説明

被写体情報編集システム

【課題】被写体に関する映像情報及び/又は音声情報の編集をより少労力で短時間に効果的に実行可能な被写体情報編集システムを提供する。
【解決手段】予め被写体6に設けられた認証情報発生手段と、この認証情報発生手段から発せられる認証情報8と被写体6からの映像情報及び/又は音声情報7を取得する情報取得手段9,9aと、認証情報8をキーとして被写体6に関する付帯情報を検索可能に予め格納する付帯情報データベースと、認証情報発生手段から発せられる認証情報8をキーとして付帯情報データベースから被写体6に対応する付帯情報を抽出する付帯情報処理部と、付帯情報処理部で抽出された被写体6に対応する付帯情報を被写体6からの映像情報及び/又は音声情報7に結合させた結合情報を生成する情報結合部と、結合情報を予め定めた配置にして出力可能なように結合情報を編集する情報編集部と、編集された結合情報を出力する出力部4とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体に予め認証情報発生手段を設けておき、その認証情報発生手段から発生される被写体の認証情報を含めて被写体から映像情報及び/又は音声情報を取得して、映像情報及び/又は音声情報を編集する際に、認証情報を用いて予め格納されている付帯情報を抽出して、結合して編集する被写体情報編集システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の結婚披露宴会場では、披露宴会場の様子をビデオカメラで撮影して、その披露宴の後半あるいは最後に、その披露宴会場で撮影したビデオの内容を紹介するというようなサービスがなされている。
例えば、特許文献1の「記念写真編集装置および記念写真の提供方法」に開示されるように、出席者が楽しみながら編集することができ、しかも、その場でプリント等を受け取ることができる付加価値の高い記念写真が提供される発明がなされている。このような記念写真編集装置では、撮像手段を備え、その撮像手段による写真画像に対応した画像信号の入力を受け付ける受付手段と、その写真画像を表示する表示手段、さらに、その写真画像に文字や図形の書き込みを行うための入力手段と、それらの書き込み画像情報と写真画像を重ね合わせた合成画像を生成するための画像処理手段を備えるものである。
このように構成される特許文献1に記載の発明においては、出席者が参加しながら写真画像に対して自由に装飾を付すことが可能であり、楽しみながら写真に付加価値を持たせることが可能である。
【0003】
また、特許文献2には、結婚式場で撮影した写真や参列者名を披露宴会場で放映するための「結婚式情報配信システム」が開示されている。この結婚式情報配信システムは、結婚式の模様を撮影するカメラと、撮影した画像を基に編集・加工したビデオ映像を結婚式場で放映するためのビデオ映像投影装置と、撮影した画像データを編集・配信センターへ送信して披露宴の参列者名、イラストやアニメーション等を付加して編集・加工した動画データを作成し、再び結婚式場へ転送して記録媒体にビデオ映像を書き込み、ビデオ映像投影装置によって再生し放映するためのこれらの情報を送受信する結婚式場内のコンピュータ端末と、撮影された画像データを編集・加工する通信回線に接続された編集・配信センターとから構成されるものである。
このように構成される結婚式情報配信システムでは、結婚式の式場や披露宴会場、あるいは待合室で撮影した参列者の画像データに、センター側で予め入力しておいた参列者データや予め用意しておいたアニメーションを付加し、ほぼリアルタイムに披露宴会場で放映するビデオ映像に編集・加工して、結婚式場に配信することができるので、披露宴で参列者が受ける印象を強いものにする効果がある。
また、このような結婚式の披露宴におけるビデオ撮影・編集の他にも、多人数が集まる会議における議事録の作成や会議の様子を記録するビデオの撮影・編集がなされている場合がある。さらに、例えば生鮮食品を、インターネットサイトを利用してバーチャルな店舗を用いて販売する場合において、その販売のためのチラシや広告をそのサイトで紹介しながら、消費者がその商品を写真等で確認をした上で、商品の選択を可能にして販売を促進する場合もある。
【0004】
【特許文献1】特開2004−166016号公報
【特許文献2】再公表2005−62221号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この特許文献1及び特許文献2に開示される技術においては、披露宴会場で撮影したビデオをそのまま編集して、その同じ披露宴の後半や最後のときまでに上映しようとすると、披露宴のスケジュール遵守や管理の関係から編集に十分な時間をとることができず、出来栄えのよいビデオを上映することは非常に困難である可能性があるという課題があった。
すなわち、多数の参加者がある披露宴や国際会議等では、多数の参列者が一度ならず、複数回登場する場合も多く、延べ人数で撮影される回数を考えると膨大な画像の情報量であるため、これを短時間に編集することは披露宴や国際会議等の時間的な制約から困難を極めるものである。
また、披露宴では、出席者の名前や新郎・新婦との関係を調べながら、そのビデオ出演に関する優先順位等にも配慮しなければならず、それをすべて満足するように編集することは短時間ではほぼ不可能であり、多数の人材を投入することで解決できるような種類の問題でもなかった。
その結果、披露宴後に出席者からクレームが発生したり、後味の悪いケースも発生する等せっかくのサービスが逆効果となる場合さえもあるという課題があった。また、映像や画像に映る被写体と、その名前やコメント等付帯情報とを一致させることが時間的にも難しいため、そもそも名前やコメント等を付さないことも多く、また、一致させようとした場合には誤ってしまうこともあり、せっかくの披露宴が台無しとなってしまう可能性もあった。
このような課題は、披露宴会場に限らず、多数の出席者がある国際会議等における発言などをまとめる際にも同様に生じるもので、会議での発言内容をまとめて議事録を作成するような場合でも、限られた会議の時間内に誰がどのような発言をしたかを特定して優先順位なども考慮しながらまとめるのは非常に時間と労力を要するものであるという課題があった。
すなわち、多数の出席者があり、その各々の参加者を被写体として、それぞれどのような発言や行動を起したかについてビデオなどで動画や静止画を記録しながら編集し、しかもその限られた時間内に示すような場合には、時間的な制約を受けながら迅速に効率的にその画像情報を編集する必要があるため、困難を極めるという課題があった。
さらに、生鮮食品のインターネットサイト販売などでは、単なる見本としての写真を掲載しても、実際の商品と異なる場合もあり、リアルタイム性に欠けてしまう可能性が高く、特に生鮮食品という商品の性質から消費者の満足を得られない場合もあるという課題があった。
生産者等が収穫、採取、漁獲した状態で、その生鮮食品に関する生産者等の情報に併せてその生鮮食品に関する情報、特に画像・映像情報をインターネットサイト等で紹介できないため、消費者の購買意欲を喚起することが困難で、しかも近時取りざたされる食の安全に対する安心感にも欠けるという課題があった。
【0006】
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、被写体に付帯する情報を予め備えておき、その付帯情報を被写体の映像情報及び/又は音声情報を編集する際に、この映像情報及び/又は音声情報と同時に取得されるように予め被写体に設けられた認証情報発生手段によって発生される認証情報から付帯情報を検索、抽出して映像情報及び/又は音声情報に結合させて出力可能にして、被写体に関する映像情報及び/又は音声情報と付帯情報を一致させて、同時に出力が可能であると同時に、被写体に関する映像情報及び/又は音声情報の編集をより少労力で短時間に効果的に実行可能な被写体情報編集システムを提供することを目的とする。
また、他の目的としては、被写体に関する優先順位を考慮しながら、適切な順序に従って映像情報及び/又は音声情報を編集可能として、披露宴や会議の出席者に対して失礼になったり後味の悪い編集とならない質の高い編集を実行可能な被写体情報編集システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である被写体情報編集システムは、予め被写体に設けられた認証情報発生手段と、この認証情報発生手段から発せられる認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を取得する情報取得手段と、前記認証情報をキーとして前記被写体に関する付帯情報を検索可能に予め格納する付帯情報データベースと、前記認証情報発生手段から発せられる認証情報をキーとして前記付帯情報データベースから前記被写体に対応する付帯情報を抽出する付帯情報処理部と、前記付帯情報処理部で抽出された前記被写体に対応する付帯情報を前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合させた結合情報を生成する情報結合部と、前記結合情報を予め定めた配置にして出力可能なように前記結合情報を編集する情報編集部と、前記編集された結合情報を出力する出力部とを有するものである。
上記構成の被写体情報編集システムでは、予め被写体に設けられた認証情報発生手段から発せられる認証情報が、その被写体に関する付帯情報を検索するための検索キーとして作用し、情報結合部は、その付帯情報を被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合させるという作用を有する。さらに、情報編集部は、結合情報を予め定めた配置にして出力可能なように結合情報を編集するという作用を有する。
【0008】
また、請求項2に記載の発明である被写体情報編集システムは、請求項1に記載の発明において、前記被写体に関する優先順位情報を格納するデータベースを備え、前記情報編集部は、前記被写体に設けられた認証情報発生手段から発せられる認証情報をキーとして前記データベースから抽出された前記被写体に対応する優先順位情報に基づいて前記結合情報の配置順序を編集することを特徴とするものである。
上記構成の被写体情報編集システムにおいては、情報編集部が、被写体に対応する付帯情報を被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合させて結合情報を生成するだけでなく、その被写体に対応する優先順位情報に基づいて結合情報の配置順序を編集するという作用を有する。
【0009】
