説明

記録ディスク収納ケース

【課題】保管時の使い勝手がよく、低コストであり、使い終わった後の廃棄も簡単な記録ディスク収納ケースを提供すること。
【解決手段】幅板部11の一方の側辺に外板部12と中板部13が押し罫を介して順次連設し、他方の側辺に蓋板部14が押し罫を介して連設しており、中板部13が外板部12に対して折り返され、両者が上下の接着領域13aで糊付けされて間にポケット状の収納部が形成されており、幅板部11は板紙2枚と記録ディスク1枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。一枚の板紙を折り曲げて接着するだけで製造でき、使い終えた後はそのまま紙として廃棄できる。また、ポケット状の収納部に記録ディスクDを入れて蓋板部14を折り曲げて重ねると、記録ディスクの脱落が防止され、幅板部11を見出しとして利用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CD、DVD等の円盤状をした記録ディスクを収納するための記録ディスク収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、CD、DVD等の記録ディスクを収納するケースとして、プラスチック製のものが一般的に使用されている。また、台紙にプラスチック部材を接着したタイプも利用されている。これらはいずれも、収納部とそれに連接した蓋部とからなり、収納部には固定用突起部が設けられている。
【特許文献1】特開平10−59461号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記した従来の収納ケースは、紙製の単なる封筒状のケースに比べると、背の部分に幅があり、棚の上や容器の中に並べた時に背の部分を見出しとして活用できることから、保管する際に使い勝手がよいという利点がある。しかしながら、紙製のものに比べると、やはりコストが高いという問題があり、またプラスチックは簡単に廃棄できないという問題がある。特に、台紙とプラスチック部材からなるタイプのものは廃棄する際に分別する必要があり、余計な手間がかかる。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保管時の使い勝手がよく、低コストであり、使い終わった後の廃棄も簡単な記録ディスク収納ケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、一枚の板紙からなり、幅板部の一方の側辺に外板部と中板部が押し罫を介して順次連設し、他方の側辺に蓋板部が押し罫を介して連設しており、外板部と中板部は略同じサイズで、中板部が外板部に対して折り返され、中板部と外板部が上下の接着領域で糊付けされてポケット状の収納部が形成されており、幅板部は板紙2枚と記録ディスク1枚を合わせた厚さに相当する幅になっており、蓋板部は外板部及び中板部と略同じサイズになっていることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項1に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、蓋板部の先端にミシン目線を介して所定幅の糊付け片が延設されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項1又は2に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部の先端における上下の接着領域の間に、折り線を介して折曲げフラップが延設されていることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項3に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部の先端付近に折曲げフラップを除去する開封手段が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項1又は2に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部に帯状の取出しジッパー部分を設けるとともに、記録ディスクが収納部の入口から脱落しないように中板部と外板部が糊付けされていることを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、一枚の板紙からなり、幅板部の両側辺にそれぞれ外板部と中板部が順次押し罫を介して連設しており、外板部と中板部は略同じサイズで、各中板部が隣接する外板部に対して同じ側に折り返され、中板部と外板部がそれぞれ上下の接着領域で糊付けされてポケット状の収納部が2つ形成されており、幅板部は板紙4枚と記録ディスク2枚を合わせた厚さに相当する幅になっていることを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項6に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、一方の収納部を形成する外板部と中板部がそれらの境界のところにミシン目線で区画される拡大部分を有しており、それらの拡大部分が互いに貼着されて収納部に所定幅の糊付け片が延設されていることを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項6又は7に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部の先端における上下の接着領域の間に、折り線を介して折曲げフラップが延設されていることを特徴とする。
