説明

表示制御装置及び表示制御方法

【課題】オブジェクトを適切な領域に表示することができる表示制御装置及び表示制御方法等を提供する。
【解決手段】表示制御装置には、オブジェクトを生成するCPU201と、タッチパネル105及び106と、タッチパネル105及び106の各々の姿勢を検知する姿勢検知部231及び232と、姿勢検知部231及び232による検知の結果に応じて、オブジェクトを表示するタッチパネルをタッチパネル105及び106のうちから選択する表示制御部211と、が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のタッチパネル画面を備えた装置に好適な表示制御装置及び表示制御方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話、ゲーム機等の操作部及び表示部を備えたデバイスが普及しており、操作部及び表示部が折り畳み可能なものもある。このようなデバイスでは、一般的に、操作部としてボタンが設けられ、表示部として液晶パネルが設けられている。即ち、数字、文字等の入力用に各種ボタンがデバイスの操作部に配置されている。そして、各種ボタンが押されると、デバイスは、ユーザが意図した操作を行い、結果を表示部に表示している。
近年、表示部のみならず、操作部にも液晶パネルが用いられたデバイスも普及してきている。このようなデバイスでは、操作部としてタッチパネルが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−134087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のデバイスでは、鑑賞用のオブジェクトが鑑賞しにくい場合、及びタッチ操作用のオブジェクトがタッチ操作しにくい場合が頻繁に生じている。
【0005】
本発明は、オブジェクトを適切な領域に表示することができる表示制御装置及び表示制御方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る表示制御装置は、オブジェクトを生成するオブジェクト生成手段と、複数の表示領域と、前記複数の表示領域の各々の姿勢を検知する姿勢検知手段と、前記姿勢検知手段による検知の結果に応じて、前記オブジェクトを表示する表示領域を前記複数の表示領域のうちから選択する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、表示領域の姿勢に応じてオブジェクトが表示される表示領域が選択されるため、ユーザにとって好ましい領域にオブジェクトを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】表示制御装置の外観を示す模式図である。
【図2】第1の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図3】折り畳み可能なノート型PC100の開閉の状態を示す図である。
【図4】第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図5】表示位置テーブルの例を示す図である。
【図6】第1の実施形態の動作の第1例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の動作の第2例を示す図である。
【図8】第1の実施形態の動作の第3例を示す図である。
【図9】第1の実施形態の動作の第4例を示す図である。
【図10】第2の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施形態の近接無線通信の状態を示す図である。
【図12】第1の実施形態の動作の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示制御装置の外観を示す模式図であり、図2は、第1の実施形態に係る表示制御装置の内部構成を示すブロック図である。第1の実施形態は、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)に関する。
第1の実施形態に係るノート型PC(表示制御装置)100には、2つの筐体101及び102が設けられており、これらがヒンジ部110を介して折り畳み可能となっている。つまり、筐体101及び102はヒンジ部110を介して回動可能に連結されている。筐体101内にタッチパネル105が収納され、筐体102内にタッチパネル106が収納されている。