請求項3に記載の発明である被写体情報編集システムは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記聴覚を刺激する聴覚効果情報を格納する聴覚効果情報データベースを備え、前記情報編集部は、前記聴覚効果情報データベースから前記聴覚効果情報を読み出して前記聴覚効果情報を前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報若しくは前記結合情報に挿入することを特徴とするものである。
上記構成の被写体情報編集システムでは、情報編集部が、被写体に対応する付帯情報を被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合させて結合情報を生成するだけでなく、聴覚効果情報を結合情報に挿入するという作用を有する。
【0010】
さらに、請求項4に記載の発明である被写体情報編集システムは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記視覚を刺激する視覚効果情報を格納する視覚効果情報データベースを備え、前記情報編集部は、前記視覚効果情報データベースから前記視覚効果情報を読み出して前記視覚効果情報を前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報若しくは前記結合情報に挿入することを特徴とするものである。
上記構成の被写体情報編集システムでは、情報編集部が、被写体に対応する付帯情報を被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合させて結合情報を生成するだけでなく、視覚効果情報を結合情報に挿入するという作用を有する。
【0011】
請求項5に記載の発明である被写体情報編集システムは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記情報取得手段で取得された前記認証情報及び前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を格納する映像・音声情報データベースを備えることを特徴とするものである。
上記構成の被写体情報編集システムにおいては、映像・音声情報データベースが認証情報及び被写体からの映像情報及び/又は音声情報を格納するという作用を有する。
【0012】
請求項6に記載の発明である被写体情報編集システムは、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記情報取得手段から前記認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を受信し、情報通信網に前記認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を送信する送信手段と、この送信手段から前記情報通信網を介して前記認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を受信する入力部を有することを特徴とするものである。
このように構成される被写体情報編集システムにおいては、情報取得手段で得られた認証情報と被写体からの映像情報及び/又は音声情報を、送信手段が情報通信網を介して入力部へ送信するように作用し、入力部が受信するように作用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1記載の被写体情報編集システムでは、被写体を自由に撮影しても、その被写体の映像・画像から発せられる認証情報を取得することで被写体の確認を要することなく、短時間に省力可能でしかも容易かつ正確に被写体に関する付帯情報を検索しながら抽出することができる。また、この被写体に関する付帯情報を被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合することができるので、その映像情報等に示される被写体との関連を極めて正確に明示することができる。結合された結合情報は、情報編集部によって予め定められた配置にして出力可能なように編集されて出力部から出力されるので、付帯情報とその映像情報に示される被写体との関係を、所望の配置として予め定めておくことで、所望の形態、様式で受け入れることが可能である。
特に、被写体を撮影して間もなくその撮影した映像や画像をその場で上映などを行う場合や、被写体に関する情報の鮮度などを維持するために、撮影した時刻とその映像や画像を用いるまでの時刻に差がないような場合において、編集時間を極端に短縮することが可能である。
【0014】
本発明の請求項2に記載の被写体情報編集システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、被写体の編集時に被写体の重要性に鑑みて優先順位を付しながらその結合情報の配置順序を編集することができるため、被写体に重きが存在する場合などに効果的な編集を施すことが可能である。
【0015】
本発明の請求項3に記載の被写体情報編集システムでは、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、人の音声や動物の鳴き声、効果音、バックグラウンドミュージックなどの聴覚に訴える効果を結合情報に付加することができるという効果を有する。
【0016】
本発明の請求項4に記載の被写体情報編集システムにおいては、請求項1乃至請求項3に記載の発明の効果に加えて、静止画や動画などを結合情報と同時に出力することができたり、これらを背景に使用することで結合情報の上映などの際には装飾的な効果を発揮することもできるという効果を有する。
【0017】
本発明の請求項5に記載の被写体情報編集システムでは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、被写体が発する認証情報及び被写体からの映像情報及び/又は音声情報を格納することが可能である。
【0018】
本発明の請求項6に記載の被写体情報編集システムにおいては、請求項1乃至請求項5にいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、送信手段を備えることで、被写体を撮影する場所から遠方に離れた場所で、結合情報に編集することができる。また、聴覚効果情報や視覚効果情報に関する編集を行うことができる場合にも、被写体を撮影する場所から離隔された場所にて行うことが可能であり、被写体が存在する場所が手狭な場合などに省スペース化を図ることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明の最良の実施の形態に係る被写体情報編集システムについて図1乃至図14を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る被写体情報編集システムの概念図であり、図2は本発明の実施の形態に係る被写体情報編集装置の構成図である。本実施の形態では、被写体情報編集システムを結婚式の披露宴におけるビデオ撮影に用いる場合について説明する。
図1において、第1の実施の形態に係る被写体情報編集システム1は、被写体情報編集装置1aを中心として、新郎・新婦やその親族をはじめ来賓者などの被写体6に設けられる個人認証情報発生手段80と、被写体6から発せられる披露宴会場での映像・音声情報7及び個人認証情報8を取得するための手段として本実施の形態ではマイク9aを備えたビデオカメラ9を備えている。ここで、映像・音声情報7とは、被写体6がしゃべっている声や楽器などから発せられる音、さらに、その様子を表す表情や周囲の状態に関する映像を意味している。
被写体情報編集装置1aは、映像・音声情報7や個人認証情報8を入力する入力部2と、入力部2から入力された情報(データ)を処理するための演算部3と、映像・音声情報7や個人認証情報8あるいは処理されて新たに生成される情報を格納するためのデータベース5と、映像・音声情報7や個人認証情報8あるいは新たに生成された情報を外部に出力したり、表示したりするための出力部4を備えている。なお、本願明細書及び特許請求の範囲においては、「情報」と「データ」をほぼ同義に用いるが、情報はその意味・内容に重きを置く呼び方であり、データはその形式・性質に重きを置く呼び方である。例えば、映像に関して情報という場合には、その映像が何をどのような状況で映したものであるかなど被写体について問題とする一方、データという場合には例えば2値化されたデジタルデータ自身を意味する。
【0021】
本実施の形態に係る被写体情報編集システム1は、被写体6を、情報取得手段としてマイク9aを備えたビデオカメラ9において撮影することで被写体に関する映像・音声情報7を取得するが、その際に、予め被写体6に設置された個人認証情報発生手段80から発せられる個人認証情報8をも同時にビデオカメラ9によって撮像して取得するものである。個人認証情報発生手段80としては、例えばバーコードなどの一次元コードやQRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標)などの二次元コードが考えられる。また、この他にも無線ICタグやマイクロチップなどが考えられる。このような場合には、情報取得手段として、マイク9aやビデオカメラ9に加えて、これら無線ICタグやマイクロチップなどから発せられる個人認証情報を信号として受信可能な装置を別途備えておく必要がある。
マイク9a付のビデオカメラ9で取得された映像・音声情報7及び個人認証情報8は、被写体情報編集装置1aの入力部2から入力される。入力部2において入力された映像・音声情報7及び個人認証情報8は、演算部3において処理されるが、その処理内容については、図2を参照しながら後述する。
データベース5には、演算部3による処理に用いられるデータが予め格納されており、また、データベース5の中には入力部2によって入力される映像・音声情報7及び個人認証情報8を格納するものや処理後のデータを格納するものもある。
【0022】
演算部3によって処理された映像・音声情報7及び個人認証情報8や処理後に得られる情報は、出力部4を介して披露宴会場に設けられたプロジェクター13からスクリーン14に投影される。
