説明

表示パネルの駆動装置及びその駆動方法

【課題】映像データの画質の低下を最小化し、かつ、映像データの格納に必要なメモリの容量を減少させることができる表示パネルの駆動装置及びその駆動方法を提供すること。
【解決手段】本発明の表示パネルの駆動装置は、映像データ供給源から映像データを単位画素別にそれぞれ受信し、奇数番目の画素データとその次に位置した偶数番目の画素データとを互いに比較して暗号化キーを生成し、該暗号化キーに対応する基準値を割り当てる暗号化手段と、前記暗号化キー及び前記基準値を受信し、前記暗号化キー及び復号化キーを比較して、その比較結果に応じて前記基準値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを復元して出力する復号化手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像処理に関し、特に、表示パネルに用いられ、映像データの圧縮及び復元機能を有する表示パネルの駆動装置及びその駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体技術及び情報通信の発達に伴い、映像を表示できる軽薄短小及び高画質の映像表示装置が開発されている。映像表示装置は、LCD(Liquid Crystal Display device)、FED(Field Emission Display device)、PDP(Plasma Display Panel device)、ELD(Electro−Luminescence Device)などが含まれている。
【0003】
一般的に、映像表示装置は、映像を表示する表示パネルと、映像を供給する映像供給源からデジタル信号として入力される映像データを格納した後、アナログ信号に変換して表示パネルを駆動する駆動装置とを備えている。
【0004】
図1は、従来の技術に係る映像表示装置の構成図である。
【0005】
同図に示すように、従来の技術に係る映像表示装置は、表示パネル140と、当該表示パネルを駆動する駆動装置100とを備える。表示パネルの駆動装置100は、映像供給源から供給されるデジタル信号の単位画素RGBの映像データを受信して伝達するインターフェース部110と、映像データを圧縮又は変形せずに、伝達されるデータをそのまま一対一で対応して格納するメモリ120と、当該メモリ120に格納された映像データをアナログ信号に変換して表示パネル140に出力するデジタル・アナログ変換部130とを備える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の技術に係る表示パネルの駆動装置100は、映像供給源から供給される映像データを圧縮又は変形せずに、インターフェース部110から伝達される状態をそのままメモリ120に一対一で対応して記録するため、映像データの個数とそのビット数の分、メモリ14の容量を必要とするという問題がある。また、このような理由により、メモリのテストの際、それだけテスト時間が多くかかるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記した従来の技術の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、映像データの画質の低下を最小化し、かつ、映像データの格納に必要なメモリの容量を減少させることができる表示パネルの駆動装置及びその駆動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、上記の目的を達成するための本発明による表示パネルの駆動装置は、 映像データ供給源から映像データを単位画素別にそれぞれ受信し、奇数番目の画素データとその次に位置する偶数番目の画素データとを互いに比較して暗号化キーを生成し、該暗号化キーに対応する基準値を割り当てる暗号化手段と、前記暗号化キー及び前記基準値を受信し、前記暗号化キー及び復号化キーを比較し、その比較結果に応じて前記基準値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを復元して出力する復号化手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、上記の目的を達成するための本発明による表示パネルの駆動方法は、映像データ供給源から映像データを単位画素別にそれぞれ受信し、奇数番目の画素データとその次に位置した偶数番目の画素データとを互いに比較して暗号化キーを生成し、該暗号化キーに対応する基準値を割り当てて前記画素データを圧縮するステップと、前記暗号化キー及び復号化キーを比較し、その比較結果に応じて前記基準値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを復元するステップとを含むことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態を更に詳細に説明する。
【0011】
図2は、本発明の実施形態に係る表示パネルの駆動装置を説明するために示した構成図である。以下において説明する「N」は自然数である。
【0012】
