説明

記録再生装置、記録再生方法、及び、記録再生システム

【課題】感光性記録媒体を回転自在に収容するカートリッジを、遮光し且つ位置精度よく装填することができる信頼性の高い感光性記録媒体用の記録再生装置、記録再生方法、及び、記録再生システムを提供する。
【解決手段】感光性記録媒体用記録再生装置1は、カートリッジ2が装填されたとき、カートリッジ2の支持基準面28A,28B,28C,28Dと接触してカートリッジ2を所定の位置に位置決めする基準面64A,64B,64C,64Dを備え、基準面64A,64B,64C,64Dが、カートリッジ2に形成された複数の支持基準面28A,28B,28C,28Dのうち幅が最も小さい支持基準面28Aの幅W1より大きな幅寸法W2を有し、支持基準面28A,28B,28C,28Dが基準面64A,64B,64C,64Dに当接してカートリッジ2を位置決めする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性記録媒体用の記録再生装置、方法及びシステムに関し、特に、感光性記録媒体を収容するカートリッジを位置決めするとともに、遮光性の改善を図る技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスク状の記録媒体に情報を記録、再生する記録再生装置は、記録媒体が収容されたカートリッジをローディング機構により記録再生装置に装填して情報の記録、再生が行われる。記録媒体に記録されるデータの再現性は、記録再生装置に対するカートリッジの位置決め精度によるところが大きく、重要な管理項目の1つである。このようなカートリッジのローディングについては、光磁気ディスクローディング機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の光磁気ディスクローディング機構には、カートリッジを支持するホルダが下降することにより、カートリッジの位置決め穴に浮動シャーシに立設された位置決めピンが嵌合してカートリッジを所定の位置に位置決めするローディング機構が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開平6−302082号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
データをホログラムにより記録するホログラム記録媒体などにおいては、極めて高密度でデータが記録されるため、記録再生装置に対するカートリッジの位置決め精度は、そのままホログラム記録システムの信頼性に繋がる。また、ホログラム記録媒体は感光性記録媒体であるため、シャッタが開放されてホログラム記録媒体が露呈する記録再生装置内においても遮光する必要がある。しかし、特許文献1記載の光磁気ディスクローディング機構は、位置決め精度については特に記載がなく、また遮光性能に関する事項は全く考慮されていない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、感光性記録媒体を回転自在に収容するカートリッジを、遮光し且つ位置精度よく装填することができる信頼性の高い感光性記録媒体用記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記目的は、下記感光性記録媒体用記録再生装置によって達成される。
(1) 感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に幅寸法の異なる複数の支持基準面が外面に形成されたカートリッジが装填されて前記感光性記録媒体に情報を記録し又は情報を再生する感光性記録媒体用の記録再生装置であって、前記複数の支持基準面のうち前記幅寸法が最小の支持基準面の該幅寸法より幅寸法が大きく、カートリッジが装填された状態で前記支持基準面に当接するようにそれぞれ配置された複数の基準面を備え、前記基準面に前記カートリッジの前記支持基準面を当接させて前記カートリッジを位置決めすることを特徴とする感光性記録媒体用の記録再生装置。
【0007】
上記構成の記録再生装置によれば、記録再生装置に設けられた基準面が、カートリッジに設けられた複数の支持基準面の内の幅が最も狭い支持基準面より大きな幅寸法を有するので、支持基準面の幅が狭くても基準面から外れたり、ズレたりすることがなく、確実に基準面に当接してカートリッジを高精度で位置決めすることができる。また、基準面と支持基準面とにズレが生じて、接触面積が少なくなることによる遮光性の低下が防止できる。更に、両面記録可能な感光性記録媒体を収容するカートリッジの場合、表裏どちらの面を上に向けて記録再生装置に装填しても、カートリッジの支持基準面は確実に基準面に当接して高精度で位置決めされる。
【0008】