なお、出力部4から映像・音声情報7及び個人認証情報8を遠隔施設11に設けられた遠隔データベース12に格納するようにして被写体情報編集装置1aに備えられるデータベース5を少なくしたり、廃止してもよい。もちろん、遠隔データベース12には映像・音声情報7及び個人認証情報8の他、演算部3における演算や情報の処理に用いられるデータを格納するようにしてもよいし、演算部3からの出力を格納するようにしてもよい。遠隔施設11へのアクセスは、インターネット10や電話回線などの情報通信網を用いることによって実現される。披露宴会場などが狭い場合には、遠隔操作によって、得られた映像・音声情報7や個人認証情報8を他の場所で編集などを行うためにデータを転送することができれば、省スペース性を確保することができる。また、複数の施設で同時に披露宴が開催されるような場合に、映像・音声情報7や個人認証情報8を編集センターなどで集中的に編集するような場合においては、省スペース化の他に省力化や作業の短期化等が期待できる。
また、本実施の形態では、出力部4を介してプロジェクター13を用いて上映するように構成されているが、出力部4からインターネット10を介して、このインターネット10に接続されるパーソナルコンピュータ(図示せず)において演算部3によって処理された情報(データ)を受信して視聴できるように構成してもよいことは言うまでもない。
【0023】
図2において、被写体情報編集装置1aは、前述のとおり入力部2、演算部3、出力部4及びデータベースから構成されている。図1に示されるデータベース5は複数に小分けして、聴覚効果情報データベース15、視覚効果情報データベース16、結合情報データベース17、個人認証情報データベース19、個人付帯情報データベース20及び映像・音声情報データベース21として設けられている。
【0024】
まず、これらのデータベースの内容について説明する。
図3は、本実施の形態に係る聴覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。図3に示されるとおり、聴覚効果情報データベース15は、編集された結合情報に対して挿入される聴覚的な効果情報を格納したデータベースであり、披露宴の会場に結合情報を放映する際に用いられるバックグラウンドミュージック30や効果音31、また、披露宴関係者が入力した音楽36など関係者の嗜好によってオリジナルに持ち込まれた音源などがデータとして格納されている。その他には、来賓者のメッセージ32、新郎・新婦のメッセージ33、新郎・新婦の親族のメッセージ34、欠席者のメッセージ35などの音声に関する情報がデータとして格納されている。
【0025】
図4は、本実施の形態に係る視覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。図4に示されるとおり、視覚効果情報データベース16は、編集された結合情報に対して挿入される視覚的な効果情報を格納したデータベースであり、背景映像・画像40をはじめとして、来賓者の映像・画像41、新郎・新婦の映像・画像42、新郎・新婦の親族の映像・画像43、欠席者の映像・画像44など予め用意して格納される披露宴の関係者の映像や画像がデータとして格納されている。なお、本願においては、映像は動画を意味し、画像は静止画を意味して分けて用いている。
さらに、視覚効果情報データベース16には、いわゆるキャラクター映像・画像45やCGイメージ映像・画像46、あるいは風景・物体映像・画像47などの装飾的な目的を持った映像や画像がデータとして格納されている。
【0026】
図5は、本実施の形態に係る個人付帯情報データベースの内容を示す概念図である。図5において、個人付帯情報データベース20は、披露宴に出席して被写体6となる関係者に、例えば、個人A、個人B、個人C、個人Dが存在していたとした場合に、その個人AのID8aと、個人Aの付帯情報51aを関連付けて格納するデータベースである。この個人Aの付帯情報51aは、図5に示されるとおり、個人Aの名前52a、個人Aと新郎・新婦との関係53a及び個人Aのメッセージ54aという3種類のデータから構成されている。個人B乃至Dに対しても図5に符号をそれぞれ付して示しているが、個人Aに関する説明と同様であるので、個人B乃至Dに関する説明は省略する。また、これらのデータについては、基本的には披露宴に参加する出席者、来賓者のすべてに対して格納しておくことが望ましい。
付帯情報は、披露宴の出席者に関係する情報であれば、特に限定するものではないが、例えば、上記のような氏名、新郎・新婦との関係、メッセージなどに加えて、趣味や現住所などの文字情報、あるいは似顔絵や記念写真のような画像情報又は予め撮影しておいた映像情報、さらには、新郎新婦から個人へ贈られたメッセージなどであってもよい。さらに、付帯情報として、新郎・新婦との関係に関連して、後述する映像・音声編集部22による結合情報の編集時に用いる編集の優先順位に関する情報を格納しておくと、編集時に個人あるいは団体として結合情報の配置を検討する際に、順序をつけることも容易に可能である。
以上、個人付帯情報データベース20の内容について説明したが、ここでは、これらのデータの構成のみを説明し、これらの付帯情報の活用方法については後述する。
【0027】
図6は、本実施の形態に係る映像・音声情報データベースの内容を示す概念図である。図6において、図5と同様に、披露宴会場に個人A、個人B、個人C、個人Dが出席していたとした場合に、披露宴で被写体6としてマイク9a付のビデオカメラ9を用いて撮影した際に得られる映像・音声情報55,56を格納している様子を示すものである。
映像・音声情報に関するデータは、上から時系列的に格納されており、個人Aを撮影し、その後に個人Bを撮影し、その後に個人Cと個人Dを団体として同時に撮影した場合のデータの格納状況を示している。従って、個人Aでは、個人AのID8aと個人Aの映像7a1と個人Aの音声7a2が映像・音声情報55のデータとして映像・音声情報データベース21に格納されており、個人Cと個人Dでは、同時にビデオカメラ9で撮影されているため、独立した個人CのID8cと個人DのID8dが映像・音声情報56に同様に含まれており、個人Cと個人Dが同時に撮影されているため、団体CとDの映像7c1及び団体CとDの音声7c2のデータとして格納されている。なお、図6に示されるとおり、個人Bについても個人Aと同様に、個人BのID8b、個人Bの映像7b1及び個人Bの音声7b2が映像・音声情報のデータとして格納されている。
【0028】
次に、図7は、本実施の形態に係る個人認証情報データベースの内容を示す概念図である。図7に示されるとおり、この個人認証情報データベース19は、例えば個人A乃至Dに対して、個人AのID8aと個人Aの名前52a、個人BのID8bと個人Bの名前52b、個人CのID8cと個人Cの名前52c、個人DのID8dと個人Dの名前52dを対応付けてデータとして格納しているものである。すなわち、予め披露宴に出席する予定の被写体6に対して、個人認証情報発生手段80を付す際に、どの個人認証情報発生手段80から発せられる個人認証情報がどの個人を示しているのかをデータとして格納しておくものである。この個人認証情報データベース19を検索することで、各々の個人用に振られたIDに対して、どの個人が対応しているかを認識することが可能である。
図5を参照しながら説明したとおり、個人の名前を付帯情報に加えることによれば、図7に示す個人認証情報データベース19自体は必ずしも必要ではないが、特に、個人の名前と個人のIDのみを対応させたデータベースを設けておくことで、個人のIDと個人の名前間での検索を容易としたり、出力部4などを利用したチェックを容易とするものである。
【0029】
図8は、本実施の形態に係る結合情報データベースの内容を示す概念図である。図8において、結合情報データベース17に格納されている個人結合情報57あるいは団体結合情報58は、図6に示される映像・音声情報55,56と、図5に示される個人A〜Dの付帯情報51a〜51dが結合した状態のもので、その結合した情報をデータとして格納している。
個人結合情報57では、個人Aについて個人AのID8a、個人Aの映像7a1及び個人Aの音声7a2という映像・音声情報55が、個人Aの付帯情報51aと結合しており、団体結合情報58では、個人CのID8cと個人DのID8d、団体CとDの映像7c1、団体CとDの音声7c2という映像・音声情報56が、個人Cの付帯情報51c及び個人Dの付帯情報51dと結合している。
この個人結合情報57及び団体結合情報58も図6に示される映像・音声情報55,56と同様に、上から時系列的にデータとして格納されている。
以上、データベース15〜17,19〜21について説明した。
【0030】
次に、図9乃至図13をも参照しながら、図2に示される本実施の形態に係る被写体情報編集装置1aと被写体情報編集システム1について説明する。
図9は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法の工程を示す概念図であり、図10は、図9に示される情報処理方法の工程に映像・音声編集部22によって実行される聴覚効果情報データベース15あるいは視覚効果情報データベース16から情報を抽出して結合情報に挿入する場合の工程を追加した場合の概念図である。
図9,10において、披露宴会場では、新郎・新婦をはじめとして、親族や親戚、来賓者が出席している。その会場でカメラマンは披露宴の様子を撮影するが、予め図1に示されるように出席者それぞれ個別に、個人認証情報発生手段80を付けることとしておき、その個人認証情報発生手段80から発せられる個人認証情報8をもビデオカメラ9によって撮影する(ステップS1)。
【0031】
図11は、このステップS1で実施される個人認証情報8と映像・音声情報7の撮影の状況を示す概念図である。図11に示すとおり、撮影者63は、披露宴に出席している例えば個人C62cと個人D62dをマイク9a付のビデオカメラ9で撮影している。個人C62cの胸には個人CのIDコード61cが設置されており、個人D62dの胸にも個人DのIDコード61dが設置されている。
個人CのIDコード61c及び個人DのIDコード61dは、それぞれ独立に個人C62cと個人D62dを認識するための個人認証情報発生手段80から発せられる個人認証情報8である。この個人CのIDコード61c及び個人DのIDコード61dは、それぞれ前述のとおり、バーコードのような一次元コードでもよいし、QRコードのような二次元コードでもよい。これらのコードは、撮影者63による撮影時に個人C62cや個人D62dと同時にビデオカメラ9によって撮影されて、認識されながら取得される必要がある。