【0013】
請求項9に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項8に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部の先端付近に折曲げフラップを除去する開封手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項10に記載の発明である記録ディスク収納ケースは、請求項6又は7に記載の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部に帯状の取出しジッパー部分を設けるとともに、記録ディスクが収納部の入口から脱落しないように中板部と外板部が糊付けされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の記録ディスク収納ケースは、一枚の板紙を折り曲げて接着するだけで製造できるので、低いコストで供給することができ、使い終えた後はそのまま紙として廃棄することができる。そして、1枚収納タイプでは、収納部に記録ディスクを入れて蓋板部を折り曲げて重ねると、また、2枚収納タイプでは、両方の収納部に記録ディスクを入れて両者を折り曲げて重ねると、いずれも記録ディスクの脱落が防止される状態となり、しかも幅板部が背の部分に位置するので、その幅板部を見出しとして利用できる。したがって、保管時の使い勝手は従来のプラスチック製のケースの場合と同様なものとなる。
【0016】
そして、1枚収納タイプでは蓋板部の先端に糊付け片を延設しておくことにより、2枚収納タイプでは収納部に糊付け片を延設しておくことにより、この糊付け片のところで本や雑誌などの書籍に綴じ込むことができる。
【0017】
また、上記構成の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部の先端における上下の接着領域の間に、折り線を介して折曲げフラップを延設したものでは、この折曲げフラップを外板部と記録ディスクの間に差し込むことで、記録ディスクの盗難防止を図ることができ、さらに、中板部の先端付近に開封手段を設けておくことにより、折曲げフラップを除去して収納部の中の記録ディスクを取り出すことができる。
【0018】
また、上記構成の記録ディスク収納ケースにおいて、中板部に帯状の取出しジッパー部を設けるとともに、記録ディスクが収納部の入口から脱落しないように中板部と外板部を糊付けしたものでは、取出しジッパー部を破って開けない限り、収納部の記録ディスクを取り出せないので、店頭における盗難防止効果が大きいという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は本発明に係る記録ディスク収納ケースの一例を収納状態で示す平面図、図2は図1に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0020】
図1に示す記録ディスク収納ケースA1 は図2に示す一枚のブランクB1 を組み立てて形成されるもので、記録ディスクを1枚収納するタイプである。このブランクB1 は、板紙からなる原反を打ち抜いて形成されたものであり、幅板部11の一方の側辺に外板部12と中板部13が押し罫a,bを介して順次連設し、他方の側辺に蓋板部14が押し罫cを介して連設しており、外板部12と中板部13は略同じサイズで、蓋板部14は外板部12及び中板部13と略同じサイズになっている。また、幅板部11は板紙2枚と記録ディスク1枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。なお、外板部12と中板部13の上下を横断する押し罫d,eは、外板部12と中板部13の上下にそれぞれ接着領域12a,13aを区画するために設けたものであって、必ずしも必要なものではない。
【0021】
ブランクB1 を組み立てるには、外板部12と中板部13のいずれかの側の接着領域12a,13aに糊を塗布してから、中板部13を押し罫bのところで外板部12に対して折り返し、両者を上下の接着領域12a,13aを糊付けする。これにより、外板部12と中板部13の間にポケット状の収納部が形成される。しかる後、図1に示すように、この収納部に記録ディスクDを入れる。
【0022】
この記録ディスク収納ケースA1 は、記録ディスクを入れない状態で供給することも可能である。この場合、予め所定の印刷を施したものを供給してもよいし、購入者が使用する時にプリンターにかけて所望の絵柄をプリントするようにしてもよい。
【0023】
このようにして作製された記録ディスク収納ケースA1 は、押し罫a,cのところで幅板部11と蓋板部14を直角に折り曲げて蓋板部14を収納部に重ねると、収納部の入口が塞がれるので記録ディスクDの脱落が防止される。また、幅板部11が背の部分に位置するので、ここに記録ディスクDの内容を表示する文字等を表示しておけば、並べたときに幅板部11の部分が見出しとして利用できる。そして、ケースとして繰り返し使用することができるものであり、また全体が紙製であるので、簡単に廃棄することができる。
