説明

表面粗面化処理装置、及び、表面粗面化処理方法

【課題】効率よく、かつ、ランダムに表面粗面化処理ができる表面粗面化処理装置であって、表面粗さのばらつきが小さく加工でき、不良品の発生が少ない表面粗面化処理装置を提供する。
【解決手段】円筒状の加工対象物と磁性砥粒とを収納する中空円筒状の収納槽と、前記収納槽内の前記磁性砥粒を前記加工対象物の表面に衝突させる回転磁場を発生させる磁場発生手段と、を備えてなる表面粗面化処理装置において、
前記中空円筒状の収納槽が、該円筒の軸に対して斜めに分割されてなる2つの分割体により構成されている表面粗面化処理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置等で用いられる表面が粗面化されたローラ製造用の、表面粗面化処理装置、及び、表面粗面化処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真装置では現像ローラとして表面が粗面化されたローラが用いられる。
【0003】
このような円筒状、あるいは、円柱形の加工対象物(本発明ではこれらを合わせて「円筒状の加工対象物」と云う)の表面を粗面化するために、磁性材からなる磁性砥粒を、回転磁場を発生させる磁場発生手段により磁場と磁性砥粒との間に働く電磁力によって、ランダムに励磁させて、加工対象物表面に衝突させることによって、その表面を粗面化する表面粗面化処理装置が知られている(特許文献1)。
【0004】
ここで、円筒状の加工対象物は磁性砥粒とともに、中空円筒状の収納槽に収納されて加工が行われるが、この収納槽は、生産性や作業性を勘案し、加工対象物を出し入れする時間を短縮するために、図5(a)と図5(b)とにモデル的に示すように、収納槽12‘をその軸に垂直な面で、上側の分割体12a’と下側の分割体12b’との2つに分割する構造が採用されている。
【0005】
しかし、加工対象物と磁性砥粒とを収容する中空円筒状の収納槽12‘の継ぎ目部分で、発生する磁場は他の部分に比して小さくなって、磁性砥粒の加工対象物表面への衝突力が落ち、円筒状の加工対象物の図5(b)の二点鎖線で囲んだ付近の粗面化が不充分となり、円筒状の加工対象物の軸方向で表面粗さのばらつきが生じ、その結果、不良品が発生しやすいことが判った。
【特許文献1】特開2007−83314公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、効率よく、かつ、ランダムに表面粗面化処理ができる表面粗面化処理装置であって、表面粗さのばらつきが小さく加工でき、不良品の発生が少ない表面粗面化処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の表面粗面化処理装置は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、円筒状の加工対象物と磁性砥粒とを収納する中空円筒状の収納槽と、前記収納槽内の前記磁性砥粒を前記加工対象物の表面に衝突させる回転磁場を発生させる磁場発生手段と、を備えてなる表面粗面化処理装置において、前記中空円筒状の収納槽が、該円筒の軸に対して斜めに分割されてなる2つの分割体により構成されていることを特徴とする表面粗面化処理装置である。
【0008】
また、本発明の表面粗面化処理装置は、請求項2に記載の通り、請求項1に記載の表面粗面化処理装置において、前記分割の面が、テーパ状に形成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の表面粗面化処理装置は、請求項3に記載の通り、請求項1または請求項2に記載の表面粗面化処理装置において、前記中空円筒状の収納槽の軸が、鉛直方向に一致し、かつ、該収納槽の上側の分割体を下側の分割体に対して相対的に上方に移動させて該収納槽を分割させる収納槽分割駆動手段を有していることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の表面粗面化処理装置は、請求項4に記載の通り、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置において、前記磁場発生手段を前記中空円筒状の収納槽の軸方向に相対的に移動させる磁場発生手段移送手段が、設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の表面粗面化処理装置は、請求項5に記載の通り、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置において、前記中空円筒状の収納槽内で前記円筒状の加工対象物を回転可能に保持する保持回転手段が、設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の表面粗面化処理装置は、請求項6に記載の通り、