説明

記録装置、記録方法およびプログラム

【課題】 複写先メディアに効率よくデータを保存すること。
【解決手段】 複数の元データの複写順番を入れ替えることにより複写先メディアの使用数を減らして複写するように実行リストを作成する(ステップS80)。次いで、作成された複写リストに基いて複写を行なう(ステップS190)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録先メディアに効率よくデータ保存するための記録装置、記録方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
DVDのバックアップに関しては、DVD−RAMメディアに格納されたバックアップ済データを参照する時間を短縮し、DVD−RAMメディアに格納されたバックアップデータへのアクセス性能を向上させるようにデータを複数のメディアにバックアップを取る等の技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−230940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来技術は、記録先メディアにより効率よくデータを保存することが課題となっていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、記録先メディアに効率よくデータを保存することができる記録装置、記録方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置であって、記録の事前に、前記複数の元データの記録順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録する記録リストを作成するリスト作成手段と、前記リスト作成手段により作成された記録リストに基づいて記録を行なう記録実行手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
(2)本発明は、前記リスト作成手段は、ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録順番に記録リストへ登録すると共に、次の元データを当該リスト登録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、順番を一つ飛ばして次の順番の前記元データを当該記憶媒体へ元データの当該リスト登録を行なうことを試みる記録順変更手段を備えることを特徴とする。
【0008】
(3)本発明は、前記リスト作成手段は、未登録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録する登録を行うと当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番記録順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録するように当該リスト登録を行なう記憶媒体切替手段を備えることを特徴とする。
【0009】
(4)本発明は、前記リスト作成手段による記録リストが完成したら、当該リストに従い記録を実行して良いか確認する記録確認手段を備えることを特徴とする。
【0010】
(5)本発明は、前記リスト作成手段で作成した記録リストに従って、すべての前記元データのライブラリ情報を記録先記憶媒体毎に付加することを特徴とする。
【0011】
(6)本発明は、前記元データが画像データを含む場合には、前記複数の記録先記憶媒体の内、所定の記憶媒体にのみ前記ライブラリに全画像データのサムネイル画像データを記録するサムネイル画像記録手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
(7)本発明は、前記記録リストを前記記録先記録媒体に記録することを特徴とする。
【0013】
(8)本発明は、前記リスト作成手段は、撮影画像データを撮影日毎のフォルダに分類して、記録リストを作成することを特徴とする。
【0014】
(9)本発明は、前記リスト作成手段は、所定の前記記録先記憶媒体のライブラリにのみ、撮影日毎に分類したフォルダの代表画像をサムネイル画像として記憶することを特徴とする。
【0015】
(10)本発明は、複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置であって、ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録されている順番に記録すると共に、次の元データを当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、前記元データの順番を入れ替えて、当該記憶媒体へ元データの記録を行なう記録順変更手段と、未記録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録する記憶媒体切替手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
(11)本発明は、複数の元データを記憶する記録元記憶手段と、複数の記録先記憶手段と、前記記録元記憶手段に記憶される複数の元データの記憶順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶手段の使用数を減らして記録を行なう記憶制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
(12)本発明は、複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録方法であって、記録の事前に、前記複数の元データの記録順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録する記録リストを作成するリスト作成ステップと、前記リスト作成ステップにより作成された記録リストに基いて記録を行なう記録実行ステップと、を有することを特徴とする。
【0018】
