説明

蓄圧式液体噴霧器

【課題】 噴霧部材が入り組んだ個所などに接触しても方向が変わらず、噴霧しようとする方向に向けたままにしておくことができ、野菜や観葉植物などに各種液剤を噴霧しても、これらが低温の噴霧剤(LPGなど)による冷害を受けることのない蓄圧式液体噴霧器を提供する。
【解決手段】 操作部1と液体容器2とから構成され、操作部1が、液体容器2の口部2aに保持できるキャップ3並びに通路4aを有する操作部材4と、噴孔5aを有する噴霧部材5とからなり、前記通路4aと噴孔5aとが可撓性管体6を介して接続され、前記液体容器2内には吸上パイプ7が設けられ、前記操作部材4には前記噴霧部材5を各方向に向けて支持する支持部材8が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、殺虫剤、殺菌剤、忌避剤、植物成長調整剤、除草剤、肥料等の各種液剤を、例えば野菜や観葉植物などに噴霧するのに使用する蓄圧式液体噴霧器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の液体噴霧器には、例えば図23に示したように、スプレーノズル101に接続できる筒状形態を保持し、少なくとも一部を非噴霧時に折り曲げた状態を維持できる蛇腹部102とした噴霧器用ロングノズル103が取り付けられたエアゾール式の噴霧器が存在する(特許文献1)。
【0003】
このような従来の液体噴霧器は、ロングノズル103を挿入する個所が入り組んでいたり、隙間内に障害物があったりしても、ノズルを途中で折り曲げたまま、非噴霧時にこの状態を維持できるようにすることにより、これら隙間にスムーズに挿入して噴霧が自由に行えるようにしている。
【特許文献1】特開平10−66900号公報(第2頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、液体噴霧器を使用して、殺虫剤、殺菌剤、忌避剤、植物成長調整剤、除草剤、肥料等の各種液剤を、例えば野菜や観葉植物などに噴霧する場合、これらの花、果実、枝葉などは野菜や植物体の入り組んだ個所に咲いていたり、付いていたりするので、このような入り組んだ個所に噴霧するには、噴霧ノズルを色々な方向に向けて噴霧しないと、それらにうまく噴霧することができない。
【0005】
上記従来の液体噴霧器は、ノズルを途中で折り曲げたまま、非噴霧時にこの状態を維持できるようにしているので、この液体噴霧器を使用すれば、野菜や植物体の入り組んだ個所に挿入して噴霧が自由に行えそうであるが、ノズルが野菜や植物体に接触すると方向が変わってしまい、噴霧しようとする方向に向けたままに維持しておくことができないという問題点を有する。
【0006】
さらに、上記従来の液体噴霧器は、エアゾール式の噴霧器において、噴霧方向を変更するようにしたものであるので、各種液剤がエアゾール剤と一緒に噴霧されると、野菜や観葉植物がそのエアゾール剤の低温の噴霧剤(LPGなど)による冷害を受けるという問題点を有する。
【0007】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決しようとするものであり、噴霧部材が入り組んだ個所などに接触しても方向が変わらず、噴霧しようとする方向に向けたままにしておくことができ、野菜や観葉植物などに各種液剤を噴霧しても、これらが低温の噴霧剤(LPGなど)による冷害を受けることのない蓄圧式液体噴霧器を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのため、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、操作部1と液体容器2とから構成され、操作部1が、液体容器2の口部2aに保持できるキャップ3並びに通路4aを有する操作部材4と、噴孔5aを有する噴霧部材5とからなり、前記通路4aと噴孔5aとが可撓性管体6を介して接続され、前記液体容器2内には吸上パイプ7が設けられ、前記操作部材4には前記噴霧部材5を各方向に向けて支持する支持部材8が設けられている。
【0009】
そして、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、前記吸上パイプ7を、倒立噴霧機構11を有するものとし、前記噴霧部材5の噴孔5aを、噴霧粒子を短時間、空気中に滞留できる噴孔径にしたものとしている。
【0010】
さらに、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、前記可撓性管体6を、スパイラル状またはベローズ状にしたフレキシブルチューブとしている。
【0011】
また、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、前記支持部材8を、前部、上部または両側部の少なくとも一個所以上に凹部8aを形成したものとし、この凹部8aに前記噴霧部材5に形成した凸部5bを凹凸嵌合自在としている。
【0012】
さらに、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、前記支持部材8を、前部、上部または両側部の少なくとも一個所以上に凸部8bを形成したものとし、この凸部8bを前記噴霧部材5に形成した凹部5cに凹凸嵌合自在としている。
【0013】
