説明

複合サッシ

【課題】金属枠材を複合サッシと金属サッシの両方に兼用することができ、金属枠材を金属サッシに用いた場合でも意匠性の良好な複合サッシを提供する。
【解決手段】建物開口部に設けられる枠体1内に障子2を納めてなり、枠体1を構成する金属枠材20の室内側に樹脂枠材21を配設してなり、金属枠材20の室内側部には係合部20aが形成されると共に、係合部20aと見込方向に異なる位置に係合金具50が設けられ、樹脂枠材21は係合部20a及び係合金具50にそれぞれ係合する2箇所の係合部21a、21bが形成されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属枠材の室内側に樹脂枠材を配設してなる複合サッシに関し、特に金属枠材を金属サッシにも転用可能な複合サッシに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めてなるサッシにおいて、金属枠材の室内側に樹脂枠材を配設してなる複合サッシが知られている。このような複合サッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【特許文献1】特開2000−320250号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複合サッシにおいては、枠材の強度を充分に保つため、樹脂枠材は金属枠材に対して複数箇所で固定される。このため、金属枠材にはサッシの見込方向に複数の取付部が設けられる。しかし、部品の共用化を図るために金属枠材を金属サッシにも転用した場合、サッシの見込方向に複数の樹脂枠材の取付部があると、意匠性を悪化させることとなっていた。
【0004】
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであり、金属枠材を複合サッシと金属サッシの両方に兼用することができ、金属枠材を金属サッシに用いた場合でも意匠性の良好な複合サッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明にかかる複合サッシは、建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めてなり、前記枠体を構成する金属枠材の室内側に樹脂枠材を配設してなる複合サッシにおいて、
前記金属枠材の室内側部には係合部が形成されると共に、該係合部と見込方向に異なる位置に係合金具が設けられ、前記樹脂枠材は前記係合部及び係合金具にそれぞれ係合する2箇所の係合部が形成されてなることを特徴として構成されている。
【0006】
また、本発明にかかる複合サッシは、前記係合部は前記金属枠材の室内側端部近傍に形成され、前記係合金具は前記係合部より室外側寄りに形成されることを特徴として構成されている。
【0007】
さらに、本発明にかかる複合サッシは、前記係合金具は平板状の基部と、該基部から略垂直方向に突出する係合突起部とからなり、前記基部は前記金属枠材に対してネジ止めするためのネジ孔が形成されると共に、前記係合突起部は先端部が傾斜状に形成されてなることを特徴として構成されている。
【0008】
さらにまた、本発明にかかる複合サッシは、前記樹脂枠材の室外端部には前記障子の室内面に当接する軟質樹脂からなる気密材が一体的に形成されることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる複合サッシによれば、金属枠材の室内側部には係合部が形成されると共に、係合部と見込方向に異なる位置に係合金具が設けられ、樹脂枠材は係合部及び係合金具にそれぞれ係合する2箇所の係合部が形成されてなることにより、樹脂枠材を金属枠材に確実に取付けることができると共に、金属枠材を金属サッシに用いた場合に樹脂枠材の取付部によって意匠性を損なわないようにすることができる。
【0010】
また、本発明にかかる複合サッシによれば、係合部は金属枠材の室内側端部近傍に形成され、係合金具は係合部より室外側寄りに形成されることにより、樹脂枠材を室内側と室外側で金属枠材に固定することができ、より確実な固定をなすことができる。
【0011】
さらに、本発明にかかる複合サッシによれば、係合金具は平板状の基部と、基部から略垂直方向に突出する係合突起部とからなり、基部は金属枠材に対してネジ止めするためのネジ孔が形成されると共に、係合突起部は先端部が傾斜状に形成されてなることにより、簡易な構成で確実に樹脂枠材を固定することができる。
【0012】
さらにまた、本発明にかかる複合サッシによれば、樹脂枠材の室外端部には障子の室内面に当接する軟質樹脂からなる気密材が一体的に形成されることにより、枠体と障子との間の気密性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。本実施形態では、オーニング窓として構成された複合サッシについて説明する。図1にはオーニング窓の縦断面図を、図2にはオーニング窓の横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、オーニング窓は、建物開口部に取付けられる枠体1内に開閉装置5を介して上下方向に複数設けられる障子2を納めてなるものであり、それぞれの障子2は開閉装置5によって回動されることで、開閉自在とされている。
