説明

表示装置

【課題】プログラマブル表示器の表示性能を向上する技術を提供する。
【解決手段】外部メモリ9としてNAND型FROM91とNOR型FROM92とを備え、メモリ制御部102はPC5で作成された画面データを一旦NAND型FROM91に格納し、表示回数計測部101はNAND型FROM91に格納された各画面データの使用回数を計測し、表示回数記憶部103は表示回数計測部101で計測された各画面データの使用回数を記憶し、メモリ制御部102は表示回数計測部101により計測された使用回数が予め定められた値より大きい画面データを所定周期でNOR型FROM92に複写する。表示制御部105は入力操作部7で入力された指示により表示すべき対象となった画面の画面データがNOR型FROM92に格納されているとき、該画面データをNOR型FROM92から読み出し、該画面データに基づき表示部6に画面表示を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部機器の入出力機器として機能する表示装置の技術分野に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば工場の生産設備やエレベータ或いは自動ドア等を制御する制御装置としてPLCが広く知られている。このPLCは、各種のセンサや機械的なスイッチ等の入力機器から信号を取り込み、リレー回路を記号化したプログラミング言語で記述されるソフトウェアとその取り込んだ入力信号とにしたがって、リレーやモータ等の出力機器を制御する。
【0003】
通常、このPLCには、出力機器の制御や使用者への報知等に係る情報のやり取りを使用者との間で行うためのマンマシンインターフェースが設けられる。このマンマシンインターフェースとして、機械的なボタンとライトとを用いたシステム等があるが、近年では、これらの他にプログラマブル表示器が広く利用されている。プログラマブル表示器は、工場の生産設備やエレベータ等の制御対象についての各種制御項目の設定値等の入力を受け付ける入力機能と、設定用画面や前記制御対象の状態等を示す画面を表示する出力機能とを併せ持つ。
【0004】
一方、下記特許文献1には、大きな記憶容量を有する受信低速メモリと、該受信低速メモリより記憶容量が小さく、外部処理装置からのアクセスを前記受信低速メモリに比して高速で行うことができる受信高速メモリとを備えた受信装置において、外部通信装置から送信されてくるデータを受信データとして前記受信低速メモリに格納している途中で、データの破壊が生じた場合に、受信データを廃棄する指示が受信制御部から出力されたときには該受信データを廃棄し、前記指示が出力されないままデータの受信が終了したときには、受信低速メモリに有効な受信データが格納されたと判断して、該受信データを受信低速メモリから受信高速メモリに転送する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2002−49583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プログラマブル表示器で表示する各種画面の画面データは、パーソナルコンピュータの作画プログラムにより作成される。プログラマブル表示器は、作成された画面データを受け取って表示部に表示する。
【0006】
ここで、従来のプログラマブル表示器においては、前記画面データを保存するメモリとして、書込み速度や消去速度が速く大容量のデータの保存に適したNAND型FROMが採用されている場合がある。
【0007】
しかしながら、NAND型FROMは上記のような利点を有している反面、ランダムアクセスに際してはスピードが遅く、NAND型FROMから所要の画面データを読み出して表示部に表示するまでに相当の時間を要しており、プログラマブル表示器の表示性能を向上する余地があった。なお、前記特許文献1には、この課題に対する対策については提案されていない。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、表示性能を向上することのできる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、外部機器に対する入出力機能を有し、その入出力動作及び表示部に表示する画像が前記外部機器により変更可能に構成された表示装置であって、前記表示部に表示する複数画面分の画像データが記憶可能な記憶容量を有する第1のメモリと、前記第1のメモリに比して高速でアクセス可能で且つ前記第1のメモリに比して記憶容量の小さい第2のメモリと、前記第1のメモリに記憶された画像データのうち、予め定められた条件を満たす一部の画像データを前記第2のメモリに記憶させるメモリ制御部と、表示すべき画像データが前記第2のメモリに記憶されているときには、前記第2のメモリから当該画像データを読み出して前記表示部に表示させる表示制御部とを備えた表示装置である。
【0010】
