説明

衣料

【課題】高速道路で工事する場合等に着用するジャケット等の衣料が安価であり、その厚さが薄く、かつその重量が軽く、しかも夜間または霧の中でも視認性が高い衣料を提供することを目的とするものである。
【解決手段】所定のヘルメットと、上記所定のヘルメットに着脱可能なヘルメット用ELシートと、所定のチョッキと、上記所定のチョッキに着脱可能なチョッキ用ELシートと、所定のズボンと、上記所定のズボンに着脱可能なズボン用ELシートとを有する衣料である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チョッキ、ズボン、ライフジャケット等の衣料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、夜間、道路工事する場合、工事作業員が走行車両に衝突されることを防止するために、工事作業員の作業衣の上に、車両のヘッドライトからの光を反射する反射材が設けられているチョッキを重ね着している。この反射材の色は、白色のみ、黄色のみ、または、グレーのみの色である。
【0003】
しかし、反射板を使用した従来の作業衣では、その視認距離は50m程度であり、また、霧が発生した場合、視認性が高くはなく、視認性の向上が期待されている。
【0004】
一方、三角形状の危険告知警告装置の各辺内に発行ダイオード(LED)を設け、これを、高速道路上に設置することによって、自動車事故、道路工事を知らせる警告装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−309523公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、反射板の代わりに、LED等の高輝度の発光素子が設けられているウェアを作業員に着用させることが考えられる。
【0006】
しかし、LEDを装着した作業衣は、視認距離が200m程度であるとされている。高速自動車道で時速100kmで自動車が走行した場合、ブレーキをかけてから停止するまでの距離は約100mであるといわれ、LED装着作業衣を視認してから実際にブレーキを踏むまでの空走距離を含めると、LED装着作業衣を視認できてからブレーキを踏んでも間に合わないという問題がある。
【0007】
また、LEDを装着した作業衣は、高価であり、厚く、また重量が大きいので、作業性が低下するという別の問題が残る。
【0008】
さらに、LEDは、点発光であり、1つの作業衣に4〜5個を使用することが考えられ、このようにすると、実際は100m先からでも視認できないと考えられる。
【0009】
上記問題は、道路工事以外の目的で道路等で作業する場合にも生じる問題である。
【0010】
本発明は、薄くかつ軽量であり、しかも夜間または霧の中で視認性が高い衣料を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、所定のヘルメットと、上記所定のヘルメットに着脱可能なヘルメット用ELシートと、所定のチョッキと、上記所定のチョッキに着脱可能なチョッキ用ELシートと、所定のズボンと、上記所定のズボンに着脱可能なズボン用ELシートとを有する衣料である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、薄くかつ軽量であり、しかも夜間または霧の中で視認性が高いという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明の実施例1であるチョッキ100を展開して示す図である。
【0015】
チョッキ100は、第1ブロック10と、第2ブロック20と、第3ブロック30とを有し、道路で作業する場合に使用する危険防止用衣料の一例である。
【0016】
第1ブロック10と、第2ブロック20と、第3ブロック30とを、マジックテープ(登録商標)で互いに接合すると、1つのチョッキ100になる。
【0017】
第1ブロック10は、ベルトB11、B12と、マジックテープ(登録商標)MT11、MT12、MT13と、メッシュMS1とを有し、チョッキ100を着用する人の右胸部分に対応する。
【0018】
第1ブロック10において、ベルトB11の中央部に、ビニール等で形成されている透明部14を有し、ベルトB11の肩部分(図1中、ベルトB11の上端部)に、マジックテープ(登録商標)MT11が設けられ、ベルトB11の腰部分(図1中、ベルトB11の下端部)が、ベルトB12に接続されている。また、ベルトB11の上端部と透明部14との間と、ベルトB11の下端部と透明部14との間とに、ELシート1、2、3が順番に配列、固定されている。
