説明

蛍光蛋白質を用いた蛋白質の相互作用の分析方法

【課題】蛋白質の相互作用を分析する方法であって、時間情報が得られ、かつ蛋白質の移動を追跡できるような方法を提供すること。
【解決手段】時間経過によって異なる色の蛍光を発することができる蛍光蛋白質をN末端側断片とC末端側断片とに分割し、該N末端側断片と第一の被験蛋白質との融合蛋白質と、該C末端側断片と第二の被験蛋白質との融合蛋白質とを共存させることによって該第一の被験蛋白質と該第二の被験蛋白質とを相互作用させ、該相互作用による蛍光の変化を検出することによって、第一の被験蛋白質と第二の被験蛋白質との相互作用を分析する方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間経過によって異なる色の蛍光を発することができる蛍光蛋白質をN末端側断片とC末端側断片とに分割し、該N末端側断片と第一の被験蛋白質との融合蛋白質と、該C末端側断片と第二の被験蛋白質との融合蛋白質とを共存させることによって該第一の被験蛋白質と該第二の被験蛋白質とを相互作用させ、該相互作用による蛍光の変化を検出することによって、第一の被験蛋白質と第二の被験蛋白質との相互作用を分析する方法。
【請求項2】
時間経過によって異なる色の蛍光を発することができる蛍光蛋白質が、 配列番号2に記載のアミノ酸配列において70番目のアミノ酸であるプロリンが他のアミノ酸に置換されているアミノ酸配列からなる蛍光蛋白質である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
時間経過によって異なる色の蛍光を発することができる蛍光蛋白質が、以下の何れかの蛍光蛋白質である、請求項1に記載の方法。
(1)配列番号4、6、8、10、又は12の何れかに記載のアミノ酸配列からなる蛍光蛋白質;又は
(2)配列番号4、6、8、10、又は12の何れかに記載のアミノ酸配列において1から数個のアミノ酸の欠失、置換及び/又は付加を有するアミノ酸配列からなり、時間の経過によって緑色からオレンジ色へと蛍光特性が変化する蛍光蛋白質。
【請求項4】
配列番号2に記載のアミノ酸配列において70番目のアミノ酸であるプロリンが他のアミノ酸に置換されているアミノ酸配列からなる蛍光蛋白質のN末端側断片をコードする遺伝子と、当該蛍光蛋白質のC末端側断片をコードする遺伝子との組み合わせを含む、蛋白質間の相互作用を分析するためのキット。
【請求項5】
蛍光蛋白質が以下の何れかの蛍光蛋白質である、請求項4に記載のキット。
(1)配列番号4、6、8、10、又は12の何れかに記載のアミノ酸配列からなる蛍光蛋白質;又は
(2)配列番号4、6、8、10、又は12の何れかに記載のアミノ酸配列において1から数個のアミノ酸の欠失、置換及び/又は付加を有するアミノ酸配列からなり、時間の経過によって緑色からオレンジ色へと蛍光特性が変化する蛍光蛋白質。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−308568(P2006−308568A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−84809(P2006−84809)
【出願日】平成18年3月27日(2006.3.27)
【出願人】(503359821)独立行政法人理化学研究所 (1,056)
【出願人】(390004097)株式会社医学生物学研究所 (41)
【Fターム(参考)】