タッチパネル105には、液晶パネル等の表示パネル222及びタッチパッド224が設けられており、タッチパネル106には、液晶パネル等の表示パネル223及びタッチパッド225が設けられている。タッチパネル105には、例えば、主に鑑賞するための画像が鑑賞オブジェクト107として表示される。このような画像としては、例えば、撮像装置で撮影された写真画像、グラフィックソフトウェアで作成された画像等が挙げられる。即ち、鑑賞オブジェクト107は、静止画写真映像、動画映像、カレンダー、文書、表等の主に鑑賞用や作業時に注視するために表示されるオブジェクトである。また、タッチパネル106には、例えば、タッチパネル106に含まれるタッチパッドのどの位置にどのような入力操作が割り当てられているかを示すオブジェクト、即ちユーザがタッチ操作するためのタッチオブジェクト108が表示される。タッチオブジェクト108としては、文字の入力を受け付けるタイプライタを模して配列表示されたキーボードオブジェクト、テンキーオブジェクト、五十音順又はアルファベット順に配置された文字入力アイコン等が挙げられる。即ち、タッチオブジェクト108は、ペン、指等でタッチパネルを操作して文字、図形等を入力するためのオブジェクトである。また、文字入力以外の特定の機能を実行するためのタッチアイコン、選択肢の中から特定の項目を選ぶためのタッチアイコン等もタッチオブジェクト108の例として挙げられる。なお、タッチオブジェクトへの入力操作によって、入力された文字等を表示するオブジェクトは鑑賞オブジェクトに該当する。
鑑賞オブジェクト107は、出力系属性を有している。出力系属性としては、動画表示の属性、静止画表示の属性、及びテキスト表示の属性が挙げられる。一方、タッチオブジェクト108は、入力系属性を有している。入力系属性としては、タッチパネル式のキーボード入力の属性、タッチパッド入力の属性、及びペン入力の属性が挙げられる。これらの少なくとも1種が用いられてもよい。
また、筐体101に電源ボタン104が設けられ、筐体102にUSBインタフェース103が設けられている。
【0011】
次に、ノート型PC100の内部の構成について説明する。
図2に示すように、ノート型PC100では、内部バス204に、CPU201、ハードディスク(HD)202、メモリ203、入力部205、ドライブ装置206、及び通信インタフェース(I/F)208が接続されている。また、内部バス204には、表示制御部211も接続されている。
上述のように、筐体101内にタッチパネル105が収納され、筐体102内にタッチパネル106が収納されている。そして、タッチパネル105の表示パネル222の表示の制御及びタッチパネル106の表示パネル223の表示の制御が表示制御部211により行われる。また、タッチパネル105のタッチパッド224及びタッチパネル106のタッチパッド225は、入力部205に接続されている。更に、筐体101内に姿勢検知部231が収納され、筐体102内に姿勢検知部232が収納されている。姿勢検知部231及び232は内部バス204に接続されている。
内部バス204に接続される各部は、内部バス204を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
【0012】
ハードディスク202には、例えば、画像データ等のデータ、CPU201が動作するための各種プログラム等が格納される。メモリ203としては、例えばRAMが用いられる。CPU201は、例えばハードディスク202に格納されるプログラムに従い、メモリ203をワークメモリとして用いて、このノート型PC100の各部を制御する。なお、CPU201が動作するためのプログラムは、ハードディスク202に格納されている必要はなく、例えば内部バス204に接続されたROM(図示せず)に予め記憶されていてもよい。
入力部205は、タッチパッド224及び225等に対するユーザの操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU201に供給する。CPU201は入力部205から制御信号を受け取ると、この制御信号に基づき、プログラムに従いこのノート型PC100の各部を制御する。これにより、ノート型PC100に対し、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。なお、タッチパッド224及び255は、例えば、平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。また、電源ボタン104は入力部205の一部を構成する。
【0013】
表示制御部211は、表示パネル222及び223に画像を表示させるための表示信号を出力する。例えば、CPU201が表示制御部211に表示制御信号を供給すると、表示制御部211は、受け取った表示制御信号に基づき、表示信号を生成して表示パネル222又は223に出力する。例えば、表示制御部211は、CPU201が生成した表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面を表示パネル222又は223に表示させる。
なお、例えば、タッチパネル105は表示パネル222とタッチパッド224とが一体化されて構成され、タッチパネル106は表示パネル223とタッチパッド225とが一体化されて構成されている。即ち、タッチパッド224及び225が、それらの光の透過率が表示パネル222及び224による表示を妨げないように構成され、表示パネル222及び224の表示面の上層に取り付けられている。更に、タッチパッド224及び225における入力座標と、表示パネル222及び224の表示面上の表示座標とが対応付けられている。このような構成により、あたかもユーザが表示パネル222及び224の表示面上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。タッチパッド224及び225の方式としては、抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等が挙げられる。
