説明

製品を殺菌包装するための装置および方法

包装媒体内での製品の殺菌した包装のための装置であって、殺菌した装置内部空間に少なくとも一のパッキングステーション(13,14)を有し、この殺菌した装置内部空間に包装媒体(2)が少なくとも一のエントリーエアロック(5)として使用される殺菌装置(4)を介して供給される前記装置において、殺菌装置(4)が、高圧処理による包装媒体(2)の殺菌のために形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品を殺菌包装するための請求項1の上位概念部分による装置、および製品を殺菌包装するための請求項15の上位概念部による方法に関する。
【背景技術】
【0002】
食料品産業および飲料産業において、殺菌装置と殺菌方法は依然として公知である。ブロー形成方法および/または深絞り形成方法(Tiefziehverfahren)を使用して製造された一体式構造ボディである瓶等のような硬く剛性の容器のための技術は、円熟の域に達している。表面は滑らかであり、基本的にアクセスしにくい溝、しわなどは無い。
【0003】
軟性の包装バッグにおいては逆に、製品に制約され、滑らかさが少なく、移行部と後方切断部を形作る表面が形成される。バッグの造形のためには、折れ曲がった角、くっついた面、合わせ目の領域は甘受されなければならず、これら領域によって、溝、しわ、角および/またはこれらのようなものの様な、狭く、洗浄流体または殺菌流体が届きにくい領域が生じる。
【0004】
商慣習上軟性のバッグに充填される多くの流体および製品のためには、充填されたバッグの熱処理は望まれていない、というのは熱処理の結末は製品の品質損害だからである。このため冷間で殺菌する充填に大いなる関心が生じる。水、蒸気、または殺菌する流体中における洗浄ステップに加えて、Hによる殺菌は、産業上の飲料充填機械の領域においてとても広く伝えられている。特許文献1は、このような殺菌する形成、充填および密閉の方法を開示している。
【0005】
このシステムが原則的に信頼できる動作をするとしても、殺菌すべき表面の利用程度は、できる限り短時間に制限され、未だ少ない菌数のまま通り抜ける速度を高めることは、このようなシステムによっては達成不可能であるか、是認できないほど高い費用によってのみ達成可能である。
【0006】
包装バッグの製造に使用される包装原料あるいはフィルム材料を、加工の前に殺菌し、バッグの製作をそれ自体殺菌ルームまたはクリーンルームの中で行うことが公知である。特許文献2の中では、第一のステップでフィルムカバーをウェット方式の洗浄ステーションを通し案内し、このウェット方式の洗浄ステーションにおいてフィルムは予洗浄され、次に、そのように洗浄されたフィルムが、菌の望まれる死滅を達成するためUV光源に連れられる。
【0007】
対比可能な解決策が、特許文献3、4、5または6に記載されており、その際ここでは第一のステップにおいて予洗浄がやはり適切な流体浴槽を用いて行われる。この第一の処理ステップの流れ下流にて、フィルムは、流体が流れ落ちるよう縦穴を上方に案内され、その際、別の乾燥装置の適切なスクレイパーがUVランプの前に配置されている。このウェット方式で部分的に機械式の洗浄ステップは、第一のステップにおいて既に言うに値する菌除去を実現するためには要求が厳しい、というのは単独でのUV照射はテープ材料の高い走行速度においては必ずしも十分でないからである。このウェット方式で部分的に機械式のフィルム処理は費用がかかり、場合によっては残留流体の不完全な除去および乾燥ならびに製品悪化を意味する。特に包装バッグの場合に、多くのケースでUV照射は望まれる殺菌度合いをもたらさず、特に、そのようなバッグが、UV照射にとって困難であるかまたは不十分にしかアクセスできない範囲を有するとき、および/またはUVライトを透過させないかまたはかろうじて透過させるのみである材料から成っているとき、例えば一または複数の浸透を遮断する層を有する多層材料から成っているとき、やはりそうである。
【0008】
さらに、高圧処理、つまり製品の全ての側またはすべての表面を高圧、例えば4000barの範囲の処理圧力でもって付勢することにより、製品の殺菌を行うための装置もまた公知である。基本的に密閉可能で、高い処理圧力でもって付勢可能な高圧容器からなるこの公知の装置は、好ましくは食料の処理のためのものである。
【0009】
「包装すること」の範疇には、本発明の意味においては、製品を包装媒体中に包装するあらゆる方法があると理解され、特に包装媒体を満たすこと、例えばバッグを製品でもって満たし、続いて、満たされた包装媒体を密閉することもまた「包装すること」の範疇である。
【0010】
本発明の意味における「包装媒体」とは、例えば容器、栓、またはシーリングキャップ、とくにそれから包装バッグといわゆる「ポーチ」のような、さまざまな方法の包装および/または包装の要素をいう。
【0011】