なお、本実施の形態において、個人認証情報発生手段80は、個人CのIDコード61cや個人DのIDコード61dを発するためのハードウェア的な意味合いとして用い、個人認証情報8は、その個人認証情報発生手段80から発せられる信号的なもの(あるいはソフトウェア的なもの)を意味する。具体的には、個人認証情報発生手段80は合成樹脂製あるいは紙製のフィルム状あるいはプレート状のものや、無線ICタグやマイクロチップなどを意味し、個人認証情報8は、発せられる個人を認証可能な情報そのもの、あるいはその情報を信号化したもの又はその情報に関するデータあるいは情報を信号として伝送する電磁波などを意味する。
なお、個人認証情報発生手段80として、その被写体6の名前を付す箇所を備えたものとすれば、編集された映像をモニターなどで確認をする際に、正確性をより高めることが可能である。
【0032】
マイク9a付のビデオカメラ9によって収録された映像・音声情報7及び個人認証情報8は、図2に示されるとおり、被写体情報編集装置1aの入力部2を介して、映像・音声情報データベース21に格納される。映像・音声情報データベース21に格納されたデータの状況は、既に図6を参照しながら説明したとおりである。なお、入力部2としては、ビデオカメラ9等、被写体情報編集装置1aに対して映像・音声情報7や個人認証情報8を入力するためのインターフェースであれば、特に限定するものではなく、接続端子や電磁波の受信部をはじめとして、タッチセンサ付の画面やキーボード等が具体例として挙げられる。もちろん、これらの組み合わせたものを入力部として概念してもよい。
【0033】
図9,10に戻って、ステップS2では、撮影された個人映像に含まれる個人認証情報に関するデータをキーとして、この個人の付帯情報に関するデータを抽出する。
入力部2によってビデオカメラ9から被写体情報編集装置1aに取り込まれる映像・音声情報7と個人認証情報8のうち、個人認証情報8は、個人認証情報処理部23によって個人CのIDコード61c及び個人DのIDコード61dが読み取られ、それぞれ個人CのID8cと個人DのID8dとして認識しながら個人認証情報処理部23はそれらをデータとして生成する。
この個人認証情報処理部23によって生成された個人CのID8cと個人DのID8dは、そのまま個人認証情報8に関するデータとして書き込まれ、映像・音声情報7と共に映像・音声情報データベース21にデータとして格納される。
次に、個人付帯情報処理部24は、この個人認証情報処理部23で処理された個人認証情報8に関するデータ、すなわち、個人CのID8cと個人DのID8dをキーとして、個人付帯情報データベース20に格納されている個人Cの付帯情報51c及び個人Dの付帯情報51dに関するデータを検索して、これらを抽出する。個人付帯情報処理部24は、その際に映像・音声情報データベース21にアクセスして格納されている映像・音声情報56を読み出して、これに含まれる個人CのID8c及び個人DのID8dを用いてもよいし、入力部2を介して被写体情報編集装置1aに取り込まれた後に、個人認証情報処理部23でIDコードを読み取ってIDが生成された個人認証情報8を含む映像・音声情報7から、個人CのID8c及び個人DのID8dを用いて直接処理するようにしてもよい。
【0034】
次に、図9,10のステップS3について説明する。
ステップS3では、図2に示される演算部3の情報結合部25が、個人付帯情報処理部24によって抽出された個人Cの付帯情報51c及び個人Dの付帯情報51dに関するデータと、先の映像・音声情報7及び個人認証情報8に関するデータと結合させる工程である。
映像・音声情報7及び個人認証情報8に関するデータは、映像・音声情報データベース21から読み出して結合させてもよいし、入力部2から個人認証情報処理部23を経て得られた映像・音声情報7及び個人認証情報8に関するデータであって、映像・音声情報データベース21に格納される以前のものを用いて結合させてもよい。情報結合部25における情報の結合は、個人認証情報8に関するデータをキーとして、個人認証情報8を含む映像・音声情報7に関するデータと、個人認証情報8を含む付帯情報に関するデータを結合させるものである。
このようにして得られた結合情報は、情報結合部25によって結合情報データベース17に格納される。図8を用いて既に説明したとおり、団体結合情報58は、個人CのID8c及び個人DのID8d、団体CとDの映像7c1と団体CとDの音声7c2に加えて、個人Cの付帯情報51c及び個人Dの付帯情報51dが結合されている。
【0035】
図9のステップS4では、披露宴の出席者のうち、任意の複数の個人あるいは団体に関する結合情報の編集を行うが、この作業は図2の被写体情報編集装置1aにおいては、映像・音声編集部22が実行する。
ここで、映像・音声編集部22が実行する編集作業について図12を参照しながら説明する。図12の(a)及び(b)は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムの映像・音声編集部が編集を行うために用いられる編集データエリアを示す概念図である。本実施の形態における編集とは、図12(a)に示されるような編集データエリア64に対して、結合情報に含まれる個々の情報を割り当てる作業を意味している。
編集データエリア64は、出力部4を介してプロジェクター13から出力される映像の配置を所望にするために、結合情報に含まれる個々の情報を編集するためのエリアを示すものである。また、映像エリア65は、映像・音声情報7のうち、映像に関する情報を投影するためのエリアを概念して、ここに投影される映像データ、すなわち、本実施の形態では、図8に示される団体CとDの映像7c1を映像・音声編集部22が配置したものである。もちろん、図12(a)に示される映像エリア65は、結合情報を映像として投影する際の配置の状態を示すものであるので、編集データエリア64内のデータそのものがこのような構造を備えている必要はないが、データ配置の説明の便宜のために示しているものである。編集データエリア64は、映像・音声編集部22に予め設定可能なように格納されておいてもよいし、別途データベースに格納されていてもよい。
第1付帯情報エリア66cと第2付帯情報エリア66dの両方が設けられているのは、映像エリア65に示される映像が個人ではなく、団体の場合に、1つの映像(団体CとDの映像7c1)に対して、個人のIDに対応させて、個人Cの付帯情報51cと個人Dの付帯情報51dを表示する必要があるためである。したがって、本実施の形態では、第1付帯情報エリア66cと第2付帯情報エリア66dの2段に分けて設けているものの、団体が2人以上の団体までも考慮する場合には、適宜、その段数を増やして設けておくことが望ましい。
第1氏名エリア67cと第2氏名エリア67dも付帯情報エリアと同様に、団体を考慮して、それぞれの個人のIDに対応させて、それぞれの氏名を表示する必要があるため2段に設けてある。2人以上の団体を考慮する場合も付帯情報と同様である。
第1メッセージエリア68cと第2メッセージエリア68dも付帯エリアと同様に団体を考慮して、それぞれの個人のIDに対応させて、それぞれのメッセージを表示する必要があるため2段に設けてある。2人以上の団体を考慮する場合も付帯情報と同様である。
【0036】
このように編集データエリア64は、結合情報を映像として投影する際に、スクリーンなどにどのように映されるか、所望の形態、様式として予め設定しておく必要がある。例えば、図12(a)に示されるように、スクリーンに投影した際に、左半分に映像エリア65が配置され、右半分に2段に分けて付帯情報エリア66c,66d、氏名エリア67c,67d、メッセージエリア68c,68dが配置されるなどの形態、様式である。編集データエリア64のフォーマットを予め設定しておくことで、映像・音声編集部22は、結合情報に含まれる個々の情報の特性を認識して、その個々の情報毎にその編集データエリア64内の所定に配置していくのである。
【0037】
図12(b)は、編集データエリア64のうち、視覚・聴覚効果情報エリア69となるものを示す概念図であるが、この視覚・聴覚効果情報エリア69は、映像・音声編集部22が、先に図3を参照しながら説明した聴覚効果情報データベース15からバックグラウンドミュージック30や効果音31などの修飾効果的な音や、予め録音された来賓者のメッセージ32や新郎・新婦のメッセージ33などの声を適宜選択抽出して、この編集データエリア64に配置するものである。
また、同様に図4を参照しながら説明した視覚効果情報データベース16から背景映像・画像40やCGイメージ映像・画像46などの修飾効果的な映像・画像や、特に予め撮影された披露宴の欠席者の映像・画像44や新郎・新婦の親族の映像・画像43などの映像・画像を適宜選択抽出して編集データエリア64に配置するものである。これらの工程が、図10にステップS4−1及びステップS4−2である。これらの編集データエリア64への聴覚効果情報データベース15や視覚効果情報データベース16からのデータ配置は、映像・音声編集部22を用いて編集される個人結合情報57や団体結合情報58の合間に挿入されることになる。
なお、図4を参照しながら説明した際には言及していなかったものの、視覚効果情報データベース16に格納されるデータとしては、絵図としての文字情報が含まれていてもよい。
【0038】
図10に示されるステップS4−3は、図9に示されるステップS4と同様である。また、図10では、ステップS4−2とステップS4−3を別個に示しているが、これを同時に行うようにしてもよい。
この映像・音声編集部22における結合情報の編集に際しては、入力部2から編集のための指令を入力可能にしておくとよい。
映像・音声編集部22では、個人結合情報57や団体結合情報58などの結合情報の順序も入れ替えることができるようになっており、その際には、出力部4としてモニターを備えて、編集するようにしておくとよい。結合情報データベース17に格納されている、あるいは映像・音声編集部22からの出力であって、まだ結合情報データベース17に格納する前の段階の結合情報を用いて、個人に関する個人結合情報57や、複数の個人が写っている状態で得られた団体結合情報58の順序などを自由に変更することができる。
モニターを見ながらの編集以外に、映像・音声編集部22の機能として、個人AのID8aや個人BのID8bなどのIDをキーとして、順序を編成可能としてもよい。予め、個人のIDをキーとして優先順位に関するデータを個人認証情報データベース19あるいは結合情報データベース17に格納しておき、映像・音声編集部22によって個人のIDをキーとして優先順位に関するデータを読み出して、この優先順位に関するデータを基準として、個人のIDを介して個人結合情報57や団体結合情報58の配置順序を組み替えるように機能させるのである。
【0039】