(13)本発明は、複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録方法であって、ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録されている順番に記録すると共に、次の元データを当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、前記元データの順番を入れ替えて、当該記憶媒体へ元データの記録を行なう記録順変更ステップと、未記録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録する記憶媒体切替ステップと、を有することを特徴とする。
【0019】
(14)本発明は、複数の元データを記憶する記録元記憶ステップと、複数の記録先記憶ステップと、前記記録元記憶ステップに記憶される複数の元データの記憶順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶ステップの使用数を減らして記録を行なう記憶制御ステップと、を有することを特徴とする。
【0020】
(15)本発明は、複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、記録の事前に、前記複数の元データの記録順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録する記録リストを作成するリスト作成ステップと、前記リスト作成ステップにより作成された記録リストに基いて記録を行なう記録実行ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0021】
(16)本発明は、複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録されている順番に記録すると共に、次の元データを当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、前記元データの順番を入れ替えて、当該記憶媒体へ元データの記録を行なう記録順変更ステップと、未記録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録する記憶媒体切替ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0022】
(17)本発明は、複数の元データを記憶する記録元記憶ステップと、複数の記録先記憶ステップと、前記記録元記憶ステップに記憶される複数の元データの記憶順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶ステップの使用数を減らして記録を行なう記憶制御ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、記録先メディアにデータを効率よく保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像デジタル記録再生装置を組み込んだパーソナルコンピュータシステムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】PCのHDD17に記憶されているフォトアルバムのフォルダ構成例を示す図である。
【図3】バックアップ実行後の具体的な一例を示す図である。
【図4】(a)はPCのHDD17に記憶されているフォトアルバムの処理対象の一例を示す図であり、(b)は外部記憶装置15に設けられているバックアップ先ディスクのフォルダの構成例(ディスク有効設定時)を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るデジタル記録再生装置の動作説明をするためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るバックアップ方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るバックアップ先フォルダの構成例(ディスク順次設定時)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
【0026】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバックアッププログラムを搭載したデジタル記録再生装置11に適用可能なパーソナルコンピュータ13と外部記憶装置15を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ13に設けられたHDD17には、フォトアルバムのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。
【0027】
図1に示すように、パーソナルコンピュータ13は、HDD17、BIOS ROM19、ビデオI/O21、ビデオメモリ23、モニタ25、オーディオI/O27、スピーカR29R、スピーカL29L、メインメモリ31、制御部33、キーボードI/O35、キーボード37、マウスI/O39、マウス41、USB I/O43、DVD録画再生部45から構成されている。
【0028】
BIOS ROM19は、パーソナルコンピュータ13に内蔵されているディスクドライブ、キーボード、マウス、USB、ビデオカードなどの周辺機器を制御するプログラム群が記憶されているROMであり、これらの機器に対する基本的な入出力手段をOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトに対して提供する。
【0029】
ビデオI/O21は、ビデオメモリ23に記憶されている画像データを読み出して画像信号を生成してモニタ25に表示する。オーディオI/O27は、メインメモリ31に記憶されている音声データを読み出して音声信号に変換してスピーカR29R,L29Lから出力する。
【0030】
メインメモリ31は、HDD17から転送されたOSやアプリケーションソフトウエアを記憶して制御部33により実行される。キーボードI/O35は、キーボード37から入力されるキー情報を取得して制御部33に割込信号を与える。マウスI/O39は、マウス41から入力される位置情報やクリック情報を取得して制御部33に割込信号を与える。
【0031】
