説明

荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置。

【課題】山野の斜面の落差を活用したワナの施設であり、何げなく近寄り、警戒するワナの柵内に深く入らなくても、様子を見に一歩踏み込むだけで、半ば強制的に獲物を連続して自動的に、罠の仕掛けで柵内に落とし込ませて、獲物を取り込む捕獲装置を提供する。
【解決手段】防護を兼ねる誘導柵とも連係して、山野を走る有触れた一般の通路自体を、餌と囮効果も活用し、その餌と囮に誘われて、様子を見ようと柵の開口部に近付くと、その足圧によって、浮上通路の基板2の前後の荷重のバランスの崩れによって、ワナとなる浮上通路の基板2が、獣足を乗せたままその先方から落下して、獲物が下部の蓄養柵内に半ば強制的にまっさかさまに坂落とされて脱出不能となり、自動的に連続して獲物を捕獲する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
請求項2の図2、図6では、浮上通路の基板2を支える蝶番の支点の位置を、その浮上通路の基板2の前後の長さの折り返し腺の、後からその根元の部分に近くに、前部を長くする後方へ取り付けると、天秤の作用で、浮上通路の基板2の前方部分が重くなって、天秤の作用で浮上通路の基板2の前方部分から落下しょうとするのを、浮上通路の基板2が平衡状態以上に吊りあがらぬように吊り上げ止めをしたうえで、浮上通路の基板2の先端部の両側を、浮上通路の基板1の支柱3、4の上部の双方に取り付けた釣り揚げ巻きバネ5で、浮上通路の基板2の前方部分を吊り揚げきる、ぎりぎりの力より少し強めの力で吊り揚げて、浮上通路の基板2の安定した平衡状態を維持して、そのワナの準備態勢が整えた状態にして、その浮上通路の基板2の蝶番を中心としてその前後における荷重のバランスを取っておいて、その基板2の前方部分が獣足による加圧により、荷重のバランスの平衡状態が崩されて、その基板2の前方部分が獣足による加圧によって、落下を発動し始める時の、その浮上通路の基板2の先端部分に掛ける荷重の定量を、一応3kgとして、後は現場の状態に合わせて、浮上通路の基板2の蝶番の前後に掛ける加重のバランスの取り方を調整するとして、その浮上通路の基板2の先端部分に基準として新たに3kg以上の獣足の荷重が掛かると、浮上通路の基板2の平衡状態の前後の荷重のバランスが崩れて、蓄養柵8内に真坂さまに落とし込んで坂落とすように力を調整して、その浮上通路の基板2の落下角度が50度以上となると浮上通路の基板2のワナ仕掛けの自動復元に不都合もあるので、基板止め杭12で、浮上通路の基板2のワナの作動を助け、その新たな荷重がなくなると、その浮上通路の基板2の前後の荷重のバランスの崩れが解除されて、元の状態にに自動で復元する仕掛けの捕獲装置の蓄養柵8内に、浮上通路の基板2の前方を踏んだ獲物を落下させて、獲物を生け捕りで捕り込むことを自動で連続させながら、一度蓄養柵8内に捕り込むと脱出不能とさせて、連続して獲物とする獣類を捕獲することを可能化するワナ仕掛けの、荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置を提供することである。
【0002】
請求項3の図7では、、浮上通路の基板2を支える蝶番の支点の位置を、その浮上通路の基板2の前後の長さの折り返し腺の、後からその基板2の根元の部分に近く取り付けると、浮上通路の基板2前方部分が重くなって、天秤の作用で、浮上通路の基板2の前方部分が落下しようとするのを、浮上通路の基板2が平衡状態以上に吊り揚がらぬように、吊り上げ止めしたうえで、浮上通路の基板2の先端部の両側を、浮上通路の基板1の支柱の3、4の上部の双方に取り付けた、吊り揚げ巻きバネ5で、その浮上通路の基板2の前方部分を吊り揚げきる、ぎりぎりの力より少し強めの力で吊り揚げて、浮上通路の基板2が平衡状態を維持させる手段としての巻きバネの力を重りの力に切り替える場合は、 その巻きバネをワイヤに変えて、そのワナの浮上通路の基板2の先端部の両側を、、浮上通路の基板1の支柱の3、4の上部の双方に取り付けた、滑車を通して吊り下げた重りで、、その浮上通路の基板2の前方部分を吊り揚げきる、ぎりぎりの力より少し強めの力で吊り揚げて、浮上通路の基板2の安定した平衡状態を維持させて、それでワナの準備態勢を整えた状態にして、その浮上通路の基板2の蝶番を中心として、浮上通路の基板2の蝶番の前後における荷重のバランス平衡状態を崩して、その基板2の前方部分が獣足による加圧で、浮上通路の基板2前方部分から、落下を発動し始める時の、その浮上通路の基板2の先端部分に掛ける荷重の定量を、一応3kg以上として、後は現場の状態に合わせて、浮上通路の基板2の蝶番の前後に掛ける加重のバランスの取り方を調整するとして、その浮上通路の基板2の先端部分に基準として新たに3kg以上の獣足の荷重が掛かると、浮上通路の基板2の平衡状態の前後の荷重のバランスが崩れて、蓄養柵8内に真坂さまに落とし込んで坂落とすように力を調整して、その浮上通路の基板2の落下角度を50度以上となるのを、基板止め杭12で基板2のワナの自動復帰の働きを助けながら、そこに獣足による新たな荷重がなくなると、その浮上通路の基板2の前後の荷重のバランスの崩れが解除されて、元の状態にに自動で復元する仕掛けの捕獲装置の蓄養柵8内に、浮上通路の基板2の前方を踏んだ獲物を落下させて、獲物を生け捕りで捕り込むことを自動で連続させながら、一度蓄養柵8内に捕り込むと脱出不能とさせて、連続して獲物とする獣類を捕獲することを可能化するワナ仕掛けの、荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置を提供することである。
