説明

表示制御システム、情報処理装置および表示制御プログラム、表示管理装置およびプログラム

【課題】項目の使用頻度情報に基づいて項目を表示領域に配置する表示制御が可能な表示制御システム、情報処理装置および表示制御プログラム、表示管理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】表示制御プログラムが表示管理装置に対して使用頻度情報を要求し、表示管理装が使用頻度情報の要求を受け付けると、使用頻度情報を情報処理装置に対して送信し、表示制御プログラムが使用頻度情報を受信すると、受信した使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行い、主制御部が表示領域を表示装置に表示し、表示制御プログラムが主制御部から使用情報を収集し、収集した使用情報を表示管理装置に対して送信し、表示管理装置が使用情報を受信すると、受信した使用情報を基に使用頻度情報の更新を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御システム、情報処理装置および表示制御プログラム、表示管理装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、表示されているアイコンを選択回数に応じて大きく表示するメニュー表示方式がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
更に、例えば、表示領域の所定範囲に表示しきれないメニューをスクロールによって表示するメニュー表示装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
【特許文献1】特公平7−95261号公報
【特許文献2】特開2006−259838号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、項目の使用頻度情報に基づいて項目を表示領域に配置する表示制御が可能な表示制御システム、情報処理装置および表示制御プログラム、表示管理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、情報処理装置と、表示管理装置とを具備し、前記情報処理装置は、表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求する使用頻度情報要求手段と、前記表示管理装置からの前記使用頻度情報を受信する使用頻度情報受信手段と、前記使用頻度情報受信手段で受信した使用頻度情報に基づいて前記表示領域に前記項目を配置する項目配置手段と、前記表示手段で表示された表示領域の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段とを具備し、前記表示管理装置は、前記使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、前記通信手段を介して接続する情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付ける使用頻度情報要求受付手段と、前記使用頻度情報要求受付手段で前記使用頻度情報の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する使用頻度情報送信手段と、前記情報処理装置からの前記使用情報を受信する使用情報受信手段と、前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記使用頻度情報要求手段は、前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信し、前記使用頻度情報記憶手段は、前記装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、前記使用頻度情報送信手段は、前記使用頻度情報要求受付手段で受け付けた表示管理装置の装置種類に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記使用頻度情報要求手段は、前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、使用者情報を送信し、前記使用頻度情報記憶手段は、前記使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、前記使用頻度情報送信手段は、前記使用頻度情報要求受付手段で受け付けた使用者情報に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信することを特徴とする。
【0008】
また、請求項4の発明は、請求項2または3の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わないことを特徴とする。
【0009】
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段を更に具備することを特徴とする。
【0010】
また、請求項6の発明は、情報処理装置と、表示管理装置とを具備し、前記情報処理装置は、表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求する表示領域要求手段と、前記表示管理装置からの前記表示領域を受信する表示領域受信手段と、前記表示手段で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段とを具備し、前記表示管理装置は、前記使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、前記通信手段を介して接続する情報処理装置からの表示領域の要求を受け付ける表示領域要求受付手段と、前記表示領域要求受付手段で前記表示領域の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置手段と、前記項目配置手段で前記項目を配置した表示領域を前記情報処理装置に対して送信する表示領域送信手段と、前記情報処理装置からの前記使用情報を受信する使用情報受信手段と、前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記表示領域要求手段は、前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信し、前記使用頻度情報記憶手段は、前記装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、前記項目配置手段は、前記表示領域要求受付手段で受け付けた表示管理装置の装置種類に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置することを特徴とする。
【0012】
また、請求項8の発明は、請求項6または7の発明において、前記表示領域要求手段は、前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、使用者情報を送信し、前記使用頻度情報記憶手段は、前記使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、前記項目配置手段は、前記表示領域要求受付手段で受け付けた使用者情報に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置することを特徴とする。
【0013】
また、請求項9の発明は、請求項7または8の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わないことを特徴とする。
【0014】
また、請求項10の発明は、請求項6の発明において、所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段を更に具備することを特徴とする。
【0015】