USB I/O43は、パーソナルコンピュータ13と周辺機器となる外部記憶装置15と結ぶデータ伝送路の規格のひとつである。DVD録画再生部45は、外部記憶装置15に設けられたDVDディスクとの間でデータ転送を行い録画処理/再生処理する。
【0032】
HDD17は、OS、アプリケーションソフトウエアとしてのフォトアルバム、画像データを記憶し、制御部33を介在して読み出されたOSやアプリケーションソフトウエアがメインメモリ31に転送される。制御部33は、HDD17からメインメモリ31にロードされたアプリケーションソフトウエアのプログラムに従って、上述した各部を制御する。HDD17には、ライブラリ情報フォルダと各画像フォルダによって構成されているフォトアルバムが設けられている。
【0033】
一方、デジタル記録再生装置11のHDD15にアプリケーションソフトウエアとして搭載されているフォトアルバムは、例えば、デジタルカメラから画像データをパーソナルコンピュータ13に取り込み、フォトアルバムを構成する際、撮影情報として、撮影時の情報(AEによる明るさの情報、WEによる光源情報、ピント位置距離情報)、撮影モードによる情報(ベストショットモードの人物・風景・キャンドル・室内パーティ等)、画像認識による情報、撮影位置(GPS等)による情報等を自動的にライブラリ情報に追加する機能を有する。
【0034】
この機能により、ユーザは、このように自動的に更新されたライブラリ情報を活用して、キーワード検索が可能となる。例えば、年賀状用の画像を探しているときに、「日の出、海、風景・・」と、いくつかのキーワードを設定することで、「水平線から昇る朝日」の画像や、それに近い画像を検索することができる。
【0035】
外部記憶装置15は、バックアップ先メディアとして利用可能な複数のディスク#1〜#nを有し、駆動部15aによりそれぞれのディスクを駆動する。なお、ディスク#1〜#nは、DVD、CD−R、B−ray方式のDVD等からなる。
【0036】
図2に示すように、HDD17に記憶されているフォトアルバムは、ライブラリ情報フォルダと、複数の画像データフォルダ(1)〜(m)から構成されており、この画像データフォルダは、画像(静止画、動画)、各画像の撮影日、各画像の容量等から構成されている。
【0037】
また、図3に示すように、外部記憶装置15に設けられたバックアップディスクのライブラリ情報フォルダは、バックアップ名称、オリジナルフォルダ名称、オリジナルフォルダ内ファイル名称、オリジナルフォルダ内ファイル容量合計、バックアップディスク容量合計、前バックアップデータの容量合計等から構成されている。
【0038】
また、外部記憶装置15に設けられたバックアップディスク#1のライブラリ情報フォルダにある各ファイルは、図3に示すように、バックアップファイル名称、バックアップディスクNo、バックアップフォルダ名称、オリジナルファイル名称、オリジナルフォルダ名称、容量、撮影情報(タイトル、撮影場所、撮影日時)、データ構成(静止画枚数、動画枚数等)、撮影日毎に分類した代表画像を縮小したサムネイル画像等から構成されている。
【0039】
なお、ディスク#1には、図3に示すように、ライブラリ保存領域を設け、ライブラリ情報を記憶するようにしてもよく、ディスク#2〜#nのいずれかにこの記憶領域を設けてライブラリ情報を記憶してもよい。また、このライブラリ保存領域内に全画像のサムネイル画像を記憶するようにしてもよい。
【0040】
また、図3に示すように、外部記憶装置15に設けられたバックアップディスク#1のフォルダ11には、バックアップが終了した時点で例えば、年月日を示すyy/mm/ddのような重複しない画像フォルダ名が生成され、画像(静止画、動画)、各画像の撮影日、各画像の容量等が記録される。また、フォルダには複数のファイルが記録される。
【0041】
図4(a)は、パーソナルコンピュータ13に設けられたHDD17に記憶されているフォトアルバムのフォルダの構成例を示す図である。なお、図4(a)に示す「×」記載箇所は、データの順番を入れ替えるフォルダを強調表示していることを示し、後述する図4(b)も同様にしてデータの順番を入れ替えたフォルダを強調表示していることを示す。
【0042】
図4(a)に示すHDD17に記憶されているフォトアルバムは、HDD17に画像が取り込まれると、制御部33は、年月日を示すyy/mm/ddのような重複しない画像フォルダ名を生成し、取り込んだ画像をHDD17に記憶する機能を備えている。第1の実施形態のデジタル記録再生装置は、HDD17に取り込んで保存しておいた画像を、外部記憶装置15に生成したフォルダに、フォルダ単位でコピーを行うことを特徴としている。
【0043】
図4(b)は、外部記憶装置15に設けられているデジタルフォトアルバムのバックアップ構成例を示す図である。図4(a)に示すように、HDD17に記憶されている画像(5)、(6)を外部記憶装置15にバックアップすることで、図4(b)に示すように、画像(5)がディスク#2に、画像(6)がディスク#1に記憶される。
【0044】
図5は、デジタル記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、制御部33によってプログラムとしてHDD17からメインメモリ31にロードされており、制御部33によって順次にこのプログラムに従って各ステップが実行される。
【0045】
図5に示すように、まずステップS10では、制御部33は、キーボード37から入力されるプロジェクト名を一時記憶しておき、制御部33は、HDD17に設けられたフォトアルバムに保存されている画像データに、プロジェクト名からなるバックアップ名称、オリジナルフォルダ名称、フォルダ内ファイル名称、フォルダ内ファイル容量合計、バックアップディスク容量合計からなるライブラリ情報を作成する。
【0046】
このとき、例えば、HDD17および外部記憶装置15にあるバックアップ先フォルダの名称は、ディスク1_20060821(外部記憶装置15のバックアップディスクの残容量が無くなるまでの名称)、ディスク2_20060821(次のバックアップディスクの名称)のように年月日が付加されて設定される。
【0047】
このとき、モニタ25の画面には、図4(a)に示すように、例えば、HDD17に記憶されている画像(1)〜(m)が表示されており、画像(5)、(6)がマウス41の操作に応じて選択されたこととする。ステップS20では、制御部33は、バックアップすべきデータをマウス41の操作により選択する。この結果、一覧リストが作成される。