その浮上通路の基板2の前後の長さの折り返し腺の、後から根元部分に近くなるように取り付けると、浮上通路の基板2の前方部分が長く重くなって、天秤の作用で浮上通路の基板2の前方部分から落下しょうとするのを、浮上通路の基板2が平衡状態以上に吊りあがらぬように吊り上げ止めをしたうえで、浮上通路の基板2の先端部の両側を、浮上通路の基板1の支柱3、4の上部の双方に取り付けた釣り揚げ巻きバネ5か、又は、それを細いワイヤや紐に変えて、その基板1の支柱3、4の上部の双方に結縛した滑車17を通して取り付けた吊り下げ重り16で浮上通路の基板2の前方を吊り揚げるのには、浮上通路の基板2の前方部分を吊り揚げきる、ぎりぎりの力より少し強めの力で吊り揚げて、浮上通路の基板2の安定した平衡状態を維持して、そのワナの準備態勢が整えた状態にして、その浮上通路の基板2の蝶番を中心としてその前後における、荷重のバランスの平衡状態を崩して、その基板2の前方部分が獣足による加圧で、落下を発動し始める時の、浮上通路の基板2の先端部分に掛かる荷重の定量を、一応3kgとして、後は現場の状態に合わせて、浮上通路の基板2の蝶番の前後に掛ける加重のバランスの取り方を調整するとして、その浮上通路の基板2の先端部分に基準として新たに3kg以上の獣足の荷重が掛かると、浮上通路の基板2の平衡状態の前後の荷重のバランスが崩れて、蓄養柵8内に真坂さまに落とし込んで坂落とすように力を調整して、その浮上通路の基板2の落下角度を50度以上となるのを、基板止め杭12で浮上通路の基板2のワナとして作動する時のその自動復帰を助けて、その新たな荷重がなくなると、その浮上通路の基板2の荷重のバランスの崩れが解除されて、元の状態にに自動で復元する捕獲装置の仕掛けの蓄養柵8内に、浮上通路の基板2の前方を踏んだ獲物を落下させて、獲物を生け捕りで捕り込むことを自動で連続させながら、一度蓄養柵8内に捕り込むと脱出不能とさせて、連続して獲物とする獣類を捕獲することを可能化するワナ仕掛けの、荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置を提供することである。
【0003】
請求項4の図3では、浮上通路の基板2を支える蝶番の支点の位置を、その浮上通路の基板2の前後の長さの折り返し腺より、少し前に取り付けることで、浮上通路の基板2の後方部分が重くなり、前後の自重の違いによる天秤の作用によって、自重で浮上通路の基板2の前方部分が持ち上がろうとするのを、浮上通路の基板2が平衡状態以上に吊りあがらぬように、浮上通路の基板1に乗せて、その基板面で受止めて、その浮上通路の基板2の前方を吊り揚げるのには、浮上通路の基板2の前方部分を吊り揚げきる、ぎりぎりの力より少し強めの力で吊り揚げて、浮上通路の基板2の安定した平衡状態を維持して、そのワナの準備態勢が整えた状態にして、その浮上通路の基板2の蝶番を中心としてその前後における、荷重のバランスの平衡状態を崩して、その基板2の前方部分が獣足の加圧で落下を発動し始める時の、浮上通路の基板2の先端部分に掛ける荷重の定量を、一応3kgとして、
後は現場の状態に合わせて、浮上通路の基板2の蝶番の前後に掛ける加重のバランスの取り方を調整するとして、その浮上通路の基板2の先端部分に基準として新たに3kg以上の獣足の荷重が掛かると、浮上通路の基板2の平衡状態の前後の荷重のバランスが崩れて、蓄養柵8内に真坂さまに落とし込んで坂落とすように力を調整して、その浮上通路の基板2の落下角度を50度以上となるのを、基板止め杭12で落下を止めて、その新たな荷重がなくなると、その浮上通路の基板2の荷重のバランスの崩れが解除されて、元の状態にに自動で復元する仕掛けの捕獲装置の蓄養柵8内に、浮上通路の基板2の前方を踏んだ獲物を落下させて、獲物を生け捕りで捕り込むことを自動で連続させながら、一度蓄養柵8内に捕り込むと脱出不能とさせて、連続して獲物とする獣類を捕獲することを可能化するワナ仕掛けの、荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置を提供することである。
【背景技術】
【0004】
本発明は、自己の武川晋の特許第4492967号の連続自動獣類捕獲装置を基本ベースとして、その発明の不備や難点を革新的に改良、改善し、その装置の持つ構造を可及的に簡略、簡便化すると共に、浮上通路の基板2自体を、荷重のバランスの崩れで作動するワナとして活用するようにすることと、どんな山の中でも一般の通路6自体を活用することで、その装置の運搬や設置も至って容易になり、その取り扱いも出来得る限り利便化されることで、その設置の容易さから、設置対象域が極めて拡大して、何処にでも設置が容易となり、その設置場所にも困らなくなったことと、その施工の支柱等に鉄筋を組み合わせれば、殆ど鉄筋だけでも施工が可能化されるので、ワナの装置の設置作業が容易で簡便化されると共に、捕獲のワナ装置の設置、移動の作業効率を格段に効率化することである。
