説明

薬品補充システム

【課題】使用された薬品を自動ピッキングしてトレーに自動的に補充することを可能とした手術中使用薬品の補充装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】少なくとも薬品用トレー10に補充すべき薬品の情報、補充すべき数量及び補充すべき収納領域が記憶可能に構成された補充情報記憶手段と、この補充情報記憶手段により特定された薬品用トレー10の収容領域に対して、補充情報記憶手段に記憶された補充すべき薬品を、この記憶手段に記憶された数量だけ補充用トレー11から補充する薬品補充手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は薬品補充システムに関する。詳しくは、手術中に消費した薬品を自動的に補充する薬品補充システムに係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、薬品の補充システムとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。具体的には図8に示すように、薬品等の製品が種別毎に収納されて保管される複数の収納部101、102を有する製品保管用キャビネット103と、この製品保管用キャビネット103に補給する製品が種別毎に収納される複数の収納部104を有する製品補給用カート105とを入力装置106、107を有する制御装置108、109にて互いに接続し、製品保管用キャビネット103と製品補給用カート105との各々の収納部101、102、104に表示装置110、111をそれぞれ設けるとともに、製品保管用キャビネット103と製品補給用カート105との間の同じ種類の製品が収納されている互いの収納部の表示装置を制御装置にて選択的に表示可能に作動制御された構成の薬品の補充システムが知られている。
【0003】
ここで、特許文献1に記載された薬品の補充システムでは、互いに製品保管用キャビネット内の不足製品情報を製品補給用カートに入力することにより、この不足製品情報に基づく製品保管用キャビネットと製品補給用カートとの互いの同一種の製品の収納部を表示装置にて表示することができるために、製品の補給作業を容易に、かつ迅速に行うことができる。
【0004】
ところで、手術中における使用薬品の管理は、薬品用トレーに手術に必要な麻酔薬等の薬品を種類別ごとにセットし、手術後に医薬局の者がゴミ箱に廃棄された使用済み薬品の容器を取り上げながら薬品の種類および使用数の確認を行っている。その場合には廃棄された薬品の種類や個数を補充表に手書きし、集計してコンピュター入力を行っているのが現状である。
また、麻酔科の先生が自動麻酔記録装置で入力されたデータを本数換算して医薬局に送信することも行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−16284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された薬品の補充システムでは、消費された薬品の把握を人的に行わなければならず、また、パーソナルコンピューターへの入力も手入力で行われるために誤入力の可能性がある。
【0007】
また、現状行われている手術中における使用薬品の管理では、廃棄されたゴミ箱内の使用薬品の種類と数量の確認、あるいは薬品用トレー(使用されたトレー)の残数を確認することによって使用薬品の種類と数量を把握する作業を1人の者が短時間で行なわなければならず、非常に煩雑な作業となり、かつ薬品の種類を読み間違えたり、あるいは個数を間違えたりするなどの問題を生じる。
【0008】
また、薬品用トレーへの薬品の補充は、その殆どが人的による補充作業であり、補充する薬品、あるいは数量を間違えたりすることもある。
【0009】
更に、手術中では注射針と使用済み薬品容器とを一緒に廃棄することが多く、廃棄されたゴミ箱内の使用薬品の種類と数量の確認作業を行う場合には、薬品容器をゴミ箱から取り出す際に針さしによる医療事故が発生する可能性がある。
【0010】
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、補充すべき薬品の情報及び数量に基づいて手術後の薬品用トレーに補充すべき薬品の数量に関する情報を外部から入力されない場合であっても必要な数量を補充することができる薬品補充システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために、本発明に係る薬品補充システムは、薬品が収容された複数の収容領域を有する第1の薬品トレーから、薬品が収容される複数の収容領域を有する第2の薬品トレーに薬品を補充する薬品補充システムであって、少なくとも第2の薬品トレーに補充すべき薬品の情報、補充すべき数量及び補充すべき収容領域が記憶可能に構成された補充情報記憶手段と、前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に対して、前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき薬品を、同記憶手段に記憶された数量だけ第1の薬品トレーから補充する薬品補充手段とを備える。
【0012】
ここで、第2の薬品トレーに補充すべき薬品の情報、補充すべき数量及び補充すべき収容領域が記憶可能に構成された補充情報記憶手段によって、第1の薬品トレーから第2の薬品トレーに補充すべき薬品を確実に把握することが可能となる。