【0048】
次いで、ステップS30では、制御部33は、ステップ20で選択されたバックアップすべきデータに対応する各フォルダの容量Qhを計算する。
【0049】
次いで、ステップS40では、制御部33は、ステップ30で選択されたバックアップすべきデータに対応する各フォルダの容量Qhを全て加算して全ファイル容量の合計値を計算する。
【0050】
次に、ステップS50では、制御部33は、バックアップ先メディア容量を設定する。なお、同時に、計数値j、kをそれぞれ1に設定して一覧リストに記憶された1番目のバックアップ先ディスクの1番目のフォルダへの処理を準備する。
【0051】
また、バックアップ先メディア容量は、ユーザが使用で設定しても良いが、PCが自動で搭載されているメディアを識別して容量検出を行っても良い。
【0052】
次に、制御部33は、ステップS20で選択されたバックアップデータの一覧リストと、ステップS30で計算されたバックアップデータに対応する各フォルダの容量合計値と、ステップS40で計算されたバックアップデータの全ファイル合計値をモニタ25に表示する。そして、このようにして表示された数値や一覧リストが正しければ、すなわち、バックアップデータ選択が正しければYesの選択を促し、間違っていればNoの選択を促す。ステップS60では、制御部33は、バックアップデータ選択がユーザにとって正しければYesがマウス41により選択され、間違っていればNoがマウス41により選択される。バックアップデータ選択がユーザにとって正しければステップS70に進み、間違っていればステップS20に戻る。
【0053】
次いで、ステップS70では、制御部35は、メインメモリ31のワークエリアに記憶されているバックアップ先ディスクの残容量Qgを読み出し、メインメモリ31に記憶されているフォトアルバムの各フォルダの容量Qhを読み出し、QgとQhとの大きさを比較し、すなわち、Qg>Qhかどうかを比較する。バックアップディスクの残容量Qgの方が大きい場合(S70、YES)に、ステップS80に進み、実行リストをメインメモリ31上に作成する。
【0054】
一方、ステップS70において、読み出したバックアップ先ディスクの残容量Qgと読み出したフォトアルバムのフォルダの容量Qhを比較した結果、フォトアルバムのフォルダの容量Qhがバックアップ先ディスクの残容量Qgを越えた場合、すなわち、当該ディスクの残容量が無くなりかけている場合は、ステップS100に進む。
【0055】
当該ディスクの残容量が無くなりかけている場合は、ステップS100では、制御部33は、現在の計数値j(1≦j≦m−1)番目の対象フォルダの次のj+1番目のフォルダが有るかどうかを判断する。次のj+1番目の対象フォルダがある場合には、ステップS110に進む。一方、次のj+1番目の対象フォルダがない場合にはステップS140に進む。
【0056】
ステップS110において、一覧リストに記憶されているフォルダを、実行リストに設けられているバックアップ先ディスクに割り当て、実行リスト上のj番目のバックアップ先フォルダを、次のj+1番目のバックアップ先フォルダへと切替え、ステップS120へ進む。
【0057】
ステップS120では、制御部33は、メインメモリ31のワークエリアに記憶されているバックアップ先ディスクの残容量Qgを読み出し、メインメモリ31の一覧リストに記憶されているフォトアルバムのj+1番目のフォルダの容量Qhを読み出し、QgとQhとの大きさを比較し、すなわち、Qg>Qhかどうかを比較する。バックアップディスクの残容量Qgの方が大きい場合(S120、YES)に、ステップS130に進む。バックアップディスクの残容量Qgの方が小さい場合(S120、NO)は、ステップS100へ戻る。
【0058】
ステップS130では、制御部33は、バックアップを行う際に参照するための実行リストをメインメモリ31上に作成する。
【0059】
このように、バックアップ先メディアの保存容量が不足する場合(ステップS70、No)は、複数のメディアにバックアップをするようにメインメモリ31上に実行リストを追加作成すると共に、バックアップを行なう各データの順番を入れ替えて、各バックアップ先メディアの空き容量を減らすように実行リストを作成することで、バックアップ先メディアに効率よくデータを保存するための実行リストを追加作成することができる。
【0060】
ステップS140では、k番目のバックアップ先ディスクを次のk+1番目のバックアップ先ディスクに切替え、再びステップS70に戻る。
【0061】
このように、全ての単位データを所定のバックアップ先メディアにバックアップ可能であるか確認(ステップS70)した後に、未だバックアップ設定ができていない単位データが存在する場合は、バックアップ先メディアを切り替えて(ステップS140)新たにし、未だバックアップ設定ができていない単位データを順番に実行リストに登録していくことで、バックアップ先メディアに効率よくデータを保存するための実行リストを作成することができる。
【0062】
上記ステップS70での比較結果として、フォトアルバムのフォルダの容量Qhがバックアップ先ディスクの残容量Qgを越えた場合、ステップS80では、制御部33は、バックアップを行う際に参照するための実行リストをメインメモリ31に追加作成する。
【0063】
この結果、バックアップを行う元データの実行リストとして、フォトアルバムの各フォルダの容量Qh、各元データ情報(データ名、作成日時、アルバムのタイトル、所有者、作者名、タイトル、表題、カテゴリ、写真の撮影日、大きさ、ファイルバージョン等)が、メインメモリ31上に生成される。
【0064】
このとき、例えば、外部記憶装置15にあるバックアップ先フォルダの名称は、ディスク1_20060821(外部記憶装置15のバックアップディスクの残容量が無くなるまでの名称)、ディスク2_20060821(次のバックアップディスクの名称)のように年月日が付加されて設定される。
【0065】