また、請求項11の発明は、表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、通信手段を介して接続する表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求する使用頻度情報要求手段と、前記表示管理装置からの前記使用頻度情報を受信する使用頻度情報受信手段と、前記使用頻度情報受信手段で受信した使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置手段と、前記表示手段で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記使用頻度情報要求手段は、前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信することを特徴とする。
【0017】
また、請求項13の発明は、請求項11または12の発明において、前記使用頻度情報要求手段は、前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、使用者情報を送信することを特徴とする。
【0018】
また、請求項14の発明は、表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求する表示領域要求手段と、前記表示管理装置からの前記表示領域を受信する表示領域受信手段と、前記表示手段で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
また、請求項15の発明は、請求項14の発明において、前記表示領域要求手段は、前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信することを特徴とする。
【0020】
また、請求項16の発明は、請求項14または15の発明において、前記表示領域要求手段は、前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、使用者情報を送信することを特徴とする。
【0021】
また、請求項17の発明は、通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、前記情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付ける使用頻度情報要求受付手段と、前記使用頻度情報要求受付手段で前記使用頻度情報の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する使用頻度情報送信手段と、前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信手段と、前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段とを具備することを特徴とする。
【0022】
また、請求項18の発明は、請求項17の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、前記情報処理装置の装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、前記使用頻度情報送信手段は、前記使用頻度情報要求受付手段で使用頻度情報の要求とともに前記装置種類を受け付けた場合、該装置種類に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信することを特徴とする。
【0023】
また、請求項19の発明は、請求項17または18の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、前記使用頻度情報送信手段は、前記使用頻度情報要求受付手段で使用頻度情報の要求とともに前記使用者情報を受け付けた場合、該使用者情報に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信することを特徴とする。
【0024】
また、請求項20の発明は、請求項18または19の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わないことを特徴とする。
【0025】
また、請求項21の発明は、請求項17の発明において、所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段を更に具備することを特徴とする。
【0026】
また、請求項22の発明は、通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、前記情報処理装置からの表示領域の要求を受け付ける表示領域要求受付手段と、前記表示領域要求受付手段で前記表示領域の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置手段と、前記項目配置手段で前記項目を配置した表示領域を前記情報処理装置に対して送信する表示領域送信手段と、前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信手段と、前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段とを具備することを特徴とする。
【0027】
また、請求項23の発明は、請求項22の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、前記情報処理装置の装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、前記項目配置手段は、前記表示領域要求受付手段で表示領域の要求とともに前記装置種類を受け付けた場合、該装置種類に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置することを特徴とする。
【0028】
また、請求項24の発明は、請求項22または23の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、前記項目配置手段は、前記表示領域要求受付手段で表示領域の要求とともに前記使用者情報を受け付けた場合、該使用者情報に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置することを特徴とする。
【0029】
また、請求項25の発明は、請求項23または24の発明において、前記使用頻度情報記憶手段は、前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わないことを特徴とする。
【0030】
また、請求項26の発明は、請求項22の発明において、所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段を更に具備することを特徴とする。
【0031】
また、請求項27の発明は、表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示装置を具備するコンピュータに対して、通信手段を介して接続する表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求する使用頻度情報要求処理と、前記表示管理装置からの前記使用頻度情報を受信する使用頻度情報受信処理と、前記受信した使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置処理と、前記表示装置で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集処理と、前記収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信処理とを実行させることを特徴とする。
【0032】
また、請求項28の発明は、表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示装置を具備するコンピュータに対して、通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求する表示領域要求処理と、前記表示管理装置からの前記表示領域を受信する表示領域受信処理と、前記表示装置で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集処理と、前記収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信処理とを実行させることを特徴とする。
【0033】