【0024】
図3は図1に示す記録ディスク収納ケースの変形例を示す平面図、図4は図3に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0025】
図3に示す記録ディスク収納ケースA2 は図4に示す一枚のブランクB2 を組み立てて形成されるもので、このブランクB2 は、図2のブランクB1 と比べると、蓋板部14の先端に切取り用のミシン目線fを介して所定幅の糊付け片15が延設されている点が異なっている。この糊付け片15は、記録ディスク収納ケースA2 を雑誌や本などの書籍に綴じ込む際に使用される。このタイプの記録ディスク収納ケースA2 を書籍に綴じ込む場合、綴じ込んでから断裁するので、通常のプラスチックケースと同じサイズにするには、天地のいずれかに断裁のための余白を考慮する必要がある。
【0026】
図5は本発明に係る記録ディスク収納ケースの別の例を収納状態で示す平面図、図6は図5に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0027】
図5に示す記録ディスク収納ケースA3 は図6に示す一枚のブランクB3 を組み立てて形成されるもので、記録ディスクを1枚収納するタイプである。このブランクB3 は、板紙からなる原反を打ち抜いて形成されたものであり、基本的な部分は図4に示したブランクB2 と同じである。すなわち、幅板部11の一方の側辺に外板部12と中板部13が押し罫a,bを介して順次連設し、他方の側辺に蓋板部14が押し罫cを介して連設しており、外板部12と中板部13は略同じサイズで、蓋板部14も外板部12及び中板部13と略同じサイズになっており、幅板部11は板紙2枚と記録ディスク1枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。また、外板部12と中板部13の上下を横断する押し罫d,eは、外板部12と中板部13の上下にそれぞれ接着領域12a,13aを区画するために設けたものであって、必ずしも必要なものではない点も同じである。また、蓋板部14の先端に切取り用のミシン目線fを介して所定幅の糊付け片15が延設されている。
【0028】
そして、このブランクB3 では、中板部13の先端における上下の接着領域13aの間に、折り目線gを介して折曲げフラップ16が延設されている。さらに、中板部13の先端付近には折曲げフラップ16を除去する開封手段が設けられている。ここでは、図示のように、先端に平行な帯状のジッパー部分17と、その上下端から中板部13の先端に至る2つの「く」の字状の切込み線hとにより開封手段が構成されている。
【0029】
また、このブランクB3 では、記録ディスク収納ケースA3 を雑誌や本などの書籍に綴じ込むため、蓋板部14の先端に切取り用のミシン目線fを介して所定幅の糊付け片15を延設しているが、綴じ込む用途以外では糊付け片15は省略すればよい。そして、このような記録ディスク収納ケースA3 を書籍に綴じ込む場合、通常のプラスチックケースと同じサイズにするには、先に説明したのと同様、天地のいずれかに断裁のための余白を考慮する必要がある。
【0030】
ブランクB3 を組み立てるには、先のブランクB1 の場合と同様、外板部12と中板部13のいずれかの側の接着領域12a,13aに糊を塗布してから、中板部13を押し罫bのところで外板部12に対して折り返し、両者を上下の接着領域12a,13aで糊付けする。これにより、外板部12と中板部13の間にポケット状の収納部が形成される。そして、この収納部に記録ディスクDを入れた後、折曲げフラップ16を外板部12と記録ディスクDの間に差し込んで図5に示す収納状態とする。この時、折曲げフラップ16の角を図示のように丸くしておくことで差し込みやすくなる。また、収納部の入口付近を糊付けしないでおくことで、さらに差し込みやすくなる。
【0031】
このようにして作製された記録ディスク収納ケースA3 は、押し罫a,cのところで蓋板部14を折り返して収納部に重ね、この折り曲げた状態で一つずつ雑誌や本などの書籍に綴じ込む。この場合、通常のプラスチックケースと同様なサイズであるので、A4版より小さなサイズの本にも綴じ込むことができる。そして、綴じ込むに際しては、糊付け片15のところでハガキと同じように綴じ込めばよく、特に中綴本に綴じ込む場合には、折丁に対して蓋板部14の方を上にして貼着しておくことで、ギャザリングチェーン上での丁合時に収納部がばたつかないようにすればよい。
【0032】
記録ディスク収納ケースA3 を書籍に綴じ込んだ状態では、折曲げフラップ16により記録ディスクDの盗難と脱落が防止されることになる。そして、購入者は、記録ディスク収納ケースA3 をミシン目線fのところで書籍から切り離した後、ジッパー部分17を剥がして開口を作り、その開口から切込み線hのところを破って折曲げフラップ16を除去することにより収納部の中の記録ディスクDを取り出すことができる。
【0033】
