説明

設定情報記録装置及び設定情報記録システム

【課題】設定情報の適否を容易かつ自動的に判定可能とする設定情報記録装置や、当該設定情報記録装置を備える設定情報記録システムを提供する。
【解決手段】設定情報記録装置20は、受信再生装置10の不揮発性メモリ17に記録される設定情報と、受信再生装置10の特性を示す機器情報(特に、画像表示部161の表示画面の大きさを示すパネルサイズ情報)と、を併せて記録する。設定情報記録装置20から受信再生装置10に設定情報及び機器情報が読み出されるとき、設定情報制御部191は、設定情報記録装置20から読み出される機器情報と、自機の機器情報とを比較して、設定情報記録装置20から読み出される設定情報の適否を判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の設定情報を記録する設定情報記録装置や、当該設定情報記録装置を備える設定情報記録システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビジョン放送を受信して再生する受信再生装置などに代表される電子機器において、画像信号や音声信号の処理などに用いる設定情報を記録するものが広く普及している。また、このような電子機器の中には、設定情報を記録するだけでなく、ユーザの指示などに基づいて書き換えることができるものもある。
【0003】
例えば特許文献1では、書き換え前後の設定情報を記録する不揮発性メモリを備えることにより、書き換え後であっても容易に書き換え前の設定情報を再現可能とする電子機器が提案されている。また例えば特許文献2及び3では、電子機器に接続されて使用されるものであり、電子機器の設定情報を自機が記録している設定情報に書き換える設定情報記録装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−369089号公報
【特許文献2】特許3439141号
【特許文献3】特許3663027号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1で提案されている電子機器では、設定情報の書き換えのための操作を1台毎に行う必要があるため、操作が煩雑化することが問題となる。特に、多数の電子機器を扱う管理者や製造者が設定情報を書き換える場合、同様の操作を複数回行うことが必要となり、迂遠である。
【0006】
これに対して、特許文献2及び3で提案されている設定情報記録装置を用いることとすれば、複数の電子機器の設定情報を、記録している設定情報に次々と書き換えることが可能となる。しかしながら、人為的なミスなどにより、電子機器に接続すべき設定情報記録装置の取り違えが発生すると、電子機器の設定情報が不適切なものに書き換えられてしまうため、問題となる。
【0007】
この問題については、設定情報記録装置にシールを貼り付けたり、設定情報に関する情報を記載したりするなどして、設定情報記録装置が外見上区別し得るようにすることで抑制することが可能となる。しかしながら、記録している設定情報を精度良く区別するためには多くの情報が必要であり、それを外見上区別し得るように表現することは困難である。また、仮に外見上区別し得るように表現できたとしても、表現するための工程が必要となったり、ユーザが設定情報記録装置の外見に基づいて設定情報の適否を判定する必要が生じたりするため、煩雑である。
【0008】
そこで本発明は、設定情報の適否を容易かつ自動的に判定可能とする設定情報記録装置や、当該設定情報記録装置を備える設定情報記録システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の設定情報記録システムは、電子機器と、前記電子機器の設定情報を記録する設定情報記録装置と、をそれぞれ少なくとも1つずつ備え、前記電子機器が、前記設定情報記録装置と通信する接続部と、設定情報と、自機の特性を示す機器情報と、を記録する記録部と、自機に入力される設定情報の適否を判定する判定部と、を備え、前記設定情報記録装置が、前記接続部を介して設定情報とともに入力される機器情報を併せて記録し、前記設定情報記録装置から前記電子機器に設定情報と機器情報とが入力されるとき、前記判定部が、入力される機器情報と、前記記録部に記録している機器情報とを比較することで、前記電子機器に入力される設定情報の適否を判定することを特徴とする。
【0010】
なお、以下の実施形態では、判定部の一例としてマイクロコントローラの設定情報制御部を挙げて説明している。
【0011】
また、上記構成の設定情報記録システムにおいて、前記電子機器が、放送信号を受信処理して再生する受信再生装置であり、放送信号を受信処理して得られる画像信号を表示する画像表示部をさらに備え、機器情報が、前記画像表示部の表示画面の大きさを示す情報であることとしても構わない。
【0012】
このように構成すると、従来の受信再生装置で用いられていた表示画面の大きさを示す情報を利用することが可能となる。そのため、受信再生装置の設計変更や構成の複雑化及びコストアップを抑制することが可能となる。さらに、表示画面の大きさを示す情報は、受信再生装置全体の特性を表現する情報として、特に有用である。そのため、表示画面の大きさを示す情報に基づいた判定を行うことで、効果的に設定情報の適否を判定することが可能となる。
