説明

表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法

【課題】簡単な操作で使用者が意図した範囲を点灯させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る表示装置100は、表示部1と、表示部1上に配置され、接触点の座標情報を出力するタッチパネル2と、接触点の座標情報に基づいて、タッチパネル2への接触が一箇所のとき、接触点の周囲を点灯範囲Rとし、タッチパネル2への接触が二箇所のとき、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲Rとする制御部3と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、表示部上にタッチパネルを配置し、使用者が当該タッチパネルの所望の位置に接触することで操作される、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の電子機器が普及している。
【0003】
このような電子機器は、大画面化の傾向にある。電子機器に搭載される表示部は、当該電子機器に搭載されるデバイスの中でも消費電力が大きく、大画面化に伴い、さらに消費電力が大きくなる傾向にある。
【0004】
ところで、特許文献1の携帯電話機は、点灯させる範囲と、消灯させる範囲との境界を、当該境界をなぞるように使用者がタッチパネルに連続的に接触することで決定する構成とされている。
【0005】
また、特許文献2の携帯電話機は、第1及び第2の表示領域の点灯又は消灯を操作する操作キーが、タッチパネルを介して操作される構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−130159号公報
【特許文献2】特開平9−62198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の携帯電話機は、タッチパネルにおける所望の境界部分を使用者が指等で連続的に接触しないと、境界を決定することができず、操作が煩雑である。
特許文献2の携帯電話機は、使用者が意図した範囲を点灯させることができない。
【0008】
本発明の目的は、上述した課題を解決する表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一形態に係る表示装置は、表示部と、前記表示部上に配置され、接触点の座標情報を出力するタッチパネルと、前記接触点の座標情報に基づいて、前記タッチパネルへの接触が一箇所のとき、接触点の周囲を点灯範囲とし、前記タッチパネルへの接触が二箇所のとき、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とする制御部と、を備える。
本発明の一形態に係る電子機器は、上述の表示装置を備える。
【0010】
本発明の一形態に係る表示装置の制御方法は、表示部上に配置されたタッチパネルへの接触によって、一箇所目の接触点の座標情報が入力された後、所定の時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されるか否かを判定し、前記時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されると、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とし、前記時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されないと、一箇所目の接触点の周囲を点灯範囲とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、簡単な操作で使用者が意図した範囲を点灯させることができる表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1に係る表示装置を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る表示装置における、表示部及びタッチパネルの配置関係を概略的に示す図である。
【図3】接触点が一箇所の場合における矩形状の点灯範囲を示す図である。
【図4】接触点が一箇所の場合における楕円形の点灯範囲を示す図である。
【図5】接触点が一箇所の場合における帯形状の点灯範囲を示す図である。
【図6】接触点が一箇所の場合における異なる帯形状の点灯範囲を示す図である。
【図7】接触点が二箇所の場合における矩形状の点灯範囲を示す図である。
【図8】接触点が二箇所の場合における楕円形の点灯範囲を示す図である。
【図9】接触点が二箇所の場合における帯形状の点灯範囲を示す図である。