また、このタイプの記録ディスク収納ケースA3 も、押し罫a,cのところで幅板部11と蓋板部14を直角に折り曲げて蓋板部14を収納部に重ねると、幅板部11が背の部分に位置するので、ここに記録ディスクDの内容を表示する文字等を表示しておけば、並べたときに幅板部11の部分が見出しとして利用できる。そして、開封後もケースとして繰り返し使用することができるものであり、また全体が紙製であるので、簡単に廃棄することができる。
【0034】
図7は本発明に係る記録ディスク収納ケースのさらに別の例を収納状態で示す平面図、図8は図7に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0035】
図7に示す記録ディスク収納ケースA4 は図8に示す一枚のブランクB4 を組み立てて形成されるもので、記録ディスクを1枚収納するタイプである。このブランクB4 は、板紙からなる原反を打ち抜いて形成されたものであり、基本的な部分は図4に示したブランクB2 と同じである。すなわち、幅板部11の一方の側辺に外板部12と中板部13が押し罫a,bを介して順次連設し、他方の側辺に蓋板部14が押し罫cを介して連設しており、外板部12と中板部13は略同じサイズで、蓋板部14も外板部12及び中板部13と略同じサイズになっており、幅板部11は板紙2枚と記録ディスク1枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。また、外板部12と中板部13の上下を横断する押し罫d,eは、外板部12と中板部13の上下にそれぞれ接着領域12a,13aを区画するために設けたものであって、必ずしも必要なものではない点も同じである。また、蓋板部14の先端に切取り用のミシン目線fを介して所定幅の糊付け片15が延設されている。
【0036】
そして、このブランクB4 は、中板部13の先端付近に帯状の取出しジッパー部分18が設けられるとともに、記録ディスクDが収納部の入口から脱落しないように外板部12と中板部13が糊付けされるようになっている。図示の例では、収納部の入口付近で接着領域12a,13aを内側に拡大することで記録ディスクDの脱落を防止している。このように、記録ディスクDが収納部から出ないようにするのはもちろん、取出しジッパー部分18に掛からないように糊を塗布することが必要である。
【0037】
また、このブランクB4 では、記録ディスク収納ケースA4 を雑誌や本などの書籍に綴じ込むため、蓋板部14の先端に切取り用のミシン目線fを介して所定幅の糊付け片15を延設しているが、綴じ込む用途以外では糊付け片15は省略すればよい。そして、このような記録ディスク収納ケースA4 を書籍に綴じ込む場合、通常のプラスチックケースと同じサイズにするには、先に説明したのと同様、天地のいずれかに断裁のための余白を考慮する必要がある。
【0038】
ブランクB4 を組み立てるには、外板部12と中板部13のいずれかの側の接着領域12a,13aに糊を塗布してから、外板部12の上に記録ディスクDをセットし、中板部13を押し罫bのところで外板部12に対して折り返し、記録ディスクDを挟み込んだ状態で両者を上下の接着領域12a,13aで糊付けする。これにより、図7に示す収納状態とする。
【0039】
このようにして作製された記録ディスク収納ケースA4 は、押し罫a,cのところで蓋板部14を折り返して収納部に重ね、この折り曲げた状態で一つずつ雑誌や本などの書籍に綴じ込む。この場合、通常のプラスチックケースと同様なサイズであるので、A4版より小さなサイズの本にも綴じ込むことができる。そして、綴じ込むに際しては、糊付け片15のところでハガキと同じように綴じ込めばよく、特に中綴本に綴じ込む場合には、折丁に対して蓋板部14の方を上にして貼着しておくことで、ギャザリングチェーン上での丁合時に収納部がばたつかないようにすればよい。
【0040】
記録ディスク収納ケースA4 を書籍に綴じ込んだ状態では、接着領域12a,13aの拡大部分により記録ディスクDの盗難と脱落が防止されることになる。そして、購入者は、記録ディスク収納ケースA3 をミシン目線fのところで書籍から切り離した後、ジッパー部分18を剥がして開口を作り、その開口から収納部の中の記録ディスクDを取り出すことができる。
【0041】
また、このタイプの記録ディスク収納ケースA4 も、押し罫a,cのところで幅板部11と蓋板部14を直角に折り曲げて蓋板部14を収納部に重ねると、幅板部11が背の部分に位置するので、ここに記録ディスクDの内容を表示する文字等を表示しておけば、並べたときに幅板部11の部分が見出しとして利用できる。そして、開封後もケースとして繰り返し使用することができるものであり、また全体が紙製であるので、簡単に廃棄することができる。
【0042】
図9は本発明に係る記録ディスク収納ケースの一例を収納状態で示す平面図、図10は図9に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0043】
図9に示す記録ディスク収納ケースA5 は図6に示す一枚のブランクB5 を組み立てて形成されるもので、記録ディスクを2枚収納するタイプである。このブランクB5 は、板紙からなる原反を打ち抜いて形成されたものであり、幅板部21の一方の側辺に外板部22と中板部23が押し罫a,bを介して順次連設し、他方の側辺にも外板部24と中板部25が押し罫c,dを介して順次連設しており、外板部22,24と中板部23,25は略同じサイズになっている。また、幅板部21は板紙4枚と記録ディスク2枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。なお、外板部22と中板部23の上下を横断する押し罫e,fは、外板部22と中板部23の上下にそれぞれ接着領域22a,23aを区画するために、外板部24と中板部25の上下を横断する押し罫g,hは、外板部22と中板部23の上下にそれぞれ接着領域24a,25aを区画するために設けたものであって、これらは必ずしも必要なものではない。