また、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、前記液体容器2の口部2aとキャップ3とを、屈曲自在としたフレキシブルチューブ14を介して接続することにより前記蓄圧式液体噴霧器に適用可能としている。
【0014】
さらに、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、前記操作部材4と支持部材8とを、屈曲自在としたフレキシブルチューブ14を介して接続することにより前記蓄圧式液体噴霧器に適用可能としている。
【発明の効果】
【0015】
この発明の蓄圧式液体噴霧器は、以上に述べたように構成されているので、噴霧部材が入り組んだ個所などに接触しても方向が変わらず、噴霧しようとする方向に向けたままにしておくことができ、野菜や観葉植物などに各種液剤を噴霧しても、これらが低温の噴霧剤(LPGなど)による冷害を受けることのないものとなる。
【0016】
さらに、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、噴霧操作時に液体容器が常時正立状態を維持できるので、わざわざ倒立噴霧機構を設けなくても、噴霧操作中に噴霧液が残っているのに噴霧が途絶えることがないものとなる。
【0017】
また、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、倒立噴霧機構を設けることで、喩え液体容器が真横、斜め状態になったとしても、噴霧操作中に噴霧液が残っているのに噴霧が途絶えることがないものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、この発明の蓄圧式液体噴霧器の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0019】
この発明の蓄圧式液体噴霧器は、図示したように、操作部1と液体容器2とから構成されている。操作部1は、液体容器2の口部2aに嵌合保持できるキャップ3並びに通路4aを有する操作部材4と、噴孔5aを有する噴霧部材5とからなり、前記操作部材4の通路4aと噴霧部材5の噴孔5aとが可撓性管体6を介して接続されている。液体容器2内には、殺虫剤、殺菌剤、忌避剤、植物成長調整剤、除草剤、肥料等の各種液剤が収容されており、これら各種液剤を吸い上げるための吸上パイプ7が、その下端を液体容器2の底部に達するようにして設けられている。
【0020】
前記操作部材4の前部には、前記噴霧部材5を各方向に向けて支持する支持部材8が設けられている。さらに、前記操作部材4には、蓄圧ポンプ9が内蔵されており、レバー10の操作によりこの蓄圧ポンプ9が作動し、液体容器2内の液剤が、液体容器2の底部に達するようにして設けられた前記吸上パイプ7から吸い上げられ、通路4aに送られるようにしている。なお、前記吸上パイプ7には、液体容器2が倒立した状態でも噴霧可能とする倒立噴霧機構11を備えたものとしてもよい。
【0021】
前記噴霧部材5は、噴孔5aを有する面以外の少なくとも一面に凸部5bまたは凹部5cを形成したものとしている。なお、前記噴霧部材5の噴孔5aは、通路4aの内径に対する噴孔径を非常に小さいものにするなどして、噴霧粒子を短時間(短くても10秒以上)、空気中に滞留できる噴孔径にするのが好ましい。このようにすると、野菜や観葉植物などに各種液剤を噴霧する場合に、その各種液剤の薬効などを効果的に発揮させることができる。
【0022】
前記噴霧部材5は、図1〜3に示した実施形態では、噴孔5aを有する面に隣接する面の端部に直線状の凸部5bを形成したものとしており、図4および図5に示した実施形態では、噴孔5aを有する面に隣接する面の中央部に直線状の凸部5bを形成したものとしており、図6および図7に示した実施形態では、噴孔5aを有する面に対向する面の中央部に直線状の凸部5bを形成したものとしている。
【0023】
さらに、前記噴霧部材5は、図8および図9、図10および図11、図12および図13、図14および図15に示した実施形態では、噴孔5aを有する面に隣接する面に十字状の凹部5cを形成したものとしており、図16および図17に示した実施形態では、噴孔5aを有する面に隣接する面の中央部に直線状の凹部5cを形成したものとしている。
【0024】
前記可撓性管体6は、図示したものでは、スパイラル状にしたフレキシブルチューブとしているが、直線状にしたフレキシブルチューブとしてもよく、またベローズ状にしたフレキシブルチューブとすることもできる。スパイラル状やベローズ状にしたフレキシブルチューブにするのが、可撓性管体6が、何らかの拍子に引っ張られたときにも、伸びて操作部材4や噴霧部材5との接続部にその引っ張り力が作用せず、これらから外れ難いものなるので好ましい。
【0025】
前記支持部材8は、前部、上部または両側部の少なくとも一個所以上に凹部8aを形成したものとし、この凹部8aに前記噴霧部材5に形成した凸部5bを凹凸嵌合自在としている。さらに、前記支持部材8は、前部、上部または両側部の少なくとも一個所以上に凸部8bを形成したものとし、この凸部8bを前記噴霧部材5に形成した凹部5cに凹凸嵌合自在としている。
【0026】