【0014】
ドライブ装置206は、CD、DVD等の外部記憶媒体207が装着可能とされ、CPU201の制御に基づき、装着された外部記憶媒体207からのデータの読み出し又は装着された外部記憶媒体207へのデータの書き込みを行う。なお、外部記憶媒体207として、CD、DVD等のディスク記録媒体の他に、例えばメモリカード等の不揮発性の半導体メモリを用いてもよい。
通信I/F208は、CPU201の制御に基づき、LAN、インターネット等のネットワーク209に対する通信、又はUSBケーブル等の通信ケーブルを介しての外部機器とのデータの送受信等を行う。また、USBインタフェース103は通信I/F208の一部を構成する。
【0015】
姿勢検知部231は、タッチパネル105の表示面の向きを検知し、姿勢検知部232は、タッチパネル106の表示面の向きを検知する。即ち、姿勢検知部231は、タッチパネル105の表示面が水平からどの程度傾いているか検知し、姿勢検知部232は、タッチパネル106の表示面が水平からどの程度傾いているか検知する。この傾きが0°であれば、タッチパネル105、106の表示面が水平となっていることになり、90°であれば、タッチパネル105、106の表示面が鉛直方向に立っていることになる。また、水平からの傾きから、鉛直方向からの傾きを算出することも可能である。姿勢検知部231及び232としては、例えば3軸加速度センサ等が用いられる。
【0016】
なお、CPU201、HD202、メモリ203、入力部205、ドライブ装置206、通信I/F208、及び表示制御部211は、筐体101又は102のどちらに収納されていてもよい。
【0017】
折り畳み可能なノート型PC100の開閉の状態を図3に示す。図3(A)は折り畳まれた状態を示す。図3(B)は図3(A)に示す状態から筐体101が90°開かれて、筐体102が水平な机上に置かれた状態を示す。図3(C)は図3(A)に示す状態から筐体101が180°開かれて、筐体101及び102が水平な机上に置かれた状態を示す。
【0018】
次に、第1の実施形態に係るノート型PC100における表示の制御について説明する。図4は、第1の実施形態に係るノート型PC100の動作を示すフローチャートである。
先ず、ステップS401において、CPU201が、オブジェクト生成手段として、プログラムに基づいて1又は2以上のオブジェクトを生成し、この初期表示のタッチパネル105、106上の位置を決定する。そして、表示制御部211がこのオブジェクトをタッチパネル105、106に初期表示させる。次いで、ステップS402において、姿勢検知部231が、タッチパネル105の姿勢を検知し、姿勢検知部232が、タッチパネル106の姿勢を検知する。タッチパネル105、106の姿勢としては、例えば、これらの表示面の向きが検知される。その後、ステップS403において、表示制御部211が、姿勢検知部231による検知結果及び姿勢検知部232による検知結果を受け取って、タッチパネル105、106の少なくとも一方の姿勢が変化したか否かの判定を行う。そして、タッチパネル105、106の少なくとも一方の姿勢が変化している場合にはステップS404に移行し、どちらも変化していない場合にはステップS408に移行する。
ステップS404では、表示制御部211が、タッチパネル105、106に表示されているオブジェクトのうちから、表示位置の変更に関する判断の対象とする対象オブジェクトを1つ選択する。次いで、ステップS405において、表示制御部211が、姿勢検知部231による検知結果及び姿勢検知部232による検知結果を総合的に考慮し、図5に示す表示位置テーブルを参照して、ステップS404で選択した対象オブジェクトを移動させるか否かの判定を行う。この判定の詳細については後述する。なお、表示位置テーブルは、例えばHD202又は内部バス204に接続されたROM等に格納されている。そして、対象オブジェクトを移動させる場合にはステップS406に移行し、移動させない場合にはステップS407に移行する。
ステップS406では、表示制御部211が表示位置テーブルを参照して対象オブジェクトを移動させる。この際に、表示制御部211は、移動をアニメーションにより表示させることが好ましい。次いで、ステップS407において、表示制御部211が、タッチパネル105、106に表示されているオブジェクトのすべてについて、表示位置の変更に関する判断が終了したか否かの判定を行う。そして、判断が終了している場合にはステップS408に移行し、終了していない場合にはステップS404に移行する。
ステップS408では、CPU201が、ノート型PC100に対する終了操作が行われたか否かの判定を行う。終了操作としては、アプリケーションを終了する操作、表示モードを変更する操作、電源をオフにする操作等が挙げられる。そして、終了操作が行われた場合には、表示の制御を終了し、終了操作が行われていない場合にはステップS402に移行する。
