説明

表面印刷プラスターボード並びに、表面印刷合板

【課題】 従来は、プラスターボードや合板の表面は無地であった為、施工の際のビス止め間隔や釘止め間隔は、職人の技術力に負うところが大きく、ばらつきがあった。
【解決手段】 表面に方眼線(罫線)又はドット(点)等を印刷することにより、目標ができ、施工精度が上がり、建築物の強度や品質の向上を計ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設資材用のプラスターボード並びに合板の表面に、方眼線(罫線)又はドット(点)等を印刷したものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術は、プラスターボード及び合板の表面は無地であった為、プラスターボードや合板を施工する際の、ビス止めや釘止めの間隔や位置は、施工する職人の感覚や経験に負うところが大きく、その精度にはばらつきがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする問題点は、建築物の内装等に多く使用されるプラスターボードを施工する際に、ビス止め間隔の指定(100mm毎等)がなされていても、実際の施工現場では、ビスの位置を計り出して施工することは皆無と言っても差支えない。実態は、施工する職人の技術力に負うところが殆どである。これと同じ事は、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)で住宅を建設する場合の、構造用合板を壁下張りに施工する際や床下張りに合板を施工する際にも、同様であり、施工する職人の技術力により、建物の強度や品質が左右されてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、プラスターボードや合板を製造する際に、現在無地となっている表面に、一定間隔の方眼線(罫線)又はドット(点)を印刷しておく事により、施工の際の目標ができ、設計上の決められた間隔又は位置に、職人がビス止めや釘止めをすることが可能になる。また、プラスターボードや合板は下地材であることが多い為、表面に印刷をしても問題は無い。
【発明の効果】
【0005】
表面に一定間隔の方眼線(罫線)又はドット(点)等を製造段階で予め印刷した、プラスターボード又は合板を使用すれば、建物の設計上の指定間隔やメーカーの推奨する施工間隔に、ビスや釘を打ち込むことが容易になり、職人の技術力の差に影響を受ける部分が減る。これにより施工精度が上がり、建物の強度や品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 表面印刷したプラスターボード又は合板
【符号の説明】
【0007】
1 プラスターボード又は合板
2 印刷された方眼の罫線
3 印刷されたドット(点)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に方眼線(罫線)又はドット(点)等を印刷したプラスターボード
【請求項2】
表面に方眼線(罫線)又はドット(点)等を印刷した合板

【図1】
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【公開番号】特開2011−174348(P2011−174348A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−56651(P2010−56651)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(599059966)
【Fターム(参考)】