説明

表示装置、表示方法、および表示プログラム

【課題】複数の広告であるコンテンツデータのそれぞれから生成された広告コンテンツである配信データを表示する際に、各コンテンツデータの表示の機会を適切にして広告コンテンツを表示することのできる表示装置を提供する。
【解決手段】処理装置は、複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データに基づいて表示画面を生成し、表示画面の所定領域を表示部に表示させる際に、記憶している、前回のコンテンツデータの表示画面での配置を読み出して(S403)、予め設定された規定に従って、複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させる(S411)。そして、その配置を記憶する(S417)。
【選択図】図15

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は表示装置、表示方法、および表示プログラムに関し、特に、コンテンツデータに基づく表示を行なうための表示装置、表示方法、および表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンテンツデータとしての複数の広告から配信データとしての広告コンテンツが生成されて配信され、配信先の表示装置にて表示される仕組みがある。
【0003】
配信される広告は多くなる傾向にある一方、表示装置としてたとえば携帯端末が用いられるなど、その表示面積は相対的に小さくなる傾向にある。
【0004】
そこで、このような配信データの表示方法として、たとえば特開2002−304142号公報(特許文献1)は、配信された複数の広告の中から一部の広告のみを窓表示してスクロールする方法を提案している。また、ウェブサイト上のバナー広告の表示方法として一定時間で表示位置をローテーションして表示させる方法が広く採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−304142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、広告によっては、表示の優先度が高く設定されていたり、重要度が高いものがあったりする。しかしながら、上記特許文献1に開示された表示方法を採用した場合には、各広告の表示の機会においてそのような優先度や重要度などが考慮されない、という問題がある。
【0007】
また、広告コンテンツがいったん配信された後に複数回表示される場合、先の表示での各広告の表示の機会と次の表示での各広告の表示の機会とを総合すると、各広告の表示の機会が不均等であったり、広告ごとに設定されている優先度や重要度などが考慮されていなかったりする、という問題もある。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、複数の広告であるコンテンツデータのそれぞれから生成された広告コンテンツである配信データを表示する際に、各コンテンツデータの表示の機会を適切にして広告コンテンツを表示することのできる表示装置、表示方法、および表示プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、表示装置は、複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データを記憶するための記憶手段と、表示手段と、表示データに基づいて表示画面を生成し、表示画面の所定領域を表示手段に表示させるための処理手段とを備える。処理手段は、予め設定された規定に従って、複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させる処理と、表示データに基づく表示を終了する際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を記憶する処理とを実行する。処理手段は、記憶する処理によって記憶された、前回の表示データに基づく表示を終了した際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置から、規定に従って変化させた配置を、表示データに基づく表示を開始する際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置として決定する。
【0010】
好ましくは、表示装置は、表示データに含まれる複数のコンテンツデータのうち、特定のコンテンツデータの指定を受け付けるための受付手段をさらに備える。処理手段は、指定されたコンテンツデータの表示画面での配置を予め規定された位置とし、配置を変化させる処理において、複数のコンテンツデータのうちの指定されたコンテンツデータ以外のコンテンツデータの表示画面での配置を、表示画面の予め規定された位置以外の位置において所定のタイミングで変化させる。
【0011】
好ましくは、処理手段は、配置を変化させる処理において、複数のコンテンツデータそれぞれに規定された表示の優先度に従って、表示画面上の予め優先度に応じて規定された位置で配置を変化させる。
【0012】
より好ましくは、処理手段は、配置を変化させる処理において、複数のコンテンツデータのうちの表示の優先度の高いコンテンツデータほど、表示画面のうちの表示手段で表示される頻度の高い範囲内で配置する。
【0013】
好ましくは、処理手段は、配置を変化させる処理において、複数のコンテンツデータのうちの表示の優先度の高いコンテンツデータほど、表示画面のうちの予め規定された位置に固定し、複数のコンテンツデータのうちの優先度の高いコンテンツデータ以外のコンテンツデータの表示画面での配置を、表示画面の予め規定された位置以外の位置において所定のタイミングで変化させる。
【0014】
本発明の他の局面に従うと、表示方法は、表示装置で、複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データに基づいて表示画面を生成し、表示画面の所定領域を表示する方法であって、複数のコンテンツデータそれぞれの、表示画面での配置を決定するステップと、予め設定された規定に従って、複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させるステップと、表示データに基づく表示を終了する際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を記憶するステップとを備える。表示データに基づく表示を開始する際に配置を決定するステップでは、記憶するステップによって記憶された、前回の表示データに基づく表示を終了した際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置から、規定に従って変化させた配置を、表示データに基づく表示を開始する際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置として決定する。
【0015】
本発明のさらに他の局面に従うと、表示プログラムは、表示装置に、複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データに基づいて表示画面を生成し、表示画面の所定領域を表示する処理を実行させるためのプログラムであって、複数のコンテンツデータそれぞれの、表示画面での配置を決定するステップと、予め設定された規定に従って、複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させるステップと、表示データに基づく表示を終了する際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置を記憶するステップとを表示装置に実行させる。表示データに基づく表示を開始する際に配置を決定するステップでは、記憶するステップによって記憶された、前回の表示データに基づく表示を終了した際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置から、規定に従って変化させた配置を、表示データに基づく表示を開始する際の複数のコンテンツデータそれぞれの表示画面での配置として決定する。