【0019】
ベルトB11とELシート1、2、3とは、マジックテープ(登録商標)または両面接着テープ等によって、着脱自在に取り付けられている。なお、ベルトB11とELシート1、2、3とが、縫い付けられているか、接着テープ等によって互いに固着されていてもよい。なお、ELシート1、2、3の「EL」は、エレクトロルミネッセンスである。
【0020】
ベルトB12の図1中、左端部には、マジックテープ(登録商標)MT12が設けられ、図1中、右端部には、マジックテープ(登録商標)MT13が設けられている。
【0021】
第2ブロック20は、ベルトB21、B22と、マジックテープ(登録商標)MT21、MT22、MT23と、メッシュMS2とを有し、チョッキ100を着用する人の左胸部分に対応する。
【0022】
第2ブロック20において、ベルトB21の中央部に、ビニール等で形成されている透明部24を有し、ベルトB21の肩部分(図1中、ベルトB21の上端部)に、マジックテープ(登録商標)MT21が設けられ、ベルトB21の腰部分(図1中、ベルトB21の下端部)が、ベルトB22に接続されている。また、ベルトB21の上端部と透明部14との間と、ベルトB21の下端部と透明部14との間とに、ELシート1、2、3が順番に配列、固定されている。
【0023】
ベルトB21とELシート1、2、3とは、マジックテープ(登録商標)または両面接着テープ等によって、着脱自在に取り付けられている。なお、ベルトB21とELシート1、2、3とが、縫い付けられているか、接着テープ等によって互いに固着されていてもよい。
【0024】
ベルトB22の図1中、左端部には、マジックテープ(登録商標)MT22が設けられ、図1中、右端部には、マジックテープ(登録商標)MT23が設けられている。
【0025】
第3ブロック30は、ベルトB31、B32、B33と、マジックテープ(登録商標)MT31、MT32、MT33、MT34と、メッシュMS3とを有し、チョッキ100を着用する人の背中部分に対応する。
【0026】
第3ブロック30において、ベルトB31の肩部分(図1中、ベルトB31の上端部)に、マジックテープ(登録商標)MT31が設けられ、ベルトB31の腰部分(図1中、ベルトB31の下端部)が、ベルトB33に接続されている。また、ベルトB31に、ELシート1、2、3が順番に配列、固定されている。
【0027】
ベルトB31とELシート1、2、3とは、マジックテープ(登録商標)または両面接着テープ等によって、着脱自在に取り付けられている。なお、ベルトB31とELシート1、2、3とが、縫い付けられているか、接着テープ等によって互いに固着されていてもよい。
【0028】
第3ブロック30において、ベルトB32の肩部分(図1中、ベルトB32の上端部)に、マジックテープ(登録商標)MT32が設けられ、ベルトB32の腰部分(図1中、ベルトB32の下端部)が、ベルトB33の中央部と接続されている。また、ベルトB32に、ELシート1、2、3が順番に配列、固定されている。
【0029】
ベルトB32とELシート1、2、3とは、マジックテープ(登録商標)または両面接着テープ等によって、着脱自在に取り付けられている。なお、ベルトB32とELシート1、2、3とが、縫い付けられているか、接着テープ等によって互いに固着されていてもよい。
【0030】
ベルトB33の図1中、左端部には、マジックテープ(登録商標)MT33が設けられ、図1中、右端部には、マジックテープ(登録商標)MT34が設けられている。
【0031】
ベルトB33の図1中、左端部に、マジックテープ(登録商標)MT33が設けられ、右端部に、マジックテープ(登録商標)MT34が設けられている。マジックテープ(登録商標)MT33、MT34は、それぞれ、マジックテープ(登録商標)MT23、MT12と接合される。
【0032】
また、図1において、コネクタCN31、CN32、CN41、CN42、CN51、CN52が設けられている。コネクタCN31は、図2に示すコネクタCN11(インバータINV1に接続されている配線Lに接続されているコネクタ)と接続されるコネクタである。コネクタCN32は、ベルトB31、B32、B33に設けられているEL1、2、3に接続されている配線に接続されているコネクタである。
【0033】
同様に、コネクタCN41は、図示しないインバータ、電池(または、図2に示すインバータINV1)に接続されている配線に接続されているコネクタである。コネクタCN42は、ベルトB11、B12に設けられているEL1、2、3に接続されている配線に接続されているコネクタであり、コネクタCN41に接続される。