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置において、前記円筒状の加工対象物の両端部を前記磁性砥粒の衝突から保護するための保護部が、設けられていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の現像ローラは、請求項7に記載の通り、前記請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置を用いて行うことを特徴とする表面粗面化処理方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明の表面粗面化処理装置によれば、中空円筒状の収納槽が、該円筒の軸に対して斜めに分割されてなる2つの分割体により構成されている構成により、効率よく、かつ、ランダムに表面粗面化処理ができる表面粗面化処理装置であって、収納槽の繋ぎ目での発生磁場の低下を抑え、表面粗さのばらつきが小さく加工でき、表面粗さ品質を安定させることができるので、不良品の発生が少ない表面粗面化処理装置となる。
【0015】
また、請求項2に記載の表面粗面化処理装置によれば、前記分割の面が、テーパ状に形成されている構成により、分割面の影響がより分散するので、表面粗さのばらつきをより小さくすることができる。
【0016】
また、請求項3に記載の表面粗面化処理装置によれば、前記中空円筒状の収納槽の軸が、鉛直方向に一致し、かつ、該収納槽の上側の分割体を下側の分割体に対して相対的に上方に移動させて該収納槽を分割させる収納槽分割駆動手段を有している構成により、より省スペースな装置とすることができる。
【0017】
また、請求項4に記載の表面粗面化処理装置によれば、前記磁場発生手段を前記中空円筒状の収納槽の軸方向に相対的に移動させる磁場発生手段移送手段が、設けられているために、低コストの小型の磁場発生手段を利用しても、ばらつきの小さい加工が可能となる。
【0018】
また、請求項5に記載の表面粗面化処理装置によれば、前記中空円筒状の収納槽内で前記円筒状の加工対象物を回転可能に保持する保持回転手段が、設けられているために、加工対象物の周方向のばらつきの小さい粗面化加工が可能となる。
【0019】
また、請求項6に記載の表面粗面化処理装置によれば、前記円筒状の加工対象物の両端部を前記磁性砥粒の衝突から保護するための保護部が、設けられているので、特別なマスキング処置を施さなくても、加工の不必要な両端部に対する粗面化を防止することができる。
【0020】
本発明の表面粗面化処理方法によれば、前記の表面粗面化処理装置を用いるために、効率よく、かつ、ランダムに表面粗面化処理ができ、かつ、表面粗さのばらつきが小さく加工でき、不良品の発生が少ない表面粗面化処理が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の表面粗面化処理装置について、図1〜図4を用いて説明する。
【0022】
図1は本発明の表面粗面化処理装置の一例の全体を示す斜視図である。図2は、円筒状の加工対象物5と磁性砥粒18とを収納する中空円筒状の収納槽12付近の拡大モデル図であり、図3(a)及び図3(b)は、収納槽12の分割状態を説明するための説明図であり、図4は分割面付近の拡大説明図である。
【0023】
装置ベース1は垂直に保持されており、表面粗面化処理装置の主要部はこの装置ベース1面に固定されている。
【0024】
この装置における磁場発生手段である電磁コイル4は、電流の切換えにより電磁コイル4内の発生磁界を変化させることで円筒状の加工対象物5を収容する中空円筒状の収納槽12内の磁性砥粒18を、電磁コイル4内側の円周上、すなわち、電磁コイル4の内側に位置する、中空円筒状の収納槽12内に収納された円筒状の加工対象物の周囲を公転させる。
【0025】
また、電磁コイル4は、装置ベース1に取り付けられた電磁コイル移動用1軸直動アクチュエータ2と電磁コイル保持ベース3とから構成される、磁場発生手段を前記中空円筒状の収納槽12の軸方向に移動させる磁場発生手段移送手段により、収納槽12の軸方向が位置決めされており、その結果、円筒状の加工対象物5と磁性砥粒18とを収納するための分割可能な中空円筒状の収納槽12、及び、中空円筒状の収納槽12内で円筒状の加工対象物5を回転可能に保持する保持回転手段11(円筒状の加工対象物5の両端側にそれぞれ1つずつ、一対となっている:図2及び図3参照)に対し、精度・高さ位置精度が確保されているためにつねに安定した表面粗面化処理が可能となる。
【0026】
また、円筒状の加工対象物5と磁性砥粒18とを収納する収納槽12は、この例では上側の分割体12aと下側の分割体12bとの上下2つにより構成され、上側の分割体12aは、この例ではレールとアクチュエータとにより、下側の分割体12bに対して上方に退避可能となっている。円筒状の加工対象物5と磁性砥粒18とを収納槽12内に収納するときには、下側の分割体12bに対して、上側の分割体12aを一旦上方に退避させた後に、円筒状の加工対象物5と磁性砥粒18とを下側の分割体12bにセットし、次いで、上側の分割体12aの退避を解除させて、収納槽12として密閉状態とする。
