説明

製品紙箱を別用途として再利用可能とする構造を有する「組立式ボックス」及びその固定保持方法

【課題】
日常生活の中で使っている紙箱(例えばティッシュペーパーボックス)を、使い終わってから別用途として再利用できるようにする。
【解決手段】
組立式構造紙箱(例えばティッシュペーパー箱)の直方体6面のそれぞれに、さまざまな用途に利用できる何種類かの「特殊開口」をもうけて、用途を選択・組合わせて再利用できるようにしたものである。「特殊開口」により形成された「再利用紙箱」は、用途を選択して(併用して)利用でき、また外部衝撃に強い開口仕様も有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日常生活の中で使っているさまざまな製品紙箱(例えばティッシュペーパーボックス、ビニールパックボックス、菓子箱、ラップ箱等)を、使用後に別用途として再利用できるようにした「組立式ボックス」に関するものである。この組立式ボックス(再利用紙箱)は、箱表面に特殊な開口(opn1〜4)をいくつか設けて、小物入れ・ペン立て・はがき入れ・簡易ポスト・簡易ゴミ箱等いろいろな用途に再利用できる構造としている。また、紙箱の固定保持方法として、オプションの軽粘着テープやホルダーを利用することでいろいろな場所で使えるようにした。そして、再利用により紙箱製品に付加価値を加えるとともに、省資源化を図ることができる。
【背景技術】
【0002】
従来、「紙箱を再利用」する方法(先行技術)として、ティッシュペーパ箱をゴミ箱等として再利用するもの(例えば特開平11−152167、実開昭59−18998、実開昭62−103502、実開平01−122486)があった。これらは、紙箱表面に「新たな折線や開口切込み」を入れて開口蓋や物の出し入れ口とし、ゴミ箱等の用途に再利用するものであった。
【0003】
しかし、従来から考えられてきた再利用紙箱は、直方体である箱の一面に開口を設けて物の出し入れ口としただけであり、使う用途が限られていたり(例えばゴミ箱の用途として使う等)、使い勝手にも制限・不便さ(例えば箱単体を置いて使う等)があった。
【0004】
さらに、箱表面に「開口用の大きな切り込み線」を入れると、箱表面の耐力が落ち外の衝撃により穴があきやすくなるという欠点もあった。
【0005】
これらの改善策として、再利用紙箱として、「使用できる用途開口(opn)」をいくつか設け多くの用途に使えるようにし、紙箱を「オプションの軽粘着テープ」または「紙箱ホルダー」で固定保持し使える構造とした。箱表面の開口仕様は「外の衝撃にも耐えうる特殊開口(opn1,2)」を設けて破れないようにした。これらにより、多種用途の紙箱を、色々な用途に使い勝手よく再利用することができる。
【特許文献1】特開平11−152167(ティッシュペーパー箱)
【特許文献2】特開平11−157585(ティッシュペーパー箱)
【特許文献3】特開−2004-243066(ティッシュ箱ホルダー)
【特許文献4】実開昭59−18998(ティッシュペーパー箱)
【特許文献5】実開昭62−103502(ティッシュ空箱)
【特許文献6】実開平01−103580(ティッシュホルダー)
【特許文献7】実開平01−122486(ティッシュペーパー箱)
【特許文献8】特開2004−000313(ボックス用ホルダー)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
今回の発明が解決しようとする課題 (問題点)は、次のようなものである。
・課題1:従来の再利用紙箱は、使用できる用途が1種類(例えばちり紙用のゴミ箱)と限られており、他の色々な用途をいくつも選択利用できなかった。(つまり、一つの箱で、ゴミ入れ以外の「小物入れやペン立て等他の用途」を自由に組合わせて使えるという仕様の箱が、従来にはなかった。)
・課題2:再利用紙箱を単体で使う(例えば水平面に置いて使う)という設定であり、市販のホルダーが使えない構造の箱もあった。
・課題3:紙箱表面の切り込み開口が大きいと、箱表面の衝撃耐力が落ち、穴が開きやすいという欠点があった。
・課題4:紙箱表面の開口が小さかったり、また開口蓋の開け閉めが単純で不安定であったりと、物の出し入れする時の使い勝手が悪い場合があった。
・課題5:片寄った位置の開口のため、箱全体の美観(再利用紙箱としてのデザイン性)が劣る場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、組立式構造紙箱(例えばティッシュペーパー箱)の直方体6面のそれぞれに、さまざまな用途に利用できる何種類かの「特殊開口(opn1〜4)」をもうけて、用途を選択・組合わせて再利用できるようにしたものである。また再利用箱をふたつ合わせて使うこともでき、いろいろな場面で幅広い使い方ができる。