【0005】
また本発明において、浮上通路の基板2の荷重バランスで平衡状態を維持することの要領とその意義とは、
例えば、天秤のハカリを思い起こして、そのハカリの棹の支点を中心にして、その棹の支点の前後に掛かる荷重のバランスの片寄りで、前後に傾く働きがあり、その天秤の棹とその支点に相当するのが、浮上通路の基板2が棹で、蝶番がその支点であると仮定すると、その基板2の中央部に蝶番の支点を合わせると、基板2の、その天秤の前後の荷重が均等に釣り合った両天秤が成立するが、その時に、その基板2の中央部から蝶番の支点を移動させて、その天秤の棹の支点が中央部から少しでも前後にずれると、その蝶番を移動させた方向とは逆向きの方向に、傾きが一辺倒となる片寄った天秤が形成されることを基本に踏まえて、まず図2、図3、図5、図6の場合には、浮上通路の基板2の基盤ともなり足場ともなる、浮上通路の基盤1の先端部の両側方に、蝶番の両面の内の一つの側の片面を取り付け、その蝶番のもう一つの側の片面を取り付ける位置を、その基板2の根元の末端部の方に取り付けると、その基板2の前方部分が大きく重くなるので、その基板2の前方部分から自然に落下しようとするのに抵抗して、安定した平衡状態を保っておくためには、浮上通路の基板2が平衡状態以上に吊り揚がらぬように、吊り揚げ止めの押さえを付けたうえで、基板2を安定した平衡状態を維持させる為には、その基板2を吊り揚げきる、ぎりぎりの力より、少し強めの吊り揚げる力を、巻バネの力によるか、又は、その基板2を吊り揚げる重りの重さ力によって、浮上通路の基板2を吊り揚げて後傾させて、吊り揚げ止めに止め置くようにするか。
【0006】
又は、図3のように、その浮上通路の基板2の蝶番の位置を中央部より少し前に移すことで、その基板2の蝶番の後方が大きく重くなり、常に後方に傾く片寄った傾向の天秤の基板2を、浮上通路の基板1の上に乗せて止め置くことで、その基板2の蝶番を中心にして、その前後に掛ける荷重のバランスを、調整する働きの仕組みを総合させた結果として、図2、図3、図6、図7が共通していることは、基板2を吊り揚げる巻バネの力や、吊り揚げる重りの力等の荷重を掛ける力によって、基板2が常に前傾する傾向の片寄った傾向の天秤の両面スイッチを、常に後傾する傾向のスイッチに切り替えさせる働きにするか、或いは、図3のように、基板2の蝶番の位置を、中央部より少し前にずらして、蝶番の後方部分を大きくするか、重くすることで、基板2が常に前傾する傾向の両面スイッチを、常に後傾する傾向に片寄った天秤として働くように、スイッチを切り替えさせる働きにより、その基板2の先端部が常に上向きに動こうとしている基板2を、図2、図3、図6、図7では、その基板2の吊り揚げ止めで受け止め、図3は基板1の上に乗せて受け止め、それぞれの基板2の吊り揚げ止めに上下で接着している状態で受け止めて、仮止めして置く状態にして、その浮上通路の基板2の蝶番を支点にしてその前後に掛かる荷重のバランスを平衡状態にして置いて、そこに新たな踏圧が掛った場合に、それを荷重のバランスの崩れによって、浮上通路の基板2をワナとして作動さす方法を見いだして、それをワナに活用し実用化して、荷重のバランスで作動させたワナに形作ることが、本発明の基本概念であり、その浮上通路の基板2の前方部分に、新たに一定以上の重さの力の、獣足の踏圧が加われば、基板2を前後を平衡状態にさせている、基板2の、その前後におけるぎりぎりの荷重のバランス状態が崩れて、獲物を真っ逆さまに坂落とすワナの基板2が、常に何時でも活動し得るように、当該の、連続自動獣類捕獲装置を設置して置くことは、そのための準備態勢を作り出しておくことでもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第4492967号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の連続自動獣類捕獲装置において、その捕獲するワナの装置の敷設に於いて、その場所の適地の選択が限定される面もあり、又、その施工面でも、面倒な施工が伴う点もあり、その分、構成する資材と労力も多く掛かり、それで、捕獲装置の設置に要する経費も大きく嵩むと共に、通路から大きく離れた場所にしか捕獲装置の適当な設置場所がない場合もあり、それで場所の選択も制約され易く、足場の悪い山地における捕獲装置の設営では、その資材の運搬と管理運営に至極、難渋することになりがちであることを、交通の利便な一般の通路を活用して、その側面に獲物の獣類の捕獲装置を設置するようにして、その問題を克服することである。
【0009】
既成のワナの装置では、その装置の柵内に獲物の獣類を誘導し集めようとしても、猪、鹿等の野獣等は通常においては、兎角人間が設置した施設等に対する警戒心が強く、何かとその内部に踏み込むことにはためらいがちな野生の習癖を持ち、そうした場合に如何にしてその抵抗を可及的に削減させるかの課題があり、そこで囮の鳴き声や、獣臭と寄せ餌による誘引効果で、獲物が自主的に集結し易くし、その野生同士の仲間を呼び合う群集化への本能の衝動を刺激して、それを誘発し後押しをしてやる対策も必要必要不可欠となってくるのである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