この発明によれば、表示装置に、前記表示部に表示する複数画面分の画像データが記憶可能な記憶容量を有する第1のメモリと、前記第1のメモリに比して高速でアクセス可能で且つ前記第1のメモリに比して記憶容量の小さい第2のメモリとを備え、前記第1のメモリに記憶された画像データのうち、予め定められた条件を満たす一部の画像データを前記第2のメモリに記憶(例えば複写)させるメモリ制御部と、表示すべき画像データが前記第2のメモリに記憶されているときには、前記第2のメモリから当該画像データを読み出して前記表示部に表示させるようにしたので、前記画像データを前記第1のメモリから読み出して画像表示を行う場合に比して、前記画像データの表示に要する時間を短縮化することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置において、前記メモリ制御部は、前記第1のメモリに記憶された画像データに対し、前記第2のメモリに記憶させる優先度を設定する優先度設定部を備え、前記優先度設定部により設定された優先度情報に基づいて前記第2のメモリに記憶させる画像データを決定するものである。
【0012】
この発明によれば、前記第1のメモリに記憶された画像データに対して設定された優先度に基づいて、前記第2のメモリに記憶させる画像データを決定するようにしたので、前記第2のメモリの記憶容量が限られた状況の下で、できるだけ前記画像データの表示に要する時間の短縮化を図ることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、前記優先度設定部は、前記各画像データの表示回数を計数する計数部と、前記計数部で計数された値を各画像データに対応させて記憶する表示回数記憶部とを備え、前記メモリ制御部は、前記表示回数記憶部に記憶されている表示回数が予め定められた値より大きい画像データを前記第2のメモリに記憶させるものである。
【0014】
この発明によれば、表示回数が予め定められた値より大きい画像データを前記第2のメモリに記憶させるようにしたので、前記第2のメモリの記憶容量が限られた状況の下で、できるだけ前記画像データの表示に要する時間の短縮化を図ることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、前記優先度設定部は、前記各画像データの表示回数を計数する計数部と、前記計数部で計数された値を各画像データに対応させて記憶する表示回数記憶部とを備え、前記メモリ制御部は、前記表示回数記憶部に記憶されている表示回数が多い方から順に画像データを選択し、この選択した画像データを前記第2のメモリに記憶させるものである。
【0016】
この発明によれば、前記表示回数記憶部に記憶されている表示回数が多い方から順に画像データを選択し、この選択した画像データを前記第2のメモリに記憶させるようにしたので、前記第2のメモリの記憶容量が限られた状況の下で、できるだけ前記画像データの表示に要する時間の短縮化を図ることができる。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2に記載の表示装置において、前記優先度設定部は、前記各画像データの最近の表示日時を記憶する表示日時記憶部を備え、前記メモリ制御部は、前記表示日時記憶部に記憶されている最近の表示日時が予め定められた日時以降の画像データを前記第2のメモリに記憶させるものである。
【0018】
この発明によれば、予め定められた日時以降に表示された画像データを前記第2のメモリに記憶させるようにしたので、前記第2のメモリの記憶容量が限られた状況の下で、できるだけ前記画像データの表示に要する時間の短縮化を図ることができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の表示装置において、前記優先度設定部は、前記各画像データの最近の表示日時を記憶する表示日時記憶部を備え、前記メモリ制御部は、前記表示日時記憶部に記憶されている最近の表示日時のうち現在に近い所定個数の表示日時に対応する画像データを前記第2のメモリに記憶させるものである。
【0020】
この発明によれば、現在に近い所定個数の表示日時に対応する画像データを第2のメモリに記憶させるようにしたので、前記第2のメモリの記憶容量が限られた状況の下で、できるだけ前記画像データの表示に要する時間の短縮化を図ることができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の表示装置において、前記各画像データの中から前記第2のメモリに記憶させる画像データが指定可能な外部機器と通信可能に構成されており、前記外部機器において指定された画像データを前記第2のメモリに記憶させる旨の指示を示す指示情報を該外部機器から受け付ける受付部を備え、前記メモリ制御部は、前記受付部により受け付けられた指示情報が示す指示にしたがって、前記画像データを前記第2のメモリに記憶させるものである。
【0022】
この発明によれば、外部機器において指定された画像データを第2のメモリに記憶させる旨の指示を示す指示情報を該外部機器から受け付け、受け付けた指示情報が示す指示にしたがって前記画像データを前記第2のメモリに記憶させるようにしたので、前記第2のメモリの記憶容量が限られた状況の下で、できるだけ前記画像データの表示に要する時間の短縮化を図ることができるとともに、前記第2のメモリに記憶させる画像データをユーザが自由に選択する構成を実現できるため、表示装置の利便性を向上することができる。
【0023】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装置において、前記第1のメモリは、NAND型メモリであり、前記第2のメモリは、NOR型メモリである。
【0024】
