説明

表示装置、エネルギー制御方法及びコンピュータプログラム

【課題】ネットワークを介して、取得した情報に基づいて自動的にエネルギーに関する制御を実行することが可能な、新規かつ改良された表示装置を提供すること。
【解決手段】画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示部と、自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行部と、を備え、前記実行部が実行する前記アプリケーションは、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を適宜取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置が提供される。かかる表示装置は、上記アプリケーションを実行することで、ネットワークを介して、自動的にエネルギーに関する制御を実行することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、エネルギー制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電気、ガス、水道の使用量を確認するには、従来は測定機器に付随するメータや表示機器を確認する必要があった。これらのメータや表示機器は、通常は家の外に設置されるものであり、家の中から電気、ガス、水道の使用量を確認するには、一度家の外に出なければならない。
【0003】
そのため、家の中にいながら、また家の中にいなくても遠隔的に、これら電気、ガス、水道の使用量を確認することが出来れば、その家の住人にとって非常に利便性が高まることになり、そのような技術も開示されている。例えば特許文献1には、住人が家の中にいなくても、ネットワークを通じてエネルギー使用量を確認することができる技術が開示されているものと認められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−130983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような事情に鑑みれば、家庭内等で使用されるエネルギーに関する情報を、家庭等の中にいながら、または家庭等の中にいなくても遠隔的に、簡易な手順で確認できるようにすることが、より求められる。また、電力制御という観点に立てば、電力使用状況に関する情報を自動的に取得し、取得した情報に基づいて自動的に消費電力量を制御できるようにしておくことが、より望ましい。
【0006】
そこで、本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ネットワークを介して家庭内等で使用されるエネルギーに関する情報を取得して、取得した情報に基づいて自動的にエネルギーに関する制御を実行することが可能な、新規かつ改良された表示装置、エネルギー情報表示方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によれば、画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示部と、自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行部と、を備え、前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記画像表示部が画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を適宜取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置が提供される。
【0008】
本開示によれば、画像表示部は、画像信号に基づいた画像を画面に表示する。実行部は、装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する。そして上記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記画像表示部が画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を適宜取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する。
【0009】
また本開示によれば、画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示ステップと、自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行ステップと、を備え、前記実行ステップが実行する前記アプリケーションは、前記画像表示ステップで画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置のエネルギー制御方法が提供される。
【0010】
また本開示によれば、画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示ステップと、自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行ステップと、をコンピュータに実行させ、前記実行ステップが実行する前記アプリケーションは、前記画像表示ステップで画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、コンピュータプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように本開示によれば、ネットワークを介して家庭内等で使用されるエネルギーに関する情報を取得して、取得した情報に基づいて自動的にエネルギーに関する制御を実行することが可能な、新規かつ改良された表示装置、エネルギー情報表示方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー表示システムの全体構成例を示す説明図である。
【図2】本開示の一実施形態にかかるテレビ100の機能構成を示す説明図である。
【図3】本開示の一実施形態にかかるテレビ100に表示される画面の一例を示す説明図である。
【図4】本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作を示す流れ図である。
【図5】本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作を示す流れ図である。
【図6】電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御するためのアプリケーションの画面表示例を示す説明図である。
【図7】本開示の一実施形態にかかるパーソナルコンピュータ200の機能構成を示す説明図である。
【図8】本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー表示システムの全体構成例を示す説明図である。
【図9】本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー制御システムの全体構成例を示す説明図である。
【図10】本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要を示す説明図である。
【図11】本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要を示す説明図である。
【図12】本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要を示す説明図である。
【図13】本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作を示す流れ図である。
【図14】本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作を示す流れ図である。
【図15】本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0014】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.本開示の一実施形態>
[1−1.システムの全体構成例]
[1−2.テレビの機能構成]
[1−3.テレビに表示される画面の例]
[1−4.テレビの動作]
[1−5.情報処理装置の機能構成]
<2.まとめ>
【0015】
<1.本開示の一実施形態>
[1−1.エネルギー表示システムの全体構成例]
まず、本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー表示システムの全体構成例について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー表示システムの全体構成例を示す説明図である。以下、図1を用いて本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー表示システムの全体構成例について説明する。