主に山野の傾斜した斜面が形作る上下の高低差による、落差を活用したワナの施設を形成するための便法として、山野の通路の側面から下方に傾斜した斜面、または、その通路に通じた山野の斜面の適地を選び、その拠点となる通路の側端、または、山野の斜面を横切ってワナの基準線を引き、それに沿うて柵を立て、その斜面の上下、左右の四方の周囲を柵で囲った蓄養柵8は、その上辺の通路6、または、斜面の基準腺に面した部分に1つまたは、複数の進入口の開口部14を設け、その開口部に接する浮上通路の基板1の根元は、その接する通路6、または、山野の斜面の基準線の基盤の地面と、その高低を平に合わせて接続させ、更にその浮上通路の基板1の先端に蝶番15で接続した、浮上通路の基板2の前方部分は、その通路の側面を成す斜面7の地面から離して、空間に持ち上げて宙に浮かせた状態で一定の高さを保ち、蓄養柵8の開口部内に、少し迫り出したような形にする為に、その場の地中に打ち込んだ鉄筋11による、浮上通路の基板1の支柱3、4を手掛かりにして、枠組みして台枠を作り、浮上通路の基板1を乗せて結縛して固定した、その浮上通路の基板1の先端部の両側方に、蝶番15の両面の内の一つの側の片面づつをを取り付け、その蝶番15のもう一方の側の片面づつを浮上通路の基板2に取り付ける位置を調整し操作して、その浮上通路の基板2を支える蝶番の支点の位置を、その浮上通路の基板2の前後の長さを2等分した真ん中の折り返し腺より前の場合と、後ろにする場合があり、その折り返し腺より前に取り付けて、後方を重くして天秤の自重で浮上通路の基板2の前方の持ち上げて、浮上通路の基板2を荷重のバランスにより安定した平衡状態を維持するか、または、その折り返し腺より後ろに蝶番15の支点を取り付けて、前方を長く重くして浮上通路の基板2が、天秤の自重で前方から落下しょうとする、浮上通路の基板2の先端部の両側を、浮上通路の基板1の支柱3、4の上部の双方に取り付けた、吊り揚げ巻きバネ5で吊り揚げるか。
【0011】
又は、その巻きバネ5を細いワイヤに変えて、その浮上通路の基板1の支柱3、4の上部の双方に結縛した滑車17を通して取り付けた重りで浮上通路の基板2の前部を吊り揚げて、その天秤の傾きを後に片寄せて後傾させる天秤の働きとのバランスで、浮上通路の基板2を平衡状態にするが、その時には、それ以上に吊り揚がらぬようにする吊り揚げ止めで仮止めするか、更にまた、図3の縦長にした浮上通路の基板2の裏面に取り付けた、蝶番の支点の位置を前に移して、その基板2の蝶番の前方部分より後方部分を少し長めにするか、または、少し重くして、そこに形成する片寄った天秤を活用して基板2を後傾させて前方部分を引き揚げて、浮上通路基板2の後部を、浮上通路の基板1の上に乗せて仮止めするか等で、普段は、浮上通路の基板1と浮上通路の基板2との間で荷重のバランスで、安定した平衡状態を保たせ、そこに獣足の新たな荷重が掛かり前が重くなると、その浮上通路の基板2への新たな荷重に負けて、吊り揚げ巻バネ5や吊り下げ重り16の力や、浮上通路の基板2の前後に於けるの荷重のバランスが崩れて、浮上通路の基板2の前方部分から落下するように作動するが、その新たな荷重がなくなると、その浮上通路の基板2の荷重のバランスの崩れが解除されて、元の状態にに自動で復元する仕掛けの連続自動獣類捕獲装置を設けることである。
【0012】
獲物の獣類を広くおびき寄せ集めるために、一定の拘束力と指向性を与えて、森林の防護を兼ねる誘導柵13の働きと連携させることで、その通路自体が獲物を誘導する働きも兼ね備えさせた通路6と連なった、蓄養柵8内には、あらかじめ標的の獲物の囮を飼って置き、その鳴き声と、獲物の獣臭等に釣られて興味を持ち、通路の路側帯の足場の一部ともなっている、浮上通路の基板1から基板2へと、何げなく、中の様子を覗き見しようとして、近寄るだけの踏み込みであっても、その獲物の前足の荷重が浮上通路の基板2に掛かると、荷重のバランスの崩れにより作動して、浮上通路の基板2自体が坂落としの落とし込みのワナともなる、浮上通路の基2のカラクリが作動して、片足でも踏み外して足の支えを失うと、その獲物の体勢が下方へ前のめりする勢いの運動のはずみによって、最早体勢を取り戻すことは不可能となり、浮上通路の基板2に、猪足、鹿足を乗せたまま、半ば強制的に、あたかも獲物自身がみずから飛び込むように、どんでんかえしのように、真坂さまに蓄養柵8内に落下させて、獲物を生け捕りで捕り込むことを自動で連続させながら、一度蓄養柵8内に捕り込むと脱出不能とさせることを特徴として、連続して獲物とする獣類を捕獲することを可能化するワナ仕掛けの、荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置を提供することである。
【0013】
