説明

表示制御装置、及びその制御方法

【課題】同時に入力された複数の画像コンテンツを表示する際の視認性の低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力インタフェースを備える表示制御装置であって、前記入力インタフェースから入力された画像コンテンツを表示手段の所定の表示領域に表示させる表示制御手段と、前記入力インタフェースから複数の画像コンテンツが同時に入力された場合に、前記表示手段の所定の表示領域を当該複数の画像コンテンツの数に分割して得られる複数の分割領域1つあたりの画素数を取得する取得手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記画素数が閾値以上の場合、前記複数の画像コンテンツを前記複数の分割領域に同時に表示させ、前記画素数が前記閾値未満の場合、前記複数の画像コンテンツを順番に前記所定の表示領域に表示させるか、又は前記複数の画像コンテンツのうちの1つだけを前記所定の表示領域に表示させることを特徴とする表示制御装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置、及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、表示制御装置としてプロジェクタが知られている。プロジェクタの中には、アナログPC入力、ビデオ入力、HDMI(登録商標)入力、LAN入力といった複数の系統の入力端子を備えるものがある。このようなプロジェクタを使用して映像を投影する場合、ユーザは、アナログPC入力、ビデオ入力、HDMI入力、LAN入力といった各入力端子を示すメニュー項目の中から、表示する映像を入力する入力端子を選択するのが一般的である。また、複数の入力端子から入力された映像を同時に表示する機能である、ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP)機能や、ピクチャ・バイ・ピクチャ(PbyP)(ピクチャ・アウト・ピクチャ(PoutP))機能を有するプロジェクタも知られている。
【0003】
ところで、LAN入力端子を使用する場合、複数の映像出力装置がプロジェクタに向けて出力した映像を同時にLAN入力端子から入力することができる。特許文献1は、このような場合に、プロジェクタがネットワーク経由で受信した複数の映像を多画面表示することを開示しており、これにより、各映像が分割された表示領域に同時に表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−054134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように複数の映像を多画面表示する場合、映像1つあたりの表示サイズが小さくなる。従って、LAN入力端子から多数の映像が同時に入力された場合、映像1つあたりの表示サイズが極めて小さくなり、映像の視認性が低下する可能性がある。また、PinP機能を使用してLAN入力端子から入力した映像を子画面に表示する場合や、PbyP機能を使用する場合には、LAN入力端子から入力した映像を表示領域の一部にしか表示することができない。従って、映像1つあたりの表示サイズが更に小さくなり、映像の視認性も更に低下する可能性がある。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、同時に入力された複数の画像コンテンツを表示する際の視認性の低下を抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、第1の本発明は、複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力インタフェースを備える表示制御装置であって、前記入力インタフェースから入力された画像コンテンツを表示手段の所定の表示領域に表示させる表示制御手段と、前記入力インタフェースから複数の画像コンテンツが同時に入力された場合に、前記表示手段の所定の表示領域を当該複数の画像コンテンツの数に分割して得られる複数の分割領域1つあたりの画素数を取得する取得手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記画素数が閾値以上の場合、前記複数の画像コンテンツを前記複数の分割領域に同時に表示させ、前記画素数が前記閾値未満の場合、前記複数の画像コンテンツを順番に前記所定の表示領域に表示させるか、又は前記複数の画像コンテンツのうちの1つだけを前記所定の表示領域に表示させることを特徴とする表示制御装置を提供する。
【0008】
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
【発明の効果】
【0009】
以上の構成により、本発明によれば、同時に入力された複数の画像コンテンツを表示する際の視認性の低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1の実施形態に係るプロジェクタ100の構成を示すブロック図