【発明の効果】
【0016】
この発明によると、複数の広告であるコンテンツデータのそれぞれから生成された広告コンテンツである配信データを表示する際に、各コンテンツデータの表示の機会を適切にして広告コンテンツを表示することができる。特に、表示装置の表示領域が小さく、一度に複数のコンテンツデータすべての表示ができない場合であっても、これら複数のコンテンツデータの表示の機会を適切にして広告コンテンツを表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施の形態にかかる広告システム(以下、システム)の構成の具体例を示す図である。
【図2】システムに含まれる生成装置の装置構成の具体例を示すブロック図である。
【図3】システムでのデータの流れを説明するための図である。
【図4】システムでの動作の流れを表わす図である。
【図5】広告コンテンツのデータ構成を説明するための図である。
【図6】生成装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。
【図7】生成装置での、広告コンテンツの生成および配信動作の具体的な流れを表わすフローチャートである。
【図8】カタログリストの具体例を示す図である。
【図9】図7のステップS103での具体的な動作の流れを表わしたフローチャートである。
【図10】カタログデータのグループ分けの他の例を説明するための図である。
【図11】図7のステップS107での具体的な動作の流れを表わしたフローチャートである。
【図12】配信登録履歴の具体例を示す図である。
【図13】広告コンテンツに掲載するカタログデータの抽出方法を説明するための図である。
【図14】端末装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。
【図15】端末装置での、広告コンテンツの表示動作の具体的な流れを表わすフローチャートである。
【図16】表示画面におけるカタログの配置の具体例を説明するための図である。
【図17】第1のローテーションの方法を説明するための図である。
【図18】第2のローテーションの方法を説明するための図である。
【図19】第3のローテーションの方法を説明するための図である。
【図20】「しおり」が付加されたカタログがある場合の表示画面におけるカタログの配置の具体例を説明するための図である。
【図21】「しおり」が付加されたカタログデータがある場合の、第1のローテーションの方法を説明するための図である。
【図22】「しおり」が付加されたカタログデータがある場合の、第2のローテーションの方法を説明するための図である。
【図23】「しおり」が付加されたカタログデータがある場合の、第3のローテーションの方法を説明するための図である。
【図24】「しおり」が付加されたカタログがある場合の表示例を表わす図である。
【図25】閲覧履歴が登録されているカタログがある場合の表示例を表わす図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
【0019】
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる広告システム(以下、システム)1の構成の具体例を示す図である。
【0020】
図1を参照して、本実施の形態にかかるシステム1は、広告コンテンツを生成し、配信するための装置である生成装置100と、生成装置100に接続され、カタログデータを提供するための装置である提供装置200A,200B,200Cと、生成装置100に接続され、広告コンテンツの配信を受けて表示するための端末装置300A,300B,300Cとを含む。
【0021】
システム1には、複数の提供装置200A,200B,200Cおよび端末装置300A,300B,300Cが含まれ、これらを代表させて、提供装置200および端末装置300とも称する。
【0022】
生成装置100および提供装置200は、いずれも、一般的なパーソナルコンピュータ等で構成されてよい。端末装置300は好ましくは、携帯電話機や書籍閲覧装置や小型のパーソナルコンピュータなどの携帯可能な端末装置で構成される。なお、端末装置300もまた、一般的なパーソナルコンピュータで構成されてもよい。
【0023】
生成装置100と提供装置200とは専用回線を介して接続されていてもよいし、インターネット等の公衆回線を介して接続されていてもよい。また、この間の通信は、有線、無線を問わない。
【0024】
生成装置100と端末装置300とも専用回線を介して接続されていてもよいし、インターネット等の公衆回線を介して接続されていてもよい。この間の通信もまた、有線、無線は問わないものの、携帯電話機や書籍閲覧装置などの携帯可能な端末装置で構成される場合、無線通信が行なわれる。
【0025】
<装置構成>
上述のように、システム1に含まれる各装置は、いずれも、一般的なパーソナルコンピュータや携帯電話機などから構成されるものである。
【0026】
一例として、図2は、一般的なパーソナルコンピュータで構成される場合の生成装置100の装置構成の具体例を示すブロック図である。図2に示される構成は一般的なパーソナルコンピュータであって、生成装置100は図示された構成に限定されるものではない。
【0027】
すなわち、図2を参照して、一例として、生成装置100は、装置全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、後述するカタログデータや広告コンテンツなどを保存するためのメモリ13と、当該生成装置100に対する操作入力を受け付けるための操作部14と、情報を表示するための表示部15と、提供装置200や端末装置300と通信するための通信I/F16とを含む。
【0028】
なお、先述のように、端末装置300も、一般的なパーソナルコンピュータなどで構成されてよい。そのため、その構成は、図2に示された生成装置100の構成と同様であるものとする。そこで、端末装置300もまた、図2において括弧で表わされた参照符合の付されたCPU30、ROM31、RAM32、メモリ33、操作部34、表示部35、および通信I/F36を含むものとする。
【0029】
<動作概要>
図3は、システム1でのデータの流れを説明するための図である。
【0030】
図3を参照して、システム1では、提供装置200から生成装置100に対してカタログデータとカタログリストとが提供される。
【0031】
ここで提供されるデータは、表示の有効期限が設定された、表示用のデータを指し、一例として、商品を紹介したり、その購入方法を紹介、提供したりするためのカタログやいわゆるチラシやパンフレットなどを表示させるためのデータを指す。以降の例では、提供されるデータを「カタログデータ」としているが、必ずしも商品を紹介したり、その購入方法を紹介、提供したりするためのデータに限定されるものではなく、表示の有効期限が設定された表示データであればどのようなものであってもよい。
【0032】
また、カタログリストとは、カタログデータごとの広告コンテンツ生成のための情報を表わした情報を指す。その具体的な内容については、後に具体例を挙げて説明する。
【0033】
なお、この例では、カタログデータとカタログリストとが共に提供装置200から生成装置100に対して提供されるものとしているが、カタログリストは、カタログデータの提供元とは異なる装置から提供されるものであってもよい。
【0034】
生成装置100では、各提供装置200からのカタログデータを用いて広告コンテンツが生成される。生成された広告コンテンツは、生成装置100から各端末装置300に配信される。また、生成装置100からカタログデータが端末装置300に送信される。
【0035】
ここで、広告コンテンツとは、複数のカタログデータを組み合わせた1つの表示用のデータを指す。その具体的な内容については後述する。