この発明によれば、前記第1のメモリがNAND型メモリであり、前記第2のメモリがNOR型メモリである場合に、特に請求項1ないし7のいずれかに記載の発明が有効なものとなる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、第1のメモリに格納された複数の画面の画像データのうち前記予め定められた条件を満たす画像データを第2のメモリに記憶させ、表示すべき画面の画像データが該第2のメモリに格納されているときには、該第2のメモリからその画像データを読み出すようにしたので、前記第1のメモリから読み出して画像表示を行う場合に比して、前記画像データの表示に要する時間を短縮化することができ、その結果、表示装置の表示性能を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明に係る表示装置の実施形態を説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明に係る表示装置を含む制御システムの構成を示す図である。
【0027】
図1に示すように、制御システムは、プログラマブル表示器1と、前記外部機器の一例としてのPLC(Programmable Logic Controller)2と、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)5とを含み、プログラマブル表示器1とPLC2とは、例えばシリアルケーブルなどの通信ケーブルC1を介し通信可能に接続され、また、プログラマブル表示器1とPC5とは、USBケーブルなどからなる通信ケーブルC2を介して通信可能に接続されている。
【0028】
図2は、PLC2の電気的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、PLC2は、プログラマブル表示器1の動作を制御するものであり、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、ユーザにより作成されたシーケンスプログラムを含む各種プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)及びデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等を備えて構成される制御部21と、プログラマブル表示器1及び後述する入出力機器3,4(図1参照)との間で通信を行うための通信I/F部22とを備える。
【0029】
PLC2には、温度センサや光センサ等の各種のセンサや押しボタン或いは機械スイッチ(リミットスイッチや圧力スイッチ等)などの入力機器3と、アクチュエータ、リレー、モータ、電磁弁、シリンダー或いはソレノイド等の出力機器4とが接続されており、所定の周期で、前記入力機器3から出力される信号を取り込み、該信号に基づいて前記出力機器4に制御信号を出力する。
【0030】
なお、プログラマブル表示器1は、後述するように、PLC2からの指示に従い、PLC2に接続された入力機器3及び出力機器4の稼働状況を表示したり、出力機器4への制御指示を与えるための入力操作を受け付けて、その操作信号をPLC2に出力したりする機能を備えている。したがって、プログラマブル表示器1も入力機器の1つであり、出力機器の1つでもある。以上のような入力機器3及び出力機器4は、製造ラインなどのシステムの適所に配置されている。
【0031】
制御部21は、前記入力機器3から通信I/F部22を介して受信した入力信号に基づいて、前記出力機器4の動作を制御する制御信号を通信I/F部22を介して前記出力機器4に出力する出力機器動作制御部211として機能するものであり、特にプログラマブル表示器1との関連においては、PLC2に対してプログラマブル表示器1がその処理内容を参照しに行くことで、該当するオブジェクトに割り当てられている処理を特定し、該処理を前記出力機器4に実行させる。
【0032】
図3は、PC5の電気的な構成を示すブロック図である。図1、図3に示すように、PC5は、表示部51と、入力操作部52と、装置本体53とを備える。
【0033】
表示部51は、CRT(Cathode-Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)或いは有機EL等からなり、後述する制御部56からの指示に基づいてデータや各種情報等を含む画像を表示するものである。入力操作部52は、制御部56等に所望の処理・動作を行わせる指示や各種情報を入力するためのものであり、キーボード54やマウス55を備えて構成されている。
【0034】
装置本体53には、プログラマブル表示器1との間で通信を行うための通信I/F部58及び制御部56が搭載されているとともに、各種のプログラムやデータを記憶する例えばハードディスク等からなる記憶部57が備えられている。
【0035】
記憶部57には、例えばCD−ROM等の記録媒体からインストールした、PLC2やプログラマブル表示器1に各種の動作を行わせるためのシーケンスプログラムや、プログラマブル表示器1に表示させる画面の画面データ(前記画像データ)を生成するための画面作成プログラムが格納されている。
【0036】
制御部56は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等を備えて構成されており、前記記憶部57に格納された前記プログラムにしたがって、プログラマブル表示器1に表示させる画面の画面データを生成する処理等行う。
【0037】