【図2】入力I/F選択用のGUIの例を示す図
【図3】プロジェクタ100が保持する表示設定の概念図
【図4】図3の表示設定に対応する投影画面の概念図
【図5】図3(a)の表示設定に対応して実際に表示される画像を示す概念図
【図6】プロジェクタ100が実行する、同時に入力された複数の画像コンテンツを表示する際の視認性の低下を抑制するための処理の流れを示すフローチャート
【図7】図6のS604で設定される時分割表示モードの表示設定の概念図
【図8】図7の表示設定に対応して実際に表示される画像を示す概念図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
【0012】
以下の各実施形態においては、本発明の表示制御装置の一例として、プロジェクタについて説明する。しかしながら、本発明は、プロジェクタに限らず、複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力インタフェース(入力I/F)を備える任意の表示制御装置(例えば、LAN入力端子を備えるディスプレイ)に適用可能である。また、ここで言う「入力I/F」は、画像コンテンツを入力可能である限り、いかなる種類の入力I/Fであってもよい。例えば、1つの画像コンテンツを入力可能なHDMIや、ハードディスクドライブ(HDD)から複数の画像ファイルを同時に入力可能なディスクI/Fも、ここで言う入力I/Fに含まれる。
【0013】
また、表示制御装置に入力される画像コンテンツは、特に断らない限り、静止画像コンテンツであってもよいし、動画像コンテンツであってもよい。なお、本明細書において、「画像データ」という用語は画像を表すデータを一般的に表し、「画像コンテンツ」という用語は、プロジェクタの特定の入力I/Fに入力される一連の画像(又は画像データ)を特に区別して表現する場合に使用される。
【0014】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るプロジェクタ100の構成を示すブロック図である。図1において、まず、制御部110は、CPU及びメモリ、又は、マイコンチップなどを含み、プロジェクタ100の各機能ブロックを制御する。操作部120は、ユーザの指示を受け付ける。バス130は、画像データや制御信号などをプロジェクタ100の各機能ブロックに送るための伝送路である。
【0015】
記録媒体制御部140は、記録媒体141に記録されている画像コンテンツや、その他のデータなどを読み込む。ここで、記録媒体141は、画像コンテンツなどを記録することができれば、磁気ディスク、光学式ディスク、半導体メモリなどのあらゆる方式の記録媒体であってよく、着脱可能な記録媒体であっても、内蔵型の記録媒体であってもよい。
【0016】
画像入力部150は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、カメラ、携帯電話等の外部装置から画像コンテンツを受信(入力)するものである。画像入力部150は、例えば、RGB端子、ビデオ端子、D端子、HDMI端子、DisplayPort端子などを含み、これらの端子を介して画像コンテンツを受信することが可能である。
【0017】
通信部160は、例えば、PC、カメラ、携帯電話等の外部装置から画像コンテンツや制御信号を受信するためのものである。通信部160は、例えば、無線・有線LAN、USB、Bluetooth(登録商標)などを用いた通信が可能である。また、画像入力部150の端子が例えばHDMI端子であれば、通信部160は、そのHDMI端子を介してCEC通信を行うことも可能である。
【0018】
画像処理部170は、制御部110、記録媒体制御部140、画像入力部150、通信部160等から送られた画像データの画素数、フレーム数、及び画像形状を変更する。また、画像処理部170は、送られてきた画像データが圧縮されていた場合には復号化処理を行う。更に、画像処理部170は、上記の各部から送信された画像データをブレンドして1つの画像データとする処理も行う。投影制御部180は、液晶パネル、光源、レンズなどを含み、光源の光量制御、液晶パネルへ出力するための表示用画像形成、レンズ駆動制御などを行う。
【0019】
ここで、プロジェクタ100の代表的な動作について説明する。操作部120や不図示のリモコンによりユーザがプロジェクタ100の電源を入れると、不図示の電源部からプロジェクタ100の各部に電源が供給される。
【0020】
続いて、ユーザは操作部120や不図示のリモコンにより、表示対象の画像コンテンツを入力する入力I/Fを選択する。例えば、操作部120には入力I/F選択ボタンが具備されており、これをユーザが押下すると、制御部110は入力I/F選択用のGUIを生成してこれをOSD画像データとして画像処理部170に送信する。画像処理部170はOSD画像データを表示画像データの最上面にブレンドして投影制御部180に送信する。投影制御部180は、ブレンド済みの画像データに基づく表示用画像形成処理等を行った後、図2に示すようにOSD画像210が重畳された画像を投影画面200に投影する。