【0044】
ブランクB5 を組み立てるには、外板部22と中板部23のいずれかの側の接着領域22a,23aに糊を塗布してから、中板部23を押し罫bのところで外板部22に対して折り返し、両者を上下の接着領域22a,23aで貼り合わせる。これにより、外板部22と中板部23の間にポケット状の収納部が形成される。また、外板部24と中板部25のいずれかの側の接着領域24a,25aに糊を塗布してから、中板部24を押し罫dのところで外板部25に対して折り返し、両者を上下の接着領域24a,25aで貼り合わせる。これにより、外板部24と中板部25の間にポケット状の収納部が形成される。しかる後、図9に示すように、これらの収納部にそれぞれ記録ディスクDを入れる。
【0045】
この記録ディスク収納ケースA5 は、記録ディスクを入れない状態で供給することも可能である。この場合、予め所定の印刷を施したものを供給してもよいし、購入者が使用する時にプリンターにかけて所望の絵柄をプリントするようにしてもよい。
【0046】
このようにして作製された記録ディスク収納ケースA5 は、押し罫a,cのところで幅板部21に対して外板部22,24をそれぞれ直角に折り曲げて収納部同士を重ねると、双方の収納部の入口が塞がれるので記録ディスクDの脱落が防止される。また、幅板部21が背の部分に位置するので、ここに記録ディスクDの内容を表示する文字等を表示しておけば、並べたときに幅板部21の部分が見出しとして利用できる。そして、ケースとして繰り返し使用することができるものであり、また全体が紙製であるので、簡単に廃棄することができる。
【0047】
図11は図9に示す記録ディスク収納ケースの変形例を示す平面図、図12は図11に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0048】
図11に示す記録ディスク収納ケースA6 は図12に示す一枚のブランクB6 を組み立てて形成されるもので、このブランクB6 は、図10のブランクB5 と比べると、一方の収納部を形成する外板部24と中板部25がそれらの境界のところにミシン目線m,nで区画される拡大部分24b,25bを有している点が異なっている。これらの拡大部分24b,25bは互いに貼着されて所定幅の糊付け片26を形成するためのもので、記録ディスク収納ケースを雑誌や本などの書籍に綴じ込む際に使用される。すなわち、外板部24と中板部25を上下の接着領域24a,25aで貼り合わせる際に、拡大部分24b,25bのいずれかの側にも糊を塗布して互いに貼り合わせることで、外板部24と中板部25の間にポケット状の収納部が形成されるとともに、一方の収納部に所定幅の糊付け片26が形成される。このタイプの記録ディスク収納ケースA6 を書籍に綴じ込む場合、綴じ込んでから断裁するので、通常のプラスチックケースと同じサイズにするには、天地のいずれかに断裁のための余白を考慮する必要がある。
【0049】
図13は本発明に係る記録ディスク収納ケースの別の例を収納状態で示す平面図、図14は図13に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0050】
図13に示す記録ディスク収納ケースA7 は図14に示す一枚のブランクB7 を組み立てて形成されもので、記録ディスクを2枚収納するタイプである。このブランクB7 は、板紙からなる原反を打ち抜いて形成されたものであり、基本的な部分は図12のブランクB6 と同じである。すなわち、幅板部21の一方の側辺に外板部22と中板部23が押し罫a,bを介して順次連設し、他方の側辺にも外板部24と中板部25が押し罫c,dを介して順次連設しており、外板部22,24と中板部23,25は略同じサイズになっている。また、幅板部21は板紙4枚と記録ディスク2枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。また、外板部22と中板部23の上下を横断する押し罫e,fは、外板部22と中板部23の上下にそれぞれ接着領域22a,23aを区画するために、外板部24と中板部25の上下を横断する押し罫g,hは、外板部22と中板部23の上下にそれぞれ接着領域24a,25aを区画するために設けたものであって、これらは必ずしも必要なものではない点も同じである。そして、一方の収納部を形成する外板部24と中板部25がそれらの境界のところにミシン目線m,nで区画される拡大部分24b,25bを有しており、これらの拡大部分24b,25bは互いに貼着されて所定幅の糊付け片26を形成するようになっている。
【0051】