【0014】
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みしてなるものであり、それぞれ室内端部にはアングル部13が設けられている。各アングル部13より室内側にはそれぞれ額縁材8が取付けられて、枠体1が建物開口部内に納められている。
【0015】
また、枠体1を構成する各枠材は、金属枠材の室内側に樹脂枠材を配設して構成されている。上枠10は、室外側の金属上枠20と、その室内側に設けられる樹脂上枠21とからなっている。下枠11は、室外側の金属下枠22と、その室内側に設けられる樹脂下枠23とからなっている。縦枠12は、室外側の金属縦枠24と、その室内側に設けられる樹脂縦枠25とからなっている。前述のアングル部13は、樹脂上枠21と樹脂下枠23及び樹脂縦枠25の室内端部にそれぞれ設けられている。
【0016】
金属上枠20の室内端部近傍には、見付方向内側に向かって延びる係合部20aが形成されている。また、係合部20aとは見込方向位置の異なる室外側部には、係合金具50が取付けられている。金属下枠22や金属縦枠24についても同様に、室内端部近傍にそれぞれ係合部22a、24aが形成され、それより室外側部にはそれぞれ係合金具50が取付けられている。さらに、金属上枠20のうち、障子2の室内面と対向する部分には、気密部材14が取付けられ、この気密部材14が障子2の室内面に当接して気密をなしている。
【0017】
樹脂上枠21には、アングル部13のすぐ室外側部分に、金属上枠20の係合部20aと係合する室内係合部21aが形成され、それよりも室外側には、金属上枠20に取付けられる係合金具50と係合する室外係合部21bが形成されている。これらによって樹脂上枠21は金属上枠20と係合し、固定される。また、障子2の室内面と対向する樹脂上枠21の室外端部には、軟質樹脂からなる気密材21cが一体的に形成されて、障子2の室内面に当接している。これによって気密部材14による気密と合わせ、枠体1と障子2の間で二重に気密し、より気密性を高めることができる。
【0018】
樹脂下枠23にも、金属下枠22の係合部22aと係合する室内係合部23aと、金属下枠22に取付けられる係合金具50と係合する室外係合部23bが形成され、また樹脂縦枠25にも、金属縦枠24の係合部24aと係合する室内係合部25aと、金属縦枠24に取付けられる係合金具50と係合する室外係合部25bが形成される。さらに、金属下枠22及び金属縦枠24にもそれぞれ気密部材14が設けられて障子2に当接すると共に、樹脂下枠23には気密材23cが、樹脂縦枠25には気密材25cが、それぞれ形成され障子2に当接する。
【0019】
図3には、図1のうち上枠10付近の拡大図を示している。この図に示すように、係合金具50はネジ55によって金属上枠20に対して固定される。また、係合金具50は断面形状において略T字状に形成され、見付方向内側に向かって突出する係合突起部52に対して、断面略L字状に形成された樹脂上枠21の室外係合部21bが係合する。
【0020】
係合金具50についてさらに詳細に説明する。図4には係合金具の平面図を、図5には図4のA−A断面図を、それぞれ示している。これらの図に示すように、係合金具50は平板状の部材を切欠及び折り曲げ加工してなるものであり、平板状の基部51と、基部51から略垂直方向に突出する係合突起部52とを有している。
【0021】
基部51には、金属枠材に対してネジ止めするためのネジ孔53が形成されている。また、係合突起部52は中間部より先端側が所定角度折り曲げられて折り曲げ部54を構成している。この折り曲げ部54に対して樹脂枠材の室外係合部の先端部分が係合することができる。
【0022】
図6には、金属上枠20と樹脂上枠21の分解断面図を示している。この図に示すように、金属上枠20の係合部20aよりも室外側部分には、樹脂上枠21を取付けるための構成を元々有していない。ここに係合金具50をネジ55により固定し、金属上枠20に取付けられた係合金具50に対して樹脂上枠21の室外係合部21bが係合すると共に、金属上枠20の係合部20aに対して樹脂上枠21の室内係合部21aが係合することで、樹脂上枠21が金属上枠20に固定される。なお、下枠11や縦枠12においても、同様にして金属枠材に対し係合金具50がネジ止めされ、それに樹脂枠材が係合し固定される。
【0023】
このように、金属枠材そのものは室内側部の係合部のほか、樹脂枠材を固定するための構成を有していない。したがってこの金属枠材を複合サッシではなく金属サッシに用いた場合にも、意匠性を損なわないようにすることができる。図13には、オーニング窓を金属サッシとした場合の縦断面図について示している。この図では開閉装置5は省略している。金属サッシの場合、枠体1を構成する上枠10と下枠11及び縦枠12は、それぞれ図1及び図2に示す金属上枠20、金属下枠22、及び金属縦枠24と同形状の金属枠材によって構成される。図13に示すように、金属上枠20には係合部20aが、金属下枠22には係合部22aが、それぞれ形成される。また図示しないが金属縦枠24には係合部24aが形成される。
【0024】