【0021】
入力I/F選択用のGUIは、一般的に、「アナログPC」、「ビデオ」、「HDMI」、「DisplayPort」などの接続端子を示すメニュー項目を並べて、そこからユーザに選択させる構成をとる。本実施形態では、これらの画像伝送用接続端子に加えて、ネットワーク用接続端子(LAN)及び内蔵ストレージも同列に並べて共通のGUIでユーザに選択させる。
【0022】
具体的には、図2のOSD画像210に示すように、選択可能な入力I/Fの項目は、「アナログPC」、「ビデオ」、「HDMI」、「LAN」、及び「内蔵ストレージ」の5種類である。ここで、「アナログPC」、「ビデオ」、及び「HDMI」は、画像入力部150に含まれるRGB端子、ビデオ端子、及びHDMI端子にそれぞれ対応する。また、「LAN」は通信部160に含まれるLAN端子に対応し、「内蔵ストレージ」は記録媒体制御部140に対応する。ユーザは、投影画面200に投影されたOSD画像210を目視しながら操作部120や不図示のリモコンを操作することで、表示対象の画像コンテンツを入力する入力I/Fを選択することができる。
【0023】
また、プロジェクタ100は、画像処理部170により、2つの入力系統(例えば、画像入力部150のHDMI端子及び記録媒体制御部140)からの画像コンテンツをPbyP(PoutP)表示したりPinP表示したりすることが可能である。PbyP表示の場合、ユーザはOSD画像210により、左側に表示する画像コンテンツの入力I/Fと右側に表示する画像コンテンツの入力I/Fとをそれぞれ選択する。また、PinP表示の場合、ユーザはOSD画像210により、背面に表示する画像コンテンツの入力I/Fと前面に表示する画像コンテンツの入力I/Fとをそれぞれ選択する。また、OSD画像210は、各画像コンテンツを表示する表示領域のサイズを設定可能なように構成されていてもよい。
【0024】
このようなOSD画像210を介した操作により、ユーザは、投影画面200に表示する画像コンテンツの入力I/Fや表示態様を設定することができる。この表示設定は制御部110に記録される。この表示設定に基づいて、制御部110は、画像入力部150や通信部160に対して画像データの受信指示を行ったり、記録媒体制御部140に対して画像データの読み出し指示を行ったりする。また、制御部110は、画像処理部170に対して、表示領域サイズに応じた画像データの画素数調整指示を行う。更に、PbyP表示やPinP表示が選択された場合や、通信部160がLAN端子から複数の画像コンテンツを同時に受信する場合には、制御部110は、画像処理部170に対して、複数の画像コンテンツに対応する画像データのブレンド処理指示も行う。
【0025】
例えば、OSD画像210において「HDMI」が選択された場合、制御部110は、画像入力部150に対してHDMI端子からの入力を受信するように指示する。ここで、HDMI端子は、PC等の画像出力装置(不図示)のHDMI端子と接続されており、PCから出力された画像データが入力されているものとする。画像入力部150が受信した画像データは、制御部110の制御のもと、画像処理部170に送信される。そして画像処理部170は、画像データの画素数やフレーム数、形状などを調整し、制御部110の制御のもと、処理された画像を投影制御部180に送信する。投影制御部180は、受信した画像に基づいて液晶パネルに印加する電圧を調整し、液晶パネルに画像を形成させ、光源を発光させる。光源からの光束は液晶パネルに形成された画像によって光量が制御されて、レンズに入力される。レンズから投射された光束はスクリーン(不図示)に投影される。このようにして、画像入力部150より受信した画像データはスクリーンに投射される。
【0026】
或いは、OSD画像210において「内蔵ストレージ」が選択された場合、制御部110は、指定された画像ファイルに対応する画像データを記録媒体141から読み出す制御を記録媒体制御部140に実行させる。そして、読み出された画像データは、制御部110の制御のもと、画像処理部170に送信されて再生される。その後、上述の「HDMI」の場合と同様に、画像データがスクリーンに投射される。
【0027】
また、OSD画像210において「LAN」が選択された場合、制御部110は、通信部160に対してLAN端子から画像データ(静止画像ファイルや動画像ファイル、動画像データのストリームデータなど)を受信するように指示する。ここで、プロジェクタ100が接続されているLANには、画像データを送信する機能を有したPCが接続されており、PCからはプロジェクタ100に対して画像データがLAN経由で送信されているものとする。通信部160が受信した画像データは、静止画像ファイルや動画像ファイルの場合には、制御部110の制御のもと、記録媒体141やその他の記録媒体に記録される。そして、制御部110は、静止画像ファイルの静止画像データの静止画像を再生したり、動画像ファイルの動画像データの動画像を再生したりするように画像処理部170を制御する。また、ストリームデータに関しては、制御部110の制御のもと、画像処理部170は、動画像の1フレーム又は所定数のフレームを復号可能なデータを受信する毎に、フレームの画像を順次再生する。その後、上述の「HDMI」の場合と同様に、LAN端子から受信した画像データがスクリーンに投射される。