そして、このブランクB7 では、中板部23の先端における上下の接着領域23aの間に、折り目線iを介して折曲げフラップ27が延設されている。さらに、中板部23の先端付近には折曲げフラップ27を除去する開封手段が設けられており、ここでは、図示のように、先端に平行なジッパー部分28と、その上下端から中板部23の先端に至る2つの「く」の字状の切込み線jとにより開封手段が構成されている。また、中板部25の先端における上下の接着領域25aの間に、折り目線kを介して折曲げフラップ29が延設されている。さらに、中板部25の先端付近には折曲げフラップ29を除去する開封手段が設けられており、ここでは、図示のように、先端に平行なジッパー部分30と、その上下端から中板部25の先端に至る2つの「く」の字状の切込み線lとにより開封手段が構成されている。
【0052】
また、このブランクB7 では、記録ディスク収納ケースA7 を雑誌や本などの書籍に綴じ込むため、一方の収納部を形成する外板部24と中板部25がそれらの境界のところにミシン目線m,nで区画される拡大部分24b,25bを有しているが、綴じ込む用途以外では拡大部分24b,25bは省略すればよい。そして、このような記録ディスク収納ケースA7 を書籍に綴じ込む場合、通常のプラスチックケースと同じサイズにするには、前記したとおり、天地のいずれかに断裁のための余白を考慮する必要がある。
【0053】
ブランクB7 を組み立てるには、先のブランクB5 の場合と同様、外板部22と中板部23のいずれかの側の接着領域22a,23aに糊を塗布してから、中板部23を押し罫bのところで外板部22に対して折り返し、両者を上下の接着領域22a,23aで貼り合わせる。これにより、外板部22と中板部23の間にポケット状の収納部が形成される。また、外板部24と中板部25のいずれかの側の接着領域24a,25aに糊を塗布してから、中板部24を押し罫dのところで外板部25に対して折り返し、両者を上下の接着領域24a,25aで貼り合わせる。この時、拡大部分24b,25bのいずれかの側にも糊を塗布して互いに貼り合わせる。これにより、外板部24と中板部25の間にポケット状の収納部が形成されるとともに、一方の収納部に所定幅の糊付け片26が形成される。そして、2つの収納部にそれぞれ記録ディスクDを入れた後、折曲げフラップ27を外板部22と記録ディスクDの間に、折曲げフラップ29を外板部24と記録ディスクDの間にそれぞれ差し込んで図13に示す収納状態とする。この時、折曲げフラップ27,29の角を図示のように丸くしておくことで、差し込みやすくなる。また、収納部の入口付近を糊付けしないでおくことで、さらに差し込みやすくなる。
【0054】
このようにして作製された記録ディスク収納ケースA7 は、押し罫a,cのところで折り曲げて収納部同士を重ね合わせ、この折り曲げた状態で一つずつ雑誌や本などの書籍に綴じ込む。この場合、通常のプラスチックケースと同様なサイズであるので、A4版より小さなサイズの本にも綴じ込むことができる。そして、綴じ込むに際しては、一方の収納部に延設された糊付け片26のところでハガキと同じように綴じ込めばよく、特に中綴本に綴じ込む場合には、折丁に対して糊付け片26のある方を上にして貼着しておくことで、ギャザリングチェーン上での丁合時に収納部がばたつかないようにすればよい。
【0055】
記録ディスク収納ケースA7 を書籍に綴じ込んだ状態では、折曲げフラップ27,29により記録ディスクDの盗難と脱落が防止されることになる。そして、購入者は、記録ディスク収納ケースA7 をミシン目線m,nのところで書籍から切り離した後、ジッパー部分28,30を剥がして開口を作り、その開口から切込み線j,lのところを破って折曲げフラップ27,29を除去することによりそれぞれの収納部の中の記録ディスクDを取り出すことができる。
【0056】
また、このタイプの記録ディスク収納ケースA7 も、押し罫a,cのところで折り曲げて収納部同士を重ねると、幅板部21が背の部分に位置するので、ここに記録ディスクDの内容を表示する文字等を表示しておけば、並べたときに幅板部21の部分が見出しとして利用できる。そして、開封後もケースとして繰り返し使用することができるものであり、また全体が紙製であるので、簡単に廃棄することができる。
【0057】
図15は本発明に係る記録ディスク収納ケースのさらに別の例を収納状態で示す平面図、図16は図15に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【0058】
図15に示す記録ディスク収納ケースA8 は図16に示す一枚のブランクB8 を組み立てて形成されるもので、記録ディスクを2枚収納するタイプである。このブランクB8 は、板紙からなる原反を打ち抜いて形成されたものであり、基本的な部分は図12に示したブランクB6 と同じである。すなわち、幅板部21の一方の側辺に外板部22と中板部23が押し罫a,bを介して順次連設し、他方の側辺にも外板部24と中板部25が押し罫c,dを介して順次連設しており、外板部22,24と中板部23,25は略同じサイズになっている。また、幅板部21は板紙4枚と記録ディスク2枚を合わせた厚さに相当する幅になっている。また、外板部22と中板部23の上下を横断する押し罫e,fは、外板部22と中板部23の上下にそれぞれ接着領域22a,23aを区画するために、外板部24と中板部25の上下を横断する押し罫g,hは、外板部22と中板部23の上下にそれぞれ接着領域24a,25aを区画するために設けたものであって、これらは必ずしも必要なものではない点も同じである。また、一方の収納部を形成する外板部24と中板部25がそれらの境界のところにミシン目線m,nで区画される拡大部分24b,25bを有しており、これらの拡大部分24b,25bは互いに貼着されて所定幅の糊付け片26を形成するようになっている。
