説明

記録装置

【課題】記録ヘッド面と被記録材とのギャップを精度よく調整することができるようにする。
【解決手段】被記録材Pに記録を実行する記録ヘッド9と、前記記録ヘッドのヘッド面19と前記被記録材とのギャップPGを規定するギャップ規定部2と、前記記録ヘッドの、前記被記録材の搬送方向Xにおける上流側と下流側の位置において前記被記録材に作用して該被記録材に一次テンションを付与する一次テンション付与部5とを備え、前記ギャップ規定部は、前記一次テンションが付与された前記被記録材の作る面より前記記録ヘッド側に凸の位置に位置する又は凸の位置に移動可能な凸部を有する二次テンション付与部を備え、該二次テンション付与部は、前記凸部が前記凸の位置で前記被記録材に接触することにより前記記録ヘッドと対向する部位において前記被記録材に二次テンションを付与し、前記ギャップを規定するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドのヘッド面と被記録材とのギャップを調整し規定するためのギャップ規定部を備える記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンター等の記録装置は、被記録材の種類によって厚さが異なることを考慮して、記録ヘッドのヘッド面と被記録材とのギャップを調整し、被記録材の種類に対応したギャップに調整し規定するためのギャップ規定部を備えている。このギャップ規定部として特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、被記録材を支えるプラテン全体を対向する記録ヘッドに対して接離移動させることによってギャップを規定する構造が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に開示されているギャップ規定部(ギャップ調整機構)は、記録ヘッドのヘッド面に対してプラテン全体を接離移動させる構造である。そして、プラテンに支持されている被記録材の被記録面に沿う方向に記録ヘッドを移動させて記録領域の全体に記録を実行する構成である。プラテン全体について高精度で前記接離移動を実現することは難しい。そのため、前記ギャップを精度よく調整し規定することが難しいという問題があった。特に、大型プリンタのようにプラテン自体も大型化しているものは、その大きさが大きいが故に前記ギャップを精度よく規定することが一層難しかった。また、ギャップ規定部の構造が複雑化し、ギャップ調整に時間が掛かるという問題があった。
【0004】
本発明は、このような背景技術の下になされたものであって、記録ヘッド面と被記録材とのギャップを精度よく規定することができるようにすることである。また、ギャップ規定部の構造が複雑化する問題、ギャップ調整に時間が掛かる問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録材に記録を実行する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのヘッド面と前記被記録材とのギャップを規定するギャップ規定部と、前記記録ヘッドの、前記被記録材の搬送方向における上流側と下流側の位置において前記被記録材に作用して該被記録材に一次テンションを付与する一次テンション付与部とを備え、前記ギャップ規定部は、前記一次テンションが付与された前記被記録材の作る面より前記記録ヘッド側に凸の位置に位置する又は凸の位置に移動可能な凸部を有する二次テンション付与部を備え、該二次テンション付与部は、前記凸部が前記凸の位置で前記被記録材に接触することにより前記記録ヘッドと対向する部位において前記被記録材に二次テンションを付与し、前記ギャップを規定するように構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
本態様によれば、前記ギャップ規定部は、前記一次テンションが付与された前記被記録材の作る面より前記記録ヘッド側に凸の位置に位置する又は凸の位置に移動可能な凸部を有する二次テンション付与部を備えている。そして、該二次テンション付与部は、前記凸部が前記凸の位置で前記被記録材に接触することにより前記記録ヘッドと対向する部位において前記被記録材に二次テンションを付与し、該二次テンションを付与した状態で前記ギャップを規定するように構成されている。
従って、一次テンション付与部によって被記録材に一次テンションが付与された状態で、更に二次テンション付与部によって二次テンションを付与することで、記録ヘッドのヘッド面と被記録材とのギャップを規定するので、記録ヘッドのヘッド面と被記録材とのギャップを精度よく規定することができる。また、一次テンション付与部と二次テンション付与部を備えることで、当該ギャップを規定できるので、ギャップ規定部の構造が複雑化する問題、ギャップ調整に時間が掛かる問題を解決することができる。
【0007】