(2) 前記カートリッジが装填されて位置決めされた状態で、前記基準面の外側端部が前記支持基準面の外側端部より外方に位置することを特徴とする上記(1)に記載の感光性記録媒体用の記録再生装置。
【0009】
上記構成の記録再生装置によれば、カートリッジは、基準面の外側端部が、支持基準面の外側端部より外方に位置するように記録再生装置に装填されるので、基準面より下方で反射された反射光を支持基準面から外方に突出する基準面の突出部分により遮光して、基準面と支持基準面との接触部からの光の漏れを阻止して遮光性能を向上させることができる。
【0010】
(3) 前記感光性記録媒体は、ホログラム記録媒体であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の感光性記録媒体用の記録再生装置。
【0011】
上記構成の記録再生装置によれば、ホログラム記録媒体を収容するカートリッジを位置精度よく感光性記録媒体用記録再生装置に装填することができ、これにより、ホログラム記録媒体へのデータの記録、再生の信頼性を高めることができる。
【0012】
(4) 感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に幅寸法の異なる複数の支持基準面が外面に形成されたカートリッジが装填されて前記感光性記録媒体に情報を記録し又は情報を再生する感光性記録媒体用の記録再生方法であって、前記複数の支持基準面のうち前記幅寸法が最小の支持基準面の該幅寸法より幅寸法が大きく、カートリッジが装填された状態で前記支持基準面に当接するようにそれぞれ配置された複数の基準面を備え、前記基準面に前記カートリッジの前記支持基準面を当接させて前記カートリッジを位置決めすることを特徴とする感光性記録媒体用の記録再生方法。
【0013】
上記の記録再生方法によれば、カートリッジを記録再生装置に装填した状態で、支持基準面の幅が狭くても基準面から外れたり、ズレたりすることがなく、確実に位置決めすることができる。また、基準面と支持基準面とにズレが生じて、接触面積が少なくなることによる遮光性の低下が防止できる。更に、両面記録可能な感光性記録媒体を収容するカートリッジの場合、表裏どちらの面を上に向けて記録再生装置に装填しても、カートリッジの支持基準面は確実に基準面に当接して高精度で位置決めされる。
【0014】
(5) 前記カートリッジが装填されて位置決めされた状態で、前記基準面の外側端部が前記支持基準面の外側端部より外方に位置することを特徴とする上記(4)に記載の感光性記録媒体用の記録再生方法。
【0015】
上記構成の感光性記録媒体用の記録再生方法によれば、カートリッジを記録再生装置に装填した際に、基準面と支持基準面との接触部からの光の漏れを阻止して遮光性能を向上できる。
【0016】
(6) 前記感光性記録媒体は、ホログラム記録媒体であることを特徴とする上記(4)又は(5)に記載の感光性記録媒体用の記録再生方法。
【0017】
上記構成の記録再生方法によれば、ホログラム記録媒体を収容するカートリッジを位置精度よく記録再生装置に装填することができ、これにより、ホログラム記録媒体へのデータの記録、再生の信頼性を高めることができる。
【0018】
(7) 感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に幅寸法の異なる複数の支持基準面が外面に形成されたカートリッジが装填されて前記感光性記録媒体に情報を記録し又は情報を再生する記録再生システムであって、前記複数の支持基準面のうち前記幅寸法が最小の支持基準面の該幅寸法より幅寸法が大きく、カートリッジが装填された状態で前記支持基準面に当接するようにそれぞれ配置された複数の基準面を備え、前記基準面に前記カートリッジの前記支持基準面を当接させて前記カートリッジを位置決めすることを特徴とする記録再生システム。
【0019】
上記構成の記録再生システムは、カートリッジに設けられた複数の支持基準面のうちの幅が最も小さい支持基準面より大きな幅寸法となる基準面を有している。このため、支持基準面の幅が狭くても基準面から外れたり、ズレたりすることがなく、確実に基準面に当接させてカートリッジを高精度で位置決めすることができる。また、基準面と支持基準面とにズレが生じて、接触面積が少なくなることによる遮光性の低下が防止できる。更に、両面記録可能な感光性記録媒体を収容するカートリッジの場合、表裏どちらの面を上に向けて位置決めする場合であっても、カートリッジの支持基準面は確実に基準面に当接させつつ高精度で位置決めできる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、感光性記録媒体を回転自在に収容するカートリッジを、遮光し且つ位置精度よく装填することができる信頼性の高い感光性記録媒体用の記録再生装置、記録再生方法、及び、記録再生システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明に係る記録再生システムの一例を示しており、ホログラム記録媒体を収容するカートリッジが記録再生装置に装填される状態を示す斜視図である。