【0013】
また、上記構成の設定情報記録システムにおいて、前記電子機器が、放送信号を受信処理して再生する受信再生装置であり、前記接続部が、放送信号の受信処理に用いられる情報が記録されたICカードが接続され得るスロットであることとしても構わない。
【0014】
このように構成すると、一般的な受信再生装置に備えられるスロットを利用して、設定情報記録装置と接続することが可能となる。そのため、既存の構成を利用することが可能となり、受信再生装置の設計変更や構成の複雑化及びコストアップを抑制することが可能となる。
【0015】
また、上記構成の設定情報記録システムにおいて、前記電子機器が、前記設定情報記録装置に入力する設定情報及び機器情報に基づいて生成情報を生成する生成情報生成部と、生成情報を報知する報知部と、をさらに備え、前記設定情報記録装置が、前記接続部を介して設定情報及び機器情報とともに入力される生成情報を併せて記録し、前記報知部が、前記電子機器から前記設定情報記録装置に設定情報、機器情報及び生成情報が入力されるときと、前記設定情報記録装置から前記電子機器に設定情報、機器情報及び生成情報が入力されるときと、に生成情報を報知することとしても構わない。
【0016】
このように構成すると、設定情報及び機器情報に基づいて生成される生成情報が、ユーザに対して報知される。そのため、ユーザが設定情報の素性を認識することが可能となる。特に、機器情報が一致する設定情報、即ち、同一または同型の電子機器から記録された設定情報の内容差まで認識することが可能となる。なお、以下の実施形態では、生成情報生成部の一例としてマイクロコントローラの設定情報制御部を挙げて説明している。
【0017】
また、上記構成の設定情報記録システムにおいて、前記電子機器が、放送信号を受信処理して再生する受信再生装置であり、前記報知部が、放送信号を受信処理して得られる画像信号を表示し得る画像表示部であるとともに、生成情報を画像として表示することとしても構わない。
【0018】
このように構成すると、ユーザに対して明確に生成情報を報知することが可能となる。
【0019】
また、上記構成の設定情報記録システムにおいて、生成情報が、設定情報及び機器情報に対して所定の演算を施すことで生成されるCRCコードであることとしても構わない。
【0020】
このように構成すると、異なる設定情報及び機器情報から生成されるコードが偶然的に一致する可能性が低く識別力が高いCRCコードを、生成情報として適用することとなる。そのため、効果的に設定情報の適否を判定することが可能となる。
【0021】
また、本発明の設定情報記録装置は、電子機器の設定情報と、前記電子機器の特性を示す機器情報と、を併せて記録し、記録した前記設定情報及び前記機器情報を、前記電子機器または他の電子機器に入力することを特徴とする
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、設定情報記録装置から読み出されて電子機器に記録される設定情報の適否を、機器情報に基づいて容易かつ自動的に判定することが可能となる。したがって、不適切な設定情報が電子機器に記録されることを防止し、適切な設定情報を電子機器に記録させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの構成を示すブロック図である。
【図2】は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第1実施例の記録動作を示すフローチャートである。
【図3】は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第1実施例の読み出し動作を示すフローチャートである。
【図4】は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第2実施例の記録動作を示すフローチャートである。
【図5】は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第2実施例の読み出し動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
<設定情報記録システムの構成>
最初に、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、本発明の実施形態に係る設定情報記録システム1は、外部機器とのインターフェースを備える電子機器と、当該インターフェースに接続し得る設定情報記録装置20と、を備える。なお、以下では説明の具体化のため、電子機器の一例としてデジタル放送を受信処理して再生する受信再生装置10を挙げ、インターフェースの一例としてB−CAS(BS-Conditional Access Systems、ともに登録商標)スロット11を挙げて、それぞれ説明する。
【0026】
受信再生装置10は、B−CASスロット11と、放送信号を受信するアンテナ12と、アンテナ12で受信した放送信号から所望の周波数帯域の信号を取得するとともに周波数変換などの所定の処理を施して受信信号を生成し出力するチューナ13と、チューナ13から出力される受信信号の復調及び復号や設定情報を用いた各種処理を行うことで画像・音声信号を生成し出力する再生処理回路14と、受信信号をデスクランブルするための解除コードを生成して再生処理回路14に与えるデスクランブラ回路15と、再生処理回路14から出力される画像・音声信号を再生する再生部16と、設定情報などの各種情報を記録する不揮発性メモリ17と、ユーザからの指示が入力されるユーザ入力部18と、受信再生装置10の全体的な動作の制御を行うマイクロコントローラ19と、を備える。
