説明

蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置

【課題】本発明の目的は、樹脂組成物からなる反射板、導光板、拡散板、偏光板などの紫外線による経時的劣化を低減できる蛍光ランプを提供することであり、さらには、発光特性の低下を低減できる液晶表示装置を提供することである。
【解決手段】分光反射率が次の範囲にある蛍光体を含む蛍光体層が形成された蛍光ランプは、管外に放出される紫外線の割合が少ないため、紫外線による導光板などの経時的劣化を低減でき、この蛍光ランプを用いることによって、発光特性の低下を低減できる液晶表示装置を提供することができる。
313nmにおける分光反射率が30%未満
365nmにおける分光反射率が5%以上80%未満
(但し、各波長における分光反射率は標準白色の硫酸バリウムの各波長における分光反射率の値を100%として測定される値)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置に関し、特に液晶パネルのバックライトに使用される蛍光ランプとそれを用いた液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は液晶シャッターとバックライトとの組合わせによりパネル上に画像を表示する非発光形表示装置であって、バックライトには主として細管化しやすい冷陰極蛍光ランプが用いられている。このようなバックライトに用いられる蛍光ランプには、図1に示すように、アルゴンなどの希ガスと少量の水銀が混入されており、電極間で放電すると水銀原子が励起され波長254nm、313nm、365nmなどの紫外線が放出される。そして、この紫外線によって管壁に塗布された蛍光体が励起され蛍光ランプから可視光が放出されるが、紫外線は全て可視光に変換されずにその一部が管外へ放出される。
【0003】
一方、図2に示すように、バックライトユニットは蛍光ランプの他に反射板、導光板、拡散板、偏光板などから構成されており、これらは次のような樹脂組成物からなる。例えば、反射板はポリエチレンテレフタレート樹脂等など、導光板はポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、オレフィン系樹脂など、拡散板はポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂など、偏光板は基板にポリエチレンテレフタレート樹脂、プリズム素材にポリメチルメタクリレート樹脂などが使用されている。このような樹脂組成物は蛍光ランプの管外に放出された紫外線を吸収して時間が経つにつれて黄色に変色してしまい、結果として液晶表示装置の発光特性が低下するという問題があった。例えば、反射板に用いられる樹脂組成物が紫外線によって変色すると可視光の反射効率が低下するためパネル輝度が低下してしまう。また、偏光板も同様に変色すると偏向効率が低下するためパネル前面に取り出される発光量が低下してしまうという問題があった。
【0004】
このような問題に対し、特開2002−313122には、ランプユニットのガラス管の内壁や外壁などに紫外線を遮断できるTiO、Y等の遮断膜をコーティングして導光板の黄変現象を防止できることが開示されている。また、特開2002−279816には、紫外線が直接導光体に入射するのを防止するために紫外線を吸収又は反射する機能を持つ染料や顔料がコーティングされたフィルタ板を用い、導光体の黄変などによる経時的劣化を防止できることが開示されている。しかしながら、これらの方法はいずれも十分ではなく改良が求められていた。
【特許文献1】特開2002−313122
【特許文献2】特開2002−279816
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、樹脂組成物からなる反射板、導光板、拡散板、偏光板などの紫外線による経時的劣化を低減できる蛍光ランプを提供することであり、さらには、発光特性の低下を低減できる液晶表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、特定の分光反射率を有する蛍光体を用いた蛍光ランプは、管外に放出される紫外線の割合が少ないため、紫外線による導光板などの経時的劣化を低減できることを新たに見いだし本発明を完成させるに至った。
【0007】
(1)本発明の蛍光ランプは、透光性気密容器と、透光性気密容器内に形成された蛍光体層と、透光性気密容器内に封入された放電媒体と、電極とを具備する蛍光ランプにおいて、前記蛍光体層は分光反射率が次の範囲にある蛍光体を含むことを特徴とする。
313nmにおける分光反射率が30%未満
365nmにおける分光反射率が5%以上80%未満
(但し、各波長における分光反射率は標準白色の硫酸バリウムの各波長における分光反射率の値を100%として測定される値)
【0008】
(2)本発明の蛍光ランプは、(1)に記載の蛍光ランプであって、前記蛍光体層の膜厚が5μm〜30μmの範囲であることを特徴とする。