ワナを仕掛けたそのままでは、山野の特定の場所に獲物の獣類をより多く集めることは難しいので、能動的に蓄養柵の近くに、より多く獲物を呼び込む為に、蓄養柵内に囮の猪及び鹿を飼養して、その鳴き声と、獣臭を発散させて、野生の本能を刺激し、山野を仕切り、獲物の行動に一定の拘束力と指向性を与える防護と兼用の誘導柵13とも連携させることで、獲物を誘導する機能を持たせた通路を活用して、友を呼ぶ群集性で、獲物が蓄養柵を目指して、一局集中をさせると、囮に誘われ餌に釣られて、何げなく仲間を覗き見しようとして路側帯に近寄ると、通路の地面と一体化させて浮上させた、路側帯の浮上通路の基板2自体がワナとなるカラクリが作動して、あっと言う間もなく落下して蓄養柵内に捕り込まれてしまうのであるが、通常においては、人間が設営した施設に対する野獣の本能的な警戒心で、内部に踏み込むことへのためらい等の懸念の発生を抑止しながら、囮の臭いと鳴き声と餌に誘われて獲物が集まり、何気なく近づいてきて様子を見ようとして、一歩足を踏み込むと、浮上通路基板2の荷重のバランスが崩れて、半ば強制的に、あたかも獲物自身が自分から飛び込むように、蓄養柵8内に落下させて、獲物を取り込むことを自動で連続させながら、よりいっそう効率的に、捕獲に要する人力を省く省力、省狩猟技術と省エネによる自動化をすることであり、要するに、一度要所。要所に自動捕獲装置を配備して設置しておけば、後は設備自体が連続して獣類の獲物の生け捕りを可能化することである。
【発明の効果】
【0014】
既成の自動獣類捕獲装置等の施工において、その現場における設営における、運搬、労役等に要する大きな負担による難点を改善するには、装置自体の仕組みを出来る限り、贅肉を落としてスリム化することであり、それには、通り易い山中の一般の通路そのものを活用して、山の獲物を導く防護と兼用の誘導柵13とも深く連係させることで、通路そのものを、夜行性の獲物をより多く運ぶハイウエーに仕立てて、多く獲物を誘導し運ぶ通路にすると共に、浮上通路の基板1と基板2も共に、その通路の路側帯の一部の足場ともなるようにして、纏めて通路の延長として一体化すれば、諸々の余剰な機構の設備が省け、それによって、捕獲装置は、真に必要不可欠な部品のみに絞り込まれることになり、その結果、ワナの構成資材も著しく削減されてくるので、捕獲装置自体も出来る限り簡潔でスリムでコンパクト化されて、足場の悪い山中においても、出来得る限り捕獲装置の資材の量を減らすことも可能化され、おまけに、通路6、自体に車を活用することによって、資材運搬と装置設営の労苦も著しく削減されて、装置の設営も至って取り扱い易くなり、苦にはならなくなってくることである。
【0015】
ワナの装置はそのままにして置くだけでは、山野の特定の場所により多くの獲物の獣類をおびき寄せることは難しいので、能動的に蓄養柵近くにより多く獲物を呼び込む為に、ありふれた一般的な普通の通路を、夜行性の獲物の獣類のハイウエー化して活用するためには、蓄養柵内に囮の猪及び鹿を飼養して、その鳴き声と、獣臭を発散させて、野生の本能を刺激し、友を呼ぶ群集性で、獲物を多く誘導する機能を持たせ、獲物が蓄養柵を目指して、一局集中するようにし、囮と吊り餌(パンの耳)18や、その他の通路に配置した餌に誘われ、釣られて、何げなく仲間を覗き見しようとして浮上通路の基板2の路側に近寄って一歩踏み込むと、通路の側面を成す斜面に、浮上させた通路自体が、ワナともなる、浮上通路の基板2のカラクリが作動して、猪足、鹿足の片足の踏み込みでも、浮上通路の基板2の荷重のバランスが崩れて、獣足を乗せたままで、あっと言う間もなく、浮上通路基板1の蝶番の折り曲げ軸を支点に折れ曲がり、浮上通路の基板2が、その基板の先端から下に落下して、獲物を坂落としにして、蓄養柵8内に捕り込んでしまうのだが、通常においては、人間が設営した施設に対する野獣の本能的な警戒心で、内部に踏み込むことをためらうのだが、路側帯に近い場所での働きなので、それ等の懸念の発生を出来るだけ抑えて、荷重のバランスで坂落として、連続して自動的に捕獲することで、一段と効率的に省力、省エネ、省技術で、獲物の捕獲を容易にすることである。
【0016】
捕獲装置を山林の斜面の一般道路や林道等の通路の側面の斜面か、通路に通ずる山野の斜面に設置するので、車で資材を運ぶことが容易であると共に、蓄養柵の囲いでも、現場の地面に一定間隔に、7分鉄筋から9分鉄筋を打ち込み、猪では、その鉄筋の間を或る程度太い金網で下部1、5m.を囲い、その上部は金網か、糸網で囲い、鹿は2、5m内外位の高さで柵を囲い、その他の支柱等も出来るだけ打ち込みの鉄筋を活用すれば、新たな適地を求めて装置の設営と、移動の撤収等も極めて容易で簡便になると共に、ハンターの高齢化と減少化で、全国的に有害獣の被害も爆発的に拡大する傾向にある時には、誘って、落とし込む、連続自動獣類捕獲装置の活用は、時宜に叶い、生け捕りなので、生態の個体調査や、地域の悪性遺伝や疾病の排除等で、健全な個体の選別とその存続の選択の余地が生まれ得ることで、適正な 駆除と両立して健全な種の繁殖にも貢献が大なることが期待される。
【0017】
そこで本捕獲装置の最大の特色は、獲物の猪、鹿にしてみれば、普段何時も通い慣れている道そのものの一部分が、まさか、いきなりドンデン返しのようにひっくり返って、落とし穴のような、落としワナとなって、坂落としされるとは、よもや、夢想だにしない意外な突発事件のような落とし穴のようになっている、落としワナは避けようもなく、そこで見事に、人間の仕掛けたワナにいともたやすくはまって、蓄養柵内に取り込まれてしまうことであり、それで、獲物の捕獲率も抜群に高まる訳である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】荷重のバランスで坂落とす、連続自動獣類捕獲装置で獲物の獣類を取り込む蓄養柵の基本構造の立体斜視図。