なお、図1においては、説明の便宜上、PLC2とPC5とが同時にプログラマブル表示器1に接続されるように図示しているが、PC5は、当該PC5において作成した画面データを始めとする各種データを転送するときに前記通信ケーブルC2を介してプログラマブル表示器1と通信可能に接続される。
【0038】
図4は、プログラマブル表示器1の電気的な構成を示す図である。図4に示すように、プログラマブル表示器1は、製造ラインにおけるシステムの操作端末として機能するものであり、表示部6と、入力操作部7と、外部I/F部8と、外部メモリ9と、制御部10とを備えて構成されている。
【0039】
表示部6は、例えばCRT(Cathode-Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)或いは有機EL等からなり、例えば工場の生産設備やエレベータ等の制御対象についての各種制御項目の設定用画面や前記制御対象の状態を示す画面を表示するものである。
【0040】
入力操作部7は、前記制御項目の設定等を行うためのものであり、表示部6の画面に表示されたボタンやスイッチの画像と、該表示部6の表示面に設置された、ガラス板、感圧材及び偏光材等を貼り合わせてなるタッチパネルとを用いて構成されている。入力操作部7は、前記タッチパネル上の或る位置に対する押圧操作が行われると、その操作を示す操作信号を制御部10に出力する。外部I/F部8は、PLC2やPC5との通信を行うためのインターフェースである。
【0041】
外部メモリ9は、NAND型FROM(前記第1のメモリの一例)91とNOR型FROM(前記第2のメモリの一例)92とを備えて構成されており、PC5で作成された各種画面の画面データを記憶する。NAND型FROM91は、複数のメモリセルが直列接続されており、その両端で選択ゲートが設けられた構成を有する一方、NOR型FROM92は、複数のメモリセルがビット線に対して並列接続された構成を有している。これらの構成により、NAND型FROM91は、データの書込み速度や消去速度がNOR型FROM92に比して速く、例えば画面データ等の大容量のデータの保存に適している一方、ランダムアクセス(当該NAND型FROMへのアクセス)の速さがNOR型FROM92に比して遅いという性質を有する。また、NOR型FROM92は、データの書込み速度や消去速度がNAND型FROM91に比して遅く、大容量のデータの保存には不適である一方、ランダムアクセス(当該NOR型FROM92へのアクセス)の速さがNAND型FROM91に比して速いという性質を有する。なお、NAND型FROM91は例えば4Gbitの記憶容量を有し、NOR型FROM92は、例えば64Mbitの記憶容量を有する。
【0042】
制御部10は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)、プログラミング可能なLSI(Large Scale Integration)であるFPGA(Field Programmable Gate Alley)等を備えて構成されており、PLC2から出力された指示を受けると、外部メモリ部9に格納されている画面データに基づく画面表示を表示部6に行わせたり、ユーザにより入力操作部7が操作された場合に、その操作内容を示す操作情報を生成し、該操作情報をPLC2に出力したりする。
【0043】
ところで、従来のプログラマブル表示器においては、前記画面データを保存するメモリとして、書込み速度や消去速度が速く大容量のデータの保存に適したNAND型FROMが採用されている場合がある。ところが、NAND型FROMはランダムアクセスのスピードが遅く、NAND型FROMから画面データを読み出して表示部6に画面を表示するのに時間を要するという問題があった。
【0044】
そこで、本実施形態では、前述のように、NAND型FROM91に加えて前述のような性質を有するNOR型FROM92もプログラマブル表示器1に搭載し、これらのFROMの長所を活かし、PC5から送信される各画面データを、まず、大容量のデータの保存に適したNAND型FROM91に格納し、その上で、前記NOR型FROM91に記憶させるべき予め定められた条件、本実施形態では、使用頻度が高いという条件を満たす画面の画面データをNOR型FROM92に複写(コピー)し、該画面を表示部6に表示するときには、このNOR型FROM92から該画面の画面データを読み出すようにしている。
【0045】
このような各FROM91,92に対するデータの読み書きを行うべく、制御部10は、表示回数計測部101と、第1メモリ制御部102と、表示回数記憶部103と、第2メモリ制御部104と、表示制御部105とを機能的に備えている。なお、第1メモリ制御部102及び第2メモリ制御部104が前記メモリ制御部を構成する。
【0046】
第1メモリ制御部102は、PC5で作成された画面データをPC5から取り込み、該画面データをNAND型FROM91に格納するものである。表示回数計測部101は、このNAND型FROM91に格納された各画面データの使用回数(画面の表示回数)を計測するものであり、画面が切り替えられる度に、新たに表示される画面の画面データについての表示回数値を1ずつカウントアップする。表示回数記憶部103は、表示回数計測部101により計測された、NAND型FROM91内の各画面データの使用回数(画面の表示回数)を記憶するものであり、図5に示すように、各画面データに割り当てられた画面ナンバーと表示回数とをテーブル形式で記憶する。