同図に示すように、本発明の実施形態に係る表示パネルの駆動装置200は、映像データ供給源からデジタル信号として供給される単位画素RGBの映像データをそれぞれ受信し、互いに対応する画素のうち、奇数番目(2N−1)に位置する単位画素のデータとその次に位置する偶数番目(2N)の単位画素のデータとを一組とし、互いに比較して暗号化キーENK及び基準値VREFを割り当てる暗号化部210と、暗号化キーENK及び基準値VREFを格納するフレームメモリ220と、当該フレームメモリ220から入力される暗号化キーENK及び基準値VREFを受信し、受信された暗号化キーENK及び復号化キーDEKを比較し、その比較結果に応じて基準値VREFを用いて単位画素の映像データを復号化する復号化部230と、復号化された映像データをアナログ信号に変換して表示パネル250に出力するデジタル・アナログ変換部240とを備える。
【0013】
図3は、図2に示された暗号化部210の構成図である。
【0014】
同図に示すように、暗号化部210は、映像データ供給源から供給される単位画素RGBの映像データのうち、奇数番目(2N−1)に位置する単位画素(以下、奇数番目(2N−1)の画素とする)のデータを仮に格納する複数のバッファメモリ用レジスタ211と、当該レジスタ211に格納された奇数番目(2N−1)の画素のデータと映像データ供給源から直接供給される偶数番目(2N)に位置する単位画素(以下、偶数番目(2N)の画素とする)のデータとを比較する複数の比較部212と、当該比較部212の比較結果に応じて、予め設定された暗号化キーENK及び基準値VREFを2つの単位画素の映像データの共通データに割り当てて、2つの映像データを1個の基準値VREFに圧縮する複数のエンコード部213とを備える。
【0015】
図4は、図2に示された復号化部230の構成図である。
【0016】
復号化部230は、図4に示すように、エンコード部213から入力されてフレームメモリ220に格納された暗号化キーENK及び基準値VREFを受信し、暗号化キーENK及び復号化キーDEKを比較する複数の比較部231と、当該比較部231の比較結果に応じて、基準値VREFを用いて2つの映像データを復元する複数のデコード部232とを備える。
【0017】
以下、図5〜図9を結び付けて、図2及び図3に示された本発明の実施形態に係る表示パネル駆動装置の駆動方法(圧縮方法及び復元方法)について説明する。
【0018】
図5は、5×5画素のカーネル(kernel)映像データを示した図であり、図6は、暗号化キーENK及び基準値VREFを説明するために示したデータフレームであり、図7は、復号化キーDEK及び復号化された映像データを説明するために示した図である。また、図8は、本発明の実施形態に係る圧縮方法を示したフローチャートであり、図9は、復元方法を示したフローチャートである。
【0019】
ここでは、説明の便宜のために、単位画素のうち、一例として「G」画素について説明する。
【0020】
圧縮方法
図2〜図6及び図8に示すように、まず、映像データ供給源から奇数番目(2N−1)の画素G11の映像データを受信してレジスタ211に仮に格納する。その後、映像データ供給源から偶数番目(2N)の画素G12の映像データが入力されると、比較部212は、レジスタ211に格納された「G11」の映像データと映像データ供給源から直接入力される「G12」の映像データとを受信して互いに比較する(S81)。
【0021】
比較部212の比較結果、「G11」の映像データと「G12」の映像データとが同じ場合、エンコード部213は、図6Aのように暗号化キーENKを生成し、基準値VREFとして「G11」の映像データ値を割り当てる(S82、S83)。それに対し、「G11」の映像データと「G12」の映像データとが同じではなく、「G12」の映像データから「G11」の映像データを引いた値が「0」より大きく、オフセット値(ユーザにより設定される1コード又は2コード値)と同じか小さい場合、図6Bのように暗号化キーENKを生成し、基準値VREFとして「G11」の映像データ値を割り当てる(S84、S85)。それに対し、「G11」の映像データから「G12」の映像データを引いた値が「0」より大きく、オフセットと同じか小さい場合、図6Cのように暗号化キーENKを生成し、基準値VREFとして「G11」の映像データ値を割り当てる(S86、S87)。それに対し、前記した全ての条件に該当しなかった場合、図6Dのように暗号化キーENKを生成し、基準値VREFの上位ビットには「G11」の映像データ値の上位ビットを割り当て、下位ビットには「G12」の映像データ値の上位ビットを割り当てる(S88)。
【0022】
例えば、画素データ値が1〜64(2〜2)コードで表現される場合について説明する。
【0023】
「G11」の映像データ値が「100100」であり、「G12」の映像データ値が「100100」であると仮定すれば、エンコード部213は、暗号化キーENKとして「000」を生成し、基準値VREFでは「G11」の映像データ値である「100100」を割り当ててフレームメモリ220に格納する。それに対し、「G11」の映像データ値が「100100」であり、「G12」の映像データ値が「100101」(オフセット値が「1」(2進数で「000001」)の場合として仮定すれば、エンコード部213は、暗号化キーENKとして「001」を生成し、基準値VREFでは「G11」の映像データ値である「100100」を割り当てる。それに対し、「G11」の映像データ値が「100100」であり、「G12」の映像データ値が「100011」と仮定すれば、エンコード部213は、暗号化キーENKとして「010」を生成し、基準値VREFでは「G11」の映像データ値である「100100」を割り当てる。それに対し、「G11」の映像データ値が「100100」であり、「G12」の映像データ値が「110000」と仮定すれば、「G11」の映像データ値が「G12」の映像データ値に設定されたオフセット値を加えるか、又は引いた値と同じでないため、エンコード部213は、暗号化キーENKとして「1」を生成し、基準値VREFの上位4ビットは「G11」の映像データ値の上位4ビットである「1001」を割り当て、下位4ビットは「G12」の映像データ値の上位4ビットである「1100」を割り当てる。つまり、基準値VREFは、「10011100」となる。
