説明

蒸気乾燥システム

【課題】ヒートポンプにより発生される冷媒による加熱源と冷却源とを用いることにより、低消費電力で効率よくベーパーラインの形成が可能となる蒸気乾燥システムを提供する。
【解決手段】ヒートポンプ回路20は、コンプレッサ21と加熱コイル22と膨張弁23と冷却コイル24、25とを具備し、乾燥、貯液槽10は、排気ダクト30を具備し、冷却コイル24、25は、乾燥、貯液槽10内と排気ダクト30内に配置され、膨張弁23において発生した冷却源となる冷媒が、排気ダクト30内の冷却コイル25を通過した後、乾燥、貯液槽10内の冷却コイル24を通過する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶剤を用いた蒸気乾燥に係り、詳しくは、ヒートポンプの冷媒を加熱源と冷却源として用いることにより、低消費電力で効率よくベーパーラインの形成が可能となる蒸気乾燥システムに関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、従来の蒸気乾燥装置の構成を示す装置構成図である。図5において、蒸気乾燥装置300は、乾燥、貯液槽10と加熱ヒーター部80とチラーユニット部90とを有している。乾燥、貯液槽10は、受溝12と水分離機13とを具備し、受溝12の上方には冷却コイル24を、下方にはパイプヒーター85を具備している。冷却コイル24はパイプによりチラーユニット部90に接続されている。パイプヒーター85は、加熱ヒーター部80と電気的に接続されている。
【0003】
乾燥、貯液槽10の下部に蓄えられた溶剤40は、パイプヒーター85により加熱されて気化し、チラーユニット部90から冷却コイル24に供給される冷却水または冷媒により凝縮されることにより、ベーパーライン50を形成する。凝縮した溶剤40は、受溝12を経由したのち、水分離器13により空気中の水分の持込を除去した上で乾燥、貯液槽10の下部に回収され、再利用される。
【0004】
被乾燥物(図示せず)が、乾燥、貯液槽10のベーパーライン50より下部に挿入されると、気化した溶剤40は、被乾燥物の表面で凝縮し被乾燥物の表面を洗い流す。このとき、前工程で洗浄処理をしている場合は、被乾燥物表面に付着している洗浄液との置換が行われる。被乾燥物が気化熱により温まると、凝縮した溶剤40が再び気化することにより、被乾燥物が乾燥される。乾燥が終了すると、被乾燥物は取り出される。
【0005】
この一連の動作において、チラーユニット部90と加熱ヒーター部80とには独立した電力が供給され、乾燥のための熱源の還元に関する手段を持たない。このため、冷却用の電力と、加熱用の電力とがそれぞれ独自に消費され、不要な電力消費が行なわれるという問題がある。また、装置運転終了時には、気化したガスの放散を防止するため、溶剤40の自然冷却が完了するまで、長時間に渡りチラーユニット部90を稼動する必要があり、電力を大量に消費する結果となっている。
【0006】
特許文献1には、下端側を貯湯槽とし、内部を真空ポンプに接続した本体と、本体内の貯湯槽の上方に配置された被処理物を収納した処理室と、処理室に連通させた真空ポンプと、貯湯槽内に配置した熱交換器を具備するヒートポンプユニットとを備え、貯湯槽の熱媒水をヒートポンプユニットにより加熱し、熱媒水の蒸気により処理室の表面を加熱してランニングコストを低減できる真空乾燥処理装置についての記載がある。
【特許文献1】特開2004−28388号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ヒートポンプにより発生される冷媒による加熱源と冷却源とを用いることにより、低消費電力で効率よくベーパーラインの形成が可能となる蒸気乾燥システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の蒸気乾燥システムは、乾燥、貯液槽とヒートポンプ回路とを有し、ヒートポンプ回路は、コンプレッサと加熱コイルと膨張弁と冷却コイルとを具備し、乾燥、貯液槽は、排気ダクトを具備し、冷却コイルは、乾燥、貯液槽内と排気ダクト内に配置され、膨張弁において発生した冷却源となる冷媒が、排気ダクト内の冷却コイルを通過した後、乾燥、貯液槽内の冷却コイルを通過することを特徴とする。
【0009】
