説明

被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置

【課題】連結手段を配設する凹状筐孔に装着される遮蔽キャップが外れ難い被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置を提供する。
【解決手段】凹状筐孔8の操作口9の、一方の対向する二辺縁に係止突縁19a,19bを設ける一方、操作口9に嵌入可能な略矩形状の天板部21と、該天板部21の両端部から下方に延設された側板部とにより遮蔽キャップ20を断面コ字形に形成し、一方の側板部22aの幅方向両側縁に外側方に突設した係合爪部23a,23bの相互間隔を、天板部21を操作口9の向きに一致させた状態で両係止突縁19a,19bに対して両係合爪部23a,23bが上下で係合可能となり、天板部21を操作口9の向きに対して傾斜させた状態で、一方の係止突縁19bに対して一方の係合爪部23bが上下で係合不能となるように設定した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接する建造物の床相互間の目地を覆うカバー板からなる目地用被覆板や溝路を覆う溝蓋からなる溝用被覆板(以下、これらを単に「被覆板」と称する)に形成された凹状筐孔の遮蔽装置に関する。
【背景技術】
【0002】
溝路を覆うグレーチング溝蓋からなる被覆板の側端縁を、溝路の側縁に配設された受枠に乗載し、該被覆板の端部を受枠上に移動不能に連結する連結手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる連結手段aは、図5(A),(B)に示すように、断面L形に形成された受枠bの水平受縁cに螺子杆dを立設する一方、略矩形状の操作口gを上部に備えた凹状筐孔fを被覆板eの端部に形成し、該凹状筐孔fの底壁部hに穿設された上下方向の透孔jに前記螺子杆dを下方から挿通させて、その突出端側に螺着したナットkの緊締作用によって、被覆板eの端部を受枠bに連結するように構成されている。
【0003】
また、前記凹状筐孔fの操作口gの遮蔽には、断面コ字形に形成された遮蔽キャップmが一般的に用いられており、該遮蔽キャップmを上方から凹状筐孔fに嵌合して、該遮蔽キャップmの天板部nによって凹状筐孔fの操作口gを遮蔽するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭59−156988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、凹状筐孔fの操作口gを遮蔽する従来の遮蔽キャップmにあっては、断面コ字形に形成した遮蔽キャップmを、上方から落とし込むことによって凹状筐孔f内に装着するものであるため、オートバイや自動車が被覆板e上を通過する際に、その衝撃によって遮蔽キャップmが跳ね上がり、凹状筐孔fから飛び出して外れる場合があるという問題点があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであって、遮蔽キャップが外れ難いようにした被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、側端縁が受枠に乗載される被覆板の端部に形成され、内部に被覆板の端部を受枠に連結する連結手段が配設される凹状筐孔の、その上部の操作口を遮蔽するものであって、被覆板の端部に略矩形状に開口され、一方の対向する二辺縁に内方突出する係止突縁が設けられた操作口と、該操作口に上方から嵌入可能な略矩形状の天板部と、該天板部の両端部から夫々下方に延設された側板部とによって断面コ字形に形成されて、一方の側板部の幅方向両側縁に前記操作口の両係止突縁に下方から係合可能な一対の係合爪部が外側方に突設されてなり、該両係合爪部の相互間隔が、天板部を操作口の向きに一致させた状態で両係止突縁に対して両係合爪部が上下で係合可能となり、天板部を操作口の向きに対して傾斜させた状態で、少なくとも一方の係止突縁に対して一方の係合爪部が上下で係合不能となるように設定されている遮蔽キャップとを備えていることを特徴とする被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置である。
【0008】
ここで、被覆板としては、隣接する建造物の床相互間の目地を覆うカバー板からなる目地用被覆板や溝路を覆う溝蓋からなる溝用被覆板が適用され得る。
【0009】
前記被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置にあって、一方の係合爪部の突出幅が他方の係合爪部の突出幅に比して小さくなるように設けられている構成が提案される。
【0010】