【0019】
ここで、表示位置テーブルについて説明する。図5は、表示位置テーブルの内容を示す図である。図5(A)はノート型PC100の種々の姿勢を示し、図5(B)はノート型PC100の姿勢を反映させた表示位置テーブルの内容を示す。なお、図5には、5種類の姿勢のみを示すが、これらは一例にすぎず、より多様な姿勢が考慮されることが好ましい。また、机501の表面は水平となっている。また、図5(B)中の◎印は好ましい表示位置であることを示し、○印は許容できる表示位置であることを示し、×印は好ましくない表示位置であることを示す。
図5(A)中の姿勢(あ)では、筐体101及び102が机501上に広げて載置されている。従って、タッチパネル105及び106の表示面も水平になっている。この姿勢(あ)は、図5(B)に示すように、タッチパネル105及び106のいずれにおいても、キーボードオブジェクト及びテンキーオブジェクト等のタッチオブジェクト、並びに写真画像等の鑑賞オブジェクトの表示に好ましい。そして、姿勢(あ)は、例えば、複数のユーザでの打ち合わせ等に適している。
図5(A)中の姿勢(い)では、筐体102のみが机501上に載置され、筐体101が起こされている。従って、タッチパネル106の表示面は水平になっているが、タッチパネル105の表示面は、水平な状態から傾いている。この姿勢(い)は、図5(B)に示すように、タッチパネル106でのタッチオブジェクトの表示及びタッチパネル105での鑑賞オブジェクトの表示に好ましい。また、タッチパネル106に鑑賞オブジェクトを表示してもよい。
図5(A)中の姿勢(う)では、机501上の台502上に筐体102が置かれて、筐体102が水平な状態から傾いている。これに伴って、筐体101が水平な状態から更に傾いている。この姿勢(う)は、図5(B)に示すように、タッチパネル106でのタッチオブジェクトの表示及び鑑賞オブジェクトの表示、並びにタッチパネル105での鑑賞オブジェクトの表示に好ましい。
図5(A)中の姿勢(え)では、筐体101及び102が広げて壁503に立てかけられている。この姿勢(え)は、図5(B)に示すように、タッチパネル105及び106のいずれにおいても、鑑賞オブジェクトの表示に好ましい。また、タッチオブジェクトをタッチパネル105又は106に表示してもよい。
図5(A)中の姿勢(お)では、姿勢(い)における筐体101及び102の姿勢が入れ替えられている。従って、この姿勢(お)は、図5(B)に示すように、タッチパネル105でのタッチオブジェクトの表示及びタッチパネル106での鑑賞オブジェクトの表示に好ましい。また、タッチパネル105に鑑賞オブジェクトを表示してもよい。
【0020】
これらの姿勢(あ)〜(お)は、タッチパネル105及び106の姿勢(角度)に基づいて定義されるものであり、上述のように、図5の例は一例に過ぎず、これらの姿勢に限るものではなく、予め定義付けておくことが可能である。なお、図5に示すように、いずれの姿勢においても、2つのタッチパネル105、106のうち、より水平な状態に近いタッチパネルにタッチオブジェクトを表示し、他方の表示部に鑑賞オブジェクトを表示するように定義付けることが好ましい。
そして、ステップS405の判定は、例えば図5に示す表示位置テーブルを用いて行われる。即ち、表示制御部211は、姿勢の変化の前よりも後で、対象オブジェクトのより好ましい表示位置が存在していれば、対象オブジェクトを移動させると判定し、そうでなければ移動させないと判定する。
このように、第1の実施形態では、表示制御部211が、姿勢検知部231及び232によるタッチパネル105及び106の姿勢の検出結果を鑑みて、オブジェクトの表示位置を決定してタッチパネル105及び106に表示させる。この結果、オブジェクトが鑑賞オブジェクト等の出力属性のものであれば、ユーザにとって見やすいであろう(机に対してより垂直な)画面に当該オブジェクトが表示される。また、オブジェクトがタッチオブジェクト等の入力属性のものであれば、ユーザが操作しやすいであろう(水平状態に近い)画面に当該オブジェクトが表示される。
【0021】
なお、オブジェクトを移動させるときに、すでに移動先のタッチパネルに他のオブジェクトが表示されている場合は、オブジェクトの上にオブジェクトを表示したり、オブジェクトのサイズを変化させたり、オブジェクト同士が重ならないようにオブジェクトの表示場所を変えたりしてもよい。
【0022】
次に、第1の実施形態の動作の種々の具体例について説明する。
図6(A)〜(B)に示す例では、初期状態において、図6(A)に示すように、図5(A)中の姿勢(あ)と同様に、タッチパネル105及び106の表示面が水平になっている。また、タッチパネル106にタッチオブジェクト602が表示されている。タッチオブジェクト602は、例えば入力ペン601を用いて操作される。