また、請求項29の発明は、通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶装置に記憶する使用頻度情報記憶処理と、前記情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付ける使用頻度情報要求受付処理と、前記使用頻度情報の要求を受け付けた際に、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する使用頻度情報送信処理と、前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信処理と、前記受信した使用情報に基づき、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0034】
また、請求項30の発明は、通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶装置に記憶する使用頻度情報記憶処理と、前記情報処理装置からの表示領域の要求を受け付ける表示領域要求受付処理と、前記表示領域の要求を受け付けた際に、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置処理と、前記項目を配置した表示領域を前記情報処理装置に対して送信する表示領域送信処理と、前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信処理と、前記受信した使用情報に基づき、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0035】
請求項1、6、11、14、17、22、27、28、29および30に記載の発明は、使用頻度の高さを考慮してメニューを配置することが可能となる。
【0036】
また、請求項2、7、12、15、18および23に記載の発明は、装置の種類に応じてメニューを配置することが可能となる。
【0037】
また、請求項3、8、13、16、19および24に記載の発明は、ユーザに応じてメニューを配置することが可能となる。
【0038】
また、請求項4、9、20および25に記載の発明は、装置の種類またはユーザによっては不要なメニューを配置する必要がなくなる。
【0039】
また、請求項5、10、21および26に記載の発明は、一時的なメニューの使用頻度の高低を操作することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、本発明に係る表示制御システム、情報処理装置および表示制御プログラム、表示管理装置およびプログラムの実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0041】
図1は、本発明を適用した表示制御システム1の全体構成の一例を示す図である。なお、本実施例では、PC[Personal Computer]等の情報処理装置に本発明に係る表示制御プログラムがインストールされている構成を一例にして説明する。
【0042】
図1に示すように、表示制御システム1は、1または複数の情報処理装置(例えば、PC201、情報端末202、画像処理装置203、携帯端末204等)2と、表示管理装置3とを具備して構成され、それぞれの装置はLAN[Local Area Network]等のネットワーク4を介して接続される。
【0043】
情報処理装置2は、不図示であるが情報処理装置2本体の制御を行うCPU[Central Processing Unit]、情報処理装置2の起動時に実行されるプログラム等を記憶するROM[Read Only Memory]、プログラムの実行に必要なワークエリアやバッファエリアとして利用されるRAM[Random Access Memory]、各種アプリケーションプログラム(表示制御プログラムも含む)、各種ファイル等のデータを格納するHD[Hard Disk]または不揮発性メモリ、有線または無線を経由する通信による装置間のコマンド、データ等の送受信を行う通信部から構成されている。また、情報処理装置2には、キーボード、マウス、ボタン等の入力装置、ディスプレイ等の表示装置が接続または内蔵されている(なお、入力装置の機能を兼ね備えたタッチパネル方式の表示装置を採用しても良い)。
【0044】
表示装置は種々の項目(アイコン等のGUI[Graphical User Interface]で、以後はメニューと称する)が配置された領域(以後、表示領域と称する)を表示し、使用者は表示装置に表示される表示領域内の項目に対し、表示装置に項目とともに表示され、入力装置で操作可能なカーソルによって所定の操作を行うことで、情報処理装置2によって所望の情報の処理(例えば、アプリケーションプログラムを起動してファイルの作成・編集・削除等)を行うことができる。
【0045】
ただし、情報処理装置2の種類によって表示装置の画面の面積が異なるため、同一の面積の表示領域を表示するにしても、例えば、PC201、情報端末202等が有する広い画面の表示装置では表示されていた項目の一部が、画像処理装置203、携帯端末204等が有する狭い画面の表示装置では表示されないことがある。
【実施例1】
【0046】
実施例1では、表示管理装置3が各メニューの使用頻度(以後、使用頻度情報と称する)を管理し、情報処理装置2に対して使用頻度情報を提供し、情報処理装置2は使用頻度情報に基づいて使用頻度が高いメニューが初期状態で優先的に表示されるように、表示領域内におけるメニューの配置を行い、情報処理装置2にインストールされている表示制御プログラムが、表示管理装置3との使用頻度情報のやり取り、使用頻度情報に基づく表示領域内におけるメニューの配置等の処理を実行する構成を説明する。
【0047】
図2は、情報処理装置2および表示管理装置3の機能的な構成の実施例1を示す図である。
【0048】
まず、情報処理装置2の機能的な構成について説明する。
【0049】
図2に示すように、情報処理装置2は、表示装置5、入力装置6、情報処理装置2本体の制御を行う主制御部7を具備して構成され、更に、情報処理装置2には表示制御プログラム8がインストールされている。なお、主制御部7は表示装置5における画面内の表示制御、入力装置6による所定の操作に基づく指示に対応する情報の処理等を行う。
【0050】
次に、表示制御プログラム8の機能的な構成について説明する。
【0051】
図2に示すように、表示制御プログラム8は、その機能として、使用頻度情報要求部9、使用頻度情報受信部10、メニュー配置部11、使用情報収集部12、使用情報送信部13から構成される。
【0052】
使用頻度情報要求部9は、主制御部7が任意の表示領域を表示装置5に表示する際に、その表示領域のメニューの使用頻度情報を管理している表示管理装置3に対して、使用頻度情報の要求を行う。
【0053】
使用頻度情報受信部10は、表示管理装置3から送信されてきた使用頻度情報を受信する処理を行う。
【0054】
メニュー配置部11は、使用頻度情報受信部10で受信した使用頻度情報に基づき、表示装置5で表示する表示領域内のメニューの配置を行う。
【0055】
使用情報収集部12は、表示装置5に表示領域が表示されている間に、どのメニューに対して所定の操作が何回行われたかを示す情報(以後、使用情報と称する)を主制御部7から収集する処理を行う。
【0056】
使用情報送信部13は、使用情報収集部12で収集した使用情報を表示管理装置3に対して送信する処理を行う。
【0057】
ここで、表示領域19内のメニューの配置について、図3に示すような20個のメニュー20を含んでいる表示領域19を表示する場合を一例にして説明する。
【0058】
まず、表示領域19内にメニュー20を配置する前に、使用頻度の高いメニュー20を表示する領域を設定する。図3に示す表示領域19では、横方向において左の方が使用頻度の高い領域、右の方が使用頻度の低い領域と設定し、縦方向において上の方が使用頻度の高い領域、下の方が使用頻度の低い領域と設定し、表示管理装置3から受信したメニュー20の使用頻度情報を基に使用頻度の高い順にメニュー20に対して順位付け(図3に示す表示領域19では、1位から20位まで)を行う。
【0059】
そして、図3に示すように、1位に順位付けられたメニュー20を表示領域19の横方向において一番左且つ縦方向において一番上の領域に配置し、2位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の下の領域に配置し、3位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の右の領域に配置し、4位に順位付けられたメニュー20を3位に順位付けられたメニュー20の下の領域に配置し、5位以下の順位のメニュー20についても同様な手順を繰り返し、20個のメニュー20の配置を行う。