【0034】
コネクタCN51は、図示しないインバータ、電池(または、図2に示すインバータINV1)に接続されている配線に接続されているコネクタである。コネクタCN52は、ベルトB21、B22に設けられているEL1、2、3に接続されている配線に接続されているコネクタであり、コネクタCN51に接続される。
【0035】
次に、チョッキ100を人に装着する場合の動作について説明する。
【0036】
まず、道路で作業する警察官、救急隊員、工事作業者等、道路作業者が、上着の上に、チョッキ100を羽織る。この場合、背中に第3ブロック30を当て、右胸に、第1ブロック10を当て、第3ブロック30のマジックテープ(登録商標)MT32に、第1ブロック10のマジックテープ(登録商標)MT11を接合し、左胸に、第1ブロック20を当て、第3ブロック30のマジックテープ(登録商標)MT31に、第2ブロック20のマジックテープ(登録商標)MT21を接合する。
【0037】
そして、第1ブロック10のマジックテープ(登録商標)MT13と第2ブロックのマジックテープ(登録商標)MT22とを互いに接合させる。また、マジックテープ(登録商標)MT12にMT34を接合し、マジックテープ(登録商標)MT23にMT33を接合する。
【0038】
上記電源は、携帯用の電源であり、チョッキ100の図示しないポケットに挿入され、上記インバーも、携帯用のインバータINV1であり、チョッキ100の図示しないポケットに挿入されている。
【0039】
そして、夜間に、道路作業者がチョッキ100に設けられているELシート1、2、3を点灯または点滅すると、その視認距離は300m以上である。したがって、高速自動車道上で、時速100kmで自動車が走行し、チョッキ100を視認し、ブレーキをかけてから停止するまでの距離が100mであり、チョッキ100を視認してから実際にブレーキを踏むまでの空走距離を含めても、チョッキ100を視認してからブレーキを踏んでも、充分に間に合う。
【0040】
また、チョッキ100は、ELシート1、2、3自体が薄くかつ軽量であるので、作業性が低下することがない。さらに、道路工事以外の目的で道路等で作業する場合にも、チョッキ100が薄くかつ軽量であるので、作業性が優れている。
【0041】
なお、上記実施例において、ELシートのインバータINV1、電池BT1を、ポケット以外の装着手段に装着するようにしてもよい。
【0042】
さらに、ELシートの一部分から他の部分へ、発光部位を移動させる発光部位制御手段を有するようにしてもよい。この場合、上記発光部位制御手段は、具体的には、ELシートが複数のELシートで構成されている場合、上に配置されているELシートから下に配置されているELシートに向かって、下に配置されているELシートから上に配置されているELシートに向かって、右に配置されているELシートから左に配置されているELシートに向かって、左に配置されているELシートから右に配置されているELシートに向かって、斜め上に配置されているELシートから斜め下に配置されているELシートに向かって、または、斜め下に配置されているELシートから斜め上に配置されているELシートに向かって、上記発光部位を移動させる手段である。
【0043】
また、上記ELシートの全面または一部分を点滅させる点滅制御手段を有するようにしてもよい。
【0044】
また、ライフジャケットにELシートを設けた場合、スイッチ手段を設けるようにしてもよい。この場合、上記ELシートを発光させる電池と、上記ライフジャケットに設けられている紐とが設けられ、上記スイッチ手段は、上記紐を引くと、上記電池から上記ELシートへの電力供給を開始するスイッチ手段である。
【実施例2】
【0045】
図2は、本発明の実施例2であるチョッキ200を示す図である。
【0046】
チョッキ200は、基本的には、チョッキ100と同じであるが、インバータINV1と電池BT1とが、腰に位置するベルトB33に取り付けられ、ELシート1、2、3と、インバータINV1とが、配線Lによって接続されている点が、チョッキ100とは異なる。
【0047】
なお、図3は、第3ブロック30の裏側から見た図である。
【0048】
電池BT1は、ほぼ直方体であり、ベルトB33が使用されるとき(人が着用するとき)における人の体形の曲面に沿うように、その表面が曲面で構成されている。
【0049】
インバータINV1も、ほぼ直方体であり、ベルトB33が使用されるとき(人が着用するとき)における人の体形の曲面に沿うように、その表面が曲面で構成されている。
【0050】
