説明

試験サンプル中のMycoplasmagenitaliumの存在を決定するための組成物、方法およびキット

【課題】M.genitaliumに特異的な高感度アッセイのための臨床的な必要性に対する解決策を提供すること。
【解決手段】試験サンプル中でMycoplasma genitaliumの存在を決定する際に使用するためのハイブリダイゼーションアッセイプローブであって、プローブは第一標的結合領域を有する第一オリゴヌクレオチドを含み、第一標的結合領域の塩基配列は、特定の塩基配列の核酸を含んでおり、第一標的結合領域は、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と検出可能なハイブリッドを形成することができ、プローブは、条件下でMycoplasma pneumoniaeに由来する核酸と検出可能なハイブリッドを形成することができない。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験サンプル中でMycoplasma genitaliumの存在を決定する際に使用するためのハイブリダイゼーションアッセイプローブであって、該プローブは第一標的結合領域を有する第一オリゴヌクレオチドを含み、ここで、該第一標的結合領域の塩基配列は、配列番号5、配列番号6、配列番号7および配列番号8からなる郡から選択される塩基配列からなるか、または、これらの中に含まれており、
ここで、該第一標的結合領域は、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と検出可能なハイブリッドを形成することができ、
ここで、該プローブは、該条件下でMycoplasma pneumoniaeに由来する核酸と検出可能なハイブリッドを形成することができず、そして、
ここで、該プローブは、該条件下でMycoplasma genitaliumから由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができる該第一標的結合領域と重復する別の塩基配列領域も、該第一標的結合領域に加えて別の塩基配列領域も含まない、
ハイブリダイゼーションアッセイプローブ。
【請求項2】
請求項1に記載のプローブであって、ここで、前記第一標的結合領域の塩基配列は、配列番号5、配列番号6、配列番号7または配列番号8の塩基配列からなる、
プローブ。
【請求項3】
請求項1に記載のプローブであって、ここで前記第一標的結合領域の塩基配列は、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の塩基配列を含む、
プローブ。
【請求項4】
請求項3に記載のプローブであって、ここで、前記第一標的結合領域の塩基配列は、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の塩基配列からなる、
プローブ。
【請求項5】
請求項1に記載のプローブであって、ここで、前記プローブの塩基配列は、配列番号5、配列番号6、配列番号7または配列番号8の塩基配列からなるか、あるいは、これらの中に含まれる、
プローブ。
【請求項6】
請求項5に記載のプローブであって、ここで、前記プローブの塩基配列は、配列番号5、配列番号6、配列番号7または配列番号8の塩基配列からなる、
プローブ。
【請求項7】
請求項5に記載のプローブであって、ここで、前記プローブの塩基配列は、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の塩基配列を含む、
プローブ。
【請求項8】
請求項7に記載のプローブであって、ここで、前記プローブの塩基配列は、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の塩基配列からなる、
プローブ。
【請求項9】
請求項1に記載のプローブであって、ここで、前記プローブが、前記第一標的結合領域に加えて少なくとも一つの塩基配列領域を含む、
プローブ。
【請求項10】
請求項9に記載のプローブであって、ここで、前記プローブが、前記条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸にハイブリダイズされない場合、該プローブは互いにハイブリダイズする一対の塩基配列領域を含む、
プローブ。
【請求項11】
請求項1に記載のプローブであって、ここで、前記第一標的結合領域は、リボフラノシル部分に対する2’−O−メチル置換を含むように改変された、少なくとも一つのリボヌクレオチドを含む、
プローブ。
【請求項12】
請求項1に記載のプローブであって、ここで、偽ペプチド骨格が、前記第一標的結合領域の塩基の少なくとも一部分と結合する、
プローブ。
【請求項13】
検出可能な標識をさらに含む、請求項1に記載のプローブ。
【請求項14】
請求項1に記載のプローブであって、ここで、前記条件は、50mM コハク酸、1%(w/v)LLS、7.5mM アルドリチオール(aldrithiol)−2、0.6M LiCl、50mM LiOH、10mM EDTA、1.5%(v/v)エチルアルコール(無水)、5.0と6.0との間のpH、そして、約60℃の温度を含む、プローブ。
【請求項15】
前記条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸にハイブリダイズされた請求項1に記載のプローブを含む、組成物。
【請求項16】
Mycoplasma genitaliumが試験サンプル中に存在するか否かを決定するための方法であって、該方法は以下の工程:
a)ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で請求項1に記載のプローブと試験サンプルとを接触させる工程であって、その結果、該プローブは、該試験サンプル中に存在するMycoplasma genitaliumに由来する核酸と検出可能なハイブリッドを形成し、かつ該試験サンプル中に存在するMycoplasma pneumoniaeに由来する核酸とは検出可能なハイブリッドを形成しない、工程;および
b)該ハイブリッドが、該試験サンプル中に存在するか否かを、該試験サンプル中のMycoplasma genitaliumの存在または非存在の指標として決定する工程、
を包含する、方法。
【請求項17】
Mycoplasma genitaliumが、試験サンプル中に存在するか否かを決定するための方法であって、該方法は、以下の工程:
a)40塩基長までであり、そして、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35および配列番号36からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも80%相同である塩基配列を有する第2標的結合領域を含む第2オリゴヌクレオチドと該試験サンプルとを接触させる工程であって、ここで、該オリゴヌクレオチドは、必要に応じて、RNAポリメラ−ゼによって認識されるかまたはRNAポリメラ−ゼによる開始もしくは伸長を高める5’配列を含む、工程;
b)M.genitaliumに由来する核酸中に存在する標的配列を増幅するために十分な条件に対し、該試験サンプルを暴露する工程;および
c)ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で請求項1に記載のプローブを該試験サンプルに提供する工程、
を包含する、方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法であって、ハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成できる捕捉プローブを前記試験サンプルに提供する工程をさらに包含する、
方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法であって、ここで、前記捕捉プローブは、第3標的結合領域を含み、ここで、該第3標的結合領域の塩基配列は、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19および配列番号20からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも85%相同であり、ここで、該捕捉プローブは、前記ハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができる該第3標的結合領域と重複する別の塩基配列領域も該第3標的結合領域に加えて別の塩基配列領域も含まない、
方法。
【請求項20】
Mycoplasma genitaliumが、試験サンプル中に存在するか否かを決定するための方法であって、該方法は、以下の工程:
a)第2オリゴヌクレオチドおよび第3オリゴヌクレオチドと該試験サンプルとを接触させる工程であって、ここで:
該第2オリゴヌクレオチドは、40塩基長までであり、そして、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27および配列番号28からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも80%相同である塩基配列を有する第2標的結合領域を含み;そして
該第3オリゴヌクレオチドは、40塩基長までであり、そして、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39および配列番号40からなる群から選択された塩基配列に対し、少なくとも80%相同である塩基配列を有する第3標的結合領域を含み、ここで、該第2オリゴヌクレオチドおよび第3オリゴヌクレオチドの少なくとも一つは、必要に応じて、RNAポリメラ−ゼによって認識されるかまたはRNAポリメラ−ゼによる開始もしくは伸長を高める5’配列を含む、工程;
b)M.genitaliumに由来する核酸中に存在する標的配列を増幅するために十分な条件に対し、該試験サンプルを暴露する工程;および
c)ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で請求項1に記載のプローブを該試験サンプルに提供する工程、
を包含する、方法。
【請求項21】
請求項20に記載の方法であって、ハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成できる捕捉プローブを前記試験サンプルに提供する工程をさらに包含する、
方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、ここで、前記捕捉プローブは、第4標的結合領域を含み、ここで、該第4標的結合領域の塩基配列は、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19および配列番号20からなる群から選択された塩基配列に対し、少なくとも85%相同であり、ここで、該捕捉プローブは、前記ハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができる該第4標的結合領域と重複する別の塩基配列領域も該第4標的結合領域に加えて別の塩基配列領域も含まない、
方法。
【請求項23】
試験サンプル中でMycoplasma genitaliumの存在を決定する際に使用するためのキットであって、該キットは、以下:
請求項1に記載のプローブ;および