【0016】
図1に示したように、本開示の一実施形態に係るエネルギー表示システム1は、電力情報サーバ10と、アプリケーションサーバ20と、電力情報処理装置30と、テレビ40、ゲーム機50その他の電子機器と、テレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置と、を含んで構成される。
【0017】
本開示の一実施形態に係るエネルギー表示システム1は、家庭3の内部に設置されるテレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置を用いて、同じく家庭3の内部に設置されるテレビ40、ゲーム機50その他の電子機器の電力使用量の表示や、これら電子機器への制御を可能にするシステムである。
【0018】
電力情報サーバ10は、家庭3に設置されるテレビ40、ゲーム機50その他の電子機器の電力使用量を取得して、テレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置からの求めに応じてその電力使用量の情報を開示するものである。図1に示したように、電力情報サーバ10は、電力情報データベース11と、WWW(World Wide Web)サーバ12と、を含んで構成される。電力情報データベース11は、テレビ40、ゲーム機50その他の電子機器の電力使用量の情報が格納されるデータベースである。電力情報データベース11には、家庭3に設けられる電力情報処理装置30からネットワーク網2を通じて送信されてくる、電力使用量の情報が格納される。WWWサーバ12は、ネットワーク網2と電力情報データベース11との間に介在するものである。電力情報データベース11は、WWWサーバ12を通じてテレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置からアクセス可能に構成されるものである。
【0019】
アプリケーションサーバ20は、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を、テレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置を用いて取得するためのアプリケーションが格納されるものである。テレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置は、アプリケーションサーバ20から当該アプリケーションを、ネットワーク網2を介してダウンロードすることで、電力情報データベース11に格納されている電力使用量の情報を取得することが出来る。
【0020】
電力情報処理装置30は、テレビ40、ゲーム機50その他の電子機器の電力使用量の情報を蓄えておくものである。その電力使用量の情報は、それぞれの電子機器と紐付けて電力情報処理装置30に蓄えられる。
【0021】
テレビ100及びパーソナルコンピュータ200は、各種映像・画像・情報を表示することができる装置である。本実施形態にかかるテレビ100及びパーソナルコンピュータ200は、電力情報データベース11に格納されている電力使用量の情報を取得して表示することができるように構成される。本実施形態にかかるテレビ100及びパーソナルコンピュータ200は、アプリケーションサーバ20からアプリケーションをダウンロードする。すでに当該アプリケーションをダウンロード済みの場合は、テレビ100及びパーソナルコンピュータ200は、そのアプリケーションが更新されているかどうかをアプリケーションサーバ20にアクセスして判断する。そしてテレビ100及びパーソナルコンピュータ200は、そのアプリケーションを用いて、電力情報データベース11に格納されている電力使用量の情報を取得して表示する。
【0022】
電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を、テレビ100、パーソナルコンピュータ200その他の表示装置を用いて取得して表示するための、アプリケーションサーバ20に格納されるアプリケーションは、上記表示装置においてウイジェットの形式で実行されるアプリケーションである。すなわち、例えばテレビ100を用いて、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示する際には、テレビ100は放送波を受信してその放送波に基づく映像を表示すると同時に、アプリケーションを起動して電力使用量の情報の取得及び表示を行う。これにより、テレビ100のユーザは、映像を見ながら、電力情報処理装置30が取得して電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を確認することが可能になる。
【0023】
電力情報データベース11には、電力使用量の情報だけでなく、電力情報処理装置30が管理する電子機器を制御するための情報も格納される。電子機器を制御するための情報は、アプリケーションサーバ20からテレビ100にダウンロードされるアプリケーションによって値が書き込まれる。電力情報処理装置30は、WWWサーバ12を通じて電力情報データベース11にアクセスして、当該情報の値の変化を検出することで、電力情報処理装置30が管理する電子機器、例えばテレビ40やゲーム機50の動作を制御することができる。
【0024】
以上、図1を用いて本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー表示システムの全体構成例について説明した。次に、本開示の一実施形態にかかるテレビ100の機能構成について説明する。
【0025】
[1−2.テレビの機能構成]
図2は、本開示の一実施形態にかかるテレビ100の機能構成を示す説明図である。以下、図2を用いて本開示の一実施形態にかかるテレビ100の機能構成について説明する。
【0026】
図2に示したように、表示装置である本開示の一実施形態にかかるテレビ100は、LCD(Liquid Crystal Display)方式のテレビである。テレビ100は、CPU101、ROM103、RAM105、ネットワークI/F107、赤外線受光部109、グラフィック制御部111、VRAM113、MPEGデコーダ115を含んで構成される。テレビ100は、アナログチューナ117、デジタルチューナ119とともに、アナログ入力部121、映像デコーダ123、音声A/D125、HDMI伝送部127、映像処理部129、音声処理部131、表示制御部133、ディスプレイ135、音声アンプ137、スピーカ139、バックライト制御部141、電源供給部143、システムバス145を含んで構成される。
【0027】
アナログ入力部121は、外部機器からのアナログ映像音声信号の入力に利用される。映像デコーダ123および音声A/D125は、アナログ映像音声信号をデジタル信号に変換する。HDMI伝送部127は、外部のHDMI対応の映像機器からのデジタル映像音声信号の入力に利用される。
【0028】
チューナ117、119、アナログ入力部121、またはHDMI伝送部127から入力された映像音声信号は、直接的または間接的に、映像処理部129および音声処理部131に入力され、ユーザにより指示された映像音声信号が表示制御部133および音声アンプ137に出力される。
【0029】
映像処理部129は、映像データに対応する映像情報を表示するための各種処理を実行するものである。
【0030】
表示制御部133は、映像処理部129から入力された映像信号の垂直・水平同期信号に基づいて、画素駆動用のタイミング信号および映像データ信号を生成し、ディスプレイ135に供給する。
【0031】
ディスプレイ135は、例えば液晶パネル、光学フィルム、バックライト、反射板を含んで構成される。液晶パネルには、例えば画素駆動用回路およびバックライト駆動用回路が実装される。光学フィルムは、バックライト光の拡散等を光学的に調整する。反射板は、バックライト光を液晶パネル側に反射する。
【0032】
表示制御部133は、画素駆動用回路を制御するとともに、バックライト全体の光量を調整する信号をバックライト駆動用回路に供給する。バックライトの調光信号は、ディスプレイ135の輝度設定値および映像信号特性に基づいて、映像処理部129により生成される。
【0033】
HDMI伝送部127は、映像情報および制御情報をSTB200から受信する。ディスプレイ135は、映像情報をディスプレイ135の表示領域の少なくとも一部に表示する。CPU101は、ROM103に記憶されている処理プログラムをRAM105上に展開して実行することで、テレビ100全体を制御する。処理プログラムは、本開示に係る表示方法を実行するためのアプリケーションを含む。
【0034】