上記曲面によって、チョッキ200を着用時に、曲面を有しないインバータ使用時よりも、違和感が減少する。
【0051】
この曲面によって、チョッキ200を着用時に、曲面を有しない電池使用時よりも、違和感が減少する。
【0052】
配線Lは、チョッキ200の本体(たとえば、メッシュMS3)を貫通している配線である。この配線の両端にコネクタCN11、CN31が接続されている。
【0053】
コネクタCN11は、インバータINV1に接続されている配線に取り付けられているコネクタCN21と接続する。コネクタCN31は、ELシート1、2、3に接続されている配線(図示せず)に取り付けられているコネクタCN32と接続する。
【0054】
なお、上記各実施例は、警察官、救急隊員、工事作業者が着用するチョッキであるが、この他に、警備員、消防隊員、自衛隊員等が着用するチョッキに、上記各実施例を適用するようにしてもよい。
【0055】
上記各実施例は、夜間、霧の中等における道路工事で、使用すると、視認性が優れているが、他の用途にも有効である。つまり、ELシートが発光する光が煙の中でも透過性が優れているので、消防隊員が消火作業中に、煙で視界が悪化した場合でも、前方で消火作業している他の消防隊員を視認することが容易である。たとえば、ノズルを抱えている消防隊員の前に、他の消防隊員が消火作業している場合、その消防隊員がチョッキ100、200を着用していれば、煙の中であっても発見しやすく、発見できないことによって誤って前方作業中の消防隊員に高圧力の消火水を吹き付けることを防止することができる。
【0056】
また、夜間作業している自衛隊員同志で、チョッキ100、200を着用し、所属毎にELシートの形状、発光色等を変えることによって、所属等を容易に区別することができる。
【実施例3】
【0057】
図3は、本発明の実施例3である衣料セット300を示す図である。
【0058】
衣料セット300は、ヘルメット50と、ヘルメット50に着脱可能なヘルメット用ELシート51と、上着60と、上着60に着脱可能な上着用ELシート61と、ズボン70と、ズボン70に着脱可能なズボン用ELシート71と、靴80と、靴80に着脱可能な靴用ELシート81とを有する衣料セットである。
【0059】
このようにすれば、作業員Hの頭から、足の先まで、ELシートが設けられ、したがって、遠くから見た場合、人間の形状を認識し易く、危険防止に役立つ。
【0060】
なお、ヘルメット用ELシート51と、上着用ELシート61と、ズボン用ELシート71と、靴用ELシート81とは、それぞれに着脱可能ではなく、固定されているものでもよい。
【実施例4】
【0061】
本発明の実施例4は、舞台衣装にELシートを設けた実施例である。
【0062】
ELシートは、それを点灯、点滅すると、人目を非常に引くので、舞台衣装等にELシートを取り付けると、注目度が高くなる。
【0063】
つまり、上記実施例において、チョッキの代わりに、ヘルメット、帽子、上着、チョッキ、工事用チョッキ、セーター、ジャケット、ライフジャケット、コート、ネクタイ、ズボン、タイツ、スカート、制服、和服、水着、運動用衣料、民族衣装、舞台衣装のうちの少なくとも1つに適用することができる。
【実施例5】
【0064】
本発明の実施例5は、イヤリング、ネックレス、ブローチ等の装飾品にELシートを設けた実施例である。
【0065】
また、手袋、靴、ハンドバック、カバンに、ELシートを設けるようにしてもよい。
【0066】
つまり、イヤリング、ネックレス、ブローチ等の装飾品や、手袋、靴、ハンドバックのうちの少なくとも1つにELシートを設けるようにしてもよい。
【0067】
すなわち、ヘルメット、帽子、上着、チョッキ、工事用チョッキ、セーター、ジャケット、ライフジャケット、コート、ネクタイ、ズボン、タイツ、スカート、制服、和服、水着、運動用衣料、民族衣装、舞台衣装等の衣料、イヤリング、ネックレス、ブローチ等の装飾品や、手袋、靴、ハンドバックのうちの少なくとも1つに、ELシートを設け、これを発光するようにしてもよい。
【0068】
また、上記実施例において、ベルトB11、B12、B21、B22、B31、B32、B33に、透明の防水性の袋を固定し、この透明袋の中に、ELシートを封入するようにしてもよい。このようにすれば、チョッキ100、200をある程度使用した後に、透明袋からELシートを取り出せば、チョッキ100、200の本体を洗濯等することができる。
【0069】
なお、衣料のベルト以外の部分に、上記透明防水袋を固定し、この透明防水袋にELシートを封入するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施例1であるチョッキ100を展開して示す図である。