【0036】
図4は、システム1での動作の流れを表わす図である。
図4を参照して、初めに、提供装置200から生成装置100に対して、カタログデータが提供される(#1)。この動作を、「入稿」とも称する。
【0037】
生成装置100は、各提供装置200から提供されたカタログデータを用いて、広告コンテンツを生成する(#2)。
【0038】
生成装置100は、生成した広告コンテンツを所定のタイミングで予め登録している端末装置300に対して配信する(#3)。ここでの配信は、いわゆるプッシュ型配信と言われる、生成装置100でのタイミングに応じて配信されるものである。端末装置300では、受信した広告コンテンツに基づいて表示がなされる(#4)。
【0039】
端末装置300からの要求があると、生成装置100から端末装置300に対して、指定されたカタログデータがダウンロードされる(#5)。
【0040】
図5は、広告コンテンツのデータ構成を説明するための図である。
図5を参照して、端末装置で広告コンテンツに基づく表示がなされると、表紙ページが表示される。
【0041】
広告コンテンツに基づく表紙ページには、当該広告コンテンツを構成するカタログデータごとに、当該カタログを表わすサムネル、カタログのタイトル、内容の説明、および有効期限の表示が含まれる。さらに、カタログごとに、代表する部分の表示を指示するための「立ち読み」ボタンと、カタログデータ全体のダウンロードを指示するための「ダウンロード」ボタンとが表示される。
【0042】
広告コンテンツには、カタログごとに代表するページが含まれる。代表するページとは、たとえば当該カタログの表紙やお勧め商品のページなど、カタログデータの少なくとも一部に基づいて表示されるページが該当する。
【0043】
広告コンテンツに基づく表紙ページに含まれるカタログごとの「立ち読み」ボタンが押下されることで、広告コンテンツに基づく表紙ページから該当するカタログの表紙ページに表示が移行する。「立ち読み」ボタンの押下なく、たとえばスクロールなどの操作によって、広告コンテンツに基づく表紙ページから各カタログの表紙ページへ表示が移行することはない。
【0044】
各カタログのページには、広告コンテンツに基づく表紙ページの表示を指示するための「戻る」ボタンと、カタログデータ全体のダウンロードを指示するための「ダウンロード」ボタンとの表示が含まれる。
【0045】
カタログのページに含まれる「戻る」ボタンが押下されることで、カタログのページから広告コンテンツに基づく表紙ページに表示が移行する。そして、表紙ページに含まれる他のカタログの「立ち読み」ボタンが押下されることで、広告コンテンツに基づく表紙ページから該当するカタログの表紙ページに表示が移行する。「戻る」ボタンを押下していったん広告コンテンツに基づく表紙ページに表示を戻すことなく、たとえばスクロールなどの操作によって、カタログのページから他のカタログのページへ表示が移行することはない。
【0046】
各カタログのページに含まれる「ダウンロード」ボタン、または広告コンテンツに基づく表紙ページに含まれるカタログごとの「ダウンロード」ボタンが押下されることで、当該カタログデータ全体をダウンロードするためのサイトへ表示が移行し、当該カタログデータのダウンロードが可能となる。
【0047】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態として、上記#2および#3の、生成装置100における広告コンテンツの生成および配信について説明する。
【0048】
<機能構成>
図6は、生成装置100において上記動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。
【0049】
図6に表わされた各機能は、生成装置100のCPU10が、ROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12に展開しつつ実行することによって、主にCPU10上に構成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が、図2に示されたハードウェア構成によって実現されてもよい。
【0050】
図6を参照して、生成装置100は、メモリ13に、カタログデータやカタログリストを記憶するための記憶領域であるカタログデータ記憶部131と、広告コンテンツを記憶するための記憶領域であるコンテンツ記憶部132と、各広告コンテンツの配信スケジュールや配信履歴を一例として管理テーブルで記憶するための領域であるスケジュール記憶部133とを含む。
【0051】
さらに、生成装置100は、広告コンテンツの生成および配信するための機能として、通信I/F16を介して提供装置200からカタログデータの入力を受け付けるためのデータ入力部101と、通信I/F16を介して提供装置200からカタログリストの入力を受け付けるためのリスト入力部102と、通信I/F16を介して端末装置300からカタログデータのダウンロード要求を受け付けるための要求入力部103と、提供装置200からのカタログデータおよびカタログリストをカタログデータ記憶部131に格納するための格納部104と、カタログデータを用いて広告コンテンツを生成するための広告コンテンツ生成部105と、生成された広告コンテンツをコンテンツ記憶部132に、および後述する配信の条件をスケジュール記憶部133に登録するための登録部106と、カタログデータのダウンロードを実行するためのダウンロード実行部107と、広告コンテンツの配信を実行するための配信実行部108と、広告コンテンツのスケジュール記憶部133への登録履歴(配信登録履歴)をスケジュール記憶部133に登録するための履歴管理部109とを含む。
【0052】
さらに、広告コンテンツ生成部105は、広告コンテンツを生成するための用いるカタログデータを決定するための広告決定部51と、用いるカタログデータをカタログデータ記憶部131から読み出すための読出部52と、広告コンテンツのファイルサイズや、広告コンテンツにおけるカタログの掲載位置や掲載サイズを調整するための調整部53と、広告コンテンツの有効期限や配信日時などの配信条件を決定するための条件決定部54とを含む。
【0053】
<動作フロー>
図7は、生成装置100での、広告コンテンツの生成および配信動作の具体的な流れを表わすフローチャートである。図7のフローチャートに表わされた動作は、生成装置100のCPU10が、ROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行し、図6の各機能を発揮させることによって実現される。
【0054】
図7を参照して、ステップS101でCPU10は、カタログデータ記憶部131に記憶された各カタログデータのカタログリストを読み出すことで取得する。
【0055】
図8は、カタログリストの具体例を示す図である。カタログリストは、一例として、上述のように、カタログデータごとに提供装置200から提供されるものである。また、他の例として、カタログデータを提供する装置とは異なる装置から、いくつかのカタログデータについての情報として提供されるものであってもよい。図8では、後者の場合のカタログリストの具体例が示されている。
【0056】
すなわち、図8を参照して、カタログリストには、少なくとも、カタログデータごとに、当該カタログデータを特定するための、文字列等の情報であるカタログID、およびカタログデータ全体をダウンロードするためのサイトへのたとえばURL(Uniform Resource Locators)などのアクセス情報が含まれる。
【0057】
その他、広告コンテンツに掲載するページを、ページ数をカンマ区切りで指定などの方法で指定する情報(掲載希望ページ)が含まれてもよい。ここで指定されるページとは、カタログデータ中の広告コンテンツに掲載する領域を指定するものであり、指定された領域(ページ)以内の領域が広告コンテンツに掲載される。すなわち、後述するファイルサイズを調整する処理において、広告コンテンツに掲載されるカタログデータは指定された領域からは減少することがあるものの、指定された領域よりも広い範囲の領域が掲載されることはない。
