説明

複合材料およびそれを用いた装飾品

【課題】優れたピンク発色と耐食性を有する複合材料を提供すること。
【解決手段】Pt、Au及びCuを有する複合材料であって、AuとCuとの金属間化合物、及び、Pt単体を少なくとも有し、X線回折分析の2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度が、前記Pt単体のピークの強度の0.8〜40倍であること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合材料及びこの複合材料を少なくとも一部に使用した装飾品に関する。
【背景技術】
【0002】
希少価値が高く、美しい輝きを持つプラチナ(Pt)は、指輪やネックレス等の装飾品の材料として使用されている。Pt製の装飾品は、銀や金装飾品と比較して清楚な輝きを有することから、その希少性と併せて需要者に好まれ、 近年においては、需要者の嗜好の多様化により、Ptの多色化が求められている。そのため、PtやPt合金、あるいはPtやPt合金と色付粉末とを組み合わせた金属材料や複合材料が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の金属材料は、Ptなどの貴金属やその合金と、セラミックスやガラスの色付粉末とを粉末治金加工することにより得られるものである。この金属材料では、混合する色付粉末の種類の適宜選択することにより、所望とする色とすることができる。
【0004】
ここでピンク色の装飾品は銀装飾品においても見られるとおり、女性から多くの支持を集めている。そのため、Ptにおいても、ピンク色の装飾品の登場が望まれている。
【特許文献1】特開昭59−136447号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の金属材料において、色付粉末を用いた場合には、Pt本来の金属光沢、すなわち清楚な輝きが損なわれてしまいかねない。これに対して本発明は、優れたピンク発色と耐食性を有する複合材料を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑みて本発明は、Pt、Au及びCuを有する複合材料であって、AuとCuとの金属間化合物、及び、Pt単体を少なくとも有し、X線回折分析の回折角2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度が、前記Pt単体のピークの強度の0.8〜40倍であることを特徴とする。
【0007】
さらに、前記X線回折分析の回折角2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度は、前記Pt単体のピークの強度の2〜4倍であることを特徴とする。
【0008】
さらに、前記金属間化合物がAuCuであることを特徴とする。
【0009】
さらに、前記Pt単体を主成分とする第1相と、前記金属間化合物を主成分とする第2相とを有してなり、前記第1相と前記第2相との間にAuが存在していることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記第2相がCuを主成分とするマトリクス中にAuが分散したものであることを特徴とする。
【0011】
さらに、Pt25〜75質量%、Cu15〜46質量%、Au9〜25質量%、Pd1〜4質量%であることを特徴とする。
【0012】
さらに、前記第1相および前記第2相は、一方の相が他方の相の周囲に配置されている状態で表面に露出していることを特徴とする。
【0013】
さらに、前記複合材料を用いた装飾品を提供することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る複合材料によれば、Pt本来の金属光沢である清楚な輝き維持しつつ、優れたピンク色を発色する複合材料となる。さらに、AuとCuとの反応が優先されることにより、Cu単体が低減されるので耐食性にも優れる。さらに、Pt単体とCuとの反応を抑制することができ、PtCuによる白色を低減できるので、AuCuによるピンク色をさらに強く発色する複合材料となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下においては、本発明に係る装飾品および複合材料について、指輪を例にとって図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明に係る複合材料の適用対象である装飾品、あるいは本発明に係る装飾品は、指輪に限定されるものではない。
【0016】
図1(a)および図1(b)に示した指輪1は、リング状の部分の全体が複合材料20によって形成されたSEM写真である。図2に示したように、複合材料20は、第1相21、第2相22を有している。図3は第1相21であるPtについてEDSマッピングしたもの、図4は第2相22であるCuについてEDSマッピングしたもの、図5はAuについてEDSマッピングしたものである。図6は図2の複合部材をXRD分析したときの金属間化合物のプロファイルであり、丸印はPt、三角印はPtCu、四角印はAuCuのピークを示している。
