説明

表組み編集装置、方法、プログラム、及び記録媒体

【課題】本発明の課題は、表の特定の列を削除あるいは追加することで表の列の構成を変更して、変更した表を所定の幅に拡大や縮小する表組み編集装置、方法、プログラム、及び記録媒体を提供することである。
【解決手段】列幅値を有する列を配列した表組みデータを用いる表組み編集装置において、指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付けて、受け付けた変更指示に従って、前記表組みデータに対して、指定された列のデータを削除または追加する列編集手段と、該列編集手段が列を削除または追加した表組みデータに対して、各列の列幅値の比率を維持しながら、列幅値を調整して、列編集前の表の表幅値を維持する列幅調整手段と、を備えることを特徴とする表組み編集装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表組み編集を行う装置、方法、プログラム、及び記録媒体に関するものである。

本発明は特に、表組みを変更する作業において、表の体裁を維持するための調整作業の能率を向上させる場合に有用である。
【背景技術】
【0002】
規則的な構造を持った情報は、表形式に編集(=表組み)することで、読みやすい体裁にすることができる。
たとえば、カタログやチラシに掲載する商品情報は、商品名・商品コード・価格・商品の特徴などの規則的な構造を持ったテキスト情報であるので、これを表組みに編集することが適している。
以下に、表組み作業とその問題点を説明する。
《1.表の割付》
最近のカタログやチラシは、情報誌としての側面も備えており、表組みした商品情報と、読み物としての文章とを併記したものも多い。自動組版では、表や文章を紙面に割り付ける。
たとえば、特許文献1では、段組された紙面に表や文章を割り付けるときに、表が大きくて1つの段に収まらないときには、その表を複数の段に分割して、各段では無駄な空白が生じないように分割した表を拡大処理して割り付ける技術が開示されている。

【0003】
《2.表の変更》
従来の自動組版における表組組版では、表の構成を変更した場合には、割付体裁が整わない事態が発生していた。たとえば、表の列を削除した場合には、表の幅は、削除した列の幅分だけ短くなり、当初の割付体裁が崩れてしまうということが生じた。
そこで、DTP(Desk Top Publishing)編集者は、表の幅を元の状態に戻すための拡大処理の作業や、拡大処理した表の文字列の割り付ける修正処理の作業を行う必要があった。
また、逆に、表に列を追加した場合には、表の幅は、追加した列の幅分だけ長くなるので、DTP編集者は、同様に、表の幅を元の状態に戻すための縮小処理の作業や、縮小処理した表の文字列の割り付ける修正処理の作業を行う必要があった。
【0004】
【特許文献1】特開2006−338294号公報(段落0064−段落0077、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、表の特定の列を削除あるいは追加することで表の列の構成を変更して、変更した表を所定の幅に拡大や縮小することはできない。
【0006】
本発明は以上のような点を解決するためになされたものであって、本発明の課題は、表の特定の列を削除あるいは追加することで表の列の構成を変更して、変更した表を所定の幅に拡大や縮小する表組み編集装置、方法、プログラム、及び記録媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の各態様に記載の手段により、前記課題を解決する。
すなわち、本願の第1の発明は、列幅値を有する列を配列した表組みデータを用いる表組み編集装置において、指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付けて、受け付けた変更指示に従って、前記表組みデータに対して、指定された列のデータを削除または追加する列編集手段と、該列編集手段が列を削除または追加した表組みデータに対して、各列の列幅値の比率を維持しながら、列幅値を調整して、列編集前の表の表幅値を維持する列幅調整手段と、を備えることを特徴とする表組み編集装置である。
【0008】
このように、表中の列を削除したり、表に列を追加したりしても、表組みにて当初設定された表の幅を維持することが可能である。従って、表の列を追加・削除しても、表のデザイン性を失う事なく自動的に表組の体裁を整えることが可能である。
【0009】
本願の第2の発明は、前記列幅調整手段は、列編集前の表組みデータが有する各列の列幅値を全て加算して、列編集前の表の表幅値を算出する表幅算出手段と、前記列編集手段が表から列を削除した場合には、前記表幅算出手段が算出した表幅値と一致するように、前記列編集手段が列を削除した表組みデータの各列の列幅値を拡大する列幅拡大手段と、前記列編集手段が表に列を追加した場合には、前記表幅算出手段が算出した表幅値と一致するように、前記列編集手段が列を追加した表組みデータの各列の列幅値を縮小する列幅縮小手段と、から構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の表組み編集装置である。
【0010】