【0058】
なお、この指定がない場合には、後述するファイルサイズを調整する動作において、先頭ページから抜粋されてもよい。
【0059】
さらに、カタログデータの属性としての掲載料金のランクなどが含まれてもよい。図8では、カタログデータごとの掲載料金ランクが含まれる例が示されている。掲載料金ランクとしては、たとえば、料金や支払い方法などに応じた料金プランごとにA,B,C…などのランクが特定されてもよい。また、カタログデータの属性の他の例としては、たとえば、当該カタログの重要度や優先度などであってもよい。
【0060】
ステップS103でCPU10は、広告コンテンツに掲載するカタログを決定する。
図9は、上記ステップS103での具体的な動作の流れを表わしたフローチャートである。
【0061】
図9を参照して、CPU10は、カタログリストと配信登録履歴とを参照して、今まで生成された広告コンテンツに未掲載のカタログデータをカタログデータ記憶部131から抽出する(ステップS201)。これは、カタログが複数の広告コンテンツで重複して配信されることを回避するためであって、この方法については、後述する。
【0062】
このとき、たとえば商品のタイトルや商品の作者、著者や商品のカテゴリーなどを指定した、広告コンテンツの生成条件が予め規定されている場合には、CPU10は、未掲載のカタログデータであって当該生成条件を満たすカタログデータを抽出する。
【0063】
ここでは、原則として、すでに以前に作成された広告コンテンツに掲載されたカタログデータは排除されるものとしているが、たとえば掲載料金のランクやカタログの重要度などのカタログデータの属性に応じては、以前掲載されたカタログデータであっても再度掲載されるように抽出されてもよい。
【0064】
CPU10は、抽出したカタログデータを、それぞれに設定されている有効期限順にソートし(ステップS203)、当該広告コンテンツの配信予定日を当該広告コンテンツ生成日の翌日に設定する(ステップS205)。そして、CPU10は、有効期限順にソートされたカタログデータから、有効期限が短い順に、予め規定された上限数だけ抽出する(S207)。
【0065】
上記ステップS207で抽出されたカタログデータのグループの中に、設定された有効期限が上記ステップS205で設定した配信予定日よりも早いカタログデータが存在する場合(ステップS209でYES)、CPU10は、そのカタログデータを当該グループよりも1つ前のグループに移動させる(ステップS211)。
【0066】
一方、上記ステップS207で抽出されたカタログデータのグループの中のすべてのカタログデータの有効期限が上記ステップS205で設定した配信予定日よりも遅い場合には(ステップS209でNO)、CPU10は、このグループを広告コンテンツに掲載するカタログデータと決定して、記憶する(ステップS213)。
【0067】
なお、上述の予め規定された上限数は、CPU10が変更してもよい。たとえば、予め規定された上限数を5として上記ステップS201で抽出されたカタログデータをグループ分けすると、図10の上の図のようにグループ分けされたものとする。このとき、広告コンテンツの配信予定日を9月5日とすると、図10の例では配信予定日で有効期限が切れるカタログデータの数が上限数である5を超え、6存在している。そこで、この場合、図10の下の図のように、CPU10は、1つ目のグループのカタログデータの上限数を6としてもよい。
【0068】
以上の動作を、配信予定日を1日ずつ次の日としながら(ステップS217)、上記ステップS201で抽出されたすべてのカタログデータについてグループ分けを行なう。そして、すべてのカタログデータがグループに分けられると(ステップS215でYES)、CPU10は一連の動作を終了して、図7の動作に戻る。
【0069】
すなわち、CPU10は、上記ステップS103で広告コンテンツに掲載するカタログデータが決定されると、ステップS105でカタログデータ記憶部131から、該当するカタログデータを読み出すことで、取得する。そして、ステップS107でCPU10は、広告コンテンツのファイルサイズを調整する。
【0070】
図11は、上記ステップS107での具体的な動作の流れを表わしたフローチャートである。
【0071】
図11を参照して、CPU10は、上記ステップS103で決定されたカタログデータのグループに含まれるカタログデータ数から、1データあたりの上限サイズを決定する(ステップS301)。一例として、ここでは、グループ全体のサイズ上限を、当該グループに含まれるカタログデータ数で除することで得られる。
【0072】
なお、このとき、カタログリストに含まれる掲載料金のランクなどなどのカタログデータの属性に応じて、カタログデータごとにサイズを特定するようにしてもよい。すなわち、カタログデータの属性を重み係数として考慮して上述のようにグループ全体のサイズ上限を、当該グループに含まれるカタログデータ数で除して、カタログデータごとのサイズを決定するようにしてもよい。
【0073】
CPU10は、以降、カタログデータごとに、広告コンテンツに掲載する領域(ページを抽出する。つまり、処理対象のカタログデータにカタログリストにおいて掲載希望ページの指定がなされている場合には指定されたページから(ステップS303でYES、S305)、掲載希望ページの指定がなされていない場合にはたとえば先頭ページなどの予め規定されたページから(ステップS303でNO、S307)、CPU10は、上記ステップS301で決定された上限サイズを超えないようにページを取り出す。
【0074】
以上の動作を上記ステップS103で決定されたグループ内のすべてのカタログデータについて行なうことで、サイズ調整が完了すると(ステップS309でYES)、CPU10は一連の動作を終了して、図7の動作に戻る。
【0075】
すなわち、CPU10は、上記ステップS107でカタログデータごとのファイルサイズの調整が完了すると、ステップS109でカタログデータごとの掲載位置や掲載サイズを調整して、その結果に従って広告コンテンツを生成する。すなわち、CPU10は、上記ステップS107でカタログデータごとに取り出されたページを、掲載位置や掲載サイズに従って配置して広告コンテンツを生成する。また、調整結果である掲載位置や掲載サイズを、広告コンテンツの再生条件として、当該広告コンテンツに含める。
【0076】
ここでは、一例として、カタログリストに含まれる掲載料金のランクなどのカタログデータの属性に応じて掲載順や掲載サイズを決定するようにしてもよい。また、他の例として、先述の、広告コンテンツの生成条件が予め規定されている場合には、この条件に基づいて掲載順や掲載サイズを決定するようにしてもよい。
【0077】
次に、ステップS111でCPU10は、配信条件として、広告コンテンツの表示期限である有効期限を決定する。ここでは、一例として、当該広告コンテンツに掲載するカタログデータに設定されている有効期限のうちの最も長い(先の)有効期限を当該広告コンテンツの有効期限としてもよい。また、他の例として、当該広告コンテンツに掲載するカタログデータに設定されている有効期限のうちの最も短い(近い)有効期限を当該広告コンテンツの有効期限としてもよい。さらに他の例として、当該広告コンテンツに掲載するカタログデータのうち、有効期限が当該広告コンテンツの有効期限を越えるものが所定数となるような有効期限としてもよい。
【0078】
また、ステップS111では、たとえば配信日時など、他の配信条件も決定してもよい。
【0079】
以上の動作を完了させると、ステップS113でCPU10は、生成された広告コンテンツを配信対象の広告コンテンツとしてコンテンツ記憶部132に登録すると共に、上記ステップS111で決定された配信条件をスケジュール記憶部133に登録する。また、ステップS115で、当該広告コンテンツに掲載されるカタログデータごとに、上記ステップS111で決定された配信日時や広告カタログの期限などの配信条件を配信登録履歴として登録する。