【図2】本発明の実施例2であるチョッキ200を示す図である。
【図3】実施例3である衣料セット300を示す図である。
【符号の説明】
【0071】
100、200…チョッキ、
10…第1ブロック、
B11、B12…ベルト、
MT11、MT12、MT13…マジックテープ(登録商標)、
MS1…メッシュ、
1、2、3…ELシート、
14…透明部、
20…第1ブロック、
B21、B22…ベルト、
MT21、MT22、MT23…マジックテープ(登録商標)、
MS2…メッシュ、
24…透明部、
30…第1ブロック、
B31、B32、B33…ベルト、
MT31、MT32、MT33、MT34…マジックテープ(登録商標)、
MS3…メッシュ、
INV1…インバータ、
BT1…電池、
L…配線、
CN11、CN21、CN31、CN32、CN41、CN42、CN51、CN52…コネクタ、
300…衣料セット、
50…ヘルメット、
51…ヘルメット用ELシート、
60…上着、
61…上着用ELシート、
70…ズボン、
71…ズボン用ELシート、
80…靴、
81…靴用ELシート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣料本体に、ELシートが設けられていることを特徴とする衣料。
【請求項2】
請求項1において、
上記ELシートは、上記衣料本体から着脱可能であることを特徴とする衣料。
【請求項3】
請求項1において、
上記衣料本体は、ヘルメット、帽子、上着、チョッキ、工事用チョッキ、セーター、ジャケット、ライフジャケット、コート、ネクタイ、ズボン、タイツ、スカート、制服、和服、水着、運動用衣料、民族衣装、舞台衣装、イヤリング、ネックレス、ブローチ、手袋、靴、ハンドバック、カバンのうちの少なくとも1つであることを特徴とする衣料。
【請求項4】
請求項1において、
上記衣料本体を貫通している配線と;
上記配線の両端に接続されているコネクタと;
を有することを特徴とする衣料。
【請求項5】
請求項1において、
上記ELシートのインバータ、電池を装着する装着手段を有することを特徴とする衣料。
【請求項6】
請求項1において、
上記ELシートの一部分から他の部分へ、発光部位を移動させる発光部位制御手段を有することを特徴とする衣料。
【請求項7】
請求項6において、
上記発光部位制御手段は、上記ELシートが複数のELシートで構成されている場合、上に配置されているELシートから下に配置されているELシートに向かって、下に配置されているELシートから上に配置されているELシートに向かって、右に配置されているELシートから左に配置されているELシートに向かって、左に配置されているELシートから右に配置されているELシートに向かって、斜め上に配置されているELシートから斜め下に配置されているELシートに向かって、または、斜め下に配置されているELシートから斜め上に配置されているELシートに向かって、上記発光部位を移動させる手段であることを特徴とする衣料。
【請求項8】
請求項1において、
上記ELシートの全面または一部分を点滅させる点滅制御手段を有することを特徴とする衣料。
【請求項9】
請求項1において、
上記ELシートを発光させる電池と;
上記衣料に設けられている紐と;
上記紐を引くと、上記電池から上記ELシートへの電力供給を開始するスイッチ手段と;
を有することを特徴とするライフジャケット。
【請求項10】
所定のヘルメットと;
上記所定のヘルメットに着脱可能なヘルメット用ELシートと;
所定の上着と;
上記所定の上着に着脱可能な上着用ELシートと;
所定のズボンと;
上記所定のズボンに着脱可能なズボン用ELシートと;
を有することを特徴とする衣料。
【請求項11】
請求項1において、
上記衣料のベルト部分に、上記ELシートのインバータまたは電池が取り付けられていることを特徴とする衣料。
【請求項12】
請求項11において、
上記ELシートのインバータまたは電池は、その表面であって、人体側の表面が曲面であることを特徴とする衣料。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−169803(P2007−169803A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−365525(P2005−365525)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【出願人】(301065227)株式会社国際経済協力機構 (4)
【Fターム(参考)】