【0027】
B−CASスロット11には、設定情報記録装置20や、B−CASカードやC−CASカードなどのIC(Integrated Circuit)カード30が挿入されて、受信再生装置10にそれぞれ接続される。そして、設定情報記録装置20に記録されている設定情報及び付加情報(詳細は後述)や、ICカード30に記録されているB−CAS情報が、B−CASスロット11を介してマイクロコントローラ19に読み出される。
【0028】
反対に、不揮発性メモリ17からマイクロコントローラ19に読み出される設定情報及び付加情報が、B−CASスロット11を介して設定情報記録装置20に記録される。また同様に、例えば有料放送などの受信処理に伴ってマイクロコントローラ19で生成されるB−CAS情報が、B−CASスロット11を介してICカード30に記録される。
【0029】
マイクロコントローラ19は、設定情報の制御を行う設定情報制御部191と、B−CASスロット11に接続される外部機器(または、B−CASスロット11を介してやり取りされる情報の種類)に応じて適宜回路の接続などを切り替える切替処理部192と、を備える。
【0030】
再生部16は、画像信号を処理して表示する画像表示部161と、音声信号を処理して再生する音声再生部162と、を備える。画像表示部161は、例えば液晶表示パネルなどで構成され、音声再生部162は、例えばスピーカなどで構成される。なお、画像表示部161の表示画面の大きさ(例えば、矩形の表示画面における対角線の長さ(インチ単位))を、以下において「パネルサイズ」と表現する。
【0031】
設定情報記録装置20は、設定情報及び付加情報が記録されるmicroSD(Secure Digital)カード21と、B−CASスロット11とmicroSDカード21とを接続してmicroSDカード21から設定情報及び付加情報を読み出すまたはmicroSDカード21に設定情報及び付加情報を記録する外部メモリ治具22と、を備える。microSDカード21は、外部メモリ治具22に対して着脱自在(交換可能)である。
【0032】
また、外部メモリ治具22は、microSDカード21から読み出した設定情報及び付加情報をB−CASスロット11に対してシリアル信号として送信したりB−CASスロット11からシリアル信号として送信された設定情報及び付加情報をmicroSDカード21に記録するための信号に変換したりするSD−シリアル変換回路221を備える。
【0033】
設定情報記録装置20は、少なくとも同型の受信送信装置10に対して互換性を有する。そのため、設定情報記録装置20は、ある受信再生装置10から読み出して記録した設定情報を、ある受信再生装置10や他の受信再生装置10に入力して記録させることが可能である。即ち、ある受信再生装置10の設定情報をバックアップしたり、ある受信再生装置10の設定情報を他の受信再生装置10にコピーしたりすることが可能である。
【0034】
さらに、同型の受信再生装置10に限られず、同種であるが異型の受信再生装置10(例えば、図1に示す受信再生装置10と同様の構成であるが、パネルサイズが異なる受信再生装置など)に対しても互換性を備える。
【0035】
なお、上述の例では、設定情報記録装置20の記録媒体としてmicroSDカード21を適用する例について述べたが、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの他の種類の記録媒体を適用することとしても構わない。また、受信再生装置10と設定情報記録装置20との通信方法(例えば、I2CまたはRS−232C、シリアルまたはパラレル、有線または無線)は、どのようなものとしても構わない。ただし、B−CASスロット11、外部メモリ治具22やSD−シリアル変換回路221などのインターフェースは、適用する記録媒体や通信方法に応じたものにする。
【0036】
また、図1の設定情報記録装置20の外部メモリ治具22と受信再生装置10とを一体化させ、microSDカード21などの記録媒体を受信再生装置10から着脱自在とする(この場合、記録媒体が設定情報記録装置になる)構成としても構わない。また、受信再生装置10に、設定情報記録装置20の専用のインターフェースを設けても構わない。
【0037】
ただし、図1に示すように、既存の構成であるB−CASスロット11を利用して、外部メモリ治具22をB−CASスロット11から着脱自在とすることにより、受信再生装置10の設計変更や構成の複雑化及びコストアップを抑制することが可能となるため、好ましい。
【0038】
<受信再生動作>
次に、本発明の実施形態に係る設定情報記録システム1の各動作について図面を参照して説明する。まず、受信再生装置10による受信再生動作について、図1を参照して説明する。
【0039】