【0024】
復元方法
図2〜図5、図7及び図9に示すように、まず、比較部231は、暗号化部210を介して生成され、かつ、フレームメモリ220に格納された暗号化キーENK、基準値VREF、及び復号化キーDEKを受信し、暗号化キーENK及び復号化キーDEKを比較する(S91)。
【0025】
比較部231の比較結果、暗号化キーENKが「000」であれば、デコード部232は、図7Aのように「G11」の映像データ値と「G12」の映像データ値とを基準値VREFとして復元する(S92、S93)。それに対し、暗号化キーENKが「001」であれば、デコード部232は、図7Bのように「G11」の映像データ値を基準値VREFとしてそのまま復元し、「G12」の映像データ値を、基準値VREFにオフセット値を加えた値で復元する(S94、S95)。それに対し、暗号化キーENKが「010」であれば、デコード部232は、図7Cのように「G11」の映像データ値を基準値VREFとしてそのまま復元し、「G12」の映像データ値を、基準値VREFにオフセット値を引いた値で復元する(S96、S97)。それに対し、暗号化キーENKが「1」であれば、デコード部232は、図7Dのように「G11」の映像データ値の上位4ビットは基準値VREFの上位4ビットとして復元し、残りの上位2ビットは復元された上位4ビットのうち、最上位ビットとその次のビットとして復元する。そして、「G12」の映像データ値の上位4ビットは基準値VREFの下位4ビットとして復元し、残りの下位2ビットは復元された上位4ビットのうち、最上位ビットとその次のビットを用いて復元する(S98)。
【0026】
例えば、基準値VREFが6ビット(暗号化キーENKが「000、001、010」)の場合「100100」、8ビット(暗号化キーENKが「1」)の場合「10011001」の場合について説明する。
【0027】
暗号化キーENKが「000」であれば、デコード部232は、「G11」の映像データ値と「G12」の映像データ値とを「100100」として復元する。それに対し、暗号化キーENKが「001」であれば、デコード部232は、「G11」の映像データ値を「100100」に復元し、「G12」の映像データ値を「100101(100100(基準値)+000001(オフセット値))」として復元する。それに対し、暗号化キーENKが「010」であれば、デコード部232は、「G11」の映像データ値を「100100」として復元し、「G12」の映像データ値を「100011(100100(基準値)−000001(オフセット値))」として復元する。それに対し、暗号化キーENKが「1」であれば、デコード部232は「G11」の映像データ値を「100110」として復元し、「G12」の映像データ値を「100110」として復元する。
【0028】
上記においては、一例として、「G11」及び「G12」についての圧縮及び復元方法に関してのみ説明したが、他の画素「R」、また、「B」の場合も同じ方法により圧縮及び復元を行うことになる。このとき、圧縮においては、隣接した2つの画素を一組にして圧縮が行われる。すなわち、一度圧縮に参加した画素は、その次の画素の映像データの圧縮からは除かれ、新たに選択された2つの画素を一組にして圧縮が行われる。
【0029】
また、圧縮過程において、図6Dに示すように、暗号化キーENKが「1」で生成される場合、基準値VREFは奇数番目の画素データ及び偶数番目の画素データの上位4ビットを用いて合計8ビットを割り当てたが、奇数番目の画素データ及び偶数番目の画素データの上位5ビットを用いて、合計10ビットとして割り当てることもでき、この場合、その復号化過程において、下位2ビットの復元過程で発生し得る誤差範囲を1ビットに減少させることができる。
【0030】
以上で説明したように、本発明によれば、映像データ供給源から供給される映像データを圧縮してメモリに格納し、このように圧縮された状態でメモリに格納されたデータを復号化して元々の映像データとして復元することにより画質の低下を最小化し、かつ、映像データの格納に必要なメモリの容量を25%程度減少させることができる。
【0031】
また、本発明は、映像データの圧縮を介してメモリ容量を減少させることにより、表示パネルの駆動装置のチップサイズを減少させる一方、フレームメモリとして用いられるRAM(Random Access Memory)の不良を低減させて、これを通じて製品の歩留りを向上させることができる。
【0032】
なお、本発明は、「RGB」だけでなく、「YUV」又は「YCbCr」で表現される映像データにも全て適用することができ、これを通じてより多様な入力を支援する表示パネル駆動装置に適用することができる。