そして、図6(B)に示すように、このような姿勢から筐体101が垂直に起こされると、タッチパネル105の姿勢が変化する。従って、ステップS402において、姿勢検知部231が姿勢の変化を検知し、表示制御部211がステップS404〜S407の処理を行う。但し、この場合には、姿勢(い)に類似した姿勢となるため、図5(B)に示す表示位置テーブルに従って、タッチオブジェクト602の表示位置は変更されない。これは、タッチオブジェクト602は、水平な状態に近いタッチパネル106に表示されている方がユーザにとって使いやすく、ステップS405において、表示制御部211が、タッチオブジェクト602の表示位置を変更しないと判定するからである。
【0023】
図7(A)〜(C)に示す例では、初期状態において、図7(A)に示すように、図5(A)中の姿勢(あ)と同様に、タッチパネル105及び106の表示面が水平になっている。また、タッチパネル105にタッチオブジェクト702が表示されている。タッチオブジェクト702は、例えば入力ペン701を用いて操作される。
そして、図7(B)に示すように、このような姿勢から筐体101が垂直に起こされると、タッチパネル105の姿勢が変化する。従って、ステップS402において、姿勢検知部231が姿勢の変化を検知し、表示制御部211がステップS404〜S407の処理を行う。この場合には、姿勢(い)に類似した姿勢となるため、図5(B)に示す表示位置テーブルに従って、図7(C)に示すように、タッチオブジェクト702の表示位置がタッチパネル106に移動する。これは、タッチオブジェクト702は、水平な状態に近いタッチパネル106に表示されている方がユーザにとって使いやすく、ステップS405において、表示制御部211が、タッチオブジェクト702の表示位置を変更すると判定するからである。
【0024】
図6及び図7に示すように、表示制御部211は、オブジェクトがタッチオブジェクトであれば、より机に対して水平なタッチパネル105又は106に入力用のタッチオブジェクトを表示させる。この結果、タッチオブジェクトに対するタッチ操作が行いやすくなる。なお、タッチ操作を行うためのタッチオブジェクトを水平な位置に表示したほうが操作しやすくなるのは、タイプライタを模したPCの一般的はハードウェアキーボード、計算機等で使われるテンキーが、水平に置かれて操作されることが多いからである。従って、図7のように表示位置を水平な位置に移動するタッチオブジェクトは、キーボードオブジェクト、テンキーオブジェクト、文字入力オブジェクト等の文字入力を行うためのオブジェクトのみとするとなお好適である。文字入力に用いるタッチアイコン以外のタッチアイコンは、水平状態から大きく傾斜したタッチパネルに表示してユーザに操作させても、文字入力に用いるタッチアイコンほど操作しにくくなることはない。
ただし、水平状態から傾斜したタッチパネルに対するユーザのタッチオブジェクトに対するタッチ操作が強いと、装置自体がタッチ操作の押下する力によって姿勢を崩す可能性がある(例えば、水平でない側のタッチパネルを下にして倒れる可能性がある)。これに対し、水平なタッチパネルは、その背面が机などの面によって支えられていると想定できるため、タッチ操作の力が強くても装置自体が姿勢を崩す可能性が低い。したがって、装置の安定させることによる故障防止や操作面の安定などの面からしても、タッチ操作を行うためのタッチオブジェクトを水平な位置に表示したほうが好適である。
【0025】
また、図8(A)〜(B)に示す例では、初期状態において、図8(A)に示すように、図5(A)中の姿勢(あ)と同様に、タッチパネル105及び106の表示面が水平になっている。また、タッチパネル105に鑑賞オブジェクト801が表示されている。
そして、図8(B)に示すように、このような姿勢から筐体101が垂直に起こされると、タッチパネル105の姿勢が変化する。従って、ステップS402において、姿勢検知部231が姿勢の変化を検知し、表示制御部211がステップS404〜S407の処理を行う。但し、この場合には、姿勢(い)に類似した姿勢となるため、図5(B)に示す表示位置テーブルに従って、鑑賞オブジェクト801の表示位置は変更されない。これは、鑑賞オブジェクト801は水平方向に近い視線で鑑賞されることが多く、鑑賞オブジェクト801は、この視線に対して表示面が垂直なタッチパネル105に表示されている方が視認性が高く、ステップS405において、表示制御部211が、鑑賞オブジェクト801の表示位置を変更しないと判定するからである。
【0026】
図9(A)〜(C)に示す例では、初期状態において、図9(A)に示すように、図5(A)中の姿勢(あ)と同様に、タッチパネル105及び106の表示面が水平になっている。また、タッチパネル106に鑑賞オブジェクト901が表示されている。
そして、図9(B)に示すように、このような姿勢から筐体101が垂直に起こされると、タッチパネル105の姿勢が変化する。従って、ステップS402において、姿勢検知部231が姿勢の変化を検知し、表示制御部211がステップS404〜S407の処理を行う。この場合には、姿勢(い)に類似した姿勢となるため、図5(B)に示す表示位置テーブルに従って、図9(C)に示すように、鑑賞オブジェクト901の表示位置がタッチパネル105に移動する。これは、鑑賞オブジェクト901は、視線に対して表示面が垂直なタッチパネル105に表示されている方が視認性が高く、ステップS405において、表示制御部211が、鑑賞オブジェクト901の表示位置を変更すると判定するからである。