【図2】山野とその通路の斜面の落差を活用した、浮上通路の基板2のワナの構造原理を示す横断面図。
【図3】山野とその通路の側面の斜面の落差を活用した、浮上通路の基板2の裏側の前後の長さの中央線より少し前寄りに蝶番を取り付けた時に、浮上通路の基板2が後方に片寄った天秤としての働く傾向の部分を抽出して描く、基本原理を示す横断面図。
【図4】山野とその通路の側面の斜面を活用して、浮上通路の基板2のワナを取り付けて蓄養柵で取り囲んだ状態の基板2のワナとの組み合わせた蓄養柵の実際の実施状態の立体斜視図。
【図5】実際に蓄養柵内の囮小屋で囮の飼育状態の立体斜視図。
【図6】実際に寄せ餌と囮で獲物を誘引する実施状態の立体斜視図。
【図7】実際に獲物がワナにはまって荷重のバランスの崩れで坂落とされ掛けている、連続自動獣類捕獲装置の働きの実施例の立体斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、主に、鹿、猪を対象として、囮と蓄養柵の開口部付近の吊り餌(パンの耳)と、通路の各所にも配置した餌に釣られたり、囮仲間や蓄養柵内の餌の様子を何げなく覗き見しようと路側に接近して浮上通路の基板2の足場に獲物の足が掛かると、その荷重の前後のバランスが崩されることによってワナとして作動して、その浮上通路の基板2に取り付けた蝶番の折り曲げ軸を支点にして折れ曲がり、浮上通路の基板2の先端部から下方に坂落しするように落下させるのに合わせて、獲物も一緒に落ち込ませるように作動する働きによる、荷重のバランスで坂落とす、連続自動獣類捕獲装置に関するものであり、その荷重のバランスの働きとしては、蝶番を支点にして、浮上通路の基板2の先端部からその自重で自然落下しようとして、その基板2の自重の力で、浮上通路の基板2の先端部が下から引っ張られようとしている力と、それに抵抗して、浮上通路の基板1と2との間で平衡状態を維持しようとすると、浮上通路の基板2の先端部に掛かる、落下しようとする基板2の自重による負荷の荷重と、それを受けて、吊り揚げ巻バネ5や吊揚げ重り16で、下から上に持ち揚げて引っ張り揚げようとする時の力の負担による負荷との、相互間の負荷による荷重のバランスの調整によって、本発明の、荷重バランスで坂落とす、連続自動獣類捕獲装置の、浮上通路の基板1と2と通路との間における、平らにならした平衡状態が保れるように調整する。
【0020】
浮上通路の基板2と吊り揚げ巻バネ5や吊り揚げ重り16との、相互の荷重のバランスをさせる力の加減をして、その力加減は、その浮上通路の基板2を持ち揚げることの出来るぎりぎりの力よりも、吊り揚げ巻バネ5や、吊り揚げ重り16で吊り揚げる力を、少し強めに吊り揚げるように力の加減を調整して、吊り揚げ止めに止めて置くことで浮上通路の基板1と2との間で、安定した平衡状態は維持されることになり、そこに、獣足の新たな荷重が加わると、吊り揚げ巻バネ5が伸びたり、吊り揚げ重り16持ち揚がり、荷重のバランスが崩れて、浮上通路の基板2が先端部から落下し、その落下後は、新しい負荷の荷重がなくなり、バネや重りの力で浮上通路の基板2が、獲物を落下させて自動復帰する場合に、50度以上は必要ないので、自動復帰時の利便と、効率を兼ね合わせて、浮上通路の基板2の前方の下に基板止め杭12を取り付けて、浮上通路の基板2自体のをワナのからくりの働きを助けさせるのである。
【0021】
山野の斜面を横切る通路6の側面の、斜面に施工する浮上通路の基板1と基板2と蓄養柵の形状に合わせて、その通路の側面や斜面の地面に、6分鉄筋から9分鉄筋を所定の間隔で打ち込み、その鉄筋同士をで縦横に組んで、焼きなました鉄線で堅く結縛して台枠を作り、台枠の横幅は、浮上通路の基板1の横幅より少し広くし、前後の縦幅は浮上通路の基板1の縦幅より少し短くするようにし、その台枠の上に浮上通路の基板1を固く結縛して、取り付ける通路と高さを合わせ、その通路の一端として安定させて置き、蓄養柵は通路に沿って、その対向方向に向かって、円形、方形、矩形、楕円形等の形状や、それらの形状の一部を取り入れて、現場の地形や状況に合わせて捕獲装置を敷設し施工する。
【0022】
浮上通路の基板1と2は、取り扱いの便宜上で、木板を多用する場合に、風雨に晒される風化や、降雨による木材の含水による浮上通路基板2が重くなり、全体の荷重バランスが崩れで、装置の稼働の不具合が発生しにくくする為に、木材の防水、防湿、防含水の作用のある薬剤や、プラスチックやシリコン製剤等を、含浸加工して、作動の安定化を計る。
【実施例1】
【0023】
蓄養柵の支柱は、大体1〜1、5m間隔に配置する為に、太さが3cm位で長さ1、5 〜2mの鉄筋を、地下に60〜100cm位、鉄筋を打ち込み、それを土台にして、更にその鉄筋の地上部の上に重ねて鉄筋を結して柵柱を立て、鹿は、2、5m以上の高さとし、猪の柵の上部では1、5m、柵の両側部では1、6m、以上柵の下部では1、8m位の高さに金網を張り渡して柵で囲い込むようにする。
【実施例2】
【0024】
蓄養柵は、その設置する場所の地形や状況により、円形、楕円、長方形、方形等の選択は自由であり、更に又、