【図10】接触点が二箇所の場合における異なる帯形状の点灯範囲を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係る表示装置の点灯範囲制御方法の動作フローチャート図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る異なる表示装置を概略的に示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係る表示装置の点灯範囲制御方法の動作フローチャート図である。
【図14】接触点が三箇所の場合における表示部の表示動作を示す図である。
【図15】接触点が三箇所の場合における表示部の点灯動作を示す図である。
【図16】接触点が一箇所の場合における表示部の消灯動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施の形態に係る表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法について説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
【0014】
先ず、本実施の形態に係る表示装置の最小限構成について説明する。表示装置は、電子機器のデバイスを成し、図示を省略した筐体内に搭載される。図1に示す表示装置100は、表示部1、タッチパネル2、制御部3、記憶部4を備える。ちなみに、本実施の形態の制御部3及び記憶部4は、表示装置100の機能を実現するだけでなく、電子機器の機能を実現する。但し、制御部3及び記憶部4は、表示装置100の機能のみを実現する構成でも良い。
【0015】
表示部1は、部分的に表示可能な表示装置であって、記憶部4に格納されている情報等を表示する。すなわち、表示部1は、図2に示すように、例えば液晶パネル11と、液晶パネル11の下方に配置されるバックライト12と、を備え、バックライト12が部分的に点灯可能な構成とされている。但し、表示部1は、無機EL(Electro-Luminescence)表示装置や有機EL表示装置等でも構成できる。この表示部1は、筐体の開口部からタッチパネル2で覆われた状態で露出している。
【0016】
タッチパネル2は、図2に示すように、表示部1の表示面上に配置されている。タッチパネル2は、一般的なタッチパネルを用いることができ、マトリックススイッチ、抵抗膜方式、表面弾性波方式、静電容量方式等のタッチパネルを用いることができる。このタッチパネル2は、使用者がタッチペン5等で又は指等で所望の位置に接触すると、接触した点の座標情報を制御部3に出力する。
【0017】
制御部3は、記憶部4に格納されているプログラムに基づいて、例えば携帯電話機としての機能を実現すると共に、記憶部4に格納されている情報等を表示するために液晶パネル11及びバックライト12を制御する。
【0018】
このとき、制御部3は、例えば表示部1の全面が点灯状態において、使用者が表示部1に表示されている部分点灯モードをタッチパネル2を介して選択すると、その後、タッチパネル2から入力される座標情報に基づいて、バックライト12の点灯動作を制御する。
【0019】
詳細には、制御部3は、使用者が部分点灯モードを選択後にタッチパネル2への接触が一箇所のとき、図3乃至図6に示すように接触点Aの周囲が点灯範囲Rとなり、他の範囲が消灯範囲Sとなるように、バックライト12を制御する。
【0020】
例えば、図3の形態では、接触点Aを重心位置(対角線と対角線との交点)に配置した矩形状の範囲を点灯範囲Rとしている。また、図4の形態では、接触点Aを重心位置(長軸と短軸との交点)に配置した楕円形状の範囲を点灯範囲Rとしている。これらの点灯範囲Rは、表示部1に表示する情報の種類などに応じて適宜設定される。
【0021】
また、図5の形態では、表示部1を縦断し、接触点Aを含む帯形状の範囲を点灯範囲Rとしている。例えば、図5の形態では、接触点AのX軸上の座標位置から所定の数値がそれぞれ加算又は減算された座標位置からY軸と平行に延在する線が点灯範囲Rと消灯範囲Sとを分ける境界線となる。
【0022】
さらに、図6の形態では、表示部1を横断し、接触点Aを含む帯形状の範囲を点灯範囲Rとしている。例えば、図6の形態では、接触点AのY軸上の座標位置から所定の数値がそれぞれ加算又は減算された座標位置からX軸と平行に延在する線が点灯範囲Rと消灯範囲Sとを分ける境界線となる。
【0023】
なお、これらの所定の数値は、表示部1に表示される情報の種類等に応じて適宜設定される。また、接触点AのX軸又はY軸上の座標位置からY軸又はX軸と平行に延在する線と、接触点AのX軸又はY軸上の座標位置から所定の数値が加算又は減算された位置からY軸又はX軸と平行に延在する線と、を点灯範囲Rと消灯範囲Sとを分ける境界線としても良い。要するに、接触点Aから導出できる形状であれば、特に限定されない。