前述の課題(1〜5)を解決する手段として、まずはじめに、今回の発明の基本部分となる「特殊開口(opn1〜4)」から順に、図面に沿って説明していく(以下、請求項1〜8と同じ内容で説明する。)。
【0008】
・(特殊開口opn 1-1 :図11、12、14、15参照)(同、請求項1)
直方体の組立式構造紙箱の上面、前面を利用した開口で、図11の展開図に示した「開口opn 1-1」である。図14の詳細で示すように(Pa1+l1)による蓋ストッパー機能を持ち、(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。そして図15に示す開口シートにも切取り線をほどす。小物入れの出し入れ口に利用できる。
【0009】
・(特殊開口opn 1-2 :図11、12参照)(同、請求項2)
直方体の組立式構造紙箱の背面を利用した開口で、図11の展開図に示した「開口opn 1-2」である。図12で示すように開口紙片をL型に折り曲げて、細長いものを横置きできるので、ペン等を横に置いて利用できる。
【0010】
・(特殊開口opn 2-1 :図16、17、18参照)(同、請求項3)
直方体の組立式構造紙箱の上面を利用した開口で、図16の展開図に示した「開口opn 2-1」。図18の詳細で示すように(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。また(Pa4+Pa5)による「紙片Pa1の直角ストッパー機能」を有する。これは紙片Pa1の角度を90度以上開かないようにして垂直に保ち、長物のペン等を倒れずに立てられるようにしたものである。また、Pa1を45度の角度で切り込むことで蓋の開閉を可能とし、(Pa1+l1)による蓋ストッパー機能も持つ。この開口は箱角部を切り込んでおり箱前面の垂直紙片部分にペンクリップをとめることもできる。
【0011】
・(特殊開口opn 2-2 :図16、19参照)(同、請求項4)
直方体の組立式構造紙箱の上面を利用した開口で、図16の展開図に示した「開口opn 2-2」。図19の詳細で示すように(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。また、Pa1を45度の角度で切り込むことで蓋の開閉を可能とし、(Pa1+l1)による蓋ストッパー機能も持つ。この開口は、ハサミ入れ等に利用できる。
【0012】
・(特殊開口opn 2-3 :図16、20参照)(同、請求項5)
直方体の組立式構造紙箱の上面を利用した開口で、図16の展開図に示した「開口opn 2-3」。図20に示すように、(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。開口の横幅を広くしており、はがき入れ等に利用できる。
【0013】
・(特殊開口opn 3-1 :図21、22参照)(同、請求項6)
直方体の組立式構造紙箱の背面を利用した開口で、図21の展開図に示した「開口opn 3-1」。図22の簡易ゴミ箱(縦型)で示すように「(Pa1・Pa2の折部)+Pa3」により開口蓋のストッパー機能を有する(つまり紙片Pa1とPa3の微妙な接触により、開口蓋としての紙片Pa1の角度を自由に位置固定できる)。
【0014】
・(特殊開口opn 3-2 :図21、22参照)(同、請求項7)
直方体の組立式構造紙箱の背面を利用した開口で、図21の展開図に示した「開口opn 3-2」。図22の簡易ゴミ箱(横型)で示すように、請求項6と同じく開口蓋のストッパー機能を有する。
【0015】
・(特殊開口opn 4 :図11、13参照)(同、請求項8)
直方体の組立式構造紙箱の側面を利用した開口で、図11の展開図に示した「開口opn 4」。図13に示すように、紙片Pa1をコの字に折り曲げて箱内側に入れ込み、側面開口部の強度を増して変形しないように安定させる。このとき紙片Pa2の短部を180度織り込んで「紙片Pa1とPa2の接触」を強くすることで側面開口をさらに強固とし、側面物入れ時の小さなストッパー段差(Pa2の2枚分の厚さ)を形成する。この開口は、長物定規やはがき等を横入れするのに利用できる。
【0016】
このように「特殊開口(opn)」について詳しく説明したが、これら8種類の「特殊開口(opn1〜4)」を直方体の組立式構造紙箱の各面に組み合わせて取り付けることで、8種類の再利用紙箱(ReBox1〜8)が完成される。
【0017】
図10の系統図に示した「再利用紙箱(ReBox1〜3)」は、基本型である。
