説明

複合サッシの框体

【課題】狭いスペースで製造することができ、また後で樹脂材を金属材から取り外すことも容易な複合サッシの框体を提供する。
【解決手段】上下の横框と左右の縦框を方形状に框組みしてなり、横框と縦框は室外側の金属框と金属框の室内側露出面を覆う樹脂框とから構成されてなる框体において、金属框41は室内面の見付方向両端近傍にそれぞれ係合部41aと弾性係合部41bを備え、樹脂框42は係合部41aと係合する被係合部42aと、弾性係合部41bと弾性状に係合する弾性掛止部42bとを備えてなる。また、係合部41aは金属框41の室内面内周側端部に形成され、弾性係合部41bは金属框41の室内面外周側端部に形成される。さらに、樹脂框42は外周側端部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建物開口部に設けられる枠体に納められる複合サッシの框体に関し、特に室外側が金属材からなり室内側が樹脂材からなる複合材により構成される複合サッシの框体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、室外側が金属材からなり、室内側が樹脂材からなる複合材により構成される框体が知られている。框体は、上下の横框と左右の縦框とを方形状に框組みしてなるものである。そして框体の内部にはガラス体が納められて障子を構成する。この障子は、一般的に複合材から構成される枠体内に納められるもので、このような複合サッシとしては例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【特許文献1】特許第3507031号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の框体を構成する複合材は、樹脂材を金属材にスライドさせて取付け、さらに適所をカシメにより固定して形成していた。しかしこのように樹脂材を金属材に対してスライドさせるには、金属材の長さと樹脂材の長さを足した長さを有するスペースが必要となる。すなわち、複合材の製造のために広いスペースが必要であった。また、カシメにより樹脂材を金属材に固定すると、後で取り外すのは困難であるため、樹脂材のみ交換することが困難であると共に、リサイクルもしにくいという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、狭いスペースで製造することができ、また後で樹脂材を金属材から取り外すことも容易な複合サッシの框体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る複合サッシの框体は、上下の横框と左右の縦框を方形状に框組みしてなり、上記横框と縦框は室外側の金属框と該金属框の室内側露出面を覆う樹脂框とから構成されてなる複合サッシの框体において、
上記金属框は室内面内周側端部に係合部を、室内面外周側端部に弾性係合部を、それぞれ備え、上記樹脂框は上記係合部と係合する被係合部と、上記弾性係合部と弾性状に係合する弾性掛止部とを備えると共に、該弾性掛止部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなることを特徴として構成されている。
【0006】
また、本発明に係る複合サッシの框体は、上記縦框のうち召合せ框の係合部は上記金属框の室内面内周側端部に形成され、弾性係合部は上記金属框の室外面外周側端部に形成されることを特徴として構成されている。
【0007】
さらに、本発明に係る複合サッシの框体は、上記召合せ框の樹脂框は上記金属框の室内面及び側面を被覆するように断面略L字状に形成され、上記金属框の側面を被覆する面の室外側端部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る複合サッシの框体によれば、金属框は室内面の見付方向両端近傍にそれぞれ係合部と弾性係合部を備え、樹脂框は係合部と係合する被係合部と、弾性係合部と弾性状に係合する弾性掛止部とを備えていることにより、樹脂框を金属框に対して弾性的に取付けることができ、スライドさせる必要がないので、複合材からなる框材を小さいスペースで容易に製造することができる。また、カシメが必要ないので、後で樹脂框だけ取り外すこともできる。さらに、係合部は金属框の室内面内周側端部に形成され、弾性係合部は金属框の室内面外周側端部に形成されることにより、樹脂框の被係合部を金属框の内周面側端部に引っ掛けた上で弾性掛止部を弾性係合部に対して取付けることができるので、樹脂框の金属框に対する取付けをより容易にすることができる。そして、樹脂框は弾性掛止部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなることにより、樹脂框の弾性掛止部を金属框の弾性係合部に対して強固に取付けることができる。