本願の第3の発明は、前記列幅拡大手段は、列を削除された表組みデータの全ての列幅値を用いて各列の列幅値の比率を算出して、前記表幅算出手段が算出した表幅値に対して、前記算出した各列の列幅値の比率を適用して、表幅値を各列の列幅値の比率で按分して、対応する列の列幅値を算出し、前記列幅縮小手段は、追加された列の列幅値と列編集前の表組みデータが有する全ての列の列幅値を用いて列幅値の比率を算出して、表幅算出手段が算出した表幅値に対して、前記算出した各列の列幅値の比率を適用して、列編集前の表の表幅値を各列の列幅値の比率で按分して、対応する列の列幅値を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表組み編集装置である。
【0011】
本願の第4の発明は、列幅値を有する列を配列した表組みデータを用いる表組み編集方法であって、
(1)指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付けて、受け付けた変更指示に従って、表組みデータに対して、指定された列を削除または追加する列編集ステップと、
(2)列を削除または追加した表に対して、表の各列の列幅値の比率を維持しながら、列編集前の表の表幅値を保持するように、以下のステップを実行して各列の列幅値を調整する列幅調整ステップと、
(2−1)列編集前の表組みデータが有する各列の列幅値を全て加算して、列編集前の表の表幅値を算出する表幅算出ステップと、
(2−2)表から列を削除した場合には、前記表幅算出ステップで算出した表幅値と一致するように、列が削除された表組みデータの各列の列幅値値を拡大する列幅拡大ステップと、
(2−3)表に列を追加した場合には、前記表幅算出ステップで算出した表幅値と一致するように、列が追加された表組みデータの各列の列幅値を縮小する列幅縮小ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする表組み編集方法である。
【0012】
本願の第5の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表組み編集装置として動作させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0013】
本願の第6の発明は、請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0014】
本願発明によれば、表のデザイン性を失う事なく自動的に表組の体裁を整えることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
【0016】
図1は、本発明による表組み編集装置100の概要を説明する図である。
【0017】
表組み編集装置100は、既存の文書編集プログラムを備えたパーソナルコンピュータに、後述する専用プログラムを搭載したものである。
表組み編集装置100は、表示部103と入力部102を備える。入力部102は、マウス102aやキーボード102bからなる。
【0018】
表組み編集装置100は、表組みデータを記憶する記憶部を有する。
表組みデータの例としては、商品カタログの商品情報を表に割り付けたデータなどがある。
【0019】
図2は表組み編集装置100の大まかな処理の流れを説明する。
ここで、表とは、列方向と行方向に配列された升目と、升目に配列されたデータ(たとえあば、文字列や画像)から構成されるものである。列方向に配列された升目を、列と称する。
《1.表の表示》
DTP編集者は、表組み編集装置100の表示部に、表組みデータを用いて表を表示する。(図2(1))。
《2.列の変更》
DTP編集者は、表を構成する列を削除する変更指示、あるいは、列を追加する変更指示を入力する(同(2))。
表組み編集装置100は、表示された表に対して、変更指示に基づいて、列の削除や追加をして、変更前の表の表幅値になるように各列の列幅値を調整した表を表示する(同(3))。
【0020】
なお、列が削除された場合には、表組み編集装置100は、残された列の幅の比率を維持しながら、列幅値を拡大して、変更前の表(以下、列編集前の表)の表幅値にする。
列が追加された場合には、表組み編集装置100は、各列の列幅値の比率を維持しながら、列幅値を縮小して、列編集前の表の表幅値にする。
【0021】
図3と図4を用いて、表の列を追加・削除変更の説明をする。
【0022】
図3は、表の列を削除するときの例を説明する図である。
【0023】
図3の(a)には、列編集前の表19aが例示されている。
変更前の表19aは、4つの列91a/b/c/dから構成されている。各列91a/b/c/dは、列に割り付けられた文字列の数に応じて列幅値が設定されている。
【0024】
図3の(b)には、表の列を削除した表19bが例示されている。
列を削除した表19bは、列編集前の表19aから、列91dを削除した状態のもので列幅値調整前である。
列を削除した表(以下、列幅値調整前の表)19bは、3列91a/b/cから構成されている。
【0025】
図3の(c)には、列幅値調整をした表19cが例示されている。
列幅値調整後の表19cは、列幅値調整前の表19bを用いて列幅値調整をした表である。
列幅値調整後の表19cの3列91a/b/cの幅の比率は、列幅値調整前の表19bの3列91a/b/cの幅の比率と等しい。
列幅値調整表19cの表幅は、列編集前の表19aの幅と等しい。
【0026】
図4は、表の列を追加するときの例を説明する図である。
【0027】
図4の(a)には、列編集前の表19aが例示されている。
変更前の表19aは、3列91a/b/cから構成されている。各列91a/b/cは、列に割り付けられた文字列の数に応じて列幅値が設定されている。
【0028】
図4の(b)には、列を追加した表19bが例示されている。
列を追加した表19bは、列編集前の表19aに、列91dを追加した状態のもので列幅値調整前である。
【0029】