「包装原料」は、本発明の意味において、包装媒体の製造あるいは形成に使用される半製品を、特に平坦材料(フィルム)、とりわけ巻き上げられた形態をもさす。
【0012】
「菌」は、本発明の意味において、バクテリア、ウィルス、細菌などのような、あらゆる微生物である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】国際特許出願明細書 WO 05/120960 A1
【特許文献2】英国特許出願明細書 GB 1.166.010 A
【特許文献3】ドイツ連邦共和国特許出願明細書 DE 40 07 714 A1
【特許文献4】ドイツ連邦共和国特許出願明細書 DE 42 09 838 A1
【特許文献5】ドイツ連邦共和国特許出願明細書 DE 196 26 705 A1
【特許文献6】国際特許出願明細書 WO 99/21593 A1
【特許文献7】欧州特許出願明細書 EP 1 327 392 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の課題は、包装媒体の利用によって高い殺菌度合いでもって製品の包装が可能である装置を示すことである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この課題を解決するために請求項1に対応する装置が形成される。製品を殺菌包装するための方法は、請求項15の対象である。
【0016】
本発明に係る装置を用いて、使用される包装原料または包装媒体とそれに伴う製造される製品のための高い殺菌度合い(極めて少ない残存菌数)が達成される。これは特に、通常の洗浄方法または殺菌方法とそこで使用される液状および/または気体状の殺菌メディアが、および/またはUVライトが、アクセスできないかかろうじてアクセスできるのみである領域を備える例えば包装バッグのような包装媒体にも有効である。
【0017】
本発明に係る形成を用いて、それぞれの包装媒体または包装原料のすべての表面での完全にすべての表面にわたる殺菌が、とくに包装バッグ、または三次元であるかかさのはる他の包装媒体においても、内側と外側のすべての領域において達成される。
【0018】
本発明の更なる構成、利益および適用可能性が後続する実施例の記載および図から明らかになる。その際、すべての記載されたおよび/または表示された特徴は、それらの請求項内でのまとまりや引用関係によらずそれ自体または任意の組合せにおいて基本的に本発明の対象である。請求項の意味もまた、記載の構成要素に対して作成される。
【発明を実施するための形態】
【0019】
それぞれ簡略化された原理的な図において、包装媒体のための殺菌装置を、この包装媒体を加工するための装置とともに示す図1および2に基づき、以下に本発明を詳細に説明する。
【0020】
図1において全般的に1を付した装置は、包装バッグ2の形の包装媒体の殺菌充填と密閉のために用いられる。例えば一または複数のプラスチックフィルムから製造される包装バッグ2が、装置1あるいはこの装置の殺菌装置4に、適当な外部の移送手段3、例えば連続する包装バッグレーン2.1を介して供給される。この包装バッグレーン内において、包装バッグ2は、材料部分、例えばミシン目を入れた材料部分をも介して互いにつながっている。
【0021】
殺菌装置4はエントリーエアロック5(Eingangsschleuse)の構成要素であり、このエントリーエアロックは装置1のクリーンルーム6あるいは殺菌内方室を外部環境から切り離し、原則として両側を密閉可能な高圧室7からなる。この高圧室内では高圧でもって処理することによって包装バッグ2の殺菌が行われ、つまり処理圧力P、例えば3000から7000barの間の領域で行われる。高圧容器7は内径が500mmまでで、長さが3000mmと4000mmの間の領域であることが可能である。通常の内径は300mmから400mmの間の領域にある。
【0022】
この圧力処理のために、高圧容器7の閉じられた内方室8は圧力を伝達する媒体(以下「圧力媒体」とも称す)でもって満たされている。この圧力媒体は、すくなくとも処理圧力Pにおいて液体の状態で存在し、高圧容器7の内包室8を完全に占める。圧力媒体として特に、周囲圧において液体の状態を有する殺菌された非圧縮の媒体、例えば殺菌された水または純水が適している。圧力媒体として、処理圧力Pにおいて液体の状態を備える殺菌された気体、例えば空気、CO、窒素または希ガスも基本的に適している。液状の気体を使用する大きなメリットは、この圧力媒体の付着が、圧力が下がる結果として完全に気体状の状態へ移行し、それによって包装材料が、別の乾燥ステップを必要とせずとも、乾燥されて取り出されることが可能となることにある。
【0023】
少なくとも処理圧力において液状であって、圧力容器7あるいはその内方室8を完全に満たしている圧力媒体によって、包装バッグ2のすべての領域における高圧でもっての圧力処理が可能である。圧力媒体および処理圧力は、圧力発生装置または圧力源9によって提供される。