【0080】
図12は、上記ステップS115で登録される配信登録履歴の具体例を示す図である。
図12を参照して、上記ステップS115でCPU10は、一例として、カタログデータごとに、掲載される広告コンテンツの配信日時、当該広告コンテンツの有効期限、および当該カタログデータの広告コンテンツへの掲載回数(配信回数)を、配信対象の広告コンテンツとしてコンテンツ記憶部132に登録された履歴として記憶させる。
【0081】
上記ステップS115で登録された配信登録履歴は、上記ステップS103で広告コンテンツに掲載するカタログを決定する際に用いられる。すなわち、先述のように、上記ステップS103でCPU10は、カタログリストと配信登録履歴とを参照して、今まで生成された広告コンテンツに未掲載のカタログデータをカタログデータ記憶部131から抽出する(ステップS201)。これは、広告コンテンツの有効期限内に次の広告コンテンツが配信されたときに、両広告コンテンツに同じカタログデータが含まれているといずれの広告コンテンツでも同じカタログが表示されることになり、冗長となることを回避するものである。
【0082】
上記ステップS201での、広告コンテンツに掲載するカタログデータの抽出方法を、図13を用いて具体的に説明する。
【0083】
すなわち、8月3日よりも以前(たとえば8月2日)に、生成装置100では、図13(A)に表わされたように、カタログデータAとカタログデータBとが広告コンテンツAに掲載されると決定されたとする。カタログデータAの有効期限は8月3日と設定され、カタログデータBの有効期限は8月7日と設定されていることから、CPU10は、上記ステップS111で配信条件としてこれら有効期限のうちの長い方の有効期限である8月7日を公告コンテンツの有効期限に決定している。
【0084】
次に、生成装置100で、広告コンテンツAの有効期限が切れるよりも以前(たとえば8月4日)に、広告コンテンツBを生成するものとする。このとき、カタログデータAの有効期限はすでに切れているものの、カタログデータBの有効期限は未だ切れていないことから、カタログデータ記憶部131には広告コンテンツに掲載可能なカタログデータとしてカタログデータBも記憶されている。その他、カタログデータ記憶部131には、カタログデータCおよびカタログデータDも記憶されているものとする。
【0085】
このとき、生成装置100のCPU10は、これら3つのカタログデータのうちのすでに広告コンテンツAに掲載されたカタログデータBを除くカタログデータCおよびカタログデータDを広告コンテンツBに掲載するカタログデータと決定する。
【0086】
このようにして生成された広告コンテンツAと広告コンテンツBとは、広告コンテンツAの有効期限よりも以前には両広告コンテンツとも有効期限内となるため、両広告コンテンツに含まれるカタログが表示されることになる。そのため、ここに同じカタログデータAが掲載されていると、両広告コンテンツにおいてカタログデータAに基づく表示が重複することになる。そこで、このようにして、配信登録履歴を用いて掲載するカタログデータを決定することで、カタログの重複を回避することができる。
【0087】
CPU10は、上記ステップS115で生成した広告コンテンツをコンテンツ記憶部132に登録した後、決定された配信条件に含まれる配信日時に達したか否かを判断する。そして、配信日時に達すると(ステップS117でYES)、ステップS119で広告コンテンツを端末装置300に対して配信する。
【0088】
<第1の実施の形態の効果>
生成装置100において、第1の実施の形態として説明した広告コンテンツの生成および配信動作が行なわれることで、配信する広告コンテンツ自体のファイルサイズを予め規定された上限サイズに抑えつつ、すなわち、配信のためのコストを抑えつつ、掲載するカタログ数を確保することが可能となる。
【0089】
その際、カタログごとに規定されている有効期限が近いカタログが同じ広告コンテンツに掲載され、それら有効期限に応じて広告コンテンツ自体の有効期限が決定されるため、当該広告コンテンツが配信された後に端末装置において表示される際に、広告コンテンツ中の有効期限が過ぎて表示されなくなるカタログの数を抑えることができる。そのために、閲覧者は、少ない閲覧数で有効期限内のカタログを効率よく閲覧することができる。
【0090】
[第2の実施の形態]
次に、図4の#4の、端末装置300における広告コンテンツの表示動作について説明する。
【0091】
<表示動作の概要>
端末装置300は、生成装置100から配信された広告コンテンツを記憶しておき、表示指示に従って当該広告コンテンツを表示する。
【0092】
端末装置300では、広告コンテンツに含まれる再生条件に従ってカタログデータごとに掲載位置や掲載サイズを決定して、表示画面を生成する。
【0093】
ところで、広告コンテンツには、上述のように複数のカタログが掲載される。そのため、表示画面上に配置されたすべてのカタログが、端末装置300の表示部35に表示されないことがある。そこで、端末装置300では、表示画面上のカタログの配置を、所定のタイミングで変化させる。
【0094】
一例として、図5に示されたように、カタログを表示画面の一方向に順に並べて配置する場合、その配置を、所定のタイミングで順に1つずつずらしたり、ランダムにしたり、予め決められた順としたりして変化させる、いわゆるローテーション表示を行なってもよい。上記所定のタイミングは、当該広告コンテンツの表示を開始するタイミングであってもよいし、表示開始から一定時間ごとであってもよい。
【0095】
<機能構成>
図14は、端末装置300において上記動作を行なうための機能構成の具体例を示すブロック図である。
【0096】
図14に示された各機能は、端末装置300のCPU30が、ROM31に記憶されるプログラムを読み出してRAM32に展開しつつ実行することによって、主にCPU30上に構成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が、図2に示されたハードウェア構成によって実現されてもよい。
【0097】
図14を参照して、端末装置300は、メモリ33に、ダウンロードした広告コンテンツを記憶するための記憶領域である広告コンテンツ記憶部331と、広告コンテンツの表示画面における配置を表わした情報を記憶するための記憶領域である画面記憶部332と、広告コンテンツに含まれるカタログデータごとに、広告コンテンツに基づく表示画面において当該カタログに対する指示入力がなされたか否かを表わす閲覧履歴を記憶するための記憶領域である閲覧履歴記憶部333を含む。
【0098】
広告コンテンツ記憶部331には、さらに、広告コンテンツに基づく表示画面における配置を予め規定された位置とするか否かを、カタログデータごとに規定した情報である「しおり」を記憶するための領域であるしおり記憶部が含まれる。この、「しおり」は、カタログデータごとに配置を規定された位置とするか否かを表わすフラグであってもよい。
【0099】
さらに、端末装置300は、広告コンテンツを表示するための機能として、通信I/F36を介して生成装置100から配信された広告コンテンツを入力するためのコンテンツ入力部301と、入力した広告コンテンツを広告コンテンツ記憶部331に格納するための第1格納部302と、操作部34の指示操作に従う操作信号の入力を受け付けるための指示入力部303と、広告コンテンツの表示指示に従って該当する広告コンテンツを広告コンテンツ記憶部331から読み出すための読出部304と、広告コンテンツに基づく表示画面での各カタログの配置を決定するための決定部305と、カタログを配置して広告コンテンツに基づく表示画面を生成するための生成部306と、生成された表示画面におけるカタログの配置を表わす情報を画面記憶部332に格納するための第2格納部307と、生成された表示画面の所定領域を表示部35で表示する処理を行なうための表示処理部308と、広告コンテンツに基づく表示画面におけるカタログに対する指示入力に従ってカタログデータの閲覧履歴を閲覧履歴記憶部333に記憶するための履歴管理部309とを含む。