【0027】
図8及び図9に示すように、表示制御部211は、オブジェクトが鑑賞オブジェクトであれば、より机に対して垂直なタッチパネル105又は106に鑑賞オブジェクトを表示させる。この結果、ユーザが鑑賞オブジェクトを鑑賞しやすくなる。
【0028】
このように、第1の実施形態によれば、タッチパネル105及び106の姿勢に基づき、タッチオブジェクトはタッチ操作しやすいように水平に近いタッチパネルに表示され、鑑賞オブジェクトは視認しやすいように垂直に近いタッチパネルに表示される。従って、オブジェクトの種類に応じて、ユーザにとって好適な位置にオブジェクトを表示することができる。
【0029】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る表示制御装置の内部構成を示すブロック図である。第2の実施形態も、ノート型PCに関する。
第2の実施形態では、図10に示すように、筐体101内に、更に近接無線通信部1001(近接無線通信用通信手段)が収納され、筐体102内に、更に近接無線通信部1002(近接無線通信用通信手段)が収納されている。近接無線通信部1001及び1002は、夫々タッチパネル105及び106よりも奥に位置しており、タッチパネル105及び106の表示面から近接無線通信部1001及び1002を視認することはできないようになっている。これは、近接無線通信部1001及び1002が視認可能であると、タッチパネル105及び106に表示されるタッチオブジェクト及び鑑賞オブジェクト等の視認性が低下するからである。他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0030】
また、第2の実施形態では、CPU201により、近接無線通信部1001、1002の一方のみが有効にされる。そして、図11(A)〜(C)に示すように、表示制御部211が、有効とされている近接無線通信部1001又は1002を表すガイドオブジェクト1101をタッチパネル105又は106に表示させる。図11(A)は筐体101及び102が水平な机上に置かれた状態を示している。図11(B)は第2の実施形態における近接無線通信の概要を示している。図11(C)はガイドオブジェクト1101の一例を示している。ガイドオブジェクト1101は入鑑賞オブジェクトの一種である。
CPU201は、タッチパネル105、106の少なくとも一方において表示面が水平から傾いている場合には、この傾きの大きさに応じて、近接無線通信部1001又は1002の通信相手である外部機器が安定しやすいように、有効にする近接無線通信部1001又は1002を選択する。つまり、CPU201は、表示面が水平に近いタッチパネル105又は106と同じ筐体101又は102内の近接無線通信部1001又は1002を有効にする。なお、タッチパネル105及び106のいずれもが水平となっている場合、並びにこれらが同等に傾いている場合には、CPU201はタッチパネル105又は106のどちらを有効にしてもよい。また、表示制御部211は、有効とされる近接無線通信部1001又は1002を含む筐体101又は102側に外部機器を置くことを促すガイダンス表示をガイドオブジェクト1101のメッセージ欄1104に表示させる。
【0031】
図11(A)〜(C)に示すように、筐体102内の近接無線通信部1002が有効になっている場合、デジタルカメラ1102がメッセージ欄1104のメッセージに沿ってタッチパネル106上に置かれていると、近接無線通信が可能である。つまり、デジタルカメラ1102と近接無線通信部1002との間の近接無線通信が確立される。ここで、デジタルカメラ1102は近接無線通信可能な装置であり、メッセージ欄1104はガイドオブジェクト1101に含まれている。一方、このような場合に、図11(B)に示すように、デジタルカメラ1103がタッチパネル105上に置かれても、近接無線通信部1001が有効になっていないため、デジタルカメラ1103と近接無線通信部1001との間の近接無線通信は行われない。ここで、デジタルカメラ1103も近接無線通信可能な装置である。
このような第2の実施形態では、表示の制御に際して、図4に示すフローチャートに沿った動作を行う。但し、表示位置の制御の対象がガイドオブジェクト1101である。つまり、ステップS404では、対象オブジェクトとしてガイドオブジェクト1101が選択される。また、ステップS405では、表示制御部211が、姿勢検知部231による検知結果及び姿勢検知部232による検知結果を総合的に考慮し、ガイドオブジェクト1101を移動させるか否かの判定を行う。即ち、表示制御部211は、姿勢の変更前にガイドオブジェクト1101が表示されていたタッチパネル105又は106が、他方(タッチパネル106又は105)よりも水平に近い姿勢に保たれていれば移動させないと判定し、姿勢の変更後に他方がより水平に近い姿勢になっていれば移動させると判定する。また、CPU201は、姿勢検知部231による検知結果及び姿勢検知部232による検知結果を総合的に考慮し、タッチパネル105及び106について有効とするもの、無効とするものを決定する。そして、ステップS406では、表示制御部211がガイドオブジェクト1101を他方のタッチパネル106又は105に移動させる。