【0033】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。特に、本発明の実施形態では、一例として、「RGB」を挙げて説明したが、「RGB」の他に、「YUV」又は「YCbCr」などの場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】従来の技術に係る表示パネルの駆動装置の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る表示パネルの駆動装置の構成図である。
【図3】図2に示された暗号化部210の構成図である。
【図4】図2に示された復号化部230の構成図である。
【図5】5×5画素カーネル構造を有する画素パターンを示した図である。
【図6A】本発明の実施形態において用いる暗号化キー及び基準値を備えるデータフレームを示した図である。
【図6B】本発明の実施形態において用いる暗号化キー及び基準値を備えるデータフレームを示した図である。
【図6C】本発明の実施形態において用いる暗号化キー及び基準値を備えるデータフレームを示した図である。
【図6D】本発明の実施形態において用いる暗号化キー及び基準値を備えるデータフレームを示した図である。
【図7A】本発明の実施形態において用いる復号化キーを備えるデータフレームを示した図である。
【図7B】本発明の実施形態において用いる復号化キーを備えるデータフレームを示した図である。
【図7C】本発明の実施形態において用いる復号化キーを備えるデータフレームを示した図である。
【図7D】本発明の実施形態において用いる復号化キーを備えるデータフレームを示した図である。
【図8】本発明の実施形態に係る圧縮方法を示したフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る復元方法を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0035】
100、200 駆動装置
110 インターフェース部
120 メモリ
130、240 デジタル・アナログ変換部
140、250 表示パネル
210 暗号化部
220 フレームメモリ
230 復号化部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像データ供給源から映像データを単位画素別にそれぞれ受信し、奇数番目の画素データとその次に位置した偶数番目の画素データとを互いに比較して暗号化キーを生成し、該暗号化キーに対応する基準値を割り当てる暗号化手段と、
前記暗号化キー及び前記基準値を受信し、前記暗号化キー及び復号化キーを比較して、その比較結果に応じて前記基準値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを復元して出力する復号化手段と
を備えることを特徴とする表示パネルの駆動装置。
【請求項2】
前記暗号化手段から暗号化キー及び前記基準値を格納する格納手段と、
前記復号化手段により出力されるデジタル信号である画素データをアナログ信号に変換して出力するデジタル・アナログ変換手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項3】
前記暗号化手段が、
前記奇数番目の画素データを仮に格納するバッファメモリと、
該バッファメモリに格納された奇数番目の画素データと前記映像データ供給源から供給される前記偶数番目の画素データとをそれぞれ受信して相互比較する第1の比較部と、
該第1の比較部の比較結果に応じて前記暗号化キー及び前記基準値を生成するエンコード部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項4】
前記エンコード部が、
前記第1の比較部の比較結果、前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとが同じ値を有する場合、第1の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データを前記基準値として割り当て、
前記第1の比較部の比較結果、前記偶数番目の画素データから前記奇数番目の画素データを引いた値が「0」より大きく、オフセット値と同じか小さい場合、第2の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データを前記基準値として割り当て、
前記第1の比較部の比較結果、前記奇数番目の画素データから前記偶数番目の画素データを引いた値が「0」より大きく、オフセット値と同じか小さい場合、第3の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データを前記基準値として割り当て、
前記第1の比較部の比較結果、前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとの差が前記オフセット値より大きい場合、第4の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データの上位ビットを前記基準値の上位ビットとして割り当て、前記偶数番目の画素データの上位ビットを前記基準値の下位ビットとして割り当てることを特徴とする請求項3に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項5】