また、遮蔽キャップの両側板部の下端が凹状筐孔の底壁部に当接した状態で、遮蔽キャップの天板部の上面が被覆板の上面と略面一となるように設けられている構成が提案される。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかる被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置は、上述したように、被覆板の端部に略矩形状に開口され、一方の対向する二辺縁に内方突出する係止突縁が設けられた操作口と、該操作口に上方から嵌入可能な略矩形状の天板部と、該天板部の両端部から夫々下方に延設された側板部とによって断面コ字形に形成されて、一方の側板部の幅方向両側縁に前記操作口の両係止突縁に下方から係合可能な一対の係合爪部が外側方に突設された遮蔽キャップとを備え、さらに該遮蔽キャップの両係合爪部の相互間隔が、天板部を操作口の向きに一致させた状態で両係止突縁に対して両係合爪部が上下で係合可能となり、天板部を操作口の向きに対して傾斜させた状態で、少なくとも一方の係止突縁に対して一方の係合爪部が上下で係合不能となるように設定されているから、遮蔽キャップを凹状筐孔に装着して操作口を遮蔽するには、先ず、遮蔽キャップの天板部を操作口の向きに対して傾斜させた状態で、側板部に設けられている一方の係合爪部を凹状筐孔内に差し込んで操作口の一方の係止突縁に係合させる。ここで、天板部を操作口の向きに対して傾斜させた状態にあっては、側板部に設けられている他方の係合爪部が操作口の他方の係止突縁に上下で係合不能であることにより、この他方の係合爪部を他方の係止突縁より下方に位置するまで凹状筐孔内に挿入することができる。そして、このように他方の係合爪部を他方の係止突縁より下方に位置するまで挿入した状態で、天板部を操作口の向きに一致するように回動させることにより、他方の係合爪部が他方の係止突縁に対して上下で係合可能な状態となる。次いで、係合爪部が設けられていない側板部側を凹状筐孔内に挿入することによって、遮蔽キャップの天板部で凹状筐孔の操作口を遮蔽する状態が得られる。
【0012】
この遮蔽状態にあっては、遮蔽キャップの一方の側板部の幅方向両側縁に設けられている一対の係合爪部が操作口の両係止突縁に下方から係合可能な状態となっていることにより、オートバイや自動車が被覆板上を通過する際の衝撃によって遮蔽キャップに跳ね上がる動作が生じると、両係合爪部が操作口の両係止突縁に下方から係合される状態となり、これによって凹状筐孔から遮蔽キャップが外れることを防止することができる。また、遮蔽キャップを外すには、上述した遮蔽キャップの装着時と逆の手順、即ち、係合爪部が設けられていない側板部側を凹状筐孔内から引き上げた状態で、一方の係合爪部が一方の係止突縁に対して上下で係合不能となる位置まで遮蔽キャップを回動させる必要があり、このような2つの連続動作は、オートバイや自動車の通過による衝撃では滅多に生じないことにより、遮蔽キャップを外れ難いものとすることができる。
【0013】
前記被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置にあって、一方の係合爪部の突出幅が他方の係合爪部の突出幅に比して小さくなるように設けられている構成にあっては、突出幅が小さい方の係合爪部を、天板部を操作口の向きに対して傾斜させた状態で、一方の係止突縁に対して上下で係合不能となる係合爪部として用いることにより、天板部を操作口の向きに対して傾斜させた時の傾斜角を小さくすることができ、遮蔽キャップの着脱時における天板部の回動量が少なくなって、その着脱操作を容易に行うことが可能となる。
【0014】
また、遮蔽キャップの両側板部の下端が凹状筐孔の底壁部に当接した状態で、遮蔽キャップの天板部の上面が被覆板の上面と略面一となるように設けられている構成にあっては、遮蔽キャップを凹状筐孔に装着した状態において、遮蔽キャップの天板部の上面が被覆板の上面と略面一となる状態で操作口を整然に塞ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】側端縁が受枠1に乗載された被覆板7の施工状態を示す縦断正面図である。
【図2】側端縁が受枠1に乗載された被覆板7の要部の平面図である。
【図3】遮蔽キャップ20の着脱操作の説明図である。
【図4】遮蔽キャップ20の構成を示し、(A)平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図、(D)は平面図におけるE−E線断面図である。
【図5】(A)は従来構成の平面図、(B)は従来構成の縦断正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
受枠1は、図1,図2に示すように、目地を介して隣接する建造物の一方の床の側縁2や、溝路の側縁2に配設されるものであって、水平受縁1aと該水平受縁1aの外端から立ち上がる垂直縁1bとを備えており、水平受縁1aには、受枠1の長手方向に沿って複数の透孔3が所定間隔で形成されている。また、水平受縁1aの下面には、各透孔3の下部位置に袋ナットからなる螺子孔部材4が夫々固着されている。さらに、水平受縁1aの上面には、ブチルゴムからなる緩衝用弾性板5が受枠1の長手方向に沿って配設されており、該緩衝用弾性板5には、前記透孔3と連通する連通孔6が複数形成されている。
【0017】