【0027】
この表面粗面化処理装置に対して電力を供給する電源は図示しない三相交流電源であり、この表面粗面化処理装置には周波数制御可能なインバータ装置14を備えており、制御機器17からの信号により任意のタイミングでON/OFFが可能である。
【0028】
磁性材からなる磁性砥粒18は、円筒状の加工対象物5を収納槽12内で円筒状の加工対象物5の軸を中心にして回転可能に保持する保持回転手段11の材質として磁性材を使用することで、電磁コイル4によって回転磁場を発生させた状態では、円筒状の加工対象物5は回転し、また、同時に、この磁界によって収納槽12内の磁性砥粒18は、電磁コイル磁界により、円筒状の加工対象物5の表面を公転しながら自転して加工対象物5の表面に衝突するので、円筒状の加工対象物5の表面を効果的に、かつ、均一に粗面化することが可能となる。
【0029】
ここで、この例では被処理物を円筒状の加工対象物5に保持する保持回転手段11は、円筒状の加工対象物5内部に嵌合する中空の円柱状で、その軸を中心に回転可能な支持用軸10と、支持用軸10に嵌合するとともに、円筒状の加工対象物5の両端付近に非処理面を形成するためのマスク部21とから構成されており、かつ、上側の分割体12aと下側の分割体12bとにそれぞれ備えられており、円筒状の加工対象物5はこれら両端から保持回転手段11によって回転可能に保持されているために、回転によるぶれの発生が防止されており、むらのない表面処理が可能となっている。
【0030】
また、同時にマスク部21の底部厚さ(図3中「D」)を適切な厚さとすることにより、円筒状の加工対象物5はその軸方向の位置が決定されている。
【0031】
この表面粗面化処理装置では円筒状の加工対象物5はその両端からマスクされ位置決めされるが、円筒状の加工対象物5の軸方向のガタを好ましい範囲、すなわちこの例では0.05〜0.5mmの範囲となるように円筒状の加工対象物5を装置正面(図2正面)より左右方向に移動する1軸アクチュエータ6が設けられている。
【0032】
さらに、収納槽12の傾きを補正して、内部の円筒状の加工対象物5の軸が鉛直となるよう調整するための、直動ガイド7が設けられている。
【0033】
円筒状の加工対象物5を位置決めした状態で、電磁コイル4により回転磁場を与えることにより、円筒状の加工対象物5は、電磁コイル4による回転磁場の同期回転速度に近い速度で回転する。
【0034】
その回転数は、円筒状の加工対象物5の形状精度(内外径、重量)、円筒状の加工対象物5を保持する保持回転手段11、円筒状の加工対象物5の両端部に非処理面を形成するためのマスク部21の形状等により左右されるが、所定の速度よりも早いと粗くなりすぎることとなり、遅すぎると必要な粗さが得られにくくなる。
【0035】
このため円筒状の加工対象物5の回転数は、装置に備えられた回転検知センサ13、回転検知機器16、制御機器17、及び、制御計測PC15により常時計測され、その回転数が予め検討されて決められた所定の範囲となるように、上記インバータ装置14によって調整される。
【0036】
また、磁性砥粒18も、このとき、上述のように、上記磁界内で、円筒状の加工対象物5の表面を公転しながら自転して加工対象物5の表面に衝突し、この衝突により表面の粗面化処理が行われる。
【0037】
この装置では電磁コイル4の発熱が大きいために、連続稼動時に電磁コイル4を冷却する冷却手段が必要で、そのために冷却手段として、電磁コイル冷却用ファン8と、電磁コイル冷却用ファンのフレキシブルダクト9とを備えている。
【0038】
ここで、本発明の表面粗面化処理装置では、図3(a)及び図3(b)に示すように、中空円筒状の収納槽(この例では非磁性であり耐久性が高い、ステンレス(SUS304製)からなる)12は、中空円筒状の収納槽12の円筒の軸に対して斜めに分割されてなる上下2つの分割体から構成される、すなわち、中空円筒状の収納槽12は上側の分割体12aと下側の分割体12bとの2つに、分割される。さらに、その分割の分割面12cは平面ではなく、図4に示されるように、テーパ状に、この例では下側の分割体12bの分割面は内径側が外径側よりも高い位置になるように、そして、上側の分割体12aの分割面は、上記下側の分割体12bの分割面に対応して、外径側が内径側よりも高い位置になるように、なっている。ここで、テーパを逆に、すなわち、下側の分割体12bの分割面は外径側が内径側よりも高い位置になるように、そして、上側の分割体12aの分割面は、下側の分割体の分割面に対応して、内径側が外径側よりも高い位置になるようにしてもよい。
【0039】