図4の(c)には、列幅値調整をした表19cが例示されている。
列を追加した表19bは、4列91a/b/c/dから構成されている。
列幅値調整をした表19cは、列幅値調整前の表19bから列幅値調整をした表である。
列幅値調整をした表19cの4列193a/b/c/dの幅の比率は、列幅値調整前の表19bの4列191a/b/c/dの幅の比率と等しい。
列幅値調整表19cの表幅は、列編集前の表19aの幅と等しい。
【0030】
図5は、表組データを説明する図である。
図5の(a)は、表組データの形式である。
表組データ191は、表組み定義部191aと割付文字部191bとから構成される。
表組み定義部191aは、最大列数と、列幅の値の集合とを有する。
なお、列幅の値の集合において、列幅の値の配列は、表の列の配列に対応している。
最大列数は、整数値である。最大列数とは、表組みが可能な最大の列の数である。
列幅の値は、数値である。
割付文字部191bは、各列に割り付ける文字列である。
文字列は、表の升目に配列された文字列を、行方向に並べたものである。
【0031】
図5の(b)は、表組データの例である。
表組み定義部191aは、「4、30、40、50、60」である。
割付文字部191bは、「番号、サイス、色、味、12-1、L、赤、甘い、12-2、M、青、酸っぱい、・・・」である。
表組データの例の意味は、表組みできる最大の列の個数が、「4」個で、表組みされている列の幅の値が、それぞれ「30」、「40」、「50」、「60」(単位ポイント)である4列の表であるということである。また、この表の各行に割り付けられた文字は、「番号 サイス 色 味」「 12-1 L 赤 甘い」、「12-2 M 青 酸っぱい」などということである。
【0032】
図6は、表組み編集装置100の詳細な構成図である。
表組み編集装置100は、CPU101と、入力部102と、表示部103と、記憶部109と、専用プログラムと、備える。
【0033】
CPU101は、中央演算装置である。
入力部102は、マウス102aやキーボード102bである。
入力部102は、キーボード102bやマウス102aや表示部103に表示されたソフトキーボードを用いてもよい。
表示部103は、液晶表示装置や有機EL表示装置である。
【0034】
記憶部109は、半導体メモリや磁気メモリである。
記憶部109は、表組みデータ191と、専用プログラムとを記憶する。
表組みデータ191は、列データから構成されるデータである。
【0035】
このほかに、列編集手段110と、列幅調整手段120と、を備える。これらの各手段は、それぞれの専用プログラムによって実現され、専用プログラムがCPU101に解釈・実行されることによって機能する。
【0036】
列編集手段110は、指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付けて、受け付けた変更指示に従って、表組みデータ191に対して、指定された列のデータを削除または追加する。
たとえば、列を削除する変更指示の入力を受け付けた場合には、列編集手段110は、表組み定義部191aに対して、削除された列の列幅値を削除し、割付文字部191bに対して、削除された列に割り付けられた文字列を削除する。
あるいは、列を追加する変更指示の入力を受け付けた場合には、列編集手段110は、追加された列の列幅値を算出して、表組み定義部191aの追加された列の列幅値を格納する位置に追加し、追加された列に割り付ける文字列を割付文字部191bに追加する。
【0037】
列幅調整手段120は、表幅算出手段130と、列幅拡大手段140と、列幅縮小手段150と、から構成される。
【0038】
列幅調整手段120は、列編集手段110が列データを削除または追加した表組みデータ191に対して、表組みデータの各列の列幅値の比率を維持しながら、列編集前の表の表幅値を保持するように、列幅値を調整する。
【0039】
表幅算出手段130は、列編集前の表組みデータが有する列幅値を全て加算して、列編集前の表の表幅値を算出する。
列編集手段110が表から列を削除した場合には、列幅拡大手段140は、表幅算出手段130が算出した表幅値と一致するように、列編集手段110が列を削除した表組みデータ191の各列幅値を拡大する。
列編集手段110が表に列を追加した場合には、列幅縮小手段150は、表幅算出手段130が算出した表幅値と一致するように、列編集手段110が列を追加した表組みデータ191の各列幅値を縮小する。
【0040】
図7は、表組み変更処理のフローチャートである。
(1)表組み編集装置100は、表組みデータを用いて、表を表示する。(ステップS110)
(2)列編集手段110は、指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付ける。(ステップS120)
(3)受け付けた変更指示は、列の追加か、削除かを判定する。
列を削除する変更指示の入力を受け付けた場合には、ステップS140に進む。
列を追加する変更指示の入力を受け付けた場合には、ステップS140に進む。(ステップS130)
(4)列を追加した表の列数が、表組データ191が有する最大数表組み定義部191aに含まれる最大列数を超えるか否かを判定する。
超えない場合には、ステップS150に進む。超えた場合には、ステップS190に進む。(ステップS140)
(5)列編集手段110は、追加された列に割り付ける文字列を、追加された列の位置に相当する割付文字部191bに、追加する。次に、列編集手段110は、追加された列に割り付ける文字列を用いて、追加された列の幅値を算出する。(ステップS150)