その蓄養柵の側端には、手安く生け捕りで取り出すために、両側が狭い谷あいのように狭まった鉄柵は、先になる程狭くなっていき、追い詰めて扉を閉めて身動きが取れなくして、その四つの足を縛って生きたまま無傷で取り出されるようにするために、蓄養柵の一隅に、角状に飛び出した、尖頭形の鉄筋による檻の、獲物取り出し装置を取り付け、外部からの引き紐で操作して、常時は閉めている第一ドアと第二ドアを開けておき、その獲物取り出し装置の奥までに獲物を追い込んから、再び引き紐で操作して、第一ドアと第二ドアを閉めておいて、獲物を身動きできないようにして縛って第三ドアから取り出すのだが、その第二ドアを閉鎖するときには、その閉鎖を一時的に固定化するために、例えば、雨傘展開を一時的に止めておく留め金のように、バネの働きによる留め金で、足袋のコワゼのようにとめておく働きをする仕掛けをして、檻の中で身動きが出来ぬようにして確保した獲物をの四肢を縛って、安心、安全、無傷で獲物を取り出すようにする場合もある。
【実施例3】
【0025】
捕獲装置を設置する現場は、露天で、雨ざらし、日ざらしなので、誘導通路基板2は雨水により荷重のバランスの作動が不安定にならないように、プラスチックやシリコンの含浸や、その他の薬品で防水措置を施し、錆び易い蝶番や、懸垂するバネは、なるべく、錆びないステンレス系統の物を用いるか、又は、防錆措置を施す場合もある。
【実施例4】
【0026】
蓄養柵内で獲物が暴れて斜面の崩壊するのを防ぎ、柵内の地盤の安定のために、土壌凝結剤を用いて地盤を固めて安定化させると共に、夜間には、獲物の獣類をより多く集めるために、蓄養柵の近所の高所にラウドスピーカワ設置して,猪、鹿の鳴き声等を放出して、遠くから獣類を集める場合もある。
【実施例5】
【0027】
蓄養柵8内の獲物を取り出すために、蓄養柵の下部の角の一隅に、外に角状の尖頭形に飛び出した形で、全体を一定間隔の鉄筋で、上下、前後、左右を囲った檻による、獲物取り出し装置19を設け、その通り道の左右両側の鉄柵による、狭い谷合は、先になる程更に狭くなってゆくようにした檻の、第一ドア23と第二ドア24は、その入口の横の柱の上に取り付けた滑車17紐を通して吊り下げ重り16の重量で、第一ドア23と第二ドア24は共にそれぞれが、普段は自動的に閉鎖されているようにすると共に、第一ドア23と第二ドア24の滑車17の紐の下部に、それぞれを連結して外部から引いて操作する、第一ドア23の操作紐26と、第二ドア24の操作紐27を用意しておき、いざ獲物を取り出す時には、まず、第一ドア23の操作紐26と、第二ドア24の操作紐27を外部から引いて、第一ドア23と第二ドア24を開放しておき、そこに獲物を、蓄養柵8内から獲物取り出し装置19の奥まで追い込んでから、第一ドア23の操作紐26と、第二ドア24の操作紐27の引っ張って、第一ドア23と第二ドア24を閉鎖するのだが、その時に、第二ドア24を閉鎖するときには、そのドアの閉鎖を一時的に固定化するために、例えば、雨傘の展開を一時的に固定化する留め金のようにして、バネの働きによってその留め金27でドアの閉鎖を一時的に固定化して、身動きが出来ぬようにした獲物の四足を縛ってから、第三のドア25を開けて、獲物を無傷で安心、安全で容易に取り出せるようにして、獲物を取り出した後には、留め金27をはずして、第一ドア23の操作紐26と、第二ドア24の操作紐27を開放すると、普段の第一ドア23と第二ドア24の開放とした状態のドアを、下垂した重りの荷重で自動的に閉鎖して元に復元させる獲物取り出し装置でもある。
【産業上の利用可能性】
【0028】
近年は全国的に、若者のハ9ンターばなれと、既存のハンターの高齢化と、その人員の減少等で、動物の繁殖に駆除が追いつかず、特に、鹿、猪が大繁殖する傾向があり、中でも鹿の林業被害が目立っていて、冬季の食の欠乏期に、植林した桧、杉の苗木の著しい食害と、その樹皮の剥離による樹木の枯死と、樹木の角研ぎ被害等でも、駆除や対策が追いつずにお手上げ状態であるので、人工林の林業経営等の産業を圧迫して、危殆に追い込んでいる現状なので、鹿、猪による林業被害や農作物の被害の抑制に、本発明の、荷重のバランスで坂落とす、連続自動獣類捕獲装置により、有意義な省力による駆除によって、数の削減による有害獣の防除と、生け捕りによる生物の管理と、一度設置しておけば、自動で捕獲する被害防除と、駆除の作業が可能化する、大いなる便益である。
【符号の説明】
【0029】
1、浮上通路の基板
2、浮上通路の基板
3、浮上通路の基板1の支柱
4、浮上通路の基板1の支柱
5、吊り揚げ巻バネ
6、通路
7、通路の下辺の側面を成す斜面
8、蓄養柵
9、蓄養柵の支柱
10、蓄養柵の金網
11 鉄筋
12、基板2の過度落下止め杭
14、開口部
15、蝶番
16、吊り下げ重り
17、滑車
18、猪、鹿の好物の寄せ餌の吊し餌のパンの耳
19、獲物取り出し装置
20、囮小屋
21、餌入れ
22、水入れ
23、第一ドア
24、第二ドア
25、第三ドア
26、通路の上面の山野の斜面
27、猪、鹿の好物の寄せ餌の吊し餌のパンの耳