【0009】
(3)本発明の蛍光ランプは、(1)又は(2)に記載の蛍光ランプであって、前記蛍光ランプの313nm及び365nmにおける発光強度が50%以下であることを特徴とする。
【0010】
(4)本発明の液晶表示装置は、(1)乃至(3)に記載の蛍光ランプを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の蛍光ランプは、樹脂組成物からなる反射板、導光板、拡散板、偏光板などの紫外線による経時的劣化を低減でき、本発明の蛍光ランプを用いることによって、発光特性の低下を低減できる液晶表示装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置を例示するものであって、本発明は蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置を以下のものに特定しない。
【0013】
(蛍光ランプ)
次に、本発明の一実施の形態に係る蛍光ランプについて詳細に説明する。蛍光体として、分光反射率が下記の範囲にある蛍光体を用いる。蛍光体は単一蛍光体でも或いは複数の蛍光体を混合した混合蛍光体でもよい。
313nmにおける分光反射率が30%未満
365nmにおける分光反射率が5%以上80%未満
(但し、各波長における分光反射率は標準白色の硫酸バリウムの各波長における分光反射率の値を100%として測定される値)
【0014】
313nmにおける分光反射率が30%以上では、蛍光体に吸収されずに蛍光ランプの管外に放出される313nm紫外線の割合が多くなるため、導光板などが黄変してしまう。313nmにおける分光反射率は27%未満がより好ましい。
【0015】
365nmにおける分光反射率が5%未満では、400nm付近の青色成分の吸収が
大きくなるため、蛍光ランプのランプ光束が低下してしまう。逆に、365nmにおける分光反射率が80%以上では、蛍光体に吸収されずに蛍光ランプの管外に放出される365nm紫外線の割合が多くなるため、導光板などが黄変してしまう。365nmにおける分光反射率は10%以上75%未満がより好ましい。
【0016】
分光反射率が上記範囲にある蛍光体として、(Sr,Mg):Eu、Sr:Eu、(Sr,Ca,Ba):Eu、Sr(POCl:Eu、(Sr,Ca,Ba,Mg)(POCl:Eu、(Sr,Ca,Ba,Mg)(POCl:Eu、(Sr,Ca,Ba)(POCl:Eu、(Ba,Ca)(POCl:Eu、BaMgAl1017:Eu、BaMgAl1017:Eu,Mn、SrAl1425:Eu、ZnGeO:Mn、YVO:Eu、Y(P,V)O:Eu、YS:Eu、YS:Eu,Tb、LaS:Eu、LaS:Eu,Tb、GdS:Eu、GdS:Eu,Tb、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mnが好ましく用いられる。
【0017】
これらの蛍光体の平均粒径は1〜15μmの範囲が好ましく、1.5〜10μmの範囲がより好ましく、2〜8μmの範囲がさらに好ましい。平均粒径が1μmより小さいと分光反射率が高くなり、逆に15μmより大きいと分光反射率が低くなるため、分光反射率を上記範囲にするには蛍光体の平均粒径を1〜15μmの範囲に調整する必要がある。ここで、平均粒径は空気透過法によるフィッシャー・サブ・シーブ・サイザー(F.S.S.S)を用いて測定した値である。
【0018】
蛍光体原料中にFeなどの不純物元素が含まれていると蛍光体の分光反射率が低下するため、上記蛍光体に使用する蛍光体原料の純度は3N以上が好ましく、4N以上がより好ましい。
【0019】
上記蛍光体のうち、蛍光体原料を還元雰囲気で焼成するSrAl1425:Euなどの蛍光体は、還元の強さによって分光反射率が変わるため、分光反射率を上記範囲にするには焼成雰囲気を調整する必要がある。還元雰囲気で焼成する場合、水素濃度が1〜4%の水素/窒素の雰囲気が好ましい。
【0020】
上記蛍光体は、蛍光体原料を焼成した後、焼成品を粉砕処理して得られるが、粉砕処理する際に使用するメディアによっては蛍光体が汚染され分光反射率が低下するため、アルミナ等の白色セラッミックを用いたボールミル粉砕が好ましい。
【0021】
次に、上記蛍光体を用いて冷陰極蛍光ランプを作製する。先ず、蛍光体とピロリン酸カルシウム、カルシウムバリウムボレート等の結着剤をニトロセルロース/酢酸ブチル溶液に添加し、これらを混合し懸濁させて蛍光体塗布懸濁液を調製する。得られた蛍光体塗布懸濁液をガラス管の内面に流し込み、その後これに温風を通じることで乾燥させ、ベーキング、排気、フィラメントの装着、口金の取り付けを行い、冷陰極蛍光ランプを得る。
【0022】
図3に、本発明の冷陰極蛍光ランプの一例を示す。ガラス等から成る透光性気密容器21の内壁には一種以上の蛍光体と結着剤から成る蛍光体層22が形成される。透光性気密容器21の内部にはアルゴン等の希ガス及び水銀蒸気から成る放電媒体23が封入され、透光性気密容器21の両端は一対の電極24a、24bによって封止される。両電極間に電圧をかけて放電媒体23に放電を起こさせ、その際励起された水銀から紫外線が放出され、該紫外線により蛍光体層22の蛍光体が励起されて発光する。