【0047】
第2メモリ制御部104は、例えば所定周期で、或いは、表示回数記憶部103の記憶内容が更新されるたびに、NAND型FROM91に格納された各画面データのうち、表示回数計測部101により計測された使用回数が予め定められた値より大きい画面データをNOR型FROM92に複写するものである。前記予め定められた値が例えば5回である場合、例えば図5に示す例ではNo.1の画面ナンバーが付された画面データとNo.3の画面ナンバーが付された画面データとが前記第2メモリ制御部104によりNOR型FROM92に複写される。なお、表示回数計測部101により計測された使用回数が予め定められた値より大きいという条件は前記予め定められた条件の一例である。
【0048】
表示制御部105は、入力操作部7により入力された指示によって表示すべき対象となった画面の画面データがNOR型FROM92に格納されているか否かを判断し、前記画面データがNOR型FROM92に格納されている場合には、その画面データをNOR型FROM92から読み出し、該画面データに基づいて前記表示部6に画面を表示させる一方、前記画面データがNOR型FROM92に格納されていない場合には、その画面データをNAND型FROM91から読み出し、該画面データに基づいて前記表示部6に画面を表示させる。
【0049】
次に、プログラマブル表示器1の制御部10によるメモリ制御処理を説明する。図6は、このメモリ制御処理を示すフローチャートである。
【0050】
図6に示すように、制御部10は、プログラマブル表示器1の主電源がONされると(ステップ♯1でYES)、図略のタイマにより時間の計測を開始する(ステップ♯2)。そして、制御部10は、前記タイマの計時時間が所定時間に達すると(ステップ♯3でYES)、表示回数記憶部103に格納されているテーブルを参照し、表示回数が予め定められた値より大きい画面データが存在するか否かを判断し(ステップ♯4)、表示回数が予め定められた値より大きい画面データが存在する場合には(ステップ♯4でYES)、表示回数が予め定められた値より大きい画面データをNOR型FROM92に複写する(ステップ♯5)。一方、表示回数が予め定められた値より大きい画面データが存在しない場合には(ステップ♯4でNO)、制御部10はステップ♯5の処理をとばす。制御部10は、ステップ♯4又は♯5の処理後、主電源がオフされた否かを判断し(ステップ♯6)、主電源がオフされていない場合には(ステップ♯6でNO)、ステップ♯2の処理に戻り、主電源がオフされると(ステップ♯6でYES)、一連の処理を終了する。
【0051】
次に、プログラマブル表示器1の制御部10による画面データ読出し処理を説明する。図7は、この画面データ読出し処理を示すフローチャートである。
【0052】
図7に示すように、制御部10は、当該プログラマブル表示器1の表示部6における表示画面の切換え指示が入力されたか否かを判断し(ステップ♯11)、表示回数記憶部103に記憶されているテーブルを、新たに表示すべき画面の画面データについての表示回数を1だけカウントアップしたテーブルに更新し(ステップ♯12)、新たに表示すべき画面の画面データがNOR型FROM92に格納されているか否かを判断する(ステップ♯13)。
【0053】
制御部10は、新たに表示すべき画面の画面データがNOR型FROM92に格納されていると判断した場合には(ステップ♯13でYES)、新たに表示すべき画面の画面データをNOR型FROM92から読出し、該画面データに基づいて画面を表示部6に表示させる一方(ステップ♯14)、新たに表示すべき画面の画面データがNOR型FROM92に格納されていないと判断した場合には(ステップ♯13でNO)、新たに表示すべき画面の画面データをNAND型FROM91から読出し、該画面データに基づいて画面を表示部6に表示させる(ステップ♯15)。
【0054】
以上のように、本実施形態では、NAND型FROM91に格納された各画面データのうち、表示回数が予め定められた値より大きい画面データを、NOR型FROM92に複写し、表示すべき画面の画面データがNOR型FROM92に格納されている場合には、NOR型FROM92からその画面データを読出し、該画面データに基づいて画面を表示部6に表示するようにしたので、NOR型FROM92がNAND型FROM91よりアクセススピードが速いことにより、前記画面データをNAND型FROM91から読み出して画面を表示する場合に比して速やかに画面データを読み出すことができる。その結果、プログラマブル表示器1の表示性能を向上することができる。
【0055】
本件は、前記実施形態に代えて、或いは前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
【0056】
[1]前記第1の実施形態では、表示回数が予め定められた値より大きい画面データを、NOR型FROM92に複写するようにしたが、NOR型FROM92に複写する画面データは、表示回数が予め定められた値より大きい画面データに限られるものではなく、例えば、予め定められた日時以降に表示された画面の画面データをNOR型FROM92に複写するようにしてもよい。以下、この実施形態について説明する。
【0057】