【0024】
一方、制御部3は、使用者が部分点灯モードを選択後にタッチパネル2への接触が二箇所のとき、図7乃至図10に示すように当該接触点A、Bで挟む範囲が点灯範囲Rとなり、他の範囲が消灯範囲Sとなるように、バックライト12を制御する。
【0025】
例えば、図7の形態では、接触点A、Bを対角に有する矩形状の範囲を点灯範囲Rとしている。また、図8の形態では、長軸の両端に接触点A、Bを有する楕円形状の範囲を点灯範囲Rとしている。
【0026】
また、図9の形態では、表示部1を縦断し、左右の縦辺(Y軸と平行に延在する辺)上に接触点A、Bを有する帯形状の範囲を点灯範囲Rとしている。つまり、接触点A、BにおけるX軸上の座標位置からそれぞれY軸と平行に延在する線が点灯範囲Rと消灯範囲Sとを分ける境界線となる。
【0027】
さらに、図10の形態では、表示部1を横断し、上下の横辺(X方向に延在する辺)上に接触点A、Bを有する帯形状の範囲を点灯範囲Rとしている。つまり、接触点A、BにおけるY軸上の座標位置からX軸と平行に延在する線が点灯範囲Rと消灯範囲Sとを分ける境界線となる。
【0028】
なお、これらの所定の数値は、表示部1に表示される情報の種類等に応じて適宜設定される。要するに、接触点A、Bから導出できる形状であれば、特に限定されない。
【0029】
次に、上記構成の表示装置100の動作を、図11に基づいて説明する。
先ず、制御部3は、予め表示部1に部分点灯モードを選択する選択キーを表示させる。使用者は、タッチパネル2を介して当該選択キーを選択すると、制御部3は全点灯モードから部分点灯モードに変更する。これが点灯範囲制御のスタートとなる。
【0030】
そして、制御部3は、使用者がタッチパネル2に接触したか否かを判定する(S1)。すなわち、制御部3は、点灯範囲制御がスタートしてから、所定の時間が経過するまでに、タッチパネル2から座標情報が入力されたか否かを判定する。制御部3は、所定の時間が経過するまでに、タッチパネル2から座標情報が入力されないと、バックライト12を全消灯するように、バックライト12を制御する(S2)。その後、制御部3は、再びステップS1に戻る。
【0031】
一方、制御部3は、所定の時間が経過するまでに、タッチパネル2から座標情報が入力されると、最初に座標情報が入力された後、所定の時間が経過するまでに、次の座標情報が入力されるか否かを判定する(S3)。制御部3は、所定の時間が経過するまでに、次の座標情報が入力されないと、上述したように最初に接触された座標位置(接触点A)の周囲が点灯領域となるように当該点灯範囲を導出し(S4)、その点灯範囲が点灯し、他の範囲が消灯範囲となるように、バックライト12を制御する(S5)。その後、制御部3は、再びステップS1に戻る。
【0032】
一方、制御部3は、所定の時間が経過するまでに、次の座標情報が入力されると、上述したように最初に接触された座標位置(接触点A)と、次に接触された座標位置(接触点B)とで挟む範囲が点灯範囲となるように当該点灯範囲を導出し(S6)、その点灯範囲が点灯し、他の範囲が消灯範囲となるように、バックライト12を制御する(S7)。その後、制御部3は、再びステップS1に戻る。
【0033】
このように使用者がタッチパネル2の所望の一箇所又は二箇所接触するだけで、簡単に所望の範囲を点灯範囲Rとすることができる。これにより、表示部1が消費する電力を削減することができ、電子機器に搭載するバッテリを小型化することができる。また、バッテリの小型化により、電子機器の小型化、軽量化を実現することができる。
【0034】
次に、表示装置の好ましい構成を説明する。
このとき、表示装置の構成自体は、同様であるが、図12に示すように、制御部3は、CPU31、パネル制御部32、点灯制御部33、座標検出部34を備え、記憶部4は、ROM41、作業用メモリ42を備えることが好ましい。
【0035】
CPU31は、ROM41に格納されているプログラムを実行するための演算装置である。詳細には、CPU31は、ROM41から読み出したプログラムの処理に基づいて、アプリケーションを起動させ、使用者がタッチパネル2に接触した際に座標検出部34が導出した接触点を示す信号に基づいて、ROM41や作業用メモリ42から読み出した所定の情報を表示部1に表示させたり、表示範囲を変更させたりするように、パネル制御部32や点灯制御部33に指示信号を出力する。また、CPU31は、使用者がタッチパネル2に接触した際に座標検出部34が導出した接触点を示す情報に基づいて、点灯制御部33に点灯範囲を制限させる指示信号を出力したりする。
【0036】
このCPU31は、バス6を介して各部と接続されている。