図2は、カートリッジの外観斜視図である。図3は、記録再生装置のベースフレームの斜視図である。図4は、記録再生装置の基準面とカートリッジの支持基準面との位置関係を示す概略平面図である。図5は、一方の面が上に向けられて記録再生装置に装填されたカートリッジの支持基準面が基準面に当接した状態を示す側面図である。図6は、他方の面が上に向けられて記録再生装置に装填されたカートリッジの支持基準面が基準面に当接した状態を示す側面図である。
【0022】
図1に示すように、データをホログラムで記録するホログラム記録媒体(以下、記録ディスクと称する)は、遮光された感光性記録媒体用カートリッジ(以下、カートリッジと省略する)2に回転自在に収容されている。このようなカートリッジ2は、記録再生装置であるホログラム記録装置1にディスク挿入口10から矢印C方向に装填されてデータの記録、再生が行われる。
【0023】
図2に示すように、カートリッジ2のディスク収容部3内に回転自在に収容される記録ディスク4は、中心部に穴をあけてディスク状にしたホログラム記録ディスクであり、両面にホログラム記録層が設けられている。このホログラム記録層には、例えば、緑色532nm〜青色405nmの波長域のレーザ光により、データがレーザ光の干渉縞として多層記録される。カートリッジ2は、記録ディスク4の両面の記録面に記録を行なうために、A面2aまたはB面2bのいずれかを上にしてホログラム記録装置1にセットされる。
【0024】
カートリッジ2は、ディスク収容部3が設けられたカートリッジ本体11と、このカートリッジ本体11の外側を挟み込むようにして取り付けられる遮光板12と、カートリッジ本体11と遮光板12との間に組み込まれるシャッタ13とを備えている。遮光板12の上下面には、略長方形の外部開口14、15が形成されている。これらの外部開口14,15は、シャッタ13により開閉される。
【0025】
即ち、シャッタ13が矢印D方向の開き位置に向けて移動すると、外部開口14,15とともに、外部開口14,15に対面するようにカートリッジ本体11に設けられている同形状の開口18,19が開放される。これにより、ディスク収容部3内に収容されている記録ディスク4の中心部と、記録面とが外部に露呈される。
【0026】
カートリッジ本体11は、略板状の第1シェル25と、この第1シェル25に接合される第2シェル26とから構成されている。第1シェル25と第2シェル26は、例えば、遮光性物質と滑剤とが添加された同一または類似の熱可塑性プラスチックを用いて、射出成形により形成されている。
【0027】
第1シェル25と第2シェル26を重ね合わせて固着することにより、その内部には複数の遮光壁がラビリンス状に組み合わされた側壁と、第1シェル25及び第2シェル26の内面とにより画成されて遮光されたディスク収容部3が形成される。ディスク収容部3には、記録ディスク4が回転自在に収容されている。
【0028】
第1シェル25及び第2シェル26の外面には、遮光板12の形状より僅かに大きく、且つ遮光板12の厚み以上の深さで内側にオフセットされた遮光板取付面25a,26aが形成されている。また、遮光板取付面25a,26aの内側に、シャッタ部材55の厚み以上の深さで内側にオフセットさせたシャッタ摺動面25b,26bが形成されている。
【0029】
第1シェル25及び第2シェル26の外面の四隅には、支持基準面28A、28B、28C、28Dが形成されている。支持基準面28A、28B、28C、28Dは、カートリッジ2がホログラム記録装置1に装填されたとき、後述するホログラム記録装置1の基準面64A,64B,64C,64Dに当接してカートリッジ2を位置決めする。支持基準面28A、28B、28C、28Dは、位置精度および面精度が高精度に形成されており、カートリッジ2がホログラム記録装置1に装填されたとき、カートリッジ2を所定の位置に精度よく位置決めする。
【0030】
支持基準面28A、28B、28C、28Dは、第1シェル25及び第2シェル26の外面と同一面に、位置精度や面精度が高い精度で形成された領域のことである。支持基準面28A、28B、28C、28Dは、第1シェル25及び第2シェル26の外面から僅かに突出させて形成してもよい。尚、支持基準面28A、28B、28C、28Dの形成時に高精度とするのは、位置精度や面精度に限定されず、カートリッジ2の位置決め精度に関係する項目は高精度とされる。また、カートリッジ2の挿入方向前方、且つシャッタ開き方向の隅部に形成される支持基準面28Aは、シャッタ13の移動距離を確保するために幅W1を広く取ることができず、例えば、1mm程度の幅となっている。