【0018】
図10の系統図に示した「再利用紙箱(ReBox4〜6)」は、開口組合わせ型である。
【0019】
図10の系統図に示した「再利用紙箱(ReBox7〜8)」は、紙箱合体型である。
【0020】
次に、これら再利用紙箱の固定保持方法について説明する。図23の系統図に示したように大きく3種類の方法がある。
【0021】
固定保持方法1では、「オプションの両面軽粘着テープ」を利用する。紙箱1面の4隅または2隅に貼り付けて壁等に固定する。
【0022】
固定保持方法2は、従来から数多く考えれれて来た「市販のティッシュ箱ホルダー」を利用する考え方でる。
【0023】
固定保持方法3は、「新ホルダー(1〜3)」を利用する方法である。
【0024】
新ホルダー1を、(請求項17)として提示した。
【0025】
新ホルダー2-1、2-2を、(請求項18、19)として提示した。
【0026】
新ホルダー3-1、3-2を、(請求項20、21)として提示した。
【0027】
このように各詳細項目ごとに解決手段を説明してきたが、まとめると、「特殊開口(opn1〜4)」と、これらの開口を取付けた「再利用紙箱(ReBox1〜8)」、そしていくつかの「固定保持方法(1〜3)」により、はじめに述べた「課題(1〜5)」が解決できる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の「再利用紙箱(ReBox)」を使用した場合の利点は、主に次のようなものである。
・利点1:1個の再利用紙箱で、いくつかの用途を選択利用できる。(つまり、ゴミ入れ・小物入れ・ペン立て等の用途を自由に組合わせて使える。)
・利点2:再利用紙箱を単体で使う(例えば水平面に置いて使う)以外にも、オプションの軽粘着テープを使う等の「固定保持方法(1〜3)」が使える。
・利点3:紙箱表面の切り込み開口が大きくても、箱表面の衝撃耐力大きい開口(opt1-1、opt2-1〜2-3)を利用することで、穴が開きにくくなる。
・利点4:開口蓋の開け閉めが自由に固定でき(opt3-1,3-2)、物の出し入れする時の使い勝手が良くなる。
・利点5:箱全体のバランスをとった開口位置と形状デザインを施しているため、、箱の美観(再利用紙箱としてのデザイン性)を高めている。
・利点6:再利用により紙箱製品に付加価値を加えるとともに、省資源化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
(ReBox 1をカラーボックス側面壁に取り付けた例)
図1、2は、最も基本的な利用形態として、ティッシュペーパー箱(ReBox1)を例に、カラーボックス側面壁に両面軽粘着テープで取り付けて再利用したものである。(鋼製壁であればマグネットホルダーを利用して取付け使用できる。)図1に示すように、ティッシュペーパー箱の表面において、前上面に特殊開口opn 1-1(請求項1)、背面に特殊開口opn 1-2(請求項2)、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有する。
【実施例1】
【0030】
(ReBox 1を洗面所の洗面台側面、または壁側面に取り付けた例)
図2は、ティッシュペーパーの箱(ReBox 1)を洗面所の洗面台側面、または壁側面に取り付けた例である。
【実施例2】
【0031】
(ReBox 2をカラーボックス側面壁に取り付けた例)
図4、5はReBox 2の基本形態であり、ティッシュペーパー箱の表面において、上面に特殊開口opn 2-1(請求項3)、opn 2-2(請求項4)、opn 2-3(請求項5)、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有する。図6は、ティッシュペーパーの箱(ReBox 2)をカラーボックス壁側面に取り付けた例である。
【実施例3】
【0032】
図7は、ReBox 1の上部開口を開いた例である。
【実施例4】
【0033】
図8は、ReBox 1をふたつ合わせた例である。
【実施例5】
【0034】
図9は、ReBox 1 とReBox 2を合わせた例である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
日常生活の中で使っている多種多様の製品紙箱(例えばティッシュペーパーボックス等)を、使い終わってからそのまま捨てることなく、新たにいくつかの用途を選んで、幅広く再利用することができる。このことは、多くの紙箱製品に、従来似なかった新たな付加価値を加えることとなり、さらには資源の有効利用を図ることができる。(つまり、森林資源を有効利用し、環境にやさしい再利用日用製品を提供することで、「地球温暖化防止(Co2削減)を重要事項として目標に掲げる日本社会」に貢献することができる。)