本発明の蒸気乾燥システムは、乾燥、貯液槽とヒートポンプ回路と放熱コイル部とを有し、ヒートポンプ回路は、コンプレッサと加熱コイルと膨張弁と冷却コイルと放熱コイルと複数の切り替え弁とを具備し、放熱コイルは放熱コイル部に配置され、加熱コイルは乾燥、貯液槽内に配置され、乾燥動作中は、コンプレッサおいて発生した加熱源となる冷媒の一部が、複数の切り替え弁により制御されて、放熱コイル部の放熱コイルを通過し、乾燥動作が終了すると、コンプレッサおいて発生した加熱源となる冷媒の全てが、複数の切り替え弁により制御されて放熱コイル部の放熱コイルを通過して膨張弁へ供給され、膨張弁において発生した冷却源となる冷媒が、複数の切り替え弁により制御されて、乾燥、貯液槽内に配置された前記加熱コイルを通過することを特徴とする。
【0010】
本発明の上記蒸気乾燥システムにおいて、乾燥、貯液槽が、排気ダクトをさらに具備し、冷却コイルは、乾燥、貯液槽内と排気ダクト内に配置され、膨張弁において発生した冷却源となる冷媒が、排気ダクト内の冷却コイルを通過した後、乾燥、貯液槽内の冷却コイルを通過することを特徴とする。
【0011】
本発明の蒸気乾燥システムにおいて、冷媒がフッ素系の冷媒であって40℃〜120℃の沸点を有し、コンプレッサと膨張弁により、加熱コイルの加熱温度を80℃〜150℃、冷却コイルの冷却温度を−10℃〜20℃に制御することを特徴とする。
【0012】
本発明の蒸気乾燥システムにおいて、加熱コイル及び冷却コイルの材質が、ステンレス鋼、石英、或いはフッ素系樹脂のいずれかであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ヒートポンプにより発生される冷媒による加熱源と冷却源とを用いることにより、運転時には低消費電力で効率よくベーパーラインを形成し、運転終了動作時には気化したガスの放散の停止を早め、電力の消費を軽減することを可能とし、且つ、溶剤の回収効率を向上させることが可能となる蒸気乾燥システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す蒸気乾燥システムのシステム構成図である。図1において、蒸気乾燥システム100−1は、乾燥、貯液槽10とヒートポンプ回路20とを有している。ヒートポンプ回路20は、コンプレッサ21と加熱コイル22と膨張弁23と冷却コイル24、25とを具備している。乾燥、貯液槽10は、排気ダクト30及び受溝12を具備している。
【0015】
加熱コイル22は、コンプレッサ21と膨張弁23とにパイプにより接続されている。冷却コイル25の一端は、同様にパイプにより膨張弁23に接続されて、排気ダクト30内に配置され、且つ、他端は、冷却コイル24の一端に接続されている。冷却コイル24は、乾燥、貯液槽10内に配置され、その他端はコンプレッサ21に接続されている。また、乾燥、貯液槽10の下部は、加熱コイル22が浸漬するように溶剤40で満たされている。
【0016】
コンプレッサ21において圧縮されて発生した熱により加熱源となる冷媒が、実線で示される矢印の方向に加熱コイル22を通過する。これにより溶剤40は気化し、貯液槽10内に充満する。つぎに、加熱コイル22を通過した冷媒40は、膨張弁23において断熱膨張して熱を失い、冷却源となる。この冷媒が、排気ダクト30内の冷却コイル25を実線で示される矢印の方向に通過した後、乾燥、貯液槽10内の冷却コイル24を通過し、貯液槽10内に充満した溶剤40を凝縮させる。
【0017】
貯液槽10内に充満した溶剤40は凝縮されることにより、ベーパーライン50を形成し、凝縮した溶剤40は、受溝12を経由して乾燥、貯液槽10の下部に回収され、再利用される。被乾燥物(図示せず)が、乾燥、貯液槽10のベーパーライン50の層に挿入されると、気化した溶剤40は、被乾燥物の表面で凝縮する。被乾燥物が気化熱により温まると、凝縮した溶剤40が再び気化することにより、被乾燥物が乾燥される。乾燥が終了すると、被乾燥物は取り出される。このように、供給される電力は、コンプレッサ21に供給されるだけとなり、低消費電力で効率よくベーパーライン50の形成が可能となる。
【0018】
この一連の動作において、凝縮し切れなかった溶剤40は、排気ダクト30側に吸引され、冷却コイル25により凝縮される。この凝縮された溶剤40は、破線の矢印で示される方向にパイプを経由して、乾燥、貯液槽10の下部に回収され再利用される。冷却コイル25を通過する冷媒は、乾燥、貯液槽10内の冷却コイル24を通過する前に通過するため、冷却能力が高く、排気ダクト30に吸引された僅かな溶剤を凝縮することができる。これにより、高価な溶剤の回収効率を向上させることが可能となる。また使用される冷媒は、フッ素系の冷媒であって40℃〜120℃の沸点を有し、コンプレッサ21と膨張弁23により、加熱コイル22の加熱温度を80℃〜150℃、冷却コイル25の冷却温度を−10℃〜20℃に制御する。このフッ素系の冷媒は、例えばHCFC、HFE、又はHFCの何れであっても良い。また溶剤40は、IPA又はHFC、HCFC、HFE等のフッ素系溶剤の何れであっても良い。