【0031】
遮光板12は、アルミニウム合金の薄板に外部開口14,15と、シャッタ13の移動範囲を得るための切欠40とを形成し、断面が略コ字形状となるように屈曲させたものである。遮光板12は、カートリッジ本体11のB面2b及びA面2aを挟み込み、かつカートリッジ本体11の装填方向Cの先端を覆うようにして、カートリッジ本体11の遮光板取付面25a,26aに取り付けられる。
【0032】
シャッタ13は、遮光性を有する薄板を略コ字形状となるように屈曲させたシャッタ部材55と、このシャッタ部材55に取り付けられる細長い板状のスライド部材56とからなる。シャッタ部材55は、カートリッジ本体11のB面2b及びA面2aを挟み込み、かつカートリッジ本体11の装填方向Cの先端を覆うようにして、カートリッジ本体11のシャッタ摺動面25b,26bに取り付けられる。
【0033】
スライド部材56は、第1シェル25と第2シェル26との間にスライド自在に組み込まれ、その一端はシャッタ部材55に固着されている。スライド部材56の端部には、シャッタ13を開く際に操作される係止部56dが突出して形成されている。シャッタ13は、その両端がスライド部材56と第1シェル25の内面とに係止されている捩じりコイルバネなどのシャッタバネ(図示せず)により開口18,19を閉じる方向に付勢されている。
【0034】
図3に示すように、ホログラム記録装置1の構成部材であるベースフレーム60には、記録ディスク4を回転させるスピンドルモータ61や、キャリッジ62に固着された光ピックアップ63、などが配設されている。キャリッジ62は、コイル65およびヨーク66からなるリニアモータにより駆動されて光ピックアップ63を移動させる。ベースフレーム60には、カートリッジ2の支持基準面28A、28B、28C、28Dにそれぞれ対応して基準面64A,64B,64C,64Dが形成されている。基準面64A,64B,64C,64Dの幅W2は、カートリッジ2の支持基準面28A、28B、28C、28Dの内、幅が最も狭い支持基準面28Aの幅W1よりも大きく、例えば、5mm程度に設定されている。
【0035】
次に、このようなカートリッジ2がホログラム記録装置1に装填されたときの基準面64A,64B,64C,64Dと支持基準面28A、28B、28C、28Dとの位置関係について、図4から図6に基づいて説明する。
【0036】
図4および図5に示すように、カートリッジ2がA面2aを上に向けてホログラム記録装置1に装填されると、カートリッジ2の支持基準面28A、28B、28C、28Dは、ホログラム記録装置1の基準面64A,64B,64C,64Dに、それぞれ当接して載置される。このとき、基準面64A,64B,64C,64Dの幅W2は、最小幅の支持基準面28Aの幅W1よりも大きいので、支持基準面28Aは基準面64Aのエリア内に含まれる。従って、支持基準面28Aは、基準面64Aからズレたり、外れたりすることなく接触するので、精度よくカートリッジ2を位置決めすることができる。
【0037】
また、支持基準面28Aと基準面64Aとの間に隙間があると、該隙間から散乱光が進入し易いが、支持基準面28Aの全面が基準面64Aに接触しているので、散乱光の進入が防止される。
【0038】
更に、基準面64A,64B,64C,64Dのそれぞれの外側端部64aは、支持基準面28A、28B、28C、28Dの外側端部28aよりも外側に位置している。従って、支持基準面28A、28B、28C、28Dより外方に突出する基準面64A,64B,64C,64Dの突出部分により、下方からの反射光が遮光され、支持基準面28A、28B、28C、28Dと基準面64A,64B,64C,64Dとの隙間から入り込む反射光は大幅に削減される。
【0039】
図6に示すように、カートリッジ2が裏返され、B面2bを上に向けてホログラム記録装置1に装填されると、カートリッジ2の支持基準面28A、28Cはそれぞれホログラム記録装置1の基準面64C、64Aに、また支持基準面28B、28Dはそれぞれホログラム記録装置1の基準面64D、64Bに当接する。このときも、基準面64Cの幅W2は、支持基準面28Aの幅W1よりも大きいので、支持基準面28Aは基準面64Cから外れたり、ズレたりすることなく、全面が接触してカートリッジ2が精度よく位置決めされると共に、遮光される。
【0040】