このように中空円筒状の収納槽12が、該円筒の軸に対して斜めに分割されてなる2つの分割体により構成されている構成により、効率よく、かつ、ランダムに表面粗面化処理ができる表面粗面化処理装置であって、収納槽の繋ぎ目での発生磁場の低下を抑え、表面粗さのばらつきが小さく加工でき、表面粗さ品質を安定させることができるので、不良品の発生が少ない表面粗面化処理装置となる。
【0040】
さらにその分割の面が、テーパ状に形成されている構成により、分割面の影響がより少なくなりそのためより均一な粗面化が可能となる。
【実施例】
【0041】
現像ローラ用円筒体の胴部中央部の粗面化処理を図1〜3にモデル的に示した本発明の表面粗面化処理装置で行った。
【0042】
処理後の現像ローラ素材100本のの処理部分の表面粗さをレーザ式の表面粗さ計で調べた。このとき、すべての加工品で収納槽の分割部近くの表面粗さ(μm)はRa2.7〜3.0の範囲であり、その他の部分の表面粗さ(μm)のRa2.9〜3.1と同レベルであり、現像ローラの表面粗さ(μm)として求められるRa2.5〜3.5を満足していた。
【0043】
これと同様に、ただし、水平な面で上下に2分割される収納槽を有する従来技術に係る表面粗面化処理装置を用いて、粗面化処理を行った現像ローラ素材では、
100本中99本は上記規格を満足していたが、1本は、収納槽の分割部近くの表面粗さ(μm)はRa2.0〜2.2と小さく、分割部から離れた位置ではRa2.9〜3.1と現像ローラの表面粗さ(μm)として求められるRa2.5〜3.5を満足しているにも係わらず、収納槽の分割部近くの表面粗さは、規格外であることが判った。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の表面粗面化処理装置の一例の全体を示す斜視図である。
【図2】円筒状の加工対象物5と磁性砥粒18とを収納する収納槽12付近の拡大モデル図である。
【図3】収納槽12の分割状態を説明するための説明図であり、図3(a)は収納槽12が締められた状態、図3(b)は収納槽12が開けられた状態(分割された状態)である。
【図4】分割面付近の拡大説明図である。
【図5】従来技術の表面粗面化処理装置の収納槽12の分割状態を説明するための説明図であり、図5(a)は収納槽12’が締められた状態、図5(b)は収納槽12’が開けられた状態(分割された状態)である。
【符号の説明】
【0045】
1 装置ベース
2 電磁コイル移動用1軸直動アクチュエータ
3 電磁コイル保持ベース
4 電磁コイル
5 加工対象物
7 直動ガイド
8 電磁コイル冷却用ファン
9 電磁コイル冷却用ファンのフレキシブルダクト
10 支持用軸
11 保持回転手段
12 収納槽
12a 上側の分割体
12b 下側の分割体
14 インバータ装置
17 制御機器
18 磁性砥粒
21 マスク部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の加工対象物と磁性砥粒とを収納する中空円筒状の収納槽と、前記収納槽内の前記磁性砥粒を前記加工対象物の表面に衝突させる回転磁場を発生させる磁場発生手段と、を備えてなる表面粗面化処理装置において、
前記中空円筒状の収納槽が、該円筒の軸に対して斜めに分割されてなる2つの分割体により構成されていることを特徴とする表面粗面化処理装置。
【請求項2】
前記分割の面が、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表面粗面化処理装置。
【請求項3】
前記中空円筒状の収納槽の軸が、鉛直方向に一致し、かつ、該収納槽の上側の分割体を下側の分割体に対して相対的に上方に移動させて該収納槽を分割させる収納槽分割駆動手段を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面粗面化処理装置。
【請求項4】
前記磁場発生手段を前記中空円筒状の収納槽の軸方向に相対的に移動させる磁場発生手段移送手段が、設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置。
【請求項5】
前記中空円筒状の収納槽内で前記円筒状の加工対象物を回転可能に保持する保持回転手段が、設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置。
【請求項6】
前記円筒状の加工対象物の両端部を前記磁性砥粒の衝突から保護するための保護部が、設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置。
【請求項7】
前記請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の表面粗面化処理装置を用いて行うことを特徴とする表面粗面化処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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