図8は、本実施形態のプログラマブル表示器1における電気的な構成を示すブロック図である。図8に示すように、プログラマブル表示器1は、表示部6、入力操作部7、外部I/F部8、外部メモリ9と、制御部10とを備えて構成されている。なお、表示部6、入力操作部7、外部I/F部8及び外部メモリ9については前記第1の実施形態のものと同様の機能を有するため、それらの説明は省略する。
【0058】
また、制御部10の基本的な構成(CPU、ROM、RAM及びFPGAを備えて構成されている点)は前記第1の実施形態と略同様であり、異なる点は、制御部10が機能的に表示日時記憶部106を備え、且つ第2メモリ制御部104及び表示制御部105が表示日時記憶部106の動作に関連して処理を実行する点である。
【0059】
第1メモリ制御部102は、PC5で作成された画面データを一旦NAND型FROM91に格納する。表示日時記憶部106は、NAND型FROM91に格納された各画面データについての最近の表示日時を記憶するものであり、図9に示すように、各画面データに割り当てられた画面ナンバーと最近の表示日時とをテーブル形式で記憶する。
【0060】
第2メモリ制御部104は、例えば所定周期で、或いは、表示日時記憶部106の記憶内容が更新されるたびに、NAND型FROM91に格納された各画面データのうち、最近の表示日時が予め定められた日時以降の画面データを探索し、探索した画面データをNOR型FROM92に複写する。前記予め定められた日時が2007年5月1日である場合、例えば図9に示す例ではNo.2の画面ナンバーが付された画面データとNo.3の画面ナンバーが付された画面データとが少なくともNOR型FROM92に複写される。最近の表示日時が予め定められた日時以降であるという条件が、前記予め定められた条件の一例である。
【0061】
表示制御部105は、入力操作部7により入力された指示によって表示すべき対象となった画面の画面データがNOR型FROM92に格納されているか否かを判断し、前記画面データがNOR型FROM92に格納されている場合には、その画面データをNOR型FROM92から読み出し、該画面データに基づいて前記表示部6に画面を表示させる一方、前記画面データがNOR型FROM92に格納されていない場合には、その画面データをNAND型FROM91から読み出し、該画面データに基づいて前記表示部6に画面を表示させる。
【0062】
次に、プログラマブル表示器1の制御部10によるメモリ制御処理を説明する。図10は、このメモリ制御処理を示すフローチャートである。
【0063】
図10に示すように、制御部10は、プログラマブル表示器1の主電源がONされると(ステップ♯21でYES)、図略のタイマにより時間の計測を開始する(ステップ♯22)。そして、制御部10は、前記タイマの計時時間が所定時間に達すると(ステップ♯23でYES)、表示日時記憶部106に格納されているテーブルを参照し、表示日時が予め定められた日時以降の画面データが存在するか否かを判断し(ステップ♯24)、表示日時が予め定められた日時以降の画面データが存在する場合には(ステップ♯24でYES)、表示日時が予め定められた日時以降の画面データをNOR型FROM92に複写する(ステップ♯25)。表示日時が予め定められた日時以降の画面データが存在しない場合には(ステップ♯24でNO)、制御部10はステップ♯25の処理をとばす。制御部10は、ステップ♯24又は♯25の処理後、主電源がオフされた否かを判断し(ステップ♯26)、主電源がオフされていない場合には(ステップ♯26でNO)、ステップ♯22の処理に戻り、主電源がオフされると(ステップ♯26でYES)、一連の処理を終了する。
【0064】
なお、制御部10による画面データ読出し処理は、図7に示すステップ♯12のテーブル更新処理において、更新する対象のテーブルが前記第1の実施形態と異なるのみで、それ以外の点については前記第1の実施形態と略同様であるから説明を省略する。
【0065】
以上のように、本実施形態では、NAND型FROM91に格納された各画面データのうち、表示日時が予め定められた日時以降の画面データをNOR型FROM92に複写し、表示すべき画面の画面データがNOR型FROM92に格納されている場合には、NOR型FROM92からその画面データを読出し、該画面データに基づいて画面を表示部6に表示するようにしたので、NOR型FROM92がNAND型FROM91よりアクセススピードが速いことにより、前記画面データをNAND型FROM91から読み出して画面を表示する場合に比して速やかに画面データを読み出すことができる。その結果、プログラマブル表示器1の表示性能を向上することができる。
【0066】
なお、表示日時が予め定められた日時以降の画面データをNOR型FROM92に複写するようにしたが、各画面データについての最近の表示日時のうち現在に近い所定個数の表示日時に対応する画面データをNOR型FROM92に複写するようにしてもよい。
【0067】
[2]前記第1の実施形態及び前記変形形態[1]では、表示回数が予め定められた値より大きい画面データ及び表示日時が予め定められた日時以降の画面データを、NOR型FROM92に複写するようにしたが、NOR型FROM92に複写する画面データは、これらの画面データに限らず、PC5を用いてユーザにより選択された画面の画面データをNOR型FROM92に複写するようにしてもよい。以下、この実施形態について説明する。
【0068】