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に記載の記録装置において、前記二次テンション付与部は、前記記録ヘッドとの対向状態を維持したまま該記録ヘッドと同期して移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本態様によれば、前記二次テンション付与部は、前記記録ヘッドとの対向状態を維持したまま該記録ヘッドと同期して移動するように構成されている。従って、記録ヘッドが対向し、記録が実行される記録領域に位置する被記録材に対してだけ二次テンションを付与する構造でよいため、二次テンション付与部を小型化することができる。更に、小さい領域だけ二次テンションを付与するので、当該ギャップを一層高精度で規定することができる。
【0009】
本発明の第3の態様は、前記第2の態様に記載の記録装置において、前記一次テンションを付与された前記被記録材を前記記録ヘッドと反対側から支持するプラテンを備え、前記凸部は、前記被記録材の幅方向に互いに離間する複数個で構成され、前記プラテンには前記記録ヘッドの移動方向に沿う複数個の溝が設けられ、前記凸部は、前記各溝内に前記凸の位置を取りうる状態で設けられると共に、該溝内を移動可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
本態様によれば、前記一次テンションを付与された前記被記録材をプラテンによって支持するので、該一次テンションを付与された被記録材のフラットな状態に対して被記録材の自重の影響を小さく抑えることができる。そして、フラットな状態を維持した被記録材に対して、二次テンション付与部の複数個の凸部によって二次テンションを付与するので、該二次テンションを付与された部分は一層安定化し、前記ギャップを一層高精度で規定することができる。
しかも、前記複数個の凸部は、複数個の前記各溝内に前記凸の位置を取りうる状態で設けられると共に、該溝内を移動可能に構成されているので、プラテンが存在しても構造簡単にして前記ギャップを高精度で規定し、記録領域全体に高画質で記録を実行することができる。
【0011】
本発明の第4の態様は、前記第1の態様から第3の態様のいずれか一つの記録装置において、前記一次テンション付与部は、前記上流側と下流側の両位置に設けられ、回転停止状態では前記被記録材を挟持して位置固定する上流側ローラと下流側ローラであることを特徴とするものである。
本態様によれば、一次テンション付与部による一次テンションの付与を構造簡単にして実現することができる。
【0012】
本発明の第5の態様は、前記第1の態様から第4の態様のいずれか一つの記録装置において、前記二次テンション付与部は、前記凸部が記録ヘッドの対向領域の上流側に位置する上流側従動ローラと下流側に位置する下流側従動ローラで構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、二次テンション付与部による二次テンションの付与を構造簡単にして実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターの内部構造の概略を示す側断面図。
【図2】本発明の実施例1に係るインクジェットプリンターのプラテン部分を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る記録装置の構造と作動態様を説明する。最初に本発明の記録装置を実施するための形態としてインクジェットプリンター1を採り上げて、インクジェットプリンター1の概略を図1、図2に基づいて説明する。
【0015】
図示のインクジェットプリンター1は、用紙系及びフィルム系の長尺な被記録材Pに対して記録を実行することができる構造のインクジェットプリンターである。また、被記録材Pとしては、図1に示すロール紙や図示しない単票紙が適用可能になっている。
【0016】
図1、図2では、左端側が被記録材Pの搬送方向Xの上流側(以下、単に上流側という)、右端側が被記録材Pの搬送方向Xの下流側(以下、単に下流側という)になっている。上流側には、図1に示すようにロール紙Pの繰出し部3が設けられており、繰出し部3から繰り出されたロール紙Pは、後述する一次テンション付与部5を成す上流側ローラーの対5a,5bに案内されて搬送方向Xに長い記録実行領域7に導かれる。
【0017】
記録実行領域7の上方には、被記録材Pの被記録面である上面に各色のインクを吐出して記録を実行する記録ヘッド9が設けられている。該記録ヘッド9は、本実施の形態では、搬送方向Xを移動方向として往復移動するキャリッジ11によって保持されている。そして、搬送方向Xに長い記録実行領域7の全面をキャリッジ11と一体になって移動できるようになっている。キャリッジ11は、図示しないキャリッジガイド部材によって移動可能に保持されている。
【0018】
記録実行領域7の下方には、記録実行領域7に到達した被記録材Pの下面を支持して前記記録ヘッド9との間のギャップPG(一例として1mm程度である)を規定するプラテン13が設けられている。
【0019】
記録実行領域7の下流には、後述する一次テンション付与部5を成す下流側ローラーの対6a,6bが設けられている。記録実行後の被記録材Pは、該下流側ローラーの対6a,6bに案内されて、当該被記録材Pが単票紙であれば、図示しない排出部に向けて排出される。また、当該被記録材Pがロール紙であれば、図1に示したような巻取り部21に巻取られるか、所定の長さにカットされた後、排出される。図1の実施例では、前記繰出し部3、上流側ローラーの対5a,5b、下流側ローラーの対6a,6b、巻取り部21を主な構成要素として搬送装置30が構成されている。