本開示の一実施形態にかかるテレビ100は、ネットワークI/F107を通じて、WWWサーバ12やアプリケーションサーバ20に接続することができる。テレビ100は、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示するためのアプリケーションを、アプリケーションサーバ20からダウンロードしてRAM105に展開する。RAM105に展開された当該アプリケーションはCPU101によって実行されることで、ディスプレイ135の表示領域の一部に表示される。これにより、テレビ100は、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示することが可能になり、テレビ100のユーザは、デジタルチューナ119、アナログチューナ117、HDMI伝送部127に供給される映像信号に基づく映像を見ながら、電力使用量の情報を見ることが出来る。
【0035】
以上、図2を用いて本開示の一実施形態にかかるテレビ100の機能構成について説明した。次に、本開示の一実施形態にかかるテレビ100に表示される画面の一例について説明する。
【0036】
[1−3.テレビに表示される画面の例]
図3は、本開示の一実施形態にかかるテレビ100に表示される画面の一例を示す説明図であり、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示する際に表示される画面の一例を示したものである。
【0037】
上述したように、テレビ100は、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示する際には、アプリケーションサーバ20に格納されているアプリケーションをダウンロードして、そのアプリケーションを用いて情報の取得及び表示を実行する。図3に示したように、映像を表示する映像表示領域151の横に、または映像に重畳させて、電力使用量の情報をエネルギー情報表示領域152に表示する。これにより、テレビ100のユーザは、映像を見ながら、電力情報処理装置30が取得して電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を確認することが可能になる。
【0038】
かかるアプリケーションが表示する内容としては、家庭3の(電力情報処理装置30が管理している機器の)総電力使用量、各部屋の個別の電力使用量、機器毎の電力使用量の瞬時値、機器の電力使用量の時間毎・日毎・週毎・月毎の履歴、機器の電力使用量の積算値等を含んでいても良い。これらの情報は、数値やグラフなどの表示手段を用いて、かかるアプリケーションによって表示されても良い。
【0039】
もちろん、かかるアプリケーションが表示する内容は、電力使用量に限られないことは言うまでもなく、電力情報処理装置30が取得すれば、例えばガスの使用量や水道の使用量の情報も表示してもよい。
【0040】
以上、本開示の一実施形態にかかるテレビ100に表示される画面の一例について説明した。次に、本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作について説明する。
【0041】
[1−4.エネルギー表示システムの動作]
図4は、本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作を示す流れ図である。図4に示した流れ図は、テレビ100を用いて電力使用量の情報を取得し、表示する際の動作について示したものである。以下、図4を用いて本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作について説明する。
【0042】
テレビ100を用いて、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示するには、まず所定の操作によって、電力使用量の情報を取得して表示するアプリケーションを起動することになる。ここで、電力使用量を取得して表示するためのアプリケーションがテレビ100に保存されていなければ、かかるアプリケーションを、テレビ100からアプリケーションサーバ20にアクセスすることによって取得する(ステップS101)。なお、当該アプリケーションの取得先は、予めテレビ100の内部に記録されていてもよく、テレビ100から、当該アプリケーションが保存されているアプリケーションサーバを検索して特定するようにしてもよい。
【0043】
上記ステップS101で、電力使用量の情報を取得して表示するアプリケーションを、テレビ100がアプリケーションサーバ20からダウンロードして取得すると、当該アプリケーションは、WWWサーバ12にアクセスして、電力情報データベース11から電力使用量の情報を取得するように要求する(ステップS102)。ここで、当該アプリケーションはWWWサーバ12に対し、電力情報処理装置30が管理する全ての電子機器の電力使用量の情報を取得するように要求しても良く、ユーザの操作に基づいて、電力情報処理装置30が管理する一部の電子機器の電力使用量の情報を取得するようにしてもよい。また、当該アプリケーションは、電力情報処理装置30が管理する電子機器の電力使用量の情報を取得できるように、アプリケーションと電力情報処理装置30との間の紐付けを行っておく。
【0044】
上記ステップS102で、アプリケーションがWWWサーバ12にアクセスして、電力情報データベース11から電力使用量の情報を取得するように要求すると、要求を受けたWWWサーバ12は、当該要求に基づいて、電力情報データベース11へ要求された内容を問い合わせる(ステップS103)。
【0045】
上記ステップS103で、WWWサーバ12がアプリケーションからの要求に基づいて、電力情報データベース11へ要求された内容を問い合わせると、電力情報データベース11は、WWWサーバ12からの問い合わせに応じて、電力使用量の情報をWWWサーバ12に返す。WWWサーバ12は、電力情報データベース11から返ってきた内容を、問い合せてきたアプリケーションに返す。WWWサーバ12からの返信を受信したアプリケーションは、その内容を画面に表示する(ステップS104)。画面への表示内容は、例えば図3に示したようなものである。
【0046】
その後、テレビ100は、電力使用量の情報を表示するアプリケーションがユーザによって終了されているかどうかを判断する(ステップS105)。ステップS105の判断の結果、アプリケーションが終了していなければ、上記ステップS102に戻って、定期的に、またはユーザからの指示に基づいて、電力情報データベース11から電力使用量の情報を取得するように要求する。一方、ステップS105の判断の結果、アプリケーションが終了していれば、処理を終了する。
【0047】
このように、テレビ100を用いて、電力情報データベース11に格納される電力使用量の情報を取得して表示するには、アプリケーションサーバ20から所定のアプリケーションをダウンロードして、当該アプリケーションによって電力情報データベース11から電力使用量の情報を取得する。これによりテレビ100は、アプリケーションを用いて。電力情報処理装置30が管理している電子機器の、電力使用量の情報を取得して画面に表示することができ、ユーザは、テレビ100に表示される映像と共に、電力使用量の情報を見ることができる。
【0048】
アプリケーションサーバ20からダウンロードして取得するアプリケーションは、電力使用量の情報の取得及び表示だけでなく、上述したように、電力情報データベース11に格納される、電力情報処理装置30が管理する電子機器を制御するための情報の変更が可能である。これにより、電力情報処理装置30は、管理する電子機器の動作制御が可能となる。
【0049】
図5は、本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作を示す流れ図である。図5に示した流れ図は、テレビ100を用いて電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御する際の動作について示したものである。以下、図5を用いて本開示の一実施形態にかかるエネルギー表示システム1の動作について説明する。
【0050】
テレビ100を用いて、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御するには、まず所定の操作によって、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御するアプリケーションを起動することになる。ここで、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御するためのアプリケーションがテレビ100に保存されていなければ、かかるアプリケーションを、テレビ100からアプリケーションサーバ20にアクセスすることによって取得する(ステップS111)。なお、当該アプリケーションの取得先は、予めテレビ100の内部に記録されていてもよく、テレビ100から、当該アプリケーションが保存されているアプリケーションサーバを検索して特定するようにしてもよい。