【0019】
図2は、本発明の第2の実施例を示す蒸気乾燥システムのシステム構成図である。図2において、図1とは異なる放熱コイル部とヒートポンプ回路の構成だけを説明し、乾燥、貯液槽10の構成は省略する。ヒートポンプ回路20は、コンプレッサ21と加熱コイル22と膨張弁23と冷却コイル24と放熱コイル26と複数の切り替え弁a〜fとを具備している。放熱コイル26は放熱コイル部60に配置されている。
【0020】
図3は、切り替え弁の動作を示す運転状態表である。図2、3において、連続運転時は、コンプレッサ21において圧縮されて発生した熱により加熱源となる冷媒が、実線で示される矢印の方向に切り替え弁a、bを通過し、切り替え弁fは閉じているため、加熱コイル22と、放熱コイル部60の放熱コイル26を通過する。これにより溶剤40は気化し、貯液槽10内に充満する。
【0021】
また、切り替え弁bは半開しているため、加熱源となる冷媒に一部が放熱コイル26を通過し、放熱コイル部60において加熱源となる熱源の一部を失う。これにより加熱コイル22を通過する冷媒の量を制御できるため、冷却コイル24での熱交換が効率よく行われるよう、溶剤40を加熱し過ぎないように熱容量を調節することができる。
【0022】
加熱コイル22を通過した冷媒40は、切り替え弁dが閉じているため、切り替え弁cを通過し、放熱コイル26を通過した冷媒と合流する。合流した冷媒は、膨張弁23において断熱膨張して熱を失い、冷却源となる。この冷媒が、乾燥、貯液槽10内の冷却コイル24を通過し、貯液槽10内に充満した溶剤40を凝縮させ、ベーパーライン50を形成し、凝縮した溶剤40は、受溝12を経由して乾燥、貯液槽10の下部に回収され、再利用される。冷却コイル24を通過した冷媒は、切り替え弁fが閉じているため切り替え弁eを通過し、切り替え弁dが閉じているため、そのままコンプレッサ21へ向かい、再び圧縮加熱される。このヒートサイクルが連続して行なわれ、図1の場合と同様に、被乾燥物の乾燥が連続して行なわれる。
【0023】
運転終了動作時においては、コンプレッサ21を出た冷媒は、切り替え弁aが閉じているため、開放されている切り替え弁bを通過する。そして放熱コイル26を通過した冷媒は、切り替え弁cが閉じているため、そのまま膨張弁23に向かい、膨張弁23において断熱膨張して熱を失い、冷却源となる。冷却源となった冷媒は、冷却コイル24を通過し、切り替え弁eが閉じて、切り替え弁fが開いて、且つ、切り替え弁aが閉じているため、そのまま加熱コイル22に向かい、溶剤40を冷却し、運転終了後の溶媒40の温度を素早く降下させる。加熱コイル22を通過した冷媒は、切り替え弁cが閉じて、切り替え弁dが開いているため、そのままコンプレッサ21へ向かい、再び圧縮加熱される。溶剤40が所定の温度に降下すると、このヒートサイクルは終了する。
【0024】
このように連続運転時には、切り替え弁bを調整することにより、加熱コイル22を通過する冷媒の量を制御して、溶剤40全体の熱容量を調節することが可能となり、ベーパーライン50における気化した溶剤40と、冷却コイル24との熱交換効率をバランスよく高効率化できる。さらに、運転終了動作時には、膨張弁23を通過した冷媒の冷却源を、加熱コイル22を通過させて冷却手段として用いることにより、気化したガスの放散の停止を早め、溶剤40の自然冷却が完了するまでの時間が短縮されるため、電力の消費を軽減することが可能となる。また、実施例2の蒸気乾燥システムに実施例1の蒸気乾燥システムの排気ダクト部30の機能を追加することにより、高価な溶剤40の回収効率を向上させることができる。
【0025】
図4は、本発明を適用したワンサイクル蒸気洗浄乾燥装置の構成図である。図4において、ワンサイクル蒸気洗浄乾燥装置200は、洗浄、乾燥槽11の内部が、仕切板15により洗浄槽と乾燥槽の2つの槽に分割され、洗浄槽側には超音波発生手段70が配備されているところが、図1又は図2とは異なっている。洗浄槽側に被洗浄物が溶剤40中に浸漬されると、超音波発生手段70による超音波洗浄が開始され、被洗浄物の洗浄が行なわれる。洗浄が終了すると、被洗浄物は乾燥槽側に移動し、図1又は図2の場合と同様の工程で乾燥される。このように、被洗浄物の洗浄と乾燥を、ワンサイクルで行なうことができる。