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】再利用紙箱1(ReBox 1)の概要図
【図2】再利用紙箱1(ReBox 1)の取付け例(1)
【図3】再利用紙箱1(ReBox 1)の取付け例(2)
【図4】再利用紙箱2(ReBox 2)の概要図(1)
【図5】再利用紙箱2(ReBox 2)の概要図(2)
【図6】再利用紙箱2(ReBox 2)の取付け例
【図7】再利用紙箱1(ReBox 1)の概要図(上面開き)
【図8】再利用紙箱(ReBox)の組合せ利用例(1)
【図9】再利用紙箱(ReBox)の組合せ利用例(2)
【図10】再利用紙箱(ReBox)の種別系統図
【図11】再利用紙箱1(ReBox 1)の展開図と開口仕様(opn) )
【図12】再利用紙箱1(ReBox 1)の開口構造(1)・・・(opn 1-1、1-2)
【図13】再利用紙箱1(ReBox 1)の開口構造(2)・・・(opn4)
【図14】再利用紙箱1(ReBox 1)の開口構造(3)・・・(opn1-1詳細)
【図15】再利用紙箱1(ReBox 1)の開口構造(4)・・・(opn1-1ビニルシート)
【図16】再利用紙箱2(ReBox 2)の展開図と開口仕様(opn)
【図17】再利用紙箱2’(ReBox 2‘)の開口構造(1)・・・(opn 2-1、2-3)
【図18】再利用紙箱2(ReBox 2)の開口構造(2)・・・(opn 2-1詳細)
【図19】再利用紙箱2(ReBox 2)の開口構造(3)・・・(opn 2-2詳細)
【図20】再利用紙箱2(ReBox 2)の開口構造(4)・・・(opn 2-3詳細)
【図21】再利用紙箱3(ReBox 3)の展開図と開口仕様(opn)
【図22】再利用紙箱3(ReBox 3)の開口構造
【図23】再利用紙箱(ReBox)の固定保持方法(系統図)
【図24】再利用紙箱(ReBox)の固定保持方法(新ホルダー 1)
【図25】再利用紙箱(ReBox)の固定保持方法(新ホルダー 1の取付け例)
【図26】再利用紙箱(ReBox)の固定保持方法(新ホルダー 2, 3)
【符号の説明】
【0037】
以下の符号は、主に「図1、4」で表記している。
1. ReBox 1
2. 特殊開口opn 1-1
3. 特殊開口opn 1-2
4. 特殊開口opn 4(右側面)
5. ReBox 2
6. 特殊開口opn 2-1
7. 特殊開口opn 2-2
8. 特殊開口opn 2-3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(特殊開口opn 1-1 :図11、12、14、15参照)
直方体の組立式構造紙箱の上面、前面を利用した開口で、図11の展開図に示した「開口opn 1-1」。図14の詳細で示すように(Pa1+l1)による蓋ストッパー機能を持ち、(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。そして図15に示す開口シートにも切取り線をほどこしたもの。小物入れの出し入れ口に利用できるようにした開口。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項2】
(特殊開口opn 1-2 :図11、12参照)
直方体の組立式構造紙箱の背面を利用した開口で、図11の展開図に示した「開口opn 1-2」。図12で示すように開口紙片をL型に折り曲げて細長いものを横置きできるようにしたもの。ペン等を横に置いて利用できる。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項3】
(特殊開口opn 2-1 :図16、17、,18参照)
直方体の組立式構造紙箱の上面を利用した開口で、図16の展開図に示した「開口opn 2-1」。図18の詳細で示すように(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。また(Pa4+Pa5)による「紙片Pa1の直角ストッパー機能」を有する。これは紙片Pa1の角度を90度以上開かないようにして垂直に保ち、長物のペン等を倒れずに立てられるようにしたものである。また、Pa1を45度の角度で切り込むことで蓋の開閉を可能とし、(Pa1+l1)による蓋ストッパー機能を持つ。この開口は箱角部を切り込んでおり箱前面の垂直紙片部分にペンクリップをとめることもできる。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項4】