【0051】
なお、上記ステップS111で取得するアプリケーションは、図4のステップS101で取得するアプリケーションと同一のアプリケーションであってもよく、別のアプリケーションであってもよい。
【0052】
図6は、テレビ100で実行される、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御するためのアプリケーションの画面表示例を示す説明図である。図6に示した画面表示例は、電力情報処理装置30が管理する電子機器として、テレビ40及びゲーム50が映像表示領域151の横のエネルギー情報表示領域152に図示されており、本アプリケーションを用いて、電力情報処理装置30が管理する電子機器を制御する情報を電力情報データベース11に書き込むことができる。このように、テレビ100の画面に表示されるアプリケーションを用いて、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を、遠隔的に制御することが可能となる。
【0053】
上記ステップS111で、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御するアプリケーションを、テレビ100がアプリケーションサーバ20からダウンロードして取得すると、当該アプリケーションは、WWWサーバ12にアクセスして、電力情報データベース11から電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御する情報を書き込むように要求する(ステップS112)。
【0054】
上記ステップS112で、アプリケーションがWWWサーバ12にアクセスして、電力情報データベース11から電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御する情報を書き込むように要求すると、要求を受けたWWWサーバ12は、アプリケーションからの当該要求に基づいて、電力情報データベース11へ要求された内容を書き込む(ステップS113)。
【0055】
上記ステップS113で、WWWサーバ12がアプリケーションからの上記要求に基づいて、電力情報データベース11へ要求された内容を書き込むと、電力情報処理装置30は、電力情報データベース11に書き込まれた、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御する情報を周期的に参照して、その値に応じて、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を行う(ステップS114)。
【0056】
例えば、テレビ100で実行されるアプリケーションによって、電力情報データベース11に対し、テレビ40の電源を切るための情報を書き込むようWWWサーバ12に要求があり、WWWサーバ12がアプリケーションからの要求に基づいて電力情報データベース11を更新すると、電力情報処理装置30は、WWWサーバ12を通じた電力情報データベース11の参照によって、情報が変更されたことを検出することが出来る。そして、テレビ40の電源を切るための情報が書き込まれていることを検出した電力情報処理装置30は、当該検出に基づいて、電力情報処理装置30が管理するテレビ40の電源を切るための命令をテレビ40に送出する。
【0057】
ここで、電力情報処理装置30が管理するテレビ40の電源を切るための命令としては、電力情報処理装置30とテレビ40との間で予め定められるプロトコルで指定される命令を用いてもよく、テレビ40が接続されているタップに流れる電流を電力情報処理装置30が強制的に遮断するような命令を用いてもよい。
【0058】
例えば、テレビ100で実行されるアプリケーションによって、電力情報データベース11に対し、テレビ40の音量を変更するための情報を書き込むようWWWサーバ12に要求があり、WWWサーバ12がアプリケーションからの要求に基づいて電力情報データベース11を更新すると、電力情報処理装置30は、WWWサーバ12を通じた電力情報データベース11の参照によって、情報が変更されたことを検出することが出来る。そして、テレビ40の音量を変更するための情報が書き込まれていることを検出した電力情報処理装置30は、当該検出に基づいて、電力情報処理装置30が管理するテレビ40の音量を変更するための命令をテレビ40に送出する。
【0059】
このように、テレビ100にアプリケーションをダウンロードして、当該アプリケーションを用いて、WWWサーバ12を通じて電力情報データベース11を更新することで、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御することが可能になる。
【0060】
[1−5.情報処理装置の機能構成]
上記の説明は、テレビ100にアプリケーションをダウンロードし、当該アプリケーションを用いて電力情報データベース11を参照したり、電力情報データベース11を更新したりしていた。同様の処理は、図1に示したパーソナルコンピュータ200でも行うことができる。以下、本開示の一実施形態にかかるパーソナルコンピュータ200の機能構成について説明する。
【0061】
図7は、本開示の一実施形態にかかるパーソナルコンピュータ200の機能構成を示す説明図である。以下、図7を用いて本開示の一実施形態にかかるパーソナルコンピュータ200の機能構成について説明する。
【0062】
パーソナルコンピュータ200は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インタフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、撮像装置918と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、接続ポート923と、通信装置925とを備える。
【0063】
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、パーソナルコンピュータ200内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
【0064】
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
【0065】
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、パーソナルコンピュータ200の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器929であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。パーソナルコンピュータ200のユーザは、この入力装置915を操作することにより、パーソナルコンピュータ200に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0066】
出力装置917は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなど、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、パーソナルコンピュータ200が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、パーソナルコンピュータ200が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
【0067】
撮像装置918は、例えばディスプレイ装置の上部に設けられており、パーソナルコンピュータ200のユーザの静止画像または動画像を撮影することが出来る。撮像装置918は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを備えており、レンズで集光した光を電気信号に変換することで静止画像または動画像を撮影することができる。
【0068】
ストレージ装置919は、パーソナルコンピュータ200の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した音響信号データや画像信号データなどを格納する。
【0069】
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、パーソナルコンピュータ200に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、メモリースティック、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
【0070】