前記支持部材8は、図1〜3に示した実施形態では、前部、上部および両側部にフック体12を設け、そのフック体12の内側に直線状の凹部8aを形成したものとしており、図4および図5に示した実施形態では、前部に十字状の凹部8aを形成したものとしており、図6および図7に示した実施形態では、前部および両側部に直線状の凹部8aを水平方向に形成したものとしている。
【0027】
さらに、前記支持部材8は、図8および図9に示した実施形態では、上部にスライド自在とした支持片13を設けたものとし、支持片13を両側部または片側部に出没自在とし、この支持片13を突出させたときに凸部8bが形成されるものとしている。
【0028】
また、前記支持部材8は、図10および図11に示した実施形態では、上部に起倒自在とした支持片13を設けたものとし、この支持片13を上部で垂直方向に起立させたときに凸部8bが形成されるものとしている。
【0029】
さらに、前記支持部材8は、図12および図13、図14および図15に示した実施形態では、両側部または片側部に起倒自在とした支持片13を設けたものとし、この支持片13を側部で垂直方向または水平方向に起立させたときに凸部8bが形成されるものとしている。
【0030】
また、前記支持部材8は、図16および図17に示した実施形態では、上部および側部に回動自在とした直線状の凸部8bを形成したものとしている。
【0031】
なお、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、図18および図19に示したように、前記液体容器2の口部2aとキャップ3とをベローズ状にして屈曲自在としたフレキシブルチューブ14を介して接続したものとすることができる。このフレキシブルチューブ14は、液体容器2の口部2aを延長して、その延長部分をベローズ状にして屈曲自在とすることができるが、図20に示したように、キャップ3の雌ねじに螺合する雄ねじ14aを外側上部に設け、液体容器2の口部2aの雄ねじに螺合する雌ねじ14bを内側下部に設けた着脱自在の連結式のものとすることができる。このようにすることにより、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、支持部材8を色々な方向に向けることができる。また、支持部材8を色々な方向に向けても、液体容器2は常時正立状態を維持できるので、噴霧操作中に噴霧液が残っているのに噴霧が途絶えることがないものとなる。さらに、前記フレキシブルチューブ14を着脱自在の連結式のものとした場合には、既存の液体容器2の口部2aとキャップ3に取り付けることが可能となる。この場合、既存の液体容器2に設けられた吸上パイプ7をフレキシブルチューブ14の長さ分程度長くするだけでよく、液体容器2を取り代えたり、倒立噴霧機構11などを設けなくてよい。なお、この図18、19および図20に示した実施形態は、前記フレキシブルチューブ14以外の部分は、図4および図5に示した実施形態と同様の構成にしているが、他の実施形態と同様の構成にしてもよい。
【0032】
さらに、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、図21および図22に示したように、前記操作部材4と支持部材8とをベローズ状にして屈曲自在としたフレキシブルチューブ14を介して接続したものとすることができる。このようにすることにより、この発明の蓄圧式液体噴霧器は、支持部材8を色々な方向に向けることができる。なお、この図21および図22に示した実施形態も、前記フレキシブルチューブ14以外の部分は、図4および図5に示した実施形態と同様の構成にしているが、他の実施形態と同様の構成にしてもよい。
【0033】
以上のように構成されたこの発明の蓄圧式液体噴霧器は、次のようにして使用することができる。
【0034】
先ず、図1〜3に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した凸部5bを、支持部材8の前部、上部および両側部に形成した凹部8aのいずれかに凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、前、上、左右の四方向に向けることができるので、これら四方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0035】
次に、図4、5に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した凸部5bを、支持部材8の前部に形成した十字状の凹部8aに、縦向きまたは横向きにしたり、上下または左右を逆にして凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、上下左右の四方向に向けることができるので、これら四方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0036】
図6、7に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に対向する面に形成した凸部5bを、支持部材8の前部および両側部に水平方向に形成した直線状の凹部8aの前部および両側部のいずれかの個所に凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、前、左右の三方向に向けることができるので、これら三方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0037】