【0024】
包装バッグ2は、図1で表現された実施形態において、複数の包装バッグ2からなる各グループとして、適当な保持/操作装置でもって作業ステーション10に搬入される。高圧容器7はこのために装置1の外側の方へのみ開けられ、逆に、クリーンルーム6の方へは閉じられている。引き続いて完全に閉じた高圧容器7において圧力処理が行わる。この圧力処理において存在する菌は、処理圧力Pによりその細胞構造が破壊されるため死滅し、しかも包装バッグ2のすべての表面で、つまり特にすべての内側表面と外側表面、すべての折れ曲がった角、くっついた面、合わせ目の領域とすべてのアクセスが困難な領域で同様に死滅する。
【0025】
高圧処理のために高圧容器7は、密閉要素に作用する力を受け容れるために、図示されていないヨーク(Joch)によって挟みこまれている。このために、基本的に二通りの公知のバリエーションが使用可能である。
a)高圧容器が剛性に構成されており、ヨークが密閉要素の前で旋回可能であるか、
b)高圧容器7がヨークから搬送路に走行し、これが理想的にはヨークに平行におこなわれる。
【0026】
圧力処理の後および高圧容器7の解放の後に、この高圧容器は装置1のクリーンルーム6の方へのみ開かれ、殺菌された包装バッグ2は、再びグループ2.1としてクリーンルーム6内の取り出しステーション11で適当な保持/操作装置でもって高圧容器7から取り出され、そこの装置内にある移送手段12に引き渡される。この移送手段でもって、包装バッグ2は、同様に殺菌クリーンルーム6内に配置される充填のための充填ステーション13と引き続いて密閉ステーション14に移送される(矢印A)。充填され密閉された包装バッグ2は、図示されていない別のエアロックを越えて装置1を去る。
【0027】
処理された包装バッグ2を高圧容器7から取り出した後、この高圧容器は再びクリーンルーム6の方へ閉じられ、処理されるべき別の包装バッグ2を受け容れのためにようやく周囲に対しあるいは移送手段3に対し開かれる。
【0028】
装置1のクリールーム6内の要求される殺菌の度合いを保証するために、このクリーンルームは、大気圧を越える殺菌された空気で常時付勢されており、これは矢印15で示される。同時に、取り出しステーション11は、包装バッグ2の乾燥のため、つまり圧力媒体の残りをこのバッグから取り去るためにも使用され、しかもこれは、同様に矢印15で示されるように、殺菌空気流またはガス流による処理によっておこなわれる。
【0029】
包装バッグ2は、例えば備蓄ロールよりはがされるフィルムから、図1中に図示されていない折り畳みおよび形成機械において生産される。
【0030】
図2は装置1aを極めて略式に示す。この装置において殺菌クリーンルーム6内で包装バッグ2の形成が行われ、詳細に述べると、包装バッグ2の製造に使用される包装原料、例えばフィルム材料の事前に殺菌された備蓄ロール16を使用して行われる。装置1aは、またもエントリーエアロック5を備え、このエントリーエアロックもまた高圧容器7、しかも各備蓄ロール16全体の殺菌あるいは圧力処理のための高圧容器から形成される。この備蓄ロールは、装置1aの外側の方に開かれた高圧容器7のもとでこの容器の内方室に運び込まれる。引き続いて高圧容器7は密閉され、備蓄ロール16全体の圧力処理が、高圧容器7に運び込まれ、すくなくとも圧力Pの処理圧力において液状の圧力媒体を介して行われる。
【0031】
各備蓄ロール16は全体として、周囲の方に開かれ装置1aのクリーンルーム6aの方へ閉じられた高圧容器7内に運び込まれ、高圧容器を閉じた後、圧力メディアを使用して高圧処理によって殺菌される。この処理の後、解放された高圧容器7はクリーンルーム6の方に開かれ、備蓄ロール16は例えば同じくクリーンルーム6内に配置され、図示されていない操作手段でもって、そこの提出装置17(Vorlagevorrichtung)内に運び込まれる。それから装置1aの運転において、この提出装置から、包装バッグ2を形成する平坦材料が連続してはがされ、同じくクリーンルーム6内に配置される折り畳みおよび形成ステーション18内で包装バッグ2に形成される。この包装バッグの充填および密閉は、充填ステーション13および密閉ステーション14で行われ、この包装バッグは図示されていない別のエアロックのあたりで装置1aを去る。
【0032】
少なくとも圧力処理の際に非圧縮あるいは液状の圧力媒体を使用することにより、例えば純水を温度30−60℃の範囲で使用することにより、処理結果の更なる改善の可能性および/または処理時間の本質的な短縮の可能性が生まれる。
【0033】
本発明は、実施例によって前記のように描写された。本発明の基礎となる発明の思想を離れることなく、数多くの変更および変化が可能であることは自明である。
【0034】
そのため上記において本発明は、完成された包装バッグ2の殺菌と関連して、あるいはこのようなバッグの製造に使用される平坦材料の備蓄ロール16の殺菌と関連して記載された。殺菌装置4は、他の包装媒体の殺菌、例えばかさのはる容器、キャップあるいは容器シーリングなどにも基本的に使用可能である。