接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、i.Link等のIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポート等の、機器をパーソナルコンピュータ200に直接接続するためのポートである。この接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、パーソナルコンピュータ200は、外部接続機器929から直接音響信号データや画像信号データを取得したり、外部接続機器929に音響信号データや画像信号データを提供したりする。
【0071】
通信装置925は、例えば、ネットワーク網2に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等である。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続されるネットワーク網2は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
【0072】
以上、本開示の一実施形態にかかるパーソナルコンピュータ200の機能構成について説明した。かかるパーソナルコンピュータ200の動作中に、アプリケーションサーバ20からアプリケーションをダウンロードして実行することで、パーソナルコンピュータ200のユーザは、パーソナルコンピュータ200の操作を行いながら、電力情報処理装置30が管理する電子機器の消費電力の情報を参照したり、電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御したりすることができる。
【0073】
次に、本開示の別の実施形態について説明する。図9は、本開示の別の実施形態に係るエネルギー制御システムの全体構成例を示す説明図である。以下、図9を用いて本開示の別の実施形態に係るエネルギー制御システムの全体構成について説明する。
【0074】
図9に示したように、本開示の別の実施形態に係るエネルギー制御システム1’は、テレビ100と、アプリケーションサーバ20と、を含んで構成される。テレビ100は、アプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161を、ネットワーク2を介してネットワークI/F107経由でダウンロードする。
【0075】
テレビ100がアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードするタイミングは特定の時点に限定されない。例えば、アプリケーションサーバ20に電力制御アプリケーション161が用意されると、テレビ100が自動的にアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードするようにしてもよい。また、テレビ100のユーザがテレビ100に電力制御アプリケーション161を組み込むことを希望した時点で、当該ユーザの指示によりテレビ100がアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードするようにしてもよい。
【0076】
また、アプリケーションサーバ20に電力制御アプリケーション161の最新版が格納された場合は、テレビ100が自動的にアプリケーションサーバ20から最新版の電力制御アプリケーション161をダウンロードするようにしてもよく、ユーザの指示によりテレビ100がアプリケーションサーバ20から最新版の電力制御アプリケーション161をダウンロードするようにしてもよい。
【0077】
電力制御アプリケーション161は、ネットワークI/F107を経由してネットワーク2に対する通信処理を実行することができる。また電力制御アプリケーション161は、電力制御モジュール162に接続することができる。電力制御モジュール162は、テレビ100の消費電力を制御することができるモジュールであり、消費電力の制御としては、例えばバックライト制御部141によるディスプレイ135のバックライトの制御や、スピーカ139から出力される音量の調整等がある。
【0078】
電力制御アプリケーション161は、ネットワーク2を介して電力を制御するための情報(電力制御情報)を取得して、取得した電力制御情報に基づいて、電力制御モジュール162に対してテレビ100の消費電力を制御する処理を指示する。これにより、電力制御アプリケーション161は、ネットワーク2を介して電力制御情報を取得することで、テレビ100の消費電力を制御することができる。
【0079】
なお、電力制御アプリケーション161は、テレビ100が起動している時にはディスプレイ135に表示されていてもよく、ディスプレイ135には表示されずにバックグラウンドに常駐していてもよい。
【0080】
以上、図9を用いて本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの全体構成について説明した。次に、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要について説明する。
【0081】
図10は、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要を示す説明図である。以下、図10を用いて、本開示の一実施形態に係る表示装置を含んだエネルギー制御システムの動作の概要について説明する。
【0082】
図10には、テレビ100と、電力情報サーバ10と、情報処理装置300とがネットワーク2に接続されている状態が示されている。なお、図10では、テレビ100に電力制御アプリケーション161が既に組み込まれているものとする。情報処理装置300は、テレビ100の消費電力を制御するための制御アプリケーション310が組み込まれており、情報処理装置300は、制御アプリケーション310によって、テレビ100の消費電力を制御するための情報(電力制御情報)を、電力情報サーバ10の内部に(例えば、電力情報データベース11に)書きこむことができる。
【0083】
テレビ100に組み込まれた電力制御アプリケーション161は、定期的にネットワーク2を介して電力情報サーバ10にアクセスし、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を読み込む。電力制御アプリケーション161は、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を読み込むと、読み込んだ電力制御情報に基づいて、電力制御モジュール162に対してテレビ100の消費電力を制御する処理を指示する。
【0084】
例えば、電力制御アプリケーション161が取得した電力制御情報が、テレビ100のバックライトの輝度を低下させるためのものである場合には、電力制御アプリケーション161は電力制御モジュール162に対してバックライトの輝度を低下させる処理を実行させる。電力制御モジュール162は、電力制御アプリケーション161による命令を受けて、ディスプレイ135のバックライトの輝度を低下させる。これにより、テレビ100は、電力制御アプリケーション161のネットワーク2へのアクセスによって自動的にディスプレイ135のバックライトの輝度を低下させることができる。
【0085】
図11は、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要を示す説明図である。図11は、ネットワーク2に複数のテレビ100a、100b、100c、・・・、100nが接続されている状態を示したものである。なお、図11では、テレビ100a、100b、100c、・・・、100nにそれぞれ電力制御アプリケーション161が既に組み込まれているものとする。
【0086】
図11に示したように、ネットワーク2に複数のテレビ100a、100b、100c、・・・、100nが接続されている場合であっても、情報処理装置300に組み込まれている制御アプリケーション310によって、それぞれのテレビの消費電力を制御することができる。そして、ネットワーク2に接続されている各テレビは、それぞれ定期的にネットワーク2を介して電力情報サーバ10にアクセスし、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を読み込むことで、自動的に消費電力を制御することができる。
【0087】
図12は、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作の概要を示す説明図である。図12は、例えば電力会社が管理する電力会社サーバ15に、電力制御アプリケーション161が組み込まれたテレビ100がネットワーク2を経由してアクセスすることで、テレビ100が自動的に消費電力を制御する場合を示すものである。
【0088】