【0060】
次に、情報処理装置2の種類に応じた表示領域19内のメニュー20の配置について、図4および図5に示すような20個のメニュー20を含んでいる表示領域を表示する場合を一例にして説明する。
【0061】
図4(a)は、PC201の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置について説明する図である。
【0062】
図4(a)に示すように、PC201の表示装置5の画面21は十分な広さを有していることから、横方向においてはメニュー20が5個配置できる領域と縦方向においてはメニュー20が4個配置できる領域が初期表示として表示されるため、初期表示で20個のメニュー20の全てが表示されることになる。従って、PC201の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置は図3に示すメニュー20の配置と同様のものとなる。
【0063】
図4(b)は、情報端末202の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置について説明する図である。
【0064】
図4(b)に示すように、情報端末202の表示装置5の画面21はPC201の表示装置5の画面21と比べて狭く、横方向においてはメニュー20が4個配置できる領域と縦方向においてはメニュー20が3個配置できる領域が初期表示として表示されるため、初期表示で12個のメニュー20のみが表示されることになる。
【0065】
ここで、情報端末202の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置は、図4(b)に示すように、1位に順位付けられたメニュー20を表示領域19の横方向において一番左且つ縦方向において一番上の領域に配置し、2位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の右の領域に配置し、3位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の下の領域に配置し、4位に順位付けられたメニュー20を3位に順位付けられたメニュー20の右の領域に配置することで、5位以下の順位のメニュー20についても同様な手順を繰り返し、20個のメニュー20の配置を行う。
【0066】
従って、図4(b)に示すように、情報端末202の表示装置5の画面21に初期表示として1位から12位までのメニュー20が表示されることになり、スクロール等により13以下のメニュー20を表示装置5の画面21に表示することになる。
【0067】
図5(a)は、画像処理装置203の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置について説明する図である。
【0068】
図5(a)に示すように、画像処理装置203の表示装置5の画面21は情報端末202の表示装置5の画面21と比べて狭く、横方向においてはメニュー20が3個配置できる領域と縦方向においてはメニュー20が2個配置できる領域が初期表示として表示されるため、初期表示で6個のメニュー20のみが表示されることになる。
【0069】
ここで、画像処理装置203の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置は、図5(a)に示すように、1位に順位付けられたメニュー20を表示領域19の横方向において一番左且つ縦方向において一番上の領域に配置し、2位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の右の領域に配置し、3位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の下の領域に配置し、4位に順位付けられたメニュー20を3位に順位付けられたメニュー20の右の領域に配置することで、5位以下の順位のメニュー20についても同様な手順を繰り返し、20個のメニュー20の配置を行う。
【0070】
従って、図5(a)に示すように、画像処理装置203の表示装置5の画面21に初期表示として1位から6位までのメニュー20が表示されることになり、スクロール等により7以下のメニュー20を表示装置5の画面21に表示することになる。
【0071】
図5(b)は、携帯端末204の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置について説明する図である。
【0072】
図5(b)に示すように、携帯端末204の表示装置5の画面21は画像処理装置203の表示装置5の画面21と比べて狭く、横方向においてはメニュー20が1個配置できる領域と縦方向においてはメニュー20が2個配置できる領域が初期表示として表示されるため、初期表示で2個のメニュー20のみが表示されることになる。
【0073】
ここで、携帯端末204の表示装置5の画面21に応じた表示領域19内のメニュー20の配置は、図5(b)に示すように、1位に順位付けられたメニュー20を表示領域19の横方向において一番左且つ縦方向において一番上の領域に配置し、2位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の下の領域に配置し、3位に順位付けられたメニュー20を1位に順位付けられたメニュー20の右の領域に配置し、4位に順位付けられたメニュー20を3位に順位付けられたメニュー20の下の領域に配置することで、5位以下の順位のメニュー20についても同様な手順を繰り返し、20個のメニュー20の配置を行う。
【0074】
従って、図5(b)に示すように、携帯端末204の表示装置5の画面21に初期表示として1位のメニュー20と2位のメニュー20が表示されることになり、スクロール等により3以下のメニュー20を表示装置5の画面21に表示することになる。
【0075】
次に、表示管理装置3の機能的な構成について説明する。
【0076】
図2に示すように、表示管理装置3は、使用頻度情報記憶部14、使用頻度情報管理部15、使用頻度情報要求受付部16、使用頻度情報送信部17、使用情報受信部18を具備して構成される。
【0077】
使用頻度情報記憶部14は、メニュー毎の使用頻度情報を記憶する。図6は、使用頻度情報記憶部14に記憶されている使用頻度情報の一例を示す図である。なお、使用頻度の数値が大きいほど使用頻度が高いメニューを表すことになる。
【0078】
使用頻度情報管理部15は、使用頻度情報記憶部14に記憶された使用頻度情報の管理を行う。例えば、使用頻度情報要求受付部16で受け付けた情報処理装置2からの使用頻度情報の要求に対応する使用頻度情報を使用頻度情報記憶部14から読み出す処理、使用情報受信部18で受信した情報処理装置2からの使用情報を基に使用頻度情報記憶部14に記憶されている使用頻度情報を更新する処理等を行う。ここで、使用頻度情報の更新とは、例えば、「セキュリティ登録(電子化)」のメニューが1回操作されたことを示す使用情報を受信した場合、図6に示す「セキュリティ登録(電子化)」の使用頻度の数値「54」を「55」に更新することである。
【0079】
なお、予め所定の使用頻度の数値に対する閾値を設定し、情報処理装置2からの使用頻度情報の要求に対応する使用頻度情報を使用頻度情報記憶部14から読み出す際に、使用頻度の数値が当該閾値より大きい使用頻度情報を読み出し、使用頻度の数値が当該閾値より小さい使用頻度情報は読み出さないような構成も適用可能である。
【0080】
また、一時的に使用頻度の数値を変更する構成も適用可能である。例えば、定期的にパスワードの変更等を使用者に行わせるシステムでは、所定の期間に「パスワードの変更」のメニューに対する使用頻度の数値を他のメニューの使用頻度の数値より大きくすることで、所定の期間内において、このメニューが表示領域内の使用頻度の高いメニューを表示する領域に表示されることになる。
【0081】
使用頻度情報要求受付部16は、情報処理装置2からの使用頻度情報の要求を受け付ける処理を行う。
【0082】