【0013】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る薬品補充システムは、薬品が収容された複数の収容領域を有する第1の薬品トレーから、薬品が収容される複数の収容領域を有する第2の薬品トレーに薬品を補充する薬品補充システムであって、第2の薬品トレーに補充すべき薬品の情報及び補充すべき収容領域が記憶可能に構成された補充情報記憶手段と、前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に収容されている薬品の数量を計数し、計数結果に基づいて算出された数量の前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき薬品を前記第1の薬品トレーから補充する薬品補充手段とを備える。
【0014】
ここで、第2の薬品トレーに補充すべき薬品の情報及び補充すべき収容領域に記憶可能に構成された補充情報記憶手段によって収容されている薬品の数量を計数し、計数結果に基づいて算出された数量の補充情報記憶手段に記憶された補充すべき薬品を第1の薬品トレーから補充する薬品補充手段によって、補充すべき薬品の数量に関する情報を外部から入力されない場合であっても必要な数量を補充することができる。
【0015】
また、薬品補充手段が、補充情報記憶手段に記憶された補充すべき第2の薬品トレーの収容領域に収容されている薬品を所定数量ずつ所定場所に移動させ、所定場所への移動回数に基づいて収容領域に収容されている薬品の数量を計数することによって、薬品の種類の確認および薬品の計数を確実に行うことが可能となる。
【0016】
また、薬品補充手段が、補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に対応することによって補充すべき薬品を予め定められた領域に確実に収容することが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
本発明を適用した薬品補充システムでは、手術後の薬品用トレーへの補充すべき数量の薬品の補充を確実に行うことが可能となるものである。
【0018】
また、手術後の薬品用トレーにおける薬品の消費数量が外部から入力されない場合であっても正確に把握することができるために、人的による計数ミスによる請求漏れを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明を適用した薬品補充システムの実施例1における補充装置の一例を説明するための正面模式図である。
【図2】本発明を適用した薬品補充システムの実施例1における補充装置の一例を説明するための正面模式図である。
【図3】本発明を適用した薬品補充システムにおける薬品用トレーを説明するための模式図である。
【図4】本発明を適用した薬品補充システムの実施例1における動作状態を説明するためのフロー説明図である。
【図5】本発明を適用した薬品補充システムの実施例2における補充装置の一例を説明するための正面模式図である。
【図6】本発明を適用した薬品補充システムの実施例2における補充装置の一例を説明するための側面模式図である。
【図7】本発明を適用した薬品補充システムの実施例2における動作状態を説明するためのフロー説明図である。
【図8】従来の薬品補充システムの一例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
<実施例1>
図1は本発明を適用した薬品補充システムにおける補充装置の一例を説明するための正面模式図、図2は本発明を適用した薬品補充システムにおける補充装置の一例を説明するための側面模式図である。
【0021】
ここで示す補充装置1は、その底部にキャスター2が取り付けられ、その上下方向における略中央に設けられる仕切り部3によって上部収納部4と下部収納部5に分けられている。
【0022】
また、下部収納部5内には、パーソナルコンピューター7と、このパーソナルコンピューター7に接続され、ピッキングなどの自動制御を行う電装部8が収納されている。更に、上部収納部4には、ピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15によって図中に示されるA矢印方向、B矢印方向、C矢印方向であるX−Y−Z軸方向に移動可能に構成されたピッキング部9が架設されている。
【0023】
更に、仕切り部3上には、第2の薬品用トレーとしての手術後の薬品用トレー10と薬品収容器である第1の薬品用トレーとしての補充用薬品トレー11が並置されている。
なお、薬品用トレーは、複数装填できる構成とされるものである。
【0024】
また、ピッキング部9には、カメラにより注射薬等の位置を認識するために必要な画像を撮影する3次元画像撮影部12が取付けられている。なお、ピッキング部9は、ピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15によって図中に示されるA矢印方向、B矢印方向、C矢印方向であるX−Y−Z軸方向へ可動自在とされると共に、その先端には吸気により吸着する吸着部(図示せず。)が設けられた構成とされている。
【0025】
また、3次元画像撮影部12は、複数のカメラ14によって第1の薬品用トレーとしての補充用薬品トレー11にある注射薬の3次元位置を認識するために必要な画像を撮影することができる構成とされている。
【0026】
なお、薬品用トレー10は、上端が開口状とされ、その中に設けられる仕切り板13によって収容領域6が形成され、この収容領域6内に手術の種類や難易度により使用する注射薬等の薬品が収容された構成とされている(図3参照)。