また、優先順位を個人付帯情報データベース20に付帯情報として格納しておいてもよい。付帯情報として含めておけば、個人結合情報57や団体結合情報58の付帯情報の中に優先順位に関するデータも含まれるので、その優先順位に関するデータを基準として、個人結合情報57や団体結合情報58の配置順序を組み替えるようにすることも可能である。この場合には、優先順位に関するデータは、直接個人のIDをキーとして抽出されるわけではないものの、元々付帯情報の抽出時に、個人付帯情報処理部24によって個人のIDをキーとして優先順位に関するデータを含めて抽出されるものである。
このように映像・音声編集部22に、個人のIDをキーとした優先順位を基準に個人結合情報57や団体結合情報58のソートが可能であれば、編集時間の省力化や短時間化を図ることが可能であると同時に、来賓者に序列がある場合に、上位の来賓者に対して失礼のないような効果的な編集が可能となる。もちろん、編集の順序は、被写体6の人的な序列の他にも、予め編集順序を考えて、新婦側の来賓から新郎側の来賓、それぞれの親族などをまとめて編集するというような場合に付す優先順位もあり、適宜設定を可能とするものである。優先順位は、昇順あるいは降順など、適宜設定しておくとよい。
【0040】
さらに、図5を用いて個人付帯情報データベース20を説明した際に説明したとおり、個人のIDをキーとするのではなく、付帯情報として優先順位に関する情報を備えておくと、その優先順位に基づいて、個人結合情報57や団体結合情報58の順序をソーティングすることも可能となる。団体結合情報58において、それぞれの個人に関する優先順位に関する情報が存在する場合には、平均値を演算して処理するか、あるいはいずれか高い方の優先順位の情報を採用するあるいは低い方の優先順位の情報を採用するなど一定の採用方法を予め映像・音声編集部22に格納して含ませておくとよい。
このようにして更なる編集時間の省力化や短時間化を図ることができると共に、来賓者の順序を間違えることなく、失礼な編集とはならず、披露宴の思い出を新郎新婦はもちろんのこと来賓者への細やかな心配りを含めて大切に編集することができる。
【0041】
次に、図9及び図10のステップS5について説明する。
ステップS5では、編集された結合情報を、出力部4を用いてプロジェクター13などに出力し、スクリーン14に投影するものである。出力部4は、入力部2と同様に、接続端子や電磁波の送信部をはじめとして、前述のとおりタッチセンサ付のモニター画面等が具体例として挙げられる。もちろん、これらの組み合わせたものを出力部として概念してもよい。
図10に示す実施の形態においては、聴覚効果情報や視覚効果情報の編集もなされているため、聴覚効果情報データベース15や視覚効果情報データベース16に含まれるメッセージや映像・画像を効果音あるいは背景として活用した状態で、披露宴会場においてより効果的に用いることが可能である。
ステップS5に示される工程の状況を具体的に示したものが図13である。図13は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムを用いて、結合情報を上映している状況を示す概念図である。
スクリーン14上に、映像エリア65に団体CとDの映像7c1が、第1付帯情報エリア66cと第2付帯情報エリア66dに個人Cと新郎・新婦との関係53cと個人Dと新郎・新婦との関係53dに関する情報が、第1氏名エリア67cと第2氏名エリア67dに個人Cの名前52cと個人Dの名前52が、第1メッセージエリア68cと第2メッセージエリア68dに個人Cのメッセージ54cと個人Dのメッセージ54dがそれぞれ投影されている。
この様な構成は、図12(a)を参照しながら説明したとおりである。
【0042】
予め、図13に示されるような配置として投影されるように映像・音声編集部22で編集しているため、このように投影されるものであるが、その際の編集時に、結合情報を用いているため、迅速かつ正確に編集が可能となっている。
結合情報は、そもそも映像・音声情報7に個人認証情報8を含めた情報をマイク9a付のビデオカメラ9で撮影しており、この個人認証情報8をキーとして、披露宴の出席者に関する付帯情報を検索して抽出して、映像・音声情報7及び個人認証情報8と結合させて得られるものであるため、その作業には人手が不要であり、披露宴という限られた時間内に迅速かつ正確に映像・音声情報7の編集が可能となるのである。
披露宴会場への出席者に予め個人認証情報8を発する個人認証情報発生手段80を付けておいてもらい、ビデオカメラ9で被写体となる出席者を撮影することで、出席者に関する映像・音声情報7と同時に個人認証情報8を撮影することが可能である。その個人認証情報8を得ることで、その被写体を認識して、その被写体に付帯する情報を個人付帯情報データベース20から抽出して映像・音声情報7や個人認証情報8と結合させることで、あたかも撮影者63が被写体たる出席者の各々の氏名や付帯する情報について認識しているかのような演出をすることが短時間に可能なのである。
さらに、付帯情報と映像・音声情報が結合された状態で出力されると、あたかも映画やテレビドラマで放映されるような人物像と人的な付帯情報が同時に映し出される状態となり、よりインパクトの強いドラマ仕立てとなり、披露宴ではより大きな感動を演出することが可能となる。また、会議などでは、参加者とその付帯情報のつながりを端的に強調することが可能であるため、発言などの意味内容を付帯情報でより強く印象つけることが可能である。
しかも、個人認証情報8をキーとした優先順位を予め設定しておいたり、付帯情報に優先順位などの情報を格納しておくことによって、映像・音声編集部22による編集時にもその優先順位を基づいて、個人結合情報57や団体結合情報58の編集順序としての優先順位を決定することが可能である。
よって、参列者や参加者の序列や編集者の意図する順序などが存在する場合には、より参列者や参加者あるいは編集者の意図に沿う編集が可能となる。
【0043】
なお、本実施の形態においては、個人認証情報発生手段80から発せられる個人CのIDコード61cや個人DのIDコード61dなどの個人認証情報8が、そのままIDとして利用できないこととして、個人認証情報処理部23を設けて、コードからID、すなわちコンピュータ処理可能なデジタルデータを生成するようにしたが、このような変換を要せず、個人CのIDコード61cや個人DのIDコード61dをそのままデータとして利用できる場合には、別個に個人CのID8cや個人DのID8dを生成する個人認証情報処理部23を設ける必要がなく、そのまま映像・音声情報7と個人認証情報8を格納したり、処理に用いてよい。
また、個人認証情報発生手段80から発せられる個人CのIDコード61cや個人DのIDコード61dなどの個人認証情報8が、そのままIDとして利用できない場合に、個人認証情報処理部23を設けてコードからコンピュータ処理可能なデジタルデータとしてのIDを生成するために、図14に示すようなデータベースを用いてもよい。
【0044】
図14は、IDコードをID記号として変換を行うためのデータベースの内容を示す概念図である。図14のID変換データベース75を用いて、例えば個人AのIDコード61aとは、一次元又は二次元の幾何学模様などのコードで、それ自身はデジタル値としてのIDではない場合に、これを個人認証情報処理部23が読み取って、その個人AのIDコード61aをキーとして、デジタル値としてのIDである個人AのID記号74aを生成するのである。出席者が胸に付ける個人認証情報発生手段80が、前述のような一次元のバーコードや二次元のQRコードのような場合に、個人認証情報発生手段80から取得される個人AのIDコード61aなどは、それ自体は幾何学模様であるため、個人認証情報処理部23がそれを読取り、このようなID変換データベース75にアクセスして、個人AのIDコード61aをキーとして検索し、個人AのID記号74aを抽出して、これを個人AのID8aとして、それ以降の処理では、この個人AのID8aを用いて結合情報の生成などを実行するというものである。
本実施の形態においては、個人AのIDコード61aと個人AのID記号74aを例に説明したが、個人BのIDコード61bと個人BのID記号74b、個人CのIDコード61cと個人CのID記号74c、個人DのIDコード61dと個人DのID記号74dについても同様である。
また、個人認証情報発生手段80として無線ICタグやマイクロチップなどから伝送される電磁波に載せられる信号としての個人認証情報8が、そのままIDとして利用できない場合や利用できる場合も上記と同様に対応が可能である。
【0045】
次に、第2の実施の形態に係る被写体情報編集システムについて図15を参照しながら説明する。
図15は、本発明の第2の実施の形態に係る被写体情報編集システムの概念図である。本実施の形態に係る被写体情報編集システム1bは、図1に示される第1の実施の形態に係る被写体情報編集システムとほぼ同一であるものの本実施の形態においては、被写体6から取得された映像・音声情報7及び個人認証情報8は、一旦送信装置76及びインターネット10を介して遠隔に設けられた被写体情報編集装置1aの入力部2に入力されるように構成するものである。
被写体情報編集装置1aにおける構成は第1の実施の形態に係る被写体情報編集システムと同一であるのでその構成や作用、効果の説明は省略する。
映像・音声情報7及び個人認証情報8を処理しながら得られた結合情報は、出力部4から入力とは逆に、インターネット10を介して受信装置77にて受信される。受信装置77は、受信した情報をプロジェクター13に送信して、第1の実施の形態と同様にスクリーン14に投影することが可能であり、更にそのままスクリーン14を見ることができない欠席者や遠方の方のために、インターネット上で公開することも可能である。なお、インターネット10上で公開する場合には、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)を用いて受信して視聴できるようにするとよい。
【0046】
以上、第1及び第2の実施の形態に係る被写体情報編集システムについて説明を行った。次に、被写体情報編集システムを同じく多人数が参加する会議において使用する第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においても、先の結婚式に披露宴で用いる場合とシステム構成は同じであり、図1乃至図15はそのまま用いることができる。
国際会議などでは、多数国から多数の参加者があり、各国代表としてそれぞれ発言を行うことが多く、一人の代表者が複数回発表することもある。このような状況下で、会議の様子をまとめる議事録やその様子を収めたビデオ画像・映像などの編集も迅速に行うことが非常に困難であるが、本実施の形態に係る被写体情報編集システムを利用することによれば、ビデオカメラでそれぞれの出席者を撮影することによって認識することができ、編集も容易である。