使用頻度情報送信部17は、使用頻度情報管理部15が読み出した情報処理装置2からの使用頻度情報の要求に対応する使用頻度情報を情報処理装置2に対して送信する処理を行う。
【0083】
使用情報受信部18は、情報処理装置2から送信されてきた使用情報を受信する処理を行う。
【0084】
なお、上述した、使用頻度情報管理部15、使用頻度情報要求受付部16、使用頻度情報送信部17、使用情報受信部18を機能として具備する表示管理プログラムを汎用のサーバまたはコンピュータにインストールする構成を適用することも可能であり、その際には、サーバまたはコンピュータの記憶部(例えば、ハードディスク等)に表示管理プログラムが記憶され、サーバまたはコンピュータの演算部(例えば、CPU等)が記憶部に記憶されている表示管理プログラムを実行することになる。また、上述した表示管理プログラムは、例えば、各種メモリ、光ディスク等の記憶媒体に記憶して提供することが可能であり、例えば、ネットワーク等の通信回線を介して配信することも可能である。
【0085】
次に、情報処理装置2および表示管理装置3で行われる処理の流れについて図7に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0086】
表示制御プログラムの使用頻度情報要求部が表示管理装置に対して使用頻度情報を要求する(S701)。
【0087】
表示管理装置の使用頻度情報要求受付部は情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付けると、表示管理装置の使用頻度情報管理部は表示管理装置の使用頻度情報記憶部から要求された使用頻度情報を読み出し(S702)、表示管理装置の使用頻度情報送信部は使用頻度情報を情報処理装置に対して送信する(S703)。
【0088】
表示制御プログラムの使用頻度情報受信部は表示管理装置からの使用頻度情報を受信すると、表示制御プログラムのメニュー配置部は使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行い(S704)、情報処理装置の主制御部は表示領域を表示装置に表示し(S705)、表示制御プログラムの使用情報収集部は主制御部から使用情報を収集し(S706)、表示制御プログラムの使用情報送信部は使用情報を表示管理装置に対して送信する(S707)。なお、使用情報送信部が使用情報を送信するタイミングとして、表示装置に表示されていた表示領域がクローズされたときに、当該表示領域のメニューに対する使用情報をまとめて送信する構成、表示装置に表示されている表示領域のメニューに対して所定の操作が行われる度に使用情報を送信する構成等がある。
【0089】
表示管理装置の使用情報受信部は情報処理装置の使用情報を受信すると、表示管理装置の使用頻度情報管理部は使用情報を基に使用頻度情報の更新を行う(S708)。
【0090】
なお、使用頻度情報を種々の属性毎(例えば、装置の種類、使用者等)に記憶する構成も適用可能である。
【0091】
例えば、PC201の使用頻度情報、情報端末202の使用頻度情報、画像処理装置203の使用頻度情報、携帯端末204の使用頻度情報等、装置の種類毎に使用頻度情報を記憶する場合、表示制御プログラム8は表示管理装置3に対して使用頻度情報の要求を行うとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信し、表示管理装置3は使用頻度情報の要求を受け付けるとともに装置情報を受信し、受信した装置情報に対応する使用頻度情報を情報処理装置2に対して送信し、表示制御プログラム8は装置情報に対応する使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューを配置する。つまり、情報処理装置2がPC201の場合はPC201の使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行い、情報処理装置2が情報端末202の場合は情報端末202の使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行い、情報処理装置2が画像処理装置203の場合は画像処理装置203の使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行い、情報処理装置2が携帯端末204の場合は携帯端末204の使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行う。
【0092】
更に、表示制御プログラム8が表示管理装置3に対して使用情報を送信するとともに、装置情報を送信し、表示管理装置3は使用情報を受信するとともに装置情報を受信し、受信した使用情報を基に装置情報に対応する使用頻度情報の更新を行う。つまり、情報処理装置2がPC201の場合はPC201での使用情報を基にPC201の使用頻度情報を更新し、情報処理装置2が情報端末202の場合は情報端末202での使用情報を基に情報端末202の使用頻度情報を更新し、情報処理装置2が画像処理装置203の場合は画像処理装置203での使用情報を基に画像処理装置203の使用頻度情報を更新し、情報処理装置2が携帯端末204の場合は携帯端末204での使用情報を基に携帯端末204の使用頻度情報を更新する。
【0093】
また、装置の種類によっては表示する必要のないメニューが存在することが考えられる。そこで、同一の表示領域内のメニューに対応する使用頻度情報でも、装置によっては記憶しないことで、情報処理装置は不要なメニューを表示領域内に配置する必要がなくなる。
【0094】
また、例えば、使用者毎に使用頻度情報を記憶する場合、表示制御プログラム8は表示管理装置3に対して使用頻度情報の要求を行うとともに、使用者を識別する使用者情報(例えば、使用者ID等)を送信し、表示管理装置3は使用頻度情報の要求を受け付けるとともに使用者情報を受信し、受信した使用者情報に対応する使用頻度情報を情報処理装置2に対して送信し、表示制御プログラム8は使用者情報に対応する使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューを配置する。更に、表示制御プログラム8が表示管理装置3に対して使用情報を送信するとともに、使用者情報を送信し、表示管理装置3は使用情報を受信するとともに使用者情報を受信し、受信した使用情報を基に使用者情報に対応する使用頻度情報の更新を行う。
【実施例2】
【0095】
実施例2では、表示管理装置3が各メニューの使用頻度(以後、使用頻度情報と称する)を管理し、使用頻度情報に基づいて使用頻度が高いメニューが初期状態で優先的に表示されるように、表示領域内におけるメニューの配置を行い、情報処理装置2に対して当該表示領域を提供し、情報処理装置2が当該表示領域を表示し、情報処理装置2にインストールされている表示制御プログラムが、表示管理装置3との表示領域のやり取り等の処理を実行する構成を説明する。
【0096】
図8は、情報処理装置2および表示管理装置3の機能的な構成の実施例2を示す図である。
【0097】
まず、情報処理装置2の機能的な構成について説明する。
【0098】
図8に示すように、情報処理装置2は、表示装置5、入力装置6、情報処理装置2本体の制御を行う主制御部7を具備して構成され、更に、情報処理装置2には表示制御プログラム8がインストールされている。なお、主制御部7は表示装置5における画面内の表示制御、入力装置6による所定の操作に基づく指示に対応する情報の処理等を行う。
【0099】
次に、表示制御プログラム8の機能的な構成について説明する。
【0100】
図8に示すように、表示制御プログラム8は、その機能として、表示領域要求部22、表示領域受信部23、使用情報収集部24、使用情報送信部25から構成される。
【0101】
表示領域要求部22は、主制御部7が任意の表示領域を表示装置5に表示する際に、その表示領域のメニューの使用頻度情報を管理している表示管理装置3に対して、使用頻度情報に基づくメニューの配置を行った表示領域の要求を行う。
【0102】
表示領域受信部23は、表示管理装置3から送信されてきた表示領域を受信する処理を行う。
【0103】
使用情報収集部24は、表示装置5に表示領域が表示されている間に、どのメニューに対して所定の操作が何回行われたかを示す情報(以後、使用情報と称する)を主制御部7から収集する処理を行う。
【0104】