受信再生装置10が受信再生動作を行う場合、B−CASスロット11にはICカード30が接続される。そして、ICカード30に記録されているB−CAS情報(特に、カードのIDコードや秘密鍵)が、B−CASスロット11を介してマイクロコントローラ19に読み出され、デスクランブラ回路15に入力される。このとき、切替処理部192は、取得したB−CAS情報がデスクランブラ回路15に入力されるように、適宜回路の接続などの切り替えを行う。
【0040】
チューナ13は、アンテナ12で受信された放送信号から、所望の周波数帯域の信号を取得する。さらに、取得した信号の周波数を低周波数へと変換したり、信号の強度を適切な大きさに制御したりすることで、受信信号を生成する。そして、生成した受信信号を再生処理回路14に入力する。
【0041】
再生処理回路14は、入力される受信信号の変調方法(例えば、QPSK((Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)など)に対応した復調方法により、受信信号を復調する。復調して得られる信号の中にはデスクランブルに必要な信号が含まれており、マイクロコントローラ19は当該信号を取得して、デスクランブラ回路15に入力する。デスクランブラ回路15は、当該信号と、ICカード30から取得したB−CAS情報とを用いて、受信信号のデスクランブルに必要な解除コードを生成する。再生処理回路14は、デスクランブラ回路15から与えられる解除コードを用いた復号(デスクランブル)や、誤り訂正などの種々の復号を行う
【0042】
また、再生処理回路14は、再生部16での再生に適した信号(画像・音声信号)を生成するために、復号後の信号に対して調整処理を行う。このとき、再生処理回路14には、設定情報制御部191が不揮発性メモリ17から読み出した設定情報が与えられる。再生処理回路14は、復号後の信号に対して設定情報を用いた調整処理を施すことで、画像・音声信号を生成する。
【0043】
再生処理回路14で生成される画像・音声信号は、再生部16において再生される。特に、画像信号が画像表示部161において表示され、音声信号が音声再生部162において再生される。
【0044】
設定情報には、例えば画像表示部161や音声再生部162の表示特性や再生特性に対応した情報、即ち、良好な表示や再生を行うための信号の補正内容を示す情報が含まれ得る。また例えば、管理者や製造者などが設定する制限(例えば、メニュー表示の禁止や、受信設定の変更の禁止、音量の最大値など)などの各種設定を示す情報が含まれ得る。
【0045】
また、ユーザはユーザ入力部18を介してマイクロコントローラ19に指示を入力することで、設定情報を変更し得る。このとき、設定情報制御部191は、指示された設定情報を不揮発性メモリ17に記録する。なお、不揮発性メモリ17が、複数の設定情報を記録可能な構成であっても構わない。
【0046】
<第1実施例>
次に、設定情報記録システム1の第1実施例の記録動作及び読み出し動作について、図面を参照してそれぞれ説明する。なお、記録動作とは、受信再生装置10から入力される設定情報及び付加情報を設定情報記録装置20が記録する動作である。また、読み出し動作とは、設定情報記録装置20が記録している設定情報及び付加情報を、受信再生装置10が読み出す動作である。
【0047】
[記録動作]
最初に、設定情報記録システム1の第1実施例の記録動作について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第1実施例の記録動作を示すフローチャートである。
【0048】
記録動作を行う場合、受信再生装置10のB−CASスロット11には、設定情報記録装置20が接続される。そして、例えばユーザがユーザ入力部18を介してマイクロコントローラ19に記録動作を行う旨の指示を入力することにより、受信再生装置10は、設定情報記録装置20に設定情報及び付加情報を記録する状態へと移行する。このとき、切替処理部192は、B−CASスロット11を介して設定情報記録装置20に設定情報及び付加情報が記録されるようにするために、適宜回路の接続などの切り替えを行う。
【0049】
付加情報には、受信再生装置10の機器の特性を示す機器情報が含まれる。なお、以下では説明の具体化のため、機器情報としてパネルサイズ情報を用いる場合について例示する。パネルサイズ情報とは、例えば上述のようなパネルサイズのインチ単位の大きさをそのまま示す情報であり、従来の受信再生装置においても種々の用途に用いるために記録されているものである。
【0050】
さらに、付加情報には、設定情報及びパネルサイズ情報に基づいて生成される生成情報が含まれる。なお、以下では説明の具体化のため、生成情報としてCRC(Cyclic Redundancy Check)コードを用いる場合について例示する。CRCコードとは、例えば、演算対象のビット列(設定情報及びパネルサイズ情報を組み合わせた情報)を所定の生成多項式(例えば、CRC−16であれば11000000000000101(x16+x15+x2+x0))で除算して得られる剰余である。
【0051】
設定情報記録システム1が上述の状態となり記録動作が開始されると、最初に、設定情報制御部191が記録すべき設定情報を不揮発性メモリ17から読み出し、取得する(STEP1)。同様に、設定情報制御部191は、不揮発性メモリ17からパネルサイズ情報を取得する(STEP2)。そして、設定情報制御部191は、取得した設定情報及びパネルサイズ情報に基づいてCRCコードを生成する(STEP3)。