特に頻繁に使用するなどの理由により速やかにプログラマブル表示器1に表示させたい画面があるとき、ユーザは、PC5において所定のプログラムを起動することで、PC5の表示部51にその画面を選択するための表示画面設定画面を表示させることができるようになっている。図11は、前記表示画面設定画面の一例であり、図11に示す表示画面設定画面では、前述したように、各画面データに付せられた画面ナンバーを入力操作部52を用いて入力することで、速やかにプログラマブル表示器1に表示させたい画面を選択することができる。なお、図11では、No.1及びNo.5の画面ナンバーが入力された状態を示している。
【0069】
そして、入力終了ボタン51aが入力操作部52により操作されることで、速やかにプログラマブル表示器1に表示させたい画面の画面ナンバー情報に対応する画面データをNOR型FROM92に格納する指示を示す情報(以下、格納指示データという)がPC5からプログラマブル表示器1に出力される。
【0070】
図12は、本実施形態のプログラマブル表示器1における電気的な構成を示すブロック図である。図12に示すように、プログラマブル表示器1は、表示部6、入力操作部7、外部I/F部8、外部メモリ9と、制御部10とを備えて構成されている。なお、表示部6、入力操作部7、外部I/F部8及び外部メモリ9については前記第1の実施形態のものと同様の機能を有するため、それらの説明は省略する。
【0071】
また、制御部10の基本的な構成(CPU、ROM、RAM及びFPGAを備えて構成されている点)は前記第1の実施形態と略同様であり、異なる点は、制御部10が機能的に受付部107を備え、且つ第2メモリ制御部104及び表示制御部105が受付部107の動作に関連して処理を実行する点である。
【0072】
受付部107は、前述のようにPC5から格納指示データが出力されると、この格納指示データを受け付ける。第2メモリ制御部104は、NAND型FROM91に格納された各画面データの中から、前記受付部107により受け付けられた格納指示データに基づき、NOR型FROM92に複写すべき画面データをNOR型FROM92に複写する。例えば図11に示す例では、No.1及びNo.5の画面ナンバーに対応する画面データがNOR型FROM92に複写される。PC5を用いてユーザにより選択された画面データをNOR型FROM92に格納する指示が行われるという条件が、前記予め定められた条件の一例である。
【0073】
表示制御部105は、プログラマブル表示器1の入力操作部7により何らかの指示が入力されたとき、その指示によって表示すべき対象となった画面の画面データがNOR型FROM92に格納されているか否かを判断し、前記画面データがNOR型FROM92に格納されている場合には、その画面データをNOR型FROM92から読み出し、該画面データに基づいて前記表示部6に画面を表示させ、前記画面データがNOR型FROM92に格納されていない場合には、その画面データをNAND型FROM91から読み出し、該画面データに基づいて前記表示部6に画面を表示させる。
【0074】
次に、PC5及びプログラマブル表示器1による一連の画面データ複写処理について説明する。図13は、PC5において行われる処理を示すフローチャートであり、図14は、プログラマブル表示器1において行われる処理を示すフローチャートである。
【0075】
図13に示すように、PC5は、前記表示画面設定画面において画面ナンバーが入力されると(ステップ♯31)、前記指示を示す格納指示データを生成し、プログラマブル表示器1に該格納指示データを送信する(ステップ♯32)。
【0076】
図14に示すように、プログラマブル表示器1において、制御部10は、前記格納指示データをPC5から受信すると(ステップ♯33)、この格納指示データにしたがって、NOR型FROM92への画面データの複写処理を実行する(ステップ♯34)。例えば、前記各能指示データが示す指示内容が、例えば図11に示すように画面ナンバーがNo.1及びNo.5の画面データをNOR型FROM92に格納する内容である場合には、制御部10は、NAND型FROM91に既に格納されている画面データのうち、No.1及びNo.5の画面データを読み出し、この画面データをNOR型FROM92に複写する。
【0077】
なお、プログラマブル表示器1の制御部10による画面データ読出し処理は、図7に示すステップ♯12の処理が不要となる点を除いて前記第1の実施形態と略同様であるから説明を省略する。
【0078】
以上のように、本実施形態では、速やかにプログラマブル表示器1に表示させたい画面をPC5において選択できるようにし、プログラマブル表示器1においてその選択された画面の画面データをNOR型FROM92に複写し、表示すべき画面の画面データがNOR型FROM92に格納されている場合には、NOR型FROM92からその画面データを読出し、該画面データに基づいて画面を表示部6に表示するようにしたので、前記画面データをNAND型FROM91から読み出して画面を表示する場合に比して、速やかに画面データを読み出すことができる。その結果、プログラマブル表示器1の表示性能を向上することができるとともに、NOR型FROM92に記憶させる画面データをユーザが自由に選択することができるため、プログラマブル表示器1の利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明に係る表示装置を含むシステムの構成を示す図である。
【図2】PLCの電気的な構成を示すブロック図である。
【図3】PCの電気的な構成を示すブロック図である。
