説明

複合再生装置

【課題】記録媒体のローディング機構やピックアップ駆動部から発生する駆動音の低減を、制御部の負担を軽減しながら実現するとともに、他の入力ソースの再生に邪魔にならないような制御を可能とする。
【解決手段】制御部8は、記録媒体(ディスク1)以外の入力ソース9を再生している場合、第1の速度(通常速度)より遅い第2の速度で記録媒体の搬入出を行い(ローディング/イジェクト)、あるいは情報抽出手段の移送制御(ピックアップ駆動)を行なう。また、記録媒体以外の入力ソース9を再生している場合であっても音声出力が無い場合、第1の速度で記録媒体の搬入出を行い、もしくは情報抽出手段の移送を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、記録媒体の再生を含む複数の入力ソースを再生可能な、特に、車載オーディオ機器に用いて好適な、複合再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車載用CD(Compact Disc)プレーヤにおけるCDの装置内外への搬入出は、通常、CDをモータ駆動のローラにより搬送するディスクローディング機構を介して行なわれる。このディスクローディング機構は、通常、DCモータを駆動源とし、ギア、もしくはベルト機構を介して減速を行い、駆動力の確保と搬送速度の調整を行っている。
【0003】
上記したディスクローディング機構によるCD搬入出時に発生するギア音等の騒音を減少するために従来から多数の提案がなされており、例えば、経年変化、個体差、あるいは記録媒体の有無によるCDローディング駆動時の速度差を演算によって測定し、駆動プロフィールを制御するディスクローディング装置(例えば、特許文献1参照)、ディスクチェンジャにおいて、記録媒体を検索する際の無駄な記録媒体交換動作を少なくしてディスク交換要求に伴うメカ動作音の減少をはかった再生装置(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−263820号公報
【特許文献2】特開2000−48469号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記したディスクローディング機構の駆動時に発生するギア音等の騒音により、例えば、CD再生と、ラジオやテレビチューナによる再生が可能な複合再生装置において、ラジオ音楽を聴いている最中に装置内部からCDを取り出す場合に音楽等の聴取の邪魔になることがある。ピックアップ駆動部におけるピックアップの長距離シーク動作時において発生するギア音等の騒音も同様である。
【0006】
これに対し、上記した特許文献1、2に開示された技術によれば、ディスクローディング機構から発生する騒音は低減されても、いずれも制御が複雑であり、制御部にかかる負担が大きい。また、他の入力ソースとの関係を考慮したものではない。
【0007】
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、ディスクローディング機構やピックアップ駆動部から発生する駆動音の低減を、制御部の負担を軽減しながら実現するとともに、他の入力ソースの再生に邪魔にならないような制御を可能とした、複合再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するためにこの発明の複合再生装置は、記録媒体の装置内部への搬入出を第1の速度で行なう記録媒体搬入出手段と、前記記録媒体以外の入力ソースを再生している場合、前記第1の速度より遅い第2の速度で前記記録媒体の搬入出の制御を行なう制御手段と、を備えて構成したものである。
【0009】
また、この発明の複合再生装置は、前記記録媒体に記録された情報を読取る情報抽出手段と、前記情報抽出手段を前記記録媒体の目的位置に第1の速度で移送する駆動手段と、前記記録媒体以外の入力ソースを再生している場合、前記第1の速度より遅い第2の速度で前記情報抽出手段の移送の制御を行なう制御手段と、を備えて構成したものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明の複合生成装置によれば、ディスクローディング機構やピックアップ駆動部から発生する駆動音の低減を、制御部の負担を軽減しながら実現するとともに、他の入力ソースの再生に邪魔にならないような制御を可能とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る複合再生装置の内部構成を示すブロック図である。図1に示されるように、この発明の実施の形態1に係る複合再生装置は、ディスク1と、ディスク搬送ローラ2と、ディスク搬送ローラ駆動部3と、ターンテーブル4と、ディスク回転モータ5と、光学ピックアップ&ピックアップ駆動部6と、送りシャフト7と、制御部8と、他の入力ソース9とにより構成される。