【0059】
そして、このブランクB8 は、一方の中板部23の先端付近に帯状の取出しジッパー部分31が設けられるとともに、記録ディスクDが収納部の入口から脱落しないように外板部22と中板部23が糊付けされるようになっており、図示の例では、収納部の入口付近で接着領域22a,23aを内側に拡大することで記録ディスクDの脱落を防止している。また、他方の中板部25の先端付近にも帯状の取出しジッパー部分32が設けられるとともに、記録ディスクDが収納部の入口から脱落しないように外板部24と中板部25が糊付けされるようになっており、図示の例では、収納部の入口付近で接着領域24a,25aを内側に拡大することで記録ディスクDの脱落を防止している。このように、記録ディスクDが収納部から出ないようにするのはもちろん、取出しジッパー部分31,32に掛からないように糊を塗布することが必要である。
【0060】
また、このブランクB8 では、記録ディスク収納ケースA8 を雑誌や本などの書籍に綴じ込むため、一方の収納部を形成する外板部24と中板部25がそれらの境界のところにミシン目線m,nで区画される拡大部分24b,25bを有しているが、綴じ込む用途以外では拡大部分24b,25bは省略すればよい。そして、このような記録ディスク収納ケースA8 を書籍に綴じ込む場合、通常のプラスチックケースと同じサイズにするには、前記したとおり、天地のいずれかに断裁のための余白を考慮する必要がある。
【0061】
ブランクB8 を組み立てるには、外板部22と中板部23のいずれかの側の接着領域22a,23aに糊を塗布してから、外板部22の上に記録ディスクDをセットし、中板部23を押し罫bのところで外板部12に対して折り返し、記録ディスクDを挟み込んだ状態で両者を上下の接着領域22a,23aで糊付けする。また、外板部24の接着領域24aと拡大部分24bに糊を塗布するか、または中板部25の接着領域25aと拡大部分25bに糊を塗布してから、外板部24の上に記録ディスクDをセットし、中板部25を押し罫dのところで外板部24に対して折り返し、記録ディスクDを挟み込んだ状態で両者を上下の接着領域24a,25aと拡大部分24b,25bとで糊付けする。これにより、図15に示す収納状態とする。
【0062】
このようにして作製された記録ディスク収納ケースA8 は、押し罫a,cのところで折り曲げて収納部同士を重ね合わせ、この折り曲げた状態で一つずつ雑誌や本などの書籍に綴じ込む。この場合、通常のプラスチックケースと同様なサイズであるので、A4版より小さなサイズの本にも綴じ込むことができる。そして、綴じ込むに際しては、一方の収納部に延設された糊付け片26のところでハガキと同じように綴じ込めばよく、特に中綴本に綴じ込む場合には、折丁に対して糊付け片26のある方を上にして貼着しておくことで、ギャザリングチェーン上での丁合時に収納部がばたつかないようにすればよい。
【0063】
記録ディスク収納ケースA8 を書籍に綴じ込んだ状態では、接着領域22a,23aの拡大部分により一方の記録ディスクDの盗難と脱落が防止され、接着領域24a,25aの拡大部分によりもう一方の記録ディスクDの盗難と脱落が防止されることになる。そして、購入者は、記録ディスク収納ケースA8 をミシン目線m,nのところで書籍から切り離した後、ジッパー部分31,32を剥がして開口を作り、それらの開口からそれぞれの収納部の中の記録ディスクDを取り出すことができる。
【0064】
また、このタイプの記録ディスク収納ケースA8 も、押し罫a,cのところで折り曲げて収納部同士に重ねると、幅板部21が背の部分に位置するので、ここに記録ディスクDの内容を表示する文字等を表示しておけば、並べたときに幅板部21の部分が見出しとして利用できる。そして、開封後もケースとして繰り返し使用することができるものであり、また全体が紙製であるので、簡単に廃棄することができる。
【0065】
以上、8つの具体例により本発明の記録ディスク収納ケースについて詳細に説明してきたが、本発明による記録ディスク収納ケースは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
【0066】
例えば、本発明の記録ディスク収納ケースは、上記した例では矩形状をしているが、コーナー部分に丸みを持たせた形状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明に係る記録ディスク収納ケースの一例を収納状態で示す平面図である。
【図2】図1に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図3】図1に示す記録ディスク収納ケースの変形例を示す平面図である。
【図4】図3に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図5】本発明に係る記録ディスク収納ケースの別の例を収納状態で示す平面図である。
【図6】図5に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図7】本発明に係る記録ディスク収納ケースのさらに別の例を収納状態で示す平面図である。