その際包装は、複数の部材から成り、キャップまたはいかなる方法かのシール、注ぎ口(Ausgieser)、ショルダーなどを備えることができる。それゆえ方法の一つのバリエーションにおいて、包装材料が、密閉要素、注ぎ口、ショルダー要素などのような形成部材を備えることが意図される。これら形成部材は、単独かまたはそれ以外の包装材料と共同で記載の方法を用いて処理され得る。さまざまな部材が別々に処理される一つの方法において、包装(材料)の部材の各グループのため、とくに平坦材料とシールまたはショルダー部材のために独立した高圧容器が設けられ、プロセスパラメータがまた包装(材料)の部材の各グループの材料に適した方法で適合されることは意味のあることである。
【0035】
方法の一つのバリエーションでは、前記した形成部材のみが高圧ステップによって殺菌され、平坦材料またはバッグは熱殺菌および/または化学殺菌の方法によって殺菌される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る、極めて略式に示された装置1の図。
【図2】本発明に係る、極めて略式に示された装置1aの図。
【符号の説明】
【0037】
1,1a 装置
2 包装バッグ
・ 多数の包装バッグ2からなるレーン
3 移送手段
4 殺菌装置
5 エントリーエアロック
6 装置1あるいは1aのクリーンルーム
7 高圧容器
8 高圧容器の内方室
9 圧力媒体のための圧力源
10 作業ステーション
11 取り出しステーション
12 装置内の移送手段
13 充填ステーション
14 密閉ステーション
15 殺菌された空気の流れ
16 備蓄ロール
17 提出ユニット
18 折り畳みおよび形成ステーション
A 移送方向
P 処理圧力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装媒体内での製品の殺菌した包装のための装置であって、殺菌した空間に少なくとも一のパッキングステーション(13,14)を有し、この殺菌した空間にそのときどきの包装媒体(2)および/または包装原料(16)がエントリーエアロック(5)を介して殺菌装置(4)に供給される前記装置において、
包装媒体(2)および/または包装原料(16)の殺菌のための殺菌装置(4)が高圧処理よりなることを特徴とする前記装置。
【請求項2】
少なくとも一の殺菌装置(4)が、密閉可能な高圧容器(7)から成り、この殺菌装置において包装媒体(2)および/または包装原料(16)が液状の処理媒体または液状の圧力媒体を使用し処理圧力(P)でもって処理されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
圧力媒体が殺菌された流体、例えば殺菌された水または純水であることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
圧力媒体が、処理圧力(P)において液化する気体媒体、例えば空気、窒素、COまたは希ガスであることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
高圧容器(7)が、処理する包装媒体(2)および/または処理する包装原料(16)を運び込むための、少なくとも一の密閉可能な第一の開口部をエントリーエアロック(5)の殺菌されていない外側に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
高圧容器(7)が、処理する包装媒体(2)および/または処理する包装原料(16)を取り出すための、少なくとも一の密閉可能な第二の開口部をエントリーエアロック(5)の殺菌された側に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
高圧容器(7)の開口部が逆に作動する開口または閉口を行うための操作手段を特徴とする請求項5または6に記載の装置。
【請求項8】
クリーンルーム(6)にエントリーエアロック(5)を介して供給される包装媒体が包装バッグ(2)であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
クリーンルーム(6)に供給される包装原料(16)がロールに巻きつけられた平坦材料であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
クリーンルーム(6)内の、包装媒体および/または包装原料(16)の移送方向においてエントリーエアロック(5)あるいは殺菌装置(4)に続き、包装媒体から圧力媒体を取り除くためのステーション(11)、例えばブローオフステーションが設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