【0012】
ディスク1は、CD等の記録媒体であり(以下、ディスク1をCD1という)、不図示のCD挿入口に挿入されたCD1は、制御部8による制御の下でディスク搬送ローラ2により複合再生装置内に搬入(ローディング)され、あるいは複合再生装置外へ搬出(イジェクト)される。複合再生装置内にローディングされたCD1は、ターンテーブル4上に載置され、制御部8により制御されるディスク回転モータ5により回転駆動される。
【0013】
一方、光学ピックアップ&ピックアップ駆動部6は、CD1に記録されたデータをレーザ光により読み取るために、制御部8によるサーボ制御の下で光学ピックアップを目的トラックに移送し、トラッキングおよびフォーカシング制御を行う。このとき、不図示のDCモータによる回転運動を、送りシャフト7によりCD1の半径方向の往復運動に変換する。
【0014】
制御部8は、マイクロプロセッサを内蔵し、光学ピックアップ&ピックアップ駆動部6により読み出されたデータの再生を制御する他に、ディスク搬送ローラ駆動部3、光学ピックアップ&ピックアップ駆動部6が内蔵するDCモータのサーボ制御を行う。
制御部8は、更に、複合再生装置の他の入力ソース9として接続される、ラジオチューナ、TVチューナ、VICS(Vehicle Information and Communications System)レシーバ、ナビゲーション装置の制御も行う。
【0015】
図2は、図1に示す制御部8周辺(制御部8、ディスク搬送ローラ駆動部3、他の入力ソース9)の内部構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、制御部8は、再生入力ソース判定部81と、モータ駆動制御部82と、チューナ制御部84と、VICS制御部85と、ナビ制御部86とにより構成される。また、ディスク搬送ローラ駆動部3は、モータドライバ31と、DCモータ32と、ギアボックス33と、により構成される。
【0016】
再生入力ソース判定部81は、チューナ制御部84、VICS制御部85、ナビ制御部86とデータ交換を行うことにより現在再生中の入力ソースを判定してモータ駆動制御部82をコントロールする。
モータ駆動制御部82は、再生入力ソース判定部81から供給されるデータに基づき、ディスク搬送ローラ2を駆動するディスク搬送ローラ駆動部3内蔵のモータドライバ31を制御することでDCモータ32の速度制御を行う。例えば、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)によりDCモータ32にかかる電源電圧を制御して速度制御を行う。具体的には、モータ電源のON/OFFの繰り返し時間(パルス間隔)をマイクロプロセッサの出力ポート経由で設定することで、あたかもアナログ的に電源電圧を可変にしたかのような速度制御が可能になる。
【0017】
すなわち、モータ駆動制御部82は、再生入力ソース判定部81により、チューナ等、ディスク1以外の入力ソースを再生していると判定された場合、通常の速度(第1の速度)より遅い速度(第2の速度)でCD1のローディング/イジェクトの制御を行なう。
なお、モータドライバ31は、モータ駆動制御部82により出力ポート経由でDCモータ32を駆動する市販のICであり、ギアボックス33は、DCモータ32の搬送速度の調整を行う複数のギアからなる機構部品である。
【0018】
なお、図2は、制御部8がディスク搬送ローラ駆動部3を制御する場合の構成例について示したが、光学ピックアップ&ピックアップ駆動部6を制御する場合についても同様に構成される。
【0019】
このため、ディスク搬送ローラ駆動部3は、記録媒体(CD1)の複合再生装置内部への搬入出を第1の速度(通常の速度)で行なう記録媒体搬入出手段として機能し、また、光学ピックアップ&ピックアップ駆動制御部6は、記録媒体(CD1)に記録された情報を読取る情報抽出手段、および情報抽出手段を記録媒体(CD1)の目的位置に第1の速度(通常の速度)で移送する駆動手段として機能する。
このとき、制御部8は、記録媒体以外の入力ソース(チューナ等、他の入力ソース)を再生している場合、第1の速度(通常の速度)より遅い第2の速度で記録媒体(CD1)の搬入出の制御を行なう制御手段として、あるいは、記録媒体以外の入力ソースを再生している場合、第1の速度より遅い第2の速度で情報抽出手段の移送の制御を行なう制御手段として機能する。