パネル制御部32は、CPU31から入力される指示信号に基づいて、ROM41や作業用メモリ42に格納されている情報を表示部1に表示させたり、表示範囲を変更させたりするための液晶パネル11の制御信号を生成し、当該制御信号を液晶パネル11に出力する。液晶パネル11は、入力された制御信号に基づいて制御される。
【0037】
点灯制御部33は、CPU31から入力される指示信号に基づいて、ROM41や作業用メモリ42に格納されている情報を表示部1に表示させたり、表示範囲を変更させたり、点灯範囲を制限させたりするためのバックライト12の制御信号を生成し、当該制御信号をバックライト12に出力する。バックライト12は、入力された制御信号に基づいて制御される。
【0038】
座標検出部34は、バックライト12から入力される座標情報を示す信号に基づいて、接触点を示す信号を導出し、当該接触点を示す信号をCPU31に出力する。
【0039】
<実施の形態2>
実施の形態1の表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法は、タッチパネル2への接触点が二箇所までを想定しているが、本実施の形態の表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法は、タッチパネル2への接触点が三箇所の場合を想定している。
【0040】
すなわち、本実施の形態の表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法は、実施の形態1の表示装置及び電子機器、表示装置の点灯範囲制御方法と略同様であるが、本実施の形態の制御部は、二箇所目の座標情報が入力された後に、三箇所目の座標情報が入力されると、一箇所目及び二箇所目の座標情報だけでなく、三箇所目の座標情報に基づいて、液晶パネル11及びバックライト12を制御する。
【0041】
詳細には、表示装置は、図13に示すように動作する。但し、二箇所目の座標情報が制御部に入力され、一箇所目の座標情報と二箇所目の座標情報とに基づいて、所望の範囲を点灯範囲とする工程までは、実施の形態1の表示装置と同様であるため、省略する。
【0042】
制御部は、一箇所目の座標位置(接触点A)と二箇所目の座標位置(接触点B)とで挟む範囲が点灯範囲となるようにバックライト12を制御した後、所定の時間が経過するまでに、三箇所目の座標情報が入力されたか否かを判定する(S8)。制御部は、所定の時間が経過するまでに、三箇所目の座標情報が入力されないと、一箇所目の座標位置と二箇所目の座標位置とで挟む範囲を点灯範囲としつつ、ステップS1に戻る。
【0043】
一方、制御部は、所定の時間が経過するまでに、三箇所目の座標情報が入力されると、三箇所目の座標位置(接触点C)が一箇所目の座標位置と二箇所目の座標位置とで挟む点灯範囲内か否かを判定する(S9)。制御部は、三箇所目の座標位置が点灯範囲内であると、図14に示すように、三箇所目の座標位置からのタッチパネル2への接触動作に基づいて、三箇所目の座標位置近傍の表示情報を当該点灯範囲内で移動させるように、液晶パネル11及びバックライト12を制御する(S10)。つまり、使用者が例えばタッチペン5をタッチパネル2に接触した状態で、三箇所目の座標位置から上方に接触点を移動させると、当該表示情報を上方に移動させ、三箇所目の座標位置から下方に接触点を移動させると、当該表示情報を下方に移動させる。その後、制御部は、再びステップS1戻る。
【0044】
一方、制御部は、三箇所目の座標位置が点灯範囲内にないと、図15に示すように、三箇所目の座標位置からのタッチパネル2への接触動作に基づいて、点灯範囲内の明るさが変更するように、バックライト12を制御する(S11)。つまり、使用者が例えばタッチペン5をタッチパネル2に接触した状態で、三箇所目の座標位置から上方に接触点を移動させると、点灯範囲内の明るさを明るくし、三箇所目の座標位置から下方に接触点を移動させると、点灯範囲内の明るさを暗くする。その後、制御部は、再びステップS1戻る。
【0045】
このように使用者のタッチパネル2への三箇所目の接触に基づいて、簡単に表示情報を移動させたり、点灯範囲内の明るさを変更させたりすることができる。
【0046】
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施の形態では、タッチパネル2への一箇所目の接触点の周囲を点灯範囲としているが、図16に示すように、タッチパネル2への一箇所目の接触によって、全消灯させても良い。
上記実施の形態では、表示装置を電子機器に搭載したが、表示装置が搭載される装置は電子機器に限らない。
【符号の説明】
【0047】
1 表示部、11 液晶パネル、12 バックライト
2 タッチパネル
3 制御部、32 パネル制御部、33 点灯制御部、34 座標検出部