例えば、電力会社が、電力使用量が逼迫してきたことを自社の電力会社サーバ15に登録しておく。電力制御アプリケーション161が組み込まれたテレビ100は、定期的に電力会社サーバ15にネットワーク2を経由してアクセスして、電力使用量が逼迫してきたことを知ることができる。そして、電力制御アプリケーション161は、電力会社サーバ15から取得した情報に基づいてテレビ100の消費電力を自動的に制御することが可能となる。
【0089】
続いて、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システムの動作について詳細に説明する。図13は、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作を示す流れ図である。以下、図13を用いて本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作について説明する。
【0090】
テレビ100が電力制御アプリケーション161を用いて消費電力を自動的に制御するには、まず、テレビ100が、アプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードして、ダウンロードした電力制御アプリケーション161を実行する(ステップS121)。上述したように、テレビ100がアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードするタイミングは特定の時点に限定されない。
【0091】
上記ステップS121で、テレビ100がアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードして、ダウンロードした電力制御アプリケーション161を実行すると、続いて、情報処理装置300に組み込まれている制御アプリケーション310が、テレビ100の消費電力制御のために、テレビ100を制御するための情報を電力情報サーバ10に書き込む(ステップS122)。テレビ100を制御するための情報は、例えばフラグのようなものであってもよく、具体的な数値等であってもよい。
【0092】
上記ステップS122で、制御アプリケーション310が、テレビ100を制御するための情報を電力情報サーバ10に書き込むと、続いて、テレビ100の電力制御アプリケーション161が、ネットワーク2を経由して、電力情報サーバ10に問い合わせを行い、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を取得する(ステップS123)。
【0093】
電力制御アプリケーション161が、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を取得すると、続いて、電力制御アプリケーション161は、電力情報サーバ10から取得した電力制御情報に基づいて、テレビ100の消費電力を増減させる制御を実行する(ステップS124)。
【0094】
例えば、電力制御アプリケーション161が電力情報サーバ10から取得した電力制御情報が、テレビ100のバックライトの輝度を所定量低下させるための情報である場合には、電力制御アプリケーション161は、取得した電力制御情報に基づいて、電力制御モジュール162に対して、テレビ100のバックライトの輝度を所定量低下させるよう指示する。また例えば、電力制御アプリケーション161が電力情報サーバ10から取得した電力制御情報が、テレビ100の消費電力の上限値である場合には、電力制御アプリケーション161は、取得した電力制御情報に基づいて、電力制御モジュール162に対して、テレビ100の消費電力を、取得した上限値以下になるように指示する。
【0095】
続いてテレビ100は、電力制御アプリケーション161が終了しているかどうかを判定する(ステップS125)。電力制御アプリケーション161の終了は、例えばテレビ100のユーザによって、またタイマによって、されるようにしてもよい。ステップS125の判定の結果、電力制御アプリケーション161が終了していない場合は、上記ステップS122に戻り、制御アプリケーション310による電力情報サーバ10への情報の書き込みおよび電力制御アプリケーション161によるネットワーク2を経由した電力情報サーバ10への問い合わせを継続する。一方、ステップS125の判定の結果、電力制御アプリケーション161が終了している場合は、処理は終了される。
【0096】
図14は、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作を示す流れ図である。図14に示した流れ図は、図11のように、ネットワーク2に複数のテレビ100a、100b、100c、・・・100nが接続されている場合における動作を示したものである。以下、図14を用いて本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作について説明する。
【0097】
ネットワーク2に複数のテレビ100a、100b、100c、・・・100nが接続されている場合に、電力制御アプリケーション161を用いて消費電力を自動的に制御するには、まず、各テレビ100a、100b、100c、・・・100nが、アプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードして、ダウンロードした電力制御アプリケーション161を実行する(ステップS131)。上述したように、テレビ100a、100b、100c、・・・100nがアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードするタイミングは特定の時点に限定されない。
【0098】
上記ステップS131で、テレビ100a、100b、100c、・・・100nがアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードして、ダウンロードした電力制御アプリケーション161を実行すると、続いて、情報処理装置300に組み込まれている制御アプリケーション310が、テレビ100a、100b、100c、・・・100nの消費電力制御のために、テレビ100a、100b、100c、・・・100nをそれぞれ制御するための情報を電力情報サーバ10に書き込む(ステップS132)。
【0099】
上記ステップS132で、制御アプリケーション310が、テレビ100a、100b、100c、・・・100nを制御するための情報を電力情報サーバ10に書き込むと、続いて、テレビ100a、100b、100c、・・・100nの電力制御アプリケーション161が、ネットワーク2を経由して、電力情報サーバ10に問い合わせを行い、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を取得する(ステップS133)。
【0100】
電力制御アプリケーション161が、電力情報サーバ10に記録されている電力制御情報を取得すると、続いて、電力制御アプリケーション161は、電力情報サーバ10から取得した電力制御情報に基づいて、テレビ100a、100b、100c、・・・100nの消費電力を増減させる制御を実行する(ステップS134)。
【0101】
続いてテレビ100a、100b、100c、・・・100nは、電力制御アプリケーション161が終了しているかどうかを判定する(ステップS135)。ステップS135の判定の結果、電力制御アプリケーション161が終了していない場合は、上記ステップS122に戻り、制御アプリケーション310による電力情報サーバ10への情報の書き込みおよび電力制御アプリケーション161によるネットワーク2を経由した電力情報サーバ10への問い合わせを継続する。一方、ステップS135の判定の結果、電力制御アプリケーション161が終了している場合は、処理は終了される。
【0102】
このように、ネットワーク2に接続されたテレビ100a、100b、100c、・・・100nに組み込まれた電力制御アプリケーション161が、定期的に電力情報サーバ10へアクセスし、電力情報サーバ10に記録されている情報を取得することで、各テレビ100a、100b、100c、・・・100nは、電力情報サーバ10に記録されている情報に基づいて、自動的に消費電力を制御することが可能となる。
【0103】
図15は、本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作を示す流れ図である。図15に示した流れ図は、図12のように、ネットワーク2にテレビ100と電力会社サーバ15とが接続されている場合における動作を示したものである。以下、図15を用いて本開示の一実施形態に係るエネルギー制御システム1’の動作について説明する。
【0104】
テレビ100が電力制御アプリケーション161を用いて消費電力を自動的に制御するには、まず、テレビ100が、アプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードして、ダウンロードした電力制御アプリケーション161を実行する(ステップS141)。
【0105】