【0020】
図3は、この発明の実施の形態1に係る複合再生装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら図1、図2に示す実施の形態1に係る複合再生装置の動作を詳細に説明する。
【0021】
まず、制御部8(再生入力ソース判定部81)は、CD1のローディングを開始した時点でCD1以外の入力ソースの再生を行っているか否かを判定する(ステップST301)。再生入力ソース判定部81は、他の入力ソース9として接続されるラジオ/TVチューナ91、VICSレシーバ92、ナビゲーション装置93を制御する、チューナ制御部84、VICS制御部85、ナビ制御部86のそれぞれとデータ交換を行うことにより、現在再生中の入力ソースを認識することができる。
【0022】
ここで、CD1以外の入力ソースを再生していないと判定された場合(ステップST301“NO”)、再生入力ソース判定部81により制御されるモータ駆動制御部82は、ディスク搬送ローラ駆動部3(モータドライバ31)を制御することによりDCモータ32を駆動し、ギアボックス33、ディスク搬送ローラ2を介してCD1のローディングを行なう(ステップST302)。
次に、モータ駆動制御部82は、CD1のローディングが終了したか否かを判定し(ステップST303)、終了していなければ(ステップST303“NO”)、ディスク搬送ローラ2によるCD1のローディング動作を継続し(ステップST302)、終了と判定された場合(ステップST303“YES”)、ディスク搬送ローラ2の動作を停止してCD1のローディング動作を終了する(ステップST304)。
【0023】
一方、ステップST301で、CD1以外の入力ソース9、例えば、ラジオ/TVチューナ91が再生中であると判定された場合(ステップST301“YES”)、モータ駆動制御部82は、出力ポート経由でモータドライバ31に対してディスク搬送ローラ2の搬送速度を通常速度より遅く設定する(ステップST305)。
このことによりDCモータ32の速度制御が実行され、ギアボックス33を介しディスク搬送ローラ2によりCD1の搬送を行なうが(ステップST306)、通常速度より遅いローディング/イジェクト動作が実行されるため、DCモータ32からディスク搬送ローラ2への駆動力の伝達、および減速に用いるギアボックス32のギア連、あるいはベルト駆動に伴う騒音が低減される。
【0024】
次に、モータ駆動制御部82は、CD1のローディングが終了したか否かを判定し(ステップST307)、終了していなければ(ステップST307“NO”)、ディスク搬送ローラ2によるCD1のローディング動作を継続し(ステップST306)、終了と判定された場合(ステップST307“YES”)、ディスク搬送ローラ2の動作を停止させる(ステップST308)。続いてモータ駆動制御部82は、出力ポート経由でモータドライバ31に設定するディスク搬送速度を元の通常の速度に戻し、このことにより、CD1のローディング動作終了とする(ステップST309)。
【0025】
上記したこの発明の実施の形態1によれば、CD1のローディング/イジェクトの際、他の入力ソース9の再生時は搬送速度を通常の搬送速度より低く設定することにより、DCモータ32からディスク搬送ローラ2への駆動力の伝達、および減速に用いるギアボックス32のギア連、あるいはベルト駆動に伴う騒音を低減することができる。したがって、ラジオ/TVチューナ91等、他の入力ソース9による再生音を邪魔することなくCD1のローディング/イジェクトを行うことができる。また、他の入力ソース9の再生がない場合は、ローディング/イジェクトの際のCD1の搬送速度を落とすことなく通常の速度で迅速な動作が可能である。
【0026】
なお、上記したように、ローディング/イジェクト時、あるいは光学ピックアップの移動時に発生する機械音を減少させて他の入力ソースの再生に邪魔にならない制御を駆動系の搬送速度の制御のみで実現できるため、制御部8にかかる負担を軽減することもできる。
【0027】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係る制御部8周辺の内部構成を示すブロック図である。複合再生装置としての構成は、図1に示す実施の形態1と同様とする。
図4に示す実施の形態2において、図2に示す実施の形態1との構成上の差異は、制御部8に、CD1以外の入力ソースを再生している場合の音声出力の有無を判定する音声出力判定部83を付加し、音声出力を伴う場合にのみモータ駆動制御部82によるCD1の搬送速度の設定を遅くする構成としたことにある。