【0017】
本発明に係る複合材料によれば、Pt、Au及びCuを有する複合材料であって、AuとCuとの金属間化合物、及び、Pt単体を少なくとも有し、X線回折分析の回折角2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度が、前記Pt単体のピークの強度の0.8〜40倍である。さらに本発明に係る複合材料によれば、前記X線回折分析の回折角2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度は、前記Pt単体のピークの強度の2〜4倍であるが好ましい。
【0018】
前記金属間化合物全体のピーク強度が、前記Pt単体のピークの強度の0.8〜40倍であれば、CuがAuCuとして多く存在し、PtCuが低減されているので、優れたピンク発色を示すことができる。また、Cu単体としての存在比率が低減され、CuがAuCuとして多く存在するので、耐食性に優れたものを得ることが可能となる。さらに前記金属間化合物全体のピーク強度は、前記Pt単体のピークの強度の2〜4倍であれば、優れたピンク発色と耐食性を両立させることができる。
【0019】
さらに本発明によれば、前記金属間化合物がAuCuであることが好ましい。Cuが金属間化合物として存在していれば、単なる合金よりも化学的に安定であり、耐食性も好ましいものになる。なお、前記金属間化合物はAuCuであっても構わない。
【0020】
さらに本発明によれば、前記Pt単体を主成分とする第1相と、前記金属間化合物を主成分とする第2相とを有してなり、前記第1相と前記第2相との間にAuが存在していることが好ましい。これにより第2相内部のCuを耐食性の高いAuで囲い込むことになり(不図示)、耐食性も向上する。
【0021】
さらに本発明によれば、前記第2相がCuを主成分とするマトリクス中にAuが分散したものであることが好ましい。これにより第2相の内部をAuが網目状に囲い込むことになり、腐食の進行を遮断できるので、第2相22の耐食性も向上する。図5において第2相22中の暗部が、分散しているAuとして見受けられる。
【0022】
さらに本発明によれば、Pt25〜75質量%、Cu15〜46質量%、Au9〜25質量%、Pd1〜4質量%であることが好ましい。Pt25〜75質量%とされていることが好ましく、PtとCuとの間の電池効果を低減するとともに、ピンク発色とすることが容易となる。さらに、Cu15〜46質量%であれば、同様にPtとCuとの間の電池効果を低減し、ピンク発色とするのが容易となる。さらに、Au9〜25質量%であれば、CuとPtとの反応によるPtCuの形成を抑制することができ、優れたピンク発色を得ることができる。さらに、Pd1〜4質量%であれば、第2相内部での電池効果を抑制した優れた複合材料を得ることができる。
【0023】
ここで、第2相22のCuの質量は、第1相21のPtの質量を測定する場合と同様に、EDS半定量分析によって計算することができる。Ptを主成分とする第1相内に、Cuを含む複数の第2相が配置されたものとなっている場合と、Cuを含む第2相と、該第2相内に配置されたPtを主成分とする複数の第1相が配置されたものとなっている場合のいずれでもよい。
【0024】
第1相21のPt質量は、EDS(エネルギー分散型X線分析)半定量分析によって計算することができる。すなわち、表面から数μmの深さ領域より発生する特性X線を検出して、各元素分析を行い、そのピーク強度から組成を計算することができる。
【0025】
Pt単体を主成分とする第1相内21に、AuとCuとの金属間化合物を主成分とする第2相22が配置されたものとなっている場合において、複合材料20はその表面において第2相22の一部が露出するためにピンク色となる。これは真空プラズマ焼結を用いることで、複合材料20の全体が金属間化合物とはなっていないからである。一方、鋳造法によって得られる複合材料では、全体が金属間化合物となり、ピンク発色させることは容易ではない。
【0026】
また、第2相22の一部は表面に露出しており、このような露出部の直径(平均値)は、5〜150μmであるのが好ましく、複合材料20がピンク色となり易く、長期間にわたって使用していても露出部が酸化されてしまう可能性が低い。なお、第2相22の平均結晶粒径は、第1相21の平均結晶粒径を測定する場合と同様の手法により算出すればよい。
【0027】
次に、本発明の複合材料20の製造方法を、放電プラズマ焼結法により指輪1を形成する場合を例にとって説明する。
【0028】
まず、Ptを含むPt粉末と、Cuを含むCu粉末とを所定割合で混合して混合粉末とする。Pt粉末としては、たとえば平均粒径が9〜150μm、純度が99.9%以上のものを使用するのが好ましい。Cu粉末としては、たとえば平均粒径が5〜150μm、純度が99.9%以上のものを使用するのが好ましい。
【0029】
複合材料20にPt以外の貴金属を添加するには、Pt粉末またはCu粉末として、Ptと他の金属との合金またはCuと他の金属との合金を使用してもよく、またPt粉末およびCu粉末の他に、貴金属粉末を混合してもよい。