【0052】
そして、設定情報制御部191は、設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードをB−CASスロット11及び外部メモリ治具22を介してmicroSDカード21に記録する(STEP4)。
【0053】
設定情報制御部191は、設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードがmicroSDカード21に記録されたことを確認すると、記録が完了した旨を示すメッセージを表示するための指示を再生処理回路14に入力する。そして、再生処理回路14が、当該指示にしたがって画像信号を生成し、再生部16の画像表示部161に入力する。これにより、画像表示部161に、設定情報の記録が完了した旨を示すメッセージが表示され(STEP5)、記録動作が終了する。
【0054】
なお、microSDカード21が、設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードを1組として、その組を複数記録可能な構成であっても構わない。
【0055】
[読み出し動作]
次に、設定情報記録システム1の第1実施例の読み出し動作について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第1実施例の読み出し動作を示すフローチャートである。
【0056】
設定情報記録装置20から設定情報を読み出す場合、受信再生装置10のB−CASスロット11には、設定情報記録装置20が接続される。そして、例えばユーザがユーザ入力部18を介してマイクロコントローラ19に読み出し動作を行う旨の指示を入力することにより、受信再生装置10は、設定情報記録装置20から設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードを読み出す状態へと移行する。このとき、切替処理部192は、B−CASスロット11を介して設定情報記録装置20から設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードが読み出されるようにするために、適宜回路の接続などの切り替えを行う。
【0057】
設定情報記録システム1が上記の状態となり読み出し動作が開始されると、最初に、設定情報記録装置20のmicroSDカード21に記録されている設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードが、外部メモリ治具22及びB−CASスロット11を介して、マイクロコントローラ19の設定情報制御部191に読み出される(STEP11)。
【0058】
設定情報制御部191は、STEP11で読み出した設定情報及びパネルサイズ情報に基づいてCRCコードを新たに生成する。そして、新たに生成したCRCコードと、STEP11で読み出したCRCコードとを比較することにより、設定情報記録装置20から読み出した設定情報及びパネルサイズ情報のエラーチェックを行う(STEP12)。エラーの有無は、両者のCRCコードが一致するか否かで判定することができる。
【0059】
CRCコードが一致しない、即ち、読み出した設定情報及びパネルサイズ情報からエラーが検出される場合(STEP13、YES)、設定情報制御部191は、設定情報記録装置20から読み出した設定情報を不揮発性メモリ17に記録することなく、エラーメッセージを表示するための指示を再生処理回路14に入力する。そして、再生処理回路14が、当該指示にしたがって画像信号を生成し、再生部16の画像表示部161に入力する。これにより、画像表示部161にエラーメッセージが表示され(STEP14)、読み出し動作が終了する。
【0060】
一方、CRCコードが一致する、即ち、設定情報記録装置20から読み出した設定情報及びパネルサイズ情報からエラーが検出されない場合(STEP13、NO)、設定情報制御部191は、不揮発性メモリ17に記録しているパネルサイズ情報が、STEP11で読み出したパネルサイズ情報と一致するか否かを確認する(STEP15)。
【0061】
機器情報であるパネルサイズ情報が一致する受信再生装置10同士であれば、設定情報を相互に適用できる可能性が高い。そのため、不揮発性メモリ17に記録しているパネルサイズ情報と、設定情報記録装置20から読み出したパネルサイズ情報とが一致する場合に、設定情報記録装置20から読み出した設定情報が適切なものであると判定することができる。
【0062】
パネルサイズ情報が一致しない場合、即ち、読み出した設定情報が受信再生装置10に対して不適切なものである場合(STEP15、NO)、設定情報制御部191は、設定情報記録装置20から読み出した設定情報を不揮発性メモリ17に記録することなく、エラーメッセージを表示するための指示を再生処理回路14に入力する。そして、STEP14と同様に画像表示部161にエラーメッセージが表示され(STEP16)、読み出し動作が終了する。
【0063】