前記受枠1の水平受縁1aには緩衝用弾性板5を介して被覆板7の側端縁が乗載される。該被覆板7の端部には、前記各透孔3の形成位置に対応させて、上部に略矩形状に開口する操作口9を備えた凹状筐孔8が複数形成されており、該凹状筐孔8の下部を塞ぐ底壁部10には、挿通孔11が前記透孔3の形成位置に一致させて夫々穿設されている。
【0018】
前記底壁部10の挿通孔11には連結ボルト12が上方から挿通され、該連結ボルト12の雄螺子部12bが前記受枠1に配設された螺子孔部材4の螺子孔4aに螺合されている。そして、該連結ボルト12の緊締作用によって被覆板7の端部を受枠1の水平受縁1a上に移動不能に連結するようにしており、該連結ボルト12と、挿通孔11が穿設された凹状筐孔8の底壁部10と、受枠1の水平受縁1aに固着された螺子孔部材4とによって被覆板7の連結手段が構成されている。また、連結ボルト12の雄螺子部12bには、上面にクッション材13を備えた截頭円錐形のワッシャー14が遊嵌されており、該ワッシャー14が連結ボルト12の緊締時に、該連結ボルト12の操作頭部12aと底壁部10と間に挟圧状態で介装されるようにしている。
【0019】
前記被覆板7は、図2に示すように、所定間隔で並列する断面T字形の複数のメインバー15と、各メインバー15に直交する角棒状のクロスバー16と、各メインバー15の端部に沿って配設された帯板状のサイドバー17とによってグレーチング状に形成されている。この被覆板7の端部に形成される凹状筐孔8は、被覆板7の外端に位置するメインバー15の垂直板部15aと外端から三本目に位置するメインバー15の垂直板部15aとによって凹状筐孔8の左右の側壁部が構成されており、また、外端から二本目に位置するメインバー15の端部を所定長さに亘って切除して、その切除部に直交状に配設した帯板状の仕切り板18と、該仕切り板18に対向するサイドバー17とによって凹状筐孔8の前後の側壁部が構成されている。
【0020】
次に、本発明の要部にかかる凹状筐孔8の遮蔽装置ついて説明する。
凹状筐孔8の上部に開口された略矩形状の操作口9には、図1に示すように、その左右方向で対向する二辺縁に内方突出する係止突縁19a,19bが設けられている。ここで、該係止突縁19a,19bは、凹状筐孔8の左右の側壁部を構成する一対のメインバー15,15の上部の水平板部15b,15bによって構成されている。尚、メインバー15に断面T字形の成型材を用いない場合には、帯板材を操作口9の対向する二辺縁に接合することによって係止突縁19a,19bを設けることができる。
【0021】
前記凹状筐孔8には遮蔽キャップ20が着脱可能に装着され、該遮蔽キャップ20によって操作口9が遮蔽される。そして、この遮蔽キャップ20と前記操作口9の係止突縁19a,19bとによって凹状筐孔8の遮蔽装置が構成されている。
【0022】
遮蔽キャップ20は、図4に示すように、略矩形状に形成されて操作口9(図1参照)に上方から嵌入可能な天板部21と、該天板部21の前後方向の両端部から夫々下方に延設された一対の側板部22a,22bとによって断面コ字形に形成されており、一方の側板部22aの幅方向両側縁には、操作口9の両係止突縁19a,19bに下方から係合可能な一対の係合爪部23a,23bが外側方に突設されている。ここで、両係合爪部23a,23bの相互間隔は、天板部21を操作口9の向きに一致させた状態(図2参照)で両係止突縁19a,19bに対して両係合爪部23a,23bが上下で係合可能となり、天板部21を操作口9の向きに対して傾斜させた状態(図3参照)で、少なくとも一方の係止突縁19bに対して一方の係合爪部23bが上下で係合不能となるように設定されている。
【0023】
また、前記係合爪部23a,23bは、一方の係合爪部23bの突出幅が他方の係合爪部23aの突出幅に比して小さくなるように設けられており、これによって、突出幅が小さい係合爪部23bを、天板部21を操作口9の向きに対して傾斜させた状態で、一方の係止突縁19bに対して上下で係合不能となる係合爪部23bとして用いることにより、天板部21を操作口9の向きに対して傾斜させた時の傾斜角を小さくすることができ、遮蔽キャップ20の着脱時における天板部21の回動量が少なくなって、その着脱操作を容易に行うことが可能となるようにしている。
【0024】
また、突出幅が大きい係合爪部23aの上端は、他方の係合爪部23bの上端より高い位置に突設されており、これによって、遮蔽キャップ20の装着状態(図1参照)において、係合爪部23aの上端と係止突縁19aの間隔を可及的に小さくし、被覆板7の振動時における遮蔽キャップ20のガタ付きを防止することができるようにしている。
【0025】
さらに、遮蔽キャップ20の天板部21の高さは、遮蔽キャップ20の両側板部22a,22bの下端が凹状筐孔8の底壁部10に当接した状態で、天板部21の上面が被覆板7の上面と略面一となるように設定されており、これによって、遮蔽キャップ20を凹状筐孔8に装着した状態において、遮蔽キャップ20の天板部21の上面が被覆板7の上面と略面一となる状態で操作口9を整然に塞ぐことができるようにしている。
【0026】
また、遮蔽キャップ20の天板部21の左右両側縁には、内方に窪む凹溝24が夫々形成されており、該凹溝24にドライバー等の適宜の工具を差し込むことにより、凹状筐孔8に装着された遮蔽キャップ20の引き上げ操作を容易に行い得るようになっている。