【0030】
次いで、混合粉末を焼結金型内に充填してリング形状に成形した後、この成形体に対して、真空雰囲気中で、たとえば焼成温度が200℃〜500℃、4V〜20Vの低電圧でパルス状電流を印加する。これにより、成形体の粒子の間隙において、放電プラズマが瞬間的に発生し、成形体が焼結される。
【0031】
ここで、成形体を形成するときの成形圧力は、たとえば300〜500MPaとされ、複合材料20に気孔が発生を低減するものであり、原料充填により応力集中を起こしずらい。焼成温度を200℃〜500℃とするのは、焼結不良および過焼成を低減するためであり、いずれの場合も焼結体が脆くなることを低減するものである。一方、印加パルス電圧を4V〜20Vとするのは、成形体の間隙において充分な放電を起こし、目的とするプラズマ状態が達成するとともに、異常放電が生じる可能性を低くするためであり、いずれの場合も目的とする組成状態が得られ易くなる。
【0032】
このような放電プラズマ焼結法では、高エネルギー密度とジュール熱を広く応用することにより、電力消費量が少なく効率の良い焼結が可能となる。そのため、昇温・保持時間を含めた焼結時間は、概ね5〜20分程度の比較的短時間となり、鋳造法のように、材料全体が金属間化合物となることもなく、Ptを主成分とする第1相21に、Cuを主成分とする複数の第2相22を分散させたものとすることができる。
【0033】
図7に示した時計7は、ベルト70の少なくとも表層が複合材料層とされている。ベルト70は、全体が本発明の複合材料により形成されていてもよく、芯材の表面を本発明の複合材料により被覆したものであってもよい。時計7においては、側縁71が本発明の複合材料により形成されていてもよく、この場合にも、側縁71は、全体が本発明の複合材料により形成されていてもよく、芯材の表面を本発明の複合材料により被覆したものであってもよい。ベルト70または側縁71において芯材の表面に複合材料層を形成する場合には、複合材料層の厚みは、たとえば0.03〜0.1μmとされる。
【0034】
図8に示したメガネ8は、フレーム80の少なくとも表層が複合材料層とされている。フレーム80は、全体が本発明の複合材料により形成されていてもよく、芯材の表面を本発明の複合材料により被覆したものであってもよい。フレーム80において芯材の表面に複合材料層を形成する場合には、複合材料層の厚みは、たとえば0.03〜0.1μmとされる。
【0035】
本発明は、上述した指輪、時計およびメガネに限らず、他の装飾品の一部または全部として適用することができる。本発明を適用することができる他の装飾品としては、たとえばペンダント、ネックレス、ブレスレット、万年筆などの文房具類、食器、置物、ゴルフクラブ、携帯電話、あるいはボタンなどを挙げることができる。
【実施例】
【0036】
本実施例においては、複合材料からなる試料の断面における組織状態、複合材料の色、耐食性を評価した。
【0037】
(試料の作製)
試料は、Pt粉末およびCu粉末を混合して得られる混合粉末を焼結金型において、成形圧力を550MPaとしてリング状に成形した後、放電プラズマ焼結法に焼成することによりリング状に形成した。Pt粉末およびCuAuPd粉末の比率は表1に示した通りとし、平均粒径は50〜100μmで制御した。また、焼成条件は、室温から所定の昇温速度で450℃まで昇温させた後、この温度状態を5分間保持してから自然冷却を行なったものである。また、試料のサイズは、内径19.8mm、外径23mm、厚み5mmに設定した。
【0038】
(組織状態の評価)
試料の組織状態は、第1相21、第2相22(図2参照)の存在および組成をSEM写真(SEM:日本電子製JSM−6700F、Tilt:0°、蒸着:なし、加速電圧:15kV、倍率:3000倍、観察像:反射電子組成像)で観察し、各元素毎のEDSマッピング(EDAX:genesis2000、Tilt:0°、蒸着:なし、加速電圧:25kV、standard/SUTW)をすることにより行なった。X線回折分析の条件は、XRD(スペクトリクス株式会社製PW3050、2θ=35°〜90°、ステップサイズ0.1°、スキャンステップ時間6秒、オフセット0°、発散スリットサイズ(DS)2°、受光スリットサイズ(RS)0.3°、測定温度25℃、ターゲットCu、X線出力設定40kV、50mA、ゴニオメータ半径230mm、フォーカス−DS間距離100mm)で実施した。
【0039】
第1、2相21、22の存在は、SEM観察により行ない、組成はEDS半定量分析を行なうことにより確認した。
【0040】
組織状態の評価結果は、試料1〜12について表1に示した。
【0041】
(色の評価)
Labの分析装置として、コニカミノルタ社製分光測定計CM−508dを用い、JIS Z 8729に準じて測定した結果を表1に示した。表1において、理想的なLab(L=70〜80、a=+30〜+40、b=−10〜−20)である場合を◎印、良好なLab(L=65〜85、a=+25〜+45、b=5〜−25)である場合を○印、使用可能なLab(L=60〜90 、a=+20〜+50、b=0〜−30)を△印、使用不可能な範囲外のLabを×印を付した。