一方、パネルサイズが一致する場合、即ち、読み出した設定情報が受信再生装置10に対して適切なものである場合(STEP15、YES)、設定情報制御部191は、読み出した設定情報を不揮発性メモリ17に記録する(STEP17)。そして、設定情報制御部191は、設定情報が不揮発性メモリ17に記録されたことを確認し、記録が完了した旨を示すメッセージを表示するための指示を再生処理回路14に入力する。そして、再生処理回路14が、当該指示にしたがって画像信号を生成し、再生部16の画像表示部161に入力する。これにより、画像表示部161に記録が完了した旨を示すメッセージが表示され(STEP18)、読み出し動作が終了する。
【0064】
以上のように構成すると、設定情報だけでなく、受信再生装置10の機器の特性を示す機器情報(上述の例ではパネルサイズ情報)も併せて設定情報記録装置20に記録されることとなる。そのため、設定情報記録装置20から読み出されて受信再生装置10に記録される設定情報の適否を、受信再生装置10が機器情報に基づいて容易かつ自動的に判定することが可能となる。したがって、設定情報記録装置20(または、その一部であるmicroSDカード21)の取り違えが発生したとしても即座に認識して、不適切な設定情報が不揮発性メモリ17に記録されることを防止することが可能となる。また、適切な設定情報を不揮発性メモリ17に記録させることが可能となる。
【0065】
また、機器情報としてパネルサイズ情報を適用することにより、従来の受信再生装置で用いられていた情報を利用することが可能となる。即ち、受信再生装置10を識別するための新たな情報を、受信再生装置10の処理上に追加することを要しない構成となる。そのため、受信再生装置10の設計変更や構成の複雑化及びコストアップを抑制することが可能となる。
【0066】
さらに、パネルサイズ情報は、受信再生装置10全体の特性を表現する情報として、特に有用である。パネルサイズが一致する受信再生装置10では、画像表示部161の特性(例えば、解像度や表示画素数)だけでなく、音声再生部162の特性(例えば、スピーカの大きさや離間距離、出力特性など)や、受信再生装置10のグレード(例えば、画像・音声信号の入出力系統の数や種類など)が略一致し、再生処理回路14において同様の処理が行われることが多い。そのため、上述のようにパネルサイズが一致する受信再生装置10同士では、同一の設定情報を相互に適用できる可能性が高い。したがって、パネルサイズ情報に基づいた判定を行うことで、効果的に設定情報の適否を判定することが可能となる。
【0067】
なお、本実施例において、受信再生装置10が生成情報(上述の例ではCRCコード)を生成せず、設定情報記録装置20が生成情報を記録しないこととしても構わない。また、エラーチェック(図3のSTEP12及び13)に利用されない生成情報を生成することとしても構わない。ただし、不揮発性メモリ17に記録する設定情報の適切化を図るという観点から、設定情報及び機器情報とともに生成情報を設定情報記録装置20に記録して、受信再生装置10にこれらを読み出したときに設定情報及び機器情報のエラーチェックを行う構成とすると、好ましい。また、CRCコードのように、既存のエラーチェックなどに利用されている情報を利用することとすると、既存の構成や方法を利用することができるため、好ましい。
【0068】
また、生成情報をエラーチェックに利用する場合、CRCコード以外の情報(例えば、パリティやチェックサム)を適用することとしても構わない。ただし、より精度良くエラーチェックを行うという観点から、CRCコードを利用したエラーチェックを行う構成とすると、好ましい。
【0069】
また、図2のSTEP1とSTEP2の前後や、図3のSTEP12及び13とSTEP15の前後を入れ替えても構わない。また、STEP15において、パネルサイズ情報が完全一致する場合に「一致」と判定すると望ましいが、略一致する場合でも「一致」と判定しても構わない。
【0070】
また、図2及び図3に示した動作についてのユーザの操作が、一般ユーザ向けのメニューで行われることとしても構わないし、管理者や製造者向けのメニューや専用キーコードの入力によって行われることとしても構わない。
【0071】
<第2実施例>
上述の第1実施例では、受信再生装置10の機器の特性(機器情報)に基づいて設定情報の適否を判定することとした。しかしながら、第1実施例の判定方法のみでは、ある受信再生装置10が読み出した設定情報が、ある受信再生装置10と同一(または同型)の受信再生装置10が記録したものであった場合、設定情報の内容にかかわらず全て適切と判定してしまう。即ち、設定情報の内容差(例えば、同一の受信再生装置10から記録された設定情報の新旧)については、判定することができない。そこで、第2実施例では、この設定情報の内容差までも判定可能とする構成について説明する。なお、矛盾したり特に言及したりすることがない限り、第1実施例において説明した内容は、本実施例にも適用され得る。
【0072】
[記録動作]
設定情報記録システム1の第2実施例の記録動作について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第2実施例の記録動作を示すフローチャートであり、第1実施例について示した図2に相当するものである。なお、図4において図2と同様の動作となる部分については同じステップ番号を示し、その詳細な説明については省略する。
【0073】
