説明

表示器

【課題】筐体内に浸入した水分又は筐体内で生じた水分が筐体内の電気部品に接触する危険性を低下させる。
【解決手段】カバー部74は、上側壁部12Aと並行する板状に形成されてスリット(嵌合溝21、係合溝22、係止溝23)と回路ブロック6との間に介在している。さらにカバー部74は、少なくとも回路ブロック6の上方に位置する部分の周縁に、上向きに起立する立片74Aが形成されている。而して、スリットを通してケース1内に浸入した水分が滴下した場合、上側壁部12Aの下に位置しているカバー部74で滴下した水分を受けることができる。しかも、滴下した水分がカバー部74の表面(上面)を移動しても、保持枠7に繋がる前端以外の左右両端及び後端に起立する立片74Aに遮られるので、カバー部74の下に位置する回路ブロック6に水分が接触する危険性を低下させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の表示器として、プログラマブルロジックコントローラなどの電子機器に接続され、この電子機器と連動して各種の表示を行うものが種種提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1記載の表示器100は、図10に示すように表部筐体101および裏部筐体107により略箱形状とされ、内部に液晶パネル102、導光板103、枠体104、回路基板105および支持基板106が収容されている。表部筐体101の上面及び下面に各一対の嵌合溝101Aが設けられ、裏部筐体107に設けられた嵌合突部107Aが嵌合溝101Aと嵌合することで表部筐体101と裏部筐体107が結合される。導光板103は、所定厚みを有する板状とされ、枠体104に支持されている。回路基板105には、通信及び演算処理を行うためのIC又は電子部品が実装されている。そして、回路基板105は、枠体104と裏部筐体107との間において液晶パネル102に対して略平行に配置されている。
【0004】
支持基板106には、光源としての複数個のLED(発光ダイオード)106Aが等間隔又は不等間隔に列設されている。この支持基板106は、LED106Aの光軸が支持基板106の厚み方向に沿うように実装されている。このような支持基板106は、LED106Aから出射した光を導光板103の端面に設けられた入光部103Aに入射させるために、回路基板105に対して略直交するように配置されている。
【0005】
従って、表示器100は、LED106Aから出射された光が導光板103の入光部103Aに入射し、導光板103の背面103Bにおいて拡散反射された後、導光板103の前面103Cから出射し、液晶パネル102を背面から照明する。
【0006】
上述のように構成される表示器100は、取付板に開口された取付孔に表部筐体101の後端部及び裏部筐体107が挿入され、表部筐体101に係止される取付金具が取付板の背面側にねじ止めされることで取付板に取り付けられる。このため、取付金具の係止片が挿入係止される係止溝108が表部筐体101に設けられている。
【0007】
また、取付金具の係止片が係止溝108を通して表部筐体101の内部に進出するため、取付作業を行う作業者の身体から取付金具に静電気放電が生じた場合、係止片を介して液晶パネル102や回路基板105にも静電気放電が生じて静電破壊される虞がある。このような静電破壊を防ぐため、上記従来例には、表部筐体101内において取付金具の係止片と液晶パネル102や回路基板105との間を隔てる絶縁部109が裏部筐体107に設けられている。つまり、絶縁部109が介在することにより、取付金具の係止片と液晶パネル102や回路基板105との間の絶縁距離を延ばして静電破壊の危険性を低下させているのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2011−113752号公報(段落0002−0004及び図17参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、表示器の使用用途が拡がるにつれ、屋外のように昼夜の温度差が大きい環境下で表示器が使用されるようになっている。このような環境下で使用される場合、表示器が取り付けられる筐体内に生じた水分(結露水)が表示器に滴下して係止溝108などの孔(スリット)から表示器内に浸入し、液晶パネル102や回路基板105に滴下することで液晶パネル102や回路基板105が故障する虞があった。また、表部筐体101の外表面に付着した水分(例えば、結露水など)が表部筐体101の上面に設けられている一対の嵌合溝101Aを通して内部に浸入し、液晶パネル102や回路基板105に滴下する可能性もある。
【0010】