【0027】
ここで、例えば、全身麻酔用の場合には42種、心臓麻酔用の場合に21種、一般外科用の場合には13種、眼科局麻酔用の場合には8種の薬品がセットされる。
このように、薬品用トレーには、予め手術の種類や難易度により薬品の種類と数量が決められており、かつ収容位置も決められている。
【0028】
[薬品補充システムの構成]
本実施例のパーソナルコンピューター7は、本発明における補充情報記憶手段の一例であり、第2の薬品トレーである手術後の薬品用トレー10に補充すべき薬品の種類、数量及び補充すべき収容領域のデータが記憶可能に構成されている。
【0029】
更に、本実施例のピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15は、本発明における薬品補充手段の一例であり、「トレー毎収容領域毎に登録した薬品の種類および数量のデータ」と「パーソナルコンピューター7に入力された『薬品を補充すべき収容領域』」の情報に基づいて、補充用トレー11(第1の薬品トレーの一例)の収容領域(図示せず)から補充すべき薬品をピッキング部9によって吸着し、薬品用トレー10の収容領域6に薬品を補充する。
【0030】
[薬品補充システムの動作]
以下、本実施例の動作について説明を行う。
本実施例の薬品補充システムを利用する場合には、先ず、看護師もしくは、薬剤師等が手術で消費された注射薬等の薬品の種類、数量等を確認する、または看護師もしくは麻酔科の先生が自動麻酔記録装置で入力されたデータを本数換算し、それを薬品補充システムのパーソナルコンピューターに送信入力される、あるいは薬品の管理集計センター等の外部から使用された注射薬の薬品を種類及び本数のデータを受信することとなる(図4中符号S1参照)。
【0031】
また、パーソナルコンピューターには手術の種類に応じた薬品用トレー10(薬品が補充されるトレー)の薬品の収納領域のデータと、補充用トレー11(補充する薬品が収容されたトレー)の収納領域に収納される薬品のデータが予め入力されている。
【0032】
次に、補充装置の仕切り部上に薬品用トレー10と、補充用トレー11をセットする(図4中符号S2参照)。
【0033】
次に、ピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15によってピッキング部9を移動させ、3次元画像撮影部12により対象となる補充用トレー11の収納領域6にある薬品の3次元位置を認識する。(図4中符号S3参照)。
【0034】
続いて、ピッキング部9により補充用トレー11から補充すべき薬品をピッキングし(図4中符号S4参照)、薬品を補充すべき薬品トレー10の収容領域に補充を行う(図4中符号S5参照)。
【0035】
本実施例では、薬剤師等から送信されたデータに基づいて薬品用トレーに薬品の補充を行うために、補充すべき数量の薬品の補充を確実に行うことが可能となる。
【0036】
<実施例2>
図5は本発明を適用した手術中使用薬品の補充装置の一例を説明するための正面説明図、図6は本発明を適用した手術中使用薬品の補充装置の一例を説明するための側面説明図である。
【0037】
ここで示す補充装置1は、その底部にキャスター2が取り付けられ、その上下方向における略中央に設けられる仕切り部3によって上部収納部4と下部収納部5に分けられている。
【0038】
また、下部収納部5内には、パーソナルコンピューター7と、このパーソナルコンピューター7に接続され、ピッキングなどの自動制御を行う電装部8が収納されている。更に、上部収納部4には、ピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15によって図中に示されるA矢印方向、B矢印方向、C矢印方向であるX−Y−Z軸方向に移動可能に構成されたピッキング部9が架設されている。なお、ピッキング部9の先端には吸気により吸着する吸着部(図示せず。)が設けられている。
【0039】
更に、仕切り部3上には、第2の薬品用トレーとしての手術後の薬品用トレー10と第1の薬品用トレーとしての補充用薬品トレー11が並置されている。
なお、薬品用トレーは、複数装填できる構成とされるものである。
【0040】
また、ピッキング部9には、カメラにより注射薬等の位置を認識するために必要が画像を撮影する3次元画像撮影部12が取り付けられている。なお、3次元画像撮影部12は、複数のカメラ14によって注射薬の位置を認識することができる構成とされている。
【0041】
また、仕切り部3の上方位置には薬品を載置するための仮置場20が架設されている。なお、仮置場20は、手術後の薬品用トレー10の仕切り板13により形成される収容領域6に種類別に収容された薬品の残存数を把握するために、ピッキング部9によって回収された薬品を載置することを目的とするものである。
【0042】
なお、薬品用トレー10は、上端が開口状とされ、その中に設けられる仕切り板13によって収容領域6が形成され、この収容領域6内に手術の種類や難易度により使用する注射薬等の薬品が収容された構成とされている。
【0043】
[薬品補充システムの構成]
本実施例のパーソナルコンピューター7は、本発明における補充情報記憶手段の一例であり、第2の薬品トレーである手術後の薬品用トレー10に補充すべき薬品の種類、数量及び補充すべき収納領域のデータが記憶可能に構成されている。
【0044】