【0023】
本発明の蛍光ランプにおいて、蛍光体層の膜厚は5μm〜30μmの範囲が好ましい。膜厚が5μmより薄いと蛍光体層で吸収されずに蛍光ランプの管外に放出される紫外線の割合が多くなるため、導光板などが黄変してしまう。逆に膜厚が30μmより厚いと蛍光ランプのランプ光束が低下してしまう。蛍光ランプの蛍光体層の膜厚は8μm〜25μmの範囲がより好ましい。
【0024】
本発明の蛍光ランプにおいて、313nm及び365nmにおける発光強度は50%以下が好ましい。313nm及び365nmにおける発光強度が50%より大きいと蛍光ランプの管外に放出される紫外線の割合が多いため、導光板などが黄変してしまう。蛍光ランプの313nm及び365nmにおける発光強度は40%以下がより好ましく、30%以下がさらに好ましい。
【0025】
(液晶表示装置)
次に、本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置について詳細に説明する。図4は、本発明のカラー液晶表示装置の一例を示す断面図である。バックライトユニット31には光源33として白色冷陰極蛍光ランプが設置され、その光は導光板等によって液晶パネル側へ放出される。放出された光の方向を整えるため配向シート34がバックライトユニット31の前面に取り付けられ、バックライトユニット21から液晶パネル32に対して垂直な光が導入される。液晶パネル32は、透明電極と液晶駆動用のTFTからなる35と、それらに対向した透明電極36と、カラーフィルター37と、透明電極に挟まれた液晶層38と、TFT制御回路40とからなり、TFT、液晶層及びカラーフィルターは各表示画素に対応して存在する。TFTによって各表示画素の液晶層38にかかる電圧が決定され、液晶層が相変化して光の透過率が変化する。透過した光はカラーフィルター37によって特定の波長範囲のみ選択的に透過する。こうして各表示画素が特定の色を特定の強度で表示し、それらの集合がカラー液晶表示装置の画像として認識される。
【0026】
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は具体的実施例のみに限定されるものではないことは言うまでもない。
【実施例】
【0027】
[実施例1]
<蛍光体>
原料としてSrCO(純度3N)1.96mol、Eu(純度4N)0.02mol、及び(NHHPO(純度3N)2.0molをボールミルで混合し、この原料混合物をアルミナルツボに充填して還元雰囲気中(2%H/N)で1200℃で6時間焼成する。冷却後、焼成品を白色アルミナボールを用いて粉砕処理を行い、湿式篩を通した後、脱水乾燥し、さらに乾式篩を通して一般式が(Sr0.98Eu0.02で表される青色発光蛍光体を得る。この蛍光体の組成、平均粒径、313nm及び365nmにおける分光反射率の値を表1に示す。
【0028】
<蛍光ランプ>
このようにして得られる蛍光体と結着剤をニトロセルロース/酢酸ブチル溶液に添加し、これらを混合して蛍光体塗布スラリーを調製する。これを管径2mm、長さ400mmのガラス管に流し込み、その内面に塗布し、温風を通じて乾燥し、550℃で3分間塗布バルブをベーキングして、蛍光膜を形成する。その後、通常の方法に従い、排気した後、アルゴンガスと水銀を混入し、電極のマウント、口金の取り付けを行い、青色に発光する冷陰極蛍光ランプを得る。この蛍光ランプの発光スペクトルを図5に、313nm及び365nmにおける発光強度と膜厚を表2に示す。
【0029】
[実施例2〜17]
実施例1と同様に、純度が3N又は4Nの原料を用いて焼成し、白色アルミナボールを用いて粉砕処理して実施例2〜17の蛍光体を得る。この蛍光体の組成、平均粒径、313nm及び365nmにおける分光反射率の値を表1に示す。また、この蛍光体を用いて実施例1と同様にして冷陰極蛍光ランプを作製し、313nm及び365nmにおける発光強度と膜厚を表2に示す。さらに、実施例5、14の蛍光ランプの発光スペクトルを図6、7にそれぞれ示す。
【0030】
[比較例1]
蛍光体を使用しない以外は実施例1と同様にして冷陰極ランプを作製する。この冷陰極ランプの313nm及び365nmにおける発光強度を100%とする。
【0031】
[比較例2〜8]
従来の方法に従い蛍光体を作製し、この蛍光体を用いて実施例1と同様にして冷陰極蛍光ランプを作製する。蛍光体の組成、平均粒径、313nm及び365nmにおける分光反射率の値を表1に、冷陰極蛍光ランプの313nm及び365nmにおける発光強度と膜厚を表2に示す。
【0032】
(分光反射率の測定)
