】
常時浄化するため換水不要を特徴とする花器
【請求項4】
挿入花卉の日保ちが良くなった事を特徴とする

【公開番号】特開2006−605(P2006−605A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−209260(P2004−209260)
【出願日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(504272707)
【Fターム(参考)】