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主に山野の傾斜した斜面が形作る上下の高低差による、落差を活用したワナの捕獲施設を構成するための便法として、山野の斜面を横断する通路6の側面の斜面7か、、又は、その通路6が通じる山野の斜面7の適地を選び、その拠点となる通路6の斜面7側の側端か、又は、山野の斜面7を横切ってワナとなる浮上通路の基板の1、2を納める蓄養柵8を取り付けるための基準線は、その山野の斜面7を横断する水準腺が凡そ水平になるように基準線を引き、その基準線に沿うて築く蓄養柵8によって、その山野の斜面7の部分の上下、左右の四方の周囲を柵で囲って蓄養柵8を作り、その蓄養柵8の上辺にあって、山野を横断して山野に取り付いて山野を巡る通路6、の側面の、斜面側の基準腺に面した部分の蓄養柵8に、1つ又は複数の進入口の開口部14を設け、その進入口の開口部14に接して築かれる浮上通路の基板1の根元は、その接する通路6、又は、山野の斜面7に仮に引いた基準線の基盤の地面と、その高低を平に合わせて接続させ、更にその浮上通路の基板1の先端に蝶番15で接続した、浮上通路の基板2の前方部分は、その通路6の側面を成す斜面7の地面から離して、空間に持ち揚げて宙に浮かせた状態で一定の高さを保って、蓄養柵8の開口部14内に、少し迫り出したような形にするために、その場の地中に打ち込んだ鉄筋11による、浮上通路の基板1の支柱3、4を手掛かりにして、枠組みして台枠を作り、その浮上通路の基板1を乗せて結縛し固定した、その浮上通路の基板1の先端部の両側方には、蝶番15の両面の内の一つの片面の側を取り付け、その蝶番15のもう一方の側の片面を、浮上通路の基板2に取り付ける位置を調整し、操作して、その浮上通路の基板2を支える蝶番15の支点の位置を、その浮上通路の基板2の前後の長さを2等分した真ん中の折り返し腺より前に、蝶番を取り付けて後方を重くして、天秤による基板2の前後の自重の重さの違いの働きの傾きで、浮上通路の基板2の前方を持ち揚げることで、その浮上通路の基板2の荷重のバランスにより安定した平衡状態を作り出して維持するか、又は、その浮上通路の基板2のその長さの前後の折り返し腺から後ろへと、基板2の根本の末端部の方に蝶番15の支点の位置を移して取り付けて、その前方の部分を長く重くした浮上通路の基板2では、その基板2の前後の重さの違いによる天秤の作用で、基板2の前方部分から落下しょうとするのを、その浮上通路の基板2の先端部の両側を、浮上通路の基板1の支柱3、4の上部の双方に吊り下げて取り付けた、吊り揚げ巻きバネ5で吊り揚げるか、又は、その巻きバネ5を細いワイヤか、又は、紐に変えて、その基板1の支柱3、4の上部の双方に結縛した滑車17を通して取り付けた吊り下げた重り16の重さで、浮上通路の基板2の前方を吊り揚げて、浮上通路の基板2と重りとの荷重のバランスの釣り合いによって安定した前後の平衡状態を保たせた、その荷重の釣り合い状態の浮上通路の基板2の前方部分に、獣足による踏圧で新たに一定以上の荷重が掛かり前方が重くなると、その浮上通路の基板2へ掛かる新たな荷重によって、吊り揚げ巻バネ5が基板2を平衡状態する為に、その吊り揚げる力を調整した巻きバネ5が伸びるか、又は、基板2を平衡状態にする爲に、、重さを調整した重り16によって荷重のバランスを取っている、浮上通路の基板2における基板2の前後の荷重のバランスが崩れて、浮上通路の基板2の基板が前方部分から獲物を乗せたまま落下するように作動するが、その時には、獲物の落下によりその新たな負荷の獲物の荷重もなくなるので、その浮上通路の基板2の前後の荷重のバランスの崩れが解除されて、元の状態に自動で復元させる働きを巻きバネと重りの力にするか、又は図3のように、浮上通路の基板2の後方部分を長く重くした天秤の作用で、浮上通路の基板2の前方部分を持ち揚げて元の状態に自動的に復元させる浮上通路の基板2のワナの仕掛けの捕獲装置の蓄養柵8内に、浮上通路の基板2の前方部分を踏んだ獲物を落下させて、獲物を生け捕りで捕り込むことを自動で連続させながら、一度蓄養柵8内に捕り込むと脱出不能とさせて、連続して獲物とする獣類を捕獲することを可能化するワナ仕掛けの、荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置。
【請求項2】
浮上通路の基板2の先方を吊り上げて、平衡状態を維持させて作動させる手段として、巻きバネの力を用いる
請求項1の荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置。
【請求項3】
浮上通路の基板2の先方を吊り上げて、平衡状態を維持させて作動させる手段として、巻きバネを滑車と吊り下げた重りに替えて用いる請求項1の荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置。
【請求項4】
浮上通路の基板2の先方を吊り上げて、平衡状態を維持させて作動させる手段として、図3の、浮上通路の基板2の蝶番の支点の前方部分よりも、後方部分を長く自重を重くする位置に蝶番を取り付けることで、天秤による前方の傾きで、浮上通路の基板2の前方部分を持ち揚げて、基板2の平衡状態を、基板2自体の天秤の作用で作動させる、請求項1の荷重のバランスで坂落す、連続自動獣類捕獲装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−125232(P2012−125232A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−200112(P2011−200112)
【出願日】平成23年9月14日(2011.9.14)
【出願人】(593107786)
【Fターム(参考)】