【0009】
また、本発明に係る複合サッシの框体によれば、召合せ框の係合部は金属框の室内面内周側端部に形成され、弾性係合部は金属框の室外面外周側端部に形成されることにより、召合せ框の金属框露出面に対し樹脂框を容易に取付けることができる。
【0010】
さらに、本発明に係る複合サッシの框体によれば、召合せ框の樹脂框は金属框の室内面及び側面を被覆するように断面略L字状に形成され、金属框の側面を被覆する面の室外側端部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなることにより、召合せ框において樹脂框の弾性掛止部を金属框の弾性係合部に対して強固に取付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態の框体を引き違いサッシに適用した場合の縦断面図、図2は図1の横断面図である。本実施形態における框体2は、内部にガラス体3を納めて障子を構成し、この障子が建物開口部に設けられる枠体1内に引き違い状に納められてサッシを構成する。そのため、障子としては外障子4と内障子5を設けている。図1及び図2はこのサッシ全体を示したものである。
【0012】
まず、図1及び図2によりサッシ全体について説明する。枠体1は、金属材からなる金属下枠11と金属上枠21及び左右の金属縦枠31、31を方形状に枠組みしてなり、それが建物開口部に対して固定されている。枠体1は、その見込方向中間位置に四周に渡って設けられるフィン8が建物躯体に当接し、ビス止めされることで固定されている。すなわち、このサッシはいわゆる半外付けサッシである。また、金属下枠11の室内面下端部には、室内側に向かって突出する固定部11dが形成されており、この固定部11dも建物躯体に対してビス止めされる。
【0013】
金属下枠11の上面には、その長手方向略全長に渡って外レール11aと内レール11b及び網戸レール11cが形成されており、外レール11aは外障子4を、内レール11bは内障子5を、網戸レール11cは網戸6を、それぞれサッシの長手方向に案内する。また、金属上枠21の下面には、その長手方向略全長に渡って外レール21aと内レール21b及び網戸レール21cが形成されている。これらは金属下枠11の各レールと対応した位置に形成されており、それぞれ外障子4と内障子5及び網戸6をサッシの長手方向に案内する。
【0014】
金属縦枠31の内周面には、外障子4を閉じた状態でその側面と対向する位置に外突出部31aが長手方向略全長に渡って設けられる。また、内障子5を閉じた状態でその側面と対向する位置に内突出部31bが長手方向略全長に渡って設けられる。これらは、外障子4及び内障子5を閉じた際にサッシの気密性及び水密性を確保するために設けられている。
【0015】
枠体1の室内側端部には、四周に渡って室内樹脂枠が設けられている。金属下枠11の室内側端部には、室内樹脂下枠13が設けられる。この室内樹脂下枠13は、内レール11bと金属下枠11の室内面との間に形成される凹部内に納められ、さらに金属下枠11の室内面よりも室内側に向かって延出する室内延出部13aを有してなるものである。
【0016】
金属上枠21の室内側端部に設けられる室内樹脂上枠23も、同様に内レール21bと金属上枠21の室内面との間に形成される凹部内に納められ、さらに金属上枠21の室内面よりも室内側に向かって延出する室内延出部23aを有してなる。
【0017】
また、金属縦枠31の室内側端部に設けられる室内樹脂縦枠33は、内障子5が閉じた状態でそれと対向する側の金属縦枠31に対しては、内突出部31bよりも室内側に設けられ、さらに室内側に向かって延出する室内延出部33aを有してなる。外障子4が配置される側の金属縦枠31に取付けられる室内樹脂縦枠33は、金属材ができるだけ室内側に露出しないように、内障子5が配置される側の金属縦枠31に取付けられる室内樹脂縦枠33よりも室外側に延長した延長部33bを有して構成される。延長部33bは、外障子4を閉じた状態におけるその室内面の近傍位置まで延長されている。