(6)表幅算出手段130は、列編集前の表組みデータが有する各列の列幅値を全て加算して、列編集前の表組みの表幅値を算出する。(ステップS160)
(7)列幅縮小手段150は、表幅算出手段130が算出した表幅値と一致するように、列編集手段110が列を追加した表組みデータ191の各列の列幅値を縮小して、終了する。(ステップS170)
(8)表組み編集装置100は、列を追加できない旨の警告表示をして、終了する。(ステップS180)
(9)表幅算出手段130は、列編集前の表組みデータが有する各列の列幅値を全て加算して、列編集前の表組みの表幅値を算出する。
(ステップS190)
(10)列幅拡大手段140は、表幅算出手段130が算出した表幅値と一致するように、列編集手段110が列を削除した表組みデータ191の各列幅値を拡大して、終了する。(ステップS200)
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明による表組み編集装置100の概要を説明する図
【図2】表組み編集装置100の大まかな処理の流れを説明する。
【図3】表の列を削除するときの例を説明する図
【図4】表の列を追加するときの例を説明する図
【図5】表組データを説明する図
【図6】表組み編集装置100の詳細な構成図
【図7】表組み変更処理のフローチャート
【符号の説明】
【0042】
100 表組み編集装置
19a 列編集前の表、変更前の表
19b 列幅調整前の表
19c 列幅調整後の表
91a/b/c/d 列
110 列編集手段
120 列幅調整手段
130 表幅算出手段
140 列幅拡大手段
150 列幅縮小手段
191 表組みデータ
191a 表組み定義部
191b 割付文字部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
列幅値を有する列を配列した表組みデータを用いる表組み編集装置において、
指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付けて、受け付けた変更指示に従って、前記表組みデータに対して、指定された列のデータを削除または追加する列編集手段と、
該列編集手段が列を削除または追加した表組みデータに対して、各列の列幅値の比率を維持しながら、列幅値を調整して、列編集前の表の表幅値を維持する列幅調整手段と、
を備えることを特徴とする表組み編集装置。
【請求項2】
前記列幅調整手段は、
列編集前の表組みデータが有する各列の列幅値を全て加算して、列編集前の表の表幅値を算出する表幅算出手段と、
前記列編集手段が表から列を削除した場合には、前記表幅算出手段が算出した表幅値と一致するように、前記列編集手段が列を削除した表組みデータの各列幅値を拡大する列幅拡大手段と、
前記列編集手段が表に列を追加した場合には、前記表幅算出手段が算出した表幅値と一致するように、前記列編集手段が列を追加した表組みデータの各列幅値を縮小する列幅縮小手段と、
から構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の表組み編集装置。
【請求項3】
前記列幅拡大手段は、
列を削除された表組みデータの全ての列幅値を用いて各列の列幅値の比率を算出して、前記表幅算出手段が算出した表幅値に対して、前記算出した各列の列幅値の比率を適用して、表幅値を各列の列幅値の比率で按分して、対応する列の列幅値を算出し、
前記列幅縮小手段は、
追加された列の列幅値と列編集前の表組みデータが有する全ての列の列幅値を用いて列幅値の比率を算出して、表幅算出手段が算出した表幅値に対して、前記算出した各列の列幅値の比率を適用して、列編集前の表の表幅値を各列の列幅値の比率で按分して、対応する列の列幅値を算出する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表組み編集装置。
【請求項4】
列幅値を有する列を配列した表組みデータを用いる表組み編集方法であって、
(1)指定した列を削除または追加する変更指示の入力を受け付けて、受け付けた変更指示に従って、表組みデータに対して、指定された列を削除または追加する列編集ステップと、
(2)列を削除または追加した表に対して、表の各列の列幅値の比率を維持しながら、列編集前の表の表幅値を保持するように、以下のステップを実行して各列の列幅値を調整する列幅調整ステップと、
(2−1)列編集前の表組みデータが有する各列の列幅値を全て加算して、列編集前の表の表幅値を算出する表幅算出ステップと、
(2−2)表から列を削除した場合には、前記表幅算出ステップで算出した表幅値と一致するように、列が削除された表組みデータの各列幅値を拡大する列幅拡大ステップと、
(2−3)表に列を追加した場合には、前記表幅算出ステップで算出した表幅値と一致するように、列が追加された表組みデータの各列幅値を縮小する列幅縮小ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする表組み編集方法。
【請求項5】
コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表組み編集装置として動作させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−3046(P2010−3046A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−160233(P2008−160233)
【出願日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】