【0028】
次に、図3を参照して、図2のOSD画像210を介して指示された表示設定の記録及び管理について説明する。また、図4を参照して、図3の表示設定に対応した投影画面について説明する。なお、図3において、画像表示サイズとは、表示対象(選択された入力I/F)に割り当てられた表示画面上のサイズを示すものであり、入力される画像コンテンツの入力時のサイズを示すものではない。
【0029】
図3(a)は、OSD画像210において「HDMI」が選択された場合の表示設定を示す。この表示設定は、制御部110に記憶されており、ユーザの操作により変更することも可能である。各項目についてそれぞれ説明を行うと、表示対象301は、OSD画像210において選択された項目を示す。画像表示サイズ302は、プロジェクタ100が表示可能な表示領域サイズ内のどの領域を、表示対象301に対応する画像データの表示に割り当てるかを示す。ここでは、プロジェクタ100の液晶パネルの解像度をWUXGA(1920×1200)とした場合を例に挙げる。1つの画像コンテンツのみを表示する場合、液晶パネルの表示領域全体をHDMI端子の画像コンテンツの表示に割り当て可能であるため、「x=0,y=0,width=1920,height=1200」(単位:pixel)としている。次に、画像ソース数303は、HDMI端子から入力される画像コンテンツの数を示す。この項目は、物理的な接続端子1つに対して同時に1つの画像コンテンツしか受け付けないアナログPC端子、ビデオ端子、及びHDMI端子などでは「1」が設定される。後述の例に示すが、表示対象として「LAN」や「内蔵ストレージ」が選択された場合、画像ソース数は2以上の値を持ち得る。なぜならば、例えばLAN端子であれば、物理的な接続端子は1つであっても、画像出力装置がネットワーク上に複数あれば(或いは、1つの画像出力装置が複数の画像コンテンツを同時に送出可能であれば)、複数の画像コンテンツを同時に受信可能だからである。この場合、プロジェクタ100は、LAN端子から受信した複数の画像コンテンツを合成して1つの画像としてLAN端子に割り当てられた表示領域に表示することができる。
【0030】
なお、以下の説明においては、複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力I/Fとして通信部160のLAN端子及び記録媒体制御部140を挙げるが、そのような入力I/Fはこれに限定されない。例えば、BlueToothやUSBなども複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力I/Fとして利用可能である。
【0031】
図4(a)は、図3(a)の表示設定に対応する投影画面の概念図である。図4(a)は、HDMI端子に対応付けられた画像データをプロジェクタ100が表示するために利用可能な領域を示している。実際に表示される画像のサイズはHDMI端子が受信した画像データのサイズ、ユーザが操作部120や不図示のリモコンによって設定した画像データの表示モード、アスペクト比などに従って調整される。従って、図4(a)に示す表示領域サイズと実際に表示される画像のサイズとが一致しない場合もある。例えば、HDMI端子が受信した画像データのサイズが、XGA(1024×768)であり、ユーザが設定した表示モードが、利用可能な領域までアスペクト比を保持したまま、画像データを拡大することを意味する「オート」であった場合を考える。この場合、実際に表示される画像は、図5(a)に示すように、1024×768の画像を1600×1200まで拡大した表示画像500のようになる。また、ユーザが設定した表示モードが、受信した画像データをそのままのサイズで表示を行うことを意味する「ドットバイドット」であった場合には、実際に表示される画像は、図5(b)に示すようになる。即ち、実際に表示される画像は、1024×768の画像をそのままの大きさで表示した表示画像510のようになる。
【0032】
図3(b)は、OSD画像210において「HDMI」及び「LAN」が選択され、PbyP表示が指定された場合の表示設定を示す。PbyP等のように2つの画像コンテンツを表示する場合には、各項目が表示対象の数に応じて2つとなる。この表示設定に対応する投影画面は図4(b)に示すようになり、表示設定に従って左側にHDMI端子に対応づけられた画像コンテンツの表示領域が、右側にLAN端子に対応づけられた画像コンテンツの表示領域が配置される。
【0033】
図3(c)は、OSD画像210において「HDMI」及び「内蔵ストレージ」が選択され、PinP表示が指定された場合の表示設定を示す。この場合も図3(b)と同様に、各項目が表示対象の数に応じて2つとなる。この表示設定に対応する投影画面は図4(c)に示すようになり、表示設定に従って背面にHDMI端子に対応づけられた画像コンテンツの表示領域が、前面にLAN端子に対応づけられた画像コンテンツの表示領域が配置される。