このように、バックアップする単位データを順番にバックアップするための実行リストに登録して作成(ステップS80)していき、所定の単位データを実行リストに登録する時点でバックアップ先メディアの保存容量が不足することが判明した場合(ステップS70)、単位データの次の単位データを該バックアップ先メディアに保存できるか試みるようにしてもよく、バックアップ先メディアに効率よくデータを保存するための実行リストを作成することができる。
【0066】
ステップS90では、制御部33は、一覧リストに記憶されているすべてのフォルダが、外部記憶装置15に設けられている1番目からn番目のバックアップディスクに割り当てられると、実行リストの作成が終了する。
【0067】
このようにして、作成された一覧リストに従って、検出されたバックアップ先メディアの残容量が不足する場合に、当該データ名を次のバックアップ先メディアに変更し、バックアップを実行するための実行リストを作成するので、バックアップ先ディスクの残容量を減らすように効率のよい実行リストを作成することができる。
【0068】
次いで、ステップS150では、制御部33は、メインメモリ31上にある実行リストを参照してライブラリ情報をメインメモリ31上に作成する。このとき、各バックアップ先ディスクの容量合計も計算し、ライブラリ情報に反映させる。
【0069】
次に、制御部33は、メインメモリ31上に作成したライブラリ情報の一覧をモニタ25上に表示して保存するか確認する。すなわち、バックアップデータを保存するか否かの問い合わせメッセージをモニタ25に表示する。そして、モニタ25上には、バックアップデータを保存する場合にはYesの選択を促すように表示し、保存しない場合にはNoの選択を促すように表示する。
【0070】
ステップS160では、制御部33は、バックアップデータを保存する場合に、Yesがマウス41により選択され、保存しない場合には、Noがマウス41により選択される。バックアップデータを保存する場合には、ステップS170に進み、保存しない場合にはステップS180に戻る。
【0071】
次いで、ステップS170では、制御部33は、実行リスト、ライブラリ情報、実行リストおよびライブラリ情報に関する統括的データからなるバックアップデータをHDD17に保存する。このバックアップデータを外部記憶装置15のディスクに保存してもよい。
【0072】
このように、外部記憶装置15の各バックアップ先のディスクに、ステップS80やS130で作成した実行リストに従って全てのバックアップデータのライブラリ情報を添付することで、バックアップ先のどのディスクからでも、元データを検索することができる。
【0073】
また、バックアップデータの単位データに撮影画像データを含むようにしてもよく、初めにバックアップするバックアップ先メディアのライブラリ情報にのみ全画像のサムネイル情報を添付することで、記録した全ての画像データからサムネイル情報を検索することができる。
【0074】
また、該ライブラリ情報には、撮影時の各種撮影情報データを含むようにしてもよく、各種撮影画像データを検索するために撮影時の撮影情報データが使用可能になるので、撮影情報データを用いて各種撮影画像データを容易に検索することができる。
【0075】
なお、撮影画像データを撮影日毎のフォルダに分類して、実行リストを作成してもよく、この場合、撮影日毎のフォルダ検索に撮影画像データを用いることができる。
【0076】
また、すべてのバックアップ先ディスクのライブラリ情報に、撮影日毎に分類したフォルダの代表画像をサムネイル画像として記憶してもよく、この場合、代表画像のみを記憶するため、バックアップ先ディスクの容量を節約でき、かつ、画像検索を容易にすることができる。すなわち、全てのサムネイル画像を全てのライブラリ情報に登録すると、ライブラリ情報が大きくなりすぎるので、代表画像のみの登録とすることで、検索のし易さとデータ保存容量の削減との両方を兼ねたバックアップ方法を提供することができる。
【0077】
次いで、ステップS180では、制御部33は、作成したライブラリ情報の一覧を表示して実行するか確認する。すなわち、バックアップを実行するか否かの問い合わせメッセージをモニタ25に表示する。そして、モニタ25上には、バックアップを実行する場合にはYesの選択を促すように表示し、実行しない場合にはNoの選択を促すように表示する。ステップS180では、制御部33は、バックアップを実行する場合に、Yesがマウスにより選択され、実行しない場合には、Noがマウスにより選択される。バックアップを実行する場合には、ステップS190に進み、実行しない場合にはステップS20に戻る。
【0078】
このように、実行リストが完成した後に、実行リストを用いてバックアップを実行して良いか確認することで、バックアップデータの選択に誤りがあった場合でも、誤ったままバックアップが実行されるという不具合を回避して、確実なバックアップを行うことができる。
【0079】
なお、ライブラリ情報の一覧は、図3に示すように、バックアップ名称、オリジナルフォルダ名称、オリジナルフォルダ内ファイル名称、オリジナルフォルダ内ファイル容量合計、バックアップディスク容量合計、前バックアップデータの容量合計等がモニタ25に表示される。これに加えて、バックアップファイル名称、バックアップディスクNo、バックアップフォルダ名称、オリジナルファイル名称、オリジナルフォルダ名称、容量、撮影情報(タイトル、撮影場所、撮影日時)、データ構成(静止画枚数、動画枚数等)、撮影日毎に分類した代表画像を縮小したサムネイル画像等をモニタ25に表示してもよい。
【0080】
このように、一度作成したバックアップのための実行リストをバックアップ先メディアに記録するようにしてもよく、この場合、HDD17に記憶されているフォトアルバムの容量を節約することができる。
【0081】
次いで、ステップS190では、制御部33は、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、HDD17に記憶されているフォルダからデータを読み出し、外部記憶装置15に設けられているバックアップ先ディスクへ該データを書き込む。
【0082】
次いで、ステップS200では、制御部33は、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、バックアップ先ディスクを次のバックアップ先ディスクに切替えるか否かを判断する。この実行リストに従って、バックアップ先ディスクを切替えない場合には、ステップS190に戻り、書き込み処理を続ける。一方、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、バックアップ先ディスクを切替える場合には、ステップS210に進む。