【0032】
次に、第2の実施形態の動作の具体例について説明する。
図12(A)〜(C)に示す例では、初期状態において、図12(A)に示すように、タッチパネル105及び106の表示面が水平になっている。また、近接無線通信部1001が有効にされ、近接無線通信部1002が無効にされ、タッチパネル105にガイドオブジェクト1101が表示されている。この状態で、ガイドオブジェクト1101上にデジタルカメラ1102が載置されると、デジタルカメラ1102とノート型PC100との間で近接無線通信が確立する。タッチパネル105の表示面は水平であるため、デジタルカメラ1102は安定している。
そして、図12(B)に示すように、このような姿勢から筐体101が垂直に起こされると、タッチパネル105の姿勢が変化する。従って、ステップS402において、姿勢検知部231が姿勢の変化を検知し、表示制御部211がステップS404〜S407の処理を行う。この場合には、タッチパネル105の表示面がタッチパネル106の表示面よりも水平から大きく傾くため、ステップS405において、表示制御部211がガイドオブジェクト1101を移動させると判定する。このため、ステップS406において、図12(C)に示すように、表示制御部211がガイドオブジェクト1101をタッチパネル106に移動させる。また、CPU201は、近接無線通信部1001を無効にし、近接無線通信部1002を有効にする。この結果、デジタルカメラ1102をタッチパネル106に表示されているガイドオブジェクト1101上に載置すれば、デジタルカメラ1102とノート型PC100との間での近接無線通信が確立し、データ転送の継続が可能になる。
【0033】
このように、CPU201が、より机に対して水平なタッチパネル105又は106と同一の筐体内の近接無線通信部1001又は1002を有効にし、表示制御部211が、そのタッチパネル105又は106にガイドオブジェクト1101を表示させる。この結果、より安定しやすい状態で、デジタルカメラ1102と近接無線通信部1001又は1002との間の近接無線通信が可能となり、また、その位置が明示的に表示される。
【0034】
このように、第2の実施形態によれば、タッチパネル105及び106の姿勢に基づき、載置された外部機器が安定するように近接無線通信部1001又は1002が切り替えられ、その位置に対応する領域がガイドオブジェクトとしてユーザに明示的に指示される。従って、ユーザにとって、近接無線通信のための外部機器をノート型PC100に置きやすくすることができる。
【0035】
なお、CPU201が近接無線通信部を切り替える際に、ノート型PC100は、使用しない(水平でない側の筐体に備えられた)近接無線通信部に対しての電源供給を停止してもよい。この場合、消費電力を抑えることが可能になる。
また、第2の実施形態では、タッチパネルに代えて、タッチパッドを備えていない表示パネルを用いてもよい。
また、近接無線通信の例としては、トランスファージェットが挙げられる。また、近接無線通信が可能な外部機器として、近接無線通信可能な定期券、電子マネーカード等のカード又は携帯電話機等を用いてもよい。
【0036】
なお、1つの表示制御装置に設けられる複数の表示領域は、複数の表示パネル(表示装置)に設けられている必要はなく、1個の表示パネルに複数の表示領域が設けられていてもよい。つまり、1個の表示パネルに設けられた複数の表示領域の間で、ユーザにとって見やすいもの、操作しやすいものに鑑賞オブジェクト、タッチオブジェクトが表示されるように表示制御部が動作してもよい。従って、1つの表示制御装置に設けられる表示パネルの数は1個でもよい。また、表示制御部が表示領域毎に設けられていてもよい。つまり、2個の表示領域が設けられている場合、2個の表示制御部が設けられていてもよい。即ち、上記の実施形態のように、2個の表示パネルに1個ずつ表示領域が設けられている場合、表示パネル毎に1個ずつ表示制御部が設けられていてもよい。
また、オブジェクトの属性が入出力系属性であってもよい。この場合、入力系属性の場合と同様に、表示制御部が、当該オブジェクトは最も水平に近い姿勢の表示領域に表示されるように制御を行うことが好ましい。
更に、CPU201の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をノート型PCに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置に設けられた印刷画像選択および確認のためのディスプレイ、デジタルフォトフレームなど、複数の画像を同時に表示するように制御可能な表示制御装置であれば適用可能である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0037】