使用情報送信部25は、使用情報収集部24で収集した使用情報を表示管理装置3に対して送信する処理を行う。
【0105】
次に、表示管理装置3の機能的な構成について説明する。
【0106】
図8に示すように、表示管理装置3は、使用頻度情報記憶部14、使用頻度情報管理部15、表示領域要求受付部26、メニュー配置部11、表示領域送信部27、使用情報受信部18を具備して構成される。
【0107】
使用頻度情報記憶部14は、メニュー毎の使用頻度情報を記憶する。使用頻度情報の一例は図6に示す。
【0108】
使用頻度情報管理部15は、使用頻度情報記憶部14に記憶された使用頻度情報の管理を行う。例えば、表示領域要求受付部26で受け付けた情報処理装置2からの表示領域の要求に対応し、表示領域の配置に必要な使用頻度情報を使用頻度情報記憶部14から読み出す処理、使用情報受信部18で受信した情報処理装置2からの使用情報を基に使用頻度情報記憶部14に記憶されている使用頻度情報を更新する処理等を行う。ここで、使用頻度情報の更新とは、例えば、「セキュリティ登録(電子化)」のメニューが1回操作されたことを示す使用情報を受信した場合、図6に示す「セキュリティ登録(電子化)」の使用頻度の数値「54」を「55」に更新することである。
【0109】
なお、予め所定の使用頻度の数値に対する閾値を設定し、情報処理装置2からの表示領域の要求に対応し、表示領域の配置に必要な使用頻度情報を使用頻度情報記憶部14から読み出す際に、使用頻度の数値が当該閾値より大きい使用頻度情報を読み出し、使用頻度の数値が当該閾値より小さい使用頻度情報は読み出さないような構成も適用可能である。
【0110】
また、一時的に使用頻度の数値を変更する構成も適用可能である。例えば、定期的にパスワードの変更等を使用者に行わせるシステムでは、所定の期間に「パスワードの変更」のメニューに対する使用頻度の数値を他のメニューの使用頻度の数値より大きくすることで、所定の期間内において、このメニューが表示領域内の使用頻度の高いメニューを表示する領域に表示されることになる。
【0111】
表示領域要求受付部26は、情報処理装置2からの表示領域の要求を受け付ける処理を行う。
【0112】
メニュー配置部11は、使用頻度情報管理部15で読み出した使用頻度情報に基づき、表示装置5で表示する表示領域内のメニューの配置を行う。表示領域内のメニューの配置については図3、図4および図5に示す。
【0113】
表示領域送信部27は、メニュー配置部11でメニューの配置を行った表示領域を情報処理装置2に対して送信する処理を行う。
【0114】
使用情報受信部18は、情報処理装置2から送信されてきた使用情報を受信する処理を行う。
【0115】
なお、上述した、使用頻度情報管理部15、表示領域要求受付部26、メニュー配置部11、表示領域送信部27、使用情報受信部18を機能として具備する表示管理プログラムを汎用のサーバまたはコンピュータにインストールする構成を適用することも可能であり、その際には、サーバまたはコンピュータの記憶部(例えば、ハードディスク等)に表示管理プログラムが記憶され、サーバまたはコンピュータの演算部(例えば、CPU等)が記憶部に記憶されている表示管理プログラムを実行することになる。また、上述した表示管理プログラムは、例えば、各種メモリ、光ディスク等の記憶媒体に記憶して提供することが可能であり、例えば、ネットワーク等の通信回線を介して配信することも可能である。
【0116】
次に、情報処理装置2および表示管理装置3で行われる処理の流れについて図9に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0117】
表示制御プログラムの表示領域要求部が表示管理装置に対して表示領域を要求する(S901)。
【0118】
表示管理装置の表示領域要求受付部は情報処理装置からの表示領域の要求を受け付けると、表示管理装置の使用頻度情報管理部は表示管理装置の使用頻度情報記憶部から要求された表示領域に必要な使用頻度情報を読み出し(S902)、表示管理装置のメニュー配置部は使用頻度情報に基づいて表示領域内のメニューの配置を行い(S903)、表示管理装置の表示領域送信部は表示領域を情報処理装置に対して送信する(S904)。
【0119】
表示制御プログラムの表示領域受信部は表示管理装置からの表示領域を受信すると、情報処理装置の主制御部は表示領域を表示装置に表示し(S905)、表示制御プログラムの使用情報収集部は主制御部から使用情報を収集し(S906)、表示制御プログラムの使用情報送信部は使用情報を表示管理装置に対して送信する(S907)。なお、使用情報送信部が使用情報を送信するタイミングとして、表示装置に表示されていた表示領域がクローズされたときに、当該表示領域のメニューに対する使用情報をまとめて送信する構成、表示装置に表示されている表示領域のメニューに対して所定の操作が行われる度に使用情報を送信する構成等がある。
【0120】
表示管理装置の使用情報受信部は情報処理装置の使用情報を受信すると、表示管理装置の使用頻度情報管理部は使用情報を基に使用頻度情報の更新を行う(S908)。
【0121】
なお、使用頻度情報を種々の属性毎(例えば、装置の種類、使用者等)に記憶する構成も適用可能である。
【0122】
また、装置の種類によっては表示する必要のないメニューが存在することが考えられる。そこで、同一の表示領域内のメニューに対応する使用頻度情報でも、装置によっては記憶しないことで、不要なメニューを表示領域内に配置する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】本発明を適用した表示制御システムの全体構成の一例を示す図である。
【図2】情報処理装置および表示管理装置の機能的な構成の実施例1を示す図である。
【図3】メニューを含む表示領域の一例を示す図である。
【図4】表示領域内のメニューの配置について説明する図である。
【図5】表示領域内のメニューの配置について説明する図である。
【図6】使用頻度情報記憶部に記憶されている使用頻度情報の一例を示す図である。
【図7】情報処理装置および表示管理装置で行われる処理の流れを示すシーケンス図である。
【図8】情報処理装置および表示管理装置の機能的な構成の実施例2を示す図である。
【図9】情報処理装置および表示管理装置で行われる処理の流れを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0124】
1 表示制御システム
2 情報処理装置
201 PC
202 情報端末
203 画像処理装置
204 携帯端末
3 表示管理装置
4 ネットワーク
5 表示装置
6 入力装置
7 主制御部
8 表示制御プログラム
9 使用頻度情報要求部
10 使用頻度情報受信部
11 メニュー配置部
12 使用情報収集部
13 使用情報送信部
14 使用頻度情報記憶部
15 使用頻度情報管理部
16 使用頻度情報要求受付部
17 使用頻度情報送信部
18 使用情報受信部
19 表示領域
20 メニュー
21 画面
22 表示領域要求部
23 表示領域受信部
24 使用情報収集部
25 使用情報送信部
26 表示領域要求受付部
27 表示領域送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と、表示管理装置とを具備し、
前記情報処理装置は、
表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、
通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求する使用頻度情報要求手段と、
前記表示管理装置からの前記使用頻度情報を受信する使用頻度情報受信手段と、
前記使用頻度情報受信手段で受信した使用頻度情報に基づいて前記表示領域に前記項目を配置する項目配置手段と、
前記表示手段で表示された表示領域の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、
前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段と
を具備し、
前記表示管理装置は、
前記使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、
前記通信手段を介して接続する情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付ける使用頻度情報要求受付手段と、