なお、本発明に係る記録再生システムは、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。カートリッジの支持基準面のいずれの幅寸法よりも大きい幅寸法の基準面を有する構成であれば、他の構成の記録再生装置を備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】ホログラム記録媒体を収容するカートリッジが記録再生装置に装填される状態を示す斜視図である。
【図2】カートリッジの外観斜視図である。
【図3】記録再生装置のベースフレームの斜視図である。
【図4】記録再生装置の基準面とカートリッジの支持基準面との位置関係を示す概略平面図である。
【図5】一方の面が上に向けられて記録再生装置に装填されたカートリッジの支持基準面が基準面に当接した状態を示す側面図である。
【図6】他方の面が上に向けられて記録再生装置に装填されたカートリッジの支持基準面が基準面に当接した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 ホログラム記録装置(感光性記録媒体用記録再生装置)
2 カートリッジ(感光性記録媒体用カートリッジ)
4 記録ディスク(感光性記録媒体、ホログラム記録媒体)
28A 支持基準面
28B 支持基準面
28C 支持基準面
28D 支持基準面
28a 支持基準面の外側端部
64A 基準面
64B 基準面
64C 基準面
64D 基準面
64a 基準面の外側端部
W1 支持基準面の幅
W2 基準面の幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に幅寸法の異なる複数の支持基準面が外面に形成されたカートリッジが装填されて前記感光性記録媒体に情報を記録し又は情報を再生する感光性記録媒体用の記録再生装置であって、
前記複数の支持基準面のうち前記幅寸法が最小の支持基準面の該幅寸法より幅寸法が大きく、カートリッジが装填された状態で前記支持基準面に当接するようにそれぞれ配置された複数の基準面を備え、前記基準面に前記カートリッジの前記支持基準面を当接させて前記カートリッジを位置決めすることを特徴とする感光性記録媒体用の記録再生装置。
【請求項2】
前記カートリッジが装填されて位置決めされた状態で、前記基準面の外側端部が前記支持基準面の外側端部より外方に位置することを特徴とする請求項1に記載の感光性記録媒体用の記録再生装置。
【請求項3】
前記感光性記録媒体は、ホログラム記録媒体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の感光性記録媒体用の記録再生装置。
【請求項4】
感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に幅寸法の異なる複数の支持基準面が外面に形成されたカートリッジが装填されて前記感光性記録媒体に情報を記録し又は情報を再生する感光性記録媒体用の記録再生方法であって、
前記複数の支持基準面のうち前記幅寸法が最小の支持基準面の該幅寸法より幅寸法が大きく、カートリッジが装填された状態で前記支持基準面に当接するようにそれぞれ配置された複数の基準面を備え、前記基準面に前記カートリッジの前記支持基準面を当接させて前記カートリッジを位置決めすることを特徴とする感光性記録媒体用の記録再生方法。
【請求項5】
前記カートリッジが装填されて位置決めされた状態で、前記基準面の外側端部が前記支持基準面の外側端部より外方に位置することを特徴とする請求項4に記載の感光性記録媒体用の記録再生方法。
【請求項6】
前記感光性記録媒体は、ホログラム記録媒体であることを特徴とする請求項4又は5に記載の感光性記録媒体用の記録再生方法。
【請求項7】
感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に幅寸法の異なる複数の支持基準面が外面に形成されたカートリッジが装填されて前記感光性記録媒体に情報を記録し又は情報を再生する記録再生システムであって、
前記複数の支持基準面のうち前記幅寸法が最小の支持基準面の該幅寸法より幅寸法が大きく、カートリッジが装填された状態で前記支持基準面に当接するようにそれぞれ配置された複数の基準面を備え、前記基準面に前記カートリッジの前記支持基準面を当接させて前記カートリッジを位置決めすることを特徴とする記録再生システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−73118(P2007−73118A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−258065(P2005−258065)
【出願日】平成17年9月6日(2005.9.6)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】