(特殊開口opn 2-2 :図16、19参照)
直方体の組立式構造紙箱の上面を利用した開口で、図16の展開図に示した「開口opn 2-2」。図19の詳細で示すように(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。また、Pa1を45度の角度で切り込むことで蓋の開閉を可能とし、(Pa1+l1)による蓋ストッパー機能も持つ。この開口は、ハサミ入れ等に利用できる。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項5】
(特殊開口opn 2-3 :図16、20参照)
直方体の組立式構造紙箱の上面を利用した開口で、図16の展開図に示した「開口opn 2-3」。図20に示すように、(Pa1,Pa3)の紙2層構造により開口切り込み部分の外部衝撃に強い構造を有する。開口の横幅を広くしており、はがき入れ等に利用できる。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項6】
(特殊開口opn 3-1 :図21、22参照)
直方体の組立式構造紙箱の背面を利用した開口で、図21の展開図に示した「開口opn 3-1」。図22の簡易ゴミ箱(縦型)で示すように「(Pa1・Pa2の折部)+Pa3」により開口蓋のストッパー機能を有する(つまり紙片Pa1とPa3の微妙な接触により、開口蓋としての紙片Pa1の角度を自由に位置固定できる)。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項7】
(特殊開口opn 3-2 :図21、22参照)
直方体の組立式構造紙箱の背面を利用した開口で、図21の展開図に示した「開口opn 3-2」。図22の簡易ゴミ箱(横型)で示すように、請求項6と同じく開口蓋のストッパー機能を有する。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項8】
(特殊開口opn 4 :図11、13参照)
直方体の組立式構造紙箱の側面を利用した開口で、図11の展開図に示した「開口opn 4」。図13に示すように、紙片Pa1をコの字に折り曲げて箱内側に入れ込み、側面開口部の強度を増して変形しないように安定させる。このとき紙片Pa2の短部を180度織り込んで「紙片Pa1とPa2の接触」を強くすることで側面開口をさらに強固とし、側面物入れ時の小さなストッパー段差(Pa2の2枚分の厚さ)を形成する。この開口は、長物定規やはがき等を横入れするのに使える。そして、または、この開口を有する直方体の組立式構造紙箱。
【請求項9】
(ReBox 1 :図1、2、3、7、10、11参照)
図1に示すように、ティッシュペーパー箱(または直方体の組立て式構造紙箱)の表面において、前上面に特殊開口opn 1-1(請求項1)、背面に特殊開口opn 1-2(請求項2)、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有するもの。この紙箱の展開図は図11に示す。「図2、3(使用例)」に示した使い方ができる。
【請求項10】
(ReBox 2 :図4、5、6、10、16参照)
図4、5に示すように、ティッシュペーパー箱(または直方体の組立て式構造紙箱)の表面において、上面に特殊開口opn 2-1(請求項3)、opn 2-2(請求項4)、opn 2-3(請求項5)、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有するもの。この紙箱の展開図は図16に示す。「図6(使用例)」に示した使い方ができる。
【請求項11】
(ReBox 3 :図10、21、22参照)
図21の展開図に示すように、ティッシュペーパー箱(または直方体の組立て式構造紙箱)の表面において、背面に特殊開口opn 3-1(請求項6)、opn 3-2(請求項7)、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有するもの。図22に示すように、簡易ゴミ箱(縦・横型)、名刺等の簡易ポストに利用できる。
【請求項12】
(ReBox 4 :図10参照)
ティッシュペーパー箱(または直方体の組立て式構造紙箱)の表面において、「特殊開口opn1、2、4」を有するものである。すなはち、前上面に特殊開口opn 1-1(請求項1)、背面に特殊開口opn 1-2(請求項2)を有し、底面に特殊開口opn 2-1(請求項3)、opn 2-2(請求項4)、opn 2-3(請求項5)を有し、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有するもの。