100:表示制御装置 105、106:タッチパネル 201:CPU 211:表示制御部 222、223:表示パネル 224、225:タッチパッド 231、232:姿勢検知部 1001、1002:近接無線通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オブジェクトを生成するオブジェクト生成手段と、
複数の表示領域と、
前記複数の表示領域の各々の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
前記姿勢検知手段による検知の結果に応じて、前記オブジェクトを表示する表示領域を前記複数の表示領域のうちから選択する表示制御手段と、
を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記オブジェクトの属性によって前記選択を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記属性が出力系属性の場合、前記姿勢検知手段により前記複数の表示領域のうちで最も鉛直に近い姿勢をとっていると検知されたものを選択することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記出力系属性には、動画表示の属性、静止画表示の属性、及びテキスト表示の属性からなる群から選択された少なくとも1種が含まれることを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記属性が入力系属性の場合、前記姿勢検知手段により前記複数の表示領域のうちで最も水平に近い姿勢をとっていると検知されたものを選択することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記入力系属性には、タッチパネル式のキーボード入力の属性、タッチパッド入力の属性、及びペン入力の属性からなる群から選択された少なくとも1種が含まれることを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記属性が入出力系属性の場合、前記姿勢検知手段により前記複数の表示領域のうちで最も水平に近い姿勢をとっていると検知されたものを選択することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記選択の結果、前記オブジェクトが表示される表示領域が変更される場合、前記表示制御手段は、変更前に前記オブジェクトを表示していた表示領域から変更後に前記オブジェクトを表示する表示領域にかけて前記オブジェクトが移動するアニメーションを表示させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記複数の表示領域毎に設けられた複数の近接無線通信用通信手段を有し、
前記オブジェクト生成手段は、前記オブジェクトとして、近接無線通信用の入鑑賞オブジェクトを生成し、
前記表示制御手段は、前記姿勢検知手段により前記複数の表示領域のうちで最も水平に近い姿勢をとっていると検知されたものを選択し、
前記複数の近接無線通信用通信手段のうちで、前記姿勢検知手段により前記複数の表示領域のうちで最も水平に近い姿勢をとっていると検知されたものに対して設けられたものが有効にされることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項10】
オブジェクトを生成するオブジェクト生成ステップと、
複数の表示領域の各々の姿勢を検知する姿勢検知ステップと、
前記姿勢検知ステップの結果に応じて、前記オブジェクトを表示する表示領域を前記複数の表示領域のうちから選択する表示制御ステップと、
を有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項11】
コンピュータに、
オブジェクトを生成するオブジェクト生成ステップと、
複数の表示領域の各々の姿勢を検知する姿勢検知ステップと、
前記姿勢検知ステップの結果に応じて、前記オブジェクトを表示する表示領域を前記複数の表示領域のうちから選択する表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項12】
コンピュータに、
オブジェクトを生成するオブジェクト生成ステップと、
複数の表示領域の各々の姿勢を検知する姿勢検知ステップと、
前記姿勢検知ステップの結果に応じて、前記オブジェクトを表示する表示領域を前記複数の表示領域のうちから選択する表示制御ステップと、
を実行させるプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2011−227397(P2011−227397A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−99124(P2010−99124)
【出願日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】