【0100】
決定部305は、予め、カタログの配置を変化させるための規定を記憶している。そして、画面記憶部332から前回のカタログの配置を読み出して、その配置を上記規定に従って変化させることで、今回の広告コンテンツの表示におけるカタログの配置を決定する。
【0101】
このとき、広告コンテンツに再生条件としてカタログの掲載位置(配置)や掲載サイズなどが規定されている場合には、決定部305は、指定されたカタログについてはその再生条件に従って配置やサイズを特定する。
【0102】
また、このとき、広告コンテンツに含まれるカタログデータについて「しおり」が付加されている場合には、当該カタログは予め規定された位置に配置する。
【0103】
第2格納部307は、決定部305で決定されたカタログごとの配置を特定する情報を画面記憶部332に格納してもよいし、配置されることで生成された表示画面事態を画面記憶部332に格納してもよい。
【0104】
履歴管理部309は、たとえば図5の表示の例の場合、「立ち読み」ボタンが押下されたり、「ダウンロード」ボタンが押下されたりすることで、当該カタログが閲覧されたとして、当該カタログデータについて閲覧履歴を閲覧履歴記憶部333に記憶する。
【0105】
<動作フロー>
図15は、端末装置300での、広告コンテンツの表示動作の具体的な流れを表わすフローチャートである。図15のフローチャートに表わされた動作は、端末装置300のCPU30が、ROM31に記憶されるプログラムを読み出してRAM32上に展開しつつ実行し、図14の各機能を発揮させることによって実現される。
【0106】
図15を参照して、広告コンテンツに含まれるカタログの配置を変化させるタイミングを検知すると(ステップS401でYES)、ステップS403でCPU30は、画面記憶部332から前回広告コンテンツを表示した際のカタログの配置を読み出すことで、前回表示時の配置を取得する。
【0107】
ここで、カタログの配置を変化させるタイミングは、たとえば、広告コンテンツの表示を開始するタイミングや、表示が開始されてから一定時間経過ごと、などが該当する。
【0108】
CPU30は、表示対象の広告コンテンツを読み出して、含まれるカタログデータのうち、「しおり」が付加されたカタログデータがあるか否かを確認する。その結果、「しおり」が付加されたカタログデータが含まれている場合(ステップS405でYES)、ステップS407でCPU30は、当該カタログを広告コンテンツに基づく表示画面のうちの予め規定された位置に配置する。ここでは、一例として上から下へカタログを並べてリスト表示するものとし、「しおり」が付加されたカタログは該リストの上方に配置すると規定されているものとする。この場合、ステップS407では、「しおり」が付加されていると判断されたカタログをリストの上方に配置するとして、該当するカタログの配置を固定する。
【0109】
さらに、ステップS409でCPU30は、該当するカタログについて「しおり」が付加されたものであることを示す情報を併せて表示させるための処理を行なう。ここでは、一例としてアイコンを表示させてもよい。
【0110】
その後、CPU30は、ステップS411で「しおり」が付加されていないカタログに対してローテーション処理を行なう。なお、いずれのカタログデータにも「しおり」が付加されていない場合には(ステップS405でNO)、CPU30は上記ステップS407,S409の動作をスキップして、ステップS411へ移行する。
【0111】
ステップS411でのローテーションの方法として、たとえば、広告コンテンツを上述のように上から下へカタログを並べてリスト表示する場合、次の3つの方法が挙げられる。すなわち、第1の方法として1つずつ順に位置をずらす方法、第2の方法としてランダムに位置を決定する方法、および第3の方法として広告コンテンツに含まれる再生条件に従って配置を変化させる方法、が挙げられる。
【0112】
図16は、表示画面におけるカタログの配置の具体例を説明するための図である。
図16を参照して、一例として、広告コンテンツに7つのカタログデータが含まれている場合を例として、表示画面に対して上から下に向けてカタログの表示領域である表示枠1〜7がこの順に設けられている。このうち、表示枠1〜5に相当する領域が表示部15での表示領域とされている。つまり、表示枠6,7に配置されたカタログは表示部15では表示されない。表示枠1〜7に配置されるカタログは、操作部34でのスクロール操作に従って表示される表示枠が変化する。
【0113】
図17〜図19は、それぞれ、上述のローテーションの方法としての第1の方法〜第3の方法を説明するための図である。これらに図においては、ローテーション前と後とで、各カタログの配置の変化を表わしている。
【0114】
図17を参照して、上記第1の方法でローテーションする場合、ローテーション前に表示枠1に配置されていたカタログ1は、ローテーション処理によって表示枠2に移動する。同様に、表示枠2に配置されていたカタログ2は表示枠3に移動し、以下、順に、表示位置がずれる。
【0115】
すなわち、第1の方法では、カタログごとにローテーション前に配置された表示枠の添字を1インクリメントする。添字がカタログデータ数+1(この例では8)となると、添字に1を割り当てる。
【0116】
これにより、第1の方法では、カタログが順に下方向へ移動するように配置が変化し、各カタログが均等に表示部35で表示されることになる。
【0117】
図18を参照して、上記第2の方法でローテーションする場合の例として、たとえば、ローテーション前に表示枠1に配置されていたカタログ1は、ローテーション処理によって表示枠7に移動する。表示枠2に配置されていたカタログ2は表示枠3に移動する。以下、それぞれが移動する。
【0118】
第2の方法の一例として乱数を利用して、予め規定された式に代入することで得られた値を表示枠の添字となるようにして配置を決定することができる。具体的な式の例として、発生させた乱数をカタログデータ数で除した余りに1加えた数と一致するカタログ番号のカタログを、表示枠1から表示枠上限に達するまで順に割り当てる、などの方法が挙げられる。
【0119】
これにより、第2の方法では、カタログがランダムに表示位置が変化し、各カタログが概ね均等に表示部35で表示されることになる。
【0120】
図19を参照して、上記第3の方法でローテーションする場合の例として、ローテーション前に表示枠1に配置されていたカタログ1は、ローテーション処理によって表示枠2に移動する。表示枠2に配置されていたカタログ2は表示枠3に移動し、表示枠3に配置されていたカタログ3は表示枠1に移動する。表示枠4,5に配置されていたカタログ4,5は、それぞれ表示枠6,7に移動し、表示枠6,7に配置されていたカタログ6,7は、それぞれ表示枠4,5に移動する。
【0121】
第3の方法の一例として、予めローテーションの表示パターン(シナリオ)を定義する再生条件が配信条件として広告コンテンツに組み込まれており、当該再生条件に従って配置を決定することができる。配信条件としての再生条件を広告コンテンツに組み込む方法の具体例として、各カタログに設定された優先度の組み合わせにしたがってどのようにローテーションさせるかという表示パターンを選択し、JavaScript(登録商標)言語などを用いて広告コンテンツに記述する方法が挙げられる。この場合、再生条件である表示パターンは、予め各カタログに設定された優先度の組み合わせに対応するように規定されたものとする。
【0122】
図19に表わされた、第3の方法の方法で利用される、広告コンテンツに含まれる再生条件は、掲載料金などに応じて表示の優先度を高く設定したカタログデータを、表示部35での表示の頻度の高い(この例では常に表示される)表示枠1から表示枠3で順に移動するようローテーションし、表示の優先度を低く設定したカタログデータを、表示部35での表示の頻度の低い表示枠4,5と表示枠6,7とで交互表示する、というものである。
【0123】