前記使用頻度情報要求受付手段で前記使用頻度情報の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する使用頻度情報送信手段と、
前記情報処理装置からの前記使用情報を受信する使用情報受信手段と、
前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段と
を具備することを特徴とする表示制御システム。
【請求項2】
前記使用頻度情報要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信し、
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、
前記使用頻度情報送信手段は、
前記使用頻度情報要求受付手段で受け付けた表示管理装置の装置種類に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する
ことを特徴とする請求項1記載の表示制御システム。
【請求項3】
前記使用頻度情報要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、使用者情報を送信し、
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、
前記使用頻度情報送信手段は、
前記使用頻度情報要求受付手段で受け付けた使用者情報に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する
ことを特徴とする請求項1または2記載の表示制御システム。
【請求項4】
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わない
ことを特徴とする請求項2または3記載の表示制御システム。
【請求項5】
所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段
を更に具備することを特徴とする請求項1記載の表示制御システム。
【請求項6】
情報処理装置と、表示管理装置とを具備し、
前記情報処理装置は、
表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、
通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求する表示領域要求手段と、
前記表示管理装置からの前記表示領域を受信する表示領域受信手段と、
前記表示手段で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、
前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段と
を具備し、
前記表示管理装置は、
前記使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、
前記通信手段を介して接続する情報処理装置からの表示領域の要求を受け付ける表示領域要求受付手段と、
前記表示領域要求受付手段で前記表示領域の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置手段と、
前記項目配置手段で前記項目を配置した表示領域を前記情報処理装置に対して送信する表示領域送信手段と、
前記情報処理装置からの前記使用情報を受信する使用情報受信手段と、
前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段と
を具備することを特徴とする表示制御システム。
【請求項7】
前記表示領域要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信し、
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、
前記項目配置手段は、
前記表示領域要求受付手段で受け付けた表示管理装置の装置種類に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する
ことを特徴とする請求項6記載の表示制御システム。
【請求項8】
前記表示領域要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、使用者情報を送信し、
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、
前記項目配置手段は、
前記表示領域要求受付手段で受け付けた使用者情報に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する
ことを特徴とする請求項6または7記載の表示制御システム。
【請求項9】
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わない
ことを特徴とする請求項7または8記載の表示制御システム。
【請求項10】
所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段
を更に具備することを特徴とする請求項6記載の表示制御システム。
【請求項11】
表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、
通信手段を介して接続する表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求する使用頻度情報要求手段と、
前記表示管理装置からの前記使用頻度情報を受信する使用頻度情報受信手段と、
前記使用頻度情報受信手段で受信した使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置手段と、
前記表示手段で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、
前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段と
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項12】
前記使用頻度情報要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信する
ことを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記使用頻度情報要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求するとともに、使用者情報を送信する
ことを特徴とする請求項11または12記載の情報処理装置。
【請求項14】
表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示手段と、
通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求する表示領域要求手段と、
前記表示管理装置からの前記表示領域を受信する表示領域受信手段と、
前記表示手段で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集手段と、
前記使用情報収集手段で収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信手段と
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項15】
前記表示領域要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、自己の装置種類を示す装置情報を送信する
ことを特徴とする請求項14記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記表示領域要求手段は、
前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求するとともに、使用者情報を送信する
ことを特徴とする請求項14または15記載の情報処理装置。
【請求項17】
通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、
前記情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付ける使用頻度情報要求受付手段と、