【0018】
次に、外障子4と内障子5について説明する。これらの障子は、横框である下框40及び上框50と、左右の縦框60、60とを方形状に框組みしてなる框体2の内部に、ガラス体3を納めてなるものである。そして、框体2は、室外側に金属材を配し、室内側に樹脂材を配した複合材からなるものである。
【0019】
下框40は、室外側の金属下框41と、その室内面に取付けられる板状の樹脂下框42とから構成されている。樹脂下框42は、金属下框41に係合し固定される。下框40の上部は、長手方向略全長に渡って、グレチャン7を挟持しガラス体3を納めることができるように、凹形状とされた溝状のガラス開口部45を形成している。
【0020】
ガラス開口部45の室外側は金属下框41、室内側は樹脂下框42により構成されている。すなわち、ガラス体3の室外面は金属下框41により支持され、室内面は樹脂下框42により支持されている。また、下框40の下端部には、戸車43が設けられて、外障子4は外レール11aに、内障子5は内レール11bに、それぞれ載置される。
【0021】
上框50は、室外側の金属上框51と、その室内面に取付けられる板状の樹脂上框52とから構成されている。樹脂上框52は、金属上框51に係合し固定される。上框50の下部は、長手方向略全長に渡って、グレチャン7を挟持しガラス体3を納めることができるように、凹形状とされた溝状のガラス開口部55を形成している。そして、下框40と同様、それに納められるガラス体3は、室外面を金属上框51により、室内面を樹脂上框52により、それぞれ支持される。
【0022】
縦框60は、枠側縦框60aと召合せ框60bとで形状が異なる。枠側縦框60aは、左右いずれも室外側の金属縦框61と、その室内面に取付けられる板状の樹脂縦框62とから構成されている。召合せ框60bは、外障子4側は金属材からなる召合せ金属框63のみから構成され、内障子5側は召合せ金属框63と、その室内露出面に取付けられる板状の召合せ樹脂框64とから構成される。召合せ金属框63、63は、互いに対向する面にそれぞれ煙返し部63c、63cを有し、それらが互い違いとなってサッシの気密性を確保している。
【0023】
また、内障子5の召合せ金属框63における室内露出面は、その室内面及び側面の二面あるため、召合せ樹脂框64はそれらの面を覆うように断面略L字状とされている。また、召合せ樹脂框64は召合せ金属框63の室内面及びその背面となる室外面にそれぞれ係合し固定される。そのため、召合せ樹脂框64の室外端部には略鉛直方向に突出する係合部64aが形成されている。
【0024】
金属縦框61の内周面には、グレチャン7を挟持しガラス体3を納めることができるように、凹形状で溝状のガラス開口部65が形成されている。樹脂縦框62の内周側の先端部62aは、断面略コ字状に形成され、それが金属縦框61の先端に係合してグレチャン7に圧接する。したがって、縦框60においても、ガラス体3の室外面は金属縦框61により、室内面は樹脂縦框62により、それぞれ支持される。これによって、樹脂縦框62とグレチャン7とが連続状となって、金属縦框61を室内側に露出させない美観のよいサッシとすることができる。
【0025】
図3には、外障子4として用いられる框体2の斜視図を示す。この図に示すように、横框である下框40と上框50、及び左右の縦框60、60は方形状に框組みされる。横框は溝状に形成されてなる縦框60のガラス開口部65に納められ固定されている。図3における左側の縦框60は、外障子4を閉じた状態で縦枠30側に配される枠側縦框60aであり、右側の縦框60は、内障子5の縦框60と召合せ状態となる召合せ框60bである。
【0026】
外障子4の召合せ框60bには、樹脂材は設けられていないが、枠側縦框60aの室内面には樹脂縦框62が設けられている。図3に示す枠側縦框60aの上端面について見ると、金属縦框61と樹脂縦框62の各上端面は略面一状とされている。また、図3に表れない下端面についても同様である。さらに、横框である下框40と上框50についても、両端面において金属材と樹脂材の端面は略面一状とされている。
【0027】