これにより、第3の方法では、たとえば、掲載料金のランクなどのカタログデータの属性等に応じて表示の優先度が高く設定されたカタログが表示部35での表示頻度が高くなり、表示の優先度が低く設定されたカタログが表示部35での表示頻度が低くなるように、再生条件に従って表示部35で表示されることになる。
【0124】
なお、後述する「しおり」が付加されているカタログデータが含まれる場合のローテーション処理の例と同様に、再生条件において表示の優先度が高く設定されたカタログの配置を、予め規定された、表示部35での表示頻度の高い位置に固定し、表示の優先度が高く設定されていないカタログを他の位置で移動させるようにしてもよい。
【0125】
一方、広告コンテンツに「しおり」が付加されたカタログデータがある場合、上記ステップS407で「しおり」の付加されたカタログの配置を固定した上で、他のカタログの配置を上記第1の方法〜第3の方法などの方法に従って決定する。
【0126】
図20は、「しおり」が付加されたカタログがある場合の表示画面におけるカタログの配置の具体例を説明するための図である。
【0127】
図20を参照して、一例として、図16と同様に、広告コンテンツに7つのカタログデータが含まれている場合を例として、表示画面に対して上から下に向けてカタログの表示領域である表示枠1〜7がこの順に設けられている。「しおり」が付加されたカタログがある場合、たとえば最上位の表示枠1を「しおり枠1」とする。この場合、表示枠2〜7に配置されるカタログは、操作部34でのスクロール操作に従って表示される表示枠が変化し、しおり枠1に配置されるカタログは、スクロール操作に関わらず常にしおり枠1の位置に配置される。
【0128】
「しおり枠」は表示枠1の位置には限定されず、表示部35で常に表示される表示領域であり、表示部35での表示中の目立つ位置であればたとえば、左上隅などの他の位置であってもよい。
【0129】
「しおり」が付加されたカタログがスクロール操作に関わらず常にしおり枠1に配置されることで、広告コンテンツが表示されている間、スクロール操作に関わらず「しおり」が付加されたカタログは常に表示部35に表示されることになる。
【0130】
図21〜図23は、それぞれ、「しおり」が付加されたカタログデータがある場合の、上述のローテーションの方法としての第1の方法〜第3の方法を説明するための図である。これらの図においては、「しおり」付加前と後と、およびローテーション前と後とで、各カタログの配置の変化を表わしている。
【0131】
図21を参照して、「しおり」付加前に表示枠1〜7にそれぞれカタログ1〜7が配置されているときに、表示枠3に配置されているカタログ3に「しおり」が付加されると、カタログ3が表示枠3から表示枠1の位置にあるしおり枠1に移動し、表示枠1,2に配置されていたカタログ1,2がそれぞれ表示枠2,3に移動する。
【0132】
「しおり」付加の後、上記第1の方法でローテーションする場合、ローテーション前に表示枠2に配置されていたカタログ1は、ローテーション処理によって表示枠3に移動する。同様に、表示枠3に配置されていたカタログ2は表示枠4に移動し、しおり枠1に配置されたカタログ3以外のカタログは、以下、順に、表示位置がずれる。
【0133】
これにより、第1の方法では、「しおり」が付加されたカタログ以外のカタログは順に下方向へ移動するように配置が変化し、「しおり」が付加されたカタログ以外の各カタログが均等に表示部35で表示されることになる。
【0134】
図22を参照して、「しおり」付加の後、上記第2の方法でローテーションする場合、たとえば、ローテーション前に表示枠2に配置されていたカタログ1は、ローテーション処理によって表示枠7に移動する。表示枠3に配置されていたカタログ2は表示枠3に移動する。以下、しおり枠1に配置されたカタログ3以外のカタログは、それぞれが移動する。
【0135】
これにより、第2の方法では、「しおり」が付加されたカタログ以外のカタログはランダムに表示位置が変化し、「しおり」が付加されたカタログ以外の各カタログが概ね均等に表示部35で表示されることになる。
【0136】
図23を参照して、「しおり」付加の後、上記第3の方法でローテーションする場合、ローテーション前に表示枠2に配置されていたカタログ1は、ローテーション処理によって表示枠3に移動する。表示枠3に配置されていたカタログ2は表示枠2に移動する。表示枠4,5に配置されていたカタログ4,5は、それぞれ表示枠6,7に移動し、表示枠6,7に配置されていたカタログ6,7は、それぞれ表示枠4,5に移動する。
【0137】
これにより、第3の方法では、「しおり」が付加されたカタログ以外のカタログは、たとえば、掲載料金のランクなどのカタログデータの属性等に応じて設定された再生条件に従って各カタログの表示位置が変化し、再生条件に従って表示部35で表示されることになる。
【0138】
なお、以降の例では、「しおり」は広告コンテンツに含まれるカタログデータのうちの1つに付加される例が示されているが、複数のカタログデータに付加されてもよい。「しおり」は、最大、表示部35に表示可能なカタログ数−1まで、つまり、上の例では6まで付加可能であるものとする。
【0139】
好ましくは、上記ステップS409で「しおり」が付加されたカタログに対して「しおり」が付加されたものであることを示す情報として、アイコンを付加して表示する。
【0140】
図24は、「しおり」が付加されたカタログがある場合の表示例を表わす図である。この例では、カタログ3に「しおり」が付加されており、「しおり」を表わすアイコンが併せて表示されている。
【0141】
このようにアイコン等で「しおり」が付加されていることが表わされることによって、図24(A)の状態から図24(B)のようにスクロールされた際に、「しおり」の付加されたカタログ3が移動せず、さらにアイコンによって、カタログ3に「しおり」が付加されていることが分かりやすくなる。
【0142】
上記ステップS411のローテーション処理が完了して各カタログの配置が決定すると、CPU30は、表示対象のカタログデータに閲覧履歴が登録されているか否かを確認する。その結果、閲覧履歴が登録されているカタログデータがある場合(ステップS413でYES)、ステップS415で該当するカタログについて閲覧履歴が登録されたものであることを示す情報を併せて表示させるための処理を行なう。ここでは、一例としてアイコンを表示させてもよい。
【0143】
図25は、閲覧履歴が登録されているカタログがある場合の表示例を表わす図である。この例では、カタログ3に閲覧履歴が登録されており、閲覧履歴が登録されていることを表わすアイコンが併せて表示されている。
【0144】
このようにアイコン等で閲覧履歴が登録されていることが表わされることによって、図25(A)の状態から図25(B)のようにスクロールされた際に、アイコンもカタログと共に移動して表示されるため、カタログ3が以前に閲覧したカタログであることが分かりやすくなる。
【0145】
以上の処理で広告コンテンツに含まれるカタログの配置が決定されると、ステップS417でCPU30は、その配置を表わす情報を記憶して、一連の動作を終了する。
【0146】
ここで記憶された配置は、次に当該広告コンテンツを表示する際に、上記ステップS403で取得され、その配置から変化させて次の配置が決定されることになる。
【0147】
<第2の実施の形態の効果>
端末装置300において、第2の実施の形態として説明した広告コンテンツの表示動作が行なわれることで、生成装置100から配信され、端末装置300にいったん記憶された広告コンテンツが表示されるたびに、該広告コンテンツに含まれるカタログの配置が変化する。これにより、端末装置300がたとえば携帯電話機などの表示部の面積の小さい装置であって広告コンテンツに含まれるすべてのカタログが一度に表示されない場合であっても、各カタログが順に表示されるようになる。
【0148】