【図4】プログラマブル表示器の第1の実施形態の電気的な構成を示す図である。
【図5】各画面データに割り当てられた画面ナンバーと表示回数との対応を示すテーブルを表す図である。
【図6】第1の実施形態におけるメモリ制御処理を示すフローチャートである。
【図7】画面データ読出し処理を示すフローチャートである。
【図8】プログラマブル表示器の変形形態[1]の電気的な構成を示すブロック図である。
【図9】各画面データに割り当てられた画面ナンバーと最近の表示日時との対応を示すテーブルを表した図である。
【図10】変形形態[1]におけるメモリ制御処理を示すフローチャートである。
【図11】表示画面設定画面の一例を示す図である。
【図12】プログラマブル表示器の変形形態[2]の電気的な構成を示すブロック図である。
【図13】一連の画面データ複写処理を示すフローチャートである。
【図14】一連の画面データ複写処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0080】
1 プログラマブル表示器
2 PLC
3 入力機器
4 出力機器
6 表示部
7 入力操作部
8 外部I/F部
9 外部メモリ
91 NAND型FROM
92 NOR型FROM
10 制御部
101 表示回数計測部
102 第2メモリ制御部
103 表示回数記憶部
104 第1メモリ制御部
105 表示制御部
106 表示日時記憶部
107 受付部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器に対する入出力機能を有し、その入出力動作及び表示部に表示する画像が前記外部機器により変更可能に構成された表示装置であって、
前記表示部に表示する複数画面分の画像データが記憶可能な記憶容量を有する第1のメモリと、
前記第1のメモリに比して高速でアクセス可能で且つ前記第1のメモリに比して記憶容量の小さい第2のメモリと、
前記第1のメモリに記憶された画像データのうち、予め定められた条件を満たす一部の画像データを前記第2のメモリに記憶させるメモリ制御部と、
表示すべき画像データが前記第2のメモリに記憶されているときには、前記第2のメモリから当該画像データを読み出して前記表示部に表示させる表示制御部と
を備えた表示装置。
【請求項2】
前記メモリ制御部は、前記第1のメモリに記憶された画像データに対し、前記第2のメモリに記憶させる優先度を設定する優先度設定部を備え、前記優先度設定部により設定された優先度情報に基づいて前記第2のメモリに記憶させる画像データを決定する請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記優先度設定部は、前記各画像データの表示回数を計数する計数部と、前記計数部で計数された値を各画像データに対応させて記憶する表示回数記憶部とを備え、
前記メモリ制御部は、前記表示回数記憶部に記憶されている表示回数が予め定められた値より大きい画像データを前記第2のメモリに記憶させる請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記優先度設定部は、前記各画像データの表示回数を計数する計数部と、前記計数部で計数された値を各画像データに対応させて記憶する表示回数記憶部とを備え、
前記メモリ制御部は、前記表示回数記憶部に記憶されている表示回数が多い方から順に画像データを選択し、この選択した画像データを前記第2のメモリに記憶させる請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記優先度設定部は、前記各画像データの最近の表示日時を記憶する表示日時記憶部を備え、
前記メモリ制御部は、前記表示日時記憶部に記憶されている最近の表示日時が予め定められた日時以降の画像データを前記第2のメモリに記憶させる請求項2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記優先度設定部は、前記各画像データの最近の表示日時を記憶する表示日時記憶部を備え、
前記メモリ制御部は、前記表示日時記憶部に記憶されている最近の表示日時のうち現在に近い所定個数の表示日時に対応する画像データを前記第2のメモリに記憶させる請求項2に記載の表示装置。
【請求項7】
前記各画像データの中から前記第2のメモリに記憶させる画像データが指定可能な外部機器と通信可能に構成されており、
前記外部機器において指定された画像データを前記第2のメモリに記憶させる旨の指示を示す指示情報を該外部機器から受け付ける受付部を備え、
前記メモリ制御部は、前記受付部により受け付けられた指示情報が示す指示にしたがって、前記画像データを前記第2のメモリに記憶させる請求項1ないし6のいずれかに記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1のメモリは、NAND型メモリであり、
前記第2のメモリは、NOR型メモリである請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−175617(P2009−175617A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−16491(P2008−16491)
【出願日】平成20年1月28日(2008.1.28)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】