【0020】
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンター1に対して適用される本発明の特徴的構成であるギャップ規定部2の構成を中心に本発明の記録装置1の構造を具体的に説明する。
【0021】
[実施例1]
図1は実施例1に係る記録装置であるインクジェットプリンター1の内部構造の概略が記載されている。本実施例では、記録ヘッド9の1回の移動で被記録材Pの被記録領域の全幅の記録が可能なラインプリンター方式のキャリッジ11と記録ヘッド9とが採用されている。
【0022】
本実施例のインクジェットプリンター1は、一部繰り返しの説明になるが、被記録材Pに記録を実行する記録ヘッド9と、該記録ヘッド9のヘッド面19と被記録材PとのギャップPGを規定するギャップ規定部2と、記録ヘッド9の、前記被記録材Pの搬送方向Xにおける上流側と下流側の位置において前記被記録材Pに作用して該被記録材Pに一次テンションを付与する一次テンション付与部5とを備えている。
【0023】
ここでは、一次テンション付与部5は、前記の如く上流側と下流側の両位置に設けられた上流側ローラーの対5a,5bと下流側ローラーの対6a,6bで構成されている。これら上流側ローラーの対5a,5bと下流側ローラーの対6a,6bは、回転停止状態では前記被記録材Pを挟持して位置固定する。これにより、上流側ローラーの対5a,5bと下流側ローラーの対6a,6bの間に位置する被記録材Pに前記一次テンションを付与できる。
【0024】
前記ギャップ規定部2は、前記一次テンションが付与された被記録材Pの作る面より記録ヘッド9側に凸の位置に移動可能な凸部4a,4bを有する二次テンション付与部4を備えている。ここでは、前記凸部4a,4bは、該凸部4a,4bを保持するアーム8を記録ヘッド9に対して接離移動可能にする駆動機構(図示せず)によって前記凸の位置に移動できるように構成されている。該二次テンション付与部4は、前記凸部4a,4bが前記凸の位置で被記録材Pに接触することにより記録ヘッド9と対向する部位において被記録材Pに二次テンションを付与し、前記ギャップPGを規定するように構成されている。
【0025】
更に、本実施例では、前記二次テンション付与部4は、記録ヘッド9との対向状態を維持したまま該記録ヘッド9と同期して移動するように構成されている。
具体的には、二次テンション付与部4の前記凸部4a,4bが、記録ヘッド9の対向領域の上流側に位置する上流側従動ローラ14aと下流側に位置する下流側従動ローラ14bで構成されている。すなわち、前記凸部4a,4bが被記録材の裏面との間で接触した状態で従動回転できるようになっている。そして、無端ベルト15に前記アーム8が取り付けられ、該無端ベルト15を記録ヘッド9と同期して回動させることにより、前記凸部4a,4bが被記録材の裏面との間で接触した状態で従動回転し、記録ヘッド9との対向状態を維持したまま該記録ヘッド9と同期して移動するようになっている。図1において、符号17は駆動プーリ、符号18は従動プーリを示す。
【0026】
更に、前記一次テンションを付与された被記録材Pを記録ヘッド9と反対側から支持するプラテン13を備えていると共に、該プラテン13には記録ヘッド9の移動方向に沿う複数個の貫通された溝16が設けられている。
【0027】
前記凸部4a,4bは、図2に示したように、被記録材Pの幅方向に互いに離間する複数個で構成されている。そして、該凸部4a,4bは、前記各溝16内に前記凸の位置を取りうる状態で設けられると共に、該溝16内を前記無端ベルト15を介して移動可能に構成されている。
【0028】
[作用]
次に本実施例の作用を説明する。一次テンション付与部5によって被記録材Pに一次テンションが付与された状態で、更に二次テンション付与部4によって二次テンションを付与することで、記録ヘッド9のヘッド面19と被記録材PとのギャップPGを規定するので、該ギャップPGを精度よく規定することができる。また、一次テンション付与部5と二次テンション付与部4を備えることで当該ギャップPGを規定するので、ギャップ規定部2の構造が複雑化する問題、ギャップ調整に時間が掛かる問題を解決することができる。
【0029】
二次テンション付与部4が、記録ヘッド9との対向状態を維持したまま該記録ヘッド9と同期して移動するように構成されている構造のものは、更に以下の作用効果が得られる。記録ヘッド9が対向し、記録が実行される記録領域に位置する被記録材に対してだけ二次テンションを付与する構造でよいため、二次テンション付与部4を小型化することができる。更に、小さい領域だけ二次テンションを付与するので、当該ギャップPGを一層高精度で規定することができる。
【0030】
一次テンションを付与された前記被記録材Pをプラテン13によって支持する構造のものは、該一次テンションを付与された被記録材Pのフラットな状態に対して被記録材Pの自重の影響を小さく抑えることができる。そして、フラットな状態を維持した被記録材Pに対して、二次テンション付与部4の複数個の凸部4a,4bによって二次テンションを付与するので、該二次テンションを付与された部分は一層安定化し、前記ギャップPGを一層高精度で規定することができる。