【図8】図7に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図9】本発明に係る記録ディスク収納ケースの一例を収納状態で示す平面図である。
【図10】図9に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図11】図9に示す記録ディスク収納ケースの変形例を示す平面図である。
【図12】図11に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図13】本発明に係る記録ディスク収納ケースの別の例を収納状態で示す平面図である。
【図14】図13に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【図15】本発明に係る記録ディスク収納ケースのさらに別の例を収納状態で示す平面図である。
【図16】図15に示す記録ディスク収納ケースを形成するブランクの展開図である。
【符号の説明】
【0068】
1 〜A8 記録ディスク収納ケース
1 〜B8 ブランク
D 記録ディスク
11 幅板部
12 外板部
12a 接着領域
13 中板部
13a 接着領域
14 蓋板部
15 糊付け片
16 折曲げフラップ
17 ジッパー部分
18 ジッパー部分
21 幅板部
22 外板部
22a 接着領域
23 中板部
23a 接着領域
24 外板部
24a 接着領域
24b 拡大部分
25 中板部
25a 接着部分
25b 拡大領域
26 糊付け片
27 折曲げフラップ
28 ジッパー部分
29 折曲げフラップ
30 ジッパー部分
31 ジッパー部分
32 ジッパー部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一枚の板紙からなり、幅板部の一方の側辺に外板部と中板部が押し罫を介して順次連設し、他方の側辺に蓋板部が押し罫を介して連設しており、外板部と中板部は略同じサイズで、中板部が外板部に対して折り返され、中板部と外板部が上下の接着領域で糊付けされてポケット状の収納部が形成されており、幅板部は板紙2枚と記録ディスク1枚を合わせた厚さに相当する幅になっており、蓋板部は外板部及び中板部と略同じサイズになっていることを特徴とする記録ディスク収納ケース。
【請求項2】
蓋板部の先端にミシン目線を介して所定幅の糊付け片が延設されていることを特徴とする請求項1に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項3】
中板部の先端における上下の接着領域の間に、折り線を介して折曲げフラップが延設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項4】
中板部の先端付近に折曲げフラップを除去する開封手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項5】
中板部に帯状の取出しジッパー部分を設けるとともに、記録ディスクが収納部の入口から脱落しないように中板部と外板部が糊付けされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項6】
一枚の板紙からなり、幅板部の両側辺にそれぞれ外板部と中板部が順次押し罫を介して連設しており、外板部と中板部は略同じサイズで、各中板部が隣接する外板部に対して同じ側に折り返され、中板部と外板部がそれぞれ上下の接着領域で糊付けされてポケット状の収納部が2つ形成されており、幅板部は板紙4枚と記録ディスク2枚を合わせた厚さに相当する幅になっていることを特徴とする記録ディスク収納ケース。
【請求項7】
一方の収納部を形成する外板部と中板部がそれらの境界のところにミシン目線で区画される拡大部分を有しており、それらの拡大部分が互いに貼着されて収納部に所定幅の糊付け片が延設されていることを特徴とする請求項6に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項8】
中板部の先端における上下の接着領域の間に、折り線を介して折曲げフラップが延設されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項9】
中板部の先端付近に折曲げフラップを除去する開封手段が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の記録ディスク収納ケース。
【請求項10】
中板部に帯状の取出しジッパー部分を設けるとともに、記録ディスクが収納部の入口から脱落しないように中板部と外板部が糊付けされていることを特徴とする請求項6又は7に記載の記録ディスク収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−210675(P2007−210675A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−112881(P2006−112881)
【出願日】平成18年4月17日(2006.4.17)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】