図4には、内障子5として用いられる框体2の斜視図を示す。内障子5の框体2も外障子4と同様に横框である下框40と上框50、及び左右の縦框60、60を方形状に框組みして構成され、横框の両端部は縦框60のガラス開口部65に挿入され、固定される。図4における左側の縦框60は、外障子4の縦框60と召合せ状態となる召合せ框60bであり、右側の縦框60は、枠側縦框60aである。
【0028】
内障子5では、枠側縦框60aと召合せ框60bのいずれも室内露出面を有しているため、それぞれに樹脂縦框62と召合せ樹脂框64が取付けられている。そして、図4に示すように、枠側縦框60aは、金属縦框61と樹脂縦框62の上端面が階段状で略面一状とされており、召合せ框60bも、召合せ金属框63と召合せ樹脂框64の上端面が階段状で略面一状とされている。また、枠側縦框60aと召合せ框60bの下端面も同様であり、下框40と上框50の両端面についても、金属材と樹脂材の端面が略面一状とされている。
【0029】
次に、金属材に対する樹脂材の取付について説明する。図5は、下框40における樹脂下框42の金属下框41に対する取付を示した断面図である。図5(a)は樹脂下框42を金属下框41に固定する前の状態を示しており、図5(b)は樹脂下框42を金属下框41に固定した状態を示している。金属下框41には室内面の内周側端部に凹形状の係合部41aが形成され、外周側端部に先端を屈曲させてなる弾性係合部41bが形成されている。樹脂下框42には、金属下框41の係合部41aに対応して被係合部42aが形成され、また金属下框41の弾性係合部41bに対応して弾性掛止部42bが形成されている。
【0030】
図5(a)に示すように、樹脂下框42を金属下框41に取付けるには、樹脂下框42の被係合部42aを金属下框41の係合部41aに引っ掛けた状態とし、樹脂下框42の弾性掛止部42bを金属下框41の弾性係合部41bに押し付ける。樹脂下框42の弾性掛止部42bは、樹脂下框42が板状とされていることにより弾性を有するように形成されているので、金属下框41の弾性係合部41bに対して弾発係合させることができ、図5(b)に示すように取付固定がなされる。
【0031】
図6は、上框50における樹脂上框52の金属上框51に対する取付を示した断面図である。図6(a)は樹脂上框52を金属上框51に固定する前の状態を示しており、図6(b)は樹脂上框52を金属上框51に固定した状態を示している。上框50における樹脂上框52の取付は、下框40の場合と同様であって、樹脂上框52の被係合部52aを金属上框51の係合部51aに引っ掛けた状態で、樹脂上框52の弾性掛止部52bを金属上框51の弾性係合部51bに弾発係合させて、図6(b)の状態とする。
【0032】
図7は、枠側縦框60aにおける樹脂縦框62の金属縦框61に対する取付を示した断面図である。図7(a)は樹脂縦框62を金属縦框61に固定する前の状態を示しており、図7(b)は樹脂縦框62を金属縦框61に固定した状態を示している。金属縦框61には、室内面の内周側端部に係合部61aが、外周側端部に弾性係合部61bが、それぞれ形成される。樹脂縦框62には、係合部61aに対応して被係合部62aが、弾性係合部61bに対応して弾性掛止部62bが、それぞれ形成される。
【0033】
樹脂縦框62の金属縦框61に対する取付は、樹脂縦框62の被係合部62aを金属縦框61の係合部61aに引っ掛けた状態で、樹脂縦框62の弾性掛止部62bを金属縦框61の弾性係合部61bに押し付け、弾発係合させる。これにより図7(b)に示すように取付固定がなされる。
【0034】
以上のように、横框である下框40と上框50、縦框のうち枠側縦框60aについては、それぞれ金属框の室内面の見付方向両端近傍にそれぞれ係合部と弾性係合部を備え、樹脂框は係合部と係合する被係合部と、弾性係合部と弾性状に係合する弾性掛止部を備えている。樹脂框は板状に形成されているので、弾性掛止部に弾性を持たせることができ、それが弾性係合部と弾発係合することによって、樹脂框を金属框に対して容易かつ強固に取付けることができる。
【0035】
図8は、召合せ框60bにおける召合せ樹脂框64の召合せ金属框63に対する取付を示した断面図である。図8(a)は召合せ樹脂框64を召合せ金属框63に固定する前の状態を示しており、図8(b)は召合せ樹脂框64を召合せ金属框63に固定した状態を示している。召合せ金属框63には、室内面の内周側端部に係合部63aが形成され、室外面の外周側端部に弾性係合部63bが形成されている。召合せ樹脂框64は、召合せ金属框63の室内面及び側面を覆うように、断面略L字状に形成されており、召合せ金属框63の係合部63aに対応して被係合部64aが、弾性係合部63bに対応して弾性掛止部64bが、それぞれ形成されている。