【0028】
図5は、この発明の実施の形態2に係る複合再生装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図5に示すフローチャートを参照しながら、図1、図4に示す実施の形態2に係る複合再生装置の動作を詳細に説明する。
【0029】
まず、制御部8(再生入力ソース判定部81)は、CD1のローディング/イジェクト動作を開始した時点でCD1以外の入力ソースの再生を行っているか否かを判定する(ステップST501)。ここで、CD1以外の入力ソースを再生していないと判定された場合(ステップST501“NO”)、再生入力ソース判定部81により制御されるモータ駆動制御部82は、ディスク搬送ローラ駆動部3(モータドライバ31)を制御することによりDCモータ32を駆動し、ギアボックス33、ディスク搬送ローラ2を介してCD1のローディング/イジェクトを行う(ステップST502)。
【0030】
次に、モータ駆動制御部82は、CD1のローディング/イジェクトが終了したか否かを判定し(ステップST503)、終了していなければ(ステップST503“NO”)、ディスク搬送ローラ2によるCD1のローディング/イジェクト動作を継続し(ステップST502)、終了と判定された場合(ステップST503“YES”)、ディスク搬送ローラ2の動作を停止してCD1のローディング/イジェクト動作を終了する(ステップST504)。
【0031】
一方、ステップST501で、再生入力ソース判定部81がCD1以外の入力ソースを再生していると判定した場合(ステップST501“YES”)、音声出力判定部83は、例えば、動作中の他の入力ソース9であるVICSレシーバ92、ナビゲーション装置93は音声出力を伴うか否かを判定し(ステップST505)、データ受信のみであり音声出力を伴わないと判定した場合は(ステップST505“NO”)、ステップST502の処理に戻り、通常の速度でディスク搬送ローラ2によりCD1のローディング/イジェクト動作を行なう。
【0032】
ここで、再生中である他の入力ソース9であるラジオ/TVチューナ91等、音声出力を伴うと判定された場合(ステップST505“YES”)、モータ駆動制御部82は、出力ポート経由でモータドライバ31に対してディスク搬送ローラ2の搬送速度を通常の速度よりも遅く設定する(ステップST506)。このことによりDCモータ32の速度制御が実行され、ギアボックス33により更なる速度調整(減速)がなされ、ディスク搬送ローラ2を駆動してCD1のローディング/イジェクトを行なう(ステップST507)。
【0033】
次に、モータ駆動制御部82は、CD1の搬送が終了したか否かを判定し(ステップST508)、終了していなければ(ステップST508“NO”)、ディスク搬送ローラ2によるCD1の搬送動作を継続し(ステップST509)、終了と判定された場合(ステップST508“YES”)、ディスク搬送ローラ2の動作を停止させる(ステップST509)。
続いてモータ駆動制御部82は、出力ポート経由でモータドライバ31に設定するディスク搬送速度を通常速度(第1の速度)に戻し、CD1のローディング/イジェクト動作終了とする(ステップST510)。
【0034】
上記したこの発明の実施の形態2によれば、実施の形態1同様、CD1のローディング/イジェクトの際、ラジオやTV等、他の入力ソース9の再生時は搬送速度を落とすことにより、DCモータ32からディスク搬送ローラ2への駆動力の伝達、および減速に用いるギアボックス33のギア連、あるいはベルト駆動に伴う騒音を低減することができる。このことにより、制御部8の負担を軽減しながら他の入力ソース9による再生音を邪魔することなくCD1のローディング/イジェクトを行うことができる。
また、他の入力ソース9の再生時であっても、その再生がデータ受信等であって音声再生を伴わないものであれば、CD1の搬送速度を落とすことなく通常速度での制御を行うことにより、CD1のローディング/イジェクトを迅速に行うことができる。
【0035】
なお、上記した実施の形態1、実施の形態2によれば、CD1をディスク搬送例として説明したが、ブルーレイディスク、ハードディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、MD(Mini Disc)等においても同様の効果を得ることが出来る。