【0027】
かかる構成にあって、遮蔽キャップ20を凹状筐孔8に装着して操作口9を遮蔽するには、先ず、図3に示すように、遮蔽キャップ20の天板部21を操作口9の向きに対して傾斜させた状態で、側板部22aに設けられている一方の係合爪部23aを凹状筐孔8内に差し込んで操作口9の一方の係止突縁19aに係合させる。ここで、天板部21を操作口9の向きに対して傾斜させた状態にあっては、側板部22aに設けられている他方の係合爪部23bが操作口9の他方の係止突縁19bに上下で係合不能であることにより、この他方の係合爪部23bを他方の係止突縁19bより下方に位置するまで凹状筐孔8内に挿入することができる。そして、このように他方の係合爪部23bを他方の係止突縁19bより下方に位置するまで挿入した状態で、天板部21を操作口9の向きに一致するように回動させることにより、他方の係合爪部23bを他方の係止突縁19bに対して上下で係合可能な状態とすることができる。次いで、係合爪部23a,23bが設けられていない側板部22b側を凹状筐孔8内に挿入することによって、図2に示すように、遮蔽キャップ20の天板部21で凹状筐孔8の操作口9を遮蔽する状態が得られる。
【0028】
このように天板部21で操作口9を遮蔽した状態にあっては、図1に示すように、遮蔽キャップ20の一方の側板部22aの幅方向両側縁に設けられている一対の係合爪部23a,23bが操作口9の両係止突縁19a,19bに下方から係合可能な状態となっていることにより、オートバイや自動車が被覆板7上を通過する際の衝撃によって遮蔽キャップ20に跳ね上がる動作が生じると、両係合爪部23a,23bが操作口9の両係止突縁19a,19bに下方から係合される状態となり、これによって凹状筐孔8から遮蔽キャップ20が外れることを防止することができる。また、遮蔽キャップ20を外すには、係合爪部23a,23bが設けられていない側板部22b側を凹状筐孔8内から引き上げた状態で、一方の係合爪部23bが一方の係止突縁19bに対して上下で係合不能となる位置まで遮蔽キャップ20を回動させる必要があり、このような2つの連続動作は、オートバイや自動車の通過による衝撃では滅多に生じないことにより、遮蔽キャップ20を外れ難いものとすることができる。
【0029】
尚、上記実施例では、被覆板7がグレーチング状に形成されたものについて説明したが、本発明は、グレーチング状の被覆板7に限定されるものではなく、例えば、平板状の天板部を備えた被覆板や、内部に舗装材が充填される充填凹部を備えた被覆板であってもよい。
【符号の説明】
【0030】
1 受枠
7 被覆板
8 凹状筐孔
9 操作口
10 底壁部
12 連結ボルト(連結手段)
19a,19b 係止突縁
20 遮蔽キャップ
21 天板部
22a,22b 側板部
23a,23b 係合爪部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側端縁が受枠に乗載される被覆板の端部に形成され、内部に被覆板の端部を受枠に連結する連結手段が配設される凹状筐孔の、その上部の操作口を遮蔽するものであって、
被覆板の端部に略矩形状に開口され、一方の対向する二辺縁に内方突出する係止突縁が設けられた操作口と、
該操作口に上方から嵌入可能な略矩形状の天板部と、該天板部の両端部から夫々下方に延設された側板部とによって断面コ字形に形成されて、一方の側板部の幅方向両側縁に前記操作口の両係止突縁に下方から係合可能な一対の係合爪部が外側方に突設されてなり、該両係合爪部の相互間隔が、天板部を操作口の向きに一致させた状態で両係止突縁に対して両係合爪部が上下で係合可能となり、天板部を操作口の向きに対して傾斜させた状態で、少なくとも一方の係止突縁に対して一方の係合爪部が上下で係合不能となるように設定されている遮蔽キャップと
を備えていることを特徴とする被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置。
【請求項2】
一方の係合爪部の突出幅が他方の係合爪部の突出幅に比して小さくなるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置。
【請求項3】
遮蔽キャップの両側板部の下端が凹状筐孔の底壁部に当接した状態で、遮蔽キャップの天板部の上面が被覆板の上面と略面一となるように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の被覆板の凹状筐孔の遮蔽装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−157687(P2011−157687A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−17638(P2010−17638)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(592094243)カネソウ株式会社 (73)
【Fターム(参考)】