【0034】
図3(d)は、OSD画像210において「LAN」が選択され、LAN端子から4つの画像コンテンツが同時に入力される場合の表示設定を示す。ここでは、LAN端子に関連付けられた画像コンテンツの表示を行うので、表示対象301は「LAN」となっている。画像表示サイズ302は、図3(a)と同様に、LAN端子に関連付けられた画像コンテンツのみを表示するため、「x=0,y=0,width=1920,height=1200」(単位:pixel)となっている。画像ソース数303は、LAN端子から同時に入力される画像コンテンツの数が4つであるため「4」となる。このように、画像ソース数303が2以上の場合には、各画像コンテンツをそれぞれ管理し、画像表示サイズ302内のどこに表示するかを設定するために、画像ソースID304と分割表示サイズ305の項目が追加で設定される。画像ソースID304は、画像コンテンツを送信した画像出力装置毎に割り当てられるIDである。ここでは、4台の画像出力装置から画像データを受信しているものとし、画像ソースID304は「1〜4」である。分割表示サイズ305は、画像ソースID304に対応する各画像出力装置からの画像コンテンツをどの領域に表示するかを示す項目であり、ここでは4つの画像コンテンツを均等に表示するように、それぞれ設定されている。この設定に対応する投影画面は図4(d)に示すようになり、表示設定に従って、LAN端子に対応付けられた画像データを構成する複数の画像コンテンツがそれぞれ均等な領域に配置されて表示される。
【0035】
以上、本実施形態のプロジェクタ100における基本的な画像データの投影処理、各画像データを投影する際の表示設定の管理方法、及び表示設定に従った投影画面について説明した。
【0036】
次に、図6を参照して、同時に入力された複数の画像コンテンツを表示する際の視認性の低下を抑制するための処理について説明する。図6の処理は、プロジェクタ100がOSD画像210により選択された入力I/Fに対応する画像コンテンツを表示する際に実行される。複数の入力I/Fが選択されてPbyP表示やPinP表示が指定された場合、図6の処理は各入力I/Fに対応する画像コンテンツそれぞれについて実行される。図6の各ステップにおける処理は、特に断らない限り、制御部110が制御プログラムを実行することにより実現される。
【0037】
S601で、制御部110は、表示対象の入力I/Fの画像ソース数が2つ以上であるか否かを判定する。ここで、表示対象が「LAN」であれば、画像ソース数は、通信部160のLAN端子がいくつの画像ソース又は何台の画像出力装置から画像コンテンツ(静止画像ファイル、動画像ファイル、又はストリームデータ)を受信しているかによって計算される。物理的には1台の画像出力装置であっても、2以上の画像コンテンツを出力している場合、出力している画像コンテンツの台数の画像出力装置としてカウントする。また、表示対象が「内蔵ストレージ」であれば、画像ソース数は、記録媒体制御部140が、ユーザから表示指示がなされた画像データ(静止画像ファイル又は動画像ファイル)をいくつ読み出しているかによって計算される。表示対象が「HDMI」などの画像コンテンツを1つしか受信できない入力I/Fに対応する場合、画像ソース数は常に1である。画像ソース数が2つ以上であれば、処理はS602に進み、そうでなければ処理はS609に進む。
【0038】
S602で、制御部110は、表示対象の入力I/Fに対応する画像表示サイズとS601で取得された画像ソース数とに基づき、表示対象の入力I/Fに対応する表示領域を画像コンテンツの数に分割して得られる複数の分割領域1つあたりの画像表示サイズ(分割表示サイズ)(画素数)を計算する。なお、前述のように表示対象の入力I/Fに対して割り当てられた画像表示サイズはユーザによって設定された値であり、制御部110に記録されている。例えば、最初のユーザからの表示設定が、図4(b)に示したように「HDMI」と「LAN」のPbyP表示だった場合に、「LAN」の画像表示サイズは、プロジェクタ解像度が1920×1200であれば、960×1200である。ここで「LAN」の画像ソース数が2であれば、分割表示サイズは、横に2つの画像を並べる場合には、480×1200であり、縦に2つの画像をならべる場合には、960×600である。なお、分割形態はプロジェクタ100に予め設定されているものとする。また、制御部110は、分割領域の画像表示サイズをその都度計算するのではなく、表示設定に対応付けて予め記憶されている画像表示サイズを取得してもよい。
【0039】
S603で、制御部110は、S602で算出(取得)した個々の分割表示サイズが、所定サイズ(閾値)未満であるか否かを判定する。閾値未満の場合、処理はS604に進み、閾値以上の場合、処理はS608に進む。
【0040】