第1実施例と同様に本実施例においても、設定情報及びパネルサイズ情報を取得し、これらに基づいてCRCコードを生成する(STEP1〜3)。そして、設定情報に加えて、パネルサイズ情報及びCRCコードを、設定情報記録装置20に記録する(STEP4)。
【0074】
ただし本実施例では、設定情報制御部191が、設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードがmicroSDカード21に記録されたことを確認すると、記録が完了した旨を示すメッセージだけでなくCRCコードをも表示するための指示を、再生処理回路14に入力する。そして、再生処理回路14が、当該指示にしたがって画像信号を生成し、再生部16の画像表示部161に入力する。これにより、画像表示部161に、記録が完了した旨を示すメッセージとCRCコードとが表示され(STEP5a)、記録動作が終了する。
【0075】
[読み出し動作]
次に、設定情報記録システム1の第2実施例の読み出し動作について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施形態に係る設定情報記録システムの第2実施例の読み出し動作を示すフローチャートであり、第1実施例について示した図3に相当するものである。なお、図5において図3と同様の動作となる部分については同じステップ番号を示し、その詳細な説明については省略する。
【0076】
第1実施例と同様に本実施例においても、設定情報記録装置20から設定情報、パネルサイズ情報及びCRCコードを読み出し(STEP11)、エラーチェック(STEP12及び13)やパネルサイズ情報の一致の有無を確認する(STEP15)。そして、読み出した設定情報及びパネルサイズ情報からエラーが検出される(STEP13、YES)、または設定情報が不適切であると判定されると(STEP15、NO)、エラーメッセージが画像表示部161に表示され(STEP14またはSTEP16)、読み出し動作が終了する。
【0077】
一方、設定情報及びパネルサイズ情報からエラーが検出されず(STEP13、NO)、かつ設定情報が適切であると判定されると(STEP15、YES)、読み出した設定情報を不揮発性メモリ17に記録する(STEP17)。そして本実施例では、設定情報制御部191が、設定情報が不揮発性メモリ17に記録されたことを確認すると、記録が完了した旨を示すメッセージだけでなくCRCコードをも表示するための指示を再生処理回路14に入力する。そして、再生処理回路14が、当該指示にしたがって画像信号を生成し、再生部16の画像表示部161に入力する。これにより、画像表示部161に、記録が完了した旨を示すメッセージとCRCコードとが表示され(STEP18a)、読み出し動作が終了する。
【0078】
以上のように構成すると、受信再生装置10から入力される設定情報、機器情報及び生成情報を設定情報記録装置20が記録するときと、設定情報記録装置20が記録している設定情報、機器情報及び生成情報を受信再生装置10が読み出して設定情報を記録するときと、に画像表示部161に生成情報が表示される。表示される生成情報は、機器情報とは異なり設定情報及び機器情報に基づいて生成されるものであるため、設定情報及び機器情報ごとに異なる情報となる。したがって、ユーザは表示される生成情報に基づいて、設定情報の素性を認識(特に、上述した内容差まで認識)することが可能となる。ただし、ユーザが、受信再生装置10から設定情報記録装置20に設定情報、機器情報及び生成情報が記録されるときに、表示される生成情報をメモするなどして生成情報の管理を行うこととすると、好ましい。
【0079】
そして、上記のように生成情報に基づいて設定情報の適否を判定することとすると、設定情報記録装置20(または、その一部であるmicroSDカード21)の取り違えが発生したとしても、ユーザがその事実を即座に認識して、事後的に適切な設定情報を不揮発性メモリ17に記録し直すことが可能となる。
【0080】
なお、STEP17を行う前にSTEP18aの「CRCコードの表示」を行い、「CRCコードの表示」とSTEP17との間において、設定情報記録装置20から読み出した設定情報を不揮発性メモリ17に記録するか否かをユーザに選択させることとしても構わない。このとき、ユーザが設定情報を不揮発性メモリ17に記録することを選択する場合は、STEP17に進む。一方、記録しないことを選択する場合は、例えばその旨を示すメッセージを表示して、読み出し動作を終了する。
【0081】
このように構成すると、設定情報記録装置20やmicroSDカード21の取り違えが発生したとしても、不適切な設定情報が不揮発性メモリ17に記録されることを未然に防止することが可能となる。
【0082】
また、上述のように画像表示部161に生成情報を表示することでユーザに報知する構成に代えて(または加えて)、音声再生部162で生成情報を再生するなどして報知する構成としても構わない。ただし、生成情報を画像表示部161に表示する構成とすると、ユーザに対して明確に報知することが可能となるため、好ましい。
【0083】
また、CRCコード以外の情報(例えば、パリティやチェックサム)を生成情報として適用することとしても構わない。ただし、上述のようにCRCコードは、パリティやチェックサムなどの簡易な演算により生成されたものに比べて、エラー検出能力が高い。即ち、異なる設定情報から生成されるコードが偶然的に一致する可能性が低く、識別力が高い。そのため、CRCコードを生成情報に適用することで、より効果的に設定情報記録装置20から読み出される設定情報の適否を判定することが可能となるため、好ましい。