4 記憶部、41 ROM、42 作業用メモリ
5 タッチペン
6 バス
100 表示装置
A〜D 接触点
R 点灯範囲
S 消灯範囲

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部上に配置され、接触点の座標情報を出力するタッチパネルと、
前記接触点の座標情報に基づいて、前記タッチパネルへの接触が一箇所のとき、接触点の周囲を点灯範囲とし、前記タッチパネルへの接触が二箇所のとき、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とする制御部と、
を備える表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、一箇所目の接触点の座標情報が入力された後、所定の時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されるか否かを判定し、前記時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されると、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とし、前記時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されないと、一箇所目の接触点の周囲を点灯範囲とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、三箇所目の接触点が一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲内か否かを判定し、
三箇所目の接触点が前記範囲内であると、三箇所目の接触点からの接触動作に基づいて、三箇所目の接触点近傍に表示されている表示情報を前記範囲内で移動させ、
三箇所目の接触点が前記範囲外であると、三箇所目の接触点からの接触動作に基づいて、前記範囲内の明るさを変化させる請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、二箇所目の接触点の座標情報が入力された後、所定の時間内に三箇所目の接触点の座標情報が入力されるか否かを判定し、
前記時間内に三箇所目の接触点の座標情報が入力されると、三箇所目の接触点が一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲内か否かを判定し、
前記時間内に三箇所目の接触点の座標情報が入力されないと、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置を備える電子機器。
【請求項6】
表示部上に配置されたタッチパネルへの接触によって、一箇所目の接触点の座標情報が入力された後、所定の時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されるか否かを判定し、
前記時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されると、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とし、
前記時間内に二箇所目の接触点の座標情報が入力されないと、一箇所目の接触点の周囲を点灯範囲とする表示装置の点灯範囲制御方法。
【請求項7】
二箇所目の接触点の座標情報が入力された後、所定の時間内に三箇所目の接触点の座標情報が入力されるか否かを判定し、
前記時間内に三箇所目の接触点の座標情報が入力されると、三箇所目の接触点が一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲内か否かを判定し、三箇所目の接触点が前記範囲内であると、三箇所目の接触点からの接触動作に基づいて、三箇所目の接触点近傍に表示されている表示情報を前記範囲内で移動させ、三箇所目の接触点が前記範囲外であると、三箇所目の接触点からの接触動作に基づいて、前記範囲内の明るさを変化させ、
前記時間内に三箇所目の接触点の座標情報が入力されないと、一箇所目の接触点と二箇所目の接触点とで挟む範囲を点灯範囲とする請求項6に記載の表示装置の点灯範囲制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−181412(P2012−181412A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−44965(P2011−44965)
【出願日】平成23年3月2日(2011.3.2)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】