このような会議の様子を収める場合には、図1や図15に示される被写体情報編集システム1の構成はそのままでよいが、聴覚効果情報データベース15の内容としては、バックグラウンドミュージック30や効果音31の他、欠席者のメッセージ35等が同様に格納され、来賓者のメッセージ32に代えて例えば会議への出席者の所属する法人や国家等の団体の代表者のメッセージ等が考えられる。また、視覚効果情報データベース16としては、背景映像・画像40や欠席者の映像・画像44、CGイメージ映像・画像46や風景・物体映像・画像47が格納され、それぞれ利用可能である。
【0047】
個人付帯情報データベース20では、披露宴で使用する場合と同様に、出席者それぞれのIDと付帯情報を対応付けた上で格納しておき、個人認証情報データベース19においても同様に出席者のIDと名前を対応させて格納しておく。付帯情報としては、披露宴における利用時での個人と新郎・新婦との関係や個人のメッセージなどに代えて、出席者の所属団体やその団体での地位、予め表明している意見やメッセージの内容などが考えられる。
従って、図13における第1付帯情報エリア66cには、第1付帯情報70cとして、例えば「株式会社Aの代表取締役」が表示されたり、第1メッセージエリア68cには、第1メッセージ72cとして、例えば「今回の提案には条件付で賛成である。」旨表示される。同様に、第2付帯情報エリア66dの第2付帯情報70dとしては、例えば「財団法人Bの総務部長」が表示され、第2メッセージエリア68dには第2メッセージ72dとして、例えば「今回の提案には反対する。」旨の表示がされたりするものである。
【0048】
会議への出席者は、それぞれ個人認証情報発生手段80を胸等に付けて、マイク9a付のビデオカメラ9で撮影される。そして映像・音声情報7及び個人認証情報8を同時に取得して、被写体情報編集装置1aにおいて情報(データ)が処理されるのである。その後の処理などは、先に説明した第1及び第2の実施の形態に係る被写体情報編集システムと同様である。
このように会議において被写体情報編集システムを用いることによっても、披露宴に用いる場合と同様の作用及び効果を発揮し得る。
なお、編集された結合情報の上映は、ホールやその会議室で上映される場合の他、出力部4から編集された結合情報を、そのままインターネット上で公開してインターネットに接続されるパーソナルコンピュータを用いて視聴できたり、CDやDVD等の記録媒体に出力して格納した後、配布するなどして出席者各自やその所属する団体内で上映することも可能である。
【0049】
次に、被写体情報編集システムを同じく生鮮食品をインターネットサイトなどで販売したり、広告したりする場合において使用する第4の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においても、先の結婚式に披露宴で用いる場合や会議で用いる場合とシステム構成は同じであるが、これまでの実施の形態とは異なり、被写体が人物ではなく生鮮食品となるので、「個人」という概念は「生鮮食品の単体」としての「商品」に相当し、「団体」という概念は「生鮮食品の集合物」、「生鮮食品の盛合せ」や「生鮮食品の箱詰」に相当するものとなる。但し、「生鮮食品の詰合せ」をはじめ、「生鮮食品の箱詰」そのものをそれ全体として単体として取り扱うような場合も現実にはあると考えられる。
【0050】
以下、図16乃至図27を参照しながら、本実施の形態について説明する。図16は、本発明の第4の実施の形態に係る被写体情報編集システムの概念図であり、図17は本実施の形態に係る被写体情報編集装置の構成図である。本実施の形態では、前述のとおり被写体情報編集システムをインターネットサイトで生鮮食品等を販売するシステムに利用する場合である。
図16においては、被写体6が生鮮食品となり、その生鮮食品に個人認証情報発生手段80に代えて商品認証情報発生手段80aを設けるものであり、この商品認証情報発生手段80aから発せられる商品認証情報81を被写体6からの映像・音声情報7と共にマイク9aを備えたビデオカメラ9で取得するものである。その他の構成や作用、効果については、図1に記載される被写体情報編集システムと同様であるが、被写体情報編集装置1aの出力部4から、映像・音声情報7や個人認証情報8あるいは新たに生成された情報を外部に出力するが、これはインターネット10などの情報通信網を介してパーソナルコンピュータ82を用いて行う生鮮食品販売のために供する情報として提供されるものである。商品認証情報発生手段80aは、先に図1を参照しながら説明した個人認証情報発生手段80と同じものとして捉えることができる。入力部2、演算部3、出力部4、データベース5から構成される被写体情報編集装置1aの作用や効果についても、既に図1を参照しながら説明したとおりである。遠隔施設11に設けられる遠隔データベース12についても同様である。なお、被写体6が人物ではなく、生鮮食品等の商品の場合には音声情報としては、あまり発せられない可能性も高いが、中には生きているペットなどが発する声や電化製品などの動作音等が発せられる可能性がある。
【0051】
図17は、第1の実施の形態における図2に相当するものである。構成はほぼ同一であるが、被写体が人物ではなく商品であるため、構成要素の名称がそれぞれ異なっている。具体的には、商品認証情報処理部85、商品付帯情報処理部86、商品認証情報データベース83及び商品付帯情報データベース84である。
これらは、図2で「個人」とあったものを「商品」としたものであり、それぞれの作用、効果は同様のものである。
【0052】
次に、本実施の形態に係るデータベースの内容について図18を参照しながら説明する。
図18は、本実施の形態に係る聴覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。第1の実施の形態に関する図3と同等であるが、本実施の形態に係る聴覚効果情報データベース15では、生産者のメッセージ87や流通担当者のメッセージ88が格納されている。これは、商品に対する生産者や流通業者等の生の声を聴覚効果として格納しているものである。これらも編集された結合情報に対して挿入される聴覚的な効果情報として機能するものである。
【0053】
図19は、本実施の形態に係る視覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。第1の実施の形態に関する図4と同等であるが、本実施の形態に係る視覚効果情報データベース16は、生産者の映像・画像89、流通担当者の映像・画像90、生産現場の映像・画像91及び流通現場の映像・画像92が格納されている。これらも商品に対する生産者や流通業者が活動する現場の映像や画像が格納されている。これらも編集された結合情報に対して挿入される視覚的な効果情報として機能するものである。
【0054】
図20は、本実施の形態に係る商品付帯情報データベースの内容を示す概念図である。図20において、商品付帯情報データベース84は、インターネットサイトで販売される被写体6としての商品として、例えば、商品A、商品B、商品C、商品Dが存在していたとした場合に、その商品AのID93aと、商品Aの付帯情報98aを関連付けて格納するデータベースである。この商品Aの付帯情報98aは、本実施の形態では、図20に示されるとおり、商品Aの名前94a、商品Aの生産者とメッセージ95a及び商品Aに関する情報96aという3種類のデータから構成されている。商品Aに関する情報96aの具体例としては、商品Aの価格、重量、個数、大きさや品質を表す規格や等級、生産地、生産時期、原産地などが挙げられる。また、生鮮食品であれば、それを用いた調理方法などのレシピを含めてもよい。
なお、入力部2によってビデオカメラ9から被写体情報編集装置1aに取り込まれる映像・音声情報7と商品認証情報81の他に、ビデオカメラ9から送信される撮影時期データを入力部2によって同時に取得して、商品認証情報処理部85によって商品認証情報81を用いて生成される商品のID(93a〜93d)をキーとしながら、商品付帯情報処理部86によって商品付帯情報データベース84に付帯情報に関するデータとして格納するようにしてもよい。
このようにすることで、商品Aに関する情報96aには、その商品がビデオカメラ9によって撮影された日時が含まれ、これを後で図27を用いて説明するように、インターネット上で閲覧可能な状態にして、商品の情報説明エリアに商品Aに関する情報として、撮影日時に関する情報を含めて表示して、閲覧を促すことも可能である。もちろん、ビデオカメラ9に撮影時期データを発信する機能がない場合などには、商品を撮影する際に日時に関する札や看板などを置いて画像として撮影してもよいし、別途撮影日付に関するデータを商品付帯情報データベース84に付帯情報に関するデータとして入力部2を介して予め入力しておいてもよい。
なお、商品B乃至Dに対しても図20に符号をそれぞれ付して示しているが、商品Aに関する説明と同様であるので、商品B乃至Dに関する説明は省略する。また、これらのデータについては、基本的にはインターネット販売される商品のすべてに対して格納しておくことが望ましい。
付帯情報は、生鮮食品に関係する情報であれば、特に限定するものではない。また、付帯情報として、商品の名称に関連して、後述する映像・音声編集部22による結合情報の編集時に用いる編集の優先順位に関する情報を格納しておくと、編集時に商品あるいは商品の盛合せとして結合情報の配置を検討する際に、順序をつけることも容易に可能であることは、披露宴や会議で用いられる場合と同様である。
以上、商品付帯情報データベース84の内容について説明した。
【0055】
図21は、本実施の形態に係る映像・音声情報データベースの内容を示す概念図である。図21において、図20と同様に、販売対象である商品として、商品A、商品B、商品C、商品Dが存在する場合に、生鮮市場やスタジオあるいは生産現場等で被写体6としてマイク9a付のビデオカメラ9を用いて撮影した際に得られる映像・音声情報55,56を格納している様子を示すものである。人物における「団体」は、前述のとおり、商品では盛合せや詰合せの概念となる。