【請求項13】
(ReBox 5 :図10参照)
ティッシュペーパー箱(または直方体の組立て式構造紙箱)の表面において、「特殊開口opn1、3、4」を有するものである。すなはち、前上面に特殊開口opn 1-1(請求項1)を有し、背面に特殊開口opn 3-1(請求項6)、opn 3-2(請求項7)を有し、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有するもの。
【請求項14】
(ReBox 6 :図10参照)
ティッシュペーパー箱(または直方体の組立て式構造紙箱)の表面において、「特殊開口opn2、3、4」を有するものである。すなはち、上面に特殊開口opn 2-1(請求項3)、opn 2-2(請求項4)、opn 2-3(請求項5)を有し、背面に特殊開口opn 3-1(請求項6)、opn 3-2(請求項7)を有し、側面に特殊開口opn 4(請求項8)を有するもの。
【請求項15】
(ReBox 7 :図8、10参照)
図8に示すように、「ReBox 1(請求項9)」と、「開口を上開きとしたReBox 1(請求項9)」を、オプションの軽粘着テープ等を使って背面接合して合体させたもの。そのまま水平面に置いて、箱が倒れることなく使える。
【請求項16】
(ReBox 8 :図9、10参照)
図9に示すように、「ReBox 1(請求項9)」と、「ReBox 2(請求項10)」を、オプションの軽粘着テープ等を使って背面接合して合体させたもの。そのまま水平面に置いて、箱が倒れることなく使える。
【請求項17】
(新ホルダー 1:図24、25参照)
再利用紙箱(ReBox)を固定保持するための新しいホルダの1例であり、図24に示すように「紙間挿入フック(S1、S2)」を紙箱隅の紙片隙間に挿入・挟みこんで保持し、背面マグネット・吸盤・軽粘着材で固定するホルダー。このフックホルダーは、特殊開口opn 4(請求項8)の部分にも取り付け可能であるという大きな特徴を持つ。細部フックS3は、ホルダの持ち手としての機能を有し、さらに紙箱体をS3部を使ってどこでも吊り下げられる。 ホルダ単体では、掛けフックとして使ったりメモ紙を垂直に目立たせて取り付けることができる。(この組立式紙箱の側面隙間を利用する手法は、従来の先行技術(特開2004-000313、現在審査請求中)の中で既に提案されているので、この「隙間に差し込んで保持するという手法」の「新規性」という点ではこの先行技術(特開2004-000313)が当然ながら優先されるが、「進歩性(特許性)」としての権利範囲が現在審査請求中で確定していないため、今回は、この先行技術と比較して別の「新たな進歩性として認めれれる部分(つまり特殊開口opn 4に対応できたり単体機能を有する等)」を付加して、この新ホルダーを提案している。)
【請求項18】
(新ホルダー 2-1:図26参照)
図26(2-1)に示すように、ビニールポケットにマグネットバーを差し込む形式にしたホルダー。
【請求項19】
(新ホルダー 2-2:図26参照)
図26(2-2)に示すように、ビニールポケットにマグネットシートを差し込む形式にしたホルダー。
【請求項20】
(新ホルダー 3-1:図26参照)
図26(3-1)に示すように、細部フックS4を紙箱紙間に差し込めるようにしたホルダー。
【請求項21】
(新ホルダー 3-2:図26参照)
図26(3-2)に示すように、細部フックS5を紙箱紙間に差し通しできるようにしたホルダー。
【請求項22】
( (ReBox 1〜8)+固定方法1 :図23参照 )
固定方法1(オプションの軽粘着テープ)を使って取り付けることができる、再利用紙箱(ReBox 1〜8)。
【請求項23】
( (ReBox 1〜8)+固定方法2 :図23参照 )
固定方法2(従来からの市販のホルダー)を使って取り付ける、再利用紙箱(ReBox 1〜8)。
【請求項24】
( (ReBox 1〜8)+固定方法3 :図23参照 )
固定方法3(新ホルダー1〜3)を使って取り付けることができる、再利用紙箱(ReBox 1〜8)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2006−256650(P2006−256650A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−75134(P2005−75134)
【出願日】平成17年3月16日(2005.3.16)
【出願人】(303064341)
【Fターム(参考)】