【0083】
次いで、ステップS210では、制御部33は、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、バックアップの実行が全て終了したか否か判断する。バックアップの実行が全て終了していない場合には、ステップS220に進む。一方、バックアップの実行が全て終了した場合には全ての処理を終了する。
【0084】
次いで、ステップS220では、制御部33は、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、バックアップ先ディスクを次のバックアップ先ディスクに切替え、ステップS190に戻り、上記処理を繰り返す。
【0085】
<第1の実施形態の動作例>ここで、図4(a)、図4(b)を参照して、第1の実施形態のデジタル記録再生装置の特徴的なステップの動作例について説明する。
【0086】
上記ステップS20において、制御部33は、バックアップすべきデータをマウス41の操作により選択する。この結果、図4(a)に示すように、例えば、HDD17に記憶されている画像(1)〜(11)がバックアップの対象ファイルとして選択される。
【0087】
上記ステップS70において、制御部33は、Qg>Qhかどうか判断し、ディスク#1の容量を満足している画像(1)〜(4)に対しては、HDD17に記憶されている画像(1)〜(4)がディスク#1を保存対象ディスクとした実行リストがステップS80において作成される。
【0088】
一方、ディスク#1の容量を満足していない画像(5)に対しては、HDD17に記憶されている画像(5)がディスク#2を保存対象ディスクとした実行リストがステップS130において作成される。
【0089】
また、ディスク#1の容量を満足している画像(6)に対しては、HDD17に記憶されている画像(6)がディスク#1を保存対象ディスクとした実行リストがステップS80において作成される。
【0090】
さらに、ディスク#2の容量を満足している画像(7)〜(11)に対しては、HDD17に記憶されている画像(7)〜(11)がディスク#2を保存対象ディスクとした実行リストがステップS80において作成される。
【0091】
上記ステップS190において、制御部33は、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、HDD17に記憶されているフォルダからデータを読み出し、外部記憶装置15に設けられているバックアップ先ディスクへ該データを書き込む。
【0092】
この結果、図4(b)に示すように、画像(1)〜(4)がディスク#1に書き込まれ、さらに、画像(6)がディスク#1に書き込まれる。次いで、上記ステップS220において、書き込み先のディスクが#1から#2に切り替えられ、画像(5)がディスク#2に書き込まれ、画像(7)〜(11)がディスク#2に書き込まれる。なお、図4(b)には示していないが画像(10)がディスク#3に書き込まれる。
【0093】
<第2の実施形態>
【0094】
図6は、本発明の第2の実施形態に係るデジタル記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図6に示す各ステップは図5に示す各ステップの一部を変更したものであり、同一の符号を付加してその説明を省略することとする。図7は、本発明の第2の実施形態に係るバックアップ先フォルダの構成例(ディスク順次設定時)を示す図である。
【0095】
図6に示すように、まずステップS10〜S60に示す処理を実行する。なお、上記理由によりその説明を省略する。次いで、ステップS310では、制御部33は、メインメモリ31のワークエリアに記憶されているバックアップ先ディスクの残容量Qgを読み出し、メインメモリ31のワークエリアに記憶されているフォトアルバムの各フォルダ容量Qhを読み出し、Qg>Qhかどうかを比較し、バックアップディスクの残容量Qgの方が大きい場合(S310、YES)に、ステップS330に進み、実行リストをメインメモリ31上に作成する。
【0096】
一方、ステップS310において、ディスクの残容量Qgとフォルダの容量Qhを比較した結果、フォルダの容量Qhが残容量Qgを越えた場合(ディスクの残容量が無くなりかけている場合)は、ステップS320にて、外部記憶装置15に設けられているk番目のバックアップディスクを次のk+1番目のバックアップディスクに更新し、再びステップS310に戻る。この処理が、すべての書き込み設定が終了するまで、すなわち、HDD17に記憶されているフォルダが、すべて外部記憶装置15に設けられているバックアップディスクに割り当てられるまで繰り返される。
【0097】
ステップS340では、制御部33は、一覧リストに記憶されているすべてのフォルダが、外部記憶装置15に設けられている1番目からn番目のバックアップディスクに割り当てられると、実行リストの作成が終了しステップS150に進む。一方、外部記憶装置15に設けられている1番目からn番目のバックアップディスクへの割り当てがまだ残っている場合にはステップS310に戻り、上記処理を繰り返す。
【0098】
次いで、図6に示すように、ステップS150〜S220に示す処理を実行する。なお、上記理由によりその説明を省略する。
【0099】
<第2の実施形態の動作例>ここで、図7を参照して、第2の実施形態のデジタル記録再生装置の特徴的なステップの動作例について説明する。
【0100】
いま、バックアップすべきデータをマウス41の操作により選択された結果、例えば、HDD17に記憶されている画像(1)〜(9)がバックアップの対象ファイルとして選択されたこととする。
【0101】
上記ステップS310において、制御部33は、Qg>Qhかどうか判断し、ディスク#1の容量を満足している画像(1)〜(4)に対しては、HDD17に記憶されている画像(1)〜(4)がディスク#1を保存対象ディスクとした実行リストがステップS330において作成される。
【0102】