【0036】
召合せ樹脂框64は、図8(a)に示すように、召合せ樹脂框64の被係合部64aを召合せ金属框63の係合部63aに引っ掛けた状態で、召合せ樹脂框64の弾性掛止部64bを召合せ金属框63の弾性係合部63bに弾発係合させる。これにより図8(b)のように召合せ樹脂框64を召合せ金属框63に固定することができる。
【0037】
このように、縦框のうち召合せ框60bについては、他の框材と異なり弾性係合部63bが召合せ金属框63の室外面外周側端部に形成されて、断面略L字状に形成された召合せ樹脂框64を弾発係合させて固定することにより、召合せ金属框63の室内面及び側面を召合せ樹脂框64により被覆しつつ、召合せ樹脂框64を召合せ金属框63に対して容易かつ強固に取付けることができる。
【0038】
本実施形態における框体2の各框材は、樹脂框が板状であってそれが金属框に対して重合状に取付けられるものであるため、その製造にあたっては長尺状の金属材及び樹脂材を用意し、樹脂材を図5〜図8のように金属材に取付けることにより複合材を構成した上で、その複合材の状態で各框材の長さに切断することができる。このようにして製造することにより、切断の工程を少なくすることができる。そして、この取付作業は各框を構成する金属材及び樹脂材の長さを有するスペースで行うことができ、スライド嵌合により固定を行う場合のように、金属材と樹脂材の長さを足した長さを有するスペースは不要である。すなわち、より狭いスペースでも取付作業を行うことができる。
【0039】
これまで、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施形態における框体を適用した引き違いサッシの縦断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】外障子として用いられる框体の斜視図である。
【図4】内障子として用いられる框体の斜視図である。
【図5】下框における樹脂框の金属框に対する取付を示した断面図である。
【図6】上框における樹脂框の金属框に対する取付を示した断面図である。
【図7】枠側縦框における樹脂框の金属框に対する取付を示した断面図である。
【図8】召合せ框における樹脂框の金属框に対する取付を示した断面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 枠体
2 框体
3 ガラス体
4 外障子
5 内障子
10 下枠
20 上枠
30 縦枠
40 下框
41 金属下框
41a 係合部
41b 弾性係合部
42 樹脂下框
42a 被係合部
42b 弾性掛止部
50 上框
60 縦框
60a 枠側縦框
60b 召合せ框

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下の横框と左右の縦框を方形状に框組みしてなり、上記横框と縦框は室外側の金属框と該金属框の室内側露出面を覆う樹脂框とから構成されてなる複合サッシの框体において、
上記金属框は室内面内周側端部に係合部を、室内面外周側端部に弾性係合部を、それぞれ備え、上記樹脂框は上記係合部と係合する被係合部と、上記弾性係合部と弾性状に係合する弾性掛止部とを備えると共に、該弾性掛止部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなることを特徴とする複合サッシの框体。
【請求項2】
上記縦框のうち召合せ框の係合部は上記金属框の室内面内周側端部に形成され、弾性係合部は上記金属框の室外面外周側端部に形成されることを特徴とする請求項1記載の複合サッシの框体。
【請求項3】
上記召合せ框の樹脂框は上記金属框の室内面及び側面を被覆するように断面略L字状に形成され、上記金属框の側面を被覆する面の室外側端部近傍を断面板状に形成して弾性を持たせてなることを特徴とする請求項2記載の複合サッシの框体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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