【0084】
<変形例>
上述の実施形態では、放送信号を受信して再生する受信再生装置10を含む設定情報記録システム1について説明したが、受信再生装置10以外の電子機器に適用することとしても構わない。
【0085】
また、図1の設定情報記録システム1は、ハードウェア、あるいは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。また、ソフトウェアを用いて設定情報記録システム1の一部を構成する場合、ソフトウェアによって実現される部位についてのソフトウェアその部位の機能ブロックを表すこととする。
【0086】
以上、本発明の実施形態についてそれぞれ説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本発明は、テレビジョン放送を受信して再生する受信再生装置などに代表される電子機器の設定情報を記録する設定情報記録装置や、当該設定記録装置を備える設定情報記録システムに関するものである。
【符号の説明】
【0088】
1 設定情報記録システム
10 受信再生装置
11 B−CASスロット
12 アンテナ
13 チューナ
14 再生処理回路
15 デスクランブラ回路
16 再生部
161 画像表示部
162 音声再生部
17 不揮発性メモリ
18 ユーザ入力部
19 マイクロコントローラ
191 設定情報制御部
192 切替処理部
20 設定情報記録装置
21 microSDカード
22 外部メモリ治具
221 SD−シリアル変換回路
30 ICカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器と、前記電子機器の設定情報を記録する設定情報記録装置と、をそれぞれ少なくとも1つずつ備え、
前記電子機器が、
前記設定情報記録装置と通信する接続部と、
設定情報と、自機の特性を示す機器情報と、を記録する記録部と、
自機に入力される設定情報の適否を判定する判定部と、を備え、
前記設定情報記録装置が、前記接続部を介して設定情報とともに入力される機器情報を併せて記録し、
前記設定情報記録装置から前記電子機器に設定情報と機器情報とが入力されるとき、前記判定部が、入力される機器情報と、前記記録部に記録している機器情報とを比較することで、前記電子機器に入力される設定情報の適否を判定することを特徴とする設定情報記録システム。
【請求項2】
前記電子機器が、放送信号を受信処理して再生する受信再生装置であり、放送信号を受信処理して得られる画像信号を表示する画像表示部をさらに備え、
機器情報が、前記画像表示部の表示画面の大きさを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の設定情報記録システム。
【請求項3】
前記電子機器が、放送信号を受信処理して再生する受信再生装置であり、
前記接続部が、放送信号の受信処理に用いられる情報が記録されたICカードが接続され得るスロットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の設定情報記録システム。
【請求項4】
前記電子機器が、
前記設定情報記録装置に入力する設定情報及び機器情報に基づいて生成情報を生成する生成情報生成部と、
生成情報を報知する報知部と、をさらに備え、
前記設定情報記録装置が、前記接続部を介して設定情報及び機器情報とともに入力される生成情報を併せて記録し、
前記報知部が、前記電子機器から前記設定情報記録装置に設定情報、機器情報及び生成情報が入力されるときと、前記設定情報記録装置から前記電子機器に設定情報、機器情報及び生成情報が入力されるときと、に生成情報を報知することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の設定情報記録システム。
【請求項5】
前記電子機器が、放送信号を受信処理して再生する受信再生装置であり、
前記報知部が、放送信号を受信処理して得られる画像信号を表示し得る画像表示部であるとともに、生成情報を画像として表示することを特徴とする請求項4に記載の設定情報記録システム。
【請求項6】
生成情報が、設定情報及び機器情報に対して所定の演算を施すことで生成されるCRCコードであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の設定情報記録システム。
【請求項7】
電子機器の設定情報と、前記電子機器の特性を示す機器情報と、を併せて記録し、
記録した前記設定情報及び前記機器情報を、前記電子機器または他の電子機器に入力することを特徴とする設定情報記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−55174(P2011−55174A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201178(P2009−201178)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】