上記実施例及び比較例の蛍光体について、次のように分光反射率を測定する。すなわち、光源としてキセノンランプを用い、キセノンランプからの放射光をモノクロメーターで分光し、蛍光体試料に照射する。試料から反射した反射光を日立分光蛍光光度計(F−4500)を用いて分光反射率を測定する。ここで、313nm及び365nmにおける蛍光体試料の分光反射率の値は、基準試料として標準白色の硫酸バリウムを使用し、各波長における基準試料の分光反射率を100%としたときの相対値である。
【0033】
(膜厚の測定)
上記実施例及び比較例の冷陰極ランプについて、次のように膜厚を測定する。すなわち、ガラスバルブの端から200mmの位置で切断し、塗布された蛍光体層の膜厚を落射顕微鏡(ニコン製)を用い顕微鏡写真の画像を処理して求める。
【0034】
(発光強度の測定)
上記実施例及び比較例の冷陰極ランプについて、次のように発光強度を測定する。すなわち、CCFL点灯用インバーターを用いて冷陰極ランプを点灯させ、分光器(相馬光学製S-10型)により分光を行い、発光スペクトルを測定し、各冷陰極ランプの313nm及び365nmにおける発光強度を求める。なお、発光強度の値は、比較例1の冷陰極ランプの313nm及び365nmにおける発光強度を100%としたときの相対値とする。
【0035】
上記方法で測定した分光反射率、膜厚、及び発光強度の値を表1及び表2に示した。表1から、本発明の実施例の蛍光体は、313nmにおける分光反射率が30%未満であり、且つ365nmにおける分光反射率が5%以上80%未満であることがわかる。また、本発明の実施例の蛍光体は、平均粒径が1〜15μmの範囲であることがわかる。なお、表1において、実施例15〜17及び比較例6〜8の蛍光体は混合蛍光体であるため、蛍光体組成とともに各蛍光体の混合割合(重量%)を括弧内に記載した。
【0036】
表2から、本発明の実施例の蛍光ランプは、蛍光体層の膜厚が5μm〜30μmの範囲であり、313nm及び365nmにおける発光強度が50%以下であることがわかる。
【0037】
【表1】

【0038】
【表2】

【産業上の利用可能性】
【0039】
以上に述べたように、本発明によって、樹脂組成物からなる反射板、導光板、拡散板、偏光板などの紫外線による経時的劣化を低減できる蛍光ランプを提供することができ、さらに、発光特性の低下を低減できる液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】冷陰極蛍光ランプの断面図である。
【図2】サイドライト型バックライトユニットの鳥瞰図である。
【図3】本発明の冷陰極蛍光ランプの一例を示す図である。
【図4】本発明のカラー液晶表示装置の一例を示す断面図である。
【図5】実施例1の冷陰極蛍光ランプの発光スペクトルを示す図である。
【図6】実施例5の冷陰極蛍光ランプの発光スペクトルを示す図である。
【図7】実施例14の冷陰極蛍光ランプの発光スペクトルを示す図である。
【図8】比較例2の冷陰極蛍光ランプの発光スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
【0041】
1 ガラスバルブ
2 蛍光体層
3 希ガス原子
4 水銀原子
5 紫外線
6 可視光
11 拡散板
12 偏光板
13 導光板
14 冷陰極管
15 反射板
21 透光性気密容器
22 蛍光体層
23 放電媒体
24a、24b 電極
31 バックライトユニット
32 液晶パネル
33 光源
34 配向シート
35 透明電極/TFT
36 透明電極
37 カラーフィルター
38 液晶層
39 ガラス板
40 TFT制御回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性気密容器と、透光性気密容器内に形成された蛍光体層と、透光性気密容器内に封入された放電媒体と、電極とを具備する蛍光ランプにおいて、前記蛍光体層は分光反射率が次の範囲にある蛍光体を含むことを特徴とする蛍光ランプ。
313nmにおける分光反射率が30%未満
365nmにおける分光反射率が5%以上80%未満
(但し、各波長における分光反射率は標準白色の硫酸バリウムの各波長における分光反射率の値を100%として測定される値)
【請求項2】
前記蛍光体層の膜厚が5μm〜30μmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプ。
【請求項3】
前記蛍光ランプの313nm及び365nmにおける発光強度が50%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蛍光ランプ。
【請求項4】
請求項1乃至3に記載の蛍光ランプを具備することを特徴とする液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−9704(P2009−9704A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−167045(P2007−167045)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(000226057)日亜化学工業株式会社 (993)
【Fターム(参考)】