ここで、所定サイズとは、1つの画像コンテンツを表示するのに十分なサイズを示している。この値はプロジェクタ100に予め固定値として設定されていてもよい。例えば所定サイズが960×600であり、前述のように分割表示サイズが480×1200であれば、横幅が所定サイズの横幅よりも小さいため、S603の判定はYESとなる。また、所定サイズの値は、画像表示サイズに応じて適応的に変化するように定めてもよい。例えば、LAN端子に対応する表示領域全体の画像表示サイズが1920×1200であれば、所定サイズをその1/4の960×600とし、画像表示サイズが1024×768であれば、所定サイズをその1/4の512×384としてもよい。また、制御部110は、S603において分割表示サイズと所定サイズとを直接比較する代わりに、様々な分割表示サイズについて多画面表示を許可する画像コンテンツの最大数を規定しておき、画像ソース数とこの最大数とを比較してもよい。画像ソース数がこの最大数を超えた場合に、制御部110は「分割表示サイズが所定サイズ未満である」と判断する。
【0041】
S604で、制御部110は、表示対象の入力I/Fに対応する画像コンテンツの表示モードを、特殊表示モードの1つの形態である、時分割表示モードに設定する。ここで、表示対象として「HDMI」と「LAN」が選択され、PbyP表示が指定されている場合を考える。この場合の表示設定は、例えば図7に示すようになる。図7に示すように、「LAN」に対応する画像ソース数は2であるものとする。時分割表示モードの場合、多画面表示モードの場合(図3(d)参照)と異なり、各画像ソースID304に対応する分割表示サイズ305の値は、「LAN」に対応する画像表示サイズ302の値と同じである。そして、各画像ソースID304に対応する画像コンテンツを表示する時間を示す項目である表示時間706が表示設定に追加される。制御部110は、このようにして設定した表示設定に従って、まず画像ソースID1に対応する画像コンテンツを画像処理部170に送信する。そして、制御部110は、画像処理部170に対して、分割表示サイズ305に設定された値に対応する分割領域内に画像を表示するように指示する。そして、制御部110は、この表示を表示時間706で設定された時間(例えば、3秒)継続させるように制御を行う。以上の処理によって、図8(a)に示した投影画面がプロジェクタ100により投影される。3秒経過後、制御部110は、画像ソースID2に対応する画像コンテンツについて同様の制御を行い、この画像コンテンツの表示を表示時間706に設定された時間継続させる。以上の処理によって、図8(b)に示した投影画面がプロジェクタ100により投影される。このように、制御部110は、表示時間706によって設定された時間毎に表示対象の画像コンテンツを変更して複数の画像コンテンツを順番に表示することにより、時分割表示を実現する。
【0042】
なお、表示時間706は、固定値であってもよいし、画像コンテンツの重要度に応じて決定される変動する値であってもよい。ここで重要度は、例えば画像コンテンツの入力時のサイズ(画素数)、複数の画像コンテンツの中で特定の画像コンテンツの入力I/F(例えばLAN端子)からの入力が開始した順序、及び画像コンテンツの更新頻度などに基づいて決定される。このような構成をとれば、複数の画像コンテンツのうち、更新頻度が高い画像コンテンツをより長い(或いは、短い)時間表示させるといった構成をとることが可能である。入力時のサイズであれば、大きい(或いは、小さい)方を重要とし、入力順であれば、後から(或いは、先に)入力された画像コンテンツを重要とし、更新頻度であれば頻繁に(或いは、稀に)更新される画像コンテンツを重要とする。
【0043】
更新頻度について補足する。PCには、表示画面を静止画像としてネットワーク上に送信するアプリケーションがインストールされており、このアプリケーションは、画面上に更新がある度に静止画像をネットワーク上に送信する。プロジェクタ100はこのような静止画像を受信して表示することができる。ここで、プロジェクタ100がLAN経由でこのようなPC2台から静止画像を受信している場合を考える。頻繁に操作されているPCは、静止画像を頻繁に送信することになるが、あまり操作されていないPCは、静止画像を低い頻度でしか送信しない。プロジェクタ100は、このようなPC2台からLAN経由で静止画像を受信している場合、更新頻度の高い方のPCから送信される静止画像を重要として長時間表示することができる。
【0044】
またS604では、制御部110は表示モードを時分割表示モードに設定するものとしたが、特殊表示モードの他の形態である代表画像表示モードに設定してもよい。代表画像表示モードとは、複数の画像コンテンツのうちの1つ(代表画像)だけを常に表示させる表示モードである。この場合も、前述の重要度に従って代表画像を選択することが可能である。例えば、重要度が最も高い画像コンテンツが代表画像として選択される。
【0045】
S605で、制御部110は、画像コンテンツの送信元の装置(例えば、通信部160のLAN端子に向けて画像コンテンツを出力する画像出力装置)と通信可能であるか否かを判定する。通信可能であれば処理はS606に進み、そうでなければ処理はS607に進む。例えば表示対象が「LAN」であればPCなどの画像出力装置と通信可能であるので、S606の判定結果はYESとなる。表示対象が「内蔵ストレージ」であれば、画像出力装置に相当するものが存在しないため、S606の判定結果はNOとなる。但し、表示対象が「内蔵ストレージ」であっても、記録媒体制御部140の制御により記録媒体141からの画像コンテンツの読み出しを制御可能であるので、判定結果を「YES」と見なしてもよい。