次いで、ディスク#1の容量を満足していない画像(5)に対しては、上記ステップS320において、書き込み先のディスクがディスク#1からディスク#2に切り替えられ、HDD17に記憶されている画像(5)がディスク#2を保存対象ディスクとした実行リストがステップS330において作成される。
【0103】
次いで、ディスク#2の容量を満足している画像(6)〜(9)に対しては、HDD17に記憶されている画像(6)〜(9)がディスク#2を保存対象ディスクとした実行リストがステップS330において作成される。
【0104】
上記ステップS190において、制御部33は、メインメモリ31上に作成した実行リストに従って、HDD17に記憶されているフォルダからデータを読み出し、外部記憶装置15に設けられているバックアップ先ディスクへ該データを書き込む。
【0105】
この結果、図7に示すように、画像(1)〜(4)がディスク#1に書き込まれ、書き込み先のディスクが#1から#2に切り替えられ、画像(5)〜(9)がディスク#2に書き込まれる。
【0106】
このように、外部記憶装置15に設けられているバックアップ先ディスクに、HDD17に記憶されているフォルダが順次割り当てられるので、後のディスク管理がしやすいという利点があり、バックアップ時間の短縮ができるという利点がある。
【0107】
なお、本実施形態では、単位データを順番にバックアップしていくと共に、所定の単位データをバックアップする際にバックアップ先メディアのメディア記憶容量が不足することが判明した場合、次のバックアップ先メディアに保存できるか試みてバックアップの可否を確認することで、バックアップ先メディアに効率よくデータを保存することができる。さらに、本発明はこのような場合に限定することなく、単位データの次の単位データを基のバックアップ先メディアに保存できるか試みてバックアップの可否を確認することで、バックアップ先メディアに効率よくデータを保存するようにしてもよい。
【0108】
また、複数の元データを複数のバックアップ先メディアに記録する際に、あるバックアップ先メディアに各元データのバックアップを行なうように順番にバックアップすると共に、次の元データを当該リスト登録すると当該メディア容量を超えてしまう場合は、この元データの順番を入れ替えて、当該メディアへ元データのバックアップを行なうようにしてもよい。
【0109】
さらに、未登録である全ての元データのうち何れの元データであっても当該メディアにバックアップすると当該メディア容量を超えてしまう場合は、別のメディアを切り替えて未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別のメディアに記録することで、バックアップ先メディアに効率よくデータを保存することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、前述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合せて実施しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0110】
また、上記実施例においてはバックアップに関して記載したが、ファイルの移動に関するものであっても構わない。またファイルの移動とは、ファイルの複写をして移動元のファイルを削除することである。またここでは記録がバックアップと移動の上位概念であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0111】
13・・・パーソナルコンピュータ、15・・・外部記憶装置、17・・・HDD、19・・・BIOS ROM、21・・・ビデオI/O、23・・・ビデオメモリ、25・・・モニタ、31・・・メインメモリ、33・・・制御部、35・・・キーボードI/O、37・・・キーボード、39・・・マウスI/O、41・・・マウス、45・・・DVD録画再生部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置であって、
記録の事前に、前記複数の元データの記録順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録する記録リストを作成するリスト作成手段と、
前記リスト作成手段により作成された記録リストに基いて記録を行なう記録実行手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記リスト作成手段は、
ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録順番に記録リストへ登録すると共に、次の元データを当該リスト登録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、順番を一つ飛ばして次の順番の前記元データを当該記憶媒体へ元データの当該リスト登録を行なうことを試みる記録順変更手段
を備えることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記リスト作成手段は、
未登録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録する登録を行うと当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体に切り替えて前記未登録である元データの内一番記録順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録するように当該リスト登録を行なう記憶媒体切替手段
を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の記録装置。
【請求項4】
前記リスト作成手段による記録リストが完成したら、当該リストに従い記録を実行して良いか確認する記録確認手段
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の記録装置。
【請求項5】
前記リスト作成手段で作成した記録リストに従って、すべての前記元データのライブラリ情報を記録先記憶媒体毎に付加することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の記録装置。
【請求項6】