ここで、特許文献1記載の従来例では、液晶パネル102や回路基板105と係止片(係止溝108)との間に絶縁部109が介在しているため、係止片に付着した水分は絶縁部109に滴下することになる。しかしながら、従来例の絶縁部109は係止片と液晶パネル102や回路基板105との絶縁距離を延ばすことを目的とするものであるから、左右両側には壁109Aがあるものの、その先端(図10における上端)には壁がない。したがって、絶縁部109の表面を移動した水分が絶縁部109の先端から液晶パネル102や回路基板105に滴下してしまう可能性があった。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、筐体内に浸入した水分又は筐体内で生じた水分が筐体内の電気部品に接触する危険性を低下させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の表示器は、前面に窓孔が開口した箱形の筐体と、前記筐体内に収納されて前記窓孔を通して表示面が前方に臨む表示デバイスと、少なくとも前記表示デバイスの駆動回路を構成する回路部品がプリント配線板に実装されてなり、前記筐体内における前記表示デバイスの後方に配置される回路ブロックとを備え、前記筐体は、前記窓孔が開口する前壁部と、前後方向において前記前壁部に対向する後壁部と、前記後壁部の周縁を前記前壁部と繋ぐ側壁部とを有し、前記側壁部は、前記表示デバイス又は回路ブロックの上方に位置する部位に当該部位を貫通する1乃至複数個のスリットが形成されており、前記筐体内部に、前記スリットと前記表示デバイス又は回路ブロックとの間に介在し且つ前記スリットが形成されている前記側壁部と並行する1乃至複数の板状のカバー部が設けられ、当該カバー部は、少なくとも前記表示デバイス又は回路ブロックの上方に位置する部分の周縁に、前記表示デバイス又は回路ブロックから前記スリットに向かう向きに起立する立片が形成されていることを特徴とする。
【0013】
この表示器において、前記カバー部上に滴下した水分を前記筐体外に排水するための排水路を備えることが好ましい。
【0014】
この表示器において、前記側壁部は、前記表示デバイス又は回路ブロックの上方に位置する部位を除く部位に1乃至複数個の放熱用のスリットが形成されていることが好ましい。
【0015】
この表示器において、前記筐体は、給電用の端子及び外部機器との通信用の端子が前記後壁部又は側壁部に露設され、前記後壁部又は側壁部において、前記端子の周囲に凹部又は凸部からなる水路が形成されていることが好ましい。
【0016】
この表示器において、前記前壁部の後面における前記窓孔の周縁と、前記表示デバイスの前面との間に防水部材が介装されることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の表示器は、筐体内に浸入した水分又は筐体内で生じた水分が筐体内の電気部品に接触する危険性を低下させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る表示器の実施形態を示す断面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の前方から見た斜視図である。
【図4】同上における保持枠の斜視図である。
【図5】同上における別の構成の保持枠を示す斜視図である。
【図6】同上の後方から見た斜視図である。
【図7】同上の一部省略した断面図である。
【図8】同上におけるカバー部が設けられた前ケースの斜視図である。
【図9】同上におけるカバー部が設けられた後ケースの斜視図である。
【図10】従来例を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る表示器の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
本実施形態の表示器は、箱形の合成樹脂成形体からなるケース(筐体)1を備えている。なお、以下の説明では、図2において前後左右上下の各方向を規定する。
【0021】
ケース1は、窓孔10Aが開口する前壁部10と、前後方向において前壁部10に対向する後壁部11と、後壁部11の周縁を前壁部10と繋ぐ側壁部12とを有する(図3参照)。なお、ケース1は、前ケース2と後ケース3が結合されることで構成されている。
【0022】
前ケース2は、前壁部10と、前壁部10の後面より後方に突出する4つの側壁片20A、20B、20C、20Dとが一体に形成されてなる。後ケース3は、後壁部11と、後壁部11の周縁より前方へ突出する4つの側壁片30A、30B、30C、30Dとが一体に形成されてなる。また、後ケース3において、各側壁片30A、30B、30C、30Dには、前方に突出する複数の突片31が設けられており、これら複数の突片31の先端(前端)に嵌合突起31Aが突設されている。一方、前ケース2の各側壁片20A、20B、20C、20Dには、複数の嵌合突起31Aと各別に嵌合する嵌合溝21が設けられている。つまり、前ケース2の後端に後ケース3の前端を突き合わせるように前ケース2と後ケース3を結合すれば、前ケース2の各嵌合溝21に後ケース3の各嵌合突起31Aが嵌合してケース1が組み立てられる。そして、前ケース2の各側壁片20A、20B、20C、20Dと後ケース3の各側壁片30A、30B、30C、30Dとでケース1の各側壁部12A、12B、12C、12Dが構成される。なお、前ケース2の上側壁部20A並びに下側壁部20Bには、従来例と同様に取付金具の係止片が挿入係止される各一対の係止溝23が設けられている。
【0023】
表示デバイスである液晶パネル4は、透過型の液晶ディスプレイパネルと液晶ディスプレイパネルの後方から光を照射するバックライトが一体に構成されたものである。この液晶パネル4は、矩形枠状にカットされた両面テープ(防水部材)9によって、前ケース2の前壁部10後面に貼り付けられる。