図8、9に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した十字状の凹部5cを90度ずつ回転させたいずれかの状態にして、この凹部5cに、支持部材8の側部に支持片13を突出させたときに形成される凸部8bを凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、前、上下の三方向に向けることができるので、これら三方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0038】
図10、11に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した十字状の凹部5cを90度ずつ回転させたいずれかの状態にして、この凹部5cに、支持部材8の上部に垂直方向に支持片13を起立させたときに形成される凸部8bを凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、前、左右の三方向に向けることができるので、これら三方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0039】
図12、13に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した十字状の凹部5cを90度ずつ回転させたいずれかの状態にして、この凹部5cに、支持部材8の側部に水平方向に支持片13を起立させたときに形成される凸部8bを凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、前、上下の三方向に向けることができるので、これら三方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0040】
図14、15に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した十字状の凹部5cを90度ずつ回転させたいずれかの状態にして、この凹部5cに、支持部材8の側部に垂直方向に支持片13を起立させたときに形成される凸部8bを凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、前、上下の三方向に向けることができるので、これら三方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0041】
図16、17に示した蓄圧式液体噴霧器では、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した直線状の凹部5cに、支持部材8の上部および側部に回動するようにして形成した直線状の凸部8bを凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、上下左右の全角度方向に向けることができるので、これらの方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。
【0042】
図18、19に示した蓄圧式液体噴霧器では、図4、5に示したものと同様に、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した凸部5bを、支持部材8の前部に形成した十字状の凹部8aに、縦向きまたは横向きにしたり、上下または左右を逆にして凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、上下左右の四方向に向けることができるので、これら四方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。さらに、この蓄圧式液体噴霧器では、フレキシブルチューブ14を屈曲させて支持部材8を色々な方向に向け、前記噴霧部材5の噴孔5aの方向を使用者が噴霧しようとする色々な方向に向けて使用することができる。
【0043】
図21、22に示した蓄圧式液体噴霧器でも、図4、5に示したものと同様に、噴霧部材5の噴孔5aを有する面に隣接する面に形成した凸部5bを、支持部材8の前部に形成した十字状の凹部8aに、縦向きまたは横向きにしたり、上下または左右を逆にして凹凸嵌合させる。すると、前記噴霧部材5の噴孔5aを、上下左右の四方向に向けることができるので、この四方向のうちから使用者が噴霧しようとする方向に向けて使用すればよい。さらに、この蓄圧式液体噴霧器では、フレキシブルチューブ14を屈曲させて支持部材8を色々な方向に向け、前記噴霧部材5の噴孔5aの方向を使用者が噴霧しようとする色々な方向に向けて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】第1実施形態の蓄圧式液体噴霧器の正面図である。
【図3】第1実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図4】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第2実施形態を示す側面図である。
【図5】第2実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図6】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第3実施形態を示す側面図である。