少なくとも一の高圧容器(7,7a)が、3000から7000barの間の範囲の処理圧力(P)による圧力処理のために形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
クリーンルーム(6)において、パッキングステーションとして、密閉ステーション(14)を有する少なくとも一の充填ステーション(13)が備えられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
クリーンルーム(6)において、少なくとも一の提出ユニット(17)が、エントリーエアロック(5)を介して供給され殺菌される備蓄ロールであって、包装媒体として用いられるかまたは包装媒体(2)の製造のために使用される平坦材料の備蓄ロール(16)を収容するために設けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
包装原料(16)からの包装媒体(2)の形成のため、クリーンルーム(6)内に配置される少なくとも一の折り畳みおよび形成ステーション(18)を特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
クリーンルーム(6)における製品の殺菌包装のための方法であって、方法が殺菌装置(4)を設けられた少なくとも一のエントリーエアロック(5)を有し、このエントリーエアロック(5)を介し、包装の際に使用される包装媒体および/または使用される包装原料が殺菌装置(4)内のクリーンルーム(6)に殺菌の後に運び込まれる方法において、
包装媒体(2)および/または包装原料(16)の殺菌が、圧力媒体内における高圧付荷によって行われることを特徴とする方法。
【請求項16】
圧力処理が、3000barから7000barの間の範囲の処理圧力で行われることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
圧力媒体として流体媒体、例えば殺菌された水または純水が使用されることを特徴とする請求項15または16に記載の方法。
【請求項18】
圧力媒体として、少なくとも処理圧力において液化する気体、たとえば空気、CO、窒素または希ガスが使用されることを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
包装媒体がバッグ、例えば平坦材料から製造される包装バッグであることを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載される方法。
【請求項20】
包装原料が平坦材料、好ましくはロール(16)に巻きつけられた平坦材料であることを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
処理が高圧容器(7)内でおこなわれることを特徴とする請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
処理が熱された圧力媒体でもって行われることを特徴とする請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
包装材料が、密閉要素、キャップ、ふた、スクリューシール、注ぎ口、ショルダー要素等の形成部材を備えることを特徴とする請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
唯一のグループの包装材料の部材が、記載の方法を使用して処理されることを特徴とする請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
異なるグループの包装の部材のために、処理が別個の高圧容器(7)内で行われることを特徴とする請求項1から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
異なるグループの包装の部材のために、処理が、包装の部材の全グループのためではない高圧容器(7)内で行われることを特徴とする請求項1から25のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−522669(P2010−522669A)
【公表日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−500105(P2010−500105)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【国際出願番号】PCT/EP2008/002050
【国際公開番号】WO2008/119453
【国際公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願人】(598125028)カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト (125)
【Fターム(参考)】