40塩基長までであり、そして、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39および配列番号40からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも80%相同である塩基配列を有する第2標的結合領域を含む第2オリゴヌクレオチドであって、ここで、該第2オリゴヌクレオチドは、必要に応じて、RNAポリメラ−ゼによって認識されるかまたはRNAポリメラ−ゼによる開始もしくは伸長を高める5’配列を含む、第2オリゴヌクレオチド、
をパッケージされた組み合せの中に含む、キット。
【請求項24】
第3オリゴヌクレオチドをさらに含む請求項23に記載のキットであって、該第3オリゴヌクレオチドは、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19および配列番号20からなる群から選択された塩基配列に対し、少なくとも85%相同である塩基配列を有する第3標的結合領域を含み、ここで、該第3オリゴヌクレオチドは、該条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができ、そして、ここで、該第3オリゴヌクレオチドは、該条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができる該第3標的結合領域と重複する別の塩基配列領域も該第3標的結合領域に加えて別の塩基配列領域も含まない、
キット。
【請求項25】
試験サンプル中でMycoplasma genitaliumの存在を決定する際に使用するためのキットであって、該キットは、以下:
請求項1に記載のプローブ;および
40塩基長までであり、そして、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27および配列番号28からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも80%相同である塩基配列を有する第2標的結合領域を含む、第2オリゴヌクレオチド;および
40塩基長までであり、そして、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、配列番号38、配列番号39および配列番号40からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも80%相同である塩基配列を有する第3標的結合領域を含む第3オリゴヌクレオチドであって、ここで、該第2オリゴヌクレオチドおよび第3オリゴヌクレオチドの少なくとも一つは、必要に応じて、RNAポリメラ−ゼによって認識されるかまたはRNAポリメラ−ゼによる開始もしくは伸長を高める5’配列を含む、第3オリゴヌクレオチド、
をパッケージされた組み合せの中に含む、キット。
【請求項26】
第4オリゴヌクレオチドをさらに含む請求項25に記載のキットであって、該第4オリゴヌクレオチドは、第4標的結合領域を含み、ここで、該第4標的結合領域の塩基配列は、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19および配列番号20からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも85%相同であり、ここで、該第4標的結合領域は、ハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができ、そして、ここで、該第4オリゴヌクレオチドは、該条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができ、そして、ここで、該第4オリゴヌクレオチドは、該条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができる該第4標的結合領域と重複する別の塩基配列領域も該第4標的結合領域に加えて別の塩基配列領域も含まない、
キット。
【請求項27】
試験サンプル中でMycoplasma genitaliumの存在を決定する際に使用するためのキットであって、該キットは、以下:
請求項1に記載のプローブ;および
第2オリゴヌクレオチドであって、該第2オリゴヌクレオチドは第2標的結合領域を含み、ここで、該第2標的結合領域の塩基配列は、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19および配列番号20からなる群から選択される塩基配列に対し、少なくとも85%相同であり、ここで、該第2標的結合領域は、ハイブリダイゼーション条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができ、そして、ここで、該第2オリゴヌクレオチドは、該条件下でMycoplasma genitaliumに由来する核酸と安定なハイブリッドを形成することができる該第2標的結合領域と重複する別の塩基配列領域も該第2標的結合領域に加えて別の塩基配列領域も含まない、第2オリゴヌクレオチド、
をパッケージされた組み合せの中に含む、キット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−87438(P2006−87438A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−312046(P2005−312046)
【出願日】平成17年10月26日(2005.10.26)
【分割の表示】特願2003−542895(P2003−542895)の分割
【原出願日】平成14年10月31日(2002.10.31)
【出願人】(500506530)ジェン−プロウブ インコーポレイテッド (58)
【Fターム(参考)】