前記元データが画像データを含む場合には、前記複数の記録先記憶媒体の内、所定の記憶媒体にのみ前記ライブラリに全画像データのサムネイル画像データを記録するサムネイル画像記録手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録リストを前記記録先記録媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の記録装置。
【請求項8】
前記リスト作成手段は、
撮影画像データを撮影日毎のフォルダに分類して、記録リストを作成することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項9】
前記リスト作成手段は、
所定の前記記録先記憶媒体のライブラリにのみ、撮影日毎に分類したフォルダの代表画像をサムネイル画像として記憶することを特徴とする請求項5記載の記録装置。
【請求項10】
複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置であって、
ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録されている順番に記録すると共に、次の元データを当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、前記元データの順番を入れ替えて、当該記憶媒体へ元データの記録を行なう記録順変更手段と、
未記録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録する記憶媒体切替手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項11】
複数の元データを記憶する記録元記憶手段と、
複数の記録先記憶手段と、
前記記録元記憶手段に記憶される複数の元データの記憶順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶手段の使用数を減らして記録を行なう記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項12】
複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録方法であって、
記録の事前に、前記複数の元データの記録順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録する記録リストを作成するリスト作成ステップと、
前記リスト作成ステップにより作成された記録リストに基いて記録を行なう記録実行ステップと、
を有することを特徴とする記録方法。
【請求項13】
複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録方法であって、
ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録されている順番に記録すると共に、次の元データを当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、前記元データの順番を入れ替えて、当該記憶媒体へ元データの記録を行なう記録順変更ステップと、
未記録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録する記憶媒体切替ステップと、
を有することを特徴とする記録方法。
【請求項14】
複数の元データを記憶する記録元記憶ステップと、
複数の記録先記憶ステップと、
前記記録元記憶ステップで記憶される複数の元データの記憶順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶ステップでの記録先記憶媒体の使用数を減らして記録を行なう記憶制御ステップと、
を有することを特徴とする記録方法。
【請求項15】
複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
記録の事前に、前記複数の元データの記録順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録する記録リストを作成するリスト作成ステップと、
前記リスト作成ステップにより作成された記録リストに基いて記録を行なう記録実行ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項16】
複数の元データを複数の記録先記憶媒体に記録する記録装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
ある記録先記憶媒体に前記各元データの記録を行なうように記録されている順番に記録すると共に、次の元データを当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、前記元データの順番を入れ替えて、当該記憶媒体へ元データの記録を行なう記録順変更ステップと、
未記録である全ての前記元データのうち何れの元データであっても当該記憶媒体に記録すると当該記憶媒体容量を超えてしまう場合は、別の記憶媒体を切り替えて前記未登録である元データの内一番順番が早いものから当該別の記憶媒体に記録する記憶媒体切替ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項17】
複数の元データを記憶する記録元記憶媒体と、
複数の記録先記憶媒体と、
を備えるコンピュータの制御プログラムにおいて、
前記記録元記憶媒体に記憶される複数の元データの記憶順番を入れ替えることにより前記複数の記録先記憶媒体の使用数を減らして記録を行なう記憶制御ステップ
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−150881(P2012−150881A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−113959(P2012−113959)
【出願日】平成24年5月18日(2012.5.18)
【分割の表示】特願2006−355636(P2006−355636)の分割
【原出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】