その際、「しおり」などで指定されたカタログについては常に表示され、他のカタログは概ね均等に表示される。また、「しおり」が付加されたカタログや、当該端末装置300において以前に指示入力がなされたなどの閲覧履歴のあるカタログについては、それを表わすアイコンなどを併せて表示することで、一度に複数のカタログが表示されたときに、特定のカタログが分かりやすくなる。
【0149】
[他の例]
さらに、上述の広告コンテンツの生成および配信動作を生成装置100に実行させるためのプログラムや、上述の広告コンテンツの表示動作を端末装置300に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0150】
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0151】
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0152】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0153】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0154】
1 システム、10,30 CPU、11,31 ROM、12,32 RAM、13,33 メモリ、14,34 操作部、15,35 表示部、51 広告決定部、52,304 読出部、53 調整部、54 条件決定部、100 生成装置、101 データ入力部、102 リスト入力部、103 要求入力部、104 格納部、105 広告コンテンツ生成部、106 登録部、107 ダウンロード実行部、108 配信実行部、109,309 履歴管理部、131 カタログデータ記憶部、132 コンテンツ記憶部、133 スケジュール記憶部、200,200A,200B,200C 提供装置、300,300A,300B,300C 端末装置、301 コンテンツ入力部、302 第1格納部、303 指示入力部、305 決定部、306 生成部、307 第2格納部、308 表示処理部、331 広告コンテンツ記憶部、332 画面記憶部、333 閲覧履歴記憶部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データを記憶するための記憶手段と、
表示手段と、
前記表示データに基づいて表示画面を生成し、前記表示画面の所定領域を前記表示手段に表示させるための処理手段とを備え、
前記処理手段は、
予め設定された規定に従って、前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させる処理と、
前記表示データに基づく表示を終了する際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置を記憶する処理とを実行し、
前記処理手段は、前記記憶する処理によって記憶された、前回の前記表示データに基づく表示を終了した際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置から、前記規定に従って変化させた配置を、前記表示データに基づく表示を開始する際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置として決定する、表示装置。
【請求項2】
前記表示データに含まれる前記複数のコンテンツデータのうち、特定のコンテンツデータの指定を受け付けるための受付手段をさらに備え、
前記処理手段は、前記指定されたコンテンツデータの前記表示画面での配置を予め規定された位置とし、前記配置を変化させる処理において、前記複数のコンテンツデータのうちの前記指定されたコンテンツデータ以外のコンテンツデータの前記表示画面での配置を、前記表示画面の前記予め規定された位置以外の位置において前記所定のタイミングで変化させる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記処理手段は、前記配置を変化させる処理において、前記複数のコンテンツデータそれぞれに規定された表示の優先度に従って、前記表示画面上の予め優先度に応じて規定された位置で配置を変化させる、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記配置を変化させる処理において、前記複数のコンテンツデータのうちの表示の優先度の高いコンテンツデータほど、前記表示画面のうちの前記表示手段で表示される頻度の高い範囲内で配置する、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記処理手段は、前記配置を変化させる処理において、前記複数のコンテンツデータのうちの表示の優先度の高いコンテンツデータほど、前記表示画面のうちの予め規定された位置に固定し、前記複数のコンテンツデータのうちの前記優先度の高いコンテンツデータ以外のコンテンツデータの前記表示画面での配置を、前記表示画面の前記予め規定された位置以外の位置において前記所定のタイミングで変化させる、請求項3に記載の表示装置。
【請求項6】
表示装置で、複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データに基づいて表示画面を生成し、前記表示画面の所定領域を表示する方法であって、
前記複数のコンテンツデータそれぞれの、前記表示画面での配置を決定するステップと、
予め設定された規定に従って、前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させるステップと、
前記表示データに基づく表示を終了する際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置を記憶するステップとを備え、
前記表示データに基づく表示を開始する際に前記配置を決定するステップでは、前記記憶するステップによって記憶された、前回の前記表示データに基づく表示を終了した際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置から、前記規定に従って変化させた配置を、前記表示データに基づく表示を開始する際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置として決定する、表示方法。
【請求項7】
表示装置に、複数のコンテンツデータそれぞれから生成された表示データに基づいて表示画面を生成し、前記表示画面の所定領域を表示する処理を実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツデータそれぞれの、前記表示画面での配置を決定するステップと、
予め設定された規定に従って、前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置を、所定のタイミングで変化させるステップと、
前記表示データに基づく表示を終了する際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置を記憶するステップとを前記表示装置に実行させ、
前記表示データに基づく表示を開始する際に前記配置を決定するステップでは、前記記憶するステップによって記憶された、前回の前記表示データに基づく表示を終了した際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置から、前記規定に従って変化させた配置を、前記表示データに基づく表示を開始する際の前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記表示画面での配置として決定する、表示プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate


【公開番号】特開2013−97517(P2013−97517A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238800(P2011−238800)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】