上記ステップS121で、テレビ100がアプリケーションサーバ20から電力制御アプリケーション161をダウンロードして、ダウンロードした電力制御アプリケーション161を実行すると、続いて、電力会社サーバ15に、電力制御情報が記録される(ステップS142)。電力会社サーバ15に記録される電力制御情報は、例えば、その電力会社の電力使用量に関する情報であっても良く、具体的には、その電力会社の電力使用量が所定の割合を超えたことを示す情報であっても良い。
【0106】
上記ステップS142で、電力会社サーバ15に電力制御情報が記録されると、続いて、テレビ100の電力制御アプリケーション161が、ネットワーク2を経由して、電力会社サーバ15に問い合わせを行い、電力会社サーバ15に記録されている電力制御情報を取得する(ステップS143)。
【0107】
電力制御アプリケーション161が、電力会社サーバ15に記録されている電力制御情報を取得すると、続いて、電力制御アプリケーション161は、電力会社サーバ15から取得した電力制御情報に基づいて、テレビ100の消費電力を増減させる制御を実行する(ステップS144)。
【0108】
例えば、電力制御アプリケーション161が電力会社サーバ15から取得した電力制御情報が、電力会社の電力使用量が所定の割合を超えたことを示す情報である場合には、電力制御アプリケーション161は、取得した電力制御情報に基づいて、電力制御モジュール162に対して、テレビ100の消費電力を低下させるように、例えばバックライトの輝度を所定量低下させるように指示する。
【0109】
続いてテレビ100は、電力制御アプリケーション161が終了しているかどうかを判定する(ステップS145)。電力制御アプリケーション161の終了は、例えばテレビ100のユーザによって、またタイマによって、されるようにしてもよい。ステップS125の判定の結果、電力制御アプリケーション161が終了していない場合は、上記ステップS142に戻り、電力会社サーバ15への情報の書き込みおよび電力制御アプリケーション161によるネットワーク2を経由した電力会社サーバ15への問い合わせを継続する。一方、ステップS145の判定の結果、電力制御アプリケーション161が終了している場合は、処理は終了される。
【0110】
このように、本開示の一実施形態にかかるテレビ100は、電力情報サーバ10や電力会社サーバ15に記録された、直接的または間接的に消費電力を制御するための情報を、電力制御アプリケーション161を用いて、電力情報サーバ10や電力会社サーバ15から取得する。そして本開示の一実施形態にかかるテレビ100は、電力制御アプリケーション161が取得した情報に基づいて消費電力を制御する。これにより、本開示の一実施形態にかかるテレビ100は、電力情報サーバ10や電力会社サーバ15に記録された、消費電力を制御するための情報を取得することにより、自動的に消費電力を制御することができる。
【0111】
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の一実施形態によれば、画像や映像を表示するテレビ100やパーソナルコンピュータ200に、アプリケーションサーバ20からアプリケーションをダウンロードして実行させる。当該アプリケーションは、電力情報データベース11に格納される、電力情報処理装置30が管理している電子機器の電力使用量の情報を参照することができるものである。
【0112】
かかるアプリケーションを、テレビ100やパーソナルコンピュータ200に実行させることで、テレビ100やパーソナルコンピュータ200は、画像や映像を表示しながら、電力情報データベース11を参照し、電力情報処理装置30が管理している電子機器の電力使用量の情報を取得して画面に表示することができる。テレビ100やパーソナルコンピュータ200のユーザは、テレビ100やパーソナルコンピュータ200が表示する映像を見ながら、電力情報処理装置30が管理している電子機器の電力使用量の情報も見ることが可能になり、これにより電力使用量の情報の参照時の利便性を高めることができる。
【0113】
また、かかるアプリケーションは、電力情報処理装置30が管理している電子機器の動作を制御するための情報を、WWWサーバ12を通じて電力情報データベース11に書き込むことができる。電力情報処理装置30は、WWWサーバ12を通じて定期的に電力情報データベース11を参照し、電子機器の動作を制御するための情報が変更されているかどうかをチェックする。そして電力情報処理装置30は、電力情報データベース11に書き込まれている内容に基づいて、管理している電子機器の動作を制御することができる。従って、テレビ100やパーソナルコンピュータ200のユーザは、テレビ100やパーソナルコンピュータ200が表示する映像を見ながら、電力情報処理装置30が管理している電子機器の動作を制御することができる。
【0114】
また、かかるアプリケーションは、テレビ100の電力消費に影響を与える構成、例えばバックライトの輝度の制御を実行することができる。その際には、テレビ100が電力情報サーバ10や電力会社サーバ15にアクセスして、電力情報サーバ10や電力会社サーバ15に記録されている電力制御情報を取得することで、テレビ100の消費電力を増減させる制御を実行することができる。
【0115】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0116】
例えば、上記実施形態では、家庭3の内部に、電力情報処理装置30が管理する電子機器と、当該電子機器の電力使用量の情報を表示するテレビ100やパーソナルコンピュータ200を設ける構成としていたが、本開示はかかる例に限定されない。例えば、図8に示したように、家庭3の外においても使用される携帯端末300に電力情報処理装置30が管理する電子機器の電力使用量の情報を表示したり、かかる携帯端末300から電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御したりしてもよい。その場合、携帯端末300の機能構成は、例えば図7に示した本開示の一実施形態にかかるパーソナルコンピュータ200の機能構成と同様の構成を採ることができる。
【0117】
また例えば、テレビ100がアプリケーションサーバ20から取得したアプリケーションは、取得したエネルギー使用量の変化に応じて電力情報処理装置30が管理する電子機器の動作を制御する情報を送出するようにしてもよい。その際、上記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の変化に応じて、バックライト制御部141を制御し、画面の輝度を変化させる情報を送出してもよい。
【0118】
また例えば、テレビ100がアプリケーションサーバ20から取得したアプリケーションは、電力を使用している機器をアイコンでディスプレイ135に表示し、取得したエネルギー使用量の変化に応じて電力使用量の多い順に上記アイコンを並び替えるようにしてもよい。
【0119】
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示部と、
自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行部と、
を備え、
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記画像表示部が画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を適宜取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置。
(2)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記画像表示部が画像を表示する際に、ネットワークを通じて所定の範囲において使用されるエネルギーに関する情報を取得して前記画面に表示する、前記(1)に記載の表示装置。
(3)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、ネットワークを通じて前記エネルギー使用量の元になるエネルギーを消費する機器の動作を制御する情報を送出する、前記(2)に記載の表示装置。
(4)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の情報を、前記画面上に表示される画像情報の横に表示する、前記(2)または(3)に記載の表示装置。
(5)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の情報を、前記画面上に表示される画像情報に重畳させて表示する、前記(2)から(4)のいずれかに記載の表示装置。
(6)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の変化に応じて前記エネルギー使用量の元になるエネルギーを消費する機器の動作を制御する情報を送出する、前記(2)から(5)のいずれかに記載の表示装置。