金属上枠20の係合部20aには、樹脂材からなりアングル部13を構成するアングル部材27が係合固定される。金属下枠22の係合部22aにも、樹脂材からなりアングル部13を構成するアングル部材27が係合固定される。また図示しないが金属縦枠24の係合部24aにも同様にアングル部材が係合固定される。
【0025】
このように金属サッシにおいても各金属枠材の係合部にはアングル部材が係合固定されるから、係合部が直接露出することはなく、また係合金具50を取付けなければそれ以外に樹脂枠材を固定するための構成も有していないので、複合サッシに用いる金属枠材によって金属サッシの枠体1を構成しても、意匠性を損なうことがないようにすることができる。
【0026】
次に、枠体1内に納められる障子2について説明する。図1に示すように、障子2は同形状の2枚が縦方向に並設され、枠体1内に納められる。ただし、障子2は2枚に限らず、3枚または4枚を縦方向に並設するようにしてもよい。その場合においても、障子2はそれぞれ同形状に形成される。また、図1及び図2に示すように、障子2は上框30と下框31及び左右の縦框32、32を方形状に框組みしてなる框体3内にパネル体であるガラス体4を納めて構成される。上側の障子2と下側の障子2は、いずれも上辺を中心に室外側に向かって回動するようにされており、したがって上側の障子2の下框31と、下側の障子2の上框30は、互いに召し合わされる召合せ框とされている。
【0027】
框体3を構成する各框材は、金属框材の室内側に樹脂框材を配設して構成されている。上框30は、室外側の金属上框40と、その室内側に設けられる樹脂上框41とからなっている。下框31は、室外側の金属下框42と、その室内側に設けられる樹脂下框43とからなっている。縦框32は、室外側の金属縦框44と、その室内側に設けられる樹脂縦框45とからなっている。
【0028】
以下、障子2の召合せ部分について詳細に説明する。図7には、上側の障子2と下側の障子2との召合せ部分の拡大断面図を示している。この図に示すように、一方の召合せ框である上側の障子2の下框31には、樹脂下框43の室内面のうち他方の召合せ框側の端部である下端部に、ヒレ状の水気密材26が形成されている。水気密材26は軟質樹脂からなり、硬質樹脂からなる樹脂下框43に一体的に形成されている。
【0029】
また、他方の召合せ框である下側の障子2の上框30は、樹脂上框41が基部材46とパネル保持部材47の二部材から構成されている。基部材46は、金属上框40に対する固定部46aと、室内面において一方の召合せ框側の端部である上端部に、上方に向かって突出する突出片46bとを有している。また、パネル保持部材47は、基部材46に対する固定部47aと、ガラス体4の室内面を気密材を介して保持する押縁部47bとを有している。
【0030】
障子2が閉状態の場合、召合せ部分において、一方の召合せ框である下框31の樹脂下框43に形成された水気密材26は、他方の召合せ框である上框30の樹脂上框41に形成された突出片46bに当接している。これによって上下の障子2の間の召合せ部分において、室内側で水密性及び気密性を確保するようにしている。
【0031】
図8には、障子2が開いた場合の召合せ部分の拡大断面図を示している。この図に示すように、樹脂下框43に形成される水気密材26は、先端側が枝分かれしており、室内側の枝部は、障子2が閉じた際に他方の召合せ框である上框30の突出片46bに当接する水気密枝部26aであり、室外側の枝部は、障子2が閉じた際に一方の召合せ框である下框31の室内面に当接する保持枝部26bである。保持枝部26bは、障子2が閉じた際に下框31の室内面に当接することで、突出片46に当接する水気密枝部26aが室外側に必要以上に変形して破損することを防止する。
【0032】
次に、開閉装置5の取付について説明する。図9には枠体1と開閉装置5の分解斜視図を示している。開閉装置5は、略箱状に形成される本体部61と、本体部61から室外側に突出して、縦枠12内に設けられる開閉機構を動作させるリンク機構61aと、本体部61に対して回動自在に取付けられるハンドル62とから構成される。開閉装置5の取付けに際しては、まず縦枠12に開口した取付部12aに取付ベース材60が設けられる。取付ベース材60は、中央に方形状の開口60aを有した略平板状の部材からなり、縦枠12の室内面に対して固定されると共に、中央の開口60aにリンク機構61aを挿通させることができる。このようにして図2に示すように縦枠12の室内側に開閉装置5が取付けられる。
【0033】
図10には、枠体1の開閉装置5が取付けられるのと反対側の縦枠付近の斜視図を示している。左右いずれの縦枠12にも、開閉装置5を取付けることのできる取付部12aが設けられる。本実施形態では室内側から見て右側の縦枠12に対して開閉装置5を取付けているが、反対側の縦枠12の取付部12aに対しては、図10に示すように取付ベース材60と略同形状であって開口を有していない塞ぎ材65が取付けられ、さらにそれを覆うようにカバー材66が取付けられる。塞ぎ材65には上下にそれぞれ室内側に向かって断面略L字状に突出する係合片65aが形成されている。
【0034】