また、他の入力ソース9として、ラジオ/TVチューナ91、VICSレシーバ92、ナビゲーション装置93を例示して説明したが、これら以外の再生入力ソース、あるいは、これら再生入力ソースを、前席(運転席)と後部座席で別個に設置し、それぞれを独立に制御可能な車載機システムに対しても同様に適応が可能である。
【0036】
また、上記した実施の形態1、実施の形態2では、車載オーディオ機器を例示して説明したが、例えば、ホーム用、あるいはその他オーディオ機器においても、比較的近傍に設置されたオーディオ機器同士を同時に再生する場合であって、各々が同じコントローラにより集中管理されている場合には同様に適用が可能であり、同様の効果を得ることができる。
更に、上記した実施の形態1、実施の形態2では、CD1の搬送について、ローディング/イジェクトを例示して説明したが、複数の記録媒体を収納し、任意の記録媒体の再生が可能な、いわゆるチェンジャプレーヤにおいて、記録媒体の選択、交換に伴う動作についても同様、騒音が他のソース再生の邪魔にならないように制御することができる。
【0037】
また、ナビゲーション装置におけるディスプレイ部のように電動チルト機構を搭載した機器において、ディスプレイ部の開閉動作に伴い発生する機械音についても同様の仕組みにより、他の入力ソースによる再生の邪魔にならない様に制御することができる。
【0038】
なお、図2、図4に示す、制御部8が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、再生入力ソース判定部81、モータ駆動制御部82、音声出力判定部83におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明の実施の形態1に係る複合再生装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る複合再生装置の制御部の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る複合再生装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2に係る複合再生装置の制御部の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る複合再生装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
1 ディスク(CD)、2 ディスク搬送ローラ、3 ディスク搬送ローラ駆動部、4
ターンテーブル、5 ディスク回転モータ、6 光学ピックアップ&ピックアップ稼動部、7 送りシャフト、8 制御部、9 他の入力ソース、31 モータドライバ、32 DCモータ、33 ギアボックス、81 再生入力ソース判定部、82 モータ駆動制御部、83 音声出力判定部、84 チューナ制御部、85 VICS制御部、86 ナビ制御部、91 ラジオ/TVチューナ、92 VICSレシーバ、93 ナビゲーション装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体の再生を含む複数の入力ソースを再生可能な複合再生装置であって、
前記記録媒体の装置内部への搬入出を第1の速度で行なう記録媒体搬入出手段と、
前記記録媒体以外の入力ソースを再生している場合、前記第1の速度より遅い第2の速度で前記記録媒体の搬入出の制御を行なう制御手段と、
を備えたことを特徴とする複合再生装置。
【請求項2】
記録媒体の再生を含む複数の入力ソースを再生可能な複合再生装置であって、
前記記録媒体に記録された情報を読取る情報抽出手段と、
前記情報抽出手段を前記記録媒体の目的位置に第1の速度で移送する駆動手段と、
前記記録媒体以外の入力ソースを再生している場合、前記第1の速度より遅い第2の速度で前記情報抽出手段の移送の制御を行なう制御手段と、
を備えたことを特徴とする複合再生装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記記録媒体以外の入力ソースを再生している場合であっても音声出力が無い場合、前記第1の速度で前記記録媒体の搬入出、もしくは前記情報抽出手段の移送を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−129473(P2009−129473A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−300517(P2007−300517)
【出願日】平成19年11月20日(2007.11.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】