【0024】
タッチパネル5は、前壁部10の前面における窓孔10Aの周囲に設けられた凹所10B内に収納固定される(図1参照)。また、前壁部10の前面にはタッチパネル5を保護する保護シート8が貼り付けられる。
【0025】
回路ブロック6は、矩形平板状のプリント配線板60の実装面(後面)に、液晶パネル4の駆動回路(液晶ディスプレイパネルの駆動回路及びバックライトの駆動回路)やマイコン、電源回路などを構成する種々の回路部品61が実装されてなる。また、プリント配線板60の実装面には、外部から給電するための給電線や外部機器との通信用の通信線などが接続される端子台62や、マイコンとパーソナルコンピュータとの間でデータ通信を行うためのコネクタ(例えば、USBコネクタ)63も実装されている。
【0026】
保持枠7は矩形平板状の合成樹脂成形体からなり、前面側で液晶パネル4を保持し、後面側で回路ブロック6を保持するものである。図4に示すように保持枠7の前面には、液晶パネル4の後面に当接する複数の円筒形のリブ70と、前壁部10の後面に当接する柱状の複数のリブ71とがそれぞれ突設されている。また保持枠7の後面には、棒状の複数のリブ72が突設されている。ただし、これらのリブ72は根元部分に比較して先端部分が細く(径が小さく)なっている。一方、プリント配線板60には、各リブ72の先端部分が挿通される挿通孔62が四隅に穿孔されている。さらに、後ケース3の後壁部11における四隅にそれぞれ円筒形状のボス32が突設されており、プリント配線板60の各挿通孔62に挿通された各リブ72の先端部分が各ボス32に設けられた嵌合孔32Aに嵌合するようになっている。
【0027】
また保持枠7の上下両端縁には、各一対の突片73が後方へ突設されており、各突片73の先端には係合爪73Aが突設されている。一方、前ケース2における上側壁片20A及び下側壁片20Bには、各一対の突片73の係合爪73Aと係合する係合溝22が設けられている。すなわち、係合溝22にそれぞれ係合爪73Aが係合することによって、前ケース2に保持枠7が固定される。
【0028】
ここで、ケース1の上側壁部12Aに種々のスリット(嵌合溝21、係合溝22、係止溝23)が設けられると、従来例と同様に表示器が取り付けられる筐体内に生じた水分(結露水)やケース1表面に生じた水分(結露水)がスリットを通してケース1内に浸入する可能性がある。そして、スリットからケース1内に浸入した水分によって液晶パネル4や回路ブロック6が故障する虞がある。これに対して本実施形態では、前記スリットと液晶パネル4及び回路ブロック6との間に介在し且つ前記スリットが形成されている上側壁部12Aと並行する一対のカバー部74が保持枠7の上端縁より後方に突設されている。
【0029】
これらのカバー部74は、上側壁部12Aと並行する板状に形成されて前記スリットと回路ブロック6との間に介在している(図1参照)。さらにカバー部74は、少なくとも回路ブロック6の上方に位置する部分の周縁に、上向きに起立する立片74Aが形成されている。
【0030】
而して、取付金具の係止片に生じた水分やスリット(嵌合溝21、係合溝22、係止溝23)を通してケース1内に浸入した水分が滴下した場合、上側壁部12Aの下に位置しているカバー部74で滴下した水分を受けることができる。しかも、滴下した水分がカバー部74の表面(上面)を移動しても、保持枠7に繋がる前端以外の左右両端及び後端に起立する立片74Aに遮られるので、カバー部74の下に位置する回路ブロック6に水分が接触する危険性を低下させることができる。
【0031】
ここで、カバー部74に滴下した水分は、可能な限りケース1の外に排水されることが望ましい。そのため、カバー部74の表面(上面)が、プリント配線板60の前面(非実装面)に向かって下向きに傾斜している(図1参照)。つまり、カバー部74に滴下した水分は、カバー部74表面の傾斜によって前方へ移動し、さらにプリント配線板60の前面を伝ってケース1の下側壁部12Bに達するので、下側壁部12B(下側壁片20B)に設けられた水抜き孔を通してケース1の外に排水される。ここで、図5に示すように保持枠7の前面に排水路75が設けられることが好ましい。排水路75は、保持枠7の前面に形成された凹溝からなり、その上端でカバー部74の表面及び左右両側の立片74Aと繋がっており、その下端が保持枠7の左右方向における中央部分に位置している。したがって、カバー部74に滴下した水分は、排水路75を伝ってケース1の下側壁部12Bにおける左右方向の中央部に達し、下側壁部12Bの中央部に設けられた水抜き孔からケース1の外へ排水される。故に、下側壁部12Bの左右方向の中央部のみに水抜き孔を設ければよいため、下側壁部12B全体に多数の水抜き孔を設ける場合と比較して、ケース1の強度低下や製造コストの上昇を抑えることができる。
【0032】
ところで、液晶パネル4や回路ブロック6で発生する熱をケース1の外に逃がすため、ケース1の後壁部3及び側壁部12に、多数の放熱用のスリット13が設けられている。ただし、上側壁部12Aにおいては、液晶パネル4及び回路ブロック6の上方に位置する部位を除く部位、すなわち、後ケース3の上側壁片30Aのみに複数個の放熱用のスリット13が形成されている。故に、上側壁片30Aから浸入した水分が液晶パネル4や回路ブロック6に滴下することを回避しつつ、ケース1の放熱性の向上が図れるものである。