前記復号化手段が、
前記第1の値〜第4の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーをそれぞれ比較する第2の比較部と、
該第2の比較部の比較結果に応じて前記復号化キーと対応する前記基準値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとをそれぞれ復元して出力するデコード部と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項6】
前記デコード部が、
前記第2の比較部の比較結果、前記第1の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを前記基準値と同じ値に復元し、
前記第2の比較部の比較結果、前記第2の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データを前記基準値と同じ値に復元し、前記偶数番目の画素データを、前記基準値に前記オフセット値を加えた値に復元し、
前記第2の比較部の比較結果、前記第3の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データを前記基準値と同じ値に復元し、前記偶数番目の画素データを、前記基準値に前記オフセット値を引いた値に復元し、
前記第2の比較部の比較結果、前記第4の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データの上位ビットを前記基準値の上位ビットに復元し、前記偶数番目の画素データの上位ビットを、前記基準値の上位ビットを除いた残りの下位ビットに復元することを特徴とする請求項5に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項7】
前記奇数番目の画素データの上位ビットを除いた残りの下位ビットが、前記奇数番目の画素データの上位ビットのうち、最上位ビットとその次のビットとして復元されることを特徴とする請求項6に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項8】
前記偶数番目の画素データの上位ビットを除いた残りの下位ビットが、前記偶数番目の画素データの上位ビットのうち、最上位ビットとその次のビットとして復元されることを特徴とする請求項6に記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項9】
映像データ供給源から映像データを単位画素別にそれぞれ受信し、奇数番目の画素データとその次に位置する偶数番目の画素データとを互いに比較して暗号化キーを生成し、該暗号化キーに対応する基準値を割り当てて前記画素データを圧縮するステップと、
前記暗号化キー及び復号化キーを比較し、その比較結果に応じて前記基準値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを復元するステップと
を含むことを特徴とする表示パネルの駆動方法。
【請求項10】
前記生成された暗号化キー及び前記基準値を格納するステップと、
前記画素データをアナログ信号に変換するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項11】
前記画素データを圧縮するステップが、
前記奇数番目の画素データを仮に格納するステップと、
前記奇数番目の画素データと前記映像データ供給源から供給される前記偶数番目の画素データとをそれぞれ受信して相互比較するステップと、
前記比較結果に応じて前記暗号化キー及び前記基準値を生成するステップと
を含むことを特徴とする請求項9に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項12】
前記暗号化キー及び前記基準値を生成するステップが、前記比較結果、前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとが同じ値を有する場合、第1の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データを前記基準値として割り当てることを特徴とする請求項11に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項13】
前記暗号化キー及び前記基準値を生成するステップが、前記比較結果、前記偶数番目の画素データから前記奇数番目の画素データを引いた値が「0」より大きく、オフセット値と同じか小さい場合、第2の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データを前記基準値として割り当てることを特徴とする請求項12に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項14】
前記暗号化キー及び前記基準値を生成するステップが、前記比較結果、前記奇数番目の画素データから前記偶数番目の画素データを引いた値が「0」より大きく、オフセット値と同じか小さい場合、第3の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データを前記基準値として割り当てることを特徴とする請求項13に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項15】