カバー材66は、外形状を略直方体状に形成される。図11にはカバー材66の上部の斜視図を示している。この図に示すように、カバー材66の上面からは、下方に向かって複数の垂下片が形成されており、室内側面とそれに隣接する垂下片により室内係合部66aが、室内係合部66aより室外側の2つの垂下片により室外係合部66bが、それぞれ形成されている。なお、図示しないがカバー材66の下部も同様に形成されている。
【0035】
図12には、複合サッシにおけるカバー材66の取付を示した分解横断面図を示している。この図に示すように、カバー材66は塞ぎ材65の係合片65aに対してスライド状に係合される。ここで、複合サッシの場合には、金属縦枠24の室内側に樹脂縦枠25が設けられ、カバー材66の室外面は樹脂縦枠25の室内面に対して当接するように取付けられるため、カバー材66の室外係合部66bを塞ぎ材65の係合片65aに対して係合させる。
【0036】
図14には、金属サッシにおけるカバー材66の取付を示した分解横断面図を示している。図13に示すように金属サッシとした場合には、樹脂縦枠25が設けられないため、カバー材66の室外面は金属縦枠24の室内面に対して当接するように取付けられる。したがって、図14に示すようにカバー材66の室内係合部66aを塞ぎ材65の係合片65aに対して係合させる。
【0037】
図15には、オーニング窓の開閉状態を表した縦断面図を示している。図15(a)はオーニング窓の全閉状態を、図15(b)はオーニング窓を僅かに開いた状態を、図15(c)はオーニング窓の全開状態を、それぞれ示している。なお、この図に示すオーニング窓は、縦方向に障子2を3枚設けたものである。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、オーニング窓について本発明を適用したものを示したが、本発明はオーニング窓に限らず、金属枠材の室内側に樹脂枠材を配設した複合サッシであれば、適用されうるものである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】オーニング窓の縦断面図である。
【図2】オーニング窓の横断面図である。
【図3】図1のうち上枠付近の拡大図である。
【図4】係合金具の平面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】金属上枠と樹脂上枠の分解断面図である。
【図7】上側の障子と下側の障子との召合せ部分の拡大断面図である。
【図8】障子が開いた場合の召合せ部分の拡大断面図である。
【図9】枠体と開閉装置の分解斜視図である。
【図10】枠体の開閉装置が取付けられるのと反対側の縦枠付近の斜視図である。
【図11】カバー材の上部の斜視図である。
【図12】複合サッシにおけるカバー材の取付を示した分解横断面図である。
【図13】オーニング窓を金属サッシとした場合の縦断面図である。
【図14】金属サッシにおけるカバー材の取付を示した分解横断面図である。
【図15】オーニング窓の開閉状態を表した縦断面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 枠体
2 障子
3 框体
4 ガラス体
5 開閉装置
10 上枠
11 下枠
12 縦枠
20 金属上枠
20a 係合部
21 樹脂上枠
21a 室内係合部
21b 室外係合部
22 金属下枠
22a 係合部
23 樹脂下枠
23a 室内係合部
23b 室外係合部
24 金属縦枠
24a 係合部
25 樹脂縦枠
25a 室内係合部
25b 室外係合部
26 水気密材
26a 水気密枝部
26b 保持枝部
30 上框
31 下框
32 縦框
40 金属上框
41 樹脂上框
42 金属下框
43 樹脂下框
44 金属縦框
45 樹脂縦框
46 基部材
46a 固定部
46b 突出片
47 パネル保持部材
47a 固定部
47b 押縁部
50 係合金具
51 基部
52 係合突起部
53 ネジ孔
54 折り曲げ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めてなり、前記枠体を構成する金属枠材の室内側に樹脂枠材を配設してなる複合サッシにおいて、
前記金属枠材の室内側部には係合部が形成されると共に、該係合部と見込方向に異なる位置に係合金具が設けられ、前記樹脂枠材は前記係合部及び係合金具にそれぞれ係合する2箇所の係合部が形成されてなることを特徴とする複合サッシ。
【請求項2】
前記係合部は前記金属枠材の室内側端部近傍に形成され、前記係合金具は前記係合部より室外側寄りに形成されることを特徴とする請求項1記載の複合サッシ。
【請求項3】
前記係合金具は平板状の基部と、該基部から略垂直方向に突出する係合突起部とからなり、前記基部は前記金属枠材に対してネジ止めするためのネジ孔が形成されると共に、前記係合突起部は先端部が傾斜状に形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の複合サッシ。
【請求項4】
前記樹脂枠材の室外端部には前記障子の室内面に当接する軟質樹脂からなる気密材が一体的に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合サッシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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