【0033】
ところで、回路ブロック6の端子台62及びコネクタ63は、後ケース3の後壁部11に設けられている2つの開口部34を通して、それぞれ後壁部11の表面に露出している。したがって、ケース1に付着した水分(例えば、結露水)が後壁部11の表面を伝って下方へ移動した場合、後壁部11の表面に露出している端子台62やコネクタ63に接触して故障などの原因となる虞がある。
【0034】
そこで本実施形態では、後壁部11において端子台62及びコネクタ63の周囲に、後壁部11の表面を伝う水分の通り道となる水路14がそれぞれ形成されている。これらの水路14は、後壁部11の表面に形成された樋状の凹部からなる。ただし、凹部の代わりに凸部で水路14が形成されてもよい。凸部からなる水路14では、凸部の稜線よりも外側(端子台62やコネクタ63から離れた側)の側面に沿って水分が移動する。したがって、後壁部11の表面に付着した水分が水路14を通って下方へ移動するため、端子台62やコネクタ63に接触することがなくなる。
【0035】
ここで、既に説明したように前壁部11の後面における窓孔10Aの周縁と、液晶パネル4の前面との間に防水部材(両面テープ)9が介装されている(図7参照)。したがって、保護シート8と前壁部10との隙間などから水分が浸入しても、この防水部材9により液晶パネル4内への水分を浸入を防ぐことができる。さらに本実施形態では、前壁部10の後面における側壁部12の周囲に凹所10Bが設けられ、この凹所10B内に防水パッキン15が嵌め込まれている(図7参照)。したがって、前壁部10と取付板(表示器のケース1が取り付けられる板)との間の隙間が防水パッキン15によって閉塞されるので、ケース1の防水性の向上が図れる。
【0036】
ところで、本実施形態ではカバー部74が保持枠7に設けられているが、図8に示すように前ケース2の前壁部10の後面よりカバー部74が突設されてもよい。あるいは、図9に示すように後ケース3の後壁部11の前面よりカバー部74が突設されてもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 ケース(筐体)
2 前ケース
3 後ケース
4 液晶パネル(表示デバイス)
5 タッチパネル
6 回路ブロック
7 保持枠
21 嵌合溝(スリット)
22 係合溝(スリット)
23 係止溝(スリット)
74 カバー部
74A 立片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に窓孔が開口した箱形の筐体と、前記筐体内に収納されて前記窓孔を通して表示面が前方に臨む表示デバイスと、少なくとも前記表示デバイスの駆動回路を構成する回路部品がプリント配線板に実装されてなり、前記筐体内における前記表示デバイスの後方に配置される回路ブロックとを備え、前記筐体は、前記窓孔が開口する前壁部と、前後方向において前記前壁部に対向する後壁部と、前記後壁部の周縁を前記前壁部と繋ぐ側壁部とを有し、前記側壁部は、前記表示デバイス又は回路ブロックの上方に位置する部位に当該部位を貫通する1乃至複数個のスリットが形成されており、前記筐体内部に、前記スリットと前記表示デバイス又は回路ブロックとの間に介在し且つ前記スリットが形成されている前記側壁部と並行する1乃至複数の板状のカバー部が設けられ、当該カバー部は、少なくとも前記表示デバイス又は回路ブロックの上方に位置する部分の周縁に、前記表示デバイス又は回路ブロックから前記スリットに向かう向きに起立する立片が形成されていることを特徴とする表示器。
【請求項2】
前記カバー部上に滴下した水分を前記筐体外に排水するための排水路を備えることを特徴とする請求項1記載の表示器。
【請求項3】
前記側壁部は、前記表示デバイス又は回路ブロックの上方に位置する部位を除く部位に1乃至複数個の放熱用のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の表示器。
【請求項4】
前記筐体は、給電用の端子及び外部機器との通信用の端子が前記後壁部又は側壁部に露設され、前記後壁部又は側壁部において、前記端子の周囲に凹部又は凸部からなる水路が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示器。
【請求項5】
前記前壁部の後面における前記窓孔の周縁と、前記表示デバイスの前面との間に防水部材が介装されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の表示器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−15608(P2013−15608A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−147029(P2011−147029)
【出願日】平成23年7月1日(2011.7.1)
【出願人】(000106221)パナソニック デバイスSUNX株式会社 (578)
【Fターム(参考)】