前記暗号化キー及び前記基準値を生成するステップが、前記比較結果、前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとの差が前記オフセット値より大きい場合、第4の値を有する暗号化キーを生成して、前記奇数番目の画素データの上位ビットを前記基準値の上位ビットとして割り当て、前記偶数番目の画素データの上位ビットを前記基準値の下位ビットとして割り当てることを特徴とする請求項14に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項16】
前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを復元するステップが、
前記第1の値〜第4の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーをそれぞれ比較するステップと、
前記比較結果に応じて前記復号化キーと対応する前記基準値及び前記オフセット値を用いて前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとをそれぞれ復元するステップと
を含むことを特徴とする請求項15に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項17】
前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとをそれぞれ復元するステップが、前記比較結果、前記第1の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとを前記基準値と同じ値で復元することを特徴とする請求項16に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項18】
前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとをそれぞれ復元するステップが、前記比較結果、前記第2の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データを前記基準値と同じ値で復元し、前記偶数番目の画素データを、前記基準値に前記オフセット値を加えた値で復元することを特徴とする請求項17に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項19】
前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとをそれぞれ復元するステップが、前記比較結果、前記第3の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データを前記基準値と同じ値で復元し、前記偶数番目の画素データを、前記基準値に前記オフセット値を引いた値で復元することを特徴とする請求項18に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項20】
前記奇数番目の画素データと前記偶数番目の画素データとをそれぞれ復元するステップが、前記比較結果、前記第4の値を有する暗号化キー及び前記復号化キーが同じ場合、前記奇数番目の画素データの上位ビットを前記基準値の上位ビットで復元し、前記偶数番目の画素データの上位ビットを、前記基準値の上位ビットを除いた残りの下位ビットで復元することを特徴とする請求項19に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項21】
前記奇数番目の画素データの上位ビットを除いた残りの下位ビットが、前記奇数番目の画素データの上位ビットのうち、最上位ビットとその次のビットとして復元されることを特徴とする請求項20に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項22】
前記偶数番目の画素データの上位ビットを除いた残りの下位ビットが、前記偶数番目の画素データの上位ビットのうち、最上位ビットとその次のビットとして復元されることを特徴とする請求項20に記載の表示パネルの駆動方法。
【請求項23】
前記画素データが、RGB、YUV、又はYCbCrに表現される画素のデータであることを特徴とする請求項9に記載の表示パネルの駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−129605(P2008−129605A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−301701(P2007−301701)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【出願人】(505087780)マグナチップセミコンダクター有限会社 (125)
【氏名又は名称原語表記】MAGNACHIP SEMICONDUCTOR LTD
【住所又は居所原語表記】1 Hyangjeong−dong,Heungduk−gu,Cheongju City,Chung Cheong Bok−do,Korea
【Fターム(参考)】