前記使用頻度情報要求受付手段で前記使用頻度情報の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する使用頻度情報送信手段と、
前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信手段と、
前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段と
を具備することを特徴とする表示管理装置。
【請求項18】
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記情報処理装置の装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、
前記使用頻度情報送信手段は、
前記使用頻度情報要求受付手段で使用頻度情報の要求とともに前記装置種類を受け付けた場合、該装置種類に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する
ことを特徴とする請求項17記載の表示管理装置。
【請求項19】
前記使用頻度情報記憶手段は、
使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、
前記使用頻度情報送信手段は、
前記使用頻度情報要求受付手段で使用頻度情報の要求とともに前記使用者情報を受け付けた場合、該使用者情報に対応する使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する
ことを特徴とする請求項17または18記載の表示管理装置。
【請求項20】
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わない
ことを特徴とする請求項18または19記載の表示管理装置。
【請求項21】
所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段
を更に具備することを特徴とする請求項17記載の表示管理装置。
【請求項22】
通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶する使用頻度情報記憶手段と、
前記情報処理装置からの表示領域の要求を受け付ける表示領域要求受付手段と、
前記表示領域要求受付手段で前記表示領域の要求を受け付けた際に、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置手段と、
前記項目配置手段で前記項目を配置した表示領域を前記情報処理装置に対して送信する表示領域送信手段と、
前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信手段と、
前記使用情報受信手段で受信した使用情報に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新手段と
を具備することを特徴とする表示管理装置。
【請求項23】
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記情報処理装置の装置種類に対応する前記使用頻度情報を該装置種類毎に記憶し、
前記項目配置手段は、
前記表示領域要求受付手段で表示領域の要求とともに前記装置種類を受け付けた場合、該装置種類に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する
ことを特徴とする請求項22記載の表示管理装置。
【請求項24】
前記使用頻度情報記憶手段は、
使用者情報に対応する前記使用頻度情報を該使用者情報毎に記憶し、
前記項目配置手段は、
前記表示領域要求受付手段で表示領域の要求とともに前記使用者情報を受け付けた場合、該使用者情報に対応する使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する
ことを特徴とする請求項22または23記載の表示管理装置。
【請求項25】
前記使用頻度情報記憶手段は、
前記装置種類毎の使用頻度情報または前記使用者毎の使用頻度情報において、該装置種類または該使用者において不要な項目の使用頻度情報の記憶を行わない
ことを特徴とする請求項23または24記載の表示管理装置。
【請求項26】
所定の条件に基づき、前記使用頻度情報記憶手段に記憶されている使用頻度情報を変更する使用頻度情報変更手段
を更に具備することを特徴とする請求項22記載の表示管理装置。
【請求項27】
表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示装置を具備するコンピュータに対して、
通信手段を介して接続する表示管理装置に対して前記項目の使用頻度情報を要求する使用頻度情報要求処理と、
前記表示管理装置からの前記使用頻度情報を受信する使用頻度情報受信処理と、
前記受信した使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置処理と、
前記表示装置で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集処理と、
前記収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信処理と
を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
【請求項28】
表示領域に含まれる少なくとも1つの項目を表示する表示装置を具備するコンピュータに対して、
通信手段を介して接続する前記表示管理装置に対して前記表示領域を要求する表示領域要求処理と、
前記表示管理装置からの前記表示領域を受信する表示領域受信処理と、
前記表示装置で表示された表示領域内の項目の使用情報を収集する使用情報収集処理と、
前記収集した使用情報を前記表示管理装置に対して送信する使用情報送信処理と
を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
【請求項29】
通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶装置に記憶する使用頻度情報記憶処理と、
前記情報処理装置からの使用頻度情報の要求を受け付ける使用頻度情報要求受付処理と、
前記使用頻度情報の要求を受け付けた際に、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報を前記情報処理装置に対して送信する使用頻度情報送信処理と、
前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信処理と、
前記受信した使用情報に基づき、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする表示管理プログラム。
【請求項30】
通信手段を介して接続する情報処理装置において表示する表示領域に少なくとも1つ含まれる項目の使用頻度情報を記憶装置に記憶する使用頻度情報記憶処理と、
前記情報処理装置からの表示領域の要求を受け付ける表示領域要求受付処理と、
前記表示領域の要求を受け付けた際に、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報に基づいて前記表示領域内に前記項目を配置する項目配置処理と、
前記項目を配置した表示領域を前記情報処理装置に対して送信する表示領域送信処理と、
前記情報処理装置からの該情報処理装置において表示された表示領域内の項目の使用情報を受信する使用情報受信処理と、
前記受信した使用情報に基づき、前記記憶装置に記憶されている使用頻度情報を更新する使用頻度情報更新処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする表示管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−3696(P2009−3696A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−163918(P2007−163918)
【出願日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】