また、本実施例のピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15は、本発明における薬品補充手段の一例であり、「トレー毎収容領域毎に登録した薬品の種類および数量のデータ」と「パーソナルコンピューター7に入力された『薬品を補充すべき収容領域』」の情報に基づいて、補充用トレー11(第1の薬品トレーの一例)の収容領域(図示せず)から補充すべき薬品をピッキング部9によって吸着し、薬品用トレー10の収容領域6に薬品を補充する。
【0045】
また、本実施例のピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15は、薬品用トレー10の収容領域に収容されている薬品を所定数量ずつ仮置場20に移動し、こうした仮置場20への移動回数に基づいて、薬品用トレー10の収容領域に収容されている薬品の数量を計数する。
【0046】
[薬品補充システムの動作]
以下、本実施例の動作について説明を行う。
本実施例の薬品補充システムを利用する場合には、先ず、パーソナルコンピューターには手術の種類に応じた薬品用トレーの薬品の収容領域のデータが予め登録されている。
【0047】
ここで、補充装置の仕切り部上薬品用トレー10と、補充用トレー11をセットする(図7中符号S6参照)。
【0048】
続いて、ピッキング部9により補充すべき薬品を収容する収容領域に残存している薬品をピッキングし(図7中符号S7参照)、仮置場20まで移動する作業を繰り返すことで、残存している薬品の数量を計数する(図7中符号S8参照)。
【0049】
次に、残存している薬品の数量を消費データとして薬品補充システムのパーソナルコンピューター7に入力されと共に、先ず、パーソナルコンピューター7に登録された薬品用トレー10の収容領域毎の薬品の数量とを比較することとなる(図7中符号S9参照)。
【0050】
次に、仮置場に移動させた薬品を元の収容領域内に戻した後に、ピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット15によってピッキング部9を移動させ、3次元画像撮影部12により対象となる補充用トレー11の収納領域6にある薬品の3次元位置を認識してピッキング部9により補充用トレー11から補充すべき薬品をピッキングし(図7中符号S10参照)、薬品を補充すべき薬品トレー10の収容領域に補充を行う(図7中符号S11参照)。
【0051】
本実施例では、薬品の残存数量を認識して補充すべき薬品の数量を算出し、補充用トレーより補充すべき数量の薬品を正確に補充することができる。
【符号の説明】
【0052】
1 補充装置
2 キャスター
3 仕切り部
4 上部収納部
5 下部収納部
6 収容領域
7 パーソナルコンピューター
8 電装部
9 ピッキング部
10 薬品用トレー
11 補充用トレー
12 3次元撮影部
13 仕切り板
14 カメラ
15 ピッキング部搬送用X−Y−Z軸ロボット
20 仮置場

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬品が収容された複数の収容領域を有する第1の薬品トレーから、薬品が収容される複数の収容領域を有する第2の薬品トレーに薬品を補充する薬品補充システムであって、
少なくとも第2の薬品トレーに補充すべき薬品の情報、補充すべき数量及び補充すべき収容領域が記憶可能に構成された補充情報記憶手段と、
前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に対して、前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき薬品を、同記憶手段に記憶された数量だけ第1の薬品トレーから補充する薬品補充手段とを備える
薬品補充システム。
【請求項2】
薬品が収容された複数の収容領域を有する第1の薬品トレーから、薬品が収容される複数の収容領域を有する第2の薬品トレーに薬品を補充する薬品補充システムであって、
第2の薬品トレーに補充すべき薬品の情報及び補充すべき収容領域が記憶可能に構成された補充情報記憶手段と、
前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に収容されている薬品の数量を計数し、計数結果に基づいて算出された数量の前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき薬品を前記第1の薬品トレーから補充する薬品補充手段とを備える
薬品補充システム。
【請求項3】
前記薬品補充手段は、前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に収容されている薬品を所定数量ずつ所定場所に移動させ、所定場所への移動回数に基づいて同収容領域に収容されている薬品の数量を計数する
請求項2に記載の薬品補充システム。
【請求項4】
前記薬品補充手段は、前記補充情報記憶手段に記憶された補充すべき前記第2の薬品トレーの収容領域に対応する前記第1の薬品トレーの収容領域から薬品を補充する
請求項1、請求項2または請求項3に記載の薬品補充システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−142989(P2011−142989A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−4760(P2010−4760)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【出願人】(507395717)株式会社ソルブ (5)
【出願人】(501339458)オオクマ電子株式会社 (6)
【Fターム(参考)】