【図7】第3実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図8】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第4実施形態を示す側面図である。
【図9】第4実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図10】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第5実施形態を示す側面図である。
【図11】第5実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図12】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第6実施形態を示す側面図である。
【図13】第6実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図14】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第7実施形態を示す側面図である。
【図15】第7実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図16】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第8実施形態を示す側面図である。
【図17】第8実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図18】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第9実施形態を示す側面図である。
【図19】第9実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図20】第9実施形態の蓄圧式液体噴霧器の他の形式を示す要部分解斜視図である。
【図21】この発明の蓄圧式液体噴霧器の第10実施形態を示す側面図である。
【図22】第10実施形態の蓄圧式液体噴霧器の要部斜視図である。
【図23】従来の液体噴霧器の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 操作部
2 液体容器
2a 口部
3 キャップ
4 操作部材
4a 通路
5 噴霧部材
5a 噴孔
5b 凸部
5c 凹部
6 可撓性管体
8 支持部材
8a 凹部
8b 凸部
11 倒立噴霧機構
14 フレキシブルチューブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部(1)と液体容器(2)とから構成され、操作部(1)が、液体容器(2)の口部(2a)に保持できるキャップ(3)並びに通路(4a)を有する操作部材(4)と、噴孔(5a)を有する噴霧部材(5)とからなり、前記通路(4a)と噴孔(5a)とが可撓性管体(6)を介して接続され、前記液体容器(2)内には吸上パイプ(7)が設けられ、前記操作部材(4)には前記噴霧部材(5)を各方向に向けて支持する支持部材(8)が設けられていることを特徴とする蓄圧式液体噴霧器。
【請求項2】
前記吸上パイプ(7)を、倒立噴霧機構(11)を有するものとし、前記噴霧部材(5)の噴孔(5a)を、噴霧粒子を短時間、空気中に滞留できる噴孔径にしたことを特徴とする請求項1記載の蓄圧式液体噴霧器。
【請求項3】
前記可撓性管体(6)を、スパイラル状またはベローズ状にしたフレキシブルチューブとしたことを特徴とする請求項1記載の蓄圧式液体噴霧器。
【請求項4】
前記支持部材(8)を、前部、上部または両側部の少なくとも一個所以上に凹部(8a)を形成したものとし、この凹部(8a)に前記噴霧部材(5)に形成した凸部(5b)を凹凸嵌合自在としたことを特徴とする請求項1記載の蓄圧式液体噴霧器。
【請求項5】
前記支持部材(8)を、前部、上部または両側部の少なくとも一個所以上に凸部(8b)を形成したものとし、この凸部(8b)を前記噴霧部材(5)に形成した凹部(5c)に凹凸嵌合自在としたことを特徴とする請求項1記載の蓄圧式液体噴霧器。
【請求項6】
前記液体容器(2)の口部(2a)とキャップ(3)とを、屈曲自在としたフレキシブルチューブ(14)を介して接続することにより請求項1記載の蓄圧式液体噴霧器に適用可能としたことを特徴とする蓄圧式液体噴霧器。
【請求項7】
前記操作部材(4)と支持部材(8)とを、屈曲自在としたフレキシブルチューブ(14)を介して接続することにより請求項1記載の蓄圧式液体噴霧器に適用可能としたことを特徴とする蓄圧式液体噴霧器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2007−29868(P2007−29868A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−217575(P2005−217575)
【出願日】平成17年7月27日(2005.7.27)
【出願人】(000100539)アース製薬株式会社 (191)
【Fターム(参考)】