【0042】
(耐食性の評価)
試料の耐食性は、バフ研磨した試料を人口汗に半浸漬させて40±5℃の雰囲気にて30分間放置した後に変色の度合い、表面の状態を目視により確認することにより行なった。
【0043】
人口汗は、食塩9.2g/L、硫化ナトリウム0.8g/L、尿素1.7g/L、アンモニア水0.18mL/L、ショ糖0.22g/L、乳酸1.1mL/L、純水1Lにより作製した。
【0044】
耐食性の評価結果は表1に示した。耐食性に特に優れた場合を◎印、優れていれた場合を○印、耐食が認められるが実用上問題のない程度である場合を△印、実用上問題がある程度の耐食が認められる場合を×印を付した。
【0045】
【表1】

【0046】
(結果の考察)
表1から分かるように、まず色に関して色相では、試料No.2〜6、8〜11は、視認可能なピンク色を呈していた。これに対して、試料No.1は、Pt組成が多すぎるためピンク色を呈するものではなかった。 また色に関して明度では、試料No.7はPtが少なすぎるため、Pt本来の輝き(明度)を得ることができなかった。
【0047】
次に、耐食性に関しては、試料No.1〜6、8〜11は、実用上の問題が生じる程の腐食は認められなかった。これに対して、試料No.7は、Cu組成が多すぎるため耐食性を有するものではなかった。
【0048】
以上の結果から、本発明の試料No.2〜6、8〜11のように、ピンク色で、耐食性に優れた複合材料とすることができ、指輪のような耐食性がよりシビアに要求される装飾品であっても、長期にわたってピンク色の金属光沢を維持したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1(a)は本発明に係る装飾品の一例である指輪の全体斜視図であり、図1(b)は図1(a)のIIa−IIa線に沿う断面図である。
【図2】本発明に係る複合材料の組織状態の一例を示すSEM写真である。
【図3】本発明に係る複合材料のPtについてEDSマッピングをしたSEM写真である。
【図4】本発明に係る複合材料のCuについてEDSマッピングをしたSEM写真である。
【図5】本発明に係る複合材料のAuについてEDSマッピングをしたSEM写真である。
【図6】本発明に係る複合材料についてX線回折分析したチャート図である。
【図7】本発明に係る複合材料を用いた時計の模式図である。
【図8】本発明に係る複合材料を用いた眼鏡の模式図である。
【符号の説明】
【0050】
1 指輪
7 時計
70 (時計の)ベルト
71 (時計の)側縁
8 メガネ
80 (メガネの)フレーム
20 複合材料
21 第1相
22 第2相
31 外縁部
32 中央部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Pt、Au及びCuを有する複合材料であって、
AuとCuとの金属間化合物、及び、Pt単体を少なくとも有し、
X線回折分析の回折角2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度が、前記Pt単体のピークの強度の0.8〜40倍であることを特徴とする複合材料。
【請求項2】
前記X線回折分析の回折角2θ=36〜44°の範囲において、前記金属間化合物全体のピーク強度は、前記Pt単体のピークの強度の2〜4倍であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
【請求項3】
前記金属間化合物がAuCuであることを特徴とする請求項1または2に記載の複合材料。
【請求項4】
前記Pt単体を主成分とする第1相と、前記金属間化合物を主成分とする第2相とを有してなり、前記第1相と前記第2相との間にAuが存在していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の複合材料。
【請求項5】
前記第2相がCuを主成分とするマトリクス中にAuが分散したものであることを特徴とする請求項4に記載の複合材料。
【請求項6】
Pt25〜75質量%、Cu15〜46質量%、Au9〜25質量%、Pd1〜4質量%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の複合材料。
【請求項7】
前記第1相および前記第2相は、一方の相が他方の相の周囲に配置されている状態で表面に露出していることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の複合材料。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の複合材料を用いたことを特徴とする装飾品。







【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−235502(P2009−235502A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−83962(P2008−83962)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】