映像・音声情報に関するデータは、上から時系列的に格納されており、商品Aを撮影し、その後に商品Bを撮影し、その後に商品Cと商品Dを盛合せとして同時に撮影した場合のデータの格納状況を示している。従って、商品Aでは、商品AのID93aと商品Aの映像97a1と商品Aの音声97a2が映像・音声情報55のデータとして映像・音声情報データベース21に格納されており、商品Cと商品Dでは、同時にビデオカメラ9で撮影されているため、独立した商品CのID93cと商品DのID93dが映像・音声情報56に同様に含まれており、商品Cと商品Dが同時に撮影されているため、盛合せ商品CとDの映像97c1及び盛合せ商品CとDの音声97c2のデータとして格納されている。なお、図21に示されるとおり、商品Bについても商品Aと同様に、商品BのID93b、商品Bの映像97b1及び商品Bの音声97b2が映像・音声情報のデータとして格納されている。
【0056】
次に、図22は、本実施の形態に係る商品認証情報データベースの内容を示す概念図である。図22に示されるとおり、この商品認証情報データベース83は、例えば商品A乃至Dに対して、商品AのID93aと商品Aの名前94a、商品BのID93bと商品Bの名前94b、商品CのID93cと商品Cの名前94c、商品DのID93dと商品Dの名前94dを対応付けてデータとして格納しているものである。すなわち、予めインターネット等のメディアを通じて販売する予定の被写体6に対して、商品認証情報発生手段80aを付す際に、どの商品認証情報発生手段80aから発せられる商品認証情報がどの商品を示しているのかをデータとして格納しておくものである。この商品認証情報データベース83を検索することで、各々の商品用に振られたIDに対して、どの商品が対応しているかを認識することが可能である。
図20を参照しながら説明したとおり、商品の名前を付帯情報に加えることによれば、図22に示す商品認証情報データベース83自体は必ずしも必要ではないが、特に、商品の名前と商品のIDのみを対応させたデータベースを設けておくことで、商品のIDと商品の名前間での検索を容易としたり、出力部4などを利用したチェックを容易とするものである。
【0057】
図23は、本実施の形態に係る結合情報データベースの内容を示す概念図である。図23において、結合情報データベース17に格納されている商品結合情報57aあるいは盛合せ商品結合情報58aは、図21に示される映像・音声情報55,56と、図20に示される商品A〜Dの付帯情報98a〜98dが結合した状態のもので、その結合した情報をデータとして格納している。
商品結合情報57aでは、商品Aについて商品AのID93a、商品Aの映像97a1及び商品Aの音声97a2という映像・音声情報55が、商品Aの付帯情報98aと結合しており、盛合せ商品結合情報58aでは、商品CのID93cと商品DのID93d、盛合せ商品CとDの映像97c1、盛合せ商品CとDの音声97c2という映像・音声情報56が、商品Cの付帯情報98c及び商品Dの付帯情報98dと結合している。
この商品結合情報57a及び盛合せ商品結合情報58aも図21に示される映像・音声情報55,56と同様に、上から時系列的にデータとして格納されている。
以上、データベース15〜17,83,84,21について説明した。
【0058】
次に、図24乃至図27をも参照しながら、図17に示される本実施の形態に係る被写体情報編集装置1aと被写体情報編集システム1cについて説明する。
図24は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法の工程を示す概念図であり、図25は、図24に示される情報処理方法の工程に映像・音声編集部22によって実行される聴覚効果情報データベース15あるいは視覚効果情報データベース16から情報を抽出して結合情報に挿入する場合の工程を追加した場合の概念図である。
これらの図に記載される工程は、それぞれ図9,10に示される第1の実施の形態における工程と名称が異なるものの本質的な内容は同一である。すなわち、各要素において「個人」とあるものを「商品」に置き換えたものである。従って、それぞれの重複する具体的な説明は省略する。コードの内容や優先順位に関する情報・データの取り扱いについても同様であるので省略する。
本実施の形態では、被写体が生鮮食品等の商品であるので、撮影する場所は、前述のとおり、生鮮市場や生鮮食品を搬入したスタジオなどであり、いずれも結合情報を編集する工程となっている。ただ、図24のステップS5では、結合情報を上映するのではなく、結合情報のいわゆるアップロード、すなわち結合情報をインターネットサイト上で掲載することになる。これによって、インターネット及びパーソナルコンピュータを介して被写体である生鮮食品に関する情報を提供可能となるのである。この状態については、図27を参照しながら後で説明する。
【0059】
図26の(a)及び(b)は、本実施の形態に係る被写体情報編集システム1cの映像・音声編集部が編集を行うために用いられる編集データエリアを示す概念図である。本実施の形態における編集の意味は、第1の実施の形態等と同様である。
編集データエリア64は、出力部4とインターネット10を介してパーソナルコンピュータ82に表示される映像の配置を所望にするために、結合情報に含まれる個々の情報を編集するためのエリアを示すものである。また、映像エリア99aは、映像・音声情報7のうち、映像に関する情報を投影するためのエリアを概念して、ここに投影される映像データ、すなわち、本実施の形態では、図23に示される盛合せ商品CとDの映像97c1を映像・音声編集部22が配置したものである。
本実施の形態においては、商品の名前エリア99b、商品の生産者エリア99c、商品の情報説明エリア99dをそれぞれ1箇所設けているが、図12を参照しながら説明した第1の実施の形態のように、2箇所ずつ設けてもよい。その際には、盛合せ商品のそれぞれについて先のエリアに沿って商品の名前、生産者、情報説明を行うことになる。
図26(b)は、編集データエリア64のうち、視覚・聴覚効果情報エリア69となるものを示す概念図であるが、この説明は第1の実施の形態における説明と重複するので省略する。
【0060】
次に、図27を参照しながら、図24,25のステップS5に示される工程の状況を具体的に説明する。図27は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムを用いて、結合情報をインターネット上で閲覧可能な状態にしている状況を示す概念図である。
コンピュータ画面100上に、映像エリア99aに商品Aの映像97a1が、商品の名前エリア99bに商品Aの名前94aが、商品の生産者エリア99cに商品Aの生産者とメッセージ95aが、商品の情報説明エリア99dに商品Aに関する情報96aがそれぞれ表示されている。
予め、図13に示されるような配置として投影されるように映像・音声編集部22で編集しているため、このように投影されるものであるが、その際の編集時に、結合情報を用いているため、迅速かつ正確に編集が可能となっている。
結合情報は、そもそも映像・音声情報7に商品認証情報81を含めた情報をマイク9a付のビデオカメラ9で撮影しており、この商品認証情報81をキーとして、商品に関する付帯情報を検索して抽出して、映像・音声情報7及び商品認証情報81と結合させて得られるものであるため、その作業には人手が不要であり、生鮮食品等生産や収穫から鮮度を維持したままの販売までの限られた時間内に迅速かつ正確に映像・音声情報7の編集が可能となるのである。
商品に予め商品認証情報81を発する商品認証情報発生手段80aを付けておき、ビデオカメラ9で被写体となる商品を撮影することで、商品に関する映像・音声情報7と同時に商品認証情報81を撮影することが可能である。
その商品認証情報81を得ることで、その被写体を認識して、その被写体に付帯する情報を商品付帯情報データベース20から抽出して映像・音声情報7や商品認証情報81と結合させることで、あたかも撮影者が被写体たる商品各々の氏名や付帯する情報について認識しているかのような効果を発揮をすることが短時間に可能なのである。
しかも、商品認証情報81をキーとした優先順位を予め設定しておいたり、付帯情報に優先順位などの情報を格納しておくことによって、映像・音声編集部22による編集時にもその優先順位を基づいて、商品結合情報57aや盛合せ商品結合情報58aの編集順序としての優先順位を決定することが可能である。
よって、商品を販売する際に、例えば特売品などを通常の商品よりも先に表示したり、商品の種類によって順序立てて販売する際には、より販売者や編集者の意図に沿う編集が可能となる。
【0061】
なお、第1の実施の形態においては、図14を参照しながら、IDコードをID記号として変換を行うためのデータベースの内容について説明したが、この内容は本実施の形態においても適用が可能である。但し、内容としては重複するためその説明を省略する。
以上説明したとおり、インターネット販売などにおいても被写体情報編集システムを用いることによって、披露宴や会議に用いる場合と同様の作用及び効果を発揮し得る。なお、本実施の形態では、インターネット上で販売を行うとして説明したが、例えば、インターネット上で結合情報を掲載して情報を提供しながら、実店舗でその商品を売るようにしてもよいことは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上説明したように、本発明の請求項1乃至請求項5に記載された発明は、披露宴や会議等に参加する出席者に関して、音声や映像を取得しつつ、認証情報を同時に取得することで、それぞれの出席者に付帯する情報を含めて、省力化・時間短縮化しながら編集可能とする情報編集装置として利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る被写体情報編集システムの概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る被写体情報編集装置の構成図である。
【図3】本実施の形態に係る聴覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。
【図4】本実施の形態に係る視覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。
【図5】本実施の形態に係る個人付帯情報データベースの内容を示す概念図である。
【図6】本実施の形態に係る映像・音声情報データベースの内容を示す概念図である。
【図7】本実施の形態に係る個人認証情報データベースの内容を示す概念図である。
【図8】本実施の形態に係る結合情報データベースの内容を示す概念図である。
【図9】本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法の工程を示す概念図である。