【0026】
以上説明したように本発明によれば、運転時にはヒートポンプにより発生される冷媒による加熱源と冷却源とを用いることにより、低消費電力で効率よくベーパーラインを形成し、運転終了動作時には気化したガスの放散の停止を早め、電力の消費を軽減することを可能とし、且つ、溶剤の回収効率を向上させることができる蒸気乾燥システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1の実施例を示す蒸気乾燥システムのシステム構成図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す蒸気乾燥システムのシステム構成図。
【図3】切り替え弁の動作を示す運転状態表。
【図4】本発明を適用したワンサイクル蒸気洗浄乾燥装置の構成図。
【図5】従来の蒸気乾燥装置の構成を示す装置構成図。
【符号の説明】
【0028】
10 乾燥、貯液槽
11 洗浄、乾燥槽
12 受溝
13 水分離器
20 ヒートポンプ回路
21 コンプレッサ
22 加熱コイル
23 膨張弁
24、25 冷却コイル
26 放熱コイル
30 排気ダクト
40 溶剤
50 ベーパーライン
60 放熱コイル部
70 超音波発生手段
80 加熱ヒーター部
90 チラーユニット部
100−1、2 蒸気乾燥システム
200 ワンサイクル蒸気洗浄乾燥装置
300 従来の蒸気乾燥装置
a〜f 切り替え弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥、貯液槽とヒートポンプ回路とを有し、
前記ヒートポンプ回路は、コンプレッサと加熱コイルと膨張弁と冷却コイルとを具備し、前記乾燥、貯液槽は、排気ダクトを具備し、
前記冷却コイルは、前記乾燥、貯液槽内と前記排気ダクト内に配置され、前記膨張弁において発生した冷却源となる冷媒が、前記排気ダクト内の前記冷却コイルを通過した後、前記乾燥、貯液槽内の前記冷却コイルを通過することを特徴とする蒸気乾燥システム。
【請求項2】
乾燥、貯液槽とヒートポンプ回路と放熱コイル部とを有し、
前記ヒートポンプ回路は、コンプレッサと加熱コイルと膨張弁と冷却コイルと放熱コイルと複数の切り替え弁とを具備し、
前記放熱コイルは前記放熱コイル部に配置され、前記加熱コイルは前記乾燥、貯液槽内に配置され、
乾燥動作中は、前記コンプレッサおいて発生した加熱源となる冷媒の一部が、前記複数の切り替え弁により制御されて、前記放熱コイル部の前記放熱コイルを通過し、
前記乾燥動作が終了すると、前記コンプレッサおいて発生した加熱源となる前記冷媒の全てが、前記複数の切り替え弁により制御されて前記放熱コイル部の前記放熱コイルを通過して前記膨張弁へ供給され、前記膨張弁において発生した冷却源となる前記冷媒が、前記複数の切り替え弁により制御されて、前記乾燥、貯液槽内に配置された前記加熱コイルを通過することを特徴とする蒸気乾燥システム。
【請求項3】
請求項2に記載の蒸気乾燥システムにおいて、前記乾燥、貯液槽が、排気ダクトを具備し、
前記冷却コイルは、前記乾燥、貯液槽内と前記排気ダクト内に配置され、前記膨張弁において発生した冷却源となる冷媒が、前記排気ダクト内の前記冷却コイルを通過した後、前記乾燥、貯液槽内の前記冷却コイルを通過することを特徴とする蒸気乾燥システム。
【請求項4】
前記冷媒がフッ素系の冷媒であって40℃〜120℃の沸点を有し、前記コンプレッサと前記膨張弁により、前記加熱コイルの加熱温度を80℃〜150℃、前記冷却コイルの冷却温度を−10℃〜20℃に制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の蒸気乾燥システム。
【請求項5】
前記加熱コイル及び前記冷却コイルの材質が、ステンレス鋼、石英、或いはフッ素系樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の蒸気乾燥システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−145047(P2010−145047A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−324334(P2008−324334)
【出願日】平成20年12月19日(2008.12.19)
【出願人】(000219004)島田理化工業株式会社 (205)
【Fターム(参考)】