【0046】
S606で、制御部110は、通信部160を介して(表示対象が「LAN」の場合)、画像出力装置に制御コマンドを送信する。特殊表示モードが時分割表示モードであれば、制御コマンドには、画像出力装置に対して、画像データの出力レートを下げる旨の指示が含まれる。出力レートの下げ幅は、時分割表示中の画像コンテンツの数に応じて決定してもよい。これは、画像コンテンツの数が多いほど画像コンテンツ1つあたりの相対的な表示時間が短くなるため、出力レートを下げたとしても画像コンテンツの転送が間に合うからである。出力レートを下げることでネットワーク帯域の削減にも寄与する。一方、特殊表示モードが代表画像表示モードであった場合には、制御コマンドには、代表画像として選択された画像コンテンツ以外の出力を停止する旨の指示が含まれる。なお、この制御コマンドの結果として入力が停止した画像コンテンツについては、S601等の処理においては、依然として入力中の画像コンテンツとして扱われる。換言すれば、代表画像として選択された画像コンテンツ以外の送信が停止しても、表示対象「LAN」の画像ソース数が減る訳ではない。
【0047】
S607で、制御部110は、ユーザからの指示によってプロジェクタ100の投影表示が停止されているか否かを判定する。停止されていた場合には、本フローチャートの処理は終了する。そうでない場合、処理はS610に進む。
【0048】
S608で、制御部110は、表示対象の入力I/Fに対応する複数の画像コンテンツを複数の分割領域に同時に表示するように表示設定を更新する。制御部110は、この表示設定に従って、通信部160のLAN端子や記録媒体制御部140から入力された複数の画像コンテンツ全てを画像処理部170に送信する。そして、画像処理部170は、制御部110の制御のもと、複数の画像コンテンツを所定の分割領域に収まるように配置する。以上の処理によって、制御部110は多画面表示モード実現し、処理はS607に進む。
【0049】
S609で、制御部110は、画像コンテンツが1つだけであるため、表示対象の入力I/Fに対応する所定の表示領域の全体に画像コンテンツを表示するよう表示設定を行う。制御部110は、表示設定に従い、入力された1つの画像コンテンツを画像処理部170に送信し、画像処理部170がこの画像コンテンツを所定の表示領域内におさまるように配置する。例えば、図8(a)及び(b)の左側の「HDMI」の部分の表示は、S609の処理により実現される。以上の処理によって、制御部110は単画面表示モードを実現し、処理はS607に進む。
【0050】
なお、S606において送信元に対する制御が行われていた場合には、S608及びS609において表示モードが特殊表示モードから多画面表示モード又は単画面表示モードに変化した場合、制御部110はこの制御を解除する。
【0051】
S610で、制御部110は、表示対象の入力I/Fに対応する画像ソース数の変化、又は表示対象の入力I/Fに対応する画像表示サイズの変化が発生したか否かを判定する。画像ソース数の変化が発生したか否かの判定は、S601と同様の処理により実現可能である。画像表示サイズの変化が発生したか否かの判定は、操作部120や不図示のリモコンからの、画像表示サイズの変更指示の有無を確認することによって実現可能である。ここで、画像ソース数及び画像表示サイズのいずれにも変化がなければ、制御部110は、S604、S608、又はS609において設定した表示モードを継続する。また画像ソース数又は画像表示サイズに変化があった場合には、処理はS601に進み、制御部110は再び同様の処理を行って表示モードを決定する。換言すると、表示対象の入力I/Fから入力される画像コンテンツの数が変化すると、制御部110は、再び分割表示サイズ(画素数)を取得し、それに応じて表示モードが設定される。また、表示対象の入力I/Fに対応する所定の表示領域として、表示領域の全体又は一部が画像表示サイズ302(図7参照)に設定された場合も、制御部110は、再び分割表示サイズ(画素数)を取得し、それに応じて表示モードが設定される。
【0052】
ここで、画像ソース数が変化する場合、及び画像表示サイズが変化する場合とは、どのような状況であるかをそれぞれ説明する。まず、画像ソース数が変化する場合とは、例えば、表示対象として「LAN」が選択され、受信している画像コンテンツが1つであり、これを表示している時に、新たな画像出力装置がネットワーク経由で画像コンテンツの送信を開始した状況に対応する。また、画像表示サイズが変化する場合とは、例えば、図4(d)に示すように表示対象として「LAN」のみが選択され、受信している4つの画像コンテンツを表示している時に、「HDMI」と「LAN」のPbyP表示が指示されたような状況に対応する。
【0053】