【図10】本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法の工程を示す概念図である。
【図11】本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法のうち、ステップS1で実施される個人認証情報と映像・音声情報の撮影の状況を示す概念図である。
【図12】(a)及び(b)は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムの映像・音声編集部が編集を行うために用いられる編集データエリアを示す概念図である。
【図13】本実施の形態に係る被写体情報編集システムを用いて、結合情報を上映している状況を示す概念図である。
【図14】IDコードをID記号として変換を行うためのデータベースの内容を示す概念図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る被写体情報編集システムの概念図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る被写体情報編集システムの概念図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る被写体情報編集装置の構成図である。
【図18】本実施の形態に係る聴覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。
【図19】本実施の形態に係る視覚効果情報データベースの内容を示す概念図である。
【図20】本実施の形態に係る商品付帯情報データベースの内容を示す概念図である。
【図21】本実施の形態に係る映像・音声情報データベースの内容を示す概念図である。
【図22】本実施の形態に係る商品認証情報データベースの内容を示す概念図である。
【図23】本実施の形態に係る結合情報データベースの内容を示す概念図である。
【図24】本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法の工程を示す概念図である。
【図25】本実施の形態に係る被写体情報編集システムにおいて実行される情報処理方法の工程を示す概念図である。
【図26】(a)及び(b)は、本実施の形態に係る被写体情報編集システムの映像・音声編集部が編集を行うために用いられる編集データエリアを示す概念図である。
【図27】本実施の形態に係る被写体情報編集システムを用いて、結合情報をインターネット上で閲覧可能な状態にしている状況を示す概念図である。
【符号の説明】
【0064】
1,1b,1c…被写体情報編集システム 1a…被写体情報編集装置 2…入力部 3…演算部 4…出力部 5…データベース 6…被写体 7…映像・音声情報 7a1…個人Aの映像 7b1…個人Bの映像 7c1…団体CとDの映像 7a2…個人Aの音声 7b2…個人Bの音声 7c2…団体CとDの音声 8…個人認証情報 8a…個人AのID 8b…個人BのID 8c…個人CのID 8d…個人DのID 9…ビデオカメラ 9a…マイク 10…インターネット 11…遠隔施設 12…遠隔データベース 13…プロジェクター 14…スクリーン 15…聴覚効果情報データベース 16…視覚効果情報データベース 17…結合情報データベース 19…個人認証情報データベース 20…個人付帯情報データベース 21…映像・音声情報データベース 22…映像・音声編集部 23…個人認証情報処理部 24…個人付帯情報処理部 25…情報結合部 30…バックグラウンドミュージック 31…効果音 32…来賓者のメッセージ 33…新郎・新婦のメッセージ 34…新郎・新婦の親族のメッセージ 35…欠席者のメッセージ 36…披露宴関係者が入力した音楽 40…背景映像・画像 41…来賓者の映像・画像 42…新郎・新婦の映像・画像 43…新郎・新婦の親族の映像・画像 44…欠席者の映像・画像 45…キャラクター映像・画像 46…CGイメージ映像・画像 47…風景・物体映像・画像 51a…個人Aの付帯情報 51b…個人Bの付帯情報 51c…個人Cの付帯情報 51d…個人Dの付帯情報 52a…個人Aの名前 52b…個人Bの名前 52c…個人Cの名前 52d…個人Dの名前 53a…個人Aと新郎・新婦との関係 53b…個人Bと新郎・新婦との関係 53c…個人Cと新郎・新婦との関係 53d…個人Dと新郎・新婦との関係 54a…個人Aのメッセージ 54b…個人Bのメッセージ 54c…個人Cのメッセージ 54d…個人Dのメッセージ 55,56…映像・音声情報 57…個人結合情報 57a…商品結合情報 58…団体結合情報 58a…盛合せ商品結合情報 61a…個人AのIDコード 61b…個人BのIDコード 61c…個人CのIDコード 61d…個人DのIDコード 62c…個人C 62d…個人D 63…撮影者 64…編集データエリア 65…映像エリア 66c…第1付帯情報エリア 66d…第2付帯情報エリア 67c…第1氏名エリア 67d…第2氏名エリア 68c…第1メッセージエリア 68d…第2メッセージエリア 69…視覚・聴覚効果情報エリア 74a…個人AのID記号 74b…個人BのID記号 74c…個人CのID記号 74d…個人DのID記号 75…ID変換データベース 76…送信装置 77…受信装置 80…個人認証情報発生手段 80a…商品認証情報発生手段 81…商品認証情報 82…パーソナルコンピュータ 83…商品認証情報データベース 84…商品付帯情報データベース 85…商品認証情報処理部 86…商品付帯情報処理部 87…生産者のメッセージ 88…流通担当者のメッセージ 89…生産者の映像・画像 90…流通担当者の映像・画像 91…生産現場の映像・画像 92…流通現場の映像・画像 93a…商品AのID 93b…商品BのID 93c…商品CのID 93d…商品DのID 94a…商品Aの名前 94b…商品Bの名前 94c…商品Cの名前 94d…商品Dの名前 95a…商品Aの生産者とメッセージ 95b…商品Bの生産者とメッセージ 95c…商品Cの生産者とメッセージ 95d…商品Dの生産者とメッセージ 96a…商品Aに関する情報 96b…商品Bに関する情報 96c…商品Cに関する情報 96d…商品Dに関する情報 97a1…商品Aの映像 97b1…商品Bの映像 97c1…盛合せ商品CとDの映像 97a2…商品Aの音声 97b2…商品Bの音声 97c2…盛合せ商品CとDの音声 98a…商品Aの付帯情報 98b…商品Bの付帯情報 98c…商品Cの付帯情報 98d…商品Dの付帯情報 99a…映像エリア 99b…商品の名前エリア 99c…商品の生産者エリア 99d…商品の情報説明エリア 100…コンピュータ画面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め被写体に設けられた認証情報発生手段と、この認証情報発生手段から発せられる認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を取得する情報取得手段と、前記認証情報をキーとして前記被写体に関する付帯情報を検索可能に予め格納する付帯情報データベースと、前記認証情報発生手段から発せられる認証情報をキーとして前記付帯情報データベースから前記被写体に対応する付帯情報を抽出する付帯情報処理部と、前記付帯情報処理部で抽出された前記被写体に対応する付帯情報を前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報に結合させた結合情報を生成する情報結合部と、前記結合情報を予め定めた配置にして出力可能なように前記結合情報を編集する情報編集部と、前記編集された結合情報を出力する出力部とを有することを特徴とする被写体情報編集システム。
【請求項2】
前記被写体に関する優先順位情報を格納するデータベースを備え、前記情報編集部は、前記被写体に設けられた認証情報発生手段から発せられる認証情報をキーとして前記データベースから抽出された前記被写体に対応する優先順位情報に基づいて前記結合情報の配置順序を編集することを特徴とする請求項1記載の被写体情報編集システム。
【請求項3】
前記聴覚を刺激する聴覚効果情報を格納する聴覚効果情報データベースを備え、前記情報編集部は、前記聴覚効果情報データベースから前記聴覚効果情報を読み出して前記聴覚効果情報を前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報若しくは前記結合情報に挿入することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の被写体情報編集システム。
【請求項4】
前記視覚を刺激する視覚効果情報を格納する視覚効果情報データベースを備え、前記情報編集部は、前記視覚効果情報データベースから前記視覚効果情報を読み出して前記視覚効果情報を前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報若しくは前記結合情報に挿入することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の被写体情報編集システム。
【請求項5】
前記情報取得手段で取得された前記認証情報及び前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を格納する映像・音声情報データベースを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の被写体情報編集システム。
【請求項6】
前記情報取得手段から前記認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を受信し、情報通信網に前記認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を送信する送信手段と、この送信手段から前記情報通信網を介して前記認証情報と前記被写体からの映像情報及び/又は音声情報を受信する入力部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の被写体情報編集システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2009−177554(P2009−177554A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−14443(P2008−14443)
【出願日】平成20年1月25日(2008.1.25)
【出願人】(508026283)株式会社Bee (1)
【Fターム(参考)】