前記複数個の凸部4a,4bが、複数個の前記各溝16内に前記凸の位置を取りうる状態で設けられると共に、該溝4a,4b内を移動可能に構成されている構造のものは、プラテン13が存在しても構造簡単にして前記ギャップPGを高精度で規定し、記録領域全体に高画質で記録を実行することができる。
【0031】
〔他の実施例〕
本発明に係る記録装置1は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
【0032】
例えば、一次テンション付与部で付与する一次テンションは、被記録材Pが引っ張られている状態が好ましいが、必ずしも引っ張られていなくてもよい。一次テンションの強さは、二次テンション付与部4で二次テンションが付与された状態で、被記録材Pがフラットな平面を保つことができ、且つ所望のギャップPGに設定されるものであればよい。即ち、一次テンションと二次テンションの両者によって目的とするギャップPGを規定することができればよい。
【0033】
また、二次テンション付与部4は、前記凸部4a,4bが記録ヘッド9側に対して接離可能ではなく、前記凸の位置にだけ位置する構造であってもよい。例えば、一種類の被記録材に対する専用の記録装置においては、このようにすることで、前記「接離可能」にするための駆動機構が不要となり、コンパクト化することができる。
【0034】
前記凸部4a,4bは、従動ローラが好ましいが、それに限定されない。スライド片等の他の構造であっても、上記二次テンションを付与することができ、且つギャップPGを規定することができる構造であればよい。
【0035】
一次テンション付与部の構造も、前記実施例のものに限定されない。例えば、繰出し部3と巻取り部21にその機能を持たせてもよい。この場合は、上流側ローラーの対5a,5b、及び下流側ローラーの対6a,6bは、従動ローラを用いることができる。
【符号の説明】
【0036】
1 インクジェットプリンター(記録装置)、2 ギャップ規定部、
3 繰出し部、 4 二次テンション付与部、
5 一次テンション付与部、 5a,5b 上流側ローラーの対、
6a,6b 下流側ローラーの対、 7 記録実行領域、
9 記録ヘッド、 11 キャリッジ、
13 プラテン、 15 無端ベルト、
16 溝、 17 駆動プーリ、
18 従動プーリ、 19 ヘッド面、
21 巻取り部、 30 搬送装置、
P 被記録材、 X 搬送方向、
PG ギャップ、
【先行技術文献】
【特許文献】
【0037】
【特許文献1】特開平5−8467号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被記録材に記録を実行する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドのヘッド面と前記被記録材とのギャップを規定するギャップ規定部と、
前記記録ヘッドの、前記被記録材の搬送方向における上流側と下流側の位置において前記被記録材に作用して該被記録材に一次テンションを付与する一次テンション付与部と、を備え、
前記ギャップ規定部は、前記一次テンションが付与された前記被記録材の作る面より前記記録ヘッド側に凸の位置に位置する又は凸の位置に移動可能な凸部を有する二次テンション付与部を備え、
該二次テンション付与部は、前記凸部が前記凸の位置で前記被記録材に接触することにより前記記録ヘッドと対向する部位において前記被記録材に二次テンションを付与し、前記ギャップを規定するように構成されていることを特徴とする記録装置。
【請求項2】
請求項1に記載の記録装置において、
前記二次テンション付与部は、前記記録ヘッドとの対向状態を維持したまま該記録ヘッドと同期して移動するように構成されていることを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項2に記載の記録装置において、
前記一次テンションを付与された前記被記録材を前記記録ヘッドと反対側から支持するプラテンを備え、
前記凸部は、前記被記録材の幅方向に互いに離間する複数個で構成され、
前記プラテンには前記記録ヘッドの移動方向に沿う複数個の溝が設けられ、
前記凸部は、前記各溝内に前記凸の位置を取りうる状態で設けられると共に、該溝内を移動可能に構成されていることを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記一次テンション付与部は、前記上流側と下流側の両位置に設けられ、回転停止状態では前記被記録材を挟持して位置固定する上流側ローラと下流側ローラであることを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記二次テンション付与部は、前記凸部が記録ヘッドの対向領域の上流側に位置する上流側従動ローラと下流側に位置する下流側従動ローラで構成されていることを特徴とする記録装置。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−253891(P2010−253891A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−109636(P2009−109636)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】