(7)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の変化に応じて前記画面の輝度を変化させる情報を送出する、前記(6)に記載の表示装置。
(8)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、電力を使用している機器をアイコンで前記画面に表示し、取得したエネルギー使用量の変化に応じて電力使用量の多い順に前記アイコンを並び替える、前記(6)または(7)に記載の表示装置。
(9)
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、ネットワークを通じて自装置の動作を制御する情報を取得して、取得した前記自装置の動作を制御する情報の内容に基づいて自装置の動作の制御を実行することで、自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、前記(1)に記載の表示装置。
(10)
前記アプリケーションがネットワークを通じて取得する、前記自装置の動作を制御する情報は、前記画像表示部が使用するエネルギーの使用を制御する情報である、前記(9)に記載の表示装置。
(11)
前記アプリケーションがネットワークを通じて取得する、前記自装置の動作を制御する情報は、前記画像表示部のバックライトの輝度を制御する情報である、前記(10)に記載の表示装置。
(12)
前記アプリケーションがネットワークを通じて取得する、前記自装置の動作を制御する情報は、電力会社が供給している電力に関する情報であり、前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記電力に関する情報に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、前記(9)から(11)のいずれかに記載の表示装置。
(13)
画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示ステップと、
自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行ステップと、
を備え、
前記実行ステップが実行する前記アプリケーションは、前記画像表示ステップで画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置のエネルギー制御方法。
(14)
画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示ステップと、
自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記実行ステップが実行する前記アプリケーションは、前記画像表示ステップで画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、コンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0120】
1 エネルギー表示システム
1’ エネルギー制御システム
2 ネットワーク
3 家庭
10 電力情報サーバ
11 電力情報データベース
12 WWWサーバ
20 アプリケーションサーバ
30 電力情報処理装置
40 テレビ
50 ゲーム機
100 テレビ
151 映像表示領域
152 エネルギー情報表示領域
200 パーソナルコンピュータ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示部と、
自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行部と、
を備え、
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記画像表示部が画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を適宜取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置。
【請求項2】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記画像表示部が画像を表示する際に、ネットワークを通じて所定の範囲において使用されるエネルギーに関する情報を取得して前記画面に表示する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、ネットワークを通じて前記エネルギー使用量の元になるエネルギーを消費する機器の動作を制御する情報を送出する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の情報を、前記画面上に表示される画像情報の横に表示する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の情報を、前記画面上に表示される画像情報に重畳させて表示する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の変化に応じて前記エネルギー使用量の元になるエネルギーを消費する機器の動作を制御する情報を送出する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項7】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、取得したエネルギー使用量の変化に応じて前記画面の輝度を変化させる情報を送出する、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、電力を使用している機器をアイコンで前記画面に表示し、取得したエネルギー使用量の変化に応じて電力使用量の多い順に前記アイコンを並び替える、請求項6に記載の表示装置。
【請求項9】
前記実行部が実行する前記アプリケーションは、ネットワークを通じて自装置の動作を制御する情報を取得して、取得した前記自装置の動作を制御する情報の内容に基づいて自装置の動作の制御を実行することで、自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記アプリケーションがネットワークを通じて取得する、前記自装置の動作を制御する情報は、前記画像表示部が使用するエネルギーの使用を制御する情報である、請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記アプリケーションがネットワークを通じて取得する、前記自装置の動作を制御する情報は、前記画像表示部のバックライトの輝度を制御する情報である、請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記アプリケーションがネットワークを通じて取得する、前記自装置の動作を制御する情報は、電力会社が供給している電力に関する情報であり、前記実行部が実行する前記アプリケーションは、前記電力に関する情報に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、請求項9に記載の表示装置。
【請求項13】
画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示ステップと、
自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行ステップと、
を備え、
前記実行ステップが実行する前記アプリケーションは、前記画像表示ステップで画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、表示装置のエネルギー制御方法。
【請求項14】
画像信号に基づいて画像を画面に表示する画像表示ステップと、
自装置の動作中に、ユーザの指示に基づいてネットワークから取得したアプリケーションを実行する実行ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記実行ステップが実行する前記アプリケーションは、前記画像表示ステップで画像信号に基づいて画像を画面に表示している際に、ネットワークを通じてエネルギーに関する情報を取得して、取得した前記エネルギーに関する情報の内容に基づいて自装置のエネルギーの使用についての制御を実行する、コンピュータプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−212418(P2012−212418A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244646(P2011−244646)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】