以上説明したように、本実施形態によれば、プロジェクタ100は、通信部160のLAN端子のような1つの入力I/Fから同時に入力された複数の画像コンテンツの表示を、これら複数の画像コンテンツを多画面表示するための分割領域のサイズ(分割表示サイズ)に基づいて制御する。具体的には、プロジェクタ100は、分割表示サイズが閾値以上の場合は多画面表示を行い、分割表示サイズが閾値未満の場合は時分割表示等の特殊表示を行う。これにより、同時に入力された複数の画像コンテンツを表示する際の視認性の低下を抑制することが可能となる。
【0054】
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力インタフェースを備える表示制御装置であって、
前記入力インタフェースから入力された画像コンテンツを表示手段の所定の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記入力インタフェースから複数の画像コンテンツが同時に入力された場合に、前記表示手段の所定の表示領域を当該複数の画像コンテンツの数に分割して得られる複数の分割領域1つあたりの画素数を取得する取得手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記画素数が閾値以上の場合、前記複数の画像コンテンツを前記複数の分割領域に同時に表示させ、前記画素数が前記閾値未満の場合、前記複数の画像コンテンツを順番に前記所定の表示領域に表示させるか、又は前記複数の画像コンテンツのうちの1つだけを前記所定の表示領域に表示させる
ことを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記複数の画像コンテンツそれぞれの重要度を決定する決定手段を更に備え、
前記表示制御手段は、
前記複数の画像コンテンツを順番に前記所定の表示領域に表示させる場合、前記重要度が高い画像コンテンツほど長い時間表示させ、
前記複数の画像コンテンツのうちの1つだけを前記所定の表示領域に表示させる場合、前記重要度が最も高い画像コンテンツを表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記複数の画像コンテンツそれぞれについて、前記入力インタフェースからの入力時の画素数、前記入力インタフェースからの入力が開始した順序、及び前記画像コンテンツが示す画像の更新頻度に基づいて、前記重要度を決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、
前記複数の画像コンテンツを順番に前記所定の表示領域に表示させる場合、前記入力インタフェースに向けて前記複数の画像コンテンツを出力する出力レートを低下させるように前記複数の画像コンテンツの送信元の装置を制御し、
前記複数の画像コンテンツのうちの1つだけを前記所定の表示領域に表示させる場合、当該1つの画像コンテンツ以外の出力を停止するように前記送信元の装置を制御する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記取得手段は、前記入力インタフェースから入力される画像コンテンツの数が変化すると、前記画素数の取得を行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記表示手段の表示領域の全体又は一部を前記所定の表示領域として設定する設定手段を更に備え、
前記取得手段は、前記設定手段による前記所定の表示領域の設定が行われると、前記画素数の取得を行う
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項7】
複数の画像コンテンツを同時に入力可能な入力インタフェースを備える表示制御装置の制御方法であって、
前記表示制御装置の表示制御手段が、前記入力インタフェースから入力された画像コンテンツを表示手段の所定の表示領域に表示させる表示制御工程と、
前記入力インタフェースから複数の画像コンテンツが同時に入力された場合に、前記表示制御装置の取得手段が、前記表示手段の所定の表示領域を当該複数の画像コンテンツの数に分割して得られる複数の分割領域1つあたりの画素数を取得する取得工程と、
を備え、
前記表示制御工程において前記表示制御手段は、前記画素数が閾値以上の場合、前記複数の画像コンテンツを前記複数の分割領域に同時に表示させ、前記画素数が前記閾値未満の場合、前記複数の画像コンテンツを順番に前記所定の表示領域に表示させるか、又は前記複数の画像コンテンツのうちの1つだけを前記所定の表示領域に表示させる
ことを特徴とする制御方法。
【請求項8】
コンピュータに、請求項7に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−7794(P2013−7794A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